JP4723076B2 - 洗髪装置 - Google Patents
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Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、理美容院において、洗髪施術を行う際に使用される洗髪装置に関し、特に洗髪台と洗髪椅子が上下動する油圧昇降式の洗髪装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】
従来、理美容院において施術者によって洗髪施術が行われる際、洗髪中の被施術者、及び被施術者の負担を軽減するため、施術者が洗髪を行う洗髪台、及び被施術者が座る洗髪椅子が油圧シリンダーにより上下に昇降される洗髪装置があり、その従来例としては、特願２０００−２２４４４５に記載されている洗髪装置が挙げられる。
【０００３】
以下、図２及び図３を用いて、従来の洗髪装置について説明する。図２は、従来の洗髪装置の正面斜視図であり、図３は、従来の洗髪装置の構造を示す概略図である。
【０００４】
図２において、従来の洗髪装置は、施術者により洗髪施術が行われる洗髪台１を有する洗髪器１０に、被施術者が座る洗髪椅子２０が椅子支持杆７を介して連結されており、上記洗髪台１及び洗髪椅子２０各々が基台部２上に設けられた油圧ユニット３０により駆動されて、上記洗髪台１及び洗髪椅子２０各々が上下動するものである。
【０００５】
図３を用いて、上記洗髪装置の構成について詳細に説明する。
上記洗髪器１０は、基台部２を底辺、フレーム５１，５２を両辺とした側面平行四辺形のフレーム支柱で構成され、そのフレーム支柱の上方に上下動ガイド杆５４に沿って洗髪台１を昇降させる洗髪台昇降機構が、また上記フレーム支柱の下方にフレーム５１に沿って洗髪椅子２０を昇降させる椅子昇降機構が設けられているものである。
【０００６】
上記フレーム支柱の上方に位置する洗髪台昇降機構は、その一端側をフレーム５１の略中央に位置するフレーム５３に回動可能に連結され、他端側を洗髪台可動ブラケット５に回動可能に連結された洗髪台油圧シリンダー４と、その洗髪台油圧シリンダー４の駆動により上下動ガイド杆５４に沿って上下に移動する、洗髪台１が固定されている洗髪台可動ブラケット５とからなるものであり、また上記フレーム支柱の下方に位置する椅子昇降機構は、その一端側を基台部２に回動可能に連結され、他端側を椅子可動ブラケット８に回動可能に連結されている椅子油圧シリンダー６と、その椅子油圧シリンダー６の駆動によりフレーム５１にそって上方下方に摺動ローラー２２によって移動する、洗髪椅子２０が椅子支持杆７を介して固定されている椅子可動ブラケット８とからなるものである。
【０００７】
次に、以上のように構成された洗髪装置の洗髪台１、及び洗髪椅子２０の昇降動作について説明する。
まず、洗髪台１については、施術者が洗髪台昇用，降用スイッチ９ａ，９ｂを踏んで該スイッチをＯＮすると、上記洗髪台油圧シリンダー４が油圧ユニット３０により加圧，減圧され、該洗髪台油圧シリンダー４の伸長，縮短により上記洗髪台可動ブラケット５が上下動ガイド杆５４に沿って上下に移動し、これにより洗髪台１が上昇，下降移動するものである。また、洗髪椅子２０については、施術者が椅子昇用，降用スイッチ２１ａ，２１ｂを押して該スイッチをＯＮすると、上記椅子油圧シリンダー６が油圧ユニット３０により加圧，減圧され、該椅子油圧シリンダー６の伸長，縮短により上記椅子可動ブラケット８が摺動ローラー２２によりフレーム５１に沿って上方，下方に移動し、これにより洗髪椅子２０が上昇，下降移動するものである。
【０００８】
以上のように従来の洗髪装置は、油圧ユニット３０により駆動される昇降機構を持った洗髪台１及び洗髪椅子２０を、各昇降スイッチを操作する時間を調整することにより、所望の位置に移動させ、施術者の背の高さ、及び被施術者の背の高さに応じることができるようにしたものである。
【０００９】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述したような従来の洗髪装置においては、上記油圧ユニット３０が洗髪器１０の基台部２上に取りつけられているので、図２に示すような、上記油圧ユニット３０を覆うために基台カバー３が盛り上がったような形状をもつものとなり、デザインを重視する理美容院においては、そのデザインが好まれるものではなかった。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、理美容院においてデザイン的に好まれるような油圧昇降式の洗髪装置を提供することを目的とする。
【００１０】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明の請求項１記載の洗髪装置は、施術者により洗髪施術が行われる洗髪台を有する洗髪器と、該洗髪器に連結された、上記洗髪施術を受ける被施術者が座る洗髪椅子とから洗髪装置が構成され、上記洗髪台、及び上記洗髪椅子の各々が、駆動油圧ユニットにより上下に昇降駆動される油圧昇降式の洗髪装置において、上記駆動油圧ユニットは、上記洗髪装置本体の外部に設られており、上記洗髪器と上記洗髪椅子とは、椅子支持杆を介して連結されており、設置された該洗髪装置の設置面には、上記洗髪器は接し、上記洗髪椅子及び上記椅子支持杆は接しない、ようにしたものである。
【００１１】
また、本発明の請求項２記載の洗髪装置は、請求項１記載の洗髪装置において、上記駆動油圧ユニットは、上記洗髪装置本体の設置場所近傍の床下、あるいは上記洗髪装置本体から離れた床面上に設置されたキャビネットの内部に収納され、上記洗髪装置本体と上記駆動油圧ユニットとの間の配管は、床下に収納してなる、ようにしたものである。
【００１２】
【発明の実施の形態】
（実施の形態１）
以下、図１を用いて、本実施の形態１における洗髪装置について説明する。
図１は、本実施の形態１における洗髪装置の断面図である。図１において、本実施の形態１における洗髪装置は、施術者が洗髪施術を行う洗髪台１を有する洗髪器１０に、被施術者が座る洗髪椅子２０が連結され、上記洗髪台１及び洗髪椅子２０を上下に昇降させる油圧ユニット３０を内部に収納したキャビネット４０を、上記洗髪装置の背面に設けてなるものである。
【００１３】
また、洗髪器１０は、洗髪台１を上下に昇降させる洗髪台油圧シリンダー４と、該洗髪台油圧シリンダー４の一端が回動可能に連結され上記洗髪台１が取りつけられている洗髪台可動ブラケット５と、洗髪椅子２０を上下に昇降させる椅子油圧シリンダー６と、該椅子油圧シリンダー６の一端が回動可能に連結され椅子支持杆７を介して洗髪椅子２０が取りつけられている椅子可動ブラケット８とを備えるものであり、従来の洗髪装置と同様の構成を持つものである。
【００１４】
キャビネット４０の内部には、上記洗髪椅子２０及び洗髪台１を上下に昇降させる油圧ユニット３０が備えられており、油圧ユニット３０は、オイルタンク３１、電磁弁３２、油圧ポンプ３３からなるものである。電磁弁３２は、洗髪台シリンダー用油圧管３４を介して上記洗髪台油圧シリンダー４と、また椅子シリンダー用油圧管３５を介して上記椅子油圧シリンダー６とつなげられており、上記洗髪台昇降スイッチ９、あるいは上記椅子昇降スイッチ２１が操作されると、電磁弁３２により洗髪台シリンダー用油圧管３４、あるいは椅子シリンダー用油圧管３５を介して、洗髪台油圧シリンダー４、あるいは椅子油圧シリンダー６にオイルが送られ、操作されたスイッチに対応した油圧シリンダーを上下動させる。
【００１５】
また、上記洗髪台シリンダー用油圧管３４、及び椅子シリンダー用油圧管３５は、洗髪器１０の各油圧シリンダーからキャビネット４０内の油圧ユニット３０まで、床下に配管されて、見えないようになっている。さらに各シリンダー用油圧管３４，３５だけでなく、洗髪施術に必要な水や湯、あるいは使用された排水についても、給水管１１、給湯管１２、排水管１３を上記洗髪器１０から床下に配管することで見えないようにしている。
なお、以上のように構成された洗髪装置の洗髪台１及び洗髪椅子２０の昇降動作については、従来の洗髪装置と同様であるため、ここでは説明を省略する。
【００１６】
以上のように、本実施の形態１における洗髪装置によれば、洗髪台１、及び洗髪椅子２０を上下に昇降させる油圧ユニット３０を、洗髪器１０内部や洗髪椅子２０の下部ではなく、上記洗髪装置の背面にあるキャビネット４０内に取りつけたので、足もとがすっきりし、デザイン的に美容室で好まれる油圧昇降式の洗髪装置を提供することができる。
【００１７】
また、本実施の形態１の洗髪装置によれば、洗髪器１０からの各シリンダー用油圧管３４，３５、給水管１１などを床下に配管するようにしたので、配管が目にとまることなく見た目がよい、という効果がある。
【００１８】
【発明の効果】
本発明の請求項１記載の洗髪装置によれば、施術者により洗髪施術が行われる洗髪台を有する洗髪器と、該洗髪器に連結された、上記洗髪施術を受ける被施術者が座る洗髪椅子とから洗髪装置が構成され、上記洗髪台、及び上記洗髪椅子の各々が、駆動油圧ユニットにより上下に昇降駆動される油圧昇降式の洗髪装置において、上記駆動油圧ユニットは、上記洗髪装置本体の外部に設られており、上記洗髪器と上記洗髪椅子とは、椅子支持杆を介して連結されており、設置された該洗髪装置の設置面には、上記洗髪器は接し、上記洗髪椅子及び上記椅子支持杆は接しないようにしたので、理美容院でデザイン的に好まれる油圧昇降式の洗髪装置を提供することができる。
【００１９】
また、本発明の請求項２記載の洗髪装置によれば、請求項１記載の洗髪装置において、上記駆動油圧ユニットは、上記洗髪装置本体の設置場所近傍の床下、あるいは上記洗髪装置本体から離れた床面上に設置されたキャビネットの内部に収納され、上記洗髪装置本体と上記駆動油圧ユニットとの間の配管は、床下に収納してなるようにしたので、油圧管などの配管が目に触れることなく、見た目が良い、という効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の実施の形態１における洗髪装置の断面図である。
【図２】従来の洗髪装置の正面斜視図である。
【図３】従来の洗髪装置の構造を示す概略図である。
【符号の説明】
１ 洗髪台
２ 基台部
３ 基台カバー
４ 洗髪台油圧シリンダー
５ 洗髪台可動ブラケット
６ 椅子油圧シリンダー
７ 椅子支持杆
８ 椅子可動ブラケット
９ａ 洗髪台昇用スイッチ
９ｂ 洗髪台降用スイッチ
１０ 洗髪器
１１ 給水管
１２ 給湯管
１３ 排水管
２０ 洗髪椅子
２１ａ 椅子昇用スイッチ
２１ｂ 椅子降用スイッチ
２２ 摺動ローラー
３０ 油圧ユニット
３１ オイルタンク
３２ 電磁弁
３３ 油圧ポンプ
３４ 洗髪台シリンダー用油圧管
３５ 椅子シリンダー用油圧管
４０ キャビネット
５１，５２，５３ フレーム
５４ 上下動ガイド杆
【発明の属する技術分野】
本発明は、理美容院において、洗髪施術を行う際に使用される洗髪装置に関し、特に洗髪台と洗髪椅子が上下動する油圧昇降式の洗髪装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】
従来、理美容院において施術者によって洗髪施術が行われる際、洗髪中の被施術者、及び被施術者の負担を軽減するため、施術者が洗髪を行う洗髪台、及び被施術者が座る洗髪椅子が油圧シリンダーにより上下に昇降される洗髪装置があり、その従来例としては、特願２０００−２２４４４５に記載されている洗髪装置が挙げられる。
【０００３】
以下、図２及び図３を用いて、従来の洗髪装置について説明する。図２は、従来の洗髪装置の正面斜視図であり、図３は、従来の洗髪装置の構造を示す概略図である。
【０００４】
図２において、従来の洗髪装置は、施術者により洗髪施術が行われる洗髪台１を有する洗髪器１０に、被施術者が座る洗髪椅子２０が椅子支持杆７を介して連結されており、上記洗髪台１及び洗髪椅子２０各々が基台部２上に設けられた油圧ユニット３０により駆動されて、上記洗髪台１及び洗髪椅子２０各々が上下動するものである。
【０００５】
図３を用いて、上記洗髪装置の構成について詳細に説明する。
上記洗髪器１０は、基台部２を底辺、フレーム５１，５２を両辺とした側面平行四辺形のフレーム支柱で構成され、そのフレーム支柱の上方に上下動ガイド杆５４に沿って洗髪台１を昇降させる洗髪台昇降機構が、また上記フレーム支柱の下方にフレーム５１に沿って洗髪椅子２０を昇降させる椅子昇降機構が設けられているものである。
【０００６】
上記フレーム支柱の上方に位置する洗髪台昇降機構は、その一端側をフレーム５１の略中央に位置するフレーム５３に回動可能に連結され、他端側を洗髪台可動ブラケット５に回動可能に連結された洗髪台油圧シリンダー４と、その洗髪台油圧シリンダー４の駆動により上下動ガイド杆５４に沿って上下に移動する、洗髪台１が固定されている洗髪台可動ブラケット５とからなるものであり、また上記フレーム支柱の下方に位置する椅子昇降機構は、その一端側を基台部２に回動可能に連結され、他端側を椅子可動ブラケット８に回動可能に連結されている椅子油圧シリンダー６と、その椅子油圧シリンダー６の駆動によりフレーム５１にそって上方下方に摺動ローラー２２によって移動する、洗髪椅子２０が椅子支持杆７を介して固定されている椅子可動ブラケット８とからなるものである。
【０００７】
次に、以上のように構成された洗髪装置の洗髪台１、及び洗髪椅子２０の昇降動作について説明する。
まず、洗髪台１については、施術者が洗髪台昇用，降用スイッチ９ａ，９ｂを踏んで該スイッチをＯＮすると、上記洗髪台油圧シリンダー４が油圧ユニット３０により加圧，減圧され、該洗髪台油圧シリンダー４の伸長，縮短により上記洗髪台可動ブラケット５が上下動ガイド杆５４に沿って上下に移動し、これにより洗髪台１が上昇，下降移動するものである。また、洗髪椅子２０については、施術者が椅子昇用，降用スイッチ２１ａ，２１ｂを押して該スイッチをＯＮすると、上記椅子油圧シリンダー６が油圧ユニット３０により加圧，減圧され、該椅子油圧シリンダー６の伸長，縮短により上記椅子可動ブラケット８が摺動ローラー２２によりフレーム５１に沿って上方，下方に移動し、これにより洗髪椅子２０が上昇，下降移動するものである。
【０００８】
以上のように従来の洗髪装置は、油圧ユニット３０により駆動される昇降機構を持った洗髪台１及び洗髪椅子２０を、各昇降スイッチを操作する時間を調整することにより、所望の位置に移動させ、施術者の背の高さ、及び被施術者の背の高さに応じることができるようにしたものである。
【０００９】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述したような従来の洗髪装置においては、上記油圧ユニット３０が洗髪器１０の基台部２上に取りつけられているので、図２に示すような、上記油圧ユニット３０を覆うために基台カバー３が盛り上がったような形状をもつものとなり、デザインを重視する理美容院においては、そのデザインが好まれるものではなかった。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、理美容院においてデザイン的に好まれるような油圧昇降式の洗髪装置を提供することを目的とする。
【００１０】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明の請求項１記載の洗髪装置は、施術者により洗髪施術が行われる洗髪台を有する洗髪器と、該洗髪器に連結された、上記洗髪施術を受ける被施術者が座る洗髪椅子とから洗髪装置が構成され、上記洗髪台、及び上記洗髪椅子の各々が、駆動油圧ユニットにより上下に昇降駆動される油圧昇降式の洗髪装置において、上記駆動油圧ユニットは、上記洗髪装置本体の外部に設られており、上記洗髪器と上記洗髪椅子とは、椅子支持杆を介して連結されており、設置された該洗髪装置の設置面には、上記洗髪器は接し、上記洗髪椅子及び上記椅子支持杆は接しない、ようにしたものである。
【００１１】
また、本発明の請求項２記載の洗髪装置は、請求項１記載の洗髪装置において、上記駆動油圧ユニットは、上記洗髪装置本体の設置場所近傍の床下、あるいは上記洗髪装置本体から離れた床面上に設置されたキャビネットの内部に収納され、上記洗髪装置本体と上記駆動油圧ユニットとの間の配管は、床下に収納してなる、ようにしたものである。
【００１２】
【発明の実施の形態】
（実施の形態１）
以下、図１を用いて、本実施の形態１における洗髪装置について説明する。
図１は、本実施の形態１における洗髪装置の断面図である。図１において、本実施の形態１における洗髪装置は、施術者が洗髪施術を行う洗髪台１を有する洗髪器１０に、被施術者が座る洗髪椅子２０が連結され、上記洗髪台１及び洗髪椅子２０を上下に昇降させる油圧ユニット３０を内部に収納したキャビネット４０を、上記洗髪装置の背面に設けてなるものである。
【００１３】
また、洗髪器１０は、洗髪台１を上下に昇降させる洗髪台油圧シリンダー４と、該洗髪台油圧シリンダー４の一端が回動可能に連結され上記洗髪台１が取りつけられている洗髪台可動ブラケット５と、洗髪椅子２０を上下に昇降させる椅子油圧シリンダー６と、該椅子油圧シリンダー６の一端が回動可能に連結され椅子支持杆７を介して洗髪椅子２０が取りつけられている椅子可動ブラケット８とを備えるものであり、従来の洗髪装置と同様の構成を持つものである。
【００１４】
キャビネット４０の内部には、上記洗髪椅子２０及び洗髪台１を上下に昇降させる油圧ユニット３０が備えられており、油圧ユニット３０は、オイルタンク３１、電磁弁３２、油圧ポンプ３３からなるものである。電磁弁３２は、洗髪台シリンダー用油圧管３４を介して上記洗髪台油圧シリンダー４と、また椅子シリンダー用油圧管３５を介して上記椅子油圧シリンダー６とつなげられており、上記洗髪台昇降スイッチ９、あるいは上記椅子昇降スイッチ２１が操作されると、電磁弁３２により洗髪台シリンダー用油圧管３４、あるいは椅子シリンダー用油圧管３５を介して、洗髪台油圧シリンダー４、あるいは椅子油圧シリンダー６にオイルが送られ、操作されたスイッチに対応した油圧シリンダーを上下動させる。
【００１５】
また、上記洗髪台シリンダー用油圧管３４、及び椅子シリンダー用油圧管３５は、洗髪器１０の各油圧シリンダーからキャビネット４０内の油圧ユニット３０まで、床下に配管されて、見えないようになっている。さらに各シリンダー用油圧管３４，３５だけでなく、洗髪施術に必要な水や湯、あるいは使用された排水についても、給水管１１、給湯管１２、排水管１３を上記洗髪器１０から床下に配管することで見えないようにしている。
なお、以上のように構成された洗髪装置の洗髪台１及び洗髪椅子２０の昇降動作については、従来の洗髪装置と同様であるため、ここでは説明を省略する。
【００１６】
以上のように、本実施の形態１における洗髪装置によれば、洗髪台１、及び洗髪椅子２０を上下に昇降させる油圧ユニット３０を、洗髪器１０内部や洗髪椅子２０の下部ではなく、上記洗髪装置の背面にあるキャビネット４０内に取りつけたので、足もとがすっきりし、デザイン的に美容室で好まれる油圧昇降式の洗髪装置を提供することができる。
【００１７】
また、本実施の形態１の洗髪装置によれば、洗髪器１０からの各シリンダー用油圧管３４，３５、給水管１１などを床下に配管するようにしたので、配管が目にとまることなく見た目がよい、という効果がある。
【００１８】
【発明の効果】
本発明の請求項１記載の洗髪装置によれば、施術者により洗髪施術が行われる洗髪台を有する洗髪器と、該洗髪器に連結された、上記洗髪施術を受ける被施術者が座る洗髪椅子とから洗髪装置が構成され、上記洗髪台、及び上記洗髪椅子の各々が、駆動油圧ユニットにより上下に昇降駆動される油圧昇降式の洗髪装置において、上記駆動油圧ユニットは、上記洗髪装置本体の外部に設られており、上記洗髪器と上記洗髪椅子とは、椅子支持杆を介して連結されており、設置された該洗髪装置の設置面には、上記洗髪器は接し、上記洗髪椅子及び上記椅子支持杆は接しないようにしたので、理美容院でデザイン的に好まれる油圧昇降式の洗髪装置を提供することができる。
【００１９】
また、本発明の請求項２記載の洗髪装置によれば、請求項１記載の洗髪装置において、上記駆動油圧ユニットは、上記洗髪装置本体の設置場所近傍の床下、あるいは上記洗髪装置本体から離れた床面上に設置されたキャビネットの内部に収納され、上記洗髪装置本体と上記駆動油圧ユニットとの間の配管は、床下に収納してなるようにしたので、油圧管などの配管が目に触れることなく、見た目が良い、という効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の実施の形態１における洗髪装置の断面図である。
【図２】従来の洗髪装置の正面斜視図である。
【図３】従来の洗髪装置の構造を示す概略図である。
【符号の説明】
１ 洗髪台
２ 基台部
３ 基台カバー
４ 洗髪台油圧シリンダー
５ 洗髪台可動ブラケット
６ 椅子油圧シリンダー
７ 椅子支持杆
８ 椅子可動ブラケット
９ａ 洗髪台昇用スイッチ
９ｂ 洗髪台降用スイッチ
１０ 洗髪器
１１ 給水管
１２ 給湯管
１３ 排水管
２０ 洗髪椅子
２１ａ 椅子昇用スイッチ
２１ｂ 椅子降用スイッチ
２２ 摺動ローラー
３０ 油圧ユニット
３１ オイルタンク
３２ 電磁弁
３３ 油圧ポンプ
３４ 洗髪台シリンダー用油圧管
３５ 椅子シリンダー用油圧管
４０ キャビネット
５１，５２，５３ フレーム
５４ 上下動ガイド杆
Claims (2)
- 施術者により洗髪施術が行われる洗髪台を有する洗髪器と、該洗髪器に連結された、上記洗髪施術を受ける被施術者が座る洗髪椅子とから洗髪装置が構成され、上記洗髪台、及び上記洗髪椅子の各々が、駆動油圧ユニットにより上下に昇降駆動される油圧昇降式の洗髪装置において、
上記駆動油圧ユニットは、上記洗髪装置本体の外部に設られており、
上記洗髪器と上記洗髪椅子とは、椅子支持杆を介して連結されており、
設置された該洗髪装置の設置面には、上記洗髪器は接し、上記洗髪椅子及び上記椅子支持杆は接しない、
ことを特徴とする洗髪装置。 - 請求項１記載の洗髪装置において、
上記駆動油圧ユニットは、上記洗髪装置本体の設置場所近傍の床下、あるいは上記洗髪装置本体から離れた床面上に設置されたキャビネットの内部に収納され、
上記洗髪装置本体と上記駆動油圧ユニットとの間の配管は、床下に収納してなる、
ことを特徴とする洗髪装置。
Priority Applications (7)
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|---|---|---|---|
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| KR10-2001-0046612A KR100408440B1 (ko) | 2000-11-07 | 2001-08-01 | 세발 장치 |
| TW090119308A TW557206B (en) | 2000-11-07 | 2001-08-08 | Hair washing apparatus |
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| DE10150244A DE10150244B4 (de) | 2000-11-07 | 2001-10-11 | Haarwaschvorrichtung |
| IT2001TO001009A ITTO20011009A1 (it) | 2000-11-07 | 2001-10-23 | Apparechio per il lavaggio dei capelli, in particolare di tipo idraulico in grado di muoversi con moto alternativo verticale. |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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| JP2000339461A JP4723076B2 (ja) | 2000-11-07 | 2000-11-07 | 洗髪装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2002142849A JP2002142849A (ja) | 2002-05-21 |
| JP4723076B2 true JP4723076B2 (ja) | 2011-07-13 |
Family
ID=18814529
Family Applications (1)
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