JP4723736B2 - カテーテルイントロデューサー - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明はシースとダイレータより構成されるカテーテルイントロデューサーの接続構造の改良に関するものである。
【0002】
【従来技術及び発明が解決しようとする課題】
シースとダイレータより構成されるカテーテルイントロデューサーの接続構造として、既に、次の発明が公開さてれている。
D1;特開平8−131552号(ダイレータの内基部に係止爪を形成し、シースの内面に嵌合溝を形成し、係止爪と嵌合溝を係合する形態)。
D2;実公平4−46758号(ダイレータのフランジの内面にネジ溝を形成し、シースハブ外面にネジ突起を形成し、前記溝に前記突起を螺合する形態)。
D3;実用新案登録第2545856号(ダイレータのフランジの内面にリング状の凸部または溝部を形成し、シースハブの外面にリング状の溝部または凸部を形成し、前記溝部に前記凸部を係合する形態)。
D4;特開平7−116261号(ダイレータのフランジの内面に凸部または溝部を形成し、シースハブの外面に溝部または凸部を形成し、ダイレータのフランジとシースハブのいずれか一方を硬質と軟質合成樹脂により形成し、前記溝部に前記凸部を係合する形態)。
前記公知文献D1からD4では、シースとダイレータの接続は、シースハブ外周部のネジとダイレータハブ内面のネジで接続したり、シースハブ外周部の凹とダイレータハブ内面の凸を嵌合させたりして接続している。しかし、上記の方法では脱着の際にネジ同士、凹と凸が引っ掛かってシースとダイレータの脱着に手間取ったり、接続強度が強くなりすぎたりしてシースとダイレータが外れにくいという課題が発生していた。
さらに、D3;実用新案登録第2545856号の嵌入係合は、フランジを傾けないと、シースハブから抜けないので、イントロデューサーの先端を血管から抜くとき、イントロデューサーの先端が、血管内で左右に動いて、血管を傷つける懸念がある。そこで本発明者は以上の課題を解決するために鋭意検討を重ねた結果、次の発明に到達した。
【0003】
【課題を解決するための手段】
[1]本発明は、後方にシースハブ(5)を有するシース(2)と前方にフランジ(10)を有するダイレータ(3)とから構成され、
前記フランジ(10)は硬質ないし半硬質の材料より形成されるとともに内周面に正テーパー面(FT)と逆テーパー面(FRT)が形成され、
前記シースハブ(5)は硬質ないし半硬質の材料より形成されるとともに外周面に正テーパー面(SHT)と逆テーパー面(SHRT)が形成され、
前記硬質部材は、曲げ弾性率が700MPa以上の硬質プラスチックであり、前記半硬質部材は曲げ弾性率が70MPaを超え700MPa未満の半硬質プラスチックであり、
前記フランジ(10)の逆テーパー面(FRT)の角度(FRθ)と前記シースハブ(5)の逆テーパー面(SHRT)の角度(SHRθ)の大きさを、実質的に同じ大きさに形成し、
前記フランジ(10)の正テーパー面(FT)の角度(Fθ)を、前記シースハブ(5)の正テーパー面(SHT)の角度(SHθ)よりも、1°〜10°大きく形成し、
前記フランジ(10)の逆テーパー面(FRT)と前記シースハブ(5)の逆テーパー面(SHRT)のみにより前記シース(2)と前記ダイレータ(3)の係合を維持し、前記フランジ(10)の正テーパー面(FT)と前記シースハブ(5)の正テーパー面(SHT)は、前記係合に関与せず、
前記シースハブ(5)の外周であって、当該シースハブ(5)の頂線(T)と反対側の逆テーパー面(SHRT)の端部に溝部(20)を形成し、
前記フランジ(10)の逆テーパー面(FRT)の先端内周が接触しないように形成し、前記シースハブ(5)と前記フランジ(10)の係合の解除を容易となした、カテーテルイントロデューサー(1)を提供する。
[2]本発明は、前記角度(FRθ)を45から85°、前記角度(SHRθ)を45から85°、前記角度(Fθ)を90から65°、前記角度(SHθ)を90から65°に形成した、[1]に記載のカテーテルイントロデューサー(1)を提供する。
[3]本発明は、前記シースハブ(5)の逆テーパー面(SHRT)の軸方向の長さ(SHRTL):100に対し、前記フランジ(10)の逆テーパー面(FRT)の軸方向の長さ(FRTL)を50から300に形成した、[1]または[2]に記載のカテーテルイントロデューサー(1)を提供する。
【0004】
【発明の実施の形態】
図1は本発明のカテーテルイントロデューサー1(以下、イントロデューサー1)の一実施例を示す分解斜視図で、図2は、係合前のシースハブとフランジ付近の拡大図、図3は 図2の一部拡大図、図4はシースハブとフランジを係合する直前の拡大図、図5はシースハブとフランジを係合した時の拡大図である。
本発明のイントロデューサー1は、後方にシースハブ5を有するシース2と前方にフランジ10を有するダイレータ3とから構成され、 前記フランジ10は硬質ないし半硬質の材料より形成されるとともに内周面に正テーパー面FTと逆テーパー面FRTが形成され、 前記シースハブ5は硬質ないし半硬質の材料より形成されるとともに外周面に正テーパー面SHTと逆テーパー面SHRTが形成され、前記フランジ10の逆テーパー面FRTと前記シースハブ5の逆テーパー面SHRTの係合によりシース2とダイレータ3を着脱可能に形成している。
【0005】
本発明のイントロデューサー1をさらに詳述すれば、シースハブ5を有するシース2とダイレータハブ9を有するダイレータ3とから構成され、シースハブ5の前方にカバー4を介してチューブ6を接続し、後方に接続部(図示せず)を突設して、これにキャップ12を装着している。なお図1では、シースハブ5の構成部品の一部として、キャップ12が別部品として記載されているが、キャップ12と同形状の部品をシースハブ5に一体成形することができる。
キャップ12は鍔部16と胴部17より形成され、胴部17の外周は二段のテーパー面(正テーパー面SHTと逆テーパー面SHRT)が形成されている。
正テーパー面SHTと逆テーパー面SHRTは頂線T(二段テーパー面の境界線で、イントロデューサー1長さ方向の中心軸Cと垂直に交わる線)おいて交わり、正テーパー面SHTとは頂線Tに向かって立ち上がるテーパー面であり、逆テーパー面SHRTとは頂線Tから下降するテーパー面である。
胴部17の空洞内に、止血弁13が配置される。またハブ5の側部にはシース側管7が形成され、これにサンプリングチューブ8が接続される。
ダイレータ3はハブ9の前方にハブ9より大径のフランジ10が形成され、内側にチューブ11が接続されている。フランジ10は縦方向に複数の切欠溝14が形成され、内周面には二段のテーパー(正テーパー面FTと逆テーパー面FRT)が形成されている。正テーパー面FTと逆テーパー面FRTは谷線M(二段テーパー面の境界線で、イントロデューサー1長さ方向の中心軸Cと垂直に交わる線)において交わり、正テーパー面FTとは谷線Mに向かって立ち上がるテーパー面であり、逆テーパー面FRTとは谷線Mから下降するテーパー面である。
シースハブ5の逆テーパー面SHRTとフランジ10内周面の逆テーパー面FRTはお互いに係合する形状に形成され、他方、シースハブ5の正テーパー面SHTとフランジ10内周面の正テーパー面FTはお互いに係合しない形状に形成されている。
さらにシースハブ5の外周面(頂線Tと反対側の逆テーパー面SHRT端部)に溝部20を形成することにより、フランジ10の先端が逆テーパー面SHRTの基部に接触しなくなるので、シースハブ5とフランジ10の係合の解除が容易となる。
【0006】
前記フランジ10の逆テーパー面FRTの角度FRθ(逆テーパー面FRTと谷線Mのなす角度)と前記シースハブ5の逆テーパー面SHRTの角度SHRθ(逆テーパー面SHRTと頂線Tのなす角度)の大きさは、実質的に同じ大きさに形成される。これにより逆テーパー面FRTと逆テーパー面SHRTのテーパー係合を維持することができる。
前記フランジ10の正テーパー面FTの角度Fθ(正テーパー面FTと谷線Mのなす角度)を前記シースハブ5の正テーパー面SHTの角度SHθ(正テーパー面SHTと頂線Tのなす角度)よりも大きく形成している。
前記角度FRθは45から85°、より好ましくは60から80°に形成するのが良い。前記角度SHRθを45から85°、より好ましくは60から80°に形成するのが良い。
前記角度FRθと前記角度SHRθの双方とも角度が小さくなりすぎると(双方とも45゜未満になると)、フランジ10をシースハブ5に係合しずらくなり、係合した後の双方の逆テーパー面FRTとSHRTの係合の解除が困難となるから好ましくない。また前記角度FRθと前記角度SHRθの双方とも角度が大きくなりすぎると(85°を超えると)、フランジ10をシースハブ5に係合するのは容易となるが、双方の逆テーパー面FRTとSHRTの係合の維持強度が低下する好ましくない。
前記角度Fθは、65から90°、より好ましくは70から90°に形成するのが良い。前記角度SHθを65から90°、より好ましくは70から90°に形成するのが良い。
前記角度Fθと前記角度SHθの双方とも角度が小さくなりすぎると(双方とも65゜未満になると)、フランジ10をシースハブ5に係合しずらくなるので好ましくない。
前記角度Fθは前記角度SHθより大きく形成するのが良い。前記角度Fθと前記角度SHθの差は、1から10°、より好ましくは1から3°に形成するのが良い。これらの角度差はできるだけ小さいほうが、フランジ10にシースハブ5を係合した時、フランジ10が軸に対して垂直方向(軸の周り)にがたつきが小さくなるためである。またこれらの角度差が小さくなりすぎると(1°未満になると)、フランジ10をシースハブ5に係合しずらくなるので好ましくない。
なお前記角度FRθ、前記角度SHRθ、前記角度Fθ、前記角度SHθは、フランジ10とシースハブ5(キャップ12)を図3のように縦(長さ)方向に半断面に切断した状態の断面を顕微鏡写真で測定することにより測定することができる。
【0007】
以上のように本発明のイントロデューサー1は、シースハブ5の逆テーパー面SHRTとフランジ10内周面の逆テーパー面FRTのみにより、係合を維持し、他方、シースハブ5の正テーパー面SHTとフランジ10内周面の正テーパー面FTの間には隙間Sが生じるので、これらの正テーパー面は係合に何ら関与しない。
本発明であえて、係合に何ら関与しないシースハブ5の正テーパー面SHTとフランジ10内周面の正テーパー面FTを設けた理由は、フランジ10を図4のように傾けて係合させるためのさそいとしての役割をもたせるためである。またフランジ10にシースハブ5を係合した後で、フランジ10が軸に対して垂直方向(軸の周り)にがたつかいないようにするためである。
【0008】
また本発明で前記フランジ10の正テーパー面FTの角度Fθを前記シースハブ5の正テーパー面SHTの角度SHθよりも大きく形成し、フランジ10の正テーパー面FTとシースハブ5の正テーパー面の間に、隙間を設けているのは、次の理由による。フランジ10の正テーパー面FTをシースハブ5の正テーパーSHT方向に押して係合するとき、硬質のフランジ10の変形度合いが小さくて済む(フランジ10を係合する力が弱くて済む)ので、容易に係合しやすくするためである。
逆に、角度Fθと角度SHθが同じかまたは角度SHθが角度Fθより大きい場合は、硬質のフランジ10を大きく変形させなければならない(フランジを係合する力が大きくなる)ので、係合しずらくなるので好ましくない。
【0009】
前記シースハブ5の逆テーパー面SHRTの軸方向の長さSHRTL;100に対し、前記フランジ10の逆テーパー面FRTの軸方向の長さFRTLを50から300、より好ましくは100から200に形成するのが良い。前記FRTLが前記SHRTLに対して、小さすぎると(50未満になると)逆テーパー面SHRTと逆テーパー面FRTの接触面積が小さくなりすぎ、これらの逆テーパー面の係合強度が小さくなるので好ましくない。他方、大きすぎると(300を超えると)前記フランジ10逆テーパー面FRTの前記シースハブ5逆テーパー面SHRTと接触していない部分の面積が大きくなりすぎて、これらの部分から係合がはずれやすくなるので好ましくない。
またフランジ10とシースハブ5を係合させたとき、頂線Tと谷線が完全に一致するように形成しても良いし、頂線Tと谷線が一致ないように(頂線Tがフランジ10の逆テーパー面に接する)形成しても良い。
あくまでも本発明は、シースハブ5の逆テーパー面SHRTとフランジ10の逆テーパー面FRTのみにより係合を維持することができるので、頂線Tと谷線が一致ないように形成しても機能上何ら差し支えない。
またフランジ10の最先端の垂直面とシースハブ5の(前記フランジ10の最先端の垂直面と)対向する垂直面は、本発明のテーパー係合に何ら関与しない箇所であるから、軽く接触するように形成しても良いし接触しないように形成しても良い。
【0010】
図4のように本発明のイントロデューサー1は、フランジ10をシースハブ5に係合する際にフランジ10を傾けて前記逆テーパー面FRT、SHRTに沿って若干外側に押し広げながら係合することができるので係合が容易である。
他方、係合を解除してフランジ10をシースハブ5から取り外すときはフランジ10をストレートに後退させるのみで前記逆テーパー面FRT、SHRTに沿って若干外側に拡径しながら取り外すことができるので、取り外しも容易である。
【0011】
さらに、本発明のイントロデューサー1の試作品(以下、実施例)と公知文献D3;実用新案登録第2545856号に関連する市販品(日本シャーウッド株式会社製、カタログ番号;8160−25AJ、以下、比較例)の(A)フランジ10を真直ぐ前進させて、シースハブ5に係合させる場合と(B)フランジ10を真直ぐ後退させて、係合を解除する場合についの操作性を比較してみた。
本実施例のイントロデューサー1は、フランジ10を硬質の材料で形成し、かつフランジ10とシースハブ5がテーパー係合であるため、前記(A)の場合は係合できないが、他方前記(B)の場合は、容易に係合を解除できる。
他方、比較例のイントロデューサーは、フランジを容易に弾性変形する軟質プラスチックで形成し、かつフランジとシースハブが嵌入係合であるため、前記(A)の場合は容易に係合できるが、他方前記(B)の場合、容易に係合を解除できない。
特に本実施例のイントロデューサー1は、前記比較例と異なる係合形式を採用しているため、フランジ10とシースハブ5の係合の解除が容易である。
【0012】
さらに本発明のフランジ10とシースハブ5の前記テーパー係合のメリットを詳述する。
イントロデューサー1のチューブ6、11の先端を血管に挿入する時は、フランジ10とシースハブ5の係合はきついほうが良いが、本発明のテーパー係合は、フランジ10をシースハブ5の軸方向に、ストレートに後退させるのみで、容易に解除できる。このためイントロデューサー1の先端を血管から抜くとき、チューブ6、11の先端は血管内で余分な動きをすることなく、ストレートに抜けるので血管を傷つけることがない。
【0013】
本発明の前記シースハブ5、キャップ12、接続部材19、ダイレータハブ9、フランジ10を構成する硬質部材ないし半硬質部材は次の材料が使用される。
例えばポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレン、ポリカーボネート、ABS、メタクリル樹脂、アクリル樹脂等の硬質ないし半硬質プラスチック等が使用される。
なお硬質部材とは曲げ弾性率が700MPa(ASTM D790)以上の硬質プラスチックを全て含み、半硬質部材とは曲げ弾性率が70MPaを超え700MPa未満の半硬質プラスチックを全て含む。
特に本発明では、フランジ10を硬質部材、シースハブ5(キャップ12)硬質部材ないし半硬質部材で形成することにより、シースハブ5の逆テーパー面SHRTとフランジ10の逆テーパー面FRTのみによりテーパー係合を維持することができる。フランジ10を前記比較例のように、容易に弾性変形する軟質プラスチックで形成する場合は、前記テーパー係合を維持することができない。
【0014】
【発明の作用効果】
(1)ダイレータ3のフランジ10をシース5へ取り付ける時の係合並びに係合を解除して取り外す際に、引っ掛かりがなくスムーズに行うことができるのでダイレータ3とシース2の着脱を迅速かつ円滑に行うことができる。
(2)イントロデューサー1の先端を血管から抜くとき、その先端は血管内で余分な動きをすることがなく、ストレートに抜けるので血管を傷つける懸念がないので、安心して使用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のイントロデューサーの分解斜視図
【図2】係合前のシースハブとフランジ付近の拡大図
【図3】図2の一部拡大図
【図4】シースハブとフランジを係合する直前の拡大図
【図5】シースハブとフランジを係合した時の拡大図
【符号の説明】
1 カテーテルイントロデューサー(イントロデューサー)
2 シース
3 ダイレータ
4 (シース)カバー
5 シースハブ
6 (シース)チューブ
7 (シース)側管
8 サンプリングチューブ
9 ダイレータハブ
10 フランジ
11 (ダイレータ)チューブ
12 (シース)キャップ
13 止血弁
14 切欠溝
FT フランジの正テーパー面
FRT フランジの逆テーパー面
SHT シースハブの正テーパー面
SHRT シースハブの正テーパー面
16 鍔部
17 胴部
20 溝部
Claims (3)
- 後方にシースハブ(5)を有するシース(2)と前方にフランジ(10)を有するダイレータ(3)とから構成され、
前記フランジ(10)は硬質ないし半硬質の材料より形成されるとともに内周面に正テーパー面(FT)と逆テーパー面(FRT)が形成され、
前記シースハブ(5)は硬質ないし半硬質の材料より形成されるとともに外周面に正テーパー面(SHT)と逆テーパー面(SHRT)が形成され、
前記硬質部材は、曲げ弾性率が700MPa以上の硬質プラスチックであり、前記半硬質部材は曲げ弾性率が70MPaを超え700MPa未満の半硬質プラスチックであり、
前記フランジ(10)の逆テーパー面(FRT)の角度(FRθ)と前記シースハブ(5)の逆テーパー面(SHRT)の角度(SHRθ)の大きさを、実質的に同じ大きさに形成し、
前記フランジ(10)の正テーパー面(FT)の角度(Fθ)を、前記シースハブ(5)の正テーパー面(SHT)の角度(SHθ)よりも、1°〜10°大きく形成し、
前記フランジ(10)の逆テーパー面(FRT)と前記シースハブ(5)の逆テーパー面(SHRT)のみにより前記シース(2)と前記ダイレータ(3)の係合を維持し、前記フランジ(10)の正テーパー面(FT)と前記シースハブ(5)の正テーパー面(SHT)は、前記係合に関与せず、
前記シースハブ(5)の外周であって、当該シースハブ(5)の頂線(T)と反対側の逆テーパー面(SHRT)の端部に溝部(20)を形成し、
前記フランジ(10)の逆テーパー面(FRT)の先端内周が接触しないように形成し、前記シースハブ(5)と前記フランジ(10)の係合の解除を容易となした、ことを特徴とするカテーテルイントロデューサー(1)。 - 前記角度(FRθ)を45から85°、前記角度(SHRθ)を45から85°、前記角度(Fθ)を90から65°、前記角度(SHθ)を90から65°に形成した、ことを特徴とする請求項1に記載のカテーテルイントロデューサー(1)。
- 前記シースハブ(5)の逆テーパー面(SHRT)の軸方向の長さ(SHRTL):100に対し、前記フランジ(10)の逆テーパー面(FRT)の軸方向の長さ(FRTL)を50から300に形成した、ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のカテーテルイントロデューサー(1)。
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