JP4723002B2 - 希釈油濃縮処理装置 - Google Patents

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Description

本発明は、自然放置すると時間の経過と共に油の種類や含水率(濃度)や劣化状態で層状に分離する水溶性希釈加工油(水に依り希釈された圧延油、切削油、抽伸油、伸線油、脱脂液等)(以下、単に希釈油という)を濃縮する希釈油濃縮処理装置の改良に関する。
一般に、希釈油は、減圧蒸留装置(蒸留釜)に依りバッチ的に濃縮されているが、産業廃棄物の削減や産廃コストの削減が目的とされ、減圧蒸留装置の制御は、事前のサンプルテストの処理時間に基づいて定時間的に管理されていた。
ところが、従来では、蒸留濃縮処理の都度、希釈油の種類や含水率(濃度)や特性等の状態が変わっているにも拘らず、一定時間に基づく濃縮処理制御が行われていたので、濃縮油処理の含油率が安定せず、平均的油分が70〜75%程度で限界になっていた。この為に、バーナ燃焼油(重油バーナ用燃焼油)としては使えず、産業廃棄物になっていた。バーナ燃焼油とするには、含油率を90%以上に濃縮する必要があった。
ところで、希釈油の含油率を90%以上に濃縮するものとしては、例えば特許文献1に記載されたものが知られている。
然しながら、これは、減圧蒸留処理だけでなく、酸処理、固液分離処理及び遠心分離処理等も行わねばならなかったので、設備費が嵩むだけでなく、処理コストの低減を図る事ができなかった。
特許第4020035号公報
本発明は、叙上の問題点に鑑み、これを解消する為に創案されたもので、その課題とする処は、希釈油の油分を90%以上に濃縮してバーナ燃焼油としてリサイクルできると共に、それでいて設備費や処理コストの低減を図る事ができる希釈油濃縮処理方法及びその装置を提供するにある。
本発明の希釈油濃縮処理方法は、基本的には、蒸気間接加熱方式の減圧蒸留装置を用いて希釈油を濃縮する希釈油濃縮処理方法であって、減圧蒸留装置の加熱部への蒸気圧を検出してこれが設定圧に達するまで加熱し、希釈油を減圧下で蒸留して一次濃縮すると共に、一次濃縮された濃縮油を所定の油濃度になるまで繰返して減圧下で蒸留して二次濃縮する事に特徴が存する。
本発明者の知見に依れば、蒸気間接加熱方式の減圧蒸留装置を用いて希釈油を濃縮した場合、希釈油の種類や含水率(濃度)や劣化状態に呼応して減圧蒸留装置の加熱部への蒸気圧が変化する事が判明した。つまり、希釈油の含水率が小さい場合には、蒸気圧が設定圧まで達する時間が短いと共に、希釈油の含水率が大きい場合には、蒸気圧が設定圧まで達する時間が長かった。従って、本発明の方法に依れば、蒸気圧に依り加熱を制御する様にしたので、従来の様に単に一定時間に依り加熱を制御するものに比べて、希釈油の種類や含水率(濃度)や劣化状態に応じて効率よく濃縮処理する事ができる。又、希釈油を所謂二段階に亘って濃縮する様にしたので、希釈油の油分を90%以上に濃縮する事ができ、バーナ燃焼油としてリサイクルできる。
本発明の希釈油濃縮処理装置は、基本的には、希釈油を貯留する希釈油タンクと、希釈油タンクからの希釈油を減圧下で蒸留して濃縮油と蒸気に分離する一次減圧蒸留装置と、一次減圧蒸留装置からの蒸気を凝縮する一次凝縮器と、一次凝縮器からの凝縮水を一時貯留して排出し得るバッファタンクと、一次減圧蒸留装置からの濃縮油を貯留すると共に所定の油濃度に達した濃縮油を排出し得る濃縮油タンクと、濃縮油タンクの濃縮油を繰返して減圧下で蒸留して濃縮油と蒸気に分離すると共に分離された濃縮油を濃縮油タンクに戻し得る二次減圧蒸留装置と、二次減圧蒸留装置からの蒸気を凝縮して凝縮水をバッファタンクに送り得る二次凝縮器と、から構成したものである。
希釈油タンクに貯留された希釈油は、一次減圧蒸留装置に送られて減圧下で蒸留されて濃縮油と蒸気に分離される。
一次減圧蒸留装置で分離された濃縮油は、濃縮油タンクに送られて貯留される。一次減圧蒸留装置で分離された蒸気は、一次凝縮器に送られて凝縮される。一次凝縮器で凝縮された凝縮水は、バッファタンクに送られて一時貯留される。
濃縮油タンクに貯留された濃縮油は、二次減圧蒸留装置に送られて繰返して減圧下で蒸留されて濃縮油と蒸気に分離されると共に、分離された濃縮油が濃縮油タンクに戻される。
二次減圧蒸留装置で分離された蒸気は、二次凝縮器に送られて凝縮される。二次凝縮器で凝縮された凝縮水は、バッファタンクに送られて一時貯留される。
濃縮油タンクに貯留された濃縮油は、所定の油濃度に達すると、ここから排出されると共に、バッファタンクに一時貯留された凝縮水は、適宜排出される。
希釈油を一次減圧蒸留装置に依り減圧下で蒸留して一次濃縮すると共に、一次濃縮された濃縮油を二次減圧蒸留装置に依り所定の油濃度になるまで繰返して減圧下で蒸留して二次濃縮し、所謂二段階に亘って減圧蒸留処理に依り濃縮する様にしたので、希釈油の油分を90%以上に濃縮する事ができ、バーナ燃焼油としてリサイクルできる。
減圧蒸留装置を用いて減圧蒸留処理だけを行う様にしたので、他の処理(酸処理、固液分離処理、遠心分離処理等)を併用する場合に比べて、設備費や処理コストの低減を図る事ができる。
希釈油タンクは、底部から蒸気を曝気させる蒸気曝気装置を備えているのが好ましい。この様にすれば、希釈油の希釈に上水を使用している場合には、上水に含まれた微量の塩素ガスが除去される。その結果、濃縮後の濃縮油中に塩素ガスが残存してバーナ燃焼時にダイオキシンが発生するのを防止する事ができる。
一次減圧蒸留装置から濃縮油タンクへの濃縮油排出管と、二次減圧蒸留装置から濃縮油タンクへの濃縮油排出管とは、ドライエアをブローさせる為のドライエアブロー装置を備えているのが好ましい。この様にすれば、各濃縮油排出管内で濃縮油が沈積したり詰まって閉塞を起すのを防止する事ができる。
バッファタンクで分離された油水混合液を濃縮油タンクに導く返送管を備えているのが好ましい。この様にすれば、バッファタンクで分離された油水混合液も濃縮処理する事ができて合理的である。
濃縮油タンクは、二次減圧蒸留装置からの濃縮油の温度を検出する温度計と、濃縮油のサンプリングを行なう為の複数のサンプリング採取口とを備えているのが好ましい。この様にすれば、温度計に依り二次濃縮である繰返し濃縮時に濃縮油の温度が上昇する現象を読み取る事ができ、濃縮油の濃縮処理の進捗状況を管理する事ができると共に、サンプリング採取口に依り濃縮油タンク内の濃縮油をサンプリングして濃縮油の水分濃度を分析管理する事ができる。
一次減圧蒸留装置は、二次減圧蒸留装置を兼用していると共に、一次凝縮器は、二次凝縮器を兼用しているのが好ましい。この様にすれば、二次減圧蒸留装置と二次凝縮器とを省略できるので、設備費と設置スペースを大幅に削減できる。
本発明に依れば、次の様な優れた効果を奏する事ができる。
(1) 蒸気間接加熱方式の減圧蒸留装置を用いて希釈油を濃縮する希釈油濃縮処理方法であって、減圧蒸留装置の加熱部への蒸気圧を検出してこれが設定圧に達するまで加熱し、希釈油を減圧下で蒸留して一次濃縮すると共に、一次濃縮された濃縮油を所定の油濃度になるまで繰返して減圧下で蒸留して二次濃縮する様にしたので、希釈油の種類や含水率(濃度)や劣化状態に応じて効率よく濃縮処理する事ができると共に、希釈油の油分を90%以上に濃縮する事ができ、バーナ燃焼油としてリサイクルできる。
(2) 希釈油タンク、一次減圧蒸留装置、一次凝縮器、バッファタンク、濃縮油タンク、二次減圧蒸留装置、二次凝縮器とで構成し、とりわけ濃縮油タンクと二次減圧蒸留装置と二次凝縮器とを設け、希釈油を減圧下で蒸留して一次濃縮すると共に、一次濃縮された濃縮油を所定の油濃度になるまで繰返して減圧下で蒸留して二次濃縮し、所謂希釈油を二段階に亘って減圧蒸留処理に依り濃縮する様にしたので、希釈油の油分を90%以上に濃縮できてバーナ燃焼油としてリサイクルできると共に、それでいて設備費や処理コストの低減を図る事ができる。
以下、本発明の実施の形態を、図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の希釈油濃縮処理装置を示す概要図である。
希釈油濃縮処理装置1は、希釈油タンク2、一次減圧蒸留装置3、一次凝縮器4、バッファタンク5、濃縮油タンク6、二次減圧蒸留装置7、二次凝縮器8とからその主要部が構成されている。
希釈油タンク2は、希釈油Aを貯留するもので、この例では、希釈油Aを供給する供給管9と、これに設けられた供給ポンプ(ギヤポンプ)10と、希釈油Aをドレンさせるドレン管11と、これに設けられたドレン弁(コック)12と、希釈油Aの液面を検出する液面検出器(フロートスイッチ)13と、蒸気Bを噴射して曝気を行なう為の蒸気曝気装置14とを備えている。
希釈油タンク2は、上方を大気開放として内部に気化ガスが溜まらない構造にしてあり、一基の容量は、一次減圧蒸留装置3の1バッチ処理能力が100L、72時間連続運転の場合には、4000〜5000Lが目安になる。
希釈油タンク2は、蒸気曝気を行うので、省エネルギー等を考慮して外側を断熱材でカバーしてある。
希釈油タンク2は、一次減圧蒸留装置3の希釈油Aの吸込口より下側に配置するのが望ましい。上側に配置すると、一次減圧蒸留装置3の希釈油Aの油量が安定せず、吸込時の希釈油Aの油量が増えて濃縮制御が困難となるからである。
蒸気曝気装置14は、蒸気Bを発生させるボイラ15と、希釈油タンク2の底部に設けられてボイラ15からの蒸気Bを噴出する曝気管16とを備えている。
一次減圧蒸留装置3は、希釈油タンク2からの希釈油Aを減圧下で蒸留して濃縮油Cと蒸気Dに分離するもので、この例では、二重釜構造になっていてボイラ15からの蒸気Bに依り加熱する所謂蒸気間接加熱方式のものが用いられて居り、希釈油Aを減圧下で蒸留する蒸留釜17と、この内部に設けられて希釈油Aを攪拌する攪拌機18と、蒸留釜17を加熱する加熱部19と、希釈油Aを蒸留釜17へ吸引する吸込管20と、これの吸込口に設けられたフロート弁(逆止弁)21と、吸込管20に設けられた吸込弁22と、蒸留釜17で分離された濃縮油Cを濃縮油タンク6へ排出する濃縮油排出管23と、蒸留釜17で分離された蒸気Dを一次凝縮器4へ排出する蒸気排出管24と、これに設けられて蒸気D中の油を捕捉するミストキャッチャ25とを備えている。
而して、一次減圧蒸留装置3の加熱部19には、ボイラ15からの蒸気Bを供給する蒸気供給管26と、これに設けられた蒸気供給弁27と、加熱部19の蒸気Bをドレンするドレン管28と、加熱部19の圧力を検出して蒸気供給弁27を制御する圧力検出器(圧力スイッチ)29とが設けられている。
吸込管2の吸込口は、希釈油タンク2の底に沈積するスラッジを吸わない様に距離(例えば150〜200mm程度)を開けている。
一次凝縮器4は、一次減圧蒸留装置3からの蒸気Dを凝縮するもので、この例では、凝縮水Fをバッファタンク5へ排出する凝縮水排出管30と、冷却水Eを循環させる冷却水循環管31と、これに設けられて冷却水Eを冷却する冷却塔(クーリングタワー)32と、冷却水循環管31に設けられて冷却水Eを循環させる循環ポンプ33とを備えている。
一次凝縮器4の凝縮水排出管30には、一次凝縮器4からの凝縮水Fをバッファタンク5へ吸引する水封式の真空ポンプ34と、これからの凝縮水Fを冷却水Eに依り冷却する熱交換プレート35とが設けられている。
バッファタンク5は、一次凝縮器4からの凝縮水Fを一時貯留して排出し得るもので、この例では、凝縮水Fを排出する排水管36と、これに設けられた排水ポンプ(ギヤポンプ)37と、凝縮水Fをドレンさせるドレン管38と、これに設けられたドレン弁(コック)39と、凝縮水Fの液面を検出する液面検出器(フロートスイッチ)40とを備えている。
而して、バッファタンク5には、凝縮水Fから分離された油水混合液Gを濃縮油タンク6に導く返送管41が設けられている。
濃縮油タンク6は、一次減圧蒸留装置3からの濃縮油Cを貯留すると共に所定の油濃度に達した濃縮油Cを排出し得るもので、この例では、所定の油濃度に達した濃縮油Cを排出する排油管42と、これに設けられた排油弁43及び排油ポンプ44と、スラッジを排出する為のドレン管45と、これに設けられたドレン弁46と、濃縮油Cの液面を検出する液面検出器(フロートスイッチ)47と、濃縮油Cの温度を検出する温度計48と、濃縮油Cのサンプリングを行なう為の複数のサンプリング採取口49とを備えている。
濃縮油タンク6は、一次減圧蒸留装置3の濃縮油排出口より下側に配置するのが望ましい。上側に配置すると、濃縮油排出管23内で濃縮油Cが詰まってしまい、繰返し濃縮が行えなくなるからである。
濃縮油タンク6の容量は、4トンのタンクローリの容量4000Lを搬出1回分とした場合、4500〜5000Lが目安になる。
温度計48は、濃縮油タンク6の壁面に上下方向に塗布した一定幅のサーモ塗料にしてある。これは、例えば40℃(一次濃縮油温度)以上の温度が判るものである。
サンプリング採取口49は、濃縮油タンク6の壁面に上下方向に等間隔毎に設けた採取管と、これに設けた開閉弁(コック)とを備えている。
二次減圧蒸留装置7は、濃縮油タンク6の濃縮油Cを繰返して減圧下で蒸留して濃縮油Cと蒸気Dに分離すると共に分離された濃縮油Cを濃縮油タンク6に戻し得るもので、この例では、一次減圧蒸留装置3と同様の構造を呈して居り、濃縮油Cを減圧下で蒸留する蒸留釜17と、この内部に設けられて濃縮油Cを攪拌する攪拌機18と、蒸留釜17を加熱する加熱部19と、濃縮油Cを蒸留釜17へ吸引する吸込管20と、これに設けられた吸込弁22と、蒸留釜17で分離された濃縮油Cを濃縮油タンク6へ戻す濃縮油排出管23と、蒸留釜17で分離された蒸気Dを二次凝縮器8へ排出する蒸気排出管24と、これに設けられて蒸気D中の油を捕捉するミストキャッチャ25とを備えている。
而して、二次減圧蒸留装置7の加熱部19には、ボイラ15からの蒸気Bを供給する蒸気供給管26と、これに設けられた蒸気供給弁27と、加熱部19の蒸気Bをドレンするドレン管28と、加熱部19の圧力を検出して蒸気供給弁27を制御する圧力検出器(圧力スイッチ)29とが設けられている。
吸込管2の吸込口は、濃縮油タンク6の底に沈積するスラッジを吸わない様に距離(例えば200〜300mm程度)を開けている。
濃縮油排出管23及び返送管41の投入口は、濃縮油タンク6の最上端側に配置している。
二次凝縮器8は、二次減圧蒸留装置7からの蒸気Dを凝縮して凝縮水Fをバッファタンク5に送り得るもので、この例では、一次凝縮器4と同様の構造を呈して居り、凝縮水Fをバッファタンク5へ排出する凝縮水排出管30と、冷却水Eを循環させる冷却水循環管31と、これに設けられて冷却水Eを冷却する冷却塔(クーリングタワー)32と、冷却水循環管31に設けられて冷却水Eを循環させる循環ポンプ33とを備えている。
二次凝縮器8の凝縮水排出管30には、二次凝縮器8からの凝縮水Fをバッファタンク5へ吸引する水封式の真空ポンプ34と、これからの凝縮水Fを冷却水Eに依り冷却する熱交換プレート35とが設けられている。
一次減圧蒸留装置3と二次減圧蒸留装置7には、ドライエアブロー装置50が設けられている。
ドライエアブロー装置50は、ドライエアHを発生させるコンプレッサ51と、これからのドライエアHを一次減圧蒸留装置3の濃縮油排出管23の上流側と二次減圧蒸留装置7の濃縮油排出管23の上流側に供給するドライエア供給管52とを備えている。
一次減圧蒸留装置3と二次減圧蒸留装置7は、一次減圧蒸留装置3の吸込管20に設けた吸込弁22と二次減圧蒸留装置7の吸込管20に設けた吸込弁2とを切換える事に依り二次濃縮と一次濃縮との切換えが行える様になっている。
次に、この様な構成に基づいてその作用を述解する。
希釈油Aは、供給ポンプ10に依り供給管9から希釈油タンク2に供給されて貯留されると共に、蒸気曝気装置14に依りボイラ15からの蒸気Bに依り曝気される。
希釈油タンク2に貯留された希釈油Aは、一次減圧蒸留装置3に送られて減圧下で蒸留されて濃縮油Cと蒸気Dに分離される。
一次減圧蒸留装置3で分離された濃縮油Cは、濃縮油タンク6に送られて貯留される。一次減圧蒸留装置3で分離された蒸気Dは、ミストキャッチャ25に依り油が補足された後に一次凝縮器4に送られて凝縮される。一次凝縮器4で凝縮された凝縮水Fは、バッファタンク5に送られて一時貯留される。
濃縮油タンク6に貯留された濃縮油Cは、二次減圧蒸留装置7に送られて繰返して減圧下で蒸留されて濃縮油Cと蒸気Dに分離されると共に、分離された濃縮油Cが濃縮油タンク6に戻される。二次減圧蒸留装置7で分離された蒸気Dは、ミストキャッチャ25に依り油が補足された後に二次凝縮器8に送られて凝縮される。二次凝縮器8で凝縮された凝縮水Fは、バッファタンク5に送られて一時貯留される。
濃縮油タンク6に貯留された濃縮油Cが所定の油濃度に達すると、排油ポンプ44に依り排油管42から系外へ排出されると共に、バッファタンク5に一時貯留された凝縮水Fは、排水ポンプ37に依り排水管36から系外へ排出される。
本発明は、蒸気熱に依る間接加熱方式の減圧蒸留装置に於て、一般に行われている時間に依る一段階の濃縮処理でなく、間接加熱用蒸気圧の変化に依り二段階で濃縮処理する様にしたものである。
つまり、一次濃縮処理は、一次減圧蒸留装置3の加熱部19へ供給する蒸気Bの供給停止設定圧(例えばこれは、安全弁が0.2MPaで作動する様に設定されている時には、0.18MPaにしてある)を圧カ検出器29で検出した後、蒸気供給弁27で蒸気B供給を停止し、この状態での延長処理時間を秒単位か分単位で任意に設定し、延長濃縮処理を行う。一次濃縮処理のサイクル時間は、蒸気Bが供給停止設定圧値に到達する所要時間(これは、希釈油Aの種類や含水率(濃度)や劣化状態に依り決まり、その都度、変化する)と、延長処理時間(例えば100Lの処理時には、90〜120秒)との合計である。
一次濃縮処理では、油分を70〜90%程度に濃縮する事ができる。これに依って一次濃縮油量を増やして低温での粘度を下げ、一次減圧蒸留装置3の濃縮油排出管23内での沈積を軽減して詰まりを無くする。
二次濃縮処理は、濃縮油タンク6の一次濃縮油Cを、二次減圧蒸留装置7と濃縮油タンク6との間で、一次濃縮処理と同様の制御方式で、新に設定された延長処理時間を7分以下(例えば300秒)にする事に依り二次濃縮処理の終了設定条件を満たすまで相似的なサイクルで処理を行う。つまり、油分が90%以上(好ましくは95%以上)になるまで蒸留濃縮を繰返す。二次濃縮処理の終了設定条件は、二次減圧蒸留装置7への濃縮油Cの投入を完了してから加熱部52へ供給する蒸気Bが供給停止設定圧値に到達する所要時間(例えば3〜5分)を圧カ検出器29で検出した後、その所要時が任意に設定した到達所要時間に達した時に、二次濃縮処理を終了とする。
希釈油Aの二次濃縮、つまり油の高濃度化を行うと、蒸発水中に油分が含まれ、バッファタンク5内の水面に、油膜ができだすので、定期的に水面の油水混合液Gを返送管41に依り濃縮油タンク6に排出させる。
二次濃縮油Cの繰返しバッチ濃縮処理に依り濃縮油量を増やし、二次減圧蒸留装置7の濃縮油排出管23内での濃縮油Cの温度低下を軽減して管内での詰まりを無くする。
二次濃縮油Cの繰返しバッチ濃縮処理を、二次減圧蒸留装置7と濃縮油タンク6との間で行う事に依り濃縮油タンク6内の二次濃縮油Cの温度が40℃〜50℃程度に上昇する。この為に、濃縮油Cの粘性が低下し、濃縮油タンク6の二次濃縮油C内で、油と水分の分離作用が促され、水分は濃縮油タンク6の底側へ移動すると共に、高濃度の油は液面側へ移動し、二次濃縮油Cの含水率が低下される。従って、二次減圧蒸留装置7の吸込管20の吸込口を濃縮油タンク6の底側に配する事に依り二次減圧蒸留装置7に依る減圧蒸留処理の高効率的な運転を行う事ができる。
希釈油Aの希釈に上水を使用している場合は、微量の塩素ガスを含んで居り、濃縮後の濃縮油中に塩素ガスが残存してバーナ燃焼時にダイオキシンを発生させる。この為、事前処置として蒸気曝気装置14に依り蒸気曝気を行う様にしている。蒸気曝気後に於て、連続的に一次濃縮処理を行うと、一次減圧蒸留装置3の蒸気加熱使用量の軽減が図れて省エネルギー効果が出るばかりでなく、一次減圧蒸留装置3の一次濃縮処理量の向上と、濃縮サイクル時間の短縮を図る事ができる。
一般に希釈油Aの濃度は、4%〜10%であり、100L中の水分を完全に除去すると、油は4〜5Lとなる。減圧蒸留装置3,7の蒸留釜17,17内は、温度が高い為に油の粘度は低いが、量が少ない為に濃縮油排出管23,23内の移動中に熱が奪われて粘度が上がり、濃縮油排出管23,23内に沈積し、この事を繰り返すと、排出配管が詰まる。この状態で、濃縮処理を繰り返すと、濃縮油Cが凝縮器4,8から真空ポンプ34,34内に廻り、真空ポンプ34,34のインペラを損傷させたり、これを回転駆動するモータが過負荷に依って焼損する惧れがあった。この為、定期的(例えば1回ブロー/時間)にドライエアブロー装置50に依り一次減圧蒸留装置3の濃縮油排出管23と二次減圧蒸留装置7の濃縮油排出管23の上流側からドライエアHをブローさせている。ブローするエアは、濃縮油タンク6に濃縮油Cと一緒に入るので、ドライエアである事が必要である。
一次減圧蒸留装置3のミストキャッチャ25と二次減圧蒸留装置7のミストキャッチャ25として使用するフィルタには、粘度の高い油が付着するので、付帯設備として超音波洗浄機(図示せず)が配備される。目詰まりしたフィルタは、再使用する為の処置として、脱脂液(例えば濃度10%以上)に依る超音波洗浄が行われる。フィルタの交換は、定期的(例えば24時間/日の稼動に於て、1回/週)に行う。
濃縮油タンク6の温度計48に依り二次濃縮である繰返し濃縮時に濃縮油Cの温度が上昇する現象を読み取り、濃縮油Cの濃縮処理進捗を目視管理する。又、濃縮油タンク6のサンプリング採取口49から濃縮油Cをサンプリングして水分濃度分析管理を行う。濃縮油C内の水分分析用として、簡易の水分テスタを使用する。水分テスタとしては、デジタル式水分計が用いられる。
次に、本発明の希釈油濃縮処理装置の他の例を、図2に基づいて説明する。
図2に示した他の例に於ては、一次減圧蒸留装置3は、二次減圧蒸留装置7を兼用していると共に、一次凝縮器4は、二次凝縮器8を兼用している。
つまり、二次減圧蒸留装置7と二次凝縮器8を省略すると共に、一次減圧蒸留装置3の吸込管20に二つの吸込弁22,53を設け、これらの間の吸込管20に濃縮油タンク6からの吸込管54を接続している。吸込管54には、吸込弁55が設けられている。
而して、希釈油Aを一次濃縮する場合は、吸込弁22,53を開弁すると共に、吸込弁5を閉弁して希釈油タンク2からの希釈油Aを一次減圧蒸留装置3に供給する。
一次濃縮された濃縮油Cを二次濃縮する場合は、吸込弁22を閉弁すると共に、吸込弁53,55を開弁して濃縮油タンク6からの濃縮油Cを一次減圧蒸留装置3に供給する。
前記吸込弁22,53,55は、二次濃縮する際に揮発性の高い濃縮油Cを取り扱う関係上、防爆タイプのものが用いられる。
この様なものは、二次減圧蒸留装置7と二次凝縮器8とを省略できるので、設備費と設置スペースを大幅に削減できる。
尚、希釈油タンク2は、先の例では、一基であったが、これに限らず、例えば一次濃縮処理を常時連続して行う場合には、2基以上にしても良い。この場合、希釈油タンク2の上部間をパイプ等で連結する構造とし、希釈油Aの供給時のタンクオーバを防止する。
温度計48は、先の例では、サーモ塗料であったが、これに限らず、例えばサーモテープ等でも良い。
ミストキャッチャ25は、先の例では、フィルタの洗浄に超音波洗浄機を用いたが、これに限らず、例えば脱脂液に依る煮沸洗浄方法を用いても良い。
本発明の希釈油濃縮処理装置を示す概要図である。 本発明の希釈油濃縮処理装置の他の例を示す概要図である。
符号の説明
1…希釈油濃縮処理装置、2…希釈油タンク、3…一次減圧蒸留装置、4…一次凝縮器、5…バッファタンク、6…濃縮油タンク、7…二次減圧蒸留装置、8…二次凝縮器、9…供給管、10…供給ポンプ、11…ドレン管、12…ドレン弁、13…液面検出器、14…蒸気曝気装置、15…ボイラ、16…曝気管、17…蒸留釜、18…攪拌機、19…加熱部、20…吸込管、21…フロート弁、22…吸込弁、23…濃縮油排出管、24…蒸気排出管、25…ミストキャッチャ、26…蒸気供給管、27…蒸気供給弁、28…ドレン管、29…圧力検出器、30…凝縮水排出管、31…冷却水循環管、32…冷却塔、33…循環ポンプ、34…真空ポンプ、35…熱交換プレート、36…排水管、37…排水ポンプ、38…ドレン管、39…ドレン弁、40…液面検出器、41…返送管、42…排油管、43…排油弁、44…排油ポンプ、45…ドレン管、46…ドレン弁、47…液面検出器、48…温度計、49…サンプリング採取口、50…ドライエアブロー装置、51…コンプレッサ、52…ドライエア供給管、53…吸込弁、54…吸込管、55…吸込弁、A…希釈油、B…蒸気、C…濃縮油(再濃縮油)、D…蒸気、E…冷却水、F…凝縮水、G…油水混合液、H…ドライエア。

Claims (5)

  1. 希釈油を貯留する希釈油タンクと、希釈油タンクからの希釈油を減圧下で蒸留して濃縮油と蒸気に分離する一次減圧蒸留装置と、一次減圧蒸留装置からの蒸気を凝縮する一次凝縮器と、一次凝縮器からの凝縮水を一時貯留して排出し得るバッファタンクと、一次減圧蒸留装置からの濃縮油を貯留すると共に所定の油濃度に達した濃縮油を排出し得る濃縮油タンクと、濃縮油タンクの濃縮油を繰返して減圧下で蒸留して濃縮油と蒸気に分離すると共に分離された濃縮油を濃縮油タンクに戻し得る二次減圧蒸留装置と、二次減圧蒸留装置からの蒸気を凝縮して凝縮水をバッファタンクに送り得る二次凝縮器と、から構成し、一次減圧蒸留装置から濃縮油タンクへの濃縮油排出管と、二次減圧蒸留装置から濃縮油タンクへの濃縮油排出管とは、ドライエアをブローさせる為のドライエアブロー装置を備えている事を特徴とする希釈油濃縮処理装置。
  2. 希釈油を貯留する希釈油タンクと、希釈油タンクからの希釈油を減圧下で蒸留して濃縮油と蒸気に分離する一次減圧蒸留装置と、一次減圧蒸留装置からの蒸気を凝縮する一次凝縮器と、一次凝縮器からの凝縮水を一時貯留して排出し得るバッファタンクと、一次減圧蒸留装置からの濃縮油を貯留すると共に所定の油濃度に達した濃縮油を排出し得る濃縮油タンクと、濃縮油タンクの濃縮油を繰返して減圧下で蒸留して濃縮油と蒸気に分離すると共に分離された濃縮油を濃縮油タンクに戻し得る二次減圧蒸留装置と、二次減圧蒸留装置からの蒸気を凝縮して凝縮水をバッファタンクに送り得る二次凝縮器と、から構成し、希釈油タンクは、底部から蒸気を曝気させる蒸気曝気装置を備えている事を特徴とする希釈油濃縮処理装置。
  3. バッファタンクで分離された油水混合液を濃縮油タンクに導く返送管を備えている請求項1又は2に記載の希釈油濃縮処理装置。
  4. 濃縮油タンクは、二次減圧蒸留装置からの濃縮油の温度を検出する温度計と、濃縮油のサンプリングを行なう為の複数のサンプリング採取口とを備えている請求項1又は2に記載の希釈油濃縮処理装置。
  5. 一次減圧蒸留装置は、二次減圧蒸留装置を兼用していると共に、一次凝縮器は、二次凝縮器を兼用している請求項1又は2に記載の希釈油濃縮処理装置。
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