JP4730219B2 - 同期検波復調装置 - Google Patents

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Description

本発明は、主にディジタルデータを無線伝送するため、ディジタル信号により位相変調または周波数変調された伝送信号の復調を行う同期検波復調装置に関する。
近年、ブロードバンド通信の普及にともない、家庭内やオフィスで簡単にネットワークを構築して大量なデータのやりとりを行う通信が可能となってきた。また、データを手軽に扱える通信手段としてディジタル無線による通信が機器の低価格化、および小型化により急速に普及してきている。このような通信技術の発展により、パソコン等の情報データから家庭内の画像、音声データまで無線通信による情報のやりとりが容易に実現する環境が整いつつある。
ディジタル無線通信における復調方式として遅延検波方式または同期検波方式が用いられている。同期検波方式は、遅延検波方式より構成がやや複雑となるが、ビット誤り率特性が優れており、この例として例えば(特許文献1)にπ/4シフトQPSK(Quadrature Phase Shift Keying)の同期検波復調装置が開示されている。同期検波復調装置には、受信信号の搬送波と等しい位相を持った正弦波すなわち再生搬送波が必要であり、これを作る回路すなわち搬送波再生回路が含まれる。具体的な搬送波再生回路としては例えば(特許文献2)に逆変調器を用いたものが開示されている。また、同期検波方式による復調装置は、入力信号である受信信号をヘテロダイン混合回路により低い搬送周波に変換した信号すなわち中間周波信号を再生搬送波信号で直交復調する方式がかつてはよく用いられた。しかし、今日では、上記(特許文献1)に示されているように、準同期検波すなわち受信信号の搬送波と周波数が等しく位相が非同期の局部発振信号により直交検波して一旦ベースバンドへ変換し、ディジタル信号処理により復調する方式がよく用いられている。また、受信開始時の検波特性を改善した装置として、(特許文献3)に用いられる同期検波方式が用いられている。
図7は従来の同期検波復調装置の構成図である。図7において、同期検波復調装置は、分配器401、準同期検波部402、逆変調器418、リミッタ419、ローパスフィルタ420、複素乗算器410、判定部411、1シンボル遅延器415、減算器413、ミキサ403,404、LPF(ローパスフィルタ)406,407、局部発振器405、A/D変換器408,409、1シンボル遅延器416,417を有している。図7に示すように、差動復号部412は、1シンボル遅延器415と、1シンボル遅延器415の入力を切り換えるスイッチ414および減算器413から成り、判定部411から出力される判定位相信号をもとに同期検波モード動作時には、前信号までの位相追従動作にて信号追従が行われる。また、上記1シンボル遅延器416,417、逆変調器418、リミッタ419、LPF420は搬送波再生部を構成する。この構成を持つ同期検波復調装置では、図2に示す、プリアンブル部202、物理層ヘッダ部203、ペイロード部204からなるディジタル信号の物理層パケットデータ201のデータのプリアンブル部202の期間中、受信開始時は1シンボル遅延器415の出力を0に固定して遅延検波器として動作を行い、動作が安定した際には判定部411の判定位相信号をもとに同期検波動作を行うことで、装置全体の動作安定を図った装置を提供するものである。
特開平6−90262号公報 特開平5−260106号公報 特開平10−224416号公報
しかしながら、図7に示す従来の同期検波復調装置は、受信開始直後の再生ベースバンド搬送波信号が搬送波位相へ収束するまでの時間を短縮化する効果はあるが、受信中の雑音による位相追従の点では、位相追従誤差が吸収するには不十分な問題があった。無線通信においては、通信中に通信環境の変化による搬送波位相の変動や、受信信号のフェージングの影響等、様々な環境変化により受信性能の劣化が有線の通信に比べて激しく、これらの通信環境を考慮した安定的な受信装置が要望されている。
本発明は、同期およびAFC動作の不具合をなくし、常に正常な信号復調を行うことが可能となり、通信品質を損なうことなく効率的な無線通信を行うことのできる同期検波復調装置を提供することを目的とする。
本発明は、ディジタル無線通信システムの受信装置において無線復調された受信信号をディジタルベースバンド信号に変換するA/D変換器と、A/D変換器が出力するディジタルベースバンド信号を位相補正するベクターローテート処理部と、ベクターローテート処理部で位相補正されたディジタルベースバンド信号について拡散信号の復調処理を行うことにより周波数および位相成分を抽出する第1の復調部と、A/D変換器が出力する、位相補正されていないディジタルベースバンド信号について拡散信号の復調処理を行うことにより、周波数および位相成分を抽出する第2の復調部と、第2の復調部で復調されたディジタルベースバンド信号の位相を検知するアークタンジェント演算部と、アークタンジェント演算部で検知された位相から、復調シンボルデータに応じて位相変移を抽出する同期検波およびAFC処理部とを備えベクターローテート処理部は、同期検波およびAFC処理部で抽出され位相変移に追従して位相を回転させることにより、A/D変換器が出力するディジタルベースバンド信号を位相補正することを主要な特徴とする。
本発明の同期検波復調装置は、時々刻々と変化する無線通信環境において、マルチパスやフェージングの影響を受けた信号においても復調処理にて外乱の影響のない正しい位相を復調し、送信受信間位相の変化を正しく抽出することが可能となるため、同期およびAFC動作の不具合をなくし、常に正常な信号復調を行うことが可能となり、通信品質を損なうことなく効率的な無線通信を提供する効果をもたらす。
本発明は、同期およびAFC動作の不具合をなくし、常に正常な信号復調を行うことが可能となり、通信品質を損なうことなく効率的な無線通信を行うことのできる同期検波復調装置を提供するという目的を、ディジタル無線通信システムの受信装置において無線復調された受信信号をディジタルベースバンド信号に変換するA/D変換器と、A/D変換器が出力するディジタルベースバンド信号を位相補正するベクターローテート処理部と、ベクターローテート処理部で位相補正されたディジタルベースバンド信号について拡散信号の復調処理を行うことにより周波数および位相成分を抽出する第1の復調部と、A/D変換器が出力する、位相補正されていないディジタルベースバンド信号について拡散信号の復調処理を行うことにより、周波数および位相成分を抽出する第2の復調部と、第2の復調部で復調されたディジタルベースバンド信号の位相を検知するアークタンジェント演算部と、アークタンジェント演算部で検知された位相から、復調シンボルデータに応じて位相変移を抽出する同期検波およびAFC処理部とを備えベクターローテート処理部は、同期検波およびAFC処理部で抽出され位相変移に追従して位相を回転させることにより、A/D変換器が出力するディジタルベースバンド信号を位相補正することにより実現した。
上記課題を解決するためになされた第1の発明は、ディジタル無線通信システムの受信装置において無線復調された受信信号をディジタルベースバンド信号に変換するA/D変換器と、A/D変換器が出力するディジタルベースバンド信号を位相補正するベクターローテート処理部と、ベクターローテート処理部で位相補正されたディジタルベースバンド信号について拡散信号の復調処理を行うことにより周波数および位相成分を抽出する第1の復調部と、A/D変換器が出力する、位相補正されていないディジタルベースバンド信号について拡散信号の復調処理を行うことにより、周波数および位相成分を抽出する第2の復調部と、第2の復調部で復調されたディジタルベースバンド信号の位相を検知するアークタンジェント演算部と、アークタンジェント演算部で検知された位相から、復調シンボルデータに応じて位相変移を抽出する同期検波およびAFC処理部とを備えベクターローテート処理部は、同期検波およびAFC処理部で抽出され位相変移に追従して位相を回転させることにより、A/D変換器が出力するディジタルベースバンド信号を位相補正することを特徴とする同期検波復調装置である。
この第1の発明においては、ディジタル通信の変調方式として一般的な拡散方式を用いた通信において、拡散信号の復調処理により周波数および位相成分を抽出することにより復調を行うため、シンボル内での位相誤差は信号再生時に拡散され、S/N劣化を排除することにより、位相誤差が外乱の影響を受けず、送信受信間の位相変移分のみ抽出可能となることで、シンボル誤りが生じない同期検波復調装置を提供することを可能としたものである。
上記課題を解決するためになされた第2の発明は、第1の発明の同期検波復調装置において、同期検波およびAFC処理部の入力位相信号を確定する手段として、第2の復調部を使用し、ディジタルベースバンド信号を拡散復調部にてデータ復調し、抽出された自己相関信号特性をもとに位相角度を復調することを特徴とする。これにより、位相角度を正確に復調することができる。
上記課題を解決するためになされた第3の発明は、第1または第2の発明の同期検波復調装置において、第2の復調部における拡散信号の復調処理は、バーカー復調処理を用いたことを特徴とする。バーカー復調処理により、復調データの自己相関特性に基づく復調を行うため、位相角度を正確に復調することができる。
以下、本発明の実施の形態を図1〜図6を用いて説明する。
(実施の形態1)
図1は本発明の実施の形態1による無線通信システム構成例を示した図、図2は本発明の実施の形態1による無線通信のパケット構成を示した図、図3は本発明の実施の形態1による同期検波復調装置の構成例を示した図、図4は本発明の実施の形態1による相関器のバーカーコードを示した図、図5は本発明の実施の形態1による相関器の自己相関特性を示した図、図6は本発明の実施の形態1による同期検波復調の動作を示したフローチャートである。
本実施の形態における同期検波復調装置は、例えば家庭内や比較的小規模オフィス内などで映像データ、音声データやコンピュータ用データなどの送受信を行うシステムとして構成された無線ネットワークシステムに使われる無線LANの通信方式を用いたシステムに適用したものである。ここでは、無線通信システムとして代表的な無線LANシステムを例に説明を行う。
まず、無線通信システム全般のシステム構成を示す図1において、送信機101で通信するための送信データ103は送信制御部104にて、図2に示される通信用のパケットデータに形成される。
一般的な無線通信は図2で構成される物理層パケットデータ201を1つの塊として通信される。図2で示されたパケット構成において、まず1つの塊としての物理層パケットデータ201は、受信のタイミング同期を調整するプリアンブル部202、パケットの送信先アドレス等制御情報である物理層ヘッダ部203、実際の物理層データであるペイロード部204から構成される。また前記物理層データであるペイロード部204はデータリンク層パケット205であり、制御情報であるデータリンク層ヘッダ部206と送信するユーザーデータであるパケットボディ207とパケットの誤り検査を行うFCS(Frame Check Sequence)208から構成される。
物理層パケットデータ201を送信高周波部105で無線通信用にディジタル変調と無線周波数変調を行い、無線キャリア周波数に乗せて送信アンテナ106で空間上に電波107として伝送する。受信機102では、送信機101で生成された電波107による信号を受信機側の受信アンテナ108で受信し、受信高周波部109で無線変調された信号を復調し、受信制御部110でディジタル復調を行い、物理層パケットデータ201を復調する。この物理層パケットデータ201から受信データ111を再生することで、無線通信が実現される。
無線通信においては、送信と受信で使われる基準周波数は完全に一致しておらず、この周波数のずれと位相のずれを吸収する機能として受信の信号処理であるAFC(Automatic Frequency Control)および信号検波方式が使用される。また、空間上で通信される無線通信においては、伝送路上におけるマルチパスやフェージングによる影響で、周波数・位相特性の劣化が起こるとともに、同一周波数の干渉による信号劣化等様々な信号劣化が時々刻々と起こることが想定され、この影響においても周波数および位相の変化が受信側であらわれるとともに、受信での検波誤りを招く要因にもなっている。したがって、送信、受信の基準周波数および位相のずれの吸収と外部環境による信号劣化にともなう周波数および位相のずれをなくし、受信性能の確保を図る手段が重要となる。
本発明の実施の形態に係る同期検波復調装置の構成図を図3に示す。図3において、本実施の形態の同期検波復調装置は、無線復調された受信信号をそれぞれI(同相チャネル)とQ(直交チャネル)のディジタル信号に変換するA/D変換器301,302、バーカー相関信号の復号をもとに復号化を行うバーカー復調部303、受信信号の位相成分を抽出するアークタンジェント演算部304、送信信号の周波数誤差と位相変移に追従して受信信号の位相を回転させるベクターローテート処理部305、受信信号を無線区間での波形干渉を排除する処理として波形成形を行う等化器306、波形成形された信号に対しバーカー相関信号の復号をもとに復号化を行うバーカー復調部307、この信号をPSK(Phase Shift Keying)復調するPSK復調部308、アークタンジェント演算部304で演算された角度信号と受信信号のPSK復調部308で復調された前シンボルの位相信号を入力してアークタンジェント演算部304で抽出された位相信号から送信と受信間の周波数オフセットと位相誤差を抽出するPSK逆変調部310、その信号から高周波成分を除去して絶対位相を抽出するLPF(Low Pass Filter)311、LPF311の出力信号を1シンボル分遅延させる1シンボル遅延器312、LPF311の出力信号から1シンボル遅延器312の信号を減算する減算器313、減算器313の信号のノイズ成分を除去するLPF314、LPF314の信号を所定時間遅延させる遅延器315よりなっている。これらのPSK逆変調部310、LPF311、1シンボル遅延器312、減算器313、LPF314および遅延器315により、同期検波およびAFC処理部309が構成されている。
この図3において、無線復調されベースバンドに変換された受信信号は、A/D変換器301,302でI(同相チャネル)とQ(直交チャネル)のディジタル信号に変換される。上記I,Q信号をもとに無線通信として使われる拡散符号のひとつであるバーカー相関信号の復号をもとに、バーカー復調部303でバーカー信号の復号化が行われる。
ここで無線LANシステムにおいて使われる相関符号の一種であるバーカーコードについて説明する。バーカーコードのコードパターンを示した図4において、バーカーコードは、11チップの固定パターンをもつ11ビットの符号長を有し、これを用いて送信、受信同一のデータパターンで1シンボルについての符号化および復号化を行う。受信側では、送信側と同一のデータパターンで復調を行う。この結果、図5に見られる自己相関信号が導き出され、シンボルデータが再生される。すなわち、図5(a)は無線通信環境が良好な場合を示しており、自己相関信号は送信データと同じ波形に復号されている。図5(b)は無線通信環境が劣悪な場合を示しており、送信データの原波形以外に外乱等によるノイズが混入していても、自己相関信号にはノイズが抑制された原波形が復調されている。この自己相関特性の強い信号をもとに送信受信の周波数および位相の変化を抽出することにより、無線環境で発生するフェージングやマルチパス等外乱の影響を排除した信号による周波数および位相検波を行うことが可能となる。
図3に戻って、バーカー復調部303で外乱の影響を排除された受信信号はアークタンジェント演算部304で受信信号の位相成分が抽出される。この位相成分をもとに同期検波およびAFC処理部309にて送信受信間の周波数および位相誤差を抽出し、受信検波を施す。具体的な処理としては、前記アークタンジェント演算部304で演算された角度信号と受信信号のPSK復調部308で復調された前シンボルの位相信号をPSK逆変調部310に入力し、アークタンジェント演算部304で抽出された位相信号から前シンボルの変調位相を引くことによりPSK変調成分が取り除かれ、送信と受信間の周波数オフセットと位相誤差が抽出される。この信号をもとにLPF311で絶対位相を抽出する。減算器313で、1シンボル遅延器312を通した信号を現信号から減算することで、シンボル間の周波数偏移の影響を排除し、LPF314で再度ノイズ成分を排除することにより、送信と受信間の周波数誤差を正確に抽出する。この信号を時間調整する処理として遅延器315で時間調整を行う。この一連の同期検波およびAFC処理部309で抽出された位相信号をもとにベクターローテート処理部305にてシンボルごとに送信信号の周波数誤差と位相変移に追従して位相を回転させることにより、送信周波数に追従した受信信号に変換する。このデータを無線区間での波形干渉を排除する処理として等化器306で波形成形され、バーカー復調部307で拡散された信号の復調が行われる。この信号をPSK復調部308にてディジタル変調された信号を復調することで、データ再生が行われる。
次に、図6のフローチャートにもとづき、処理の流れを説明する。受信機で受信されたデータは、無線高周波部で復調され、ベースバンド信号に受信データが復調された後、バーカー復調部にて受信信号の受信位相を抽出する(S11)。この位相データから変調位相を差し引くことにより、送信受信間の位相誤差を導き出す(S12)。この信号をもとに、外乱による周波数誤差の除去と前シンボルとの位相誤差を抽出する。これら一連の処理により、AFCおよび同期検波復調が行われる。この抽出された位相をもとに受信信号の位相を回転させることにより、送信周波数との周波数および位相の追従を行う(S13)。この結果、無線環境での外乱の影響が排除された信号再生が正常に行われ、エラーのないデータが抽出される。
以上のように、本実施の形態の同期検波復調装置は、送信および受信間の周波数と位相誤差の抽出と無線区間による時間の経過に応じた通信エラーの状況や干渉の傾向が変化していく無線通信環境に対しても、周波数追従が可能となり、無線の受信装置の受信処理を正常に保つことが可能となる。この結果、限られた通信帯域を有効に利用することが可能となるとともに、画像や音声などリアルタイムな通信システムに対しても好適な通信を提供することが可能となる。
また、本実施の形態で用いた同期検波復調装置は、バーカーコードを使用して送信および受信間の周波数と位相誤差の抽出を行った。これは、自己相関特性の強いコードを用いることで実現したものであり、自己相関特性の強いコード、例えばCCK(Complementary Code Keying)を用いて実現することも可能である。
さらに、本実施の形態は無線通信システムに関するものであるが、家庭内にある画像、音声等のパッケージメディア(CD等)に限定するものでなく、データ通信やディジタル放送等のリアルタイム通信や電話等の双方向性リアルタイム通信であってもよい。
本発明は、携帯電話や無線LAN用の電子機器、家庭内データ配信装置(STB)はもとより、画像、音声、データ、電話等を無線で配信する無線通信システムを実現する用途にも適応できる。
本発明の実施の形態1による無線通信システム構成例を示した図 本発明の実施の形態1による無線通信のパケット構成を示した図 本発明の実施の形態1による同期検波復調装置の構成例を示した図 本発明の実施の形態1による相関器のバーカーコードを示した図 本発明の実施の形態1による相関器の自己相関特性を示した図 本発明の実施の形態1による同期検波復調の動作を示したフローチャート 従来の同期検波復調装置の構成図
符号の説明
101 送信機
102 受信機
103 送信データ
104 送信制御部
105 送信高周波部
106 送信アンテナ
107 電波
108 受信アンテナ
109 受信高周波部
110 受信制御部
111 受信データ
201 物理層パケットデータ
202 プリアンブル部
203 物理層ヘッダ部
204 ペイロード部
205 データリンク層パケット
206 データリンク層ヘッダ部
207 パケットボディ
208 FCS
301 A/D変換器
302 A/D変換器
303 バーカー復調部
304 アークタンジェント演算部
305 ベクターローテート処理部
306 等化器
307 バーカー復調部
308 PSK復調部
309 同期検波およびAFC処理部
310 PSK逆変調部
311 LPF
312 1シンボル遅延器
313 減算器
314 LPF
315 遅延器
401 分配器
402 準同期検波部
403 ミキサ
404 ミキサ
405 局部発振器
406 LPF(ローパスフィルタ)
407 LPF(ローパスフィルタ)
408 A/D変換器
409 A/D変換器
410 複素乗算器
411 判定部
412 差動復号部
413 減算器
414 スイッチ
415 1シンボル遅延器
416 1シンボル遅延器
417 1シンボル遅延器
418 逆変調器
419 リミッタ
420 LPF(ローパスフィルタ)

Claims (4)

  1. ディジタル無線通信システムの受信装置において無線復調された受信信号をディジタルベースバンド信号に変換するA/D変換器と、
    前記A/D変換器が出力するディジタルベースバンド信号を位相補正するベクターローテート処理部と、
    前記ベクターローテート処理部で位相補正されたディジタルベースバンド信号について拡散信号の復調処理を行うことにより周波数および位相成分を抽出する第1の復調部と、
    前記A/D変換器が出力する、位相補正されていないディジタルベースバンド信号について拡散信号の復調処理を行うことにより、周波数および位相成分を抽出する第2の復調部と、
    前記第2の復調部で復調されたディジタルベースバンド信号の位相を検知するアークタンジェント演算部と、
    前記アークタンジェント演算部で検知された位相から、復調シンボルデータに応じて位相変移を抽出する同期検波およびAFC処理部とを備え
    前記ベクターローテート処理部は、前記同期検波およびAFC処理部で抽出され位相変移に追従して位相を回転させることにより、前記A/D変換器が出力するディジタルベースバンド信号を位相補正することを特徴とする同期検波復調装置。
  2. 請求項1記載の同期検波復調装置において、前記同期検波およびAFC処理部の入力位相信号を確定する手段として、前記第2の復調部を使用し、前記ディジタルベースバンド信号を前記第2の復調部にてデータ復調し、抽出された自己相関信号特性をもとに位相角度を復調することを特徴とする同期検波復調装置。
  3. 請求項1または2に記載の同期検波復調装置において、前記第2の復調部における拡散信号の復調処理は、バーカー復調処理を用いたことを特徴とする同期検波復調装置。
  4. 請求項1ないし3いずれか1項に記載の同期検波復調装置において、
    前記同期検波およびAFC処理部は、更に、前記アークタンジェント演算部で検知された位相から、復調シンボルデータに応じて周波数誤差を抽出し、
    前記ベクターローテート処理部は、更に、前記同期検波およびAFC処理部で抽出された周波数誤差に追従して位相を回転させることにより、前記A/D変換器が出力するディジタルベースバンド信号を位相補正することを特徴とする同期検波復調装置。
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