JP4726104B2 - ミストセパレータ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、羽根車式ミストセパレータの改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
ミストセパレータを組み込んだ排気装置として、本件出願人は、先に特願平11−351856号において、図3に例示する表面処理槽の排気浄化装置を提案している。ここで用いられるミストセパレータ1は、図4に示すように、吸入口12a、吹出口12bを持つ多数の小径空気孔を放射状に配置した中空円盤形状の羽根車12を主要部材とし、この羽根車12をモータ13により高速回転させ、その中央の中空部分から空気とともに吸引したミストを羽根車12の前記小径空気孔中で凝縮させ粒子径を大きくするとともに、回転する羽根車12の遠心力によって吹出口12bから高速で放出して、外周壁14に衝突させ、空気から分離している。
【0003】
ところが、羽根車12により大径化したミスト粒子は、外周壁14に衝突したときその衝撃でかなりの部分が微細な水滴になって再飛散してしまい、その一部が再び空気流に乗って外部に排出されるという問題があった。このために、ミストセパレータの出口部分に飛散ミストを捕集するフィルタを設置する必要があった。
【0004】
また、前記のように、外周壁14に衝突して捕集されたミストは、下方に流下してドレンパイプ15を経て排出、回収されるのであるが、羽根車12から放出された高速の空気流に接する部位では、その捕集ミストは空気流に引きずられるため外周壁14内面に沿って上方に押し上げられ、ついには排気ダクト16の方まで流出するという不具合があった。このような不具合を解消するため、上方に向かう空気通路の断面積を大きく設定して、風速を低下させなどの処置が必要であった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記の問題点を解決するためになされたものであり、前記羽根車からなるミストセパレータにおいて、ミストの確実に捕集し、再飛散することなく、かつ空気流によって押し流されることも防止できるミストセパレータを提供する。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記の問題は、羽根車を高速回転させ、羽根車の中央部分から空気とともに吸引したミストを外周の吹出口から対向する外周壁に向けて吹き出して、外周壁の前面に設置したフィルタ部材によりミストを捕集し分離するようにしたミストセパレータにおいて、前記フィルタ部材を外周壁の前面に設置される第1フィルタ部材と、この第1フィルタ部材の上方の空気通路に配置される第2フィルタ部材を一体に形成したものとしたことを特徴とする本発明のミストセパレータによって、解決することができる。
【0007】
また、本発明は、前記第1フィルタ部材の高さを前記羽根車の外周吹出部の高さ寸法の3倍以上とした形態、および前記外周壁と第1フィルタ部材の裏面との間に空間を設けた形態の前記したミストセパレータとして、好ましく具体化できる。
【0008】
【発明の実施の形態】
次に、本発明のミストセパレータに係る実施形態について、図1〜4を参照しながら説明する。
本発明のミストセパレータを例示する図1において、円筒形外周壁2内に配置したモータケース13の下部に、羽根車12が取り付けられ、水平面内で高速回転可能に設定されている。この羽根車12は、先に図4によって説明した通りのもので、吸入口12a、吹出口12bを有する多数の小径空気孔を放射状に配置した中空円盤形状の回転体であり、高速回転させることにより、下方の取入開口10からミストを含む空気を吸引し、前記小径空気孔中に導き入れ、ミストを凝縮させ粒子径を大きくするとともに、回転する羽根車12の遠心力によって外周吹出口12bから高速で放出する機能を有する。
【0009】
そして、本発明の特徴とするところは、前記外周壁2の前面の、前記羽根車12から吹出されるミストが衝突する位置に、羽根車12を水平方向から包囲するように第1フィルタ部材31を設置し、ミストを衝突させ捕集するようにした点にある。なお、この第1フィルタ部材31は、前記外周壁2の底板部材4に垂直に立設した、円筒形状ものでよい。また、底板部材4は、中央部分に前記取入開口10が設けられ、かつドレン受け容器を兼ねている。
【0010】
そして、この第1フィルタ部材31は、表裏に連通した無数の空気通路を不規則に設けた多孔質材料が用いられ、素材としては、親水性で耐薬品性のあるものが好ましく、耐食金属またはプラスチックス製繊維または細ワイヤを不規則に集合させたフィルタ材が適当である。また、その表面は、適宜な凹凸形状とし、気流との接触面積を大きくするのが好ましい。
【0011】
このように構成された本発明のミストセパレータでは、回転する羽根車12の遠心力によって高速で吹出されたミストは、第1フィルタ部材31に衝突して捕集される。この場合、ミストの大部分は第1フィルタ部材31の気孔内に侵入するので、衝突の衝撃で再飛散することが少ないうえ、第1フィルタ部材31の前面で上昇する気流によって上方に運び出すこともない。また、第1フィルタ部材31内を通過する気流もあるが、これは速度が減速しているので、捕集ミストを上方に運び出すことがない。
【0012】
さらに、図2を参照して、本発明の好ましい実施形態について説明する。
先ず、前記第1フィルタ部材31のミスト捕集効果は、第1フィルタ部材31の高さに大きな影響を受けるから、前記羽根車の吹出口12bが開口した外周吹出部の下端位置を基準にした第1フィルタ部材の高さh2を,前記羽根車12の外周吹出部の高さ寸法h1の3倍以上とするのが特に好ましい。
【0013】
また、前記外周壁2と第1フィルタ部材31の裏面との間に空間2aを設けるのも好ましく、このように構成することにより、第1フィルタ部材31に一旦捕集されたミストが外周壁2側に移行することがないから、気流によって上方の排気ダクトに運ばれるのを防止できる。したがって、空間2aの間隔は、ごく僅かな距離でよい。
【0014】
また、本発明では、前記第1フィルタ部材31の上方の排気空気通路に第2フィルタ部材32を配置した構造とすると、捕集しきれずに気流に乗って排気ダクトの方に流出するミストを確実に捕集できるからさらに好ましい。この場合、この第1フィルタ部材31と第2フィルタ部材32とは、例えば図2のように、第1フィルタ部材31の支持金具31aの上端において、第2フィルタ部材32の支持金具32aとを結合して、断面が略T字状に一体化させると、前述のように捕集効果を向上させるほか、両フィルタ部材の取付け、取外しが容易になるなどフィルタ部材のメンテナンスにおいても好ましい利点が得られる。
【0015】
【発明の効果】
本発明のミストセパレータは、以上説明したように構成されているので、第1フィルタ部材によって、捕集したミストの再飛散を防止し、かつドレンが空気流によって押し上げられることも防止できる。さらに、第2フィルタ部材を設けることにより、第1フィルタ部材の効果をさらに確実にでき、飛散ミストや上昇するドレンが排気ダクトに到達することを全く解消できるという優れた効果がある。よって本発明は、従来の問題点を解消したミストセパレータとして、実用的価値はきわめて大なるものがある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のミストセパレータを説明するための要部断面図。
【図2】図1の要部拡大断面図。
【図3】先願に係る表面処理槽の排気浄化装置の要部断面図。
【図4】本発明に係るミストセパレータの羽根車の斜視図。
【符号の説明】
10 取入開口、12 羽根車、12a 吸入口、12b 放出口、13 モータケース、2 外周壁、2a 空間、31 第1フィルタ部材、32 第2フィルタ部材、4 底板部材、h1 羽根車の外周吹出口の高さ寸法、h2 第1フィルタ部材の高さ

Claims (3)

  1. 羽根車を高速回転させ、羽根車の中央部分から空気とともに吸引したミストを外周の吹出口から対向する外周壁に向けて吹き出して、外周壁の前面に設置したフィルタ部材によりミストを捕集し分離するようにしたミストセパレータにおいて、前記フィルタ部材を外周壁の前面に設置される第1フィルタ部材と、この第1フィルタ部材の上方の空気通路に配置される第2フィルタ部材を一体に形成したものとしたことを特徴とするミストセパレータ。
  2. 前記第1フィルタ部材の高さを前記羽根車の外周吹出部の高さ寸法の3倍以上とした請求項1に記載のミストセパレータ。
  3. 前記外周壁と第1フィルタ部材の裏面との間に空間を設けた請求項1または2に記載のミストセパレータ。
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