JP4731662B2 - スライド装置、支持装置及び開閉装置 - Google Patents

スライド装置、支持装置及び開閉装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、所定の駆動装置より発生する駆動力により所定の部材の移動を行うのか、又は、人力により所定の部材の移動を行うのかを選択することができるスライド装置、及び其のスライド装置に関する装置である。
【0002】
【従来の技術】
所定の部材をスライドさせて移動させる方式には、種々の方式がある。この種々の方式の中には、レール部材により、所定の部材を支持する支持部材を釣支させ、所定の駆動装置により、レール部材の長手方向に沿って配設された移動部材を駆動させ、固定部材により、かかる移動部材に対して支持部材を固定させる方式がある。ここで、移動部材は、固定部材により固定された支持部材を、レール部材の長手方向に沿って移動させる部材である。そして、当該方式によれば、レール部材の長手方向に沿った所定の部材の移動を、直接人力によらず、所定の駆動装置より発生する駆動力により、行うことができるのである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、時には、レール部材の長手方向に沿った所定の部材の移動を、所定の駆動装置より発生する駆動力以外の力(例えば、人力)により、行いたい場合がある。この場合、固定装置により、支持装置が移動装置に固定されているために、移動装置を停止させるという煩雑な動作を強いてしまうという問題点があった。
【0004】
そこで、案出されたのが本発明であって、その目的とするところは、所定の駆動装置より発生する駆動力により所定の部材の移動を行うのか、又は、かかる駆動装置より発生する駆動力以外の力(例えば、人力)により所定の部材の移動を行うのかを選択することができるスライド装置、支持装置、及び開閉装置を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するために、本発明のスライド装置は、所定の部材を支持する支持部材と、所定の長さに形成され且つ前記支持部材を側方側又は上方側から釣支するためのレール部材と、所定の駆動装置により駆動され、且つ前記レール部材の長手方向に沿って前記支持部材を移動させる移動部材と、その移動部材に対して前記支持部材を固定する固定部材と、その固定部材による固定を解除する解除部材とを備えているものである。
【0006】
本発明のスライド装置によれば、所定の長さに形成されたレール部材により、所定の部材を支持する支持部材が釣支され、駆動装置により駆動される移動部材により、レール部材の長手方向に沿って支持部材が移動させられる。ここで、固定部材により、移動部材に対して支持部材が固定され、解除部材により、かかる固定部材による固定が解除される。従って、駆動装置が作動中であるにも拘わらず、即ち、移動部材が駆動中であるにも拘わらず、所望時には、移動部材以外の手段により、レール部材に沿った支持部材の移動を行うことが可能とされる。具体的に、かかる手段としては、例えば、人手又は所謂「ロボットハンド」などが挙げられる。また、レール部材により支持部材が其の側方側又は上方側から釣支される。従って、本スライド装置を所定場所に設置した場合に、その設置場所の下方の空間が損なわれてしまうことが防止される。更には、レール部材が所定の長さに形成されているので、レール部材の搬送が煩雑となってしまうことが防止される。
【0007】
本発明の支持装置は、所定の部材を支持する支持部材と、その支持部材を移動させる移動部材に対して前記支持部材を固定する固定部材と、その固定部材による固定を解除する解除部材とを備えており、前記移動部材は、所定の駆動装置により駆動されるものである。
【0008】
本発明の支持装置によれば、固定部材により、支持部材を移動させる移動部材に対して其の支持部材が固定され、解除部材により、かかる固定部材による固定が解除される。ここで、かかる移動部材は、所定の駆動装置により駆動されるものである。このため、駆動装置が作動中であるにも拘わらず、即ち、移動部材が駆動中であるにも拘わらず、所望時には、移動部材以外の手段により、レール部材に沿った支持部材の移動を行うことが可能とされる。具体的に、かかる手段としては、例えば、人手又は所謂「ロボットハンド」などが挙げられる。
【0009】
本発明の移動装置は、所定の長さに形成され且つ本発明の支持装置を側方側又は上方側から釣支するためのレール部材と、そのレール部材に配設され且つ所定の駆動装置により駆動される移動部材とを備えており、その移動部材は、前記支持装置を前記レール部材の長手方向に沿って移動させるものである。
【0010】
本発明の移動装置によれば、レール部材に配設され且つ所定の駆動装置により駆動される移動部材により、本発明の支持装置がレール部材の長手方向に沿って移動させられる。従って、人力により前記支持装置を移動させるという煩雑な作業が解消される。また、レール部材により、本発明の支持装置が其の側方側又は上方側から釣支される。従って、所定の場所に設置された本移動装置に対して本発明の支持装置が釣支された場合にも、その設置場所の下方空間が損なわれてしまうことが、防止される。更には、レール部材が所定の長さに形成されているので、そのレール部材の搬送作業が煩雑となってしまうことが防止される。
【0011】
請求項記載のスライド装置は、所定の長さに形成されたレール部材(10)と、
前記レール部材(10)の長手方向に沿って配設され且つ所定の駆動装置(14)により駆動される無端ベルト状のベルト部材(13)と、
前記レール部材(10)に釣支される釣支部材(21)と、
前記釣支部材(21)に取着されるとともに所定の部材を支持する支持部材(20)と、前記支持部材(20)に取着される当接部材(23,24)と、
前記当接部材(23,23)が前記ベルト部材(13)に当接するように前記当接部材(23,24)を前記ベルト部材側へ付勢する付勢部材(25)と、
前記当接部材(23,24)に取着されるとともに、前記付勢部材(25)による付勢方向とは逆方向への引張力を付与する引張部材(26)とを備えているものである。
【0012】
この請求項記載のスライド装置によれば、レール部材に釣支される釣支部材に取着された支持部材により、所定の部材が支持され、支持部材に取着された付勢部材により、レール部材の長手方向に沿って配設されたベルト部材に対して、当接部材が付勢される。付勢部材により付勢された当接部材はベルト部材に当接させられ、ベルト部材が駆動装置により駆動されると、その駆動に伴い、ベルト部材に当接された当接部材が、即ち、支持部材により支持された所定の部材が、移動させられる。ここで、かかる当接部材に取着された引張部材により、付勢部材による付勢方向とは逆方向への引張力が付与されると、ベルト部材による当接部材の当接が解除される、即ち、ベルト部材から当接部材が別離される。従って、駆動装置が作動中であるにも拘わらず、即ち、移動部材が駆動中であるにも拘わらず、所望時には、ベルト部材以外の手段により、レール部材に沿った支持部材の移動を行うことが可能とされる。具体的に、かかる手段としては、例えば、人手又は所謂「ロボットハンド」などが挙げられる。
【0013】
請求項記載のスライド装置は、請求項記載のスライド装置において、前記釣支部材(21)に取着され複数の車輪(21b)を備えているものである。
【0014】
請求項記載のスライド装置は、請求項1又は2に記載のスライド装置において、前記当接部材(23,24)が釣支部材(21)の両側に配設されているものである。
【0015】
請求項記載のスライド装置は、請求項1から3のいずれかに記載のスライド装置において、前記引張部材(26)はレバー部材(26e,f)を備え、前記レバー部材(26e、f)を引くことで、前記レバー部材(26e,f)を引く力が前記引張力に変換されるものである。
【0016】
請求項記載のスライド装置は、請求項記載のスライド装置において、前記レバー部材は第1レバー部材(26e)と第2レバー部材(26f)とを有し、且つ、前記引張部材(26)は第1引張部材(26a)と第2引張部材(26b)とを有し、前記第1レバー部材(26e)は、前記第1引張部材(26a)及び前記支持部材(20)に取着され、前記第2レバー部材(26f)は、前記第2引張部材(26b)及び前記支持部材(20)に取着されており、前記第1レバー部材(26a)及び前記第2レバー部材(26b)が互いに噛合されているものである。
【0017】
請求項記載のスライド装置は、請求項1から5の何れかに記載のスライド装置において、所定の部材は、照明部材、電源部材、操作パネル部材、又は開閉部材である。
【0018】
請求項記載の支持装置は、所定の駆動装置(14)により駆動される無端ベルト状のベルト部材(13)を有するレール部材(10)に釣支される釣支部材(21)と、
前記釣支部材(21)に取着されるとともに所定の部材を支持する支持部材(20)と、
前記支持部材(20)に取着される当接部材(23,24)と、
前記当接部材(23,24)が前記ベルト部材(13)に当接するように前記当接部材(23,24)を前記ベルト部材(13)側へ付勢する付勢部材(25)と、
前記当接部材(23,24)に取着されるとともに、前記付勢部材(25)による付勢方向とは逆方向への引張力を付与する引張部材(26)とを備えており、
前記ベルト部材(13)は前記レール部材(10)の長手方向に沿って配設されるものである。
【0019】
この請求項記載の支持装置によれば、レール部材に釣支される釣支部材に取着された支持部材により、所定の部材が支持され、支持部材に取着された付勢部材により、レール部材の長手方向に沿って配設されたベルト部材に対して、当接部材が付勢される。付勢部材により付勢された当接部材はベルト部材に当接させられ、ベルト部材が駆動装置により駆動されると、その駆動に伴い、ベルト部材に当接された当接部材が、即ち、支持部材により支持された所定の部材が、移動させられる。ここで、かかる当接部材に取着された引張部材により、付勢部材による付勢方向とは逆方向への引張力が付与されると、ベルト部材による当接部材の当接が解除される、即ち、ベルト部材から当接部材が別離される。従って、駆動装置が作動中であるにも拘わらず、即ち、移動部材が駆動中であるにも拘わらず、所望時には、ベルト部材以外の手段により、レール部材の長手方向に沿った支持部材の移動を行うことができるのである。具体的に、かかる手段としては、例えば、人手又は所謂「ロボットハンド」などが挙げられる。
【0020】
請求項記載の支持装置は、請求項記載の支持装置において、前記釣支部材(21)に取着され複数の車輪(21b)を備えているものである。
【0021】
請求項記載の支持装置は、請求項7又は8に記載の支持装置において、前記当接部材(20)前記釣支部材(21)の両側に配設されているものである。
【0022】
請求項10記載の支持装置は、請求項7から9の何れかに記載の支持装置において、前記引張部材(26)はレバー部材(26e,f)を備え、前記レバー部材(26e、f)を引くことで、前記レバー部材(26e,f)を引く力が前記引張力に変換されるものである。
【0023】
請求項11記載の移動装置は、前記レバー部材は第1レバー部材(26e)と第2レバー部材(26f)とを有し、且つ、前記引張部材(26)は第1引張部材(26a)と第2引張部材(26b)とを有し、
前記第1レバー部材(26e)は、前記第1引張部材(26a)及び前記支持部材(20)に取着され、前記第2レバー部材(26f)は、前記第2引張部材(26b)及び前記支持部材(20)に取着されており、前記第1レバー部材(26a)及び前記第2レバー部材(26b)が互いに噛合されているものである。
【0024】
請求項12記載の開閉装置は、請求項1から3のいずれか1項に記載のスライド装置と、主として板材又は布材から成る開閉部材(121,221)とを備えており、前記開閉部材(121,221)は、請求項1から3のいずれか1項に記載の所定の部材である。
【0025】
本発明の搬送ライン装置は、本発明に記載のスライド装置を備えており、そのスライド装置を構成する支持部材は、所定の部品材自体を支持し又は所定の部品材を含有するための容器材を支持するものであり、前記スライド装置を構成するレール部材は複数設けられ、その複数のレール部材は、所定の部品材を搬送するために、一の工程実施場所と別の工程実施場所との間に配設されるものである。
【0026】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好ましい実施例について、添付図面を参照して説明する。まず、本発明の一実施例であるスライド装置について、説明する。図1は、本発明の一実施例であるスライド装置1の外観斜視図であり、図2は、上記スライド装置1を構成するレール部材10の上方斜視図であり、図3は、上記スライド装置1を構成する支持部材20の上方斜視図である。
【0027】
図1に示すように、スライド装置1は、レール部材10と、支持部材20とを備えている。レール部材10は、支持部材20を上方から釣支するためのものであり、支持部材20は、所定の部材(以下、単に、「所定部材」と称する。(具体的な例については、第2実施例から第4実施例までを参照。))を支持するための部材である。そして、このスライド装置1によれば、かかるレール部材10の長手方向に沿って支持部材20が移動するようにされている。以下、レール部材10及び支持部材20の構成について、具体的に説明する。
【0028】
図2に示すように、レール部材10には、主として、レール本体11と、複数のローラー部材12と、ベルト部材13(図4参照)と、回転軸部材14とが設けられている。なお、レール部材10は、支持部材20を上方から釣支するように構成されたものに限られるものではなく、かかる支持部材20を側方から釣支するように構成されても良い。
【0029】
レール本体11は、所定の長さに形成されるとともに、中空に形成されている。レール部材10の側面は、四つの面より構成されており、レール部材10には、そのレール部材10の側面を構成する面のうちの一の面11aに、互いに対向する二つの支持片15,15、及び、その二つの支持片15,15の間に形成された開放溝16が、設けられている。支持片15は、支持部材20を釣支するためのものであり、この支持片15には、レール本体11の内部空間A側(中空部側)に支持部材20の台車部材(図3参照)21が接触可能とされている。開放溝16は、レール本体11の内部空間A側と外部B側とを連続させるためのものであり、レール部材10の長手方向に沿って連続して形成されている。この開放溝16を介して、レール本体11の内部空間A側に配設される部材と外部B側に配設される部材とが連絡されるのである。
【0030】
図4は、レール本体11の一部を取り除いた状態を示した図である。ローラー部材12は、レール本体11の内部空間A側に回転(正逆両方向に円運動すること。以下、同じ。)自在に配設されるものであり、図4に示すように、主ローラー部材12aと、副ローラー部材12bとを備えている。主ローラー部材12aは、レール本体11の両端部11aに配設され、副ローラー部材12bは、一の主ローラー部材12a1と別の主ローラー部材12a2との間に所定間隔毎に配設されている。ベルト部材13は、支持部材20をレール部材10の長手方向に沿って移動させるためのものであり、一の主ローラー部材12a1と別の主ローラー部材12a2との間に張架されている。回転軸部材14は、一の主ローラー部材12a1に対し、その一の主ローラー部材12a1と同軸状に配設されており、所定の駆動装置により発生する駆動力を一の主ローラー部材12a1へ伝達するための部材である。従って、支持部材20を直接人力で移動させなくても、ベルト部材13の長手方向に沿って移動させることができるのである。
【0031】
図3に示すように、支持部材20は、台車部材21と、主軸部材22と、第1当接部材23と、第2当接部材24と、付勢部材25と、引張部材26とを備えている。
【0032】
台車部材21は、支持部材20全体をレール部材10に対して釣支するための部材であり、台車本体21aと、車輪部材21bとを備えている。台車本体21aは、車輪部材21bを回転(正逆方向に円運動すること。以下、同じ。)自在に固定するものであり、車輪部材21bは、レール部材10の支持片15と接触する部材である。この車輪部材21bは、複数の車輪21b1を備えており、この複数の車輪21b1が支持片15と接触するのである。従って、かかるレール部材10に対して支持部材20全体を釣支することができるのである。また、支持片15と接触する部材が車輪21b1であるので、レール部材20の長手方向に沿った支持部材20の移動を、円滑とすることができるのである。
【0033】
主軸部材22は、所定部材を支持するための部材であり、この主軸部材22には、ネジ山22aが形成されている。従って、詳細については後述する第1ステー部材26cおよび第2ステー部材26dを螺合させるだけで、それら第1ステー部材26cおよび第2ステー部材26dを、主軸部材22に対して固定させることができるのである。即ち、主軸部材22に対して、第1ステー部材26cおよび第2ステー部材26dを簡単に固定することができるのである。
【0034】
第1当接部材23および第2当接部材24は、支持部材20をベルト部材13に対して固定するための部材であり、ゴム材、ウレタン材その他の摩擦係数の大きい材料から成る部材である。この第1当接部材23および第2当接部材24は、主軸部材22の両側に、且つ主軸部材22に対して対称となるように配設されている。この第1当接部材23及び第2当接部材24がベルト部材13に当接している場合には、ベルト部材13に対して支持部材20を固定することができ、第1当接部材23及び第2当接部材24がベルト部材13に当接していない場合、即ち、第1当接部材23及び第2当接部材24がベルト部材13と離れている場合には、ベルト部材13に対する支持部材20の固定が解除されるのである。ひいては、レール部材10の長手方向に沿った支持部材20の移動を、駆動装置による駆動力を利用して行うのか、それとも、人力により直接行うのかを選択することができるのである。
【0035】
また、前記した通り第1当接部材23及び第2当接部材24は、主軸部材22の両側に且つ主軸部材22に対して対称となる位置に配設されているので、当接部材がベルト部材13に当接している場合には、支持部材20がぐらついてしまうことを防止することができるのである。ひいては、支持部材20がレール部材10に沿って移動させられる場合に、その支持部材20により支持される所定部材の搬送が不安定となってしまうことを防止することができるのである。
【0036】
なお、支持部材20のベルト部材13に対する固定は、必ずしも、第1当接部材23および第2当接部材24の両方の当接部材により、換言すれば、全ての当接部材23,24により、行われなくても良い。即ち、当然に、複数の当接部材が設けられている場合には、その複数の当接部材のうちの一又は複数の当接部材によって固定される必要はないし、一の当接部材のみが設けられている場合には、その一の当接部材のみによって固定されるように構成されても良い。
【0037】
付勢部材25は、バネ材から成り、第1当接部材23及び第2当接部材24を矢印C方向へ付勢(勢を増加させること)するための部材である。この付勢部材25は、主軸部材に巻装されるとともに、付勢部材25の両端は、第1ステー部材26c及び第2ステー部材26dに当接されている。
【0038】
引張部材26は、付勢部材25による付勢方向とは逆方向への引張力を付与するものであり、第1引張部材26aと、第2引張部材26bと、第1ステー部材26cと、第2ステー部材26dと、第1レバー部材26eと、第2レバー部材26fとを備えている。
【0039】
第1引張部材26aは、第1当接部材23に取着されており、その第1当接部材23に対して引張力を付与する部材である。第2引張部材26bは、第2当接部材24に取着されており、その第2当接部材24に対して引張力を付与する部材である。第1ステー部材26cは、第1引張部材26aおよび第2引張部材26bが主軸部材22の長手方向に沿って摺動自在となるように、第1引張部材26aおよび第2引張部材26bを主軸部材22に対して固定するための部材である。この第1ステー部材26cは、主軸部材22に緩嵌(緩やかにはめること。はめた状態がゆるやかになるようにはめること。以下、同じ。)されている。第2ステー部材26dは、第1レバー部材26eおよび第2レバー部材26fを、主軸部材22に対して固定させるための部材である。この第2ステー部材26dにはネジ孔が形成されており、この第2ステー部材26dは主軸部材22に螺合されることによって固定されている。
【0040】
第1レバー部材26eおよび第2レバー部材26fは、第1レバー部材26eおよび第2レバー部材26fが引かれる力を、第1当接部材23および第2当接部材24に対して付与される引張力に変換するとともに、第1引張部材26aおよび第2引張部材26bへ伝達するための部材である。この第1レバー部材26eおよび第2レバー部材26fは、第2ステー部材26dに対して回転可能に軸支されており、第1レバー部材26eは、第1引張部材26aに取着されており、第2レバー部材26fは、第2引張部材26bに取着されている。これら第1レバー部材26eおよび第2レバー部材26fは、互いに噛合されている。従って、第1レバー部材26eまたは第2レバー部材26fのうちの少なくとも何れか一方の部材を引けば、支持部材20の両側に配設された第1当接部材23および第2当接部材24の両方の当接部材に対して、付勢部材25による付勢方向とは逆方向に、引張力を付与することができるのである。
【0041】
「第2実施例」
次に、第2実施例であるドア装置について、説明する。この第2実施例のドア装置は、開閉装置の一種である。以下、第1実施例と同一の部分には同一の符号を付してその説明は省略し、異なる部分のみを説明する。
【0042】
第2実施例のドア装置は、本ドア装置の設置場所の空間を、2つの空間に仕切るためのものである。本ドア装置は、レール部材10と、ドア部材120とを備えている。ここで、図5は、かかるドア部材120の上方斜視図である。
【0043】
図5に示すドア部材120は、本ドア装置の設置場所の空間を、ドア部材120の手前側の空間と奥側の空間とに仕切るための部材である。このドア部材120は、ドア本体121と、当接部材122と、付勢部材123と、レバー部材124と、引張部材125と、第1車輪部材126と、第2車輪部材127とを備えている。
【0044】
ドア本体121は、主として金属製の板材を加工することによって構成されるものであり、略直方体状に形成されている。当接部材122は、ドア本体121をベルト部材13に対して固定するための部材であり、ゴム材、ウレタン材その他の摩擦係数の大きい材料から成る部材である。付勢部材123は、当接部材122をベルト部材13側へ付勢する部材であり、この付勢部材123により、当接部材122をベルト部材13に当接させることができるのである。
【0045】
引張部材125は、当接部材122に対して、付勢部材123による付勢方向とは逆方向へ引張力を付与するための部材である。レバー部材124は、ドア本体121に取着されており、そのレバー部材124が引かれる力を、当接部材122に対して付与される引張力に変換するとともに、引張部材125へ伝達するための部材である。
【0046】
第1車輪部材126は、レール部材10の長手方向に沿ったドア部材120の移動を円滑とするためのものであり、ドア本体121の側面であって且つ上方に回転自在に配設されており、更には、かかるレール部材10の支持片15に接触可能とされている。第2車輪部材127も、第1車輪部材126と同様に、レール部材10の長手方向に沿ったドア部材120の移動を円滑とするためのものであり、ドア本体121の下端部側に回転自在に配設されており、更には、ドア部材120の設置面に当接するようにされている。
【0047】
「第3実施例」
次に、第3実施例であるカーテン装置について、説明する。この第3実施例のカーテン装置は、開閉装置の一種である。以下、第1実施例と同一の部分には同一の符号を付してその説明は省略し、異なる部分のみを説明する。
【0048】
第3実施例のカーテン装置は、本カーテン装置の設置場所の空間を、2つの空間に仕切るためのものである、本カーテン装置は、レール部材10と、カーテン部材220とを備えている。ここで、図6は、かかるカーテン部材220の上方斜視図である。
【0049】
図6に示すように、カーテン部材220は、本カーテン装置の設置場所の空間を、カーテン部材220の手前側の空間と奥側の空間とに仕切るための部材である。このカーテン部材220は、カーテン本体221と、第1支持部材222と、第2支持部材223と、当接部材224と、付勢部材225と、レバー部材225と、引張部材(図示せず)と、第1車輪部材226と、第2車輪部材227とを備えている。
【0050】
カーテン本体221は、主として一種類又は数種類の繊維を織って形成された織布材から成り、カーテン部材220の設置場所の空間を、カーテン部材220の手前側の空間と奥側の空間とに仕切るためのものである。第1支持部材222は、当接部材224、付勢部材225、レバー部材225及び引張部材を、レール部材10に釣支させるための部材である。第2支持部材223は、カーテン本体221の上端部を第2車輪部材227に支持させるための部材である。
【0051】
当接部材224は、第1支持部材222をレール部材10のベルト部材13に対して固定するための部材であり、ゴム材、ウレタン材その他の摩擦係数の大きい材料から成る部材である。付勢部材225は、当接部材224をベルト部材13側へ付勢する部材であり、この付勢部材225により、当接部材224をベルト部材13に当接させることができるのである。
【0052】
引張部材は、当接部材224に対して、付勢部材225による付勢方向とは逆方向へ引張力を付与するための部材である。レバー部材225は、前記したとおり主軸部材222に取着されており、そのレバー部材225が引かれる力を、当接部材224に対して付与される引張力に変換するとともに、引張部材へ伝達するための部材である。
【0053】
第1車輪部材226は、第1支持部材222に回転自在に取着されており、レール部材10の支持片15に接触可能とされている。この第1車輪部材226により、レール部材10の長手方向に対する第1支持部材222の移動が円滑とされるのである。
【0054】
第2車輪部材227は、第2支持部材223に回転自在に取着されており、レール部材10の支持片15に接触可能とされている。この第2車輪部材227により、レール部材10の長手方向に対するカーテン部材220の移動を円滑とすることができるのである。
【0055】
「第4実施例」
次に、第4実施例である電球装置について、説明する。以下、第3実施例と同一の部分には同一の符号を付してその説明は省略し、異なる部分のみを説明する。
【0056】
本電球装置は、レール部材10と、電球部材320とを備えている。ここで、図7は、かかる電球部材320の上方斜視図である。図7に示すように、電球部材320は、電球体321と、配線コード322と、第1支持部材222と、第2支持部材323と、当接部材224と、付勢部材225と、レバー部材225と、引張部材(図示せず)と、第1車輪部材226と、第2車輪部材324とを備えている。
【0057】
電球体321は、電気エネルギーを消費して光を放射するものであり、第1支持部材222の先端部(下端部)に取着されている。配線コード322は、電球体321に電気エネルギーを供給するための部材である。第2支持部材323は、配線コード324を、第2車輪部材324に掛止させるための部材である。第2車輪部材324は、第2支持部材323に回転自在に取着されており、レール部材10の支持片15に接触可能とされている。従って、この第2車輪部材324により、レール部材10の長手方向に対する第2支持部材323の移動が円滑とすることができるのである。
【0058】
以上、実施例に基づき本発明を説明したが、本発明は上記実施例に何ら限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の改良変形が可能であることは容易に推察することができるのものである。
【0059】
例えば、本実施例によれば、第1レバー部材26e及び第2レバー部材26fが第2ステー部材26dに対して軸支されている。そして、第1レバー部材26eが引かれた場合には、その第1レバー部材26eが引かれる力を、第1引張部材26aを介して、第1当接部材23に対して付与される引張力に変換するようにされていた。一方、第2レバー部材26fが引かれた場合には、その第2レバー部材26fが引かれる力を、第2引張部材26bを介して、第2当接部材24に対して付与される引張力に変換するようにされていた。即ち、第1当接部材23の解除と第2当接部材24の解除とが、それぞれ独立するようにされていた。
【0060】
しかしながら、第1当接部材23の解除と第2当接部材24の解除とが一緒にされるようにされても良い。具体的には、図8に示すように、第1レバー部材26eと第2レバー部材26fとが互いに噛合されていても良い。このように構成されることによって、第1レバー26eが引かれる力を、第2レバー部材26fに伝達することができる一方、第2レバー部材26fが引かれる力を、第1レバー部材26eに伝達することができるのである。即ち、第1レバー部材26e又は第2レバー部材26fのうちの少なくとも何れか一方の部材を引けば、支持部材20の両側に配設された第1当接部材23および第2当接部材24の両方の部材に対して、付勢部材25による付勢方向とは逆方向に、引張力を付与することができるのである。上記スライド装置1の変形例を構成する、支持部材200の正面図である。
【0061】
【発明の効果】
本発明のスライド装置によれば、固定部材により、所定の駆動装置により駆動される移動部材に対して支持部材が固定され、解除部材により、固定部材による固定が解除される。従って、駆動装置が作動中であるにも拘わらず、即ち、移動部材が駆動中にあるにも拘わらず、所望時には、移動部材以外の手段により、レール部材に沿った支持部材の移動を行うことができるという効果がある。具体的に、かかる手段としては、例えば、人手又は所謂「ロボットハンド」などが挙げられる。また、レール部材により支持部材が其の側方側又は上方側から釣支されるので、本スライド装置を所定場所に設置した場合に、その設置場所の下方の空間が損なわれてしまうことを防止することができるという効果がある。更には、レール部材が所定の長さに形成されているので、レール部材の搬送が煩雑となってしまうことを防止することができるという効果がある。
【0062】
本発明の支持装置によれば、固定部材により、支持部材を移動させる移動部材に対して支持部材が固定され、解除部材により、固定部材による固定が解除されるので、駆動装置が作動中であるにも拘わらず、即ち、移動部材が駆動中であるにも拘わらず、所望時には、移動部材以外の手段により、レール部材に沿った支持部材の移動を行うことができるという効果がある。具体的に、かかる手段としては、例えば、人手又は所謂「ロボットハンド」などが挙げられる。
【0063】
本発明の移動装置によれば、レール部材に配設され且つ所定の駆動装置により駆動される移動部材により、本発明の支持装置がレール部材の長手方向に沿って移動させられるので、人力により支持装置を移動させるという煩雑な作業を、解消することができるという効果がある。また、レール部材により、本発明の支持装置は其の側方側又は上方側から釣支されるので、所定の場所に設置された本移動装置に対して本発明の支持装置が釣支された場合にも、その設置場所の下方空間が損なわれてしまうことを防止することができるという効果がある。更には、レール部材は所定の長さに形成されているので、レール部材の搬送作業が煩雑となってしまうことを防止することができるという効果もある。
【0064】
本発明のスライド装置によれば、支持部材に取着された付勢部材により、レール部材の長手方向に沿って配設されたベルト部材に対して当接部材が当接させられ、ベルト部材が駆動装置により駆動されると、その駆動に伴い、ベルト部材に当接された当接部材が、即ち、支持部材により支持された所定の部材が、移動させられる。ここで、かかる当接部材に取着された引張部材により、付勢部材による付勢方向とは逆方向への引張力が付与されると、ベルト部材から当接部材が別離される。従って、駆動装置が作動中であるにも拘わらず、即ち、移動部材が駆動中であるにも拘わらず、所望時には、ベルト部材以外の手段により、レール部材の長手方向に沿った支持部材の移動を行うことができるという効果がある。具体的に、かかる手段としては、例えば、人手又は所謂「ロボットハンド」などが挙げられる。
【0065】
本発明のスライド装置によれば、本発明のスライド装置の奏する効果に加え、更に、複数の車輪部材が釣支部材に取着されているので、レール部材に沿って支持部材が移動される場合に、その支持部材の移動を円滑とすることができるという効果がある。
【0066】
本発明のスライド装置によれば、本発明のスライド装置の奏する効果に加え、更に、当接部材が釣支部材の両側に配設されているので、当接部材がベルト部材に対して当接させられている場合には、支持部材がぐらついてしまうことを防止することができるという効果がある。ひいては、支持部材がレール部材に沿って移動させられる場合に、その支持部材により支持される所定の部材の搬送が不安定となってしまうことを、防止することができるという効果がある。
【0067】
本発明のスライド装置によれば、本発明のスライド装置の奏する効果に加え、更に、第1引張部材及び支持部材に取着された第1レバー部材、並びに第2引張部材及び支持部材に取着された第2レバー部材の両レバー部材が互いに噛合されているので、第1レバー部材又は第2レバー部材の何れか一方のレバー部材を引けば、釣支部材の両側に配設された当接部材による当接を全て解除することができるという効果がある。
【0068】
本発明のスライド装置によれば、本発明のスライド装置の奏する効果に加え、更に、所定の部材が照明部材、電源部材、操作パネル部材又は開閉部材である場合には、状況に応じて、かかる所定の部材の移動を、駆動装置より発生する駆動力(以下、駆動装置により発生する駆動力を、「発生駆動力」と称する。)により行うのか、又は、かかる駆動力以外の他の力(例えば、人力など)により行うのかを選択することができるという効果がある。例えば、駆動装置の発生駆動力による所定の部材の移動が予め決められた規則に沿って行われる場合において、かかる規則から外れる移動を行う際には、駆動装置が作動中であるかの如何を問わず、人力により、所定の部材の移動を行うことができるのである。
【0069】
本発明の支持装置によれば、支持部材に取着された付勢部材により、レール部材の長手方向に沿って配設されたベルト部材に対して当接部材が当接させられ、ベルト部材が駆動装置により駆動されると、その駆動に伴い、ベルト部材に当接された当接部材が、即ち、支持部材により支持された所定の部材が、移動させられる。ここで、かかる当接部材に取着された引張部材により、付勢部材による付勢方向とは逆方向への引張力が付与されると、ベルト部材から当接部材が別離される。従って、駆動装置が作動中であるにも拘わらず、即ち、移動部材が駆動中であるにも拘わらず、所望時には、かかる移動部材以外の手段により、レール部材に沿った支持部材の移動を行うことができるという効果がある。具体的に、かかる手段としては、例えば、人手又は所謂「ロボットハンド」などが挙げられる。
【0070】
本発明の支持装置によれば、本発明の支持装置の奏する効果に加え、更に、複数の車輪を有する車輪部材が釣支部材に取着されているので、レール部材に沿って支持部材が移動される場合に、その支持部材の移動を円滑とすることができるという効果がある。
【0071】
本発明の支持装置によれば、本発明の支持装置の奏する効果に加え、更に、当接部材が釣支部材の両側に配設されているので、当接部材がベルト部材に対して当接させられている場合には、支持部材がぐらついてしまうことを防止することができるという効果がある。ひいては、支持部材がレール部材に沿って移動される場合に、その支持部材により支持される所定の部材の搬送が不安定となってしまうことを、防止することができるという効果がある。
【0072】
本発明の支持装置によれば、本発明の支持装置の奏する効果に加え、更に、第1引張部材及び支持部材に取着された第1レバー部材、並びに第2引張部材及び支持部材に取着された第2レバー部材の両レバー部材が互いに噛合されているので、第1レバー部材又は第2レバー部材の何れか一方のレバー部材を引けば、釣支部材の両側に配設された当接部材による当接を全て解除することができるという効果がある。
【0073】
本発明の移動装置によれば、レール部材に配設され且つ所定の駆動装置により駆動される無端ベルト状のベルト部材により、本発明の支持装置がレール部材の長手方向に沿って移動されるので、かかる支持装置を人力によって移動させるという煩雑な作業を、解消することができるという効果がある。また、レール部材により、本発明の支持装置がその側方側又は上方側から釣支されるので、所定の場所に設置された本移動装置に対して本発明の支持装置が釣支された場合にも、その設置場所の下方空間が損なわれてしまうことを防止することができるという効果がある。更には、レール部材が所定の長さに形成されているので、そのレール部材の搬送が煩雑となってしまうことを防止することができるという効果もある。
【0074】
本発明の開閉装置によれば、主として板材又は布材から成る開閉部材により所定の部材が構成されるので、状況に応じて、かかる開閉部材の移動を、駆動装置により発生する駆動力により行うのか、又は、人力により行うのかを選択することができるという効果がある。従って、例えば、本開閉装置が所定の空間に設置されている場合には、その所定の空間と其の所定の空間の周囲の空間とを仕切ったり、又は連続させたりすることができるという効果がある。特に、本開閉装置により溶接装置、切削装置その他の危険な装置の設置空間と其の設置空間の周囲の空間とを仕切る場合に、常時においては、本開閉装置の開閉に伴う危険を防止することができ、危険時、故障時、修理時その他の必要時においては、移動装置又はベルト部材が駆動されているか否かを如何を問わず、人力により一の空間と別の空間とを連続させることができるのである。
【0075】
本発明の搬送ライン装置によれば、支持部材により、所定の部品材自体又は所定の部品材を含有するための容器材が支持され、移動部材又はベルト部材により、かかる支持部材が一の工程実施場所と別の工程実施場所との間に配設された複数のレール部材に沿って移動させられる。従って、通常時には、所定の部品材の搬送を、所定の駆動装置より発生する駆動力により行い、危険時、故障時、修理時、生産調整時その他の必要時には、移動部材又はベルト部材が駆動されているか否かの如何を問わず、人力により行うことができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例であるスライド装置の上方斜視図である。
【図2】 上記スライド装置を構成する、レール部材の上方斜視図である。
【図3】 上記スライド装置を構成する、支持部材の上方斜視図である。
【図4】 レール本体の一部を取り除いた状態における、レール部材の上方斜視図である。
【図5】 第2実施例であるドア装置を構成する、ドア部材の上方斜視図である。
【図6】 第3実施例であるカーテン装置を構成する、カーテン部材の上方斜視図である。
【図7】 第4実施例である電球装置を構成する、電球部材の上方斜視図である。
【図8】 上記スライド装置の変形例を構成する、支持部材の正面図である。
【符号の説明】
1 スライド装置
10 レール部材
12 ローラー部材(移動部材の一部)
12a 主ローラー部材(移動部材の一部)
12a1 一の主ローラー部材(移動部材の一部)
12a2 別の主ローラー部材(移動部材の一部)
13 ベルト部材(移動部材の一部、ベルト部材)
21 台車部材(釣支部材)
21b 車輪部材
22 主軸部材(支持部材)
23 第1当接部材(固定部材の一部、当接部材)
24 第2当接部材(固定部材の一部、当接部材)
25 付勢部材(固定部材の一部、付勢部材)
26 引張部材(解除部材の一部、引張部材)
26e 第1レバー部材
26f 第2レバー部材

Claims (12)

  1. 所定の長さに形成されたレール部材(10)と、
    前記レール部材(10)の長手方向に沿って配設され且つ所定の駆動装置(14)により駆動される無端ベルト状のベルト部材(13)と、
    前記レール部材(10)に釣支される釣支部材(21)と、
    前記釣支部材(21)に取着されるとともに所定の部材を支持する支持部材(20)と、前記支持部材(20)に取着される当接部材(23,24)と、
    前記当接部材(23,23)が前記ベルト部材(13)に当接するように前記当接部材(23,24)を前記ベルト部材側へ付勢する付勢部材(25)と、
    前記当接部材(23,24)に取着されるとともに、前記付勢部材(25)による付勢方向とは逆方向への引張力を付与する引張部材(26)とを備えていることを特徴とするスライド装置。
  2. 前記釣支部材(21)に取着され複数の車輪(21b)を備えていることを特徴とする請求項1に記載のスライド装置。
  3. 前記当接部材(23,24)が釣支部材(21)の両側に配設されていることを特徴とする請求項1又は2に記載のスライド装置。
  4. 前記引張部材(26)はレバー部材(26e,f)を備え、前記レバー部材(26e、f)を引くことで、前記レバー部材(26e,f)を引く力が前記引張力に変換されることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載のスライド装置。
  5. 前記レバー部材は第1レバー部材(26e)と第2レバー部材(26f)とを有し、且つ、前記引張部材(26)は第1引張部材(26a)と第2引張部材(26b)とを有し、
    前記第1レバー部材(26e)は、前記第1引張部材(26a)及び前記支持部材(20)に取着され、前記第2レバー部材(26f)は、前記第2引張部材(26b)及び前記支持部材(20)に取着されており、前記第1レバー部材(26a)及び前記第2レバー部材(26b)が互いに噛合されていることを特徴とする請求項4に記載のスライド装置。
  6. 前記所定の部材は、照明部材、電源部材、操作パネル部材、又は開閉部材であることを特徴とする請求項1から5の何れかに記載のスライド装置。
  7. 所定の駆動装置(14)により駆動される無端ベルト状のベルト部材(13)を有するレール部材(10)に釣支される釣支部材(21)と、
    前記釣支部材(21)に取着されるとともに所定の部材を支持する支持部材(20)と、
    前記支持部材(20)に取着される当接部材(23,24)と、
    前記当接部材(23,24)が前記ベルト部材(13)に当接するように前記当接部材(23,24)を前記ベルト部材(13)側へ付勢する付勢部材(25)と、
    前記当接部材(23,24)に取着されるとともに、前記付勢部材(25)による付勢方向とは逆方向への引張力を付与する引張部材(26)とを備えており、
    前記ベルト部材(13)は前記レール部材(10)の長手方向に沿って配設されるものであることを特徴とする支持装置。
  8. 前記釣支部材(21)に取着され複数の車輪(21b)を備えていることを特徴とする請求項7に記載の支持装置。
  9. 前記当接部材(20)前記釣支部材(21)の両側に配設されていることを特徴とする請求項7又は8に記載の支持装置。
  10. 前記引張部材(26)はレバー部材(26e,f)を備え、前記レバー部材(26e、f)を引くことで、前記レバー部材(26e,f)を引く力が前記引張力に変換されることを特徴とする請求項7から9のいずれか1項に記載の支持装置。
  11. 前記レバー部材は第1レバー部材(26e)と第2レバー部材(26f)とを有し、且つ、前記引張部材(26)は第1引張部材(26a)と第2引張部材(26b)とを有し、
    前記第1レバー部材(26e)は、前記第1引張部材(26a)及び前記支持部材(20)に取着され、前記第2レバー部材(26f)は、前記第2引張部材(26b)及び前記支持部材(20)に取着されており、前記第1レバー部材(26a)及び前記第2レバー部材(26b)が互いに噛合されていることを特徴とする請求項10に記載の支持装置。
  12. 請求項1から3のいずれか1項に記載のスライド装置と、
    主として板材又は布材から成る開閉部材(121,221)とを備えており、
    前記開閉部材(121,221)は、請求項1から3のいずれか1項に記載の所定の部材であることを特徴とする開閉装置。
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