JP4728673B2 - 無線タグ読取装置 - Google Patents

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本発明は、読取台上を移動する収納容器に収納された複数の物品に取り付けられた無線タグに対する読み取りを行う無線タグ読取装置に関する。
従来、無線タグを取り付けた複数の物品を積み重ねて物品置き台の上に載せ、各物品の無線タグを物品置き台の下方に設けた複数のアンテナ素子を使用して読み取りを行うようにし、さらに、全ての無線タグが読取アンテナの読み取り領域に入るように物品置き台を水平移動させるものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2000−292534号公報
しかし、物品置き台の上に複数の物品を積み重ねるものでは、一度に読み取りを行うことが可能な無線タグの数が限られるため、無線タグの読み取り量が多い場合は効率が悪かった。そこで、無線タグの読み取り量が多い場合に読み取り効率を向上するにはどのような工夫が必要かを考え、その結果、複数の物品を積み重ねるのではなく、収納容器に複数の物品を立てて並べ、複数の無線タグが読取台内に水平に配置された平面状の読取アンテナに対して立てた状態で横方向に並ぶように配置し、この収納容器を、読取台の上をスライドさせることで読取アンテナにより複数の無線タグを読み取るようにすれば無線タグの読み取り効率を向上できることが分かった。
しかし、読取アンテナは一定の指向性を持っているため、収納容器をスライドさせる場合には常にアンテナ利得の最大方向の上を無線タグが通過するように設定する必要があり、このため、読取台の上に収納容器を案内するガイドを配置することが必要であることが分かった。
また、読取アンテナはアンテナ利得の方向が最大方向であってもアンテナと無線タグの距離によって電界強度が異なるという問題がある。このため、収納容器に多数の物品が収納され読み取る無線タグの量が多い場合に、アンテナと無線タグの距離が大きく離れているとアンテナ利得の最大方向に無線タグがあっても電界強度が弱いために全ての無線タグを確実に読み取ることができなくなるという問題が生じる。そこで、読み取る無線タグの量が多い場合には読取アンテナを読取台の面に近づけてアンテナと無線タグの距離を短くして電界強度を高める必要があった。
一方、図7に示すように、平面アンテナからなる読取アンテナ1の無線タグ読取エリア2におけるアンテナ利得の最大方向は図中矢印Gで示すように傾きを持っている。なお、図7(b)は図7(a)において矢印Aで示す方向から見た図である。また、図7(b)における無線タグ読取エリア2内の複数の楕円は電界強度分布を表し、最も内側Bが一番強く、最も外側Cが一番弱い分布になることを示している。
このように、読取アンテナ1におけるアンテナ利得の最大方向Gは一方向Hに傾きを持っているため、例えば、読取台における収納容器のスライド方向から見て、読取アンテナ1を、図7(a)に示すようにアンテナ利得の最大方向Gが横方向に傾くように配置すると、アンテナと無線タグの距離を変化した場合に無線タグとアンテナ利得の最大方向との間にずれが生じる。
すなわち、読取アンテナと通過する無線タグとの距離が所定の距離になるように設定され、この状態で無線タグが読取アンテナの上を通過する時に無線タグがちょうどアンテナ利得の最大方向Gの上に位置するようにガイドの位置を設定している状態で、例えば、読み取る無線タグの量が多くなったため、アンテナと無線タグの距離を短くして読取アンテナの読み取り感度を高めようとすると、アンテナと無線タグの距離の短縮に伴ってアンテナ利得の最大方向Gの位置がアンテナ面に垂直な線Dの方向に近づくため、ガイドの位置がそのままではアンテナ利得の最大方向Gの位置と無線タグの通過位置に位置ずれが生じることになる。このため、ガイドの位置を調整しなければならないという問題が生じる。
本願発明は、このような問題点に鑑みてなされたもので、収納容器に無線タグを取り付けた複数の物品を縦に並べて収納して読取台の上を移動させることで多数の無線タグに対する読み取り効率を向上でき、しかも、読取アンテナと通過する無線タグとの距離を可変してもアンテナ利得の最大方向の位置と無線タグの通過位置に位置ずれが生じることはなく、従って、ガイドの調整を不要にできる無線タグ読取装置を提供する。
本発明は、無線タグを取り付けた物品を無線タグの送受信面が互いに対向するように並べて複数収納した収納容器を、無線タグの並びの方向に移動させる読取台と、この読取台上に配置され、収納容器を位置決めしつつ移動を案内するガイドと、読取台内部に収納され、収納容器の移動方向にアンテナ利得の最大方向が傾き、移動する方向と直交する方向にはアンテナ利得の最大方向が傾かず垂直又は略垂直となるように配置した無線タグ読取アンテナと、無線タグ読取アンテナを、読取台の内部で配置の状態を変えずに保持する保持部材とを備えた無線タグ読取装置にある。
本発明によれば、収納容器に無線タグを取り付けた複数の物品を縦に並べて収納して読取台の上を移動させることで多数の無線タグに対する読み取り効率を向上できる。しかも、読取アンテナと通過する無線タグとの距離を可変してもアンテナ利得の最大方向の位置と無線タグの通過位置に位置ずれが生じることはなく、従って、ガイドの調整を不要にできる。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照して説明する。
(第1の実施の形態)
図1及び図2に示すように、無線タグ11を取り付けた、例えばカードや封書などの平板状の物品12を複数、収納容器13に、無線タグ11の送受信面が互いに対向するように並べて収納している。
14は長方体形状の読取台で、この読取台14の上面長辺の一端側にガイド15を配置している。そして、前記収納容器13を、手動操作によって読取台上を前記ガイド15に沿って無線タグ11の並びの方向に移動させるようになっている。
前記読取台14は、内部に平面アンテナからなる無線タグ読取アンテナ16及びこの無線タグ読取アンテナ16を読取台14の長手方向、すなわち、前記ガイド15による前記収納容器13の移動案内方向に沿って前後に駆動する駆動機構17を設けている。
前記駆動機構17は、前記無線タグ読取アンテナ16を、その読取面を前記読取台14の上面側に向けて平板状の移動台18の上面中央部に固定し、この移動台18を、その両端部を両側板19a,19bと底面板19cからなる断面コ字状の保持部材19の両側板19a,19bに設けた長尺なスリット20a,20bに嵌合している。そして、前記移動体18を、無線タグ読取アンテナ16を固定した状態で前記スリット20a,20bに沿って移動自在にしている。
前記移動体18の下面側にはこの移動体の移動方向に沿って長尺な部材21を固定し、その部材21の底面にラックギア22を形成している。また、前記保持部材19の底面板19cの上面中央部にはモータ23を固定し、このモータ23の回転軸の先端にピニオンギア24を取り付けている。そして、このピニオンギア24を前記ラックギア22と歯合させている。
前記保持部材19は前記読取台14の内側に上下動自在に設けられ、その位置決めを保持部材19の両側板19a,19bの前後左右に設けた孔と前記読取台14の両側板の前後左右に設けた孔を4本のピン25を嵌合させることで行っている。そして、前記読取台14の両側板の前記左右には孔が、高さ位置を変えて複数開けられており、ピン25を嵌合させる高さ位置を変化させることで前記無線タグ読取アンテナ16の高さ位置を可変できるようになっている。
前記無線タグ読取アンテナ16には給電点となるコネクタ16aが設けられ、このコネクタ16aにタグリーダ(図示せず)からのケーブルが接続されるようになっている。前記無線タグ読取アンテナ16は、無線タグ読取エリアにおいて、前記収納容器13の移動方向にアンテナ利得の最大方向が図7の(a)に示すように傾き、移動する方向と直交する方向にはアンテナ利得の最大方向が図7の(b)に示すように傾かず垂直又は略垂直となるように配置している。
前記読取台14における長手方向の両端部側中央には、それぞれ物体検出手段としての1対の物体センサ26,27、28,29を前後に所定の間隔をあけて並べて配置している。すなわち、前記読取台14の一端部中央には、端側に第1の物体センサ26を配置し、内側に第2の物体センサ27を配置している。また、前記読取台14の他端部中央には、端側に第3の物体センサ28を配置し、内側に第4の物体センサ29を配置している。
前記保持部材19の底面板19cの上面にはモータ23を駆動制御する制御部を構成する回路部品を収納した回路ボックス30を設けている。そして、図3に示すように、前記第1、第2、第3、第4の物体センサ26,27,28,29を制御部31に接続している。
前記制御部31は、例えば、マイクロプロセッサやメモリ等を備え、前記第1、第2の物体センサ26,27からの物体検出信号を取り込み、前記収納容器13が第1の物体センサ26に達してから第2の物体センサ27に達するまでの時間を計測して前記収納容器13が読取台14の一端側から他端側へ移動するときの移動速度を算出し、また、前記第3、第4の物体センサ28,29からの物体検出信号を取り込み、前記収納容器13が第3の物体センサ28に達してから第4の物体センサ29に達するまでの時間を計測して前記収納容器13が読取台14の他端側から一端側へ移動するときの移動速度を算出するようにしている(速度検出手段)。
前記制御部31は、収納容器13の移動速度を算出すると、その算出結果に基づいて前記モータ23を駆動して無線タグ読取アンテナ16の移動制御を行う。すなわち、図4に示すように、まず、S1にて、無線タグ読取アンテナ16が稼動限界点P1又はP2に達しているか否かをチェックする。この場合の、稼動限界点P1は移動体18がスリット20a,20bに沿って読取台14の一端側から他端側へ移動しその移動体18の先端がスリット20a,20bの一方の終端に当接した位置であり、稼動限界点P2は移動体18がスリット20a,20bに沿って読取台14の他端側から一端側へ移動しその移動体18の先端がスリット20a,20bの他方の終端に当接した位置である。
無線タグ読取アンテナ16が稼動限界点P1又はP2に達していることを検出すると、S2にて、モータ23の駆動を停止して無線タグ読取アンテナ16の移動を停止させる。また、無線タグ読取アンテナ16が稼動限界点P1又はP2に達してなければそのままモータ23の駆動を継続する。
続いて、S3にて、第1、第2の物体センサ26、27が物体である収納容器13を第1の物体センサ、第2の物体センサの順で検出したかをチェックし、もし、第1、第2の物体センサ26、27が、収納容器13の通過を第1の物体センサ、第2の物体センサの順で検出していれば、S4にて、第1、第2の物体センサ26、27による収納容器13の通過検出の時間差から収納容器13の移動速度V1を算出する。
また、S3にて、第1、第2の物体センサ26、27が収納容器13を第1の物体センサ、第2の物体センサの順で検出していないことを判断すると、続いて、S5にて、第3、第4の物体センサ28、29が収納容器13を第3の物体センサ、第4の物体センサの順で検出したかをチェックし、もし、第3、第4の物体センサ28、29が収納容器13の通過を第3の物体センサ、第4の物体センサの順で検出していれば、S6にて、第3、第4の物体センサ28、29による収納容器13の通過検出の時間差から収納容器13の移動速度V1を算出する。
また、S5にて、第3、第4の物体センサ28、29が収納容器13を第3の物体センサ、第4の物体センサの順で検出していないことを判断すると、この場合は、モータ23を駆動制御して無線タグ読取アンテナ16をホームポジションである読取台14の中央部に移動させ後、S3の処理に待機する。
S4にて、収納容器13の移動速度V1を算出すると、続いて、S8にて、移動している収納容器13と無線タグ読取アンテナ16との相対速度を予め設定した推奨相対速度にするための無線タグ読取アンテナ16の移動速度V2を求める。
そして、S9にて、無線タグ読取アンテナ16が稼動限界点P1に達しているか否かをチェックし、達していなければ、S10にて、無線タグ読取アンテナ16の稼動限界点P1への移動速度がV2になるようにモータ23の出力を調整し、一連の処理を終了する。また、S9にて、無線タグ読取アンテナ16が稼動限界点P1に達していることを判断すると、これ以上は無線タグ読取アンテナ16を移動させることができないので、S2に戻って無線タグ読取アンテナ16の移動を停止させる処理を行い、再度S3からの処理を繰り返す。
S6にて、収納容器13の移動速度V1を算出すると、続いて、S11にて、移動している収納容器13と無線タグ読取アンテナ16との相対速度を予め設定した推奨相対速度にするための無線タグ読取アンテナ16の移動速度V2を求める。
そして、S12にて、無線タグ読取アンテナ16が稼動限界点P2に達しているか否かをチェックし、達していなければ、S13にて、無線タグ読取アンテナ16の稼動限界点P2への移動速度がV2になるようにモータ23の出力を調整し、一連の処理を終了する。また、S12にて、無線タグ読取アンテナ16が稼動限界点P2に達していることを判断すると、これ以上は無線タグ読取アンテナ16を移動させることができないので、S2に戻って無線タグ読取アンテナ16の移動を停止させる処理を行い、再度S3からの処理を繰り返す。
このような構成においては、図5に示すように、無線タグ11を取り付けた物品12を多数縦方向に並べて収納した収納容器13を、手動操作によって読取台14の上を図中実線の矢印で示すように、一端側から他端側に向けてガイド15に沿って移動させる。なお、無線タグ読取アンテナ16上の点線の矢印はアンテナ利得の最大方向の傾きの方向を示している。この移動において、第1の物体センサ26が先ず収納容器13の通過を検出し、続いて、第2の物体センサ27が収納容器13の通過を検出する。
今、無線タグ読取アンテナ16がホームポジションである読取台14の中央部に位置していれば、制御部31は第1の物体センサ26からの検出信号と第2の物体センサ27からの検出信号を取り込んで、両者の時間差から収納容器13の移動速度V1を算出する。そして、収納容器13と無線タグ読取アンテナ16との相対速度を予め設定した推奨相対速度にするための無線タグ読取アンテナ16の移動速度V2を求める。そして、求めた移動速度V2に基づいてモータ23を駆動して無線タグ読取アンテナ16を移動させる。
収納容器13の移動速度V1が予め設定した推奨相対速度に略一致している場合には無線タグ読取アンテナ16の移動速度V2は略ゼロとなる。すなわち、無線タグ読取アンテナ16はほとんど移動せずに収納容器13の無線タグ11を読み取る。また、収納容器13の移動速度V1が予め設定した推奨相対速度よりも速い場合には、算出した移動速度V2に従って無線タグ読取アンテナ16は収納容器13の移動方向と同じ方向に移動し、収納容器13と無線タグ読取アンテナ16との相対速度を予め設定した推奨相対速度にして収納容器13の無線タグ11を読み取る。さらに、収納容器13の移動速度V1が予め設定した推奨相対速度よりも遅い場合には、算出した移動速度V2に従って無線タグ読取アンテナ16は収納容器13の移動方向とは反対方向に移動し、収納容器13と無線タグ読取アンテナ16との相対速度を予め設定した推奨相対速度にして収納容器13の無線タグ11を読み取る。
このように、収納容器13を手動操作によって読取台14の上を移動させることで、移動速度にばらつきが生じても収納容器13と無線タグ読取アンテナ16との相対速度が推奨相対速度になるように無線タグ読取アンテナ16が移動するため、オペレータは収納容器13を移動させる速度を意識せずに作業でき、しかも、無線タグ読取アンテナ16は常に最適な読取条件のもとで収納容器13内の多数の無線タグ11を読み取ることができて確実な読取ができる。また、収納容器13と無線タグ読取アンテナ16との相対速度に比べて収納容器13の移動速度を高めることが可能となり、無線タグの読み取り効率をさらに向上できる。
また、この読取台14は他端側にも第3、第4の物体センサ28、29を配置しているので、収納容器13を読取台14の反対側、すなわち、他端側から一端側に移動させても収納容器13と無線タグ読取アンテナ16との相対速度が推奨相対速度になるように無線タグ読取アンテナ16が移動するので、この場合も常に最適な読取条件のもとで無線タグ読取アンテナ16は収納容器13内の多数の無線タグ11を読み取ることができ、確実な読取ができる。
しかも、収納容器13には無線タグ11を取り付けた物品12が縦に並べて多数収納できるので、無線タグ読取アンテナ16は収納容器13の移動操作によって多数の無線タグを読み取ることができ、無線タグの読取効率を向上できる。
また、収納容器13に収納する物品12の数を増加して無線タグ1の配置密度が高くなる場合には、読み取りの感度を上げるために無線タグ読取アンテナ16の位置を読取台14の上面に近づける必要がある。そこで、4本のピン25を一旦外して保持部材19の位置を上に移動させ、再び4本のピン25を嵌合させて保持部材19を位置決めする。
こうして、収納容器13にある無線タグ11と無線タグ読取アンテナ16との距離が短縮され、無線タグ11が通過する位置での無線タグ読取アンテナ16からの電界強度がくなり、無線タグ11の読み取り感度が高くなる。そして、この場合に、無線タグ読取アンテナ16のアンテナ利得の最大方向は収納容器13移動方向から見たときに図7(b)に示すように垂直又は略垂直方向になっているので、無線タグ11と無線タグ読取アンテナ16との距離を短縮しても無線タグ11は無線タグ読取アンテナ16のアンテナ利得の最大方向にある。従って、ガイド15の位置を内側に移動させるような面倒な調整作業を行うことなく、簡単に無線タグ11の読み取り感度を高めることができる。
なお、この実施の形態においては、読取台14の一端側に第1、第2の物体センサ26、27を配置し、他端側に第3、第4の物体センサ28、29を配置し、読取台14の一端側、他端側のいずれから収納容器13を移動させても収納容器13の移動速度を算出できるようにしたがこれに限定するものではなく、読取台14の一端側、他端側のいずれか一方にのみ1対の物体センサを設けて読取台14の一方向から収納容器13を移動させたときのみ収納容器13の移動速度を算出するものであってもよい。
また、この実施の形態においては、収納容器の移動速度を算出するのに1対の物体センサを使用したがこれに限定するものではなく、1個の物体センサを使用して収納容器の移動速度を算出することもできる。すなわち、収容容器に一定幅の切片を取り付け、この切片が1個の物体センサを横切る時間から収容容器の移動速度を算出すればよい。
また、この実施の形態においては、収納容器の移動速度を算出し、収納容器13と無線タグ読取アンテナ16との相対速度が推奨相対速度になるように無線タグ読取アンテナ16が移動するものについて述べたがこれに限定するものではなく、1個の物体センサで単に収納容器の通過を検出し、これにより無線タグ読取アンテナ16を収納容器13の移動方向に常に一定の速度で移動するものであってもよい。この場合、収納容器13と無線タグ読取アンテナ16との相対速度に比べて収納容器13の移動速度を高めることができるので、無線タグ読取アンテナ16による無線タグの読み取りを確実にしつつ無線タグの読み取り効率をさらに向上できる。
また、この場合に、物体センサで収納容器の通過を検出せずに、読取台14に操作スイッチを設け、収納容器13の移動操作時にオペレータが操作スイッチを操作することで無線タグ読取アンテナ16を収納容器13の移動方向に一定の速度で移動させるものであってもよい。
また、この実施の形態においては、収納容器の移動速度を算出して無線タグ読取アンテナ16を移動させるようにようにしたがこれに限定するものではなく、無線タグ読取アンテナ16を移動させずに固定するものであってもよい。この場合は、オペレータは収納容器を読取台の上を移動させるときの速度を意識して揃える必要はある。なお、駆動機構17は不要となるので構成は簡単になる。但し、無線タグ読取アンテナ16の上下方向の高さを調整する機構は必要である。
このように無線タグ読取アンテナ16を移動させずに固定するものであっても、無線タグ読取アンテナ16の高さ位置の変化に対しては常に無線タグ11を無線タグ読取アンテナ16のアンテナ利得の最大方向に位置させることができ、従って、この場合においてもガイド15の位置を内側に移動させるような面倒な調整作業を行うことなく、簡単に無線タグ11の読み取り感度を高めることができるという効果は得られる。
(第2の実施の形態)
なお、前述した実施の形態と同一の部分には同一の符号を付し、詳細な説明は省略する。
図6に示すように、読取台14内に平面アンテナからなる2個の無線タグ読取アンテナ161、162を収納容器13の移動方向に並べて配置している。そして、前記読取台14の一端側に配置した無線タグ読取アンテナ161のアンテナ利得の最大方向は図中点線の矢印で示すように読取台14の一端側に傾いており、また、前記読取台14の他端側に配置した無線タグ読取アンテナ162のアンテナ利得の最大方向は図中点線の矢印で示すように読取台14の他端側に傾いている。
前記各無線タグ読取アンテナ161、162は、駆動機構における1つの移動台に固定され、駆動機構によって収納容器13の移動方向に沿って共に同じ方向に移動するようになっている。
また、前記各無線タグ読取アンテナ161、162は物体センサとしての機能も有し、例えば、収納容器13が読取台14の一端側から移動操作されたときには、収納容器13は先ず無線タグ読取アンテナ161の読取エリアに入るので、収納容器13の無線タグが無線タグ読取アンテナ161によって読み取られる。しばらくして、収納容器13は無線タグ読取アンテナ162の読取エリアに入るので、収納容器13の無線タグが無線タグ読取アンテナ162によって読み取られる。
従って、制御部は、無線タグ読取アンテナ161が無線タグの読み取りを開始してから無線タグ読取アンテナ162が無線タグの読み取りを開始するまでの時間を計測することで収納容器13の移動速度V1を算出する。
また、逆に、収納容器13が読取台14の他端側から移動操作されたときには、収納容器13の無線タグは先ず無線タグ読取アンテナ162によって読み取られる。しばらくして、今度は収納容器13の無線タグは無線タグ読取アンテナ161によって読み取られる。
従って、制御部は、無線タグ読取アンテナ162が無線タグの読み取りを開始してから無線タグ読取アンテナ161が無線タグの読み取りを開始するまでの時間を計測することで収納容器13の移動速度V1を算出する。
このように、1対の無線タグ読取アンテナ161、162を使用することで収納容器13の移動速度V1を算出することができるので、この移動速度V1と予め設定した推奨相対速度から1対の無線タグ読取アンテナ161、162の移動速度V2を求めることができる。
このように、1対の無線タグ読取アンテナ161、162を使用することで収納容器13の移動速度V1を算出し、収納容器13と無線タグ読取アンテナ161、162との相対速度が推奨相対速度になるように無線タグ読取アンテナ161、162を速度V2で移動制御することができる。
従って、この実施の形態においても前述した第1の実施の形態と同様に、オペレータは収納容器13を移動させる速度を意識せずに作業でき、しかも、無線タグ読取アンテナ161、162は常に最適な読取条件のもとで収納容器13内の多数の無線タグを読み取ることができて確実な読取ができる。また、収納容器13と無線タグ読取アンテナ161、162との相対速度に比べて収納容器13の移動速度を高めることが可能となり、無線タグの読み取り効率をさらに向上できる。また、収納容器13を読取台14の一端側、他端側のいずれから移動操作しても収納容器13内の多数の無線タグを確実に読み取ることができる。また、使用する無線タグ読取アンテナは1個増加するが物体センサを全て不要にできる。
また、読み取りの感度を上げるために無線タグ読取アンテナ161、162の位置を読取台14の上面に近づけ、収納容器13内の無線タグと無線タグ読取アンテナ161、162との距離を短くする場合においても前述した第1の実施の形態と同様の効果を得ることができる。すなわち、無線タグ読取アンテナ161、162のアンテナ利得の最大方向は収納容器13に移動方向から見たときに図7(b)に示すように垂直又は略垂直方向になっているので、収納容器13内の無線タグと無線タグ読取アンテナ161、162との距離を短くしても収納容器13内の無線タグは常に無線タグ読取アンテナ161、162のアンテナ利得の最大方向にある。従って、ガイド15の位置を内側に移動させるような面倒な調整作業を行うことなく、簡単に無線タグの読み取り感度を高めることができる。
本発明の、第1の実施の形態に係る無線タグ読取装置の構成を示す横方向の断面図。 同実施の形態に係る無線タグ読取装置の構成を示す縦方向の断面図。 同実施の形態に係る無線タグ読取装置のモータ駆動制御部のブロック図。 図3の制御部による無線タグ読取アンテナの移動制御を示す流れ図。 同実施の形態に係る無線タグ読取装置の動作を説明するための斜視図。 本発明の、第1の実施の形態に係る無線タグ読取装置の動作を説明するための斜視図。 読取アンテナの無線タグ読取エリアとアンテナ利得の最大方向を示す図
符号の説明
11…無線タグ、12…物品、13…収納容器、14…読取台、15…ガイド、16…無線タグ読取アンテナ。

Claims (7)

  1. 無線タグを取り付けた物品を無線タグの送受信面が互いに対向するように並べて複数収納した収納容器を、前記無線タグの並びの方向に移動させる読取台と、
    この読取台上に配置され、前記収納容器を位置決めしつつ移動を案内するガイドと、
    前記読取台内部に収納され、前記収納容器の移動方向にアンテナ利得の最大方向が傾き、移動する方向と直交する方向にはアンテナ利得の最大方向が傾かず垂直又は略垂直となるように配置した無線タグ読取アンテナと、
    前記無線タグ読取アンテナを、前記読取台の内部で前記配置の状態を変えずに保持する保持部材と、
    を備えたことを特徴とする無線タグ読取装置。
  2. 前記保持部材によって前記配置の状態を変えずに保持された前記無線タグ読取アンテナの高さ位置を、前記無線タグ読取アンテナと前記無線タグとの距離を短縮する方向に調節する手段、
    をさらに具備したことを特徴とする請求項1記載の無線タグ読取装置。
  3. 前記読取台に配置し、前記収納容器の通過速度を検出する速度検出手段と、
    前記読取台内部に設け、前記保持部材によって前記配置の状態を変えずに保持された前記無線タグ読取アンテナを前記ガイドによる前記収納容器の移動案内方向に沿って前後に駆動する駆動機構と、
    前記速度検出手段が前記収納容器の通過速度を検出すると、前記駆動機構を駆動して前記無線タグ読取アンテナを前記収納容器との相対速度が設定速度になるように移動させる制御手段と、
    をさらに備えたことを特徴とする請求項1または2記載の無線タグ読取装置。
  4. 前記制御手段は、前記通過速度が予め設定した推奨相対速度よりも遅い場合は前記読取アンテナを前記収納容器の移動方向とは反対方向に移動させることを特徴とする請求項記載の無線タグ読取装置。
  5. 無線タグ読取アンテナとして、1対の無線タグ読取アンテナを前記ガイドによる前記収納容器の移動案内方向に並べて設け、前記各無線タグ読取アンテナを速度検出手段にも兼用したことを特徴とする請求項記載の無線タグ読取装置。
  6. 前記読取台に配置し、前記収納容器の通過を検出する物体検出手段と、
    前記読取台内部に設け、前記保持部材によって前記配置の状態を変えずに保持された前記無線タグ読取アンテナを前記ガイドによる前記収納容器の移動案内方向に沿って前後に駆動する駆動機構と、
    前記物体検出手段が前記収納容器の通過を検出すると、前記駆動機構を駆動して前記無線タグ読取アンテナを前記収納容器の移動方向に移動させる制御手段と、
    を備えたことを特徴とする請求項1または2記載の無線タグ読取装置。
  7. 前記保持部材によって前記配置の状態を変えずに保持された前記無線タグ読取アンテナは、前記ガイドによる収納容器の移動案内方向に移動自在に設けられており、前記収納容器の移動時に前記無線タグ読取アンテナを前記収納容器の移動方向に移動させることを特徴とする請求項1記載の無線タグ読取装置。
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