JP4728992B2 - 携帯情報端末および表示方法 - Google Patents

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Description

本発明は、携帯情報端末および表示方法に関する。

一般に、携帯電話端末等の携帯情報端末は、文字が記載された押しボタンを有している。この文字は、当該押しボタンを押下したときに入力される文字、または当該押しボタンに対応する携帯情報端末の機能を表す文字等である。
なお、本発明に関連する先行技術文献としては、特許文献1〜6が挙げられる。
特開2004−282523号公報 特開2003−208242号公報 特開2006−246108号公報 特開2005−244263号公報 特開2002−62966号公報 特開2004−355336号公報
しかしながら、携帯情報端末には小型化が求められるため、各押しボタンの大きさも小さくせざるを得ない。それに伴い、押しボタンに記載される文字も小さなものとなる。それゆえ、携帯情報端末の押しボタンに記載された文字は、視力の弱いユーザにとっては、視認することが困難であった。
本発明による携帯情報端末は、表示部を有する携帯情報端末であって、文字が記載された押しボタンと、上記押しボタンが触れられたことを検出する検出手段と、上記検出手段により上記押しボタンが触れられたことが検出されたときに、当該押しボタンに記載された上記文字を拡大して上記表示部に表示させる表示手段と、を備えることを特徴とする。
また、本発明による文字表示方法は、表示部と文字が記載された押しボタンとを有する携帯情報端末における文字表示方法であって、上記押しボタンが触れられたことを検出する検出ステップと、上記検出ステップにおいて上記押しボタンが触れられたことが検出されたときに、当該押しボタンに記載された上記文字を拡大して上記表示部に表示させる表示ステップと、を含むことを特徴とする。
本発明においては、ユーザが押しボタンに触れたことが検出されると、当該押しボタンに記載された文字が表示部に拡大表示される。これにより、視力の弱いユーザであっても、押しボタンに記載された文字を視認し易くなる。
本発明によれば、視力の弱いユーザであっても押しボタンに記載された文字を容易に視認することが可能な携帯情報端末および文字表示方法が実現される。
以下、図面を参照しつつ、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。なお、図面の説明においては、同一要素には同一符号を付し、重複する説明を省略する。
(第1実施形態)
図1は、本発明による携帯情報端末の第1実施形態を示す図である。本実施形態においては、携帯情報端末として携帯電話端末を例にとって説明する。この携帯電話端末は、表示部11を有する携帯電話端末であって、文字が記載された押しボタン14と、押しボタン14が触れられたことを検出する検出手段と、検出手段により押しボタン14が触れられたことが検出されたときに、当該押しボタン14に記載された文字を拡大して表示部11に表示させる表示手段と、を備えている。
表示手段は、当該携帯電話端末が待機状態から使用可能状態に遷移したときに、当該携帯電話端末の状態表示アイコンを拡大して表示部11に表示させてもよい。表示するアイコンには、日付、時刻、電池の充電状態、電波の受信状態、マナーモードの設定状態、バイブレータの設定状態、メールの受信状態等が考えられる。また、表示手段は、当該携帯電話端末が有する機能に対応するアイコンを表示部11に表示させるとともに、ユーザによって選択されたアイコンを拡大して表示部11に表示させてもよい。さらに、表示手段は、ユーザによって選択されたアイコンに対応する機能を説明する文字を拡大して表示部11に表示させてもよい。
表示部11に表示される画面は、3つの画面12,13,15に分かれている。画面12には、現在までに入力された文字列が表示される。また、画面12には、入力済み文字の後ろに続く文字があることを意味する記号(ここでは、例として右向き矢印)17、および前に続く文字があることを意味する記号(ここでは、例として左向き矢印)18も表示される。画面13には、ユーザの指16が置かれたボタンのボタン全体が表示される。画面15には、指16が置かれたボタンを押したときに、現在の設定状態(例えば、仮名漢字変換モードや数字入力モード)で入力される文字(例えば仮名漢字変換モードなら仮名、数字入力モードなら数字)が表示される。
また、一般利用者が使用する設定にされている携帯電話端末でも、一時的に本実施形態の拡大表示機能を使用する設定に切り換えることができるように働くハードウェアスイッチ19が設けられている。このスイッチ19は、必ずしも携帯電話端末の側面に設ける必要は無く、操作者の操作しやすい位置に設けてもよい。あるいは、スイッチ19は、他のスイッチと兼用しても良い。このスイッチ19をONすることで、押しボタン14に記載された文字の拡大表示機能の利用が可能となり、OFFすることで使用しない設定に戻すことができる。ここでいうON、OFFは物理的な接点の接続、開放を意味しているわけではなく、論理的なON、OFFを意味している。
その他の構成は、一般の携帯電話端末でよく知られている構成であるため、一部の構成品は省略してあり、特別な説明も行なわない。例えば、送受話部分、外部に設けられている一般的な機能ボタン等のことで、これらは省略している。
次に、図2を参照し、さらに詳細な構成を説明する。携帯電話端末のn個の押しボタン群201〜20n、その押しボタン群に対応してそれらに指が触れたことを検出するタッチセンサ群211〜21n、押しボタンが押下されたことを検出する押下検出回路群221〜22n、プログラム制御により携帯端末の動作処理を行なう中央処理装置(図ではCPUと表示、以下、説明でもCPUと記述する)231、一時的に拡大表示機能を使用する設定に切り換える外部スイッチ信号入力回路232、その外部スイッチ233、操作者が使いやすいように設定する情報を記憶する動作モードカストマイズ情報記憶部234、前述のタッチセンサ群からの信号と押下検出回路群からの信号による動作を制御するボタン制御回路235、CPUを制御するプログラムや住所録等を記憶する動作制御用プログラム格納記憶部236、表示部に表示する画像イメージを格納する表示画像イメージ記憶部237、表示部に標準の状態で表示する信号を送出する通常文字表示信号送出回路238、表示部に押しボタンの拡大文字を表示する信号を送出する拡大文字表示信号送出回路239、前述の通常文字表示信号送出回路238からの信号と拡大文字表示信号送出回路239からの信号を選択する選択信号240、選択信号240により文字表示信号を選択する選択回路241、選択回路からの信号により表示部を駆動する表示画面駆動回路242、表示画面243〜245が設けられている。
図2を参照して、本発明による文字表示方法の第1実施形態として、本実施形態に係る携帯電話端末の動作の一例を説明する。この文字表示方法は、概括すると、表示部と文字が記載された押しボタンとを有する携帯情報端末における文字表示方法であって、押しボタンが触れられたことを検出する検出ステップと、検出ステップにおいて押しボタンが触れられたことが検出されたときに、当該押しボタンに記載された文字を拡大して表示部に表示させる表示ステップと、を含むものである。
なお、拡大表示機能を利用しない場合には、一般的な携帯情報端末と同様であるので、その説明については行わない。すなわち、通常の画像イメージが、通常文字表示信号送出回路を介して、その信号が選択され、表示部に表示されるだけである。したがって、以下には、拡大文字を表示する動作についてのみ記述している。
また、本実施形態で述べている拡大文字とは、一般的な携帯情報端末で文字の大きさ(フォントサイズ)を「標準」、「拡大」と言っている時の、多少大きくなる程度のフォントサイズを言っている訳ではなく、表示画面全体、あるいは、半分程度の大きさまで拡大することを意味しており、表示画面の大きさにより、分割された画面配置や分割された画面数を自由に変えることができる。
まず、本実施形態の拡大表示機能を利用しようとする者(以降、ユーザと記述する)は、予め、動作モードカストマイズ情報記憶部234にその設定を実施しておくか、外部のハードウェアスイッチ233を拡大表示機能利用モードに設定する。
動作モードカストマイズ情報記憶部234にその設定を実施する操作は、図4の判断ボックス401で「使用する」が選ばれて、処理403でソフトウェアスイッチとしてその動作モードを記憶させる流れとなる。
ハードウェアスイッチ233を拡大表示機能利用モードに設定すると、前述のソフトウェアスイッチによる設定が行なわれたことと同じ動作モードとなる。
ここで、図2においては説明をしやすくするために、各記憶部を別々に表示しているが、必ずしも別々に設ける必要は無く、必要に応じて、共用の記憶部として使用しても良い。
次に、動作を具体的に述べると、まず、ユーザが任意の押しボタン群のひとつに指を触れる。図2では数字の「4」に指が触れたことにして述べることにする。このボタンには、仮に数字の「4」以外に仮名の「た」、アルファベットの「GHI」が表示されているとして、表示部にそのイメージを表示しているものとする。数字の「4」(例えば、ボタン4)に指が触れたことを検知するタッチセンサ(211〜21n)の一つで数字の「4」に該当するタッチセンサ(例えば、214)が検知信号をボタン制御回路235に送出する。
ボタン制御回路では、どのボタンに指が触れたかという検知信号をCPU231に送出し、CPU231はその信号を受け取る。この動作に連動し、CPU231は動作モードカストマイズ情報記憶部234の設定を読み出すとともに、外部のハードウェアスイッチ233の状態を外部スイッチ信号入力回路232からの信号を受け取り、その設定状態を判断する。
本実施形態の動作説明においては、上記の動作モードカストマイズ情報記憶部234の設定、または、外部入力スイッチの何れかは押しボタンを拡大表示する方法の設定を行なっていることを前提としているので、CPU231は指が触れた押しボタンのイメージを表示画面244、押しボタンが押下された時に入力されるイメージを表示画面243、既に入力済みのイメージを表示画面245に表示できる様に、表示部に表示するイメージを表示画像イメージ記憶部237に生成する。
表示画像イメージ記憶部237に記憶されたイメージ信号は、CPU231から拡大文字表示信号送出回路239へ送出される。CPU231は選択信号240を、拡大文字表示信号送出回路239からの信号を選択するように選択回路241に送出する。
表示画像イメージは、拡大文字表示信号回路239を経由し、選択信号240により、選択回路241で選択され、表示画面駆動回路242へ送出され、図2の表示例の様に表示部243から表示部245に表示される。ただし、従来も行なわれていた様に、押しボタン群の操作ロックを解除するパスワードの入力の表示は表示部245に表示されず、異なる文字列(例えば、空白、下線、*等の文字)を使用して、他者から見られても判読できないようにする。
図2では数字の「4」が選択される時の表示を示しているが、携帯端末の状態によっては、電子メールの文書作成時の様に、仮名漢字変換状態になっていることもある。この様な時には、図3に示すように、数字の「4」では無く、そのボタンに表示されている「た」という文字を表示部343に表示する様な使い方もできる。それ以外の動作については、数字の「4」の表示を行なう説明と同様である。
また、そのボタンを押下していくことで、「た→ち→つ→て→と」と表示画面343に表示するとともに、未確定文字として、図3の表示部345に表示するという使い方ができる。
また、文書作成時、あるいは、電子メールアドレス入力時のように、英字半角選択の状態になっている時には、大文字であれば、半角の「G→H→I」、小文字であれば、半角の「g→h→i」とボタンの押下とともに図3の表示画面343に表示するとともに、未確定文字として、図3の表示部345に表示するという使い方ができる。
図4は新規に入手したばかりの携帯端末に、拡大表示機能を使用するか否かのソフトウェアスイッチ設定のフローを示す。なお、フローチャート内の判断ボックスにおいて、"Y"は"YES"、"N"は"No"として記述する。以下、特に断わらない限り、どのフローチャートにおいても同様である。
まず、「ボタン拡大表示機能」を使用するかどうかの判断(図4のステップ401)を行い、使用しない(選択肢:N、以下、選択肢という記述は省略する。)の場合は、使用者が一般的な設定についてカストマイズする(ステップ402)。使用する(Y)の場合は、携帯端末製造会社で任意に設定したメニュー番号の一つに「ボタンイメージ拡大表示機能」選択メニューを設け、その機能を「使用する」に設定する(ステップ403)。
次に、図5で拡大表示機能を設定された携帯端末の動作のフローを示す。ただし、従来の携帯端末の使用方法でよく知られた手順や動作については、本発明の本質としない点については細かに説明していないところもある。
まず、携帯端末を利用可能状態(例えば、電源投入後の初期設定が終了した時、あるいは、電源投入状態の折りたたみ式携帯端末を折りたたんだ状態から開いた状態にした時)に、携帯端末が待機状態から利用可能状態に遷移(ステップ501)したことに連動して、携帯端末の表示画面に表示される携帯端末の現在状態を示すアイコン等の最初の一つを拡大表示する(ステップ502)。
ここで、携帯端末の現在状態とは、日付、時刻、電波の受信状態、電源の充電状態、マナーモード設定状態、バイブレータモード設定状態等をいい、その携帯端末が表示画面上にアイコンとして記号化して表示される絵文字を示している。従って、工業標準等で既に決められたものを除けば、携帯端末によって、その記号の形状、色、種類等は異なってくる。
これらを順に拡大表示している例を図7で示す。この例では、初めに、日付と時刻、電源の充電状態、電波状態といった様に表示している。また、図中の「・・・・」で表しているのは異なるアイコンを意味している。ただし、図7は表示順序の一実施例で、表示順序の変更は効果への影響を生じない。使用頻度、携帯端末固有のハードウェア、携帯端末製造業者の意図等に応じて、順序や記号は変更されて良い。
先の図5の説明に戻るが、ユーザがステップ502以降で、「押しボタンに指を触れる」というような操作をなんらも行なわなければ(ステップ503でN)、携帯端末の現在状態の全ての表示を完了していない(ステップ504でN)限り、図7の例で示すように、各アイコンを順に表示していく(ステップ505)。
ここでは、この各種アイコンの拡大表示を一回のみ行なっただけでフローから抜け出しているが、一回に限らず、二回以上繰り返して表示をする、あるいは、ソフトウェアスイッチ(メニューの選択によるカストマイズ)で表示しないようにしても良く、表示を繰り返す回数は効果に影響が無い。
全てのアイコン表示が終了する(ステップ504でY)すると、携帯端末に内蔵されたタイマで時間を計測し、無操作状態が一定時間(例えば、20秒)続いた(ステップ506でY)場合には、携帯端末は省エネルギーモードを設定(ステップ507)する。
その後、携帯端末の利用を継続するか判断し、利用しない(例えば、電源を切断した時、あるいは、電源投入状態の折りたたみ式携帯端末を開いた状態から折りたたんだ状態(ステップ508でY)場合は終結となる。
ここまでの流れは、通常、携帯端末を開いて、時計代わりに日付や時刻を確認したり、マナーモードに設定してあるかの確認をしたりして使用する場合の形態として考えられる。
携帯端末の利用を継続する(ステップ508でN)時には、ユーザがボタンに触れたかどうかの判断(ステップ509)で、ボタンに触れない(ステップ509でN)場合にはステップ506に戻り、待機する状態が継続する。
上記で記述した待機中の状態で、押しボタンに触れたことを検知した(ステップ506でN、あるいは、ステップ509でY)場合には、待機中から抜け出して、省エネルギーモードを解除する(ステップ510)。同様に、ステップ503からステップ505の間で順次、アイコンの拡大表示を行なっている状態においても、押しボタンに指が触れたことを検知した(ステップ503でY)場合には、順次行なっていたアイコンの拡大表示を中断する(ステップで510)。
この流れは、携帯端末の状態の必要な情報を確認したか、あるいは、その必要が無く、直ちに、携帯端末の機能を使用するために、押しボタンを操作する場合の形態として考えられる。
続いて、指が触れた押しボタン(メニューで選択した各種設定等のアイコンを含む)を拡大表示する(ステップ511)。この動作については、サブルーチンとして表現しており、そのサブルーチンとして図6を参照して説明する。
図6の入り口(ボタンの拡大表示)から入り、初めに、指が二つ以上の押しボタンに触れているかの判断(ステップ601)を行なう。二つ以上の押しボタンに触れていない(ステップ601でN)場合には、指が触れた押しボタンを、既に、図2や図3で説明した様に、それぞれの表示画面の領域に拡大表示する(ステップ606)。その後、出口(リターン)から元の流れに戻る。
二つ以上の押しボタンに指が触れている(ステップ601でY)場合には、図2や図3の構成には記載されていない、押しボタンの触れられた順序を記憶する回路に、触れられた順序が記憶され、最初に触れたボタン全体の拡大表示イメージを図1の画面表示部13に表示する。同時に、図2の説明で触れた様に、図1の画面表示部15にも表示する。(ステップ602)
次に、その表示をある時間(例えば、2秒)点滅させ、その後、少しの時間(例えば、1秒)間隔を取り(ステップ603)、二番目に触れた押しボタンの拡大表示イメージを表示する(ステップ604)。表示の仕方は最初の押しボタンの表示の仕方(ステップ602)と同じである。
ここで、図6の処理は一例であり、表示の点滅の有無、一定時間の間隔を空ける、二つ以上の押しボタンに触れている場合の表示について、任意の一つ、または、触れている押しボタンを二つ以上表示するといった方法は任意であり、ユーザが複数の押しボタンに触れているということが分かれば、異なる表示方法(例えば、二つの押しボタンなら、二つの押しボタンを交互に点滅しているように表示する)で行なっても、その効果に影響は無い。
複数の押しボタンに触れていることを理解したユーザは、押しボタン一つのみに触れるようにする(ステップ605)。正しく押しボタンに触れたかどうかの判断(ステップ601)を行い、継続される。正しければ(ステップ601でN)、前述のステップ606を実行し、出口(リターン)から元の流れに戻る。
次に、図6から戻った後、ボタンが押下されたかどうかの判断(ステップ512)を行なう。押下されなかった(ステップ512でN)場合には、指が触れてからの時間経過を計測し、一定の時間(例えば、20秒)を経過した(ステップ516でY)場合には省エネルギーモードに設定(ステップ507)し、既に述べた待機状態に入る。
ボタンが押下された(ステップ512でY)場合には、押されたボタンの数字や文字が入力される、あるいは、機能選択、メニュー選択といった動作が行なわれる(ステップ514)。この動作(ステップ514)の中で、必要に応じて押しボタンに指が触れることが発生した場合には、フローチャートに記述していないが、サブルーチンとして表現している図6の入り口に入り、拡大表示行って元に戻る動作を行なう。
選択した機能の操作が終了したら、利用終了の判定(ステップ508)を行い、既に述べた待機状態に入るか、利用の終了を行なう。
図5のフローチャートの説明で、携帯端末の表示画面に表示されているアイコンの最初の表示を行なった後、押しボタンに触れたかの判断(ステップ503)で触れていなかった(ステップ503でN)場合の説明は初めの部分で述べたが、その判断においてボタンに触れた(ステップ503でY)場合について述べる。
この場合には、直ちにアイコンの表示を中断し(ステップ510)、触れたボタンの拡大表示(ステップ511)を行なう。このステップ511は既に述べたように、図6で示すサブルーチンとして動作している。以降のステップ512からステップ514、ステップ508までの流れは先に述べた通りである。ステップ503 Y、ステップ510からステップ514、ステップ508までの流れは、携帯端末の状態の情報を確認する必要が無く、直ちに携帯端末の機能を使用したい場合の形態と考えられる。
本実施形態の効果を説明する。本実施形態においては、ユーザが押しボタンに触れたことが検出されると、当該押しボタンに記載された文字が表示部に拡大表示される。これにより、視力の弱いユーザであっても、押しボタンに記載された文字を視認し易くなる。
文字を電気的に特別に大きく拡大して画面表示することができるため、老眼や軽度の弱視の人に使いやすく、老眼鏡や拡大鏡の携帯をせずに使用できる。光学的に拡大するための、外付けの機構部品やレンズを使用していないため、かさばらず、小型にすることができる。
外付けの機構部品やレンズを本体に取り付けないため、デザイン上の美観を損なわない。機構部品、壊れやすいガラス製レンズ、および壊れにくいが傷がつきやすいプラスチックレンズを使用しないため、壊れにくく、見やすい画面で構成できる。
携帯端末の押しボタンを操作する時に、押しボタンに触れたことに連動して、ボタンに記載されている文字を拡大して、表示画面の一部に表示することにより、電子メールを作成する時の文字入力、あるいは、ダイヤルする時の電話番号を拡大表示し、見やすくすることができる。
携帯端末の表示画面を、ふたつ、または、それ以上に分割し、それぞれの画面に、これから押そうとして触れているボタンの拡大表示、そのボタンを押した時に入力される文字の表示、今までに入力された文字列の表示を行うことができる。
特に、老眼や弱視等の視覚に軽度の不自由を感ずる人にとって、携帯端末の押しボタンに記載された文字やアイコンイメージは非常に読み取りにくいことを解決することができる。
携帯端末の押しボタンに記された数字は記憶しやすいが、アルファベットやひらがなを読むためには拡大鏡か、老眼鏡の様な矯正のための道具を必要とする。この道具を不要として、メール送信時の文字ボタン操作や通話のための数字ボタン操作をやりやすくすることできる。
稀に、押しボタンを複数押してしまうことも考えられるので、その解決のために、表示画面上のボタンイメージ画像の表示を点滅させる、あるいは、複数押されているボタンのボタンイメージを、ある時間間隔(例えば、1秒間隔)に順番に表示することで、操作者に気付かせることができる。
数字や文字の押しボタンだけでなく、機能ボタンに触れた時には、そのボタンの拡大表示とともに別の領域の表示画面に現在設定されている状態を拡大表示する。例えば、電子メール作成時の「文字種」変更ボタンに触れた時には、そのボタンの拡大表示と「挿漢全」、「挿カナ半」、「挿英半」等を表示する。
上記と同様に、電話帳アイコンのボタンに触れた時には、その拡大表示と「電話帳」という文字を、電子メールアイコンのボタンに触れた時にはそのアイコンイメージと「eメール」等の文字を表示することができる。
携帯端末を開き、使用可能状態にしたことに連動して、日付、時間、電波状態、電池の消耗状態といった画面上に表示されている状態を順に拡大表示することができる。ある回数(例えば、1回)表示を繰り返しても、押しボタンに触れる等の携帯端末を操作する様子が無ければ、携帯端末を省エネルギーモードにして待機状態とする。
前述の画面上に表示されている状態を順に拡大表示している時に、押しボタンに触れた時には、それまでの動作を中断し、押しボタンの拡大表示を行なう。
拡大表示させて使用する時には、従来のメニュー形式で記憶部にソフトウェアスイッチとして記憶させ、常時その状態で使用することができる。また、携帯端末の外部に設けられたハードウェアスイッチで一時的に切り替えるという方法で実現させることもできる。これは、一般の使用者が使用している携帯端末を、一時的に視覚に軽度の不自由を感ずる人が使用する時に、外部に設けられたスイッチの切換で容易に使用でき、容易に元に戻すことができるようにするためである。
現状の押しボタンの文字を問題なく読める者が使用する時には、画面上に拡大表示することなく、従来の使用方法と同じように、電子メールの文字列なら、表示画面上に同じ大きさの文字で、画面全体に表示する。複数に分割された表示領域を持った表示画面でも分割領域に関係なく、連続した画面として機能することができる。
これに対して、現在、一般的に使用されている携帯端末の押しボタンに表示された文字は、中年からの老眼症状が出た者には、ぼやけて見え、読むことができない。感に頼って押すしかなく、誤って操作した時には、訂正と押し直しを強いられていた。
同様に、数字の押しボタンに表示された文字だけでなく、携帯端末の電話帳と電子メールのボタンの相違も分かりにくい。また、時計に代わる日時の確認、電波の受信状態、電池の充電状態、マナーモードに設定しているか、バイブレータモードなのか、といった情報も表示画面のアイコンでは判別がしにくく、ぼんやり見える色やアイコンの位置等で判断するしかなかった。また、デジタル表示の数字もフォントによっては数字が似ており、判別が困難であった。
携帯端末にあるメニュー(例えば、ツールBOX、各種設定等)、さらに、その配下にあるサブメニュー(例えば、音の設定、時間設定等)の機能を表すアイコンやそのアイコンの意味を説明するためにポップアップする文字も小さく読めない。そのため、しばしば選択の誤りや誤認識を招いて、無駄な操作を行なっていた。
押し間違いを避ける為には、老眼鏡等の矯正道具を必要とし、それらの道具を持ち歩くのは面倒であった。老眼鏡や拡大鏡の持参を忘れた場合には、操作に非常に苦労することになり、ボタンの文字を読むのは不可能とさえ言える。
従来の携帯端末にも表示する文字(フォント)の大きさを選択する機能はあるが、ボタンに表示されている文字そのものを拡大して表示する機能はなく、画面上のアイコンを拡大して表示する機能もない。
従来は、老眼の人や軽度の弱視者向けに拡大用レンズを携帯端末の全体、または、一部に備えるといった方法で操作ボタン、あるいは、表示画面の文字を拡大するように行なわれていた。
あるいは、自身で老眼鏡や拡大用レンズを持参するか、極端に視覚が不自由な者においてはボタンの位置から、そのボタンに記載されている文字を記憶する等の方法で、文字入力、機能選択操作は行なわれていた。
従来の、薄型で平板状の拡大レンズと弾性体を一体化した拡大表示器具を折り畳み式携帯電話機の表示画面側に取り付ける、「折り畳み式携帯電話機用自動拡大表示器具」の一例が、特許文献1に記されている。また、携帯端末やパーソナルコンピュータの画面やキーボードの上に、拡大用のレンズを取り付ける「携帯電話機、パソコンの画面、キー拡大装置」の一例が特許文献2に記載されている。
このような構成を有する従来の方法は、いずれも、拡大用のレンズとそれを支える機構部品とで構成されている。そして、拡大用のレンズを画面や操作パネルの上に機構部品で支えて置き、携帯端末を開いた時に、そのレンズの焦点のあった適当な位置に来るように動作している。
別の方式として、極端に視覚の障害を持つ者に対し、押しボタンを認識する方法として押しボタン(ダイヤルキー)を点字とする方法で行なう「点字出力機能を備えた携帯電話端末」の一例が特許文献3に記載されている。
このような構成を有する方法は、押しボタンに点字を出力する機能を有するデバイスを設け、文字、数字に該当する点字をボタン上にピンを突出させることで認識させるように動作する。また、ボタン以上の文字を表示する場合には、特別なボタンを操作することで、次の種類の文字を表現する様にピンを突出させるように動作する。
また、健常者と極端に視覚の障害を持つ者とが共通で使用できる携帯端末の方式として、一般的な携帯端末で使用されている、文字が印字された押しボタン群と点字がボタン上に加工された押しボタンが共存する形態で使用する方法として、「信号入力装置」の一例が特許文献4に記載されている。このような構成を有する携帯端末は、一般的な押しボタン群と点字式押しボタン群をそれぞれの者達が排他的に使用する様に動作する。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態について説明する。第1実施形態が視覚的に動作することに着眼したことを特徴とするが、完全な視覚障害がある場合には、視覚では認識することができない。通常、押しボタン群の中心となる「5」の数字のところに突起を設けて、その突起をボタン配置の基点とし、それ以外のボタン配列とボタン文字列を記憶して利用している。
これは、携帯端末のメーカや機種が変わって、デザインや新機能の追加等による配置や形状の変更が行なわれるごとに改めて記憶しなおす必要があり、携帯端末を携帯電話としてのみ利用する場合を除けば、極めて不便である。
また、中途で視力を失ったものにとっては、そのボタンの位置を指先だけの感覚で知ることは非常な苦労を強いられる。それは、健常者が点字の点の配列を指先の感覚だけではほとんど認識できないことからも容易に想像できる。
そこで、第1実施形態と代わって、第2実施形態は押しボタンに指が触れたところで、そのボタンに表示されている文字群を音声で知らしめることを特徴とする。つまり、本実施形態に係る携帯情報端末は、検出手段により押しボタンが触れられたことが検出されたときに、当該押しボタンに記載された文字を音声として出力する手段を更に備える。
本発明の第2実施形態の構成について図面を参照して詳細に説明する。図8を参照すると、携帯端末のn個の押しボタン群801〜80n、その押しボタン群に対応してそれらに指が触れたことを検出するタッチセンサ群811〜81n、押しボタンが押下されたことを検出する押下検出回路群821〜82n、プログラム制御により携帯端末の動作処理を行なう中央処理装置(図ではCPUと表示、以下、説明でもCPUと記述する)831、一時的に本実施形態の機能を使用する設定に切り換える外部スイッチ信号入力回路832、その外部スイッチ833、操作者が使いやすいように設定する情報を記憶する動作モードカストマイズ情報記憶部834、前述のタッチセンサ群からの信号と押下検出回路群からの信号による動作を制御するボタン制御回路835、CPUを制御するプログラムや住所録等を記憶する動作制御用プログラム格納記憶部836、表示部に標準の状態で表示する信号を送出する通常文字表示信号送出回路837、表示画面を駆動する表示画面駆動回路838、表示画面839が設けられている。
ここまでは、各構成要素を示す番号が異なるだけで、第1実施形態と同様である。第1実施形態に必要であった構成で、第2実施形態では必要としない構成について述べる。まず、指で触れられた押しボタンのイメージを記憶し、電気的に文字を拡大し、そのイメージ信号を選択するという構成の必要が無くなる。
不要となる構成は、図2における、表示画像イメージ記憶部237、表示部に押しボタンの拡大文字を表示する信号を送出する拡大文字表示信号送出回路239、選択信号240、文字表示信号を選択する選択回路241がそれらである。また、図2で述べた表示画面を三つに分けて説明した表示画面の要素243、244,245は、図8においては一つの要素である表示画面839としている。
次に、第1実施形態に不要であった構成で、第2実施形態では必要とする構成について述べる。まず、視覚ではなく聴覚で知らしめることを特徴としているので、音声合成回路840、音声増幅回路841、音声発生装置(例えば、送話口やイヤホン)842、音声情報記憶回路843がそれらである。
続いて、本発明の第2実施形態の動作について詳細に説明する。まず、指で押しボタンに触れた動作から、その信号をボタン制御回路が受け取り、さらに、CPUに送出し、その信号をCPUが処理する動作までは第1実施形態と同様である。
ボタン制御回路からの信号を受け付けたCPU831は発声すべき音声信号を符号化して音声情報記憶回路843に記憶させる。CPU831は音声情報記憶回路843からそれらの情報を読み出し、符号化された音声信号を音声合成回路840に送出する。
符号化された音声信号を受け付けた音声合成回路840は、人間が聞き取れる音声信号を合成し、その信号を受話口やイヤホン842を駆動する音声増幅回路841に送出する。ユーザは受話口、または、イヤホン842等からその音声を聞き取る。
この動作は、図5 ステップ502、ステップ505では、当日の日付や時刻(例えば、「1月2日12時35分」、「充電状態は中間」、「電波状態は良好」)といった様に発声されると読み替える。
同様に、図6でボタン全体の拡大表示イメージを表示画面に表示させるという動作(図6のステップ602、ステップ604、ステップ606)では、これらに代えて、例えば、音声信号でステップ602では、「複数のボタンに触れています。一つは数字の4のボタンです。また、このボタンには平仮名のた、アルファベットのG,H,Iが含まれています。」、ステップ604では、例えば、「複数のボタンに触れています。別の一つは数字の7のボタンです。また、このボタンには平仮名のま、アルファベットのP,Q,R,Sが含まれています。」、ステップ606では、「ボタンを押下すると数字の4が入力されます。」という様に受話口、または、イヤホン842から発声されるというように読み替える。
同様に、メニューを選択した場合には、例えば、「ツールBOXにカーソルがあります。」、「スケジュールにカーソルがあります。」の様に発声されると読み替える。
ここで、図5、図6で読み替えられる、これらの様に発声される言葉は一実施例であり、ユーザが理解できるのであれば、発声される言葉の順序や言葉の言い換え等の相違があってもその相違による効果の違いはない。ユーザは、これらの動作で、聴覚を介して携帯端末の情報を知ることができる。
ところで、特許文献5には、手持ち式の携帯端末PDA等のような、液晶ディスプレイにタッチパネルを重ねて配置された構成を持つ情報装置が開示されている。
この情報装置の液晶ディスプレイ上に、この端末が実行可能な各種のアプリケーション用のアイコンが表示される。このアイコンを指し示すポインティングデバイスのタッチペン、および、必要に応じて、液晶ディスプレイ上に表示される仮想のキーボード(物理的なキーボードではなく、画面上に表示される画像としてのキーボード)のキーを粗く選択する十字型のマルチメディアコントローラがある。
また、それらを制御するためのハードウェアとして、CPU(中央処理装置、以下CPUと記述する。)、ROM(読み出し専用メモリ、以下ROMと記述する。)、HDD(ハードディスクドライブ、以下HDDと記述する。)や書き込み・読み出し可能なRAM(ランダムアクセスメモリ、以下RAMと記述する。)、通信装置、地理的な位置を知るためのGPS等で構成されている。
さらに、この情報装置の液晶ディスプレイには、主たるアプリケーションアイコンを表示する領域の他に、現在時刻、端末商品名、バッテリ残量、GPS稼働状態等を表示する領域、デフォールトでインストールされたアプリケーション群に対応するアイコンが表示される領域等が、液晶ディスプレイの上縁、または、下縁に設けられている。
この情報装置の動作を説明する。マルチメディアコントローラは、端末の側面の、親指が位置する部分などに設けられ、上下左右に傾けられることで仮想のキーボード上をカーソルが移動するように動作する。文字入力を必要とする端末のアプリケーションが選択された場合、液晶ディスプレイに仮想的に表示されるキーボードのキー上を、前述のマルチメディアコントローラを操作することで、カーソルが上下左右に移動し、キーの選択を粗く選ぶように動作する。
マルチメディアコントローラでキーを粗く選択するだけで良い理由は、選択(フォーカス)された近傍のキー数個を含めて、画面上に表示することができることにある。タッチペンは、マルチメディアコントローラと同様に、仮想のキーボードのキー選択を行うとともに、選択されたキーとその近傍のキー数個が液晶ディスプレイに拡大表示されるので、その拡大表示されたキーの中の望むキーを指し示すことで情報処理装置の入力装置として動作する。
画面上に拡大表示されたキーボードの一部を見ながら、キー群の中にある必要な文字をタッチペンで指し示すことで、アプリケーションにその文字の入力を行うように指示が伝達されるように動作する。
つまり、両手が自由に動作する人は、一方の手で小さな文字や小さな形で表示される仮想のキーボードをマルチメディアコントローラで必要とするキーの近傍を選び、選ばれたキー、及び、そのキーの周囲(横方向、または、縦方向・・・キーボードのキー配列で言うと斜め方向というほうが適切かもしれない)が同じ液晶ディスプレイ上の別の位置に拡大表示される。もう一方の手で持ったタッチペンで、拡大表示された複数の文字を確認しながら、そのうちのひとつを選択するとともに、選択した文字を入力するように操作することができる。
この動作を実現するプログラムは、適当なコンピュータで読み取れるCD−ROMのような媒体、あるいは、HDDに格納し、必要に応じてCPUに実行させることができる。また、インターネット等のコンピュータ間通信で伝送される媒体に埋め込んで提供することもできる。
一方、これらの動作を実現させるには、画面上のキー選択のために、軽く容易に動かすことができるタッチペン等のようなポインティングデバイスを必要とするのが望ましい形態である。マルチメディアコントローラのようなポインティングデバイスで仮想のキーボードのキー選択と、拡大表示されたキーの選択を切り替えながら操作するのは操作性を著しく損なうためである。
また、仮想のキーボードにおけるキー配列はパソコンで使用しているキーボードと同じ配列で画面上に表示されるように動作しており、そのキー配列が一緒であるので違和感なく操作できる。
特許文献5に記載された、手持ち式の携帯端末PDAの液晶ディスプレイに小さな文字で表示されるがパーソナルコンピュータで使用されるフルキーボードと変わらないキーレイアウトを持つ画像が表示され、別の領域には、ポインティングデバイスで指定されたキーを含むいくつかのキーが拡大されて表示され、視認性を良くすることができる。
拡大表示されるキーは、数個(実施例では4個)を表示でき、その中に望むキーがあれば、タッチペンのような入力デバイスを使用して、拡大表示されたキーの文字を確認しながら、その文字をタッチ(タッピング)するという簡単な操作を行うことで、起動されたアプリケーションに入力文字として引き渡される。
また、この携帯端末にこれらの機能を提供するプログラムは、可搬性のある媒体やインターネット等のコンピュータ間通信で容易に提供を受けることができる。
これに対して、本発明の実施形態に係る携帯端末は外観的には一般で使用されているものとほとんど相違はない。しかし、各操作用の押しボタンにタッチセンサを備えており、操作者の指が触れると触れたことを検知する手段、検知された押しボタンを特定し、その押しボタンと同じイメージを拡大する拡大文字表示信号送出手段、通常の文字の大きさで表示部にイメージを送出する通常文字表示信号送出手段、そのどちらを選択して表示部に送出するかを選択する信号の選択手段、選択された信号を表示部に表示するための表示画面制御手段を備えている。
また、本実施形態の動作を実現するのに必要な制御をするプログラムを各記憶部から読み出しや書き込みを行って処理を行うCPU(中央処理装置)、プログラムや住所録等を記憶する記憶部、携帯端末の動作を操作者が使いやすいようにカストマイズした情報を記憶する記憶部、拡大表示したイメージを一時的に格納する記憶部、押しボタンに指が触れたことや押しボタンが押下されたことを検知し、そのボタンの文字や記号を判断してCPUに伝達する押しボタン制御手段、通常の使用方法と押しボタンを拡大表示して使用する方法の二者のうち、いずれを使用するかを決定するソフトウェアスイッチ(カストマイズ情報として記憶部に格納される)と前者ソフトウェアスイッチと同じ機能を提供するハードウェアスイッチを備えている。
その他に、CPUにより選択された画面上に表示する信号を実際の表示画面(一例として、液晶ディスプレイがある)を制御する表示画面駆動手段、ハードウェアスイッチの切り替え時に生ずるノイズや外部からの電磁気的なノイズの緩衝を目的とした外部スイッチ信号入力回路を備えている。
さらに、第2実施形態として挙げた、押しボタンの画像イメージを拡大して画面に表示することに代えて、視覚に強度の障害を持っており、文字や画像の認識ができない人のために、画像情報を音声情報に変換し、送話口、または、外部に取り付けるイヤホン等から音声情報として利用者に提供できるようにしている。そのための構成として、発声に必要な音声情報記憶手段、音声合成手段、音声増幅回路、必要により設ける外付けイヤホンを備えている。この機能を利用するときには、押しボタンを拡大画像として表示するのに必要とした各手段は不要となるが、使用しないとしても、同時に設けてあっても良い。
本発明の実施形態に係る携帯端末は、老眼のように近距離の物体に焦点が合わない人、二次的には軽度の弱視(文字が大きければ判読できる程度)の人のために、小さな文字やアイコンが読める程度に拡大して表示することで、自分が押そうとしている押しボタンが何であるかを確認できるようにする。
また、同じ携帯端末であっても、拡大表示を使用する必要のない携帯端末使用者にはその必要はないことから、同一の携帯端末であってもその機能の使用をしなくても良いように、切り替えができるようにしている。従って、後者については、通常使用されている機器と動作上はなんらの違いはないことからその説明は省略する。
まず、老眼を自覚するユーザ(老眼症状は中年から自覚することが多いが、以下、高齢者と記述する)が本実施形態の携帯端末を使用する時には、使用開始前に拡大機能を使用する設定を記憶部に対して行っておくか、携帯端末の適当な位置に設けられたハードウェアスイッチを拡大機能使用側に切り替えることで、押しボタンの拡大イメージが表示画面に文字の認識ができる程度の大きさに拡大表示される機能が動作するようになる。
高齢者が、まず押しボタンに指を軽く触れると、その押しボタンに設けられたタッチセンサが押しボタンに触れたことを検知し、その押しボタンが拡大表示されて表示画面に表示される。高齢者はそのイメージを見て、自分の望むボタンであるかを確認する。その押しボタンが異なっておれば、初めに表示された拡大表示イメージからおよその位置を推定し、別のボタンに軽く触れる。これを繰り返し、所定のボタンを見つけたところで、その押しボタンを押下する。拡大表示画像は押しボタンに指が触れたことに連動して動作するので、指を離すとその拡大表示画像は消去されるように動作する。
この機能は、英数字やかな、英記号の押しボタンだけでなく、その他の機能ボタン(例えば、iモード、文字切り替え、電話帳、受話器の上げ、下げ、クリア等)についても動作する。このようにして、押しボタンの文字確認と押下により入力が行われる。このように、表示画面のイメージは触れたボタンが何であるかの確認、数字や文字の入力はそのまま、該当の押しボタンを押下することで機能実現のための各手段に引き継がれる。
押しボタンが小さいことから、指で押しボタンに触れた時に複数の押しボタンに触れる可能性がある。この場合には、触れているボタンの拡大イメージを点滅させて順に表示させたり、交互に表示させたりする表示方法で複数のボタンに指が触れていることを利用者に知らせるように動作する。
一方、携帯端末には各種のアイコンが予め表示されている。これらを確認するのは、携帯端末を待機状態から使用可能状態にする時(折りたたみ式携帯端末であれば、折りたたんだ状態から開いた状態にした時)に行うことから、携帯端末が待機状態から使用可能状態に遷移したことに連動し、表示画面上のアイコン群を拡大表示させて、順番に表示させる様に動作する。動作させるアイコンは一例として、比較的、よく見ることの多い、時刻や電波状態といった状態を優先的に表示させる。ただし、表示する順序は一例で、効果に影響が無いので順序は変えても良い。なんらかの操作(電話の発信、メール発信、受信の問い合わせ等で押しボタンに触れるといった行為)が行われない限り、決められた回数だけ表示が続けられる。その後、表示は止まり、省エネルギー状態に移行する。途中で何らかの操作が入った時にはその動作は中断させられ、前述の押しボタン拡大表示機能を動作させる。また、メニューを選択すると表示される、アイコンの意味を説明するためにポップアップする説明も文字が小さく読めないので、それらのアイコンも拡大表示するように動作する。必要なら、その説明文を画面の余裕があれば拡大表示しても良い。
第2実施形態として挙げた、文字や数字を音声で読み上げる動作について説明する。押しボタンの拡大表示された画像は視覚から知り得るが、視覚障害が強い場合には、拡大画像に代えて、文字情報を音声(例えば、「ボタンの数字は4です。このボタンには、他に、た列のかな、及び、G、H、Iの英字があります。このままボタンを押すと数字の4が入力されます。」というように発声する。)に変換して伝えるように動作する。
高齢者は、一般論として、携帯端末の押しボタンのうち、およその配置が想像できるのは加入者電話と同じ数字レイアウトとなっている数字と特殊な英記号(*、#)くらいである。現在、一般的に使用されている携帯端末の押しボタンに表記された文字や画面上に表示されているアイコンを補助具(老眼鏡や拡大鏡等)無しでは自由に判読するのは無理であるといえる。これを拡大表示することで自分が押そうとする押しボタンが望むボタンであるかどうかを確かめることができる。そのため、従来、必須であった老眼鏡や拡大鏡の携帯を忘れた時や取り出すのが面倒な時にも携帯端末を容易に利用することができる。
文字の入力においても、拡大表示された画像に触れる(タッチ、タッピング等)ことで行うのではなく、押しボタンの確認を行うためだけで、入力動作はそのまま押しボタンを押下するだけでよいことから、指をボタンと画面の間を行き来することなく入力ができる。
また、外部に設けられたハードウェアスイッチの切り替えで拡大機能の利用ができることから、家族や友人の持つ携帯端末であっても、その携帯端末を借用して、簡単な操作で本実施形態の機能を利用することができ、元に戻すのも容易である。自分が専用に利用する端末には、ソフトウェアスイッチ(カストマイズ情報)により、一度の設定でその後はハードウェアスイッチの操作を行うことなく使用できる。
第2実施形態の視覚障害が強い人のために、視覚情報を聴覚情報に代える機能により、突起のある押しボタンを基準に、その配置からどのボタンにどの数字、または、どの文字が表示されているかということを暗記することから解放される。これは、中途視覚障害者で点字を覚える機会の無かった利用者に非常に有効であると考える。
以上の点から、表示画面上にキーボードを拡大表示することと押しボタンを拡大表示させることには類似点はある。しかし、特許文献5において、文字入力する方法は、拡大表示された画面上の拡大表示されたキーをポインティングデバイス(例えば、タッチペン)で指し示すことで入力している。一方、本実施形態では、画面上の拡大表示は見るだけで、触れている押しボタンを押下することで入力している。
これは、面積の小さい情報処理装置(例えば、手持ち式の携帯端末PDA)のようなものであれば、腕や指の移動量が小さく、負担が軽いが、大きな情報処理装置(例えば、パーソナルコンピュータ、以降、PCと記述する)であると、腕の移動量が大きく、腕を支える負担が大きいといえる。
本実施形態は、PCに適用したとしても、この点に関して、画面を見て確認するのみで、触れているキーを押下するだけで良く、負担が少なく、特許文献5で使用されているポインティングデバイス(タッチペン等のことでカーソルの移動を行うマウスを除く)が不要である。
特許文献5は、表示画面に拡大表示されたキーの表示領域を変更することに言及していないので、いつも同じ位置に表示されると考えられる。ポインティングデバイス(例えば、タッチペン)がタッチ(タッピング)することで文字入力が行われることから、画面の特定部位の傷みが早いと思われる。
特許文献5では表示画面周囲にある上下のオフスクリーンアイコンの拡大に言及しておらず、本実施形態には、特許文献5には無い、各種のアイコンの拡大表示や音声による情報の伝達という機能を提供している。
本実施形態は、拡大機能を利用する、利用しないという選択が、ソフトウェアスイッチによる設定により可能となる。また、ハードウェアスイッチで一時的に設定して、利用後は直ちに元の状態に復旧できるという機能を有しているが、特許文献5にはこの様な機能は無い。
特許文献5は、選択されたキーが拡大表示されるとずっと拡大表示されたままとなるが、本実施形態は押しボタンに触れることに連動して拡大表示されるので、押しボタンから指を離せば拡大表示は消去される。特許文献5に、この動作についての言及は無い。
特許文献5は、ポインティングデバイスとしてタッチペンを利用する例を挙げており、タッチペンは先端部が鋭利であり、複数の押しボタンに触れる可能性がほぼ無いことから、その点に関して言及は無い。本実施形態は、複数の押しボタンに触れた時には異常な表示(点滅や複数キーを交互に表示する等)を行わせて、操作者に知らしめる動作を行うことができるように動作するので、この点も異なっている。
本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、様々な変形が可能である。上記実施形態においては、表示画面を三つに分けて表示する例を示した。しかし、必ずしも三つに分割することを必要としてはいないし、必要であれば、独立した表示画面として構成しても良い。また、分割は表示画面を物理的に分割している訳ではなく、三つの表示対象を便宜的にその部分に表示しているだけである。デザインやハードウェアの設計上の制限などで、一つ、あるいは、二つ以上の表示対象にしても良いし、表示画面の形状や大きさにより、横向きにしても良い。
また、上記実施形態では「押しボタンに指が触れた時」というような表現で記述しているが、これは一例であって、指だけでなく人体の一部であればよく、指でなくとも、その効果に影響は無い。指と記述されていても、人体の一部という意味である
本発明は、老眼を感じ始めた中高年齢者へ販売する携帯端末や手の平の上で扱うような小型のコンピュータ、小型のゲーム機、デジタル式の腕時計といった製品、または、それらの複合機に利用できる。
あるいは、パーソナルコンピュータのキーボードで、特殊機能付きのキーに印字された小さい文字(例えば、Prt Scr:プリントスクリーン、ノート型パーソナルコンピュータのテンキー)はキーボード上の文字が一般的に黒色(あるいは反転した色、キーボードが黒色に対し、文字色は白色等)に着色されているのに対し、別の色(例えば、黄色)に着色されていることがあり、通常文字の大きさの半分以下の様なことが多く、読み取りにくい。それらの特殊キーに、タッチセンサを設け、画面の任意の場所に拡大表示するといった用途に利用できる。
本発明による携帯情報端末の第1実施形態を示す図である。 図1の携帯情報端末の動作の一例を説明するための図である。 図1の携帯情報端末の動作の一例を説明するための図である。 図1の携帯情報端末の動作の一例を説明するためのフローチャートである。 図1の携帯情報端末の動作の一例を説明するためのフローチャートである。 図1の携帯情報端末の動作の一例を説明するためのフローチャートである。 図1の携帯情報端末の動作の一例を説明するための図である。 本発明による携帯情報端末の第2実施形態を説明するための図である。
符号の説明
11 表示部
12 画面
13 画面
14 押しボタン
15 画面
16 指
17 記号
18 記号
19 スイッチ

Claims (6)

  1. 表示部を有する携帯情報端末であって、
    押下することで文字および/または数字を含む複数種の情報を選択的に入力でき、入力可能な前記複数種の情報が記載された押しボタンと、
    前記押しボタンが触れられたことを検出する検出手段と、
    前記検出手段により前記押しボタンが触れられたことが検出されたときに、前記表示部が表示する画面の一領域に、その時点の設定状態で前記押しボタンが押下された場合に入力される情報を、前記押しボタンに記載された情報よりも大きく表示するとともに、前記画面の他の領域に、前記押しボタンに記載された前記複数種の情報を、前記押しボタンに記載された情報よりも大きく表示する表示手段と、
    を備えることを特徴とする携帯情報端末。
  2. 請求項1に記載の携帯情報端末において、
    前記表示手段は、前記画面のさらに他の領域に、その時点までに入力された情報を表示する携帯情報端末。
  3. 請求項1または2に記載の携帯情報端末において、
    前記押しボタンは複数備えられ、
    前記検出手段は、同時に二つ以上の前記押しボタンが触れられていることを検出することができ、
    前記表示手段は、前記検出手段により同時に二つ以上の前記押しボタンが触れられていることが検出されたときに、前記画面にその旨を示す情報を表示する携帯情報端末。
  4. 請求項1から3のいずれか1項に記載の携帯情報端末において、
    前記表示手段は、前記携帯情報端末が待機状態から使用可能状態に遷移した時に、日付、時刻、前記携帯情報端末の電波の受信状態、前記携帯情報端末の電源の充電状態、前記携帯情報端末のマナーモード設定状態、および、前記携帯情報端末のバイブレータモード設定状態の中の少なくとも1つを含む複数の現在状態各々を示す情報を、順に、前記表示部が表示する画面に拡大表示する携帯情報端末。
  5. 請求項1から4のいずれか1項に記載の携帯情報端末において、
    前記検出手段により前記押しボタンが触れられたことが検出されたときに、その時点の設定状態で前記押しボタンが押下された場合に入力される情報を音声として出力する手段を更に備える携帯情報端末。
  6. 表示部と、押下することで文字および/または数字を含む複数種の情報を選択的に入力でき、入力可能な前記複数種の情報が記載された押しボタンとを有する携帯情報端末における表示方法であって、
    前記押しボタンが触れられたことを検出する検出ステップと、
    前記検出ステップにおいて前記押しボタンが触れられたことが検出されたときに、前記表示部が表示する画面の一領域に、その時点の設定状態で前記押しボタンが押下された場合に入力される情報を、前記押しボタンに記載された情報よりも大きく表示するとともに、前記画面の他の領域に、前記押しボタンに記載された前記複数種の情報を、前記押しボタンに記載された情報よりも大きく表示する表示ステップと、
    を含むことを特徴とする表示方法。
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