JP4730502B2 - 指紋照合装置及び指紋照合プログラム - Google Patents

指紋照合装置及び指紋照合プログラム Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、本人確認のための指紋照合装置及び指紋照合を行うためのコンピュータプログラムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、情報の電子化やネットワーク化の急速な進行により、情報へのアクセス制御を行うためのセキュリティ技術への関心が高まっており、このようなセキュリティ技術の1つとして指紋照合による本人認証を行うための製品が種々登場してきている。
【0003】
指紋による本人認証のためには、まず指紋画像を指紋センサにより入力し、その後、登録されている指紋画像と入力された指紋画像を照合する必要がある。指紋の照合は、入力された指紋の紋様の特徴を抽出し、その特徴と登録されている指紋の特徴を比較して行われる。
【0004】
入力センサには、主として指を置いて入力する平面タイプと、指を引いて入力するスイープタイプがある。平面タイプ指紋センサのセンサ面が大きいときや、スイープタイプ指紋センサで入力するときは、指先から第一関節以降まで指紋入力が可能である。入力の仕方により、どの範囲の指紋が入力されるかは大きく変わってくる。例えば、指先から第一関節ぎりぎりまでであったり、第二関節近くまで入力されることもある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の指紋照合装置等では、入力の仕方によって指紋の入力範囲がばらつくにもかかわらず、入力された指紋をそのまま登録や照合に使用していたため、入力拒否や誤入力などが起こり、指紋認証の精度が悪いという問題があった。指紋入力の精度を向上するためには、指先部分だけを指紋として切り出すのが望ましいが、そのためには関節の位置を正しく認識する必要があり、従来の指紋照合装置等では多くの人の多様な指紋について間違いなく関節を認識することが難しかった。従って、関節の認識誤りによる認証精度の低下という問題も発生していた。
【0006】
本発明は、上述の問題点を解決するためになされたものであり、指先と関節の位置を特定して照合対象となる指紋部分を切り出すことにより、指紋照合装置及び指紋照合プログラムの照合精度を高めることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1に記載の指紋照合装置は、指紋画像を入力する指紋入力手段と、その指紋入力手段により入力された指紋画像から指紋照合に適した指紋領域を切り出す指紋領域切出手段と、その指紋領域切出手段により切り出された指紋領域について特徴量を演算して抽出する特徴量抽出手段と、その特徴量抽出手段により抽出された特徴量に基づいて指紋を識別する識別手段とを備え、前記指紋領域切出手段は、前記指紋入力手段から入力された指紋画像にSobel変換を行ってエッジ部分を強調する処理を行い、次いで、Gauss変換を行って画像の平滑化処理を行い、更に、Gauss変換後の指紋画像を輪切りにしたラインごとのラインパワー値を求め、次いで、前記指紋画像の長手方向における前記ラインパワー値の分布を作成することを特徴とし、更に、前記指紋領域切出手段は、前記指紋画像中の関節位置を識別する関節識別手段と前記指紋画像中の指先位置を識別する指先識別手段とを備え、前記指先識別手段は、前記ラインパワー値の分布を前記指紋画像の長手方向の先頭から見ていき、前記ラインパワー値が2ライン以上続けて所定値を越えた地点のライン位置を前記指先位置と判定し、前記関節識別手段は、DP照合法により前記ラインパワー値の分布と、予め記憶手段に記憶されている標準の指紋のラインパワー値の分布とを比較して関節位置を判定することを特徴とする。
【0008】
この構成の指紋照合装置では、入力された指紋画像の全体について特徴量を抽出するのでなく、照合対象となる指紋部分をあらかじめ切り出し、切り出された指紋部分から特徴を抽出するので、抽出される特徴量が個人の入力の癖や入力時の状態によるばらつきに左右されにくく、指紋認証精度を向上させることができる。
【0009】
【0010】
また、この構成の指紋照合装置では、指紋を切り出す際に関節位置を特定することにより、指先部分を取り出して指紋照合の対象とすることができ、抽出される特徴量が個人の入力の癖や入力時の状態によるばらつきに左右されにくく、指紋認証精度を向上させることができる。
【0011】
【0012】
また、この構成の指紋照合装置では、指先部分を取り出すために指の先端位置を識別するので、平面センサ等で指をセンサの下の方に置いたために入力画像の上部には指紋が入力されていないような場合にも、適切に指紋照合の対象となる指先部分を切り出すことができる。
【0013】
【0014】
また、この構成の指紋照合装置では、指先位置と関節位置の間を指紋領域として切り出すことにより、適切に指紋照合の対象となる指先部分を切り出して指紋認証精度を向上させることができる。
【0015】
【0016】
また、この構成の指紋照合装置では、多数の人から抽出した指紋サンプルを平均する等して標準指紋の形状情報を作成し、入力指紋の形状情報と比較して関節位置を特定するため、関節識別の精度が高く、ひいては指紋認証精度を向上させることができる。
【0017】
【0018】
また、この構成の指紋照合装置では、スイープタイプの指紋センサで発生するような入力指紋の縦方向の伸び縮みに対しても、安定して関節位置を特定することができ、指紋認証精度を向上させることができる。
【0019】
請求項に記載の指紋照合装置は、請求項に記載の指紋照合装置の構成に加え、前記関節識別手段が識別する関節位置は、指の第一関節の位置であることを特徴とする。
【0020】
この構成の指紋照合装置では、指の第一関節の位置を特定することにより、第一関節より上の部分を指先部分として切り出し、これを対象として照合を行うので、指紋認証精度を向上させることができる。
【0021】
【0022】
【0023】
【0024】
【0025】
【0026】
【0027】
【0028】
【0029】
【0030】
【0031】
【0032】
【0033】
【0034】
【0035】
請求項に記載の指紋照合プログラムは、指紋画像を入力する指紋入力工程と、その指紋入力工程において入力された指紋画像から指紋照合に適した指紋領域を切り出す指紋領域切出工程と、その指紋領域切出工程において切り出された指紋領域について特徴量を演算して抽出する特徴量抽出工程と、その特徴量抽出工程において抽出された特徴量に基づいて指紋を識別する識別工程とをコンピュータに実行させる指紋照合プログラムであって、前記指紋領域切出工程では、前記指紋入力工程で入力された指紋画像にSobel変換を行ってエッジ部分を強調する処理を行い、次いで、Gauss変換を行って画像の平滑化処理を行い、更に、Gauss変換後の指紋画像を輪切りにしたラインごとのラインパワー値を求め、次いで、前記指紋画像の長手方向における前記ラインパワー値の分布を作成することを特徴とし、更に、前記指紋領域切出工程では、前記指紋画像中の関節位置を識別する関節識別工程と前記指紋画像中の指先位置を識別する指先識別工程とを行い、前記指先識別工程では、前記ラインパワー値の分布を前記指紋画像の長手方向の先頭から見ていき、前記ラインパワー値が2ライン以上続けて所定値を越えた地点のライン位置を前記指先位置と判定し、前記関節識別工程では、DP照合法により前記ラインパワー値の分布と、予め記憶手段に記憶されている標準の指紋のラインパワー値の分布とを比較して関節位置を判定することを特徴とする
【0036】
この構成の指紋照合プログラムでは、入力された指紋画像の全体について特徴量を抽出するのでなく、照合対象となる指紋部分をあらかじめ切り出し、切り出された指紋部分から特徴を抽出するので、抽出される特徴量が個人の入力の癖や入力時の状態によるばらつきに左右されにくく、指紋認証精度を向上させることができる。
【0037】
【0038】
また、この構成の指紋照合プログラムでは、指紋を切り出す際に関節位置を特定することにより、指先部分を取り出して指紋照合の対象とすることができ、抽出される特徴量が個人の入力の癖や入力時の状態によるばらつきに左右されにくく、指紋認証精度を向上させることができる。
【0039】
【0040】
また、この構成の指紋照合プログラムでは、指先部分を取り出すために指の先端位置を識別するので、平面センサ等で指をセンサの下の方に置いたために入力画像の上部には指紋が入力されていないような場合にも、適切に指紋照合の対象となる指先部分を切り出すことができる。
【0041】
【0042】
また、この構成の指紋照合プログラムでは、指先位置と関節位置の間を指紋領域として切り出すことにより、適切に指紋照合の対象となる指先部分を切り出して指紋認証精度を向上させることができる。
【0043】
【0044】
また、この構成の指紋照合プログラムでは、多数の人から抽出した指紋サンプルを平均する等して標準指紋の形状情報を作成し、入力指紋の形状情報と比較して関節位置を特定するため、関節識別の精度が高く、ひいては指紋認証精度を向上させることができる。
【0045】
【0046】
また、この構成の指紋照合プログラムでは、スイープタイプの指紋センサで発生するような入力指紋の縦方向の伸び縮みに対しても、安定して関節位置を特定することができ、指紋認証精度を向上させることができる。
【0047】
請求項に記載の指紋照合プログラムは、請求項に記載の指紋照合プログラムの構成に加え、前記関節識別工程が識別する関節位置は、指の第一関節の位置であることを特徴とする。
【0048】
この構成の指紋照合プログラムでは、指の第一関節の位置を特定することにより、第一関節より上の部分を指先部分として切り出し、これを対象として照合を行うので、指紋認証精度を向上させることができる。
【0049】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を指紋照合装置を搭載した電子錠に適用した実施の形態について、図面に基づいて説明する。本発明の指紋照合装置は、電子錠に限らず、例えば指紋錠機能付きのPDA、FAX、本人確認を指紋認証により行う携帯電話等、各種機器への応用が可能である。図1に示すように、本実施形態の電子錠100は、入力センサ7aを備えた指紋入力装置7と、指紋登録スイッチ8aと、指紋消去スイッチ8bと、液晶表示器10とを有し、ドア等に取り付けて、電磁ソレノイド9(図2参照)で動くプランジャ9aにより錠をかけるものである。
【0050】
また、図2に示すように、本実施形態の電子錠100は、CPU1を中心にした電子回路で構成され、RAM2、ROM3、EEP−ROM4、入力センサ7aと、指紋登録スイッチ8aと、指紋消去スイッチ8bと、電磁ソレノイド9とをCPU1と結ぶ入出力(I/O)ポート5と、液晶表示器10を制御する液晶表示コントローラ(LCDC)6とからなっている。
【0051】
RAM2には、図3に示すように、指紋入力装置7から入力された指紋画像を一時的に格納する入力画像メモリ20、入力指紋画像から指紋照合に使用する部分を切り出して指紋領域として格納する指紋領域メモリ22、指紋領域から特徴抽出された特徴量を格納する入力特徴量メモリ21が設けられている。また、図4に示すように、EEP−ROM4には、指紋登録スイッチ8aが押された場合に、入力指紋の特徴量を格納する登録特徴量メモリ41が設けられている。登録特徴量メモリは、電源を切っても保管できるものであればよく、EEP−ROMの他、フラッシュメモリを使用してもよい。また、ROM3には、図5乃至図9に示すフローチャートの指紋入力プログラム、指紋照合プログラムのほか、各種プログラムが格納され、電子錠100の制御を行うようになっている。
【0052】
指紋入力装置7は、短冊状で指を引いて入力するスイープタイプの入力センサ7aとA/Dコンバータ(図示せず)で構成され、使用者が入力センサ7a上に指を滑らせると、センサ上を移動する指の温度変化を入力部分画像の形で出力し、RAM2内の入力画像メモリ20に格納する。尚、指紋入力装置7における入力センサは、このようなスイープタイプの逐次入力センサに限らず、平面センサを用いてもよい。この場合は、平面センサに置かれた指の紋様により形成される微小な静電容量の変化を、画像の形で出力する。
【0053】
次に、本実施形態の電子錠100の作用について、図5乃至図9のフローチャートに基づいて説明する。フローチャートの各ステップについては、以下、Sと略す。本実施形態の電子錠100は、指紋登録スイッチ8aを押してから指紋入力装置7の入力センサ7a上を指を滑らすことにより指紋が登録され、プランジャ9aが出てロックされる。指紋登録スイッチ8aを押さずに指紋入力装置7の入力センサ7a上を指を滑らすと、指紋照合がなされ、登録されている指紋と同一であればプランジャ9aが引っ込み、解錠される。また、指紋消去スイッチ8bを押してから指紋入力装置7の入力センサ7a上を指を滑らすと、液晶表示器10で確認表示の後、再度指紋消去スイッチ8bを押すことにより、登録されている同一指紋を消去する。
【0054】
図5は電子錠100の処理の全体を示したフローチャートである。電源を投入すると、リセットされ、RAM2内のメモリ等が初期化される(S10)。まず、指紋登録スイッチ8a及び指紋消去スイッチ8bのいずれかが押されていればこれを検出する(S11)。指紋登録スイッチ8aが押されていれば(S12:YES)、入力センサ7aから指紋が入力されるのを待って、入力画像から照合する指紋部分を切り出し(S13)、照合できるだけの指紋が入力されていれば(S14:YES)、入力指紋画像の特徴を抽出し、RAM2内に設けられた入力特徴量メモリ21に格納する(S15)。そして、さらにEEP−ROM4内の登録特徴量メモリ41に格納して登録する(S16)。指紋入力処理及び特徴抽出処理についてはそれぞれ図6及び図9のフローチャートに記載してあり、これらの詳細な説明は後述する。
【0055】
指紋登録スイッチ8aでなく(S12:NO)、指紋消去スイッチ8bが押されていれば(S17:YES)、入力センサ7aから指紋が入力されるのを待って指紋入力処理を行い、入力画像から照合する指紋部分を切り出して(S18)、照合できるだけの指紋が入力されていれば(S19:YES)、切り出した指紋画像の特徴を抽出し、抽出した特徴量と、EEP−ROM4内の登録特徴量メモリ41に登録されている指紋の特徴量と照合する指紋照合処理を行う(S20)。指紋入力処理及び指紋照合処理についてはそれぞれ図6及び図8のフローチャートに記載してあり、この詳細な説明は後述する。照合の結果一致すれば(S21:YES)、EEP−ROM4の登録特徴量メモリ41から該当する指紋の特徴量を削除して消去処理を行う(S22)。一致しなければ(S21:NO)、S11に戻ってスイッチの入力検出を行う。
【0056】
スイッチの入力がない場合は(S17:NO)、入力センサ7aから指紋が入力されるのを待って指紋入力処理を行い、入力画像から照合する指紋部分を切り出して(S23)、照合できるだけの指紋が入力されていれば(S24:YES)、切り出した指紋画像の特徴を抽出し、抽出した特徴量と、EEP−ROM4内の登録特徴量メモリ41に登録されている指紋の特徴量と照合する指紋照合処理を行う(S25)。指紋入力処理及び指紋照合処理についてはそれぞれ図6及び図8のフローチャートに記載してあり、この詳細な説明は後述する。照合の結果、入力された指紋が登録されている指紋と一致すると判定された場合には(S26:YES)、プランジャ9aを引いて解錠する(S27)。一致判定がされなかった場合には(S26:NO)、S11に戻ってスイッチの入力検出を行う。
【0057】
図6は、図5に示すフローチャートのS13、S18、S23で行う指紋入力処理の詳細を示したフローチャートである。使用者が入力センサ7aの上に指を滑らせて指紋を入力すると、図10のセンサ指紋画像100に示すような指紋画像が取得される(S31)。これをRAM2内に設けられた入力画像メモリ21に格納する。次に、この入力画像に対してSobel変換を適用し紋様の部分を取り出す(S32)。Sobel変換後の画像は図11のSobel変換指紋画像101のようになる。尚、Sobel変換は、画像のエッジ部分を強調するために行うものであり、指紋画像の性質に応じて、Sobel変換の代わりに画像微分処理をしてエッジ抽出を行うフィルタを適用するようにしてもよい。
【0058】
次にその画像にGauss変換を適用し紋様の部分を潰して広げる(S33)。Gauss変換後の画像は図12のGauss変換指紋画像102のようになる。尚、Gauss変換の代わりに画像の平滑化を行うフィルタを適用するようにしてもよい。次に、Gauss変換指紋画像102を輪切りにしたライン102aごとのラインパワー値LPjを求め(S34)、これを図13に示すような入力紋様パワー値分布103に作成する。ラインパワー値LPjは、各ライン毎に、入力センサ7aの幅(本実施形態では280ドット)分の画素値の二乗を合計して以下の数1のように求めたものである。ラインパワー値LPjの算出方法の詳細については後述する。
【数1】
Figure 0004730502
【0059】
次に、入力紋様パワー値分布103を先頭から見ていき、ラインパワー値LPjが2ライン以上続けて所定値を越えた地点のライン位置を指先位置Lsと判定する(S35)。平面センサで指が下の方に置かれているような場合、入力画像の先頭からしばらくは指紋ではないので、画素値が小さく、このためラインパワー値LPjが低くなる。これを利用して一定のラインパワー値LPjに達していない部分は入力されていない部分であると判定するものである。本実施形態では、ばらつきがある場合にも確実に指先判定ができるように2ライン以上続けて所定値を越えた場合を指先位置と判定しているが、1ラインでも所定値を越えた場合とするようにしてもよい。この場合は、さらに処理を速くすることができる。そして、入力紋様パワー値分布103と、ROM3に予め設定してある、図14に示すような標準紋様パワー値分布104とをDP照合して関節のライン位置を判定する(S36)。ここで、標準紋様パワー値分布104は、多数の指紋(本実施形態では200名分)に対して各々上記のS31からS34を適用して紋様パワー値分布を作成し、これらの縦方向の長さを正規化した上でそれぞれ加え合わせて平均化することにより、予め作成し、ROM3に記憶させておくものである。
【0060】
DP照合(動的計画法)はDP比較、DPマッチング、ラバーマッチングともいわれ、若干変動したデータ列であってもスムースにマッチングができる特徴をもつことから、広く用いられている。DP照合は基準データとテストデータとの2つの系列をx-y平面上に描き、実際のデータの距離差を加味した上で最も累積距離の短くなるようなデータ系列の対応付けを選ぶアルゴリズムである。ここでは標準紋様パワー値分布104を基準データ、入力紋様パワー値分布103をテストデータとして相互のマッチング度合いを得ている。基準データとテストデータではそれぞれ入力速度変化や変化具合が異なるが、DP照合によりそれらを加味しつつ最終的に基準データとテストデータが最も近くなるような縦方向の対応付けを検索し、最も近くなる縦方向対応のもとでのマッチング度合いを距離値として出力する。さらに、ここでのDP照合では、図15に示すように、DP照合経路図105に始点フリー区間105aと終点フリー区間105bを設けている。そして、終点フリー区間105bの中で実際に終点となった位置を関節ライン位置Leと判定する。尚、S35では指先位置の判定をラインパワー値LPjの値で行っているが、DP照合において始点フリー区間105a中に実際の始点となった位置を指先位置と判定するようにしてもよい。
【0061】
次に、指先位置Lsと関節ライン位置Leの差を求めて指紋長を算出し(S37)、これが所定値(本実施形態では300としている)未満であれば入力された指紋は無効とする(S38:NO)。これにより、関節まで指紋を入力せずに終わってしまったようなケースを除外し、再入力を促すことで、照合精度を高めることができる。そして、指先位置Lsと関節ライン位置Leの地点で指紋画像を切り出し(S39)、図16に示すような切り出し指紋画像106をRAM2内の指紋領域メモリ22に格納し、特徴抽出処理に供する。
【0062】
図7は、図6のS34で行うラインパワー値LPjの算出処理の詳細を示したフローチャートである。まず、ライン数jの値を初期化する(S51)。次いで、幅位置iの値を初期化する(S52)。さらに、ラインパワー値LPjの値を初期化する(S53)。次に、現在のラインパワー値LPjに、現在位置の画素値Pjiの二乗を加える(S54)。本実施形態では、256階調を採用しており、画素値は0から255の間の値となる。そして、幅位置iの値を1インクリメントする(S55)。次に、幅位置iの値が幅位置iの最大値に達したかどうかを見て(S56)、達していなければ(S56:NO)、隣のドットの画素値を二乗してS54とS55を繰り返す。本実施形態では、幅は280ドットであり、iの最大値は280となる。iが最大値に達したら(S56:YES)、ライン数jの値を1インクリメントする(S57)。そして、ライン数jの値がライン数jの最大値に達したかどうかを見て(S58)、達していなければ(S58:NO)、次のラインに移って、ラインパワー値の算出を行う(S54からS57までを繰り返す)。本実施形態では、ライン数は300乃至700ラインである。jが最大値に達したら(S58:YES)、すべてのラインについてラインパワー値LPjの算出が完了するので、処理を終了する。
【0063】
図8は、図5のS20及びS25で行う指紋照合処理の詳細を示したフローチャートである。まず、RAM2内の指紋領域メモリ22に格納されている、指先位置Lsと関節ライン位置Leの地点で切り出された切り出し指紋画像106の特徴抽出を行い(S91)、RAM2内に設けられた入力特徴量メモリ21に格納する(S92)。特徴抽出処理の詳細については後述する。次に、入力特徴量メモリ21に格納された特徴量と、EEP−ROM4の登録特徴量メモリ41に格納された登録指紋の特徴量との間でDP照合(動的計画法)を行う(S93)。
【0064】
ここで行うDP照合では、特徴抽出処理で得られたLPCケプストラム(詳細は後述)を指紋ラインごとのスペクトルデータと見なし、入力特徴量メモリ21に格納されたLPCケプストラムを指紋画像の縦方向に並べたものをテストデータ、EEP−ROM4の登録特徴量メモリ41に格納されたLPCケプストラムを指紋画像の縦方向に並べたものを基準データとして相互のマッチング度合いを得ている。基準データとテストデータではそれぞれ入力速度変化や変化具合が異なるが、DPマッチングによりそれらを加味しつつ最終的に基準データとテストデータが最も近くなるような縦方向の対応付けを検索し、最も近くなる縦方向対応のもとでのマッチング度合いを距離値として出力する。距離値が小さくなれば双方のLPCケプストラム間の差異が小さいことを、距離値が大きくなれば双方のLPCケプストラム間の差異が大きいことを示す。
【0065】
次いで、DP照合で得られた距離値をあらかじめ設定してある閾値と比較し、距離値が閾値より小さい場合には一致と判定し、距離値が閾値より大きい場合には不一致と判定する(S94)。尚、指紋照合処理については、以上説明した形態に限られるものではなく、マニューシャ法やパタンマッチ法等周知の指紋照合技術を利用して行うことができる。
【0066】
図9は、図8のS91及び図5のS15で行われる特徴抽出処理の詳細を示したフローチャートである。特徴抽出処理は、特徴点抽出照合法(マニューシャ法)や画像マッチング法(パタンマッチ法)等が周知技術として知られているが、本実施形態では、指紋から特徴点(マニューシャ)を抽出するのではなく、隆線の情報そのものを利用して解析し、特徴量とする処理を行っている。すなわち、指紋画像を横方向に切り出して、横方向に指紋の位置を、縦方向に指紋の凹凸(濃淡)を取ると、指紋の切り出し1ラインを波形信号と見ることができる。そして、この波形信号に対して音声データ処理で一般的に行われるような周波数解析を行うことにより、パワースペクトルを得ることができる。
【0067】
具体的には、背景分離処理された指紋画像の各ラインを1フレームとして、フレームごとに抽出処理を行う。まず、前処理として、ハミング窓掛けを行い(S100)、フレーム切り出しによる端部の影響を緩和する。次いで、ハミング窓掛けによる補正処理がなされたフレームデータを受取り、その自己相関関数を求める(S101)。さらに、得られた自己相関関数に基づいて、線形予測法(LPC:Liner Predictive Cording)によるLPC係数を演算して求める(S102)。線形予測法は、携帯電話等で音声の圧縮に使用されている周知の技術であり、これを使用すると母音等の音声を全極型の伝達関数で推定することができ、そのスペクトルからピーク周波数等が推定できるものである。そして、S102で得られたLPC係数を線形結合演算してLPCケプストラムを求める(S103)。本実施形態では、このようにして特徴量抽出過程で得られたLPCケプストラムが特徴量として入力特徴量メモリ21に保存される(S92)。
【0068】
以上説明したように、本実施形態の指紋照合装置によれば、ラインパワー値LPjを算出して指先位置Lsと関節ライン位置Leを割り出し、その間を切り出して切り出し指紋画像106を抽出し、これについて特徴抽出処理を行う。従って、指先から第一関節までの指紋の特徴量のみを登録したり照合に利用したりすることができ、指紋照合の精度を向上させることができる。
【0069】
尚、指紋の紋様分布を求めるパラメータとして、本実施形態ではラインパワー値LPjを用いているが、これの代わりにラン長を用いてもよい。この場合、Gauss変換(S33)の後に2値化を行うステップを挿入して、指紋の2値化画像を作成し、2値化した指紋画像を輪切りにしたライン毎に、画素値1(指紋がある領域)が連続して現れる最大の長さを算出してパラメータとすればよい。
【0070】
【発明の効果】
上記説明から明らかなように、請求項1に記載の指紋照合装置によれば、入力された指紋画像の全体について特徴量を抽出するのでなく、照合対象となる指紋部分をあらかじめ切り出し、切り出された指紋部分から特徴を抽出するので、抽出される特徴量が個人の入力の癖や入力時の状態によるばらつきに左右されにくく、指紋認証精度を向上させることができる。
【0071】
また、指紋を切り出す際に関節位置を特定することにより、指先部分を取り出して指紋照合の対象とすることができ、抽出される特徴量が個人の入力の癖や入力時の状態によるばらつきに左右されにくく、指紋認証精度を向上させることができる。
【0072】
また、指先部分を取り出すために指の先端位置を識別するので、平面センサ等で指をセンサの下の方に置いたために入力画像の上部には指紋が入力されていないような場合にも、適切に指紋照合の対象となる指先部分を切り出すことができる。
【0073】
また、指先位置と関節位置の間を指紋領域として切り出すことにより、適切に指紋照合の対象となる指先部分を切り出して指紋認証精度を向上させることができる。
【0074】
また、多数の人から抽出した指紋サンプルを平均する等して標準指紋の形状情報を作成し、入力指紋の形状情報と比較して関節位置を特定するため、関節識別の精度が高く、ひいては指紋認証精度を向上させることができる。
【0075】
また、スイープタイプの指紋センサで発生するような入力指紋の縦方向の伸び縮みに対しても、安定して関節位置を特定することができ、指紋認証精度を向上させることができる。
【0076】
請求項に記載の指紋照合装置によれば、請求項に記載の指紋照合装置の効果に加え、指の第一関節の位置を特定することにより、第一関節より上の部分を指先部分として切り出し、これを対象として照合を行うので、指紋認証精度を向上させることができる。
【0077】
【0078】
【0079】
【0080】
【0081】
【0082】
【0083】
【0084】
請求項に記載の指紋照合プログラムによれば、入力された指紋画像の全体について特徴量を抽出するのでなく、照合対象となる指紋部分をあらかじめ切り出し、切り出された指紋部分から特徴を抽出するので、抽出される特徴量が個人の入力の癖や入力時の状態によるばらつきに左右されにくく、指紋認証精度を向上させることができる。
【0085】
また、指紋を切り出す際に関節位置を特定することにより、指先部分を取り出して指紋照合の対象とすることができ、抽出される特徴量が個人の入力の癖や入力時の状態によるばらつきに左右されにくく、指紋認証精度を向上させることができる。
【0086】
また、指先部分を取り出すために指の先端位置を識別するので、平面センサ等で指をセンサの下の方に置いたために入力画像の上部には指紋が入力されていないような場合にも、適切に指紋照合の対象となる指先部分を切り出すことができる。
【0087】
また、指先位置と関節位置の間を指紋領域として切り出すことにより、適切に指紋照合の対象となる指先部分を切り出して指紋認証精度を向上させることができる。
【0088】
また、多数の人から抽出した指紋サンプルを平均する等して標準指紋の形状情報を作成し、入力指紋の形状情報と比較して関節位置を特定するため、関節識別の精度が高く、ひいては指紋認証精度を向上させることができる。
【0089】
また、スイープタイプの指紋センサで発生するような入力指紋の縦方向の伸び縮みに対しても、安定して関節位置を特定することができ、指紋認証精度を向上させることができる。
【0090】
請求項に記載の指紋照合プログラムによれば、請求項に記載の指紋照合プログラムの効果に加え、指の第一関節の位置を特定することにより、第一関節より上の部分を指先部分として切り出し、これを対象として照合を行うので、指紋認証精度を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本実施形態の電子錠100の外観図である。
【図2】 本実施形態の電子錠100の構成を示したブロック図である。
【図3】 RAM2のメモリ構成図である。
【図4】 EEP−ROM4のメモリ構成図である。
【図5】 電子錠100の処理の流れの概略を示すフローチャートである。
【図6】 指紋入力処理の詳細を示したフローチャートである。
【図7】 ラインパワー値算出処理の詳細を示したフローチャートである。
【図8】 指紋照合処理の詳細を示したフローチャートである。
【図9】 特徴抽出処理の詳細を示したフローチャートである。
【図10】 指紋の入力画像の例である。
【図11】 Sobel変換後の指紋画像の例である。
【図12】 Gauss変換後の指紋画像の例である。
【図13】 入力指紋の紋様パワー値分布図である。
【図14】 標準指紋の紋様パワー値分布図である。
【図15】 DP照合経路図である。
【図16】 切り出された指紋画像の例である。
【符号の説明】
1 CPU
2 RAM
3 ROM
4 EEP−ROM
7 指紋入力装置
7a 指紋センサ
8a 指紋登録スイッチ
8b 指紋消去スイッチ
20 入力画像メモリ
21 入力特徴量メモリ
22 指紋領域メモリ
41 登録特徴量メモリ
100 電子錠

Claims (4)

  1. 指紋画像を入力する指紋入力手段と、
    その指紋入力手段により入力された指紋画像から指紋照合に適した指紋領域を切り出す指紋領域切出手段と、
    その指紋領域切出手段により切り出された指紋領域について特徴量を演算して抽出する特徴量抽出手段と、
    その特徴量抽出手段により抽出された特徴量に基づいて指紋を識別する識別手段とを備え、
    前記指紋領域切出手段は、前記指紋入力手段から入力された指紋画像にSobel変換を行ってエッジ部分を強調する処理を行い、次いで、Gauss変換を行って画像の平滑化処理を行い、更に、Gauss変換後の指紋画像を輪切りにしたラインごとのラインパワー値を求め、次いで、前記指紋画像の長手方向における前記ラインパワー値の分布を作成することを特徴とし、
    更に、前記指紋領域切出手段は、前記指紋画像中の関節位置を識別する関節識別手段と前記指紋画像中の指先位置を識別する指先識別手段とを備え、
    前記指先識別手段は、前記ラインパワー値の分布を前記指紋画像の長手方向の先頭から見ていき、前記ラインパワー値が2ライン以上続けて所定値を越えた地点のライン位置を前記指先位置と判定し、
    前記関節識別手段は、DP照合法により前記ラインパワー値の分布と、予め記憶手段に記憶されている標準の指紋のラインパワー値の分布とを比較して関節位置を判定することを特徴とする指紋照合装置。
  2. 前記関節識別手段が識別する関節位置は、指の第一関節の位置であることを特徴とする請求項に記載の指紋照合装置。
  3. 指紋画像を入力する指紋入力工程と、
    その指紋入力工程において入力された指紋画像から指紋照合に適した指紋領域を切り出す指紋領域切出工程と、
    その指紋領域切出工程において切り出された指紋領域について特徴量を演算して抽出する特徴量抽出工程と、
    その特徴量抽出工程において抽出された特徴量に基づいて指紋を識別する識別工程とをコンピュータに実行させる指紋照合プログラムであって、
    前記指紋領域切出工程では、前記指紋入力工程で入力された指紋画像にSobel変換を行ってエッジ部分を強調する処理を行い、次いで、Gauss変換を行って画像の平滑化処理を行い、更に、Gauss変換後の指紋画像を輪切りにしたラインごとのラインパワー値を求め、次いで、前記指紋画像の長手方向における前記ラインパワー値の分布を作成することを特徴とし、
    更に、前記指紋領域切出工程では、前記指紋画像中の関節位置を識別する関節識別工程と前記指紋画像中の指先位置を識別する指先識別工程とを行い、
    前記指先識別工程では、前記ラインパワー値の分布を前記指紋画像の長手方向の先頭から見ていき、前記ラインパワー値が2ライン以上続けて所定値を越えた地点のライン位置を前記指先位置と判定し、
    前記関節識別工程では、DP照合法により前記ラインパワー値の分布と、予め記憶手段に記憶されている標準の指紋のラインパワー値の分布とを比較して関節位置を判定することを特徴とする指紋照合プログラム
  4. 前記関節識別工程が識別する関節位置は、指の第一関節の位置であることを特徴とする請求項に記載の指紋照合プログラム。
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