JP4732177B2 - レーダ装置の校正装置及び方法 - Google Patents
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Description
図1は、この発明の実施の形態1に係るレーダ装置の校正装置の構成を示すブロック図である。図1に示されるレーダ装置の校正装置は、電波を送受信するアンテナ1と、送信と受信を切り替えるためのサーキュレータ4を介して接続される送信機2と、アンテナ1にサーキュレータ4を介して接続される受信機3と、ダウンコンバートのためのミキサ5と、後述するシフト手段11の出力に基づいて受信機3の出力の周波数特性誤差を補正する補正手段であり、シフト手段11の出力を後述するローカルオシレータ8の出力に乗算して補正する補正用乗算器6と、ミキサ5の出力をフーリエ変換するフーリエ変換手段7と、所定帯域内で周波数可変のローカルオシレータ8と、フーリエ変換手段7の出力から周波数を検出する周波数検出手段9と、受信機3の周波数特性誤差を予め記憶したメモリ12から周波数特性誤差を読み出し周波数検出手段9の出力に応じて周波数特性誤差をシフトするシフト手段11とを備えており、ミキサ5は、補正用乗算器6の出力の逆数または複素共役数で受信機3の出力をダウンコンバートするようになされている。
図4は、この発明の実施の形態2に係るレーダ装置の校正装置の構成を示すブロック図である。図1に示される実施の形態1に係るレーダ装置の校正装置では、シフト手段11の出力に基づいて受信機3の出力の周波数特性誤差を補正する補正手段として、補正用乗算器6によりローカルオシレータ8の出力を補正する構成であったが、この実施の形態2では、補正用乗算器6により受信機3の出力自体を直接補正する構成を採用しており、ミキサ5は、ローカルオシレータ8の逆数または複素共役数で補正用乗算器6の出力をダウンコンバートするようになされている。
図5は、この発明の実施の形態3に係るレーダ装置の校正装置の構成を示すブロック図である。図1に示される実施の形態1に係るレーダ装置の校正装置では、受信機3の出力の周波数特性誤差を補正する補正手段として、ローカルオシレータ8の出力を補正用乗算器6にて補正する構成を示したが、この実施の形態3では、ミキサ5の出力であるダウンコンバート後の信号に対して補正を施す構成となっている。この補正手段としては、ミキサ5の出力をA/D変換するA/D変換器13の出力にシフト手段11の出力を乗算して補正する補正用乗算器14でなり、フーリエ変換手段としては、補正用乗算器14の出力を離散フーリエ変換する離散フーリエ変換(DFT)手段15で構成される。
図6は、この発明の実施の形態4に係るレーダ装置の校正装置の構成を示すブロック図である。これまでの実施の形態1〜3では、周波数特性誤差を補正するための補正手段として、補正用乗算器6または14を用いていたが、本実施の形態4では、補正手段として、シフト手段11の出力の逆数または複素共役数から受信機3の出力の周波数特性誤差を補正する補正フィルタ16を用い、ミキサ5は、補正フィルタ16の出力をローカルオシレータ8の出力でダウンコンバートする。それ以外の構成及び動作は、図4で示した実施の形態2と同じである。
図7は、この発明の実施の形態5に係るレーダ装置の校正装置の構成を示すブロック図である。この実施の形態5では、周波数特性誤差を補正するための補正手段として、実施の形態4と同様に、補正用乗算器6または14に代えて、シフト手段11の出力の逆数または複素共役数からローカルオシレータ8の出力の周波数特性誤差を補正する補正フィルタ17を用い、ミキサ5は、受信機3の出力を補正フィルタ17の出力でダウンコンバートする。それ以外の構成及び動作は、図1で示した実施の形態1と同じである。
前記補正手段は、前記シフト手段の出力の逆数または複素共役数から前記受信機の出力の周波数特性誤差を補正する補正フィルタでなり、
前記ミキサは、前記補正フィルタの出力を前記ローカルオシレータの出力でダウンコンバートする
すなわち、レーダ装置の校正方法としては、ミキサの出力をフーリエ変換するフーリエ変換処理ステップと、フーリエ変換処理の結果から周波数を検出する周波数検出処理ステップと、受信機の周波数特性誤差を予め記憶したメモリから周波数特性誤差を読み出し前記周波数検出理ステップの結果に応じて前記周波数特性誤差をシフトするシフト処理ステップと、前記シフト処理ステップの結果から受信機の出力の周波数特性誤差を補正する補正処理ステップとを備えればよい。この校正方法によれば、実施の形態1〜5と同様な効果を奏することができる。
Claims (9)
- 電波を送受信するアンテナと、
所定帯域内で周波数可変のローカルオシレータと、
前記アンテナにサーキュレータを介して接続され、前記ローカルオシレータの出力を送信する送信機と、
前記アンテナに前記サーキュレータを介して接続される受信機と、
前記受信機から出力される受信信号を補正手段の出力によりダウンコンバートするミキサと、
前記ミキサの出力をフーリエ変換するフーリエ変換手段と、
前記フーリエ変換手段の出力から周波数を検出する周波数検出手段と、
前記受信機の周波数特性誤差を予め記憶するメモリと、
前記メモリから周波数特性誤差を読み出し前記周波数検出手段の出力に応じて前記周波数特性誤差をシフトするシフト手段と、
前記シフト手段の出力を前記ローカルオシレータの出力に乗算して前記受信機の出力の周波数特性誤差を補正する前記補正手段と
を備えたレーダ装置の校正装置。 - 請求項1に記載のレーダ装置の校正装置において、
前記補正手段は、前記ローカルオシレータの出力に前記シフト手段の出力を乗算して補正する補正用乗算器でなり、
前記ミキサは、前記補正用乗算器の出力の逆数または複素共役数で前記受信機の出力をダウンコンバートする
ことを特徴とするレーダ装置の校正装置。 - 請求項1に記載のレーダ装置の校正装置において、
前記補正手段は、前記シフト手段の出力の逆数または複素共役数を前記受信機の出力に乗算して補正する補正用乗算器でなり、
前記ミキサは、前記ローカルオシレータの逆数または複素共役数で前記補正用乗算器の出力をダウンコンバートする
ことを特徴とするレーダ装置の校正装置。 - 請求項1に記載のレーダ装置の校正装置において、
前記ミキサは、前記ローカルオシレータの逆数または複素共役数で前記受信機の出力をダウンコンバートし、
前記補正手段は、前記ミキサの出力に前記シフト手段の出力の逆数または複素共役数を乗算して補正する補正用乗算器とでなり、
前記フーリエ変換手段は、前記補正用乗算器の出力をフーリエ変換する
ことを特徴とするレーダ装置の校正装置。 - 請求項4に記載のレーダ装置の校正装置において、
前記ミキサの出力をA/D変換するA/D変換器をさらに備え、
前記補正用乗算器は、前記A/D変換器を介した前記ミキサの出力に前記シフト手段の出力の逆数または複素共役数を乗算して補正し、
前記フーリエ変換手段は、前記補正用乗算器の出力を離散フーリエ変換する離散フーリエ変換手段でなる
ことを特徴とするレーダ装置の校正装置。 - 請求項1に記載のレーダ装置の校正装置において、
前記補正手段は、前記シフト手段の出力の逆数または複素共役数から前記受信機の出力の周波数特性誤差を補正する補正フィルタでなり、
前記ミキサは、前記補正フィルタの出力を前記ローカルオシレータの出力でダウンコンバートする
ことを特徴とするレーダ装置の校正装置。 - 請求項1に記載のレーダ装置の校正装置において、
前記補正手段は、前記シフト手段の出力の逆数または複素共役数から前記受信機の出力の周波数特性誤差を補正する補正フィルタでなり、
前記ミキサは、前記受信機の出力を前記補正フィルタの出力でダウンコンバートする
ことを特徴とするレーダ装置の校正装置。 - 請求項1ないし7のいずれか1項に記載のレーダ装置の校正装置において、
前記メモリは、前記ローカルオシレータの出力を前記受信機に入力することで、前記受信機の出力を前記ローカルオシレータの出力の逆数または複素共役数でダウンコンバートする前記ミキサの出力を周波数特性誤差として格納する
ことを特徴とするレーダ装置の校正装置。 - 電波を送受信するアンテナと、
所定帯域内で周波数可変のローカルオシレータと、
前記アンテナにサーキュレータを介して接続され、前記ローカルオシレータの出力を送信する送信機と、
前記アンテナに前記サーキュレータを介して接続される受信機と、
前記受信機から出力される受信信号を補正処理ステップの結果によりダウンコンバートするミキサと
を備えたレーダ装置において、
前記ミキサの出力をフーリエ変換するフーリエ変換処理ステップと、
前記フーリエ変換処理ステップの結果から周波数を検出する周波数検出処理ステップと、
前記受信機の周波数特性誤差を予め記憶したメモリから周波数特性誤差を読み出し前記周波数検出処理ステップの結果に応じて前記周波数特性誤差をシフトするシフト処理ステップと、
前記シフト処理ステップの結果を前記ローカルオシレータの出力に乗算して前記受信機の出力の周波数特性誤差を補正する前記補正処理ステップと
を備えたレーダ装置の校正方法。
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JP2006031431A JP4732177B2 (ja) | 2006-02-08 | 2006-02-08 | レーダ装置の校正装置及び方法 |
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