JP4721847B2 - 侵入者感知機能を有するフェンス - Google Patents

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Description

本発明は、建物や工場等の敷地境界部に設置されるフェンスにおいて、外部からの不正侵入者を感知する機能を備えたフェンスに関するものである。
一般に、各種の製造工場や発変電所等では、その敷地の境界部に設けられた防護柵に対して、防護柵の上部に赤外線センサー、あるいは感圧センサーが取付けられ、不正侵入者が防護柵の上を越えたり、防護柵の上部に一定以上の圧力が加わると、防護柵に付設された警報灯等の警報設備を作動させる防護柵が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
この特許文献1に記載された防護柵は、防護柵の上部にカバー部材を設け、前記防護柵とカバー材との間に前記カバー部材を昇降可能に支持する支持部材と前記カバー部材が下降した際にこの下降を検知する検知手段とを設けたものであり、前記防護柵を乗り越える侵入者があった場合には、この侵入者の存在を感知するものである。
実開昭60−144188号公報
しかしながら、前記防護柵には次のような問題点があった。すなわち、前記の防護柵は、検出手段による検出信号を警報装置等に導く電気ケーブル等の配線が必要であり、一般には、フェンスに沿って取付けられ、あるいは地中に埋設される工法が一般に用いられているが、何れも工法もその作業が非常に煩雑であり、又、既設の防護柵に対して検出手段を設ける場合は、前記の配線の取付作業はより一層煩雑なものであった。
本発明は、前記の如き問題点を解消し、外部からの不正侵入者の感知機能を比較的容易に付加することができる侵入者感知機能を有するフェンスを提供せんとするものである。
上記目的を達成するために、本発明は次のような構成としている。
すなわち本発明に係る侵入者感知機能を有するフェンスは、笠木が上部に配置されたフェンスであって、笠木は、笠木本体と笠木本体の上部に上下動可能に取付けられたカバー材とからなり、前記笠木本体の長さ方向に亘って形成された凹溝に感知部材としての感圧コードが配置されると共に、カバー材に設けられた押圧材が前記凹溝の上部に配置されて、カバー材の上下動によって、前記凹溝内に嵌り込んでいる押圧材の先端が感圧コードを押圧すると、感圧コードから感圧信号が発生するようになされ、さらに前記笠木本体には、前記感知信号を監視装置に導く信号ケーブルが収納された収納部が長さ方向に亘って設けられ、前記収納部は少なくとも一側部が開口されると共に該開口部を塞ぐカバーが開閉自在に設けられていることを特徴とするものである。
尚、本発明におけるフェンスとは、一般的に敷地の境界部に設置される囲いのことであり、例としては、コンクリートブロックが積層され形成されたブロック塀や、平板状のパネル材が用いられた塀や、間隔を置いて設置した支柱に横桟を渡した柵や、前記柵の横桟の間に更に縦桟が接続された柵や、メッシュフェンスにより形成されたフェンス等を挙げることができる。
本発明によれば、笠木は、笠木本体と笠木本体の上部に上下動可能に取付けられたカバー材とからなり、前記笠木本体の長さ方向に亘って形成された凹溝に感知部材としての感圧コードが配置されると共に、カバー材に設けられた押圧材が前記凹溝の上部に配置されて、カバー材の上下動によって、前記凹溝内に嵌り込んでいる押圧材の先端が感圧コードを押圧すると、感圧コードから感圧信号が発生するようになされているため、前記笠木がフェンスの上部に取付けられる場合、従来のように前記信号ケーブルを地中に埋設するような作業はほとんど必要なく、その取付作業は比較的容易であり、又、フェンスの上部に前記笠木が配置されさえすれば、新規に設置されるフェンス、あるいは既設のフェンスによらず、侵入者監視機能を付加することができ、更に外観上は一般の笠木が設置された場合と同様であるため、侵入者監視機能が付加されているとは判断されにくい。
又、感知部材は笠木本体の上部に配置されいるため、カバー材を取り外せば、感知部材の着脱は容易であり、更に信号ケーブルは、笠木本体に設けられた少なくとも一側部が開口されると共に該開口部を塞ぐカバーが開閉自在な収納部に収納されているため、カバーを取り外せば、信号ケーブルの着脱も容易である。つまり、感知部材や信号ケーブルの取り替え等のメンテナンス作業が容易である。
又、本発明に係るフェンスにおいて、複数の感知部材が笠木本体の上部に部分的に配置され、各感知部材により感知信号がそれぞれ発生されると共に各感知部材による感知信号がそれぞれ監視装置に導かれるようになされれば、侵入者が本発明に係るフェンスを乗り越えようとして笠木のカバー材が上下動すると、その箇所に配置された感知部材のみから該カバー材の上下動による感知信号が監視装置に導かれるため、監視装置を通じて不正侵入がなされた場所を感知することができる。
次に、本発明を実施するための最良の形態について図面を参照し、具体的に説明する。
すなわち、図1は本発明に係る侵入者感知機能を有するフェンスの実施の一形態を示す正面図、図2は図1の主要部の断面図、図3は図2の収納部開口時の、図4は断面図図2の感知部材作動時の断面図、図5は図2の感知部材の主要部の断面図である。
図面において、1は主としてフェンスを構成するパネル材、2はパネル材が取付けられた支柱、3はパネル材1の上面に配置され、かつ支柱2に接合された笠木、5は笠木内部に配置された感知部材であり、本発明に係る侵入者感知機能を有するフェンスPは、パネル材1、支柱2、笠木3、及び感知部材5から構成されている。
図1に示された本発明に係るフェンスPは、平板状のパネル材1と、パネル材1の上に配置された笠木3と、パネル材1と笠木3を固定する支柱3を備えたものである。パネル材1はパネル材1の剛性を保持する板材11に表面装飾層12が設けられたものであって、板材11は、一般には、アルミニウム、ステンレス鋼等の金属板、ポリエチレン、ポリプロピレン等の合成樹脂板、木材や主に木材片からなる集積材、或いはこれら金属板、樹脂板等を組み合わせたものから形成されたものである。板材11は平滑なものでもよいし、装飾性を向上させるために表面に凹凸が形成されたものでもよい。又、表面装飾層12は、板材11の片面のみ、あるいは両面に必要に応じて形成させたものであり、板材11に塗装を施したものでもよく、フィルムやシートを貼着させたものでもよいが、表面装飾層12を設けず板材をそのまま使用してもよい。更に、2個のパネル材1の間にグラスウールや発泡合成樹脂のような緩衝材を挟み、遮音効果を付加させた形態としてもよい。
パネル材1の端部の保護や装飾性の向上を目的として、保護枠材13が取付けられてもよい。図1に示されたように、保護枠材13は、断面コ字状に形成された長尺体であり、保護枠材13の開放部にパネル材1の両側部及び底部が挿入され、ビスによってパネル材に取付られている。尚、保護枠材13は、釘等の任意の取付具や接着剤で取付けられ、特に限定されるものではない。
保護枠材13は、一般的にはアルミニウムや合成樹脂を押出成型して得られる長尺の型材を適宜長さに切断した部材からなるものであるが、アルミニウム以外の金属、または金属や無機材料と合成樹脂との複合材料、例えば合成樹脂に金属フイルムをラミネートしたもの、表面に着色がなされたもの等、保護枠材の長さや必要な強度に応じて、適宜使用できる。
図1及び図2に示された支柱2は、地表に適宜間隔を置いて設置された断面ロ字状の柱状体であり、支柱2の下部に断面L字状で上方開口された支持片(図示せず)を有し、支持片によりパネル材1の下端部を挿入支持するとともに、支柱2の上部で笠木3と当接され、この当接面及びその対向面とに2個の取付孔を有し、2個の取付孔を貫通ようにボルト21が笠木3に向けて螺入され、笠木3と接合されている。支柱2の材質は、鋼材等の強度が高く、パネル材を十分支持できるものが好適に使用できる。
図1及び図2に示された笠木3は、パネル材1の上部に配置されたものであり、長尺体の笠木本体31と、笠木本体31の上部に上下動可能に取り付けられたカバー材32とを備えている。笠木本体31は、長さ方向に亘って形成され下方に開口された挿入溝33を備え、挿入溝33にパネル材1の上端が挿入され、パネル材1の上部に配置されている。又、笠木本体31は、端部が内側に屈曲した断面L字状の相対向する2個の壁部34と窪み部35を有する底部36とからなる断面略コ字状で側方に向け開口部37が形成されたガイド部38を有し、ガイド部38は、長さ方向に摺動可能で中央部にねじ穴が形成され、ねじ穴を軸として回動不能に取付けられたナット39を備え、ナット39は、壁部34の端部の屈曲により開口部37から外に出ないようになされている。
支柱2と笠木本体31との接合は、支柱2の取付孔に螺入されたボルト21の先端が笠木本体31のガイド部38の開口部37を通ってナット39のねじ穴に螺入されることによりなされ、又、ボルト21がガイド部38を摺動可能であるため、支柱2と笠木本体31との接合位置は、必要に応じて任意に設定できる。尚、ガイド部38の底部36の窪み部35は、ボルト21がナット39のねじ穴に螺入された際に、ボルト21がナット39を貫通して、ボルト21の先端がガイド部38の底部36に接触し変形等の不具合が起こらないために形成されたものである。
本形態では、本発明に係るフェンスの主要構成部材としてパネル材1を用いているが、これに限定されるものではなく、一般的に敷地の境界部に設置される囲いにも適用される。この囲いの例として、コンクリートブロックが積層され形成されたブロック塀、間隔を置いて設置した支柱に横桟を渡した柵や、前記柵の横桟の間に更に縦桟が接続された柵や、メッシュフェンスにより形成されたフェンス等が挙げられる。例えば、図示はしないが、ブロック塀の上に笠木3が配置される場合は、ブロック塀の上端に笠木3をボルト等の固定具で直接固定してもよいし、笠木3の底部に挿入溝を形成し、ブロック塀の上部を挿入し、挿入溝の側壁部の外面からブロック塀に向けボルト等を螺入して固定してもよい。又、この場合は支柱3を必ずしも必要としない。このように、笠木3をフェンスの上部に配置する方法は必要に応じて適宜選択することができる。
又、図2に示された笠木本体31は、長さ方向に亘って形成された収納部40を備え、収納部40は側部が開口されると共に前記開口部を塞ぐカバー41が開閉自在に設けられている。図3に示された収納部40は、開口部を形成する相対向する2個の側壁のそれぞれに長さ方向に形成された断面円形状の嵌合突起42と、2個の嵌合突起42と嵌合する円弧状の嵌合鉤部43が設けられたカバー41とを有し、カバー41は、側壁に形成された一方の嵌合突起42を軸として回動可能に取付けられ、収納部40の開口部が開閉自在となるものである。尚、収納部40の形態はこれに限定されるものではなく、要は、開口部を塞ぐカバーが容易に脱落せず、かつ、収納部40の内部に雨水等が浸入し難い構造であればよい。又、収納部40は、必要に応じて複数個設けてもよい。
更に、図2に示された笠木本体31は、上部に長さ方向に亘って形成され感知部材5の感圧コード51が横設される凹溝44を有し、凹溝44は、外側に向け止め部45が形成された外壁面46でカバー材32と係合され、止め部45によりカバー材32との係合が容易に外れないようになされている。
カバー材32は、笠木本体の上部を覆う断面略コ字状で下方に開口した外枠材47と、外枠材47の上部内面に長さ方向に形成された溝部48と、溝部48に取付けられ笠木本体31の凹溝44の上部に配置された押圧材49と、外枠材47の両側面から内部に向かって突設され笠木本体31の凹溝44と係合する2個の係合片50とからなり、溝部48は縁部から内側に向け屈曲され、押圧材49は上部に形成された嵌合片51により溝部48と嵌合され、溝部48から押圧材49が外れないようになされ、係合片50はその先端が笠木本体31の凹溝44の外壁面46の両側からほぼ垂直に当接されて係合され、笠木本体31に取付けられている。
カバー材32は、笠木本体31とカバー材32の2個の係合片50との間に弾性材52が配置され、弾性材52により上方に付勢されてる。弾性材52の付勢によりカバー材32が上方に移動すると、カバー材32の係合片50は笠木本体31の凹溝44と係合された状態で、係合片50の先端は凹溝44の外壁面46と当接されたまま上方に移動するが、係合片が外壁面46の止め部45まで移動するとそれ以上は上方に移動しないため、カバー材32はその位置を上限として笠木本体31に取付けられ、容易に外れないようになされている。又、カバー材32は弾性材52の付勢に抗して下方に押圧されると下方に移動し、押圧がなされないと上方に移動することにより、笠木本体31に対し上下動可能となされている。弾性材52は、本形態では、笠木本体31に取付けられているが、笠木本体31又はカバー材32の少なくともいずれか一方に取付けられればよく、又、板ばね、スプリングばね、高分子弾性体等を適宜選択して使用できる。
笠木本体31及びカバー材32は、一般的にはアルミニウムや合成樹脂を押出成型して得られる長尺の型材を適宜長さに切断した部材からなるものであるが、アルミニウム以外の金属、または金属や無機材料と合成樹脂との複合材料、例えば合成樹脂に金属フイルムをラミネートしたもの、表面に着色がなされたもの等、保護枠材の長さや必要な強度に応じて、適宜使用できる。
図2に示されるように、感知部材5は、笠木本体31の凹溝44に横設されカバー材32の押圧材49の下方に位置する感圧コード53を有し、感圧コード53は図5に示されるように中心部に配置した内部電気導体54の上に、内部導電性弾性体55、空隙を有する電気絶縁体56、外部導電性弾性体57、外部電気導体58、及び被覆材59が順に配置され、感圧コード53の先端において内部電気導体と外部電気導体とが抵抗体(図示せず)を介して電気的に接続されてなり、感圧コード53の根元は笠木本体31の収納部40に収納された信号ケーブル60の一端と接続され、信号ケーブル60の他端は監視装置と接続されている。
感圧コード53の材料及び構成は、中心部に配置したすずめっき軟銅線の上に電導シリコンゴム、テトロン紐編組、導電性シリコンゴム、すずめっき軟動線による編組、及び軟質樹脂によるものが挙げられるが、同じ機能をなす範囲で材料や構成を適宜選択することができる。
感知部材5は、笠木本体31とカバー材32との間に配置されているため、カバー材32の係合片50と笠木本体31の凹溝44との係合を解除されるようにカバー材32を上方に向け引っ張り笠木本体31から外せば、着脱は容易であり、又、信号ケーブル60は、笠木本体31の収納部40のカバー41を開ければ、取出しが容易であるため、感知部材5や信号ケーブル60の取り替え等のメンテナンス作業が容易である。更に、笠木3の端部から雨水等が浸入しないために、図1に示されるように被覆枠材61が設けられ、パネル材1にビス止めされている。被覆枠材61は、パネル材1及び笠木3との間に上下方向に連続して形成されたスペース(図示せず)を備え、本発明に係る2個のフェンスをある角度を有して接続される場合や、監視装置と信号ケーブル60を接続する場合は、感圧コード53や信号ケーブル60をスペースに配設し、なるべく外部に露出しないようになされる。
図4に示された感圧コード53は、笠木3のカバー材32が弾性材52の付勢に抗して下方に押圧されてカバー材32の押圧材49が接触し、更に押圧材49による下方への押圧を受け下方に押し付けられ弾性変形したものであり、この弾性変形を受けて内部導電性弾性体55と外部導電性弾性体57が押し付けられて接触するため、内部電気導体54と外部電気導体58が抵抗体以外で電気的に接触することになる。本形態では、感圧コード53に一定電圧をかけその際に感圧コード53に流れる電流量を信号ケーブル60を介して監視装置に導かれるようになされているため、笠木3のカバー材32が弾性材52により上方に付勢されカバー材32の押圧材49と感圧コード53が接触していない場合は、監視装置には一定の電流値が導かれることになるので、監視装置を介して感圧コード53及び信号ケーブル60が正常に作動していることが分かり、一方、前記のように笠木3のカバー材32が下降して感圧コード53を押圧し、感圧コード53の内部電気導体54と外部電気導体58が内部導電性弾性体55外部導電性弾性体57とを介して抵抗体以外で電気的に接触すると、内部電気導体54と外部電気導体58との間の電気抵抗が変化するため、それに応じて電流値も変化し、その電流値の変化が監視装置に導かれ、監視装置を介して笠木3のカバー材32の下降を感知することができ、更に、感知部材5や信号ケーブル60等に断線や劣化が発生して感圧コード53に流れる電流値が変化した場合も、その電流値の変化が監視装置に導かれ、感知部材5や信号ケーブル60の修理や交換等のメンテナンス必要性の目安にできる。
感圧コード53は、上記の如く、笠木3のカバー材32の下降を感知するため、その下降が侵入者によるもののみではなく、小動物によるものも感知する場合がある。この感知の感度を下げたい場合は、例えば、笠木本体31とカバー材32との間に配置された弾性材52の弾性力を強くしてカバー材を下降させる際に必要な力を大きくしたり、感圧コード53において、内部導電性弾性体55及び外部導電性弾性体57の弾性力を強くし、あるいは電気絶縁体56の厚さを増し、内部導電性弾性体55及び外部導電性弾性体57が接触し感圧コード53が感知するのに必要とする感圧コード53にかかる押圧力を強くしてもよく、笠木3のカバー材32の下降に対して必要な感度を設定するために、弾性材52や感圧コード53等の材料を適宜選択することができる。尚、感知部材5は感圧コード53を利用するものに限定されるものではなく、笠木3のカバー材32が下方に押圧されたことを感知して感知信号を発生するものであればよく、テープスイッチや、固定接点型のスイッチなどを適宜選択して使用できる。
感圧コード53は、笠木本体31の上部において複数箇所へ部分的に配置され、笠木3のカバー材32が下方への押圧された場合、その下方に位置する感圧コード53がその押圧を感知し、監視装置にそれに応じた電流値の変化がそれぞれ導かれるようになされているため、監視装置を通してどの箇所で笠木3のカバー材32が下方へ押圧なされたかを感知することができる。
本発明によれば、笠木は笠木本体と笠木本体の上部に上下動可能に取付けられたカバー材とからなり、笠木本体はその上部にカバー材の上下方向の位置に応じて感知信号を発生する感知部材が配置されると共に、前記感知信号を監視装置に導く信号ケーブルが収納された収納部が長さ方向に亘って設けられたものであるため、屋上、及び河川、湖沼、あるいは海岸の縁等に取付けられた既設のフェンスに対しても取付けが比較的容易であり、飛び越えや転落を監視することに利用できる。
本発明に係る侵入者感知機能を有するフェンスの実施の一形態を示す正面図である。 図1の主要部の断面図である。 図2の収納部開口時の断面図である。 図2の感知部材作動時の断面図である。 図2の感知部材の主要部の断面図である。
符号の説明
1 パネル材
11 板材
12 表面装飾層
13 保護枠材
2 支柱
21 ボルト
3 笠木
31 笠木本体
32 カバー材
33 挿入溝
34 壁部
35 窪み部
36 底部
37 開口部
38 ガイド部
39 ナット
40 収納部
41 カバー
42 嵌合突起
43 嵌合鉤部部
44 凹溝
45 止め部
46 外壁面
47 外枠材
48 溝部
49 押圧材
5 感知部材
50 係合片
51 嵌合片
52 弾性材
53 感圧コード
54 内部電気導体
55 内部伝導性弾性体
56 電気絶縁体
57 外部伝導性弾性体
58 外部電気導体
59 被覆材
60 信号ケーブル
61 被覆枠材

Claims (3)

  1. 笠木が上部に配置されたフェンスであって、笠木は、笠木本体と笠木本体の上部に上下動可能に取付けられたカバー材とからなり、前記笠木本体の長さ方向に亘って形成された凹溝に感知部材としての感圧コードが配置されると共に、カバー材に設けられた押圧材が前記凹溝の上部に配置されて、カバー材の上下動によって、前記凹溝内に嵌り込んでいる押圧材の先端が感圧コードを押圧すると、感圧コードから感圧信号が発生するようになされ、さらに前記笠木本体には、前記感知信号を監視装置に導く信号ケーブルが収納された収納部が長さ方向に亘って設けられ、前記収納部は少なくとも一側部が開口されると共に該開口部を塞ぐカバーが開閉自在に設けられていることを特徴とする侵入者感知機能を有するフェンス。
  2. 前記カバー材は、笠木本体の上部を覆う断面略コ字状で下方に開口した外枠材と、該外枠材の内側面から内側に向かって突設された対向する二個の係合片を備え、前記係合片は、笠木本体の凹溝の外壁面にほぼ垂直に当接され係合されると共に、前記二個の係合片と笠木本体との間に、カバー材を上方に付勢する弾性材が配置されていることを特徴とする請求項1に記載の侵入者感知機能を有するフェンス。
  3. 複数の感知部材が笠木本体の上部に部分的に配置され、各感知部材により感知信号がそれぞれ発生されると共に各感知部材による感知信号がそれぞれ監視装置に導かれるようになされたことを特徴とする請求項1又は2に記載の侵入者感知機能を有するフェンス。
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