JP4721640B2 - フェノフィブラートのナノ粒子製剤 - Google Patents

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Description

本発明はフィブラートとして知られている薬物物質の群のナノ粒子形、ナノ粒子を調製する方法、ナノ粒子を含む製剤およびナノ粒子薬物物質の使用に関する。特に本発明はフェノフィブラートを含むナノ懸濁液に関する。
フィブラートは脂質低下剤としてしられている薬物の1つの群である。それらにはベザフィブラート、シプロフィブラート、フェノフィブラートおよびゲムフィブロジルが含まれる。フィブラートには血中のコレステロール濃度を低下する有益な作用があるので、冠心疾患(CHD)のリスクを低減する。疫学研究によって、コレステロールの上昇が冠動脈心疾患の最も重要なリスクファクターの1つであることが確認されている。それは動脈硬化の発症を加速し、喫煙、肥満、糖尿病および高血圧等の他のリスクファクターの有害作用を増強する。上昇したコレステロール濃度の低減によって、冠疾患による死亡および非致死性心筋梗塞の発現率が低下する。コレステロールを運ぶリポタンパク質はその比重によって分類されている。即ち、超低比重リポタンパク質(VLDL);低比重リポタンパク質(LDL);および高比重リポタンパク質(HDL)である。血漿の総コレステロールの約70%はLDL分画中に運ばれており、主要なアテローム発生の潜在力はこの分画によって媒介されていると考えられる。HDLは一般に保護作用を有すると見なされている。フィブラートは血漿LDL、VLDLおよび総トリグリセライドを低下させ、血漿HDLを上昇させる。
現在フィブラートは固体の剤形として利用できるだけである。従って、例えばフェノフィブラートは食事療法に抵抗性のIIa、IIb、III、IVおよびV型高脂血症を適応症とするカプセル(LIPANTIL MICRO(商標))または錠剤(SUPRALIP(商標))として製剤化された微粉化剤形で商業的に入手できる;錠剤は糖尿病の脂質異常血症を適応症として用いられる。
フィブラートの水への溶解度は極めて低い。従って、例えばフェノフィブラートの水への溶解度は約6μg/mlである。このことはインビボでの薬物物質の吸収に悪影響を及ぼし、バイオアベイラビリティーが低くなる。その結果、所望の血中濃度を達成するためにより多い薬物物質量が必要である。フィブラートの溶解度が低いことはまた、薬物物質を製剤するために利用できる選択肢を制限している。
経口投与後、薬物の腸管からの吸収は主として腸の液体への溶解度と腸の透過性とに依存している。溶解度の低い薬物は一般に溶解速度が低く、腸粘膜を通して僅かな濃度勾配を示すだけで、そのために吸収のレベルは低く、且つ信頼できない。低溶解度の薬物物質はまた、例えば注射等の他の投与経路に関しても不利を蒙る。従って、非常に希薄な溶液を達成することは可能かも知れないが、それでは必要な用量を提供しない。そのような状況では、ボーラス注射よりも連続注入で薬物を投与する必要がある。非経口投与に適した製剤を達成することが全く不可能な場合もある。
従って、その物理化学的性質、主として水に対する溶解度が低いために、フェノフィブラートはバイオアベイラビリティーが低く、更に絶食時と食事後のバイオアベイラビリティーに大きな差が観察されうる。この差は「食事の効果」として知られている。これらの問題を克服するために多くの様々な手法が試みられている。
欧州特許第A0330532号ではフェノフィブラートの界面活性剤、好ましくはラウリル硫酸ナトリウムとの共微粉化を記載し、この組成物は改善されたバイオアベイラビリティーを有するといわれている。同様なバイオアベイラビリティーの改善が国際公開公報第96/21439号に報告されており、それは「ラウロイル マクログリセライド」(Gelucire 44/14(登録商標))に基づく半固体マトリックスからなるフェノフィブラートの製剤を記載している。しかしこれらの手法はいずれも100%のバイオアベイラビリティーを与えず、「食事の効果」挙動は解決されなかった。
米国特許第6,180,138号には別の手法が記載されており、そこではフェノフィブラートが界面活性剤と混合する前に親水性成分と共微粉化されている。製品は最終的に噴霧乾燥され、錠剤またはカプセルの製剤に有用な粉体が提供されている。
国際公開公報第98/31361号は親水性ポリマーおよび界面活性剤と結合したフェノフィブラートの顆粒を如何にして得るかを教示している。この方法は多量の希釈剤を要し、従って高用量には適応されない。
更に、国際公開公報第00/16749号は水と、水と混合できる溶剤とを組み合わせた湿式顆粒形成を用いたフェノフィブラート顆粒の調製を記載している。
米国特許第5,880,148号はフェノフィブラートと固体界面活性剤、好ましくはラウリル硫酸ナトリウムとの微粉化された混合物およびトコフェロールから選ばれたビタミンE物質、および有機酸とのそれらのエステルを含む組成物を記載している。好ましいビタミンE物質は酢酸dl-α-トコフェロールであるといわれている。
国際公開公報第99/29300号に記載されている自己乳化薬物送達システム(SEDDS)はバイオアベイラビリティーの低い薬物を製剤化するもう一つの手法を代表する。従って国際公開公報第99/29300号は、例えばグリセリドのような疎水性成分、例えばポリエチレングリコールのような親水性成分および界面活性剤を含む担体系におけるフェノフィブラート組成物を記載している。またそこには、例えばグリセリドのような油相、少なくとも1つの非イオン界面活性剤を含む界面活性剤相および例えばPEGのような親水性成分を含む自己乳化性前濃縮物が記載されている。界面活性剤はとりわけ、ビタミンE TPGSであってもよい。このような組成物中でフェノフィブラートは油相に可溶化されている。しかし、十分な量の活性物質を油中に溶解し、胃液の中で希釈されて細かい乳濁液またはミクロ乳濁液の自己形成を得るためには、これらのシステムに高濃度の界面活性剤が必要である。殆どいつも、達成できる負荷量は制限され、高用量には適合されない。更に薬物の溶解を助け、結晶化の問題を克服するために、この油ベースの製剤にエタノールまたはプロピレングリコールを添加するが、これにより、硬い殻には適合しないこの製剤は軟らかいゲルカプセルで提示される。
国際公開公報第01/49262号は、好ましくはグリセロールまたはプロピレングリセロールエステルに基づく油を含む親油性相を含んだフェノフィブラートのプレ乳濁液濃縮物と; 親油性界面活性剤および親水性併用界面活性剤およびさらに、プレ濃縮物を安定化するためのビタミンEを含んだ乳化システムとを記載している。これらの組成物では、フェノフィブラートは油相に溶解されている。この製剤はさらに界面活性剤としてビタミンE TPGSを含んでもよい。国際公開公報第01/49262号には、ビタミンEアセテートの使用が薬物の溶解と結晶化の阻害を助け、従ってエタノールまたはプロピレングリコールの使用を除くと報告されている。
ビタミンE TPGSは20%を超す濃度で液晶を形成することが知られ、米国特許第5,891,845号には、この液晶相の高可溶化力の利点を利用するために、この化合物を使用して錠剤が製剤されている。これらの製剤は少なくとも50%のビタミンE TPGS、例えば80%以上を含む。
より一般的に、油とビタミンE TPGSはバイオアベイラビリティー増強剤(米国特許第6,121,234号;米国特許第6,028,054号;米国特許第6,096,338号)として複数の特許および公表文献(「薬物および親油性化合物の乳化剤およびバイオエンハンサーとしてのビタミンE TPGS(Vit E TPGS as an emulsifier and a bioenhancer for drugs and lipophilic compounds)」Adams, MW 6thinternational conference on Pharmaceutical Technology Paris June 2-4, 1992)に記載されている。イーストマンの資料(www.Eastman.com/Online_Publication/efc226a/efc22611.htm)によるとビタミンE TPGSをビタミンEの補給に使用することによって、動物およびヒトでのビタミンEのバイオアベイラビリティーを増強する。
薬物物質をミクロ粒子およびナノ粒子の形に製造するのにむけて非常な努力がなされている。しかし、そのような小さな粒子の調製はささいなことではなく、その方法の技術的局面に関連して、また満足な製品を得る上においてさらに困難が生じる。従って、例えば一定した、狭い粒子サイズ範囲を得るための、特に製造規模の点で困難がありうる。更に、例えばナノ懸濁液のような安定した製品を得ることが必要であるが、ミクロ粒子およびナノ粒子は凝集および綿状の固まる傾向があり、これによって製品の安定性が悪影響を受ける。ミクロ粒子およびナノ粒子の調製のために多数の異なった手法が調査されている。
米国特許第5,091,188号は水不溶性薬物の注射用液の調製法を記載している。それは結晶性薬物物質を、リン脂質または他の膜形成両親媒性液の存在下で、超音波処理または高いせん断変形を生じる他の方法で、50nmから10μmの範囲の寸法に減らし、それによって、薬物ミクロ結晶が脂質でコーティングされる。
米国特許第5,145,684号は、表面に吸着した非架橋表面改質剤で、且つ有効平均粒子サイズが約400nm未満有する結晶性薬物物質の粒子を記載している。これらの粒子は粉砕媒体の存在下で、例えばボールミル、摩擦ミル、振動ミルまたはメディアミルを使って、粉砕によって調製されるといわれている。
国際公開公報第96/14830号(米国特許第5,858,410号)は水に不溶または僅かに溶解し、平均粒子径が10nmから1000nmで、5μmを超す粒子の割合が粒子全体の0.1%未満である純粋な活性化合物の粒子を含む薬物担体を記載している。界面活性剤を用いて、または好ましくは用いずに行うキャビテーション(例えばピストンギャップホモジナイザー)またはせん断変形および影響因子(即ちジェットストリーム原理)による粒子の調製も記載されている。
国際公開公報第00/30616号は高圧ホモジナイザーを使用して、フェノフィブラートの粒子サイズを平均粒子サイズ0.91μまで減らすことが記載されている。このシステムの安定化はイオン性または非イオン性界面活性剤と共にリン脂質を使用して得られる。この出願はまた、適切な溶剤中で希釈することによってナノ懸濁液を再生成できる凍結乾燥製品を得る方法を記載している。国際公開公報第00/30615号は同様な懸濁液製剤を記載している。平均径が約900nmの粒子が得られている。しかし、少なくとも1つのリン脂質と他の界面活性剤を組み合わせた製剤だけが安定である。リン脂質だけを用いて安定化されたフェノフィブラート懸濁液は安定でないと報告されている。
フェノフィブラートの細かい粒子の設計の他の手法は国際公開公報第99/65469号に記載されており、超臨界液体技術によって平均径200nmの粒子の製造が可能である。繰り返すが、粒子の製造にはリン脂質の混合物とイオン性または非イオン性界面活性剤の混合物の使用が必要である。超臨界液体中のフェノフィブラートの制限された溶解度は、方法に必要な液化ガスの量のために高用量の要求に障害になりうる。
国際公開公報第00/51572号は溶解性の乏しい薬物のナノ粒子組成物の表面安定剤としてのPEG誘導脂質の使用を記載している。PEGから誘導された脂質はPEG-リン脂質、PEG-コレステロール、PEG-コレステロール誘導体、PEG-ビタミンA、PEG-ビタミンEまたはその混合物であってもよい。本発明は多種類の薬物を用いて実施できると述べられており、各種のクラスの薬物がリストされている。脂質低下薬の特別な引用はない。しかし、PEGビタミンEを用いた唯一の実施例から、この化合物は期待した結果を提供しないようである。この実施例の結論に述べられているように、「試験された界面活性剤(ビタミンE PEGを含め)はいずれも安定な集塊したナノ粒子組成物を与えなかった」。
発明者らは、例えばフェノフィブラートのようなフィブラートがビタミンE TPGS(トコフェロールポリエチレングリコールサクシネート)を安定剤として用いて、リン脂質なしに、安定なナノ懸濁液として有利に調製できることを見出した。更にナノ懸濁液は一貫性のある狭い粒子サイズ範囲を有するナノ粒子を含むことを見出した。更に、そのナノ懸濁液のバイオアベイラビリティーは改善されている。
従って、本発明は、第一の局面において、フィブラートとビタミンE TPGSとを含むナノ粒子を提供し、ナノ粒子が光子相関分光法で測定して約100nmから約900nm、好ましくは400nmから600nmの範囲の平均径を有する。ナノ粒子は好ましくはナノ懸濁液、好ましくは水性ナノ懸濁液として提供される。
フィブラートは既知のフィブラート薬、特にベザフィブラート、シプロフィブラート、フェノフィブラートおよびゲムフィブロジルのいずれかから選んでもよい。フィブラートは好ましくはフェノフィブラートである。
製剤中のフェノフィブラートとビタミンE TPGSの比率(重量)は40:0.1から1:10、最も好ましくは20:1である。
薬学の当技術分野で周知のように、粒子径は多様な方法で測定が可能で、そのために報告される粒子サイズには明らかな相違が生じ得る。そのような方法には光子相関分光法(PCS)およびレーザー回折が含まれる。更に粒子サイズは平均粒子サイズとして報告される(例えば数平均、重量平均または容積平均粒子サイズ)。本明細書では、特に断わらない限り、粒子サイズは容積平均粒子サイズを示す。従って、例えば500nmのD50は粒子の50容積%が500nm未満の径を有することを示す。逆に、500nm未満の径を有する粒子が粒子の全体の数によって占められる全体の容積の50%を占めるということもできる。
本発明によるフェノフィブラートの粒子サイズをレーザー回折で測定すると、D50は350〜750nmの範囲内であり、D99は500〜900nmの範囲内である。
本発明によって、製剤に組み込まれるビタミンE TPGSは表面安定剤としてまたフィブラートのバイオアベイラビリティーを増強するために機能することが評価されよう。しかし、本発明によるフィブラートを含むナノ懸濁液とナノ粒子は、所望されれば、ナノ粒子の凝集を防ぐために更なる安定剤(リン脂質以外の)を含んでいてもよい。当技術分野で周知のそのような安定剤を以下により詳細に記載する。
本明細書において、本発明による、例えばフェノフィブラートのようなフィブラートおよびビタミンE TPGSを含むナノ粒子およびナノ懸濁液はナノ粒子フィブラートを意味することとする。この用語はまた、更なる安定剤を含んだ製剤を含むことは評価されるべきである。
本発明によるナノ懸濁液の調製に採用される追加の安定剤は従来の安定剤から選んでもよく、界面活性剤および表面改質剤として記載される化合物を含んでもよい。従って、採用される安定剤の例には、以下のものが含まれる。
ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、例えばTweenおよびSpan;ポリオキシエチレンステアレート;ポリオキシエチレンアルキルエステル;ポリオキシエチレングリコール;ポロキサマーのようなブロックポリマーおよびブロックコポリマー、例えばLutrol F68およびポロキサミン;ステロール(例えば、コレステリン誘導体およびステイグマステリン)、エステルおよびショ糖またはショ糖アルコールと脂肪酸または脂肪アルコールとのエーテル(例えばサッカロースモノステアレート);エトキシ化モノ-またはジ-グリセライド、エトキシル化脂質およびリポイド、ジセチルリン酸、コール酸ナトリウム、 グリココール酸ナトリウム、 タウロコール酸ナトリウム、クエン酸ナトリウム;セルロースエーテルおよびセルロースエステル(例えばメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、カルボキシメチルセルロースナトリウム)、ポリビニルアルコールのようなポリビニル誘導体、ポリビニルピロリドン、ポリビニルアセテート、アルギン酸塩、ポリアクリレート(例えばカルボポール)、キサンタン;ペクチン、ゼラチン、カゼイン、アラビアゴム、コレステロール、トラガカント、ステアリン酸、ステアリンカルシウム、グリセリルモノステアレート、ジオクチルナトリウムスルホサクシネート(ナトリウムドクセート);ナトリウムラウリルサルフェート、ナトリウムドデシルサルフェート、ベンザルコニウムクロライド、アルキルアリールポリエーテルスルホネート、ポリエチレングリコール;コロイダルシリコンジオキサイド、マグネシウムアルミニウムシリケート;およびリン酸塩。
製剤はビタミンE TPGSを用いて、安定剤を加えずに調製するのが好ましい。
例えば本発明のナノ粒子フェノフィブラートのようなナノ粒子フィブラートはナノ粒子の任意の周知の調製法、特にキャビテーションによって調整してもよい。
第二の局面において、本発明は、フィブラートの粗い分散液をキャビテーションにかけることを含む、例えばフェノフィブラートのようなフィブラートを含むナノ粒子の調製法を提供する。ナノ粒子は高圧ピストンギャップホモジナイザーを用いて調製するのが好ましい。
ナノ粒子を調製するために、フィブラートの出発物質は、好ましくは約100μm未満の粒子サイズを有する粗い粒子の形で用いるのが好ましい。必要ならばフィブラートのサイズは、例えば粉砕のような、従来の方法でこのレベルまで減らしてもよい。フィブラートの粗い粒子は薬物物質が本質的に不溶である溶剤を含む液体媒体に分散されるのが好ましい。フィブラートの場合、液体媒体は水性溶剤を含むのが好ましく、本質的に水を含むのが最も好ましい。粗い粒子の分散液中のフィブラートの濃度は0.1から50%の範囲であってもよい。粗い分散液はついでナノ粒子を得るための任意の方法に利用できる。
好ましい方法は、粒子サイズが主にキャビテーションで減らされる高圧均質化である。これは高圧ピストンギャップホモジナイザーを用いて達成されるのが最も好ましい。この方法では、粗い粒子の分散液は、約25μm幅のギャップを通って高い流速で強制される。液体の上にかかる静圧は液体の蒸気圧より下がる。従って液体は沸騰し、ギャップの領域内にガスの泡が形成される。しかし、液体がギャップから出ると、正常圧が支配し、ガスの泡は崩壊する。生じる強力な内破力は薬物物質の粗い粒子を破壊するほど十分に強く、その結果ナノ粒子が得られる。
高圧均質化は100から3000バール、好ましくは1000から2000バール(107から3x108Pa、好ましくは108から2x108Pa)の圧力で、0から50℃、好ましくは10から20℃、例えば15℃の温度範囲で行うことができる。均質化は所望の粒子サイズが得られるまで、一連のサイクルまたは、例えば2〜30時間、好ましくは、2〜10時間、例えば4時間にわたる連続プロセスとして実施してもよい。
ビタミンE TPGSおよび/または追加の安定剤(用いられた場合、)ナノ懸濁液の製造中の任意の段階で導入してもよい。従って、例えばビタミンE TPGSはナノ粒子の形成前に最初の粗い分散液に加えてもよく、または、例えば高圧均質化によって粒子サイズの減少が行われた後に加えてもよい。別法として、ビタミンE TPGSの一部は粒子サイズの減少の前に、一部は粒子サイズの減少の後に加えてもよい。ビタミンE TPGSは粗い分散液中に存在するのが好ましい。
追加の安定剤が用いられる時は、安定剤の粗い分散液中またはナノ懸濁液中の濃度は0から10%の範囲であってもよい。
前の記載から、この方法は液体媒体中で実施され、従ってナノ粒子のフィブラートは最初ナノ懸濁液の形で得られることが評価されよう。望むならば、液体媒体を、例えば油剤化または噴霧乾燥で取り除き、固体形状のナノ粒子のフィブラートを提供してもよい。ナノ懸濁液の製造中に安定剤が存在する場合は、対応するナノ粒子製品は安定剤と関係することは評価されよう。
本発明のフィブラートのナノ懸濁液は脂質と安定剤を含むナノ乳濁液と任意に混合してもよい。脂質は、例えばピーナッツ油、ココナッツ油,ヤシ油、オリーブ油、コーン油および類似の油等の植物油のような脂肪酸グリセライドであってもよい。
安定剤は、例えばSpanまたはTween等の上に例示した従来の安定剤であってもよい。
ナノ乳濁液は脂質および安定剤(脂質相)を水性相(例えば水)と混合して調製してもよい。混合物は最初高せん断変形分散装置を用いて分散させ、乳濁液を形成してもよい。薬物物質のナノ粒子について上に記載したのと類似の仕方で、例えばピストンギャプホモジナイザーを用いて、乳濁液をキャビテーションに従わせ、ついでナノ乳濁液を調製してもよい。ナノ懸濁液およびナノ乳濁液は、例えば単純な攪拌のような従来の技術によって混合してもよい。
ナノ懸濁液およびナノ乳濁液の混合後、フィブラートの活性成分の一部は油相に可溶化されるようになる。別法として、組成物の負荷量を増加するために、フィブラートをナノ懸濁液およびナノ乳濁液の混合前に、ナノ乳濁液の脂質相に組み入れてもよい。薬物の一部は油滴中に溶解した形で存在し、他の一部は溶解せず、ナノ懸濁液中に安定化されたナノ粒子として細かく分散している。
本発明のフィブラートのナノ懸濁液およびナノ粒子は当技術分野で周知の薬学的に許容できる賦形剤および担体を任意に使用して医薬品用途に製剤化してもよい。これらは、例えば非経口、経口、局所、バッカル,舌下,経鼻、経肺、経直腸または経皮のような任意の便利な投与経路によって薬物として投与してもよい。
従って、第三の局面で本発明は、例えばフェノフィブラートのようなフィブラートを含むナノ粒子を含み、ナノ粒子が光子相関分光法で測定した平均径が約100nmから約900nm、好ましくは400nmから600nmの範囲である薬学的製剤を提供する。本発明の薬学的製剤はナノ懸濁液、最も好ましくは水溶液を含むのが有利である。本発明の薬学的製剤は当技術分野で周知の方法で調製してもよい。
従って、例えば経口投与のような固体剤形はフェノフィブラートのようなフィブラートを含むナノ懸濁液を砂糖球または他の適切な固体の薬学的賦形剤上にスプレーコーティングすることによって調製してもよい。
吸入による経肺投与剤形は、例えばフェノフィブラートのようなフィブラートの水性ナノ懸濁液を含むエアゾールとして提供してもよい。
吸入用の乾燥粉体は、ラクトースのような担体粒子の上に水性分散液をスプレーして調製してもよい。
本発明のフィブラート製剤は血漿コレステロール濃度を下げるために使用でき、従って冠心疾患および脂質低下薬で治療してもよい他の状態のリスクを減らす。血漿コレステロール濃度の低下はまた、喫煙の有害作用、肥満、糖尿病および高血圧を減らし、それによって冠疾患による死亡および非致死性心筋梗塞の発現率を下げる。
本発明の第四の局面において、薬物治療における使用のための本発明の第一の局面に従って定義されたナノ粒子のフィブラートが提供されている。
第五の局面において、本発明は、第一の局面に従って定義された、例えば血中コレステロール濃度の低下のような、脂質低下剤で治療可能なことが知られている状態の治療におけるナノ粒子のフェノフィブラートのようなナノ粒子のフィブラートの使用を提供する。そのような使用には、動脈硬化、肥満、心筋梗塞、糖尿病または高血圧の治療のための治療薬の調製における本発明の第一の局面に従って定義されたナノ粒子のフェノフィブラートの使用が含まれる。
この局面はまた、高脂血症のような脂質低下剤で治療可能なことが知られている状態の治療、例えば動脈硬化、肥満、心筋梗塞、糖尿病または高血圧の治療の方法に及び、その方法は、それを必要とする患者に上に定義したナノ粒子のフェノフィブラートの薬学的製剤の治療量を投与することを含む。
本発明の第二の局面およびそれに続く局面に対する好ましい特徴は最初の準用に関するものである。
実験
表1は本発明のフェノフィブラートの代表的は製剤を示す。
実施例1
ビタミンE TPGSを使用したナノ懸濁液の調製
A)スラリーの調製:100g
フェノフィブラート:10.00g
ビタミンE TPGS:0.50g
注射用水:89.50g
安定剤(ビタミンE TPGS)の水溶液の製剤を磁気攪拌(50℃、IKA 500rpm)下に透明な溶液が得られるまで注射用水に加えた。フェノフィブラートを適切な量の界面活性剤の水溶液で湿らせてスラリーを作った。得られた懸濁液を高せん断変形分散装置(Polytron PT、11,000rpmで1分間)を用いて分散した。レーザー回折計(Coulter LS 230)で測定した粒子径は次の結果を示した:3回測定した。
Figure 0004721640
B)ナノ懸濁液の調製:100g
実施例1(A)で得られた懸濁液を高圧ピストンギャップホモジナイザーに通してナノ懸濁液を得た。これはAvestin C50を用いて調製した。均質化圧は長さ11.34mmの「鋭い端」設計のバルブを用いて240分間1500バールに設定した。均質化中、薬物粒子はキャビテーション効果およびせん断力のために崩壊し、ナノ粒子を形成した。レーザー回折計(Coulter LS 230)で測定した粒子径(ミクロン、容積%)は次の結果を示した(3回測定した)。
Figure 0004721640
Zetasizer 300HS(Malvern)を用いて、PCS(光子相関分光法)によっても粒子サイズ(流体力学的平均径)を測定した。4回解析し次の結果が得られた:409nm-405nm-407nm-407nm。
このナノ懸濁液は4℃で2ヶ月間貯蔵後物理的に安定であることが証明された(分散系は相対標準偏差(RSD)がt0で得られた名目値の10%以下であれば安定であると考えられる)。レーザー回折計(Coulter LS 230)で測定した粒子径(ミクロン、容積%)は次の結果を示した(3回測定した)。
Figure 0004721640
Zetasizer 3000HS(Malvern)を用いて、PCS(光子相関分光法)によっても粒子サイズ(流体力学的平均径)を測定した。4回測定し、次の結果が得られた:432nm-429nm-429nm。
実施例2
ナノ乳濁液とナノ懸濁液の混合
A)スラリーの調製:100g
フェノフィブラート:10,00g
ビタミンE TPGS:0.50g
注射用水:89.50g
安定剤(ビタミンE TPGS)の水溶液の製剤を磁気攪拌下(50℃でIKA 500rpm)で、透明な溶液が得られるまで注射用水に加えた。フェノフィブラートを適切な量の界面活性剤の水溶液で湿らせてスラリーを作った。得られた懸濁液を高せん断変形分散装置(Polytron PT、11,000rpmで1分間)を用いて分散した。レーザー回折計(Coulter LS 230)による粒子径(ミクロン、容積%)は実施しなかった。
B)ナノ懸濁液の調製:100g
実施例2(A)で得られた懸濁液を高圧ピストンギャップホモジナイザーに通してナノ懸濁液を得た。これはAvestin C50を用いて調製した。均質化圧は長さ11.34mmの「鋭い端」設計のバルブを用いて240分間1500バールに設定した。均質化中、薬物粒子はキャビテーション効果およびせん断力のために崩壊し、ナノ粒子を形成した。レーザー回折計(Coulter LS 230)で測定した粒子径(ミクロン、容積%)は次の結果を示した(3回測定した)。
Figure 0004721640
Zetasizer 300HS(Malvern)を用いて、PCS(光子相関分光法)によっても粒子サイズ(流体力学的平均径)を測定した。4回解析し、次の結果が得られた:480nm-477nm-474nm-486nm。
C)乳濁液の調製:40g
ピーナッツ油:4.00g
Span20:0.80g
注射用水:35.20g
50℃に余熱した注射用水をピーナッツ油とSpan20とを含む脂質相に加え、それを同様に50℃まで余熱した。ついで、乳濁液を高せん断変形分散装置(Polytron PT 3100)を用いて分散した。レーザー回折計(Coulter LS 230)で測定した粒子径(ミクロン、容積%)の結果は次の通りであった(3回測定した)。
Figure 0004721640
D)ナノ乳濁液の調製:40g
実施例2(C)で得られた乳濁液を高圧ピストンギャップホモジナイザーに通してナノ乳濁液を得た。製剤はAvestin C50を用いて調製した。均質化圧は長さ11.34mmの「鋭い端」設計のバルブを用いて30分間500バールに設定した。均質化中、脂質の液滴はキャビテーション効果およびせん断力のために崩壊し、固体のナノ粒子を形成した。レーザー回折計(Coulter LS 230)で測定した粒子径(ミクロン、容積%)は次の結果を示した(3回測定した)。
Figure 0004721640
Zetasizer 300HS(Malvern)を用いて、PCS(光子相関分光法)によっても粒子サイズ(流体力学的平均径)を測定した。4回解析し、次の結果が得られた:245nm-245nm-243nm-243nm。
E)ナノ懸濁液およびナノ乳濁液の混合によるコロイド分散液の形成
実施例2(B)で得られたナノ懸濁液(10.0g)と実施例2(D)で得られたナノ乳濁液(0.5g)との混合を磁気攪拌(500rpmで5分間)下で行った。
レーザー回折計(Coulter LS 230)で測定した粒子径(ミクロン、容積%)は次の結果を示した(3回測定した)。
Figure 0004721640
Zetasizer 300HS(Malvern)を用いて、PCS(光子相関分光法)によっても粒子サイズ(流体力学的平均径)を測定した。4回解析し、次の結果が得られた:511nm-516nm-511nm-520nm。
このナノ懸濁液は4℃で2ヶ月間貯蔵後、物理的に安定であることが証明された(分散系は相対標準偏差(RSD)がt0で得られた名目値の10%以下であれば安定であると考えられる)。
レーザー回折計(Coulter LS 230)で測定した粒子径(ミクロン、容積%)は次の結果を示した(3回測定した)。
Figure 0004721640
Zetasizer 3000HS(Malvern)を用いて、PCS(光子相関分光法)によっても粒子サイズ(流体力学的平均径)を測定した。3回測定し次の結果が得られた:498nm-486nm-482nm。
実施例3
ナノ乳濁液およびナノ懸濁液の混合
A)乳濁液の調製:40g
ピーナッツ油:4.00g
Span20:0.80g
フェノフィブラート:0.20g
注射用水:35.20g
フェノフィブラート、ピーナッツ油およびSpan20を50℃まで余熱し、透明な脂質相が得られるまで磁気攪拌下でしばらく混合した。50℃に余熱した注射用水をピーナッツ油、フェノフィブラート、およびSpan20を含む脂質相に加え、それを同様に50℃まで余熱した。次いで、乳濁液を高せん断変形分散装置(Polytron PT 3100)を用いて分散した。レーザー回折計(Coulter LS 230)で測定した粒子径の結果は次の通りであった(3回の測定を行った)。
Figure 0004721640
B)ナノ乳濁液の調製:40g
実施例3(A)で得られた乳濁液を高圧ピストンギャップホモジナイザーに通してナノ乳濁液を得た。製剤はAvestin C50を用いて調製した。均質化圧は長さ11.34mmの「鋭い端」設計のバルブを用いて30分間500バールに設定した。均質化中、脂質の液滴はキャビテーション効果およびせん断力のために崩壊し、固体の脂質のナノ粒子を形成した。レーザー回折計(Coulter LS 230)で測定した粒子径(ミクロン、容積%)は次の結果を示した(3回測定した)。
Figure 0004721640
Zetasizer 3000HS(Malvern)を用いて、PCS(光子相関分光法)によっても粒子サイズ(流体力学的平均径)を測定した。4回解析し、次の結果が得られた:246nm-249nm-253nm。薬物負荷ナノ乳濁液の粒子径は実施例2に記載したプラセボで得られた値と非常に類似している。
この活性体負荷ナノ乳濁液をついで実施例2の段階Eに記載した手順に従って、薬物負荷ナノ乳濁液と混合し、油性のナノ液滴中に溶解した活性体の一部と、ナノ粒子として分散した活性体の一部とを含む最終製剤を形成した。
実施例4
凍結乾燥フェノフィブラートナノ懸濁液
フェノフィブラートナノ懸濁液を5% w/w トレハロースを「担体」として用いて凍結乾燥した。
1.スラリーの調製:150g
フェノフィブラート:10.00g
ビタミンE TPGS:0.50g
注射用水:89.50g
安定剤(ビタミンE TPGS)の水溶液の製剤を磁気攪拌下(50℃でIKA 500rpm)に透明な溶液が得られるまで注射用水に加えた。フェノフィブラートを適切な量の界面活性剤の水溶液で湿らせてスラリーを作った。得られた懸濁液を高せん断変形分散装置(Polytron PT、11,000rpmで1分間)を用いて分散した。レーザー回折計(Coulter LS 230)で測定した粒子径(ミクロン、容積%)は次の結果を示した:3回測定した。
Figure 0004721640
2.ナノ懸濁液の調製:150g
得られた懸濁液を高圧ピストンギャップホモジナイザーに通してナノ懸濁液を得た。製剤9420-050/13ANはAvestin C50を用いて調製した。均質化圧は長さ11.34mm長さの「鋭い端」設計のバルブを用いて300分間1500バールに設定した。均質化中、薬物粒子はキャビテーション効果およびせん断力のために崩壊し、ナノ粒子を形成した。レーザー回折計(Coulter LS 230)で測定した粒子径(ミクロン、容積%)は次の結果を示した:3回測定した。
Figure 0004721640
Zetasizer 3000HS(Malvern)を用いて、PCS(光子相関分光法)によっても粒子サイズ(流体力学的平均径)を測定した。3回測定し次の結果が得られた:477nm-481nm-481nm。
3.凍結乾燥ナノ粒子の調製:150g(9420-050/07FD)
フェノフィブラートナノ懸濁液をゆっくり攪拌しながら、7.5gのトレハロース加えた。各2mlのトレハロース/フェノフィブラートのナノ懸濁液の6つの試料を凍結乾燥に供した。凍結乾燥プロセスパラメーターを次のように設定した。
凍結乾燥温度:-35℃
乾燥温度:+5℃
圧力:0.940mバール
プロセス時間:凍結=1時間30分、乾燥=18時間30分
レーザー回折計(Coulter LS 230)で測定した粒子径(ミクロン、容積%)は次の結果を示した(3回測定した)。
Figure 0004721640
Zetasizer 3000HS(Malvern)を用いて、PCS(光子相関分光法)によっても粒子サイズ(流体力学的平均径)を測定した。3回測定し、次の結果が得られた:凍結乾燥前に得られた値477nm-481nmおよび481nmと比べて619nm-626.7nm-637nm。

Claims (2)

  1. フェノフィブラートおよびトコフェロールポリエチレングリコールサクシネートのみからなるナノ粒子であって、光子相関分光法で測定して100nmから900nmの範囲の平均径を有するナノ粒子。
  2. ナノ懸濁液の形態における請求項1記載のナノ粒子。
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