JP4732835B2 - ヒューズ - Google Patents
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Description
請求項7の発明に係るヒューズは、複数の電極部と、前記電極部間に架設され過電流によって溶断する溶断部とを備えたヒューズであって、前記溶断部は、選択的に切断可能な複数の切断可能部を並列に設けて構成されており、前記溶断部が有する複数の切断可能部のうち一部の切断可能部を切断可能に配置された切断刃を有する切断治具と、前記切断治具を保持可能な治具保持部とを備えているところに特徴を有する。
選択的に切断可能な複数の切断可能部を回路仕様に応じて適宜切断することにより、溶断部の溶断特性(容量)を所望の値に設定することができる。これにより、ヒューズの汎用性が高まるため、製造コストを低く抑えることができ、さらに部品管理を容易なものとすることができる。
また、複数の切断可能部のうちの一部を切断するように配置された切断刃を備えた切断治具によって、一部の切断可能部を切断することで、ヒューズの溶断特性を容易に所望の値に設定することができる。
並列に配された複数の溶断部を設けるとともに、複数の溶断部の一端側(一極側)に共通に接続された共通電極と、各溶断部の他端側(他極側)に個別に接続された個別電極とを設けたため、多数のヒューズを設ける場合に比べて、部品点数が少なくなる。これにより、組み付けの手間を軽減することができ、さらに部品管理を容易にすることができる。
電極部と溶断部の材質が互いに異なるため、溶断部の材質を自由に選択することができ、ヒューズ容量の設計自由度が増す。
溶断特性(容量)が互いに異なる複数種類の切断可能部は、厚さ寸法が互いに等しく、かつ幅寸法が互いに異なるように構成されているため、容量の大きな切断可能部を設ける場合にも溶断部の厚みが増すことがなく、ひいてはヒューズ全体の薄型化を図ることができる。
電極部の先端部が、溶断部の架設方向に対して交差する方向に折り曲げられているため、ヒューズの全長を小さくできる。
複数の電極部の先端部が互いに同一方向に向けて折り曲げられているため、電極部が接続される相手側の部位の小型化を図ることができる。
<請求項7の発明>
選択的に切断可能な複数の切断可能部を回路仕様に応じて適宜切断することにより、溶断部の溶断特性(容量)を所望の値に設定することができる。これにより、ヒューズの汎用性が高まるため、製造コストを低く抑えることができ、さらに部品管理を容易なものとすることができる。
また、複数の切断可能部のうちの一部を切断するように配置された切断刃を備えた切断治具によって、一部の切断可能部を切断することで、ヒューズの溶断特性を容易に所望の値に設定することができる。
案内手段によって切断刃による切断動作が案内されるため、切断可能部の切断作業を円滑に行うことができる。
絶縁性の切断刃が切断可能部を分断した状態で切断治具が保持されるため、分断された切断可能部の端部同士が確実に絶縁状態に保たれる。
切断治具によって切断可能部を切断した後に、切断治具が有する識別手段によって溶断部の溶断特性を容易に識別することができる。
次に本発明の参考例1を図1から図5によって説明する。
本参考例のヒューズ10は、例えば、自動車のヒューズボックス内に装着されて電気回路に組み込まれ、所定値以上の電流が流れた場合にその電流を遮断するのに用いられる。このヒューズ10は、平板状の溶断部材11に対し、1個の共通電極12(電極部)と、複数(図示7つ)の個別電極13(電極部)とを接続して構成されている。
次に本発明の第1実施形態について図6から図9を参照して説明する。
本実施形態のヒューズ30は、ヒューズ本体31と、このヒューズ本体31を収容するケーシング32と、ケーシング32に対して選択的に装着される複数の切断治具40とから構成されている。なお、ヒューズ本体31は、参考例1のヒューズ10と同じ構成であるため、参考例1と同一の構成には同一符号を付して説明を省略する。
また、下側ケーシング32Bにおける収容部33の底面には、ヒューズ本体31の各溶断部15に対応する位置に左右方向に延びた逃がし溝39が上下に貫通して形成されており、切断治具40により溶断部15の切断可能部17A〜17Dを切断した際に、この逃がし溝39内に切断刃43の先端が逃がされるようになっている。
図10は、他の参考例を示している。なお、参考例1と同様の構成のものには同一の符号を付して説明を省略する。
このヒューズ20は、一個の溶断部15の両端に個別電極13を接続したヒューズ構成体21と、並列した一対の溶断部15の一端側に1個の共通電極22、他端側にそれぞれ個別電極13を接続したヒューズ構成体23とを備えている。また、ヒューズ20は、合成樹脂材からなる箱形のケース24を備え、このケース24に各電極13,22の一部をモールドすることで、両ヒューズ構成体21,23を横並びに一体的に保持した構成となっている。なお、溶断部15は、ケース24上面に露出され、切断可能部17A〜17Dを適宜切断できるようになっている。このものでも上記参考例1と同様の効果を得ることができる。
(2)溶断部は、例えば絶縁性の基材の上面に薄膜状に形成するようにしても良く、またその場合、切断可能部を切断する際に基材をともに切除するように構成しても良い。
(4)上記第1実施形態では、1個の切断治具により1つの溶断部が有する切断可能部を切断するものを示したが、本発明によれば、1個の切断治具で複数の溶断部が有する切断可能部を切断できるようにしても良い。
(5)溶断部を複数備えたヒューズにおいて、使用しない溶断部がある場合には、その溶断部の切断可能部を切断治具等により全て切断するように構成しても良い。
(6)溶断部の有する切断可能部を全て切断しない状態で使用する場合には、ヒューズに通常の切断治具に代えて切断刃を備えてない切断治具と同様の形状の部材を装着し、その部材にその溶断部に対応するヒューズ容量等の識別手段を設けるようにしても良い。
12,22…共通電極(電極部)
13…個別電極(電極部)
15(15A〜15G)…溶断部
17A〜17D…切断可能部
35…治具保持部
38…ガイド部(案内手段)
40…切断治具
43…切断刃
44…表示(識別手段)
Claims (10)
- 複数の電極部と、前記電極部間に架設され過電流によって溶断する複数個の溶断部とを備えたヒューズであって、
前記各溶断部は、選択的に切断可能で、かつ、互いに溶断特性が異なる複数種類の切断可能部を並列に設けて構成されており、
前記溶断部が有する複数の切断可能部のうち一部の切断可能部を切断可能に配置された切断刃を有する切断治具と、
前記切断治具を保持可能な治具保持部とを備えていることを特徴とするヒューズ。 - 前記複数個の溶断部は、並列に配されており、
前記電極部は、前記複数の溶断部の一端側に共通に接続された共通電極と、前記複数の溶断部の他端側に各溶断部毎に個別に接続された複数の個別電極とを備えていることを特徴とする請求項1に記載のヒューズ。 - 前記電極部と前記溶断部とは、互いに異なる材質よりなることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のヒューズ。
- 前記複数種類の切断可能部は、厚さ寸法が互いに等しく、かつ幅寸法が互いに異なるように構成されていることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載のヒューズ。
- 前記電極部の先端部が、前記溶断部の架設方向に対して交差する方向に折り曲げられていることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載のヒューズ。
- 前記複数の電極部の先端部が互いに同一方向に向けて折り曲げられていることを特徴とする請求項5に記載のヒューズ。
- 複数の電極部と、前記電極部間に架設され過電流によって溶断する溶断部とを備えたヒューズであって、
前記溶断部は、選択的に切断可能な複数の切断可能部を並列に設けて構成されており、
前記溶断部が有する複数の切断可能部のうち一部の切断可能部を切断可能に配置された切断刃を有する切断治具と、
前記切断治具を保持可能な治具保持部とを備えていることを特徴とするヒューズ。 - 前記切断刃による前記一部の切断可能部に対する切断動作を案内する案内手段を備えていることを特徴とする請求項1から請求項7のいずれかに記載のヒューズ。
- 前記切断刃は絶縁性を有しており、前記治具保持部は、前記切断刃が前記一部の切断可能部を分断した状態で、前記切断治具を保持することを特徴とする請求項1から請求項8のいずれかに記載のヒューズ。
- 前記切断治具は、前記一部の切断可能部を切断することにより得られる前記溶断部の溶断特性を識別させるための識別手段を備えていることを特徴とする請求項1から請求項9のいずれかに記載のヒューズ。
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