JP4725957B2 - 電圧変換装置 - Google Patents

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Description

本願発明は、マイナスイオン発生装置やマイナスイオンを作用させる電位治療器等の放電又は荷電装置を駆動するのに適した印加電圧を形成する電圧変換装置に関するものである。
空気中を浮遊するプラスやマイナスに帯電した微粒子の総称が空気イオンであり、その中でプラスの電気を帯びたものをプラスイオンと呼ぶのに対して、マイナスの電気を帯びたものをマイナスイオンと呼ぶ。
空気イオンは大気を構成する気体粒子が電離されて発生する。主として窒素分子と酸素分子からなる大気粒子に、それぞれ電離エネルギーに相当するエネルギーが与えられると、粒子は電子を放出してプラスの初期イオンとなる。放出された電子は、他の大気粒子と反応してマイナスの初期イオンとなる。
これらの初期イオンは、さらに大気微量成分と反応して核イオンに成長する。核イオンは、さらに大気中の成分と反応し、これらに水分子が結合してクラスターイオンとなる。
このクラスターイオンを人工的に身近で効果的に発生させるようにしたのが、本願が問題とするマイナスイオン発生装置である。
一般にマイナスイオン発生装置を、その発生方式別に見ると、大きくはレナード式、コロナ放電式、電子放射式、放射性物質利用式の4つに大別される。
各方式それぞれに長所、短所があるが、中でもコロナ放電式のマイナスイオン発生装置は、コロナ放電の電離作用を応用して、電極から電極へと移動する電子に酸素分子の流れを強制的に与えてイオン化するものであり、比較的小型コンパクトで、低コストに構成することができ、連続的に多量のマイナスイオンを発生させやすいことから、マイナスイオン発生装置単体又は電位治療器、健康器、空気清浄機、空気調和機等とのコンビネーションで、多く採用されている。
また電子放射式のマイナスイオン発生装置は、空気中に放電による電子を放射し、空気中の酸素分子に電子を供給することによって、酸素のマイナスイオンを得るものであり、これも放電式のものとして上記コロナ放電式のものと略同様の特徴を備えている。
上記コロナ放電式や電子放射式の放電方式のマイナスイオン発生装置は、電極構造に若干の相違はあるものの、放電電極および直流高圧電源を備え、直流高圧電源からの高負電圧(例えば−3KV〜−9KV)を放電電極部に印加し、コロナ放電による電離を生ぜしめて、マイナスイオンを発生させるようになっている点で略共通している(例えば特許文献1、特許文献2参照)。
ところで、このような放電式のマイナスイオン発生装置では、安定した状態で如何に効率良くマイナスイオンを発生させるか、また発生したマイナスイオンを如何に人体等に対して有効に作用させるかが課題とされている。
従来、このようなマイナスイオンの発生効率を向上させる方法として、例えば上記放電電極に対して間欠的に駆動電圧を印加する技術が提供されている(例えば特許文献3参照)。
また発生したマイナスイオンを人体に対して有効に作用させる方法として、例えばマイナスイオンを利用した電位治療器や美容、健康機器などでは、人体側をプラス電位(または接地電位)に帯電させる荷電手段(電位治療器において陽電極マットを設置したり、美容・健康器具としてのヘアドライヤーのグリップ部を(+)または(0V)に荷電するなど)を設けることが行われている(特許文献4参照)。
後者のように、一旦発生したマイナスイオンを荷電手段等の方法で人体等用途に応じた対象に集中的に作用させることは、治療効果、健康改善効果等に有効であり、実用性も高い。
しかし、マイナスイオンを室内空間中に一般的に放出するマイナスイオン発生装置単体の場合や空気清浄機、空気調和機等に組み込んだ場合には、そのような荷電方法を併用することができない。
したがって、前者のようにマイナスイオンの発生効率そのものを向上させることが重要となる。また、そのようにマイナスイオン発生装置のマイナスイオン発生効率を向上させることは、後者の荷電手段によるマイナスイオン集中効果をさらに向上させることにもなる。
しかし、マイナスイオンの発生効率の向上について、上記前者の間欠駆動手段のように放電手段を間欠的に放電作動させるようにしただけでは、必ずしも有効にマイナスイオン発生効率を向上させることにはならないのが実情であり、かえって電源側制御回路を複雑にし、製品コストの上昇を招く欠点がある。
このような事情に鑑み、本願発明者は、すでに非導電性の密閉ケース内に対向して設けられた第1,第2の少なくとも2組の電極間に石材よりなる多孔質の無機材を充填し、それらを所定の湿度レベルに維持して構成した所定のRC特性を有する電圧変換装置を開発し、該電圧変換装置を介して、上記直流高圧電源の高負電圧(−3k(v)〜−9k(v))を高周波脈動成分を有するDC電圧に変換した上で上記マイナスイオン発生用の放電電極部分に印加することにより、マイナスイオンの発生効率を有効に向上させることに成功している(特許文献5、特許文献6参照)。
このような構成によれば、吸湿性能の高い多孔質の無機材の吸湿水分保持性能による導電体機能と多数の気孔部を有する同多孔質の無機材の気孔部および各無機材間の隙間を通して生じる誘電体機能により、抵抗成分および容量成分によるRC発振回路作用が生じ、それによって効果的な脈動電圧形成作用が得られ、より高効率のコロナ放電が生じてマイナスイオンの発生量が増える。
しかも、そのR,Cの値は、設定される湿度の値によって比較的容易に調整設定することができる。
また、電極間に多孔質の無機材を充填した構成となっていることから、極めて絶縁耐力が高く、相当に高圧でも安定した性能を発揮する。
特開2003−139342号公報(明細書1−9頁、図1−5) 特開2001−56395号公報(明細書1−5頁、図1−9) 特開2003−59622号公報(明細書1−10頁、図1−31) 特開2004−355896号公報(明細書1−10頁、図1−20) 特開2004−355896号公報(明細書1−11頁、図1−20) 特願2004−119081(明細書1−11頁、図1−14)
放電電極部分で、多量のマイナスイオンを効率良く発生させるためには、同放電電極部分で安定したコロナ放電が継続して生じることが必要である。
そして、そのためには放電電極の構造が重要であることはもちろんであるが、それとの関係において放電電極間に印加される放電用の印加電圧が特に重要である。
そして、この放電用印加電圧は、上述のように所定の周期の脈動電圧であることが好ましく、脈動電圧の発生性能は、上述した電圧変換装置の性能如何にかかっている。
このような見地から種々検討した結果、上記第5,第6の特許文献に示される本願発明者が開発提案した従来例の構成が最も有効であるが、同構成の場合、その絶対容量値の面で未だ改良の余地があることが判明した。
本願発明は、このような課題を解決するためになされたもので、上記電圧変換装置における第1,第2の電極部分の構造を改良することにより、きわめて簡単な構成で、有効に静電容量値を向上させた電圧変換装置を提供することを目的とするものである。
本願発明は、同目的を達成するために、次のような課題解決手段を備えて構成されている。
(1) 請求項1の発明
この発明の課題解決手段は、密閉ケース内の両端側に位置して相互に対向して設けられた第1,第2の少なくとも2組の平板状電極間に粉体状の多孔質の無機材を充填してなり、上記第1,第2の平板状電極の何れか一方を直流高圧電源に、他方をマイナスイオン発生用の放電電極に接続することにより、直流高圧電源からの電源電圧を所定の脈動成分を含む直流電源電圧に変換した上で上記マイナスイオン発生用の放電電極に印加する電圧変換装置において、上記第1,第2の平板状電極に、絶縁性の被覆電線よりなる第1,第2のU状の補助電極を配設したことを特徴としている。
このように、相互に対向する第1,第2の平板状電極間に同第1,第2の平板状電極面に電気的に接続された絶縁性の被覆電線よりなる第1,第2のU状の補助電極を設けると、該第1,第2のU状の補助電極により、トータルとして相互に対向する第1,第2の平板状電極の対向面積を拡大することができるとともに、実際には第1,第2の平板状電極相互の間の距離を小さくすることなく、実質的に第1,第2の平板状電極間の距離を小さくしたのと同様の状態を実現することができる。
しかも、その場合、第1,第2の平板状電極間の多孔質の無機材の誘電率は変わらない。その結果、容量性電圧変換装置としての静電容量は、大きく増大する。
そして、そのように静電容量値が増大すると、放電電極へ印加される脈動電圧の振幅が大きくなり、よりコロナ放電が生じやすくなる。
したがって、マイナスイオンの発生効率が向上する。
また、その場合において、上記のように、第1,第2のU状の補助電極が絶縁性の被覆電線よりなっていると、第1,第2のU状の補助電極を相互に接触した状態で重合して配設することができるので、配設が容易になるとともに、効果的に電極間距離を小さくすることができるので、静電容量も効果的に増大する。
(2) 請求項2の発明
この発明の課題解決手段は、上記請求項1の発明の構成において、マイナスイオン発生用の放電電極は、生体にマイナスイオンを作用させる電位治療器用の放電電極であることを特徴としている。
請求項1の発明の電圧変換装置によると、低コストな構成で、コロナ放電の発生効率を有効に向上させることができる。したがって、生体にマイナスイオンを作用させる電位治療器のマイナスイオン発生部である放電電極部のマイナスイオンの発生効率を有効に向上させることが可能となり、より高性能のマイナスイオンを用いた電位治療器を提供し得るようになる。
以上の結果、本願発明の電圧変換装置によると、低コストな構成で、コロナ放電の発生効率を有効に向上させることができる。
したがって、各種マイナスイオン発生装置のマイナスイオンの発生効率を有効に向上させることが可能となり、従来に比べて遥かに高性能の各種用途に応じたマイナスイオン発生装置を提供し得るようになる。
(最良の実施の形態1)
図1〜図7は、電位治療器用のマイナスイオン発生装置に適用した本願発明の最良の実施の形態1に係る電圧変換装置の構成および作用を示している。
先ず図1は、同電位治療器用マイナスイオン発生装置の全体的な構成を示すもので、符号1は、AC商用電源の電源電圧AC100(V)をDC電圧+12(V)に変換する整流器およびトランスを組み合わせた交直変換手段であるACアダプター(AC/DC変換器)、2は、DC電圧+12(V)を−6(KV)の高負電圧に昇圧する昇圧手段よりなる直流高電圧電源ユニット(以下、単に直流高圧電源という)、3は、同直流高圧電源2からの直流電源電圧を所定の脈動成分を含む直流電源電圧に変換した上で当該電位治療器におけるマイナスイオン発生用の放電電極4に印加し、同放電電極4部分で安定したコロナ放電を発生させる電圧変換装置、4は、同安定したコロナ放電により効率良くマイナスイオンを発生させる電位治療を目的として構成された放電電極である。
上記ACアダプター1は、例えば家庭用AC電源10からの入力電源(AC100V)を、上述のように直流電圧DC(+)12(V)に変換して出力する。また上記直流高圧電源2は、上記ACアダプター1から出力される直流電圧DC(+)12Vを全波倍電圧方式により、例えば−6(KV)程度の負の高電圧に昇圧し、同−6(KV)の高負電圧を直流負電圧供給ラインを介して電圧変換装置3に入力し、同電圧変換装置3を通して安定かつ効率的なコロナ放電を発生させるに適した波高値が大きく、かつ安定した所定の周波数特性の脈動電圧(図16(a)〜図18(a)参照)に変化させた後に、上記放電電極4に印加する。
上記電圧変換装置3は、例えば図2に詳細に示されるように、有底箱型のケース本体31、同ケース本体31上端側の開口部に嵌合されるキャップ32よりなるABS等合成樹脂製の方形箱形の非導電性ケースを有し、該非導電性ケース内の方形空間部の相互に対向する端部面側に導電性金属板(例えばステンレス板、銅板など)よりなる第1,第2の平板状電極35,36と該第1,第2の平板状電極板35,36に電気的に接続された第1,第2のU状の補助電極13,14を設ける一方、さらにそれらの間の方形空間部内に、予じめ所定の設定湿度(好ましくは常温下で62%前後)に厳格に湿度管理された天然軽石等の多孔質の石材を外径1μm〜200μmの粉体状に形成した含水率2.5%〜4.0%程度の多孔質の無機材33を均一に充填し、同所定の設定湿度レベル(62%)に維持されるように正確に湿度設定した上で、キャップ32で確実に密閉状態にシールして構成されている。
上記第1,第2のU状の補助電極は、例えば図3および図4に示すような錫メッキ銅線等よりなる導電性の芯線13a,14a、イラックス等の絶縁材よりなる絶縁チューブ13b,14b、塩化ビニール等の絶縁材よりなる外装チューブ13c,14cより構成された絶縁性の被覆電線(高圧電線)よりなり、上記ケース本体31内の底部側に位置して第1,第2の平板状電極板35,36の対向方向の左右両側に相互に所定幅位置をずらせた状態で上下方向に交叉して配設されている。
このように、相互に対向する第1,第2の平板状電極35,36間に同第1,第2の平板状電極35,36面に電気的に接続された第1,第2のU状の補助電極13,14を設けると、該第1,第2のU状の補助電極13,14により、トータルとして相互に対向する第1,第2の平板状電極35,36の対向面積を拡大することができるとともに、実際には第1,第2の平板状電極相互の間の距離を小さくすることなく、実質的に第1,第2の平板状電極35,36間の距離を小さくしたのと同様の状態を実現することができる。
その結果、後述するように、容量性電圧変換装置3としての静電容量は増大する。
その場合において、上記第1,第2のU状の補助電極13,14が、上記のように上記第1,第2の平板状電極35,36の対向方向の両側に相互に位置をずらせて上下方向に交叉するように配設されていると、第1,第2のU状の補助電極13,14部分が第1,第2の平板状電極35,36間に均等に分布することになり、より有効に静電容量が向上する。
しかも、上記第1,第2のU状の補助電極13,14は、上述のように絶縁性の被覆電線よりなっているので、上記第1,第2のU状の補助電極13,14を相互に接触した状態で重合して配設することもできることから、配設そのものが容易になるとともに、効果的に電極間距離を小さくすることができるので静電容量が効果的に増大する。
さらに、上記第1,第2のU状の補助電極13,14は、図示のようにケース本体31内の底部側に位置して配設されるようになっており、同状態において、上方から粉体状の多孔質の無機材33を充填して緊締密封することにより、上記第1,第2のU状の補助電極13,14をケース本体31内に容易に固定することができるようになっている。
したがって、第1,第2のU状の補助電極13,14を取り付けるための特別な取付け手段、固定手段を必要とせず、製造も容易になる。
ところで、上記天然軽石等の多孔質の石材を粉体状に形成してなる多孔質の無機材33は、粒径の揃った原料状態の石材を水により洗浄して不純物等を取り除き、その後水切りをして乾燥させ、厳格に湿度管理された環境下で適切に湿度調節して、上記所定の設定湿度(常温下で62%前後)の状態に保持して置く。そして、それらを同環境下で含水率2.5%〜4.0%の粉体状に形成した後、上記ケース本体31内に一定量均一に収納充填し、最後に上記キャップ32を嵌合した後、例えば接着剤(又は熱融着等のシール手段)37で密閉状態に確実にシールすることにより、上記最適な湿度レベル、最適な含水率に保持する。
この粉体状の多孔質の無機材33の湿度および含水率管理は、後述する放電電極4部分で安定した効率の良いコロナ放電を生ぜしめるための所定の周波数特性の放電用印加電圧(脈動電圧)を形成させるのに非常に重要である。
そして、同脈動電圧を発生させる電圧変換装置3の上記第1の平板状電極35は、第1のリード端子38を介して上記直流高圧電源2の出力端子−6(KV)に接続されている一方、上記第2の平板状電極36は、第2のリード端子39を介して上記放電電極4の後述する第1の放電電極4aに接続されている。
このように構成された電圧変換装置3は、そのインピーダンス−周波数特性を測定して見ると、インピーダンスは周波数に反比例して緩やかな曲線を描いて低下する。一方、低周波域におけるコンダクタンスGは、1.6×10−8S(=60MΩ)で、周波数の増加に伴って指数的に上昇し、キャパシタンスCは、15PF付近から徐々に低下し、3PF付近に収束する。つまり、当該電圧変換装置3のインピーダンスは、誘電体である上記第1,第2の平板状電極35,36間の粉状体化した多孔質の石材よりなる無機材33の性質による周波数特性を有し、基本的な特性として容量特性(数PF)を示すが、第1,第2の平板状電極板35,36間に設けられた上記のような常温下で62%前後の高湿度状態に維持されている粉体状の多孔質の無機材33の水分保持による導電性をも示し、同粉体状の多孔質の無機材33を通して、所定の大きさの抵抗成分Rと所定の大きさの容量成分Cを含み、脈動電圧発生ユニットとしての電圧変換装置3部分は、例えば図5に示すような所定のRC並列発振回路を構成することになる。
図5中のC0は直流電源側の内部容量、Z0は同直流電源側の内部インピーダンス、i1はコロナ放電電流、i2は電圧変換装置3の抵抗成分を介して流れる直流電流を示す。
すなわち、上記のような電圧変換装置3の構成では、例えば図6に示す上記62%前後の高湿度環境下における粉状体化した多孔質の無機材33そのものの多数の気孔部H,H・・・の内の細径のものおよび同無機材33の結晶粒A,A・・・部分の細かい気孔部H,H・・・を通して、より有効な吸湿機能、水分保持機能が発揮され、それによる導電通路が適当な抵抗成分Rをも持つようになるので、実質的にRC並列発振回路を形成するのに必要な抵抗値を確保することができる一方、同高湿度状態における多孔質の無機材33が適切な誘電体として作用し、必要な容量値Cを確保することができ、それらによって第1,第2の平板状電極35,36間に多数のRC並列回路の複合体よりなるRC並列発振回路が形成される。
そして、上記直流高圧電源2からの直流電圧(−6KV)は、その抵抗成分Rを介して第1の平板状電極35に印加される一方、第1,第2の平板状電極35,36部分で生じる高周波のコロナ放電電流は、電源内部の容量C0、多孔質の無機材33部分の容量C、電極間通路を介した閉回路を流れる。それによって、例えば後述の図13に示すような直流高圧電源2からの入力電圧に対して所定の振動成分を加えた(高周波変調を掛けた)図16(a)〜図18(a)に示すような効果的な脈動電圧形成作用が得られ、最終的に放電電極4部分で、連続的で、より高効率のコロナ放電を生じさせることができる。
このように放電電極4の第1の放電電極4aに印加する電圧を脈動電圧に形成すると、第1,第2の放電電極4a,4b周囲の空間電荷の影響を受けることなく安定したコロナパルスの放電が連続し、放電効率が有効に向上して、マイナスイオンの発生量が増えることは、測定実験の結果からも十分に知見されている。
一般にコロナパルス電流の帰還回路(通常は側路コンデンサを使用)が存在せずに安定したコロナパルスの発生は考えられないが、上記構成の場合には、複数のRC回路が複合されていることから、それらの何れかがコロナパルス電流の帰還回路を形成することになり、安定したコロナ放電が継続される。
また、それと同時に上記第1,第2の平板状電極35,36間に、上記直流高圧電源2から−DC6(KV)が印加されると、それらの間で放電が生じ、そこで発生するマイナス電荷をもつ電子(e−)が上記軽石等の石材粉よりなる多孔質の無機材33に衝突し、その衝撃エネルギーにより、当該多孔質の無機材33の結晶粒A,A・・・中に束縛されていた電子が、きわめて効率良く遊離して移動自在な電子およびマイナスイオンに変化し、これが後述するようなブラウン運動を経て、他方側の第2の平板状電極36に集められ、その出力端子側からは所定の周期の有効な振幅レベルの脈動電圧が出力されると考えられる。
今、例えば上述のような誘電体および抵抗体作用を果たす多孔質の無機材33の一例として一般的な天然軽石の場合を例に取り、その組成を蛍光X線分析法によって調べた。
その結果、主成分として酸素(O)が44%(wt)、けい素(Si)が32%(wt)、アルミニウム(Al)が9.8%(wt)、炭素(C)が3.8%(wt)、鉄(Fe)が3.7%(wt)であった。このほかに微量元素として、カルシウム(Ca)、カリウム(K)、ナトリウム(Na)、塩素(Cl)、マグネシウム(Mg)などが含まれていた。
一方、走査型電子顕微鏡を用いて、同軽石内部の構造を調べてみると、例えば図6に示すように、結晶粒A,A・・・そのものにも大小無数の気孔(または空孔)H,H・・・が存在していることが分った。また、結晶粒A,A・・・同士の間の境界部(粒界S,S・・・)にも隙間があることが分った。
一般に金属材料では、結晶中の結合様式が金属結合であるため、その構成原子の最外殻の電子が自由に動きまわることができ、すなわち自由電子をもっているため導電体として電気を良く通すことができる。もちろん、容量成分も含まない。しかし、該天然軽石のような鉱石では、酸素やけい素、アルミニウム、炭素、鉄などを主成分とする共有結合であるため、その電気伝導性は同金属材料に比べてはるかに低い。
そして、上記のように、天然軽石の内部には大小無数の気孔(または空孔)H,H・・・が存在しているために、それらの各々の部分によって、またそれらの各々が複合された全体が誘電体として機能することによって上記第1,第2の平板状電極35,36間で所定量の容量特性を示す一方、それらの中で、その構成原子あるいはイオンが電荷によるエネルギーを受けて比較的自由に動くことができる。
つまり、ある程度の電気伝導性、すなわち若干の抵抗成分Rを持つことになる。しかも、同気孔(または空孔)H,H・・・内での原子あるいはイオンの動きは、例えば図7に示すような不規則なブラウン運動となると推測される。
したがって、上記のように第1,第2の平板状電極35,36間に、上述のように直流高圧電源2から高負電圧(−)6(KV)が印加されると、それらの間で、放電が生じ、該放電により生じた電子(e−)が多孔質の無機材33に衝突する。そして、その時の衝撃エネルギーにより同多孔質の無機材33の結晶粒A,A・・・中に束縛されていた電子が遊離し、電子とプラス/マイナスの初期イオンができる。
該初期イオンはいくつかの化学反応を経て、核イオンとなる。その後、さらに上記気孔(または空孔)内を動きまわる電子の数またはイオンの数が増え、それによって多孔質の無機材33の電気伝導性がさらに高くなる。しかも、多数連続する気孔(または空孔)は空胴と同じであるから、当該電子またはイオンが、気孔(または空孔)内で、上記の如く活発なブラウン運動をしながら他端側第2の平板状電極36方向に移動する。
そして、それによっても同他端側第2の平板状電極36からは所定の周期の脈動電圧が発生することになる。
もし、上記多孔質無機材33を導電性の良い金属材料に置き換えた場合、金属がもつ自由電子によって上記直流高圧電源2からの出力が、そのまま上記電圧変換装置3の出力となり、抵抗成分Rはあるが、金属内は上述のような気孔(又は空孔)がないために、容量成分Cがなく、電子のブラウン運動も生じない。
そして、以上のような脈動電圧を発生させるに際して、上述のように、相互に対向する第1,第2の平板状電極35,36間に同第1,第2の平板状電極35,36面に電気的に接続された第1,第2のU状の補助電極13,14を設けると、該第1,第2のU状の補助電極13,14により、トータルとして相互に対向する第1,第2の平板状電極35,36の対向面積を拡大することができるとともに、実際には第1,第2の平板状電極相互の間の距離を小さくすることなく、実質的に第1,第2の平板状電極35,36間の距離を小さくしたのと同様の状態を実現することができる。
その結果、後述するように、容量性電圧変換装置3としての静電容量は増大する。
そして、そのように静電容量値が増大すると、マイナスイオン発生用の放電電極4部分へ印加される脈動電圧の振幅が大きくなり、よりコロナ放電が生じやすくなる。
したがって、マイナスイオンの発生効率も向上することになる。
一方、上記マイナスイオン発生用の放電電極4は、上記電圧変換装置3からのDC−6KVの直流高負電圧が印加される第1の放電電極4aと接地電位0Vの第2の放電電極4bよりなり、それらの各々を所定の長さの第1,第2のケーブル11,12を介して上記電圧変換装置3の出力側第2のリード端子39、直流高圧電源2の接地電位GNDに接続して構成されている。
それら第1,第2の放電電極4a,4bは、例えば導電性のステンレス板よりなり、同ステンレス板の外周に硫酸化銅仕様の導電布を貼着して構成されている。
そして、電位治療に際しては、例えば人体5(図1では指部分で代表)をそれら第1,第2の放電電極4a,4bで挟む形で使用する。
このようにすると、第1,第2の放電電極4a,4b間のコロナ放電により発生したマイナスイオン(又は(−)の電荷をもつ電子e−)が皮膚を介して経皮的に人体5内に侵入し、生体内血中成分の酸性・酸化を抑制し、また免疫機能を増強する。
すなわち、以上のようにして、人体5にマイナスイオンを侵入させると、血中酸化還元電位や赤血球細胞内酸化還元電位が低下し、pHは共に上昇する。また体内の酸化ストレスの指標である血清酸化LDL濃度や過酸化脂質濃度及びチオバルビツール酸反応物質濃度などがそろって減少し、さらに尿中8−OHdG濃度も顕著に減少する。
(測定例)
今、これらの作用を確認するために、上記図1の電位治療装置を用い、人体5としての人工皮膚面に直接コロナ放電によるマイナスイオンを与えて、その透過性を検証した。
(1) 測定方法
先ずガラス製の円筒形のセルの両端に人工皮膚(Living Skin Equivalent,東洋紡績(株)製)を取り付け、セル内に2ccの生理的食塩水を注入し、セル内を満タンにする。
次に図1の装置の第2の放電電極4bを同セルの一端に取り付けた人工皮膚の角層側に接触させる一方、第1の放電電極4aを同セルの反対側に取り付けた人工皮膚の角層側に接触させ、第1,第2の放電電極4a,4bを固定する。
次に図1の装置を稼働させて上記人工皮膚にマイナスイオンを与え、実験開始15分後、および30分後の上記セル内の生理的食塩水の酸化還元電位とpHを測定した(以下、この場合をマイナスイオン照射群という)。
なお、上記酸化還元電位の測定では、水温25℃として温度補正を加えた。
以上と同様にして、次に図1の装置を稼働させずに、15分後、および30分後の生理的食塩水の酸化還元電位とpHを測定した(以下、この場合をコントロール群という)。
(2) 測定結果
マイナスイオン照射群では、照射前の生理的食塩水の酸化還元電位とpHが、それぞれ平均495.3(補正前値:289.3)mVと平均6.00であったが、マイナスイオン照射15分後には酸化還元電位は平均446.8(240.8)mVまで低下し、pHは平均6.58まで上昇した。
さらに、照射30分後の酸化還元電位は平均418.3(212.3)mVまで低下し、反対にpHは平均6.88まで上昇した。
一方、コントロール群は経時的に酸化還元電位がやや減少傾向、pHはやや上昇傾向を示した。マイナスイオン照射15分後、コントロール群と比較して実測値の酸化還元電位には有意差を認めなかったが、変化量では有意に減少していた。またpHは実測値及び変化量共に有意差を認めた。
同様にしてマイナスイオン照射30分後、コントロール群との比較では実測値、および変化量共に酸化還元電位とpHのそれぞれに有意差を認めた。
すなわち、酸化還元電位は低下し、pHは上昇した。
(3) 考察
この測定に用いた図1の電位治療器の第2の放電電極4bでは、その直近の大気中に約4×106/cm3・airのマイナスイオンが測定される。このマイナスイオンを上記人工皮膚に直接照射すると、真皮側の生理的食塩水の酸化還元電位の低下と、pHの上昇が認められる。このことから、マイナスイオンの経皮的侵入が証明された。
人工皮膚(Living Skin Equivalent,東洋紡績(株)製)はヒト皮膚の完全疑似皮膚モデルで、形態的、生化学的にヒト皮膚と近似していることが証明されている。このモデルは2層で構成されており、上層は分化し、多層化したヒト上皮細胞よりなる。また下層はコラーゲンゲル内にヒト皮膚繊維芽細胞が埋め込まれている。表皮は基底細胞層、有棘細胞層、角層を持っており、一方真皮は毛根、汗腺、欠陥などは持っていないが、コラーゲンゲルやグルコサミノグルカンを産生している。
従来マイナスイオンは、主に経気道的に肺胞を介して取り込まれると考えられていたが、以上の測定結果から、実際は皮膚や粘膜を介した取り込みも重要と考えられる。
マイナスイオンの経皮侵入路としては、表皮の角化細胞内を通過する場合と、角化細胞間隙を通過していく場合とが考えられる。その他、実際の生体皮膚では毛孔やエクリン汗腺を介しての経皮侵入も考えられる。経皮を介して侵入したマイナスイオンは、生体では毛細血管に取り込まれて全身に拡散し、細胞内外の酸化ストレスを抑制し、pHを至適アルカリ側へ傾けると推測される。
本測定において、人工皮膚を通過したマイナスイオンが、生理的食塩水の酸化還元電位を低下させ、かつpHを上昇させた機序については、以下の様に考えられる。
すなわち、生理的食塩水の組成は水(H2O)に0.9%のNaClが溶解したものであり、これに大気中の酸素(O2)が溶け込んでいる。マイナスイオンの本質は電子であり、この電子(e−)が生理的食塩水中の酸素や、水の解離によって生じた水素イオン(H+)と反応してより還元性の高い水に変化する。すなわち、
O2+4H+4e−(マイナスイオン)→2H2O・・・・・(1)
H++e−(マイナスイオン)→H(H2) ・・・・・(2)
なる反応が考えられる。
つまり、マイナスイオンの電子(e−)が生理的食塩水の酸化還元電位を低下させ、同時に水素イオン濃度の減少によりpHが上昇する。しかし、生体において肺や皮膚の毛細血管から取り込まれたマイナスイオンが全身へ移動する際は、主として(2)式の反応が起こると考えられる。
すなわち、血液中の水素イオンにマイナスイオンの電子が付加され、これが酸化型のビタミンやアミノ酸(ペプチド)に取り込まれて還元型のビタミンやアミノ酸となり、又はミネラルの内、例えば三価鉄(Fe3+)がマイナスイオンの電子を受け取って二価鉄(Fe2+)になり、それぞれ体内で還元作用すると考えられる。特に、細胞内ではNAD+又はNADP+などの、いわゆる電子の受け皿とされる補酵素類がマイナスイオンを受け取り、生体の酸化還元電位に関与していると考えられる。
人体に直接マイナスイオンを照射した場合、生体の酸化的ストレスの指標である血清酸化LDLや尿中8−OHdG濃度の減少が認められるのは、マイナスイオンのそうした還元性に基づくものと考えられる。
(変形例)
以上の最良の実施の形態の構成では、設置上の便宜を考えて、上記第1,第2のU状の補助電極13,14をケース本体31内の底部に位置して配設するようにした。
しかし、同第1,第2のU状の補助電極13,14は、例えば図8に示すように、上記ケース本体31内の上下方向の中間位置に上下方向に所定の間隔を保って配設するようにしてもよい。
このように、第1,第2の平板状電極35,36の上下方向の中間部に位置して第1,第2のU状の補助電極13,14を設けるようにすると、同第1,第2の平板状電極35,36の間多孔質の無機材(誘電体)33の中間部に位置して上下方向の全体に均等に誘電電荷が分布するようになり、より静電容量値が大きくなる。
この場合、その配設方法としては、先ずケース本体31内の上下方向中間部第1の位置まで上述の多孔質の無機材33を充填して緊締する。
次に、その上に、先ず第2のU状の補助電極14を両端側芯線14a,14a部分を第2の平板状電極36に接続して水平に配設する。
その後、同状態において、さらに多孔質の無機材33をケース本体31の所定位置上方の第2の位置まで充填した上で緊締する。これにより、上記第2のU状の補助電極14が固定される。
次に、その上に、さらに第1のU状の補助電極13を両端側芯線13a,13a部分を第1の平板状電極35に接続して水平に配設する。
その後、同状態において、さらに多孔質の無機材33をケース本体31の所定位置上方の第3の位置(最終位置)まで充填した上で緊締し、キャップ32を冠合して、最終的に図8のように固定する。
(最良の実施の形態2)
以上の最良の実施の形態1では、本願発明の電圧変換装置3を、人体に対して経皮的にマイナスイオンを取り込ませるようにした電位治療器に適用した場合について説明した。
これに対して、本最良の実施の形態2では、例えば図9に示されるように、同様の電圧変換装置3を、放電電極4部分で発生したマイナスイオンを送風ファン等の送風手段6で空間中に放出し、経気道方式で人体に作用させるようにしたマイナスイオン発生装置に適用したことを特徴とするものである。
その他の部分の構成は、基本的に上述の最良の実施の形態1のものと同様である。
この構成のマイナスイオン発生装置は、マイナスイオン発生装置単体としてはもちろん、また空気清浄機、空気調和機等に組み込んだものして任意の形態のものに構成することができる。
このようなマイナスイオン発生装置(マイナスイオン発生用放電電極4)においても、上記構成の電圧変換装置3は有効に効果を発揮し、マイナスイオンの発生効率を向上させることができる。
(最良の実施の形態3)
以上の最良の実施の形態1では、本願発明の電圧変換装置3を、人体に対して経皮的にマイナスイオンを取り込ませるようにした電位治療器に適用した場合について説明した。
これに対して、本最良の実施の形態3では、例えば図10に示されるように、同様の電圧変換装置3を、マイナスイオン水製造用のマイナスイオン発生装置に適用したことを特徴とするものである。
その他の部分の構成は、基本的に上述の最良の実施の形態1のものと同様である。
このマイナスイオン水製造用のマイナスイオン発生装置は、断面V字形の水貯留部7cを形成したブロック構造の接地側第2の放電電極7bに対して、マイナス側針状の第1の放電電極7aが水貯留部7c中に挿入された形で対向して設けられている。
そして、それらの間で生じるコロナ放電により発生するマイナスイオンの上述した水還元作用により、水貯留部7c中の水(例えば水道水)をORP値の低いマイナスイオン還元水に変える。
このようなマイナスイオン水製造用のマイナスイオン発生装置(マイナスイオン発生用放電電極7)においても、上記構成の電圧変換装置3は有効に効果を発揮し、マイナスイオンの発生効率を向上させることができる。
(実施例)
図11〜図14は、上述した本願発明の最良の実施の形態1〜3のそれぞれに共通な電圧変換装置の具体的な実施例の構成を示している。
すなわち、該電圧変換装置3は、例えば図11〜図14に示されるように、ABS等の合成樹脂材よりなる有底箱型のケース本体31と、該ケース本体31上端側の開口部に嵌合される同じくABS等の合成樹脂材よりなる第1,第2のキャップ32A,32Bとからなる方形箱形の非導電性ケースを有し、該非導電性ケース内の方形空間部の相互に対向する両端部面側に導電性のステンレス板よりなる第1,第2の平板状電極35,36と該第1,第2の平板状電極板35,36の電極面に対して電気的に接続された第1,第2のU状の補助電極13,14を設ける一方、さらに、それらの間の方形空間部内に、誘電体として、予じめ所定の設定湿度(好ましくは常温下で62%前後)に厳格に湿度管理された天然軽石等の多孔質の石材を、外径1μm〜200μm、含水率2.5%〜4.0%の粉体状に形成した多孔質の無機材33を均一に充填し、同所定の設定湿度レベル(62%)に維持されるように正確に湿度設定した上で、第1,第2の2枚のキャップ32A,32Bで確実に密閉状態にシールして構成されている。
上記第1,第2のU状の補助電極は、例えば前述の図3および図4に示すように、錫メッキ銅線等よりなる導電性の芯線(多数本の錫メッキ銅線を捩り合わせたもの)13a,14a、イラックス等の絶縁材よりなる絶縁チューブ13b,14b、塩化ビニール等の絶縁材よりなる外装チューブ13c,14cにより構成された絶縁性の被覆電線(高圧電線)よりなり、それらを図3のようなU字状に曲成し、上記ケース本体31内の底部側に位置して、図13および図14に示すように、上記第1,第2の平板状電極板35,36の対向方向の左右両側に相互に所定幅位置をずらせた状態で上下方向に交叉して配設されている。
ケース本体31内には、その底部側から上方側に向けて第1,第2の2本のポール40,40が立設されており、該第1,第2のポール40,40によって、例えば図13に示すように全体のU字形状と左右前後方向の設置位置が適正に規制されるようになっている。
すなわち、上記第1,第2のU状の補助電極13,14は、それぞれその両端側の芯線13a,13a、14a,14aが図3のように所定寸法裸線状態で突出し、同一方向に直角に折り曲げられている。
したがって、これらを図13に示すように、第1,第2のポール40,40を介して前後方向に圧接させた状態で配設すると、ハンダ等の接続方法を採ることなく、第1,第2の平板状電極35,36と電気的な接続を実現することができる。
このようにして、相互に対向する第1,第2の平板状電極35,36間に同第1,第2の平板状電極35,36対向面に両端側芯線13a,13a、14a,14aが電気的に接続された第1,第2のU状の補助電極13,14を設けると、すでに述べたように該第1,第2のU状の補助電極13,14により、トータルとして相互に対向する第1,第2の平板状電極35,36の対向面積を拡大することができるとともに、実際には第1,第2の平板状電極相互の間の距離を小さくすることなく、実質的に第1,第2の平板状電極35,36間の距離を小さくしたのと同様の状態を実現することができる。
その結果、後述するように、容量性電圧変換装置3としての静電容量は有効に増大する。
そして、そのように静電容量値が増大すると、上述の放電電極4,7へ印加される脈動電圧の振幅が大きくなり、よりコロナ放電が生じやすくなる。
したがって、マイナスイオンの発生効率が向上する。
その場合において、上記第1,第2のU状の補助電極13,14が、上記のように第1,第2のポール40,40を利用して上記第1,第2の平板状電極35,36の対向方向の両側に所定幅相互に位置をずらせて上下方向に交叉するように配設されていると、第1,第2のU状の補助電極13,14部分が、上記第1,第2の平板状電極35,36間に均等に分布することになり、より有効に静電容量が向上するようになる。
しかも、上記第1,第2のU状の補助電極13,14は、上述のように絶縁性の被覆電線よりなっているので、上記第1,第2のU状の補助電極13,14を相互に接触した状態で重合して配設することもできることから、配設そのものが容易になるとともに、効果的に電極間距離を小さくすることができるので、その点からも静電容量が一層効果的に増大する。
さらに、上記第1,第2のU状の補助電極13,14は、図示のようにケース本体31内の底部側に位置して配設されるようになっており、同状態において、上方から粉体状の多孔質の無機材33を充填して緊締密封することにより、上記第1,第2のU状の補助電極13,14をケース本体31内に確実に電気的な接続状態を維持しながら容易に固定することができるようになっている。
したがって、第1,第2のU状の補助電極13,14を取り付けるための特別な取付け手段、固定手段を必要とせず、製造も容易になる。
この場合、上記導電性のステンレス板よりなる第1,第2の平板状電極35,36は、例えば図14に示すようにケース本体31内の相互に対向する対向面の左右方向全面に亘って延びる板面の中央部の一部35a,36a(36aは図示省略)を長方形状に切り欠き、同切欠部の一部35a,36aを直交状態で外方に折り曲げて、上記ケース本体31の前後両壁部の外方に所定長さ突出させることによって、各々外部の直流高圧電源2の出力端子、第1の放電電極4aの入力端子と接続する第1,第2のリード端子38,39としている。
そして、同第1,第2のリード端子38,39の外部への引出端に当るケース本体31の前後各壁部貫通部には、それぞれシール材充填部41,42が設けられており、同シール材充填部41,42内にシール材を充填して固定することにより、確実な密閉と機械的な固定とが図られている。
このように第1,第2のリード端子38,39を第1,第2の平板状電極35,36の一部を切り欠くことにより形成するようにすると、第1,第2のリード端子38,39と第1,第2の平板状電極35,36との接続が不要となり、構造が簡単で、製作も容易となり、製品コストが安価となる。
また、接続部の接続不良等のトラブルも避けることができ、製品性能の信頼性が向上する。
さらに、上記構成の場合、ケース本体31の上端側開口部の閉塞およびシールには、第1,第2の2枚のキャップ32A,32Bの嵌合とそれらの間への接着剤37の充填との3つの手段が併用されている。
すなわち、第1のキャップ32Aは、図示のように、所定の厚さを有し、下面はケース本体31の開口面の形状と面積に対応したものとなっている一方、上面側外周は上方側ほど平面面積が小さくなるテーパー構造となっており、その左右方向両側には、上記第1,第2の2本のポール40,40に遊嵌される穴43,43が設けられている。
そして、該第1のキャップ32Aは、上述のようにして第1,第2のU状の補助電極13,14を配設した後、例えば図11に示す第1のキャップ32Aの高さよりも少し高い状態まで上述の多孔質の無機材33が充填された段階で、第1,第2の2本のポール40,40をガイドとして、その上に嵌合され、所定の押圧手段(プレス手段)で下降圧を掛けられる。
その結果、上記充填されている多孔質の無機材33は硬く緊締され、振動等によっても変位しなくなるとともに、上記底部に配設されている第1,第2のU状の補助電極13,14両端の芯線13a,13a、14a,14aが上記第1,第2の平板状電極35,36に圧接接続された状態で確実に固定される。
そして、さらに同状態を確実に固定するために、同圧縮固定状態の第1のキャップ32Aの上部に、例えばシリコン変性ポリマー系等の弾性接着剤37を充填硬化させてシールする。
その後、その上に最終的に外装キャップとしての第2のキャップ32Bを嵌合して固定する。
このようにして、図11および図12のような状態の電圧変換装置3が完成する。
なお、図11〜図14中、符号31a,31aは、それぞれ対象とするマイナスイオン発生装置の基板又は筺体等への取付部である。
(測定結果)
(1) 電圧波形の測定
今、上述の図11〜図14の実施例の構成の電圧変換装置3において、上述のような第1,第2のU状の補助電極13,14を設けた場合(a)と設けなかった場合(b)との各出力電圧波形を、それぞれ図15のようなデジタルマルチメータ(デジタル型オシロスコープ)45を用いて測定した。このデジタルマルチメータ45の電圧入力端子は、高圧プローブ44の接続端子44a,44bを介して図11〜図14の構成の電圧変換装置3の第2のリード端子39、直流高圧電源ユニット2の接地端子(0V)に各々接続されている。
その測定結果の電圧波形を、第1〜第3の3段階のスケール(最小、中間、最大)で図16〜図17に示す。図16〜図17の各図において、何れも(a)が第1,第2のU状の補助電極13,14がある場合、(b)がない場合である。
これらの測定結果から明らかなように、第1,第2のU状の補助電極13,14がある場合の方が出力電圧の振幅(ピーク対ピーク)が遥かに大きくなっていることがわかる。
(2) 静電容量の測定
次に図19に示すLCRメータ(LCRテスター)46を用いて、図11〜図14の実施例の電圧変換装置3において、図11〜図14の構成の第1,第2のU状の補助電極13,14がある場合とない場合との静電容量を測定し、対比した。
その結果、次表のようになった。
Figure 0004725957
この結果から明らかなように、第1,第2のU状の補助電極13,14がある本願実施例の場合には、ない従来例の場合に比べて遥かに静電容量が大きくなり(交流値での測定)、また抵抗値も小さくなって、出力電圧の±ピーク幅も大きく増大することがわかる。
これらの結果、上述した各実施の形態の放電電極4,7部分で、従来よりも一層有効なコロナ放電を生じさせることができ、より有効にマイナスイオンの発生効率を向上させることが可能となることがわかる。
本願発明の電圧変換装置を適用して構成した最良の実施の形態1に係る電位治療器用マイナスイオン発生装置の構成を示すブロック図である。 同装置の要部である本願発明の電圧変換装置の構成を示す縦断面図である。 同電圧変換装置の要部である第1,第2のU状の補助電極の構成を示す斜視図である。 同第1,第2のU状の補助電極を構成している絶縁性被覆電線の構造を示す図である。 上記電圧変換装置の電気的な構成を示す等価回路図である。 同電圧変換装置内の多孔質の無機材部分の組織構成を示すイメージ図である。 同多孔質の無機材内部でのイオンの移動作用を示す説明図である。 上記最良の実施の形態1の変形例に係る電圧変換装置の構成を示す断面図である。 本願発明の電圧変換装置を適用して構成した最良の実施の形態2に係る空間中へのマイナスイオン発生装置の構成を示すブロック図である。 本願発明の電圧変換装置を適用して構成した最良の実施の形態3に係るマイナスイオン水製造用のマイナスイオン発生装置の構成を示すブロック図である。 本願発明の実施例に係るマイナスイオン発生装置用電圧変換装置の構成を示す中央縦断面図である。 同電圧変換装置の構成を示す平面図である。 同電圧変換装置のシール前の構成を示す平面図である。 同電圧変換装置のシール前の構成を示す中央縦断面図である。 図11〜図14の実施例の構成の電圧変換装置において、第1,第2のU状の補助電極を設けた場合(a)と設けなかった場合(b)との各出力電圧波形を測定する測定システムの結線図である。 図11〜図14の実施例の構成の電圧変換装置において、第1,第2のU状の補助電極を設けた場合(a)と設けなかった場合(b)との各出力電圧波形の測定結果を示した第1のスケール(最小)での波形図である。 図11〜図14の実施例の構成の電圧変換装置において、第1,第2のU状の補助電極を設けた場合(a)と設けなかった場合(b)との各出力電圧波形の測定結果を示した第2のスケール(中間)での波形図である。 図11〜図14の実施例の構成の電圧変換装置において、第1,第2のU状の補助電極を設けた場合(a)と設けなかった場合(b)との各出力電圧波形の測定結果を示した第3のスケール(最大)での波形図である。 図11〜図14の実施例の構成の電圧変換装置において、第1,第2のU状の補助電極を設けた場合(本願実施例)と設けなかった場合(従来例)との各静電容量値を測定する測定システムの結線図である。
1はACアダプター、2は直流高圧電源、3は電圧変換装置、4,7はマイナスイオン発生用放電電極、13は第1のU状の補助電極、14は第2のU状の補助電極、31はケース本体、32はキャップ、32Aは第1のキャップ、32Bは第2のキャップ、33は多孔質の無機材、35は第1の平板状電極、36は第2の平板状電極、37は接着剤、38は第1のリード端子、39は第2のリード端子、40,40は第1,第2のポールである。

Claims (2)

  1. 密閉ケース内の両端側に位置して相互に対向して設けられた第1,第2の少なくとも2組の平板状電極間に粉体状の多孔質の無機材を充填してなり、上記第1,第2の平板状電極の何れか一方を直流高圧電源に、他方をマイナスイオン発生用の放電電極に接続することにより、直流高圧電源からの電源電圧を所定の脈動成分を含む直流電源電圧に変換した上で上記マイナスイオン発生用の放電電極に印加する電圧変換装置において、上記第1,第2の平板状電極に、絶縁性の被覆電線よりなる第1,第2のU状の補助電極を配設したことを特徴とする電圧変換装置。
  2. マイナスイオン発生用の放電電極は、生体にマイナスイオンを作用させる電位治療器用の放電電極であることを特徴とする請求項1記載の電圧変換装置。
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