JP4725190B2 - 色情報処理方法および色情報処理装置ならびにそのプログラム - Google Patents

色情報処理方法および色情報処理装置ならびにそのプログラム Download PDF

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Description

本発明は、任意の単色1つまたは複数の面積変調により色が印刷された印刷物の分光反射率と、測色値とを予測する色情報処理方法および色情報処理装置ならびにそのプログラムに関する。
従来、印刷物の再現色予測の方法として、例えばC(シアン)、M(マゼンタ)、Y(イエロー)、K(ブラック)の各単色のデバイスの制御値と、実際にその掛け合わせを出力した際の色を測色した測色値と、の関係からルックアップテーブル(LUT)を作成し、当該LUTから補間計算によって予測する方法が用いられている。この方法においては、例えば各原色を適当な間隔に区切った全ての掛け合わせを印刷により出力し、その結果を測色することでLUTを作成する。
他の方法として、Neugebauer方程式を利用する方法が知られている。この方法では、各色のベタおよび当該各色のベタのうち複数の組合せすべてについて色が重なって印刷された際の測色値もしくは分光反射率をあらかじめ測定する。そして、Neugebauer方程式と分光反射率から測色値を算出する式などを用いて、任意のデバイス制御値の組合せに対する測色値を予測する。
そしてNeugebauer方程式を用いて測色値を予測する手法として特許文献1が、またLUTを用いる再現色予測方法が非特許文献1が公開されている。
特開平5−11500号公報 大田登、「色再現工学の基礎」、株式会社コロナ社、1997年9月10日、P.182
しかしながら上述したLUTを用いる方法によれば、測定するサンプルの数を増加させることにより、補間による誤差が減少し、比較的高い精度での予測が可能となる反面、測定数の増加による作業時間、手間の増大が問題となる。また、LUTを作るにあたり、印刷により出力された色を測色する際には1枚の用紙に多くの色を出力しているが、数多くの色を出力するには非常に大きな面積が必要となり、印刷物面内のばらつきが大きい印刷機においては、その面内ばらつきの誤差がLUTに含まれてしまうという問題があった。
また、上述したNeugebauer方程式を用いる方法によれば、測色が必要な掛け合わせは各色ベタと、ベタ同士の複数の組合せを重ねて印刷された色だけになるので非常に少なくなるものの、実際の印刷ではこの方程式が成立することはほとんどなく、再現色予測の精度に問題があった。
本発明は、上述の従来の技術の問題点を解決すべくなされたものであって、単色ベタや複数の単色ベタの重ね合わせの色の分光反射率と、印刷の面内ばらつきの影響を受けない比較的狭い面積に印刷された少数の色の分光反射率の測定値から、高い精度で任意の色の測色値を推定することができる、色情報処理方法および色情報処理装置ならびにそのプログラムを提供することを目的としている。
本発明は、上述の課題を解決すべくなされたもので、面積変調で色を再現する印刷物の任意の単色、又は単色同士の掛け合わせに対する分光反射率を推定し、用紙に印刷される色の測色値を予測する色情報処理方法であって、前記用紙の分光反射率と、前記単色それぞれのベタの分光反射率と、前記各単色ベタ同士の全ての掛け合わせの分光反射率と、の入力を受け付ける第1分光反射率受付処理と、各単色が複数の任意のデバイス制御値で印刷された箇所の各分光反射率を前記各単色ごとに受け付ける第2分光反射率受付処理と、ある単色の任意のデバイス制御値に対応する推定の分光反射率を、前記ある単色ベタの分光反射率と、前記ある単色の前記用紙における未知の実効面積率aと、光学的ドットゲインにより現れる二次的原色の実効面積率aと、前記用紙の分光反射率と、によって表現した分光反射率算出表現式に基づいて、前記ある単色の任意のデバイス制御値について前記第2分光反射率受付処理で受け付けた値と、前記ある単色の任意のデバイス制御値に対応する前記推定の分光反射率との誤差が、最小となる前記未知の実効面積率aおよびaを、前記単色の複数の任意のデバイス制御値ごとに算出する実効面積率算出処理と、前記任意の複数のデバイス制御値と、前記実効面積率算出処理で求められた実効面積率aおよびaの関係から、任意のデバイス制御値に対する実効面積率を算出する実効面積率算出関数を、前記単色ごとに生成する実効面積率算出関数生成処理と、光学的ドットゲインの影響を波長ごとに面積率が変化するものとして表現した分光実効面積率を、前記ある単色の任意のデバイス制御値に対応する推定の分光反射率と、前記ある単色ベタの分光反射率と、前記用紙の分光反射率と、によって表現した分光実効面積率算出式と、前記実効面積率算出関数と、前記分光反射率算出表現式と、に基づいて算出された前記分光実効面積率を、分光ノイゲバウアー方程式に代入して、任意の単色同士の掛け合わせに対する分光反射率を算出する分光反射率算出処理と、前記算出した分光反射率と測色値算出式とに基づいて前記任意の単色同士の掛け合わせに対する測色値を算出する測色値算出処理と、を有することを特徴とする色情報処理方法である。
また本発明は、上記色情報処理方法の測色値算出処理において算出した測色値と当該測色値を算出した際のデバイス制御値との関係に基づいて、入力された所望の測色値に対応するデバイス制御値を逐次近似により算出することを特徴とする。
また本発明は、上記色情報処理方法の分光反射率算出処理において算出した分光反射率と当該分光反射率を算出した際のデバイス制御値との関係に基づいて、入力された所望の分光反射率に対応するデバイス制御値を逐次近似により算出することを特徴とする。
また本発明は、面積変調で色を再現する印刷物の任意の単色、又は単色同士の掛け合わせに対する分光反射率を推定し、用紙に印刷される色の測色値を予測する色情報処理装置であって、前記用紙の分光反射率と、前記単色それぞれのベタの分光反射率と、前記各単色ベタ同士の全ての掛け合わせの分光反射率と、の入力を受け付ける第1分光反射率受付処理部と、各単色が複数の任意のデバイス制御値で印刷された箇所の各分光反射率を前記各単色ごとに受け付ける第2分光反射率受付処理部と、ある単色の任意のデバイス制御値に対応する推定の分光反射率を、前記ある単色ベタの分光反射率と、前記ある単色の前記用紙における未知の実効面積率aと、光学的ドットゲインにより現れる二次的原色の実効面積率aと、前記用紙の分光反射率と、によって表現した分光反射率算出表現式に基づいて、前記ある単色の任意のデバイス制御値について前記第2分光反射率受付処理部で受け付けた値と、前記ある単色の任意のデバイス制御値に対応する前記推定の分光反射率との誤差が、最小となる前記未知の実効面積率aおよびaを、前記単色の複数の任意のデバイス制御値ごとに算出する実効面積率算出処理部と、前記任意の複数のデバイス制御値と、前記実効面積率算出処理部で求められた実効面積率aおよびaの関係から、任意のデバイス制御値に対する実効面積率を算出する実効面積率算出関数を、前記単色ごとに生成する実効面積率算出関数生成処理部と、光学的ドットゲインの影響を波長ごとに面積率が変化するものとして表現した分光実効面積率を、前記ある単色の任意のデバイス制御値に対応する推定の分光反射率と、前記ある単色ベタの分光反射率と、前記用紙の分光反射率と、によって表現した分光実効面積率算出式と、前記実効面積率算出関数と、前記分光反射率算出表現式と、に基づいて算出された前記分光実効面積率を、分光ノイゲバウアー方程式に代入して、任意の単色同士の掛け合わせに対する分光反射率を算出する分光反射率算出処理部と、前記算出した分光反射率と測色値算出式とに基づいて前記任意の単色同士の掛け合わせに対する測色値を算出する測色値算出処理部と、を備えることを特徴とする色情報処理装置である。
また本発明は、面積変調で色を再現する印刷物の任意の単色、又は単色同士の掛け合わせに対する分光反射率を推定し、用紙に印刷される色の測色値を予測する色情報処理装置のコンピュータに実行させるプログラムであって、前記用紙の分光反射率と、前記単色それぞれのベタの分光反射率と、前記各単色ベタ同士の全ての掛け合わせの分光反射率と、の入力を受け付ける第1分光反射率受付処理と、各単色が複数の任意のデバイス制御値で印刷された箇所の各分光反射率を前記各単色ごとに受け付ける第2分光反射率受付処理と、ある単色の任意のデバイス制御値に対応する推定の分光反射率を、前記ある単色ベタの分光反射率と、前記ある単色の前記用紙における未知の実効面積率aと、光学的ドットゲインにより現れる二次的原色の実効面積率aと、前記用紙の分光反射率と、によって表現した分光反射率算出表現式に基づいて、前記ある単色の任意のデバイス制御値について前記第2分光反射率受付処理で受け付けた値と、前記ある単色の任意のデバイス制御値に対応する前記推定の分光反射率との誤差が、最小となる前記未知の実効面積率aおよびaを、前記単色の複数の任意のデバイス制御値ごとに算出する実効面積率算出処理と、前記任意の複数のデバイス制御値と、前記実効面積率算出処理で求められた実効面積率aおよびaの関係から、任意のデバイス制御値に対する実効面積率を算出する実効面積率算出関数を、前記単色ごとに生成する実効面積率算出関数生成処理と、光学的ドットゲインの影響を波長ごとに面積率が変化するものとして表現した分光実効面積率を、前記ある単色の任意のデバイス制御値に対応する推定の分光反射率と、前記ある単色ベタの分光反射率と、前記用紙の分光反射率と、によって表現した分光実効面積率算出式と、前記実効面積率算出関数と、前記分光反射率算出表現式と、に基づいて算出された前記分光実効面積率を、分光ノイゲバウアー方程式に代入して、任意の単色同士の掛け合わせに対する分光反射率を算出する分光反射率算出処理と、前記算出した分光反射率と測色値算出式とに基づいて前記任意の単色同士の掛け合わせに対する測色値を算出する測色値算出処理と、を実行させるプログラムである。
本発明によれば、単色ベタや複数の単色ベタの重ね合わせの色の分光反射率と、印刷の面内ばらつきの影響を受けない比較的狭い面積に印刷された少数の色の分光反射率の測定値と、また、光学的ドットゲインの影響を考慮したパラメータと、通常のノイゲバウアー方程式に、光学的ドットゲインの影響が表れる範囲が光の波長に応じて変化するということを反映させた分光ノイゲバウアー方程式を用いるので、従来に比べてより高い精度で任意の複数のデバイス制御値によって得られる測色値を推定することができる。
以下、本発明の一実施形態による色情報処理装置を図面を参照して説明する。図1は本実施形態による色情報処理装置の構成を示すブロック図である。この図において、符号1は色情報処理装置である。そして、色情報処理装置1は、測定分光反射率受付部(第1分光反射率受付手段、第2分光反射率受付手段)11、算出式記憶部12、実効面積率算出部(実効面積率算出手段)13、記憶部14、実効面積率算出関数生成部(実効面積率算出関数生成手段)15、分光反射率算出部(分光反射率算出手段)16、測色値算出部(測色値算出手段)17、目標出力用情報導出部18を備えている。
そして、色情報処理装置1は、複数の所定の単色<C(シアン)、M(マゼンタ)、Y(イエロー)、K(ブラック)>のいずれかのうち選択された単色と、デバイス制御値sの、複数の任意の値によって、当該デバイス制御値sの複数の任意の値で用紙に塗布される色の測色値X,Y,Zを予測する、後述の処理を行う。
図2は色情報処理装置における色情報処理の処理フローを示す図である。
次に、色情報処理装置における色情報処理の処理について説明する。
まず、ユーザは、用紙の分光反射率、用紙に各単色(C,M,Y,K)それぞれをベタで印刷した際の分光反射率、単色のベタを重ね合わせて用紙に印刷した、CM,MY,CY,CK,MK,YK,CMY,CMK,MYK,CYK,CMYKのそれぞれの分光反射率、の16色の分光反射率を測定し、色情報処理装置1に入力する。色情報処理装置1では測定分光反射率受付部11が入力された分光反射率を受け付けて一時記憶する(ステップS1)。
また、ユーザはCMYKの各単色のデバイス制御値sによる印刷において、デバイス制御値sの値を任意に変化させた値で印刷された色の分光反射率を測定する。ここで、本実施形態においては、デバイス制御値sの値が10%刻みで増加された各単色それぞれの分光反射率を測定し、また、0〜10%までの間は細かく2%の割合の刻みで印刷された色の各分光反射率を測定する。つまり薄く印刷された色の部分(割合が0〜10%=ハイライト部分)についての測定を細かく行っている。これは、10%以上の割合で印刷された際と特性が異なるためである。そしてユーザは測定した分光反射率を色情報処理装置1に入力する。色情報処理装置1では、測定分光反射率受付部11が入力された分光反射率を受け付けて一時記憶する(ステップS2)。
Figure 0004725190
式(1)は、上述のステップS1とステップS2で得られた分光反射率の各データから、ある単色の任意のデバイス制御値sに対応する分光反射率を推定するための式である。なお、
(s):原色の実効面積率
(s):光学的ドットゲインにより現れる二次的原色の面積率
(λ):単色ベタの分光反射率
(λ):用紙の分光反射率
(λ):光学的ドットゲインにより現れる二次的原色の分光反射率
R´(s,λ):ある単色の任意のデバイス制御値sに対応する分光反射率
とする。
ここで、式(1)におけるR(λ)について説明する。このパラメータは、デバイス制御値sの値を増減することによって印刷を行なう際の、光学的ドットゲインにより現れる二次的原色の面積の割合を考慮する為に加えられたものである。光学的ドットゲインとは図3(光学的ドットゲインを説明する図)に示すように、印刷によってインクが用紙に塗布された部分と塗布されていない用紙の部分との境界部分において、当該用紙への入射光が入射時にはインクの塗布領域外から入射しその入射光の出射時にはインクの塗布領域内から出たり(図3のA)、また、当該用紙への入射光が入射時にはインクの塗布領域内から入射しその入射光の出射時にはインクの塗布領域外から出たり(図3のB)するので、用紙への入射光が入射時にはインクの塗布領域内から入射しその入射光の出射時にはインクの塗布領域内から出るような部分(図3のC)とは色が変化する現象のことである。したがって光学的ドットゲインにより現れる二次的原色の面積の割合を考慮して、Rのパラメータを式(1)に加えている。
Roは、既知のデータで表現できる。そして、
Figure 0004725190
で示される式(2)より、Kはインクの吸収率と考えることができる。また光学的ドットゲインの現れる部分においてインクが光を吸収する吸収率も同様に
Figure 0004725190
と表現することができる。
また、光学的ドットゲインの現象が現れるインクの境界部分において光は上述したように、入射時または出射時のいずれかにおいてのみインクの内部を通過するが(図3のAまたはB)、インクがベタで塗布された部分においては光は上述したように入射時と出射時の何れにおいてもインクの内部を通過する(図3のC)。従って光学的ドットゲインの部分における光の吸収率は、ベタでインクが塗布された部分の光の吸収率の1/2と考えることができるので、
Figure 0004725190
と表現することができる。したがって、式(4)に式(2)と式(3)を代入することにより、
Figure 0004725190
の式が得られる。また式(1)におけるRに式(5)を代入することにより、
Figure 0004725190
が得られる。この式(6)<分光反射率算出表現式>は、予め算式記憶部12に記録されている。そして、ユーザが色情報処理装置1に測色値予測の処理の開始を指示すると、実効面積率算出部13は、算出式記憶部12に記録されている、式(6)を読み取る(ステップS3)。
次に、実効面積率算出部13は、デバイス制御値s毎に、ステップS2で入力された分光反射率の値と、式(6)で示される推定の分光反射率の値の誤差が最小となるように、
Figure 0004725190
で示される式のrms(root mean square)が最小となるようなaとaの値を最適化手法を用いて計算し、実測値の存在するデバイス制御値sに対する実効面積率a,aを求める(ステップS4)。これにより図4(デバイス制御値sと、原色の実効面積率aおよび光学的ドットゲインによって現れる二次的原色の実効面積率aの関係を表す図)で示すような、デバイス制御値sに応じたaとaの値のデータを得ることができる。なお、式(6)においてR(λ)、R(λ)はステップS1において受け付けた既知の値であるので、未知の値はaとaである。そして、図4のようなデータは、単色(C,M,Y,K)のそれぞれについて得られる。実効面積率算出部13は、単色(C,M,Y,K)のそれぞれについて得られた図4のデータの表を記憶部14に一時記憶する。
ここで、図4において、デバイス制御値sの値の増加の割合に応じてaの値も増加しているが、これはつまり、デバイス制御値sの値を増加すれば、当然原色の実効面積率が増加することを示している。しかしながら、aの値は、デバイス制御値sの値が10%を越えないと増加しないことが分かる。これは、デバイス制御値sの値が10%以下の部分では、印刷によって塗布される網点の大きさが小さく、インク層を2回通過する光が非常に少ないためであると考えられる。この特性を把握し、近似式に反映することが肝要であるため、本実施例ではステップS2において、デバイス制御値sの値が10%となるまでは2%刻みで分光反射率を測定した。また図4において、デバイス制御値sの値が50%付近でaの値が最も大きくなり、またデバイス制御値sの値が0%,100%付近でaの値が最も小さくなるような値となっているが、これはつまり、デバイス制御値sの値が50%である場合に、光学的ドットゲインの現象が現れる面積が最も大きくなることを示している。
また、本実施例では、二次的原色の分光反射率R(λ)を求める際、光の吸収率が1/2になると仮定して式(4)の右辺の係数を決定しているが、光の吸収率がm倍(0<m<1)になるとして式(8)のように表し、その後の面積率の最適化計算による式(7)のrms値の原色ごとの合計が、それぞれ最小となるように、mの値を決定しても良い。
Figure 0004725190
次に、実効面積率算出関数生成部15が、記憶部14に記録された単色(C,M,Y,K)のそれぞれについて得られた図4のデータを読み取り、単色(C,M,Y,K)のそれぞれについて、デバイス制御値sの値と、それに対応する実効面積率a,aの各関係を表すa1j(s),a2j(s)<j=C,M,Y,K;実効面積率算出関数>の式(9)、式(10)、式(11)を生成する(ステップS5)。
Figure 0004725190
Figure 0004725190
Figure 0004725190
これらの計算を各単色について実行することにより、それぞれの単色でのデバイス制御値sの値と、実効面積率の関係を表す関数a1j(s),a2j(s)<j=C,M,Y,K>を求めることが可能となり、これらを用いて各単色の任意のデバイス制御値に対する分光反射率を推定することができる。
次に分光反射率算出部16は、式(12)を算出式記憶部12から読み取る。
Figure 0004725190
式(12)は、光学的ドットゲインの影響が表れる範囲が光の波長に応じて変化するものとして、ある単色の任意のデバイス制御値sに対応する分光反射率を推定するための式である。つまりb(s,λ)は各単色の分光実効面積率と考えることができる。分光反射率算出部16は式12から式(13)<分光実効面積率算出式>を得る。
Figure 0004725190
これにより、分光反射率算出部16は、デバイス制御値sで表されるデバイス制御値sの値の割合に応じて、実効面積率a1,a2が式(9),(10),(11)から求め、またその結果とステップS1、ステップS2において入力を受け付けたデータとを式(6)に代入してR´(s,λ)を求め、その値とステップS1において入力を受け付けたデータとを式(13)に代入してb(s,λ)を求める(ステップS6)。
次に、分光反射率算出部16は、式(14)で示されるノイゲバウアー方程式を分光領域に拡張した式(以下、分光ノイゲバウアー方程式とする)を算出式記憶部12から読み取る。
Figure 0004725190
この式(14)で示される分光ノイゲバウアー方程式は、通常の分光ノイゲバウアー方程式方程式
Figure 0004725190
に、光学的ドットゲインの影響が表れる範囲が光の波長に応じて変化するということを反映させた式である。そして、式(14)に式(13)を用いたb(s,λ)<分光実効面積率>と、ステップS1で入力を受け付けた分光反射率のデータ<P:(j=CM,MY,CY,CK,MK,YK,CMY,CMK,MYK,CYK,CMYK)>を入力して、複数のデバイス制御値の掛け合わせに対する分光反射率を算出する(ステップS7)。
次に、測色値算出部17は、分光反射率算出部16で得られた値を式(16)に代入する。
Figure 0004725190
これにより、測色値算出部17はX,Y,Zの値を算出する(ステップS8)。
なお、本実施例では、単色のベタの色、単色のベタが重ね合わされた色、用紙の分光反射率の測定を実際に行っているが、これらをデータとして取得可能な場合には、測定を行わずこれらのデータを使用しても良い。
また本実施例ではデバイス制御値と実効網点面積率の関係を、デバイス制御値の二次関数で近似しているが、より次数の高い多項式や、その他の関数で近似してもよい。
また本実施例では、網点面積率の小さい部分での特性を把握するために0%から10%のデバイス制御値に対して2%刻みで印刷された単色の色を測定しているが、この範囲をより広く(例えば0%から20%まで)とったり、測定の間隔を小さく(例えば1%間隔)するなどしても良い。
また、最終的に測色値としてXYZの値を計算しているが、さらにそれらの値から、CIELABやCIELUVなどの異なる測色値を計算するようにしてもよい。
また、色情報処理装置1は、所望の測色値の色を印刷するためのデバイス制御値sを予測する。例えば、デバイス制御値算出部18が、測色値算出部17が算出した複数のXYZ値と、それら各XYZ値が算出された際に分光反射率算出部16が利用したデバイス制御値sの関係から、入力を受け付けたユーザ所望の測色値の色を印刷するためのデバイス制御値sを逐次近似により算出する(ステップS9a)。または、デバイス制御値算出部18が、分光反射率算出部16が算出した複数のR´(s,λ)の値と、それら各R´(s,λ)の値が算出された際に分光反射率算出部16が利用したデバイス制御値sの関係から、入力を受け付けたユーザ所望の測色値の色を印刷するためのデバイス制御値sを逐次近似により算出する(ステップS9b)。
上述の色情報処理装置は内部に、コンピュータシステムを有している。そして、上述した処理の過程は、プログラムの形式でコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記憶されており、このプログラムをコンピュータが読み出して実行することによって、上記処理が行われる。ここでコンピュータ読み取り可能な記録媒体とは、磁気ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、DVD−ROM、半導体メモリ等をいう。また、このコンピュータプログラムを通信回線によってコンピュータに配信し、この配信を受けたコンピュータが当該プログラムを実行するようにしても良い。
また、上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良い。さらに、前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であっても良い。
本発明の一実施形態による色情報処理装置の構成を示すブロック図である。 本発明の一実施形態による色情報処理の処理フローを示す図である。 本発明の一実施形態による光学的ドットゲインを説明する図である。 本発明の一実施形態によるデバイス制御値sと、原色の実効面積率a及び光学的ドットゲインによって現れる二次的原色の実効面積率aの関係を表す図である。
符号の説明
1・・・色情報処理装置
11・・・測定分光反射率受付部
12・・・算出式記憶部
13・・・実効面積率算出部
14・・・記憶部
15・・・実効面積率算出関数生成部15
16・・・分光反射率算出部
17・・・測色値算出部
18・・・デバイス制御値算出部

Claims (5)

  1. 面積変調で色を再現する印刷物の任意の単色、又は単色同士の掛け合わせに対する分光反射率を推定し、用紙に印刷される色の測色値を予測する色情報処理方法であって、
    前記用紙の分光反射率と、前記単色それぞれのベタの分光反射率と、前記各単色ベタ同士の全ての掛け合わせの分光反射率と、の入力を受け付ける第1分光反射率受付処理と、
    各単色が複数の任意のデバイス制御値で印刷された箇所の各分光反射率を前記各単色ごとに受け付ける第2分光反射率受付処理と、
    ある単色の任意のデバイス制御値に対応する推定の分光反射率を、前記ある単色ベタの分光反射率と、前記ある単色の前記用紙における未知の実効面積率aと、光学的ドットゲインにより現れる二次的原色の実効面積率aと、前記用紙の分光反射率と、によって表現した分光反射率算出表現式に基づいて、前記ある単色の任意のデバイス制御値について前記第2分光反射率受付処理で受け付けた値と、前記ある単色の任意のデバイス制御値に対応する前記推定の分光反射率との誤差が、最小となる前記未知の実効面積率aおよびaを、前記単色の複数の任意のデバイス制御値ごとに算出する実効面積率算出処理と、
    前記任意の複数のデバイス制御値と、前記実効面積率算出処理で求められた実効面積率aおよびaの関係から、任意のデバイス制御値に対する実効面積率を算出する実効面積率算出関数を、前記単色ごとに生成する実効面積率算出関数生成処理と、
    光学的ドットゲインの影響を波長ごとに面積率が変化するものとして表現した分光実効面積率を、前記ある単色の任意のデバイス制御値に対応する推定の分光反射率と、前記ある単色ベタの分光反射率と、前記用紙の分光反射率と、によって表現した分光実効面積率算出式と、前記実効面積率算出関数と、前記分光反射率算出表現式と、に基づいて算出された前記分光実効面積率を、分光ノイゲバウアー方程式に代入して、任意の単色同士の掛け合わせに対する分光反射率を算出する分光反射率算出処理と、
    前記算出した分光反射率と測色値算出式とに基づいて前記任意の単色同士の掛け合わせに対する測色値を算出する測色値算出処理と、
    を有することを特徴とする色情報処理方法。
  2. 請求項1記載の測色値算出処理において算出した測色値と当該測色値を算出した際のデバイス制御値との関係に基づいて、入力された所望の測色値に対応するデバイス制御値を逐次近似により算出することを特徴とする色情報処理方法。
  3. 請求項1記載の分光反射率算出処理において算出した分光反射率と当該分光反射率を算出した際のデバイス制御値との関係に基づいて、入力された所望の分光反射率に対応するデバイス制御値を逐次近似により算出することを特徴とする色情報処理方法。
  4. 面積変調で色を再現する印刷物の任意の単色、又は単色同士の掛け合わせに対する分光反射率を推定し、用紙に印刷される色の測色値を予測する色情報処理装置であって、
    前記用紙の分光反射率と、前記単色それぞれのベタの分光反射率と、前記各単色ベタ同士の全ての掛け合わせの分光反射率と、の入力を受け付ける第1分光反射率受付処理部と、
    各単色が複数の任意のデバイス制御値で印刷された箇所の各分光反射率を前記各単色ごとに受け付ける第2分光反射率受付処理部と、
    ある単色の任意のデバイス制御値に対応する推定の分光反射率を、前記ある単色ベタの分光反射率と、前記ある単色の前記用紙における未知の実効面積率aと、光学的ドットゲインにより現れる二次的原色の実効面積率aと、前記用紙の分光反射率と、によって表現した分光反射率算出表現式に基づいて、前記ある単色の任意のデバイス制御値について前記第2分光反射率受付処理部で受け付けた値と、前記ある単色の任意のデバイス制御値に対応する前記推定の分光反射率との誤差が、最小となる前記未知の実効面積率aおよびaを、前記単色の複数の任意のデバイス制御値ごとに算出する実効面積率算出処理部と、
    前記任意の複数のデバイス制御値と、前記実効面積率算出処理部で求められた実効面積率aおよびaの関係から、任意のデバイス制御値に対する実効面積率を算出する実効面積率算出関数を、前記単色ごとに生成する実効面積率算出関数生成処理部と、
    光学的ドットゲインの影響を波長ごとに面積率が変化するものとして表現した分光実効面積率を、前記ある単色の任意のデバイス制御値に対応する推定の分光反射率と、前記ある単色ベタの分光反射率と、前記用紙の分光反射率と、によって表現した分光実効面積率算出式と、前記実効面積率算出関数と、前記分光反射率算出表現式と、に基づいて算出された前記分光実効面積率を、分光ノイゲバウアー方程式に代入して、任意の単色同士の掛け合わせに対する分光反射率を算出する分光反射率算出処理部と、
    前記算出した分光反射率と測色値算出式とに基づいて前記任意の単色同士の掛け合わせに対する測色値を算出する測色値算出処理部と、
    を備えることを特徴とする色情報処理装置。
  5. 面積変調で色を再現する印刷物の任意の単色、又は単色同士の掛け合わせに対する分光反射率を推定し、用紙に印刷される色の測色値を予測する色情報処理装置のコンピュータに実行させるプログラムであって、
    前記用紙の分光反射率と、前記単色それぞれのベタの分光反射率と、前記各単色ベタ同士の全ての掛け合わせの分光反射率と、の入力を受け付ける第1分光反射率受付処理と、
    各単色が複数の任意のデバイス制御値で印刷された箇所の各分光反射率を前記各単色ごとに受け付ける第2分光反射率受付処理と、
    ある単色の任意のデバイス制御値に対応する推定の分光反射率を、前記ある単色ベタの分光反射率と、前記ある単色の前記用紙における未知の実効面積率aと、光学的ドットゲインにより現れる二次的原色の実効面積率aと、前記用紙の分光反射率と、によって表現した分光反射率算出表現式に基づいて、前記ある単色の任意のデバイス制御値について前記第2分光反射率受付処理で受け付けた値と、前記ある単色の任意のデバイス制御値に対応する前記推定の分光反射率との誤差が、最小となる前記未知の実効面積率aおよびaを、前記単色の複数の任意のデバイス制御値ごとに算出する実効面積率算出処理と、
    前記任意の複数のデバイス制御値と、前記実効面積率算出処理で求められた実効面積率aおよびaの関係から、任意のデバイス制御値に対する実効面積率を算出する実効面積率算出関数を、前記単色ごとに生成する実効面積率算出関数生成処理と、
    光学的ドットゲインの影響を波長ごとに面積率が変化するものとして表現した分光実効面積率を、前記ある単色の任意のデバイス制御値に対応する推定の分光反射率と、前記ある単色ベタの分光反射率と、前記用紙の分光反射率と、によって表現した分光実効面積率算出式と、前記実効面積率算出関数と、前記分光反射率算出表現式と、に基づいて算出された前記分光実効面積率を、分光ノイゲバウアー方程式に代入して、任意の単色同士の掛け合わせに対する分光反射率を算出する分光反射率算出処理と、
    前記算出した分光反射率と測色値算出式とに基づいて前記任意の単色同士の掛け合わせに対する測色値を算出する測色値算出処理と、
    を実行させるプログラム。
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