JP4719478B2 - 粒体噴射装置 - Google Patents

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Description

本発明は、粒体を噴射する粒体噴射装置に関する。
産業界の近代化により、配管系を構成するパイプを流れる流体は多岐にわたる。このため、パイプは、内面に、様々な物質をコーティングされたり、高精度な加工を施されて、使用されるようになっている。
また、エアー式ブラスト装置としては、外管ノズル内に内管ノズルが配置されたものがある(例えば、特許文献1参照)。
このエアー式ブラスト装置は、内管ノズルから圧縮エアーを噴出させると共に、外管ノズルから圧縮エアーにより搬送される研掃材を噴出させることで、研掃材によってブラスト加工を行うものである。
ここで、このエアー式ブラスト装置では、内管ノズル及び外管ノズルの先端に対向する方向へ研掃材が噴出される。
しかしながら、上記のパイプ内に内管ノズル及び外管ノズルを挿入してパイプの内面をブラスト加工するためには、内管ノズル及び外管ノズルの先端の周囲へ研掃材を噴出させる構成にすることが望ましい。
特開平5−69327号公報
本発明は、上記問題点を解決するためになされたもので、流体を噴射する第1噴射口の周囲へ粒体を噴射できる粒体噴射装置を提供することを目的とする。
請求項1に記載の粒体噴射装置は、流体を噴射する第1噴射口を具備する第1噴射管部と、前記第1噴射口から噴射される流体が衝突して前記第1噴射口の周囲へ噴射されるよう前記第1噴射管部の中心軸線上に設けられた衝突体と、前記第1噴射管部の外周部に粒体を噴射する第2噴射口を具備する第2噴射管部と、を備え、前記第1噴射口の先端部と前記第2噴射口の先端部とを同一平面上に設け、前記第1噴射口から噴射されて前記衝突体によって前記第1噴射口の周囲へ噴射される流体へ前記第2噴射口から噴射される粒体を噴射するよう構成すると共に、前記第2噴射口からの粒体噴射方向において前記第2噴射口に対向する範囲外に前記衝突体を配置した、ことを特徴としている。
請求項1に記載の粒体噴射装置では、第1噴射管部が流体を第1噴射口から噴射する。また、第1噴射口から噴射される流体が、衝突体に衝突して、第1噴射口の周囲へ噴射される。さらに、衝突体によって第1噴射口の周囲へ噴射される流体へ、第2噴射管部第2噴射口から粒体を噴射する。このため、第1噴射口の周囲へ粒体を流体と共に噴射することができる。
さらに、第2噴射口からの粒体噴射方向において第2噴射口に対向する範囲外に、衝突体が配置されている。このため、衝突体に粒体が衝突することを抑制できる。
請求項2に記載の粒体噴射装置は、請求項1に記載の粒体噴射装置において、前記衝突体は前記第1噴射口から噴射される流体を前記第1噴射口の周囲へ均等に噴射させる、ことを特徴としている。
請求項2に記載の粒体噴射装置では、衝突体が、第1噴射口から噴射される流体を、第1噴射口の周囲へ均等に噴射させる。このため、第1噴射口の周囲へ粒体を均等に噴射することを容易にすることができる。
請求項3に記載の粒体噴射装置は、請求項1又は請求項2に記載の粒体噴射装置において、前記第2噴射管部は前記第2噴射口から粒体を前記第1噴射口の周囲へ均等に噴射する、ことを特徴としている。
請求項3に記載の粒体噴射装置では、第2噴射管部が第2噴射口から粒体を第1噴射口の周囲へ均等に噴射する。このため、第1噴射口の周囲へ粒体を均等に噴射することを容易にすることができる。
請求項4に記載の粒体噴射装置は、請求項1乃至請求項3の何れか1項に記載の粒体噴射装置において、前記第2噴射管部は前記第2噴射口から粒体を前記第1噴射口の周囲全体において旋回させつつ噴射する、ことを特徴としている。
請求項4に記載の粒体噴射装置では、第2噴射管部が第2噴射口から粒体を第1噴射口の周囲全体において旋回させつつ噴射する。このため、粒体を第1噴射口の周囲へ均一に噴射することができる。
請求項5に記載の粒体噴射装置は、請求項1乃至請求項4の何れか1項に記載の粒体噴射装置において、前記第1噴射管部内に固定され、流体の通過を許可すると共に、前記衝突体を支持する支持部材を備えた、ことを特徴としている。
請求項5に記載の粒体噴射装置では、第1噴射管部内に固定された支持部材が、流体の通過を許可すると共に、衝突体を支持する。このため、支持部材が、第1噴射管部内での流体の通過を阻止することなく、衝突体を支持することができる。
請求項6に記載の粒体噴射装置は、請求項1乃至請求項5の何れか1項に記載の粒体噴射装置において、前記第1噴射管部及び第2噴射管部に接続され、可撓性を有する可撓管を備えた、ことを特徴としている。
請求項6に記載の粒体噴射装置では、第1噴射管部及び第2噴射管部に接続された可撓管が可撓性を有している。このため、第1噴射管部及び第2噴射管部を挿入する挿入経路が曲がっていても、挿入経路への第1噴射管部及び第2噴射管部の挿入を容易にすることができる。
以上説明したように本発明の粒体噴射装置によれば、流体を噴射する第1噴射口の周囲へ粒体を噴射できる、という効果が得られる。
[第1の実施の形態]
図1には、本発明の粒体噴射装置が適用されて構成された第1の実施の形態に係るブラスト装置10の主要部が断面図にて示されている。
本実施の形態に係るブラスト装置10は、ノズル部12を備えており、ノズル部12には、第1噴射管部としての円管状の内管14と、第2噴射管部としての円管状の外管16と、が設けられている。内管14及び外管16は、先端を同一平面上に揃えられた状態で、同軸上に配置されており、内管14内は断面円状の噴射経路18にされると共に、内管14と外管16との間は断面円環状の供給経路20にされている。さらに、内管14の先端(噴射経路18の先端)は、第1噴射口としての円状の噴射口22にされると共に、内管14と外管16との先端間(供給経路20の先端)は、第2噴射口としての円環状の供給口24にされている。
内管14の先端近傍内には、支持部材を構成する円形平板状の多孔板26が固定されており、多孔板26は、多くの貫通孔が形成されて、内管14内における流体としての気体(特に空気)の通過を許可する。多孔板26には支持部材を構成する柱状の支持柱28の基端が固定されており、支持柱28は内管14の先端から突出している。
支持柱28の先端には、衝突体としての円形平板状の衝突板30が固定されており、衝突板30は、多孔板26及び支持柱28によって内管14に支持されて、内管14と中心軸を一致された状態に配置されている。衝突板30の径は、内管14の外径より小さくされており、衝突板30は、内管14の噴射口22と対向すると共に、内管14と外管16との先端間の供給口24と全く対向しない配置にされている。また、衝突板30と噴射口22との内管14軸方向における間隙は、噴射口22の径の4倍以下にされている。
ノズル部12(内管14及び外管16)の基端側には、供給部32(図2及び図3参照)が接続されており、供給部32には旋回流生成部としての略円筒形容器状の生成容器34が設けられている。
生成容器34の先端側壁には、円筒状の外側管36が固定されており、外側管36は、生成容器34と中心軸が一致されると共に、生成容器34内に連通されている。外側管36は、可撓管としての外チューブ38を介して、外管16の基端側に接続されており、外チューブ38は可撓性を有している。
生成容器34内には円筒状の内側管40が設けられており、内側管40は、生成容器34及び外側管36と中心軸が一致された状態で生成容器34を貫通して生成容器34の先端側面及び基端側面から突出されると共に、外側管36の内側に配置された状態で外側管36の先端から突出されている。内側管40内は断面円状の噴射導入路42にされると共に、内側管40と外側管36との間は断面円環状の供給導入路44にされている。内側管40は、可撓管としての内チューブ46を介して、内管14の基端側に接続されており、内チューブ46は、可撓性を有すると共に、外チューブ38の内側に配置されている。
生成容器34の周壁には、筒状の供給筒48が所定数(1個から10個程度が好ましい)設けられている。所定数の供給筒48は、好ましくは、生成容器34の周方向に沿って同一の間隔でかつ生成容器34の同一子午線上に配置される。所定数の供給筒48は、好ましくは、生成容器34周方向一側端における母線が、当該母線を通る生成容器34子午線の接線に対して0°以上90°以下の一定角度(図2の角度α)だけ、生成容器34の周方向同一側へ傾斜されると共に、中心軸が、当該中心軸を通る生成容器34の母線に対して0°以上180°以下の一定角度(図3の角度β)だけ同一側(先端側または基端側)へ傾斜される。
内側管40の基端側は流体源としての気体源(図示省略)に接続されており、気体源は気体の高圧の噴流を供給する。また、各供給筒48は粒体源としてのヘッダー(図示省略)に接続されており、ヘッダーは、粒体としての固体粒子と、流体としての気体(特に空気)と、が混合された粒体混合流としての固気二相流を供給する。
次に、本実施の形態の作用を説明する。
以上の構成のブラスト装置10では、気体源から気体の噴流が内側管40に供給されることで、気体が、内側管40内の噴射導入路42、内チューブ46内及び内管14内の噴射経路18を経て、内管14の噴射口22から噴射される。また、衝突板30が噴射口22と内管14軸方向(噴射口22からの気体噴射方向)において対向すると共に、噴射口22と衝突板30との内管14軸方向における間隙が、噴射口22の径の4倍以下にされている。これにより、噴射口22から噴射された気体が衝突板30に衝突して噴射口22の周囲へ放射状に噴射される(以下、この気体の噴射流を「放射状気体噴流」という)。
さらに、ヘッダーから固気二相流が各供給筒48に供給されることで、固気二相流が生成容器34内で環状流にされる。このため、固気二相流が、内側管40と外側管36との間の供給導入路44へ旋回流にされて導入され、内チューブ46と外チューブ38との間及び内管14と外管16との間の供給経路20を経て、内管14と外管16との先端間の供給口24から放射状気体噴流へ供給される。これにより、放射状気体噴流と共に固気二相流がノズル部12の周囲へ放射状に噴射されて(以下、この放射状気体噴流及び固気二相流の噴射流を「固気二相噴流」という)、固気二相噴流内の固体粒子がノズル部12の周囲へ放射状に噴射される。
このため、図4に示す如く、処理対象としての円管状のパイプ50内にノズル部12を挿入することで、ノズル部12の周囲において放射状に噴射される固気二相噴流内の固体粒子がパイプ50の内面を研削加工することができる。
また、内管14と衝突板30とが中心軸を一致されているため、内管14の噴射口22から噴射される気体を、衝突板30が噴射口22の周囲へ放射状に均一に噴射させる。しかも、噴射口22の外周全体に内管14と外管16との先端間の供給口24が配置されているため、供給口24から固気二相流が噴射口22の周囲へ均一に供給される。このため、固気二相噴流内の固体粒子をノズル部12の周囲へ放射状に均一に噴射することができる。
しかもこのため、ノズル部12の周囲へ放射状に噴射される固気二相噴流の噴射圧力がノズル部12の周囲において均一になるため、パイプ50内でノズル部12がパイプ50の中心に自動的に保持される。これにより、パイプ50の内面をパイプ50の周方向において均一に研削加工することができる。
さらに、上述の如く旋回流にされた固気二相流が供給経路20に供給されるため、供給口24から供給される固気二相流内の固体粒子の密度が供給口24の周囲において均一になる。このため、固気二相噴流内の固体粒子をノズル部12の周囲へ放射状に一層均一に噴射することができる。
また、衝突板30が、内管14と外管16との先端間の供給口24と、内管14及び外管16の軸方向(供給口24からの固気二相流供給方向)において、全く対向しない配置にされている。このため、衝突板30に固気二相流内の固体粒子が衝突することを抑制でき、衝突板30が磨耗することを抑制できる。
さらに、内管14内に固定された多孔板26が、気体の通過を許可すると共に、支持柱28を介して衝突板30を支持する。このため、多孔板26が、内管14内での気体の通過を阻止することなく、衝突板30を支持することができる。
また、ノズル部12(内管14及び外管16)の軸方向長さは短くすることができると共に、ノズル部12は供給部32に外チューブ38及び内チューブ46を介して接続されている。このため、パイプ50(ノズル部12の挿入経路)が湾曲している場合でも、外チューブ38及び内チューブ46を撓ませることで、ノズル部12をパイプ50内に挿入することができ、パイプ50の内面を容易に研削処理することができる。
[第2の実施の形態]
図5には、本発明の粒体噴射装置が適用されて構成された第2の実施の形態に係るブラスト装置60の主要部が断面図にて示されている。
本実施の形態に係るブラスト装置60は、上記第1の実施の形態に係るブラスト装置10と、以下の点で異なる。
ブラスト装置60のノズル部12では、内管14内の噴射経路18が内管14の先端部において先端側に向かうに従い徐々に拡径された拡径部62にされており、拡径部62の基端が噴射口22にされると共に、拡径部62の先端が噴出口64にされている。さらに、外管16先端の全外周に円環平板状のフランジ部66が一体に形成されている。
衝突板30は、円形平板状の中央部30Aを有しており、中央部30Aは、多孔板26及び支持柱28によって内管14に支持されて、内管14と中心軸を一致された状態に配置されている。中央部30Aの径は、内管14の外径より小さくされており、中央部30Aは、内管14と外管16との先端間の供給口24と全く対向しない配置にされている。また、中央部30Aと噴射口22との内管14軸方向における間隙は、噴射口22の径の4倍以下にされている。
衝突板30は、中央部30Aの外周において円環板状の傾斜部30Bを有しており、傾斜部30Bは、中央部30Aと一体にされると共に、径方向外側へ向かうに従い徐々に内管14側(基端側)へ向かう方向へ傾斜されている。傾斜部30Bは、噴出口64の噴射口22を除く部分と対向している。
衝突板30は、傾斜部30Bの外周において円環平板状の外周部30Cを有しており、外周部30Cは、傾斜部30Bと一体にされている。外周部30Cの外径は、外管16のフランジ部66を除く部分の外径より大きくされており、外周部30Cは内管14と外管16との先端間の供給口24及び外管16のフランジ部66と対向している。
ここで、本実施の形態でも、衝突板30の傾斜部30Bから噴出される放射状気体噴流の流速は充分大きく衝突板30の磨耗を抑制できる効果を持ち、上記第1の実施の形態と同様の効果を奏することができる。
さらに、内管14の噴射口22から噴射された気体が衝突板30の中央部30Aに衝突して噴射口22の周囲へ放射状に噴射される放射状気体噴流が、内管14の周壁(傾斜面)と衝突板30の傾斜部30Bとの間に案内されつつ、噴射口22の周囲へ放射状に噴射される。しかも、放射状気体噴流に供給口24から固気二相流が供給された固気二相噴流が、外管16のフランジ部66と衝突板30の外周部30Cとの間に案内されつつ、ノズル部12の周囲へ放射状に噴射される。このため、固気二相噴流をノズル部12の周囲へ安定して放射状に噴射させることができ、固気二相噴流内の固体粒子をノズル部12の周囲へ放射状に一層均一に噴射することができる。
なお、上記第1の実施の形態及び第2の実施の形態では、供給部32における生成容器34の周壁に所定数の供給筒48を設けた構成としたが、生成容器34の基端側壁又は先端側壁に所定数の供給筒48を設けた構成としてもよい。この場合、所定数の供給筒48は、好ましくは、生成容器34の周方向に沿って同一の間隔でかつ生成容器34の中心軸からの距離が同一にされて配置される。さらに、所定数の供給筒48の中心軸は、好ましくは、生成容器34の中心軸に対して0°以上90°以下の一定角度だけ、生成容器34の周方向同一側へ傾斜される。
[第3の実施の形態]
図6には、本発明の粒体噴射装置が適用されて構成された第3の実施の形態に係るブラスト装置70の主要部が断面図にて示されている。
本実施の形態に係るブラスト装置70は、上記第1の実施の形態に係るブラスト装置10と、以下の点で異なる。
ブラスト装置70では、上記第1の実施の形態の供給部32が設けられていない。
ブラスト装置70のノズル部12では、内管14の基端側に、可撓管としての内管チューブ72を介して、気体源が接続されており、内管チューブ72は可撓性を有している。
内管14と外管16との基端間は、円環平板状の閉板74によって閉じられている。図7に示す如く、閉板74には可撓管としての所定数の外管チューブ76が周方向へ等間隔に(好ましくは隙間なく)設けられており、所定数の外管チューブ76は、可撓性を有すると共に、ヘッダーに接続されている。
ここで、本実施の形態に係るブラスト装置70では、気体源から気体の噴流が内管チューブに供給されることで、内管チューブ72内及び内管14内の噴射経路18を経て、内管14の噴射口22から気体が噴射される。これにより、噴射口22から噴射された気体が衝突板30に衝突して放射状気体噴流が噴射口22の周囲へ放射状に噴射される。
さらに、ヘッダーから固気二相流が各外管チューブ76に供給されることで、固気二相流が、各外管チューブ76内及び内管14と外管16との間の供給経路20を経て、内管14と外管16との先端間の供給口24から放射状気体噴流へ供給される。これにより、固気二相噴流がノズル部12の周囲へ放射状に噴射されて、固気二相噴流内の固体粒子がノズル部12の周囲へ放射状に噴射される。
このため、本実施の形態でも、供給口24から旋回流にされた固気二相流が供給されることによる効果を除き、上記第1の実施の形態と同様の効果を奏することができる。
なお、本実施の形態において、内管14の先端部の外周及び外管16の先端部の内周の少なくとも一方に螺旋板状の旋回螺旋を設けた構成としてもよい。これにより、旋回螺旋によって旋回流にされた固気二相流を供給口24から供給することができる。
[第4の実施の形態]
図8には、本発明の粒体噴射装置が適用されて構成された第4の実施の形態に係るブラスト装置80の主要部が先端側から見た底面図にて示されている。
本実施の形態に係るブラスト装置80は、上記第3の実施の形態に係るブラスト装置70と、以下の点で異なる。
ブラスト装置80のノズル部12では、外管16に代えて、第2噴射管部としての円管状の外周管82が所定数設けられている。所定数の外周管82は、内管14と平行に配置された状態で、内管14の外周に内管14の周方向へ等間隔に(好ましくは隙間なく)配置されており、所定数の外周管82は、内管14と先端を同一平面上に揃えられている。各外周管82内は断面円状の供給経路84にされると共に、各外周管82の先端(各供給経路84の先端)は、第2噴射口としての円状の供給口86にされている。
各外周管82の供給口86は、衝突板30と全く対向しない配置にされている。さらに、各外周管82の基端側は、各外管チューブ76を介して、ヘッダーに接続されている。
ここで、本実施の形態に係るブラスト装置80では、ヘッダーから固気二相流が各外管チューブ76に供給されることで、固気二相流が、各外管チューブ76内及び各外周管82内の供給経路84を経て、各外周管82の供給口86から放射状気体噴流へ供給される。これにより、固気二相噴流がノズル部12の周囲へ放射状に噴射されて、固気二相噴流内の固体粒子がノズル部12の周囲へ放射状に噴射される。
このため、本実施の形態でも、上記第3の実施の形態と同様の効果を奏することができる。
なお、上記第3の実施の形態及び第4の実施の形態では、ノズル部12の先端側の構成を上記第1の実施の形態と同様にしたが、ノズル部12の先端側の構成を上記第2の実施の形態と同様にした構成としてもよい。
さらに、上記第1の実施の形態乃至第4の実施の形態において、多孔板26に代えて、図9に示す支持部材を構成する孔板90を使用した構成としてもよい。ここで、孔板90では、円環状の周部92が設けられており、周部92は内管14の先端近傍内に固定されている。周部92の中央には円板状の中心部94が設けられており、周部92と中心部94とは、所定数の棒状の連結部96によって連結されている。中心部94には支持柱28の基端が固定されると共に、孔板90は、周部92と中心部94と連結部96との間に略扇状の孔98が貫通形成されて、内管14内における流体としての気体の通過を許可する。
また、上記第1の実施の形態乃至第4の実施の形態では、固体粒子と気体とが混合された固気二相流を供給口24、86から供給する構成としたが、液体の粒体と気体とが混合された液気二相流を供給口24、86から供給する構成としてもよい。これにより、パイプ50の内面のコーティング等の処理を行うことができる。さらに、固体又は液体の粒体のみを供給口24、86から供給する構成としてもよい。
本発明の第1の実施の形態に係るブラスト装置のノズル部を示す断面図である。 本発明の第1の実施の形態に係るブラスト装置の供給部を示す先端側から見た底面図である。 本発明の第1の実施の形態に係るブラスト装置の供給部を示す断面図(図2の3−3線断面図)である。 本発明の第1の実施の形態に係るブラスト装置のノズル部をパイプ内に挿入した状況を示す断面図である。 本発明の第2の実施の形態に係るブラスト装置のノズル部を示す断面図である。 本発明の第3の実施の形態に係るブラスト装置のノズル部等を示す断面図である。 本発明の第3の実施の形態に係るブラスト装置のノズル部を示す先端側から見た底面図である。 本発明の第4の実施の形態に係るブラスト装置のノズル部を示す先端側から見た底面図である。 本発明の第1の実施の形態乃至第4の実施の形態に係るブラスト装置において多孔板に代えて使用可能な孔板を示す底面図である。
符号の説明
10 ブラスト装置(粒体噴射装置)
14 内管(第1噴射管部
16 外管(第2噴射管部
22 噴射口(第1噴射口)
24 供給口(第2噴射口)
26 多孔板(支持部材)
28 支持柱(支持部材)
30 衝突板(衝突体)
38 外チューブ(可撓管)
46 内チューブ(可撓管)
60 ブラスト装置(粒体噴射装置)
70 ブラスト装置(粒体噴射装置)
72 内管チューブ(可撓管)
76 外管チューブ(可撓管)
80 ブラスト装置(粒体噴射装置)
82 外周管(第2噴射管部
86 供給口(第2噴射口)
90 孔板(支持部材)

Claims (6)

  1. 流体を噴射する第1噴射口を具備する第1噴射管部と、
    前記第1噴射口から噴射される流体が衝突して前記第1噴射口の周囲へ噴射されるよう前記第1噴射管部の中心軸線上に設けられた衝突体と、
    前記第1噴射管部の外周部に粒体を噴射する第2噴射口を具備する第2噴射管部と、
    を備え、
    前記第1噴射口の先端部と前記第2噴射口の先端部とを同一平面上に設け、前記第1噴射口から噴射されて前記衝突体によって前記第1噴射口の周囲へ噴射される流体へ前記第2噴射口から噴射される粒体を噴射するよう構成すると共に、前記第2噴射口からの粒体噴射方向において前記第2噴射口に対向する範囲外に前記衝突体を配置した、
    ことを特徴とする粒体噴射装置。
  2. 前記衝突体は前記第1噴射口から噴射される流体を前記第1噴射口の周囲へ均等に噴射させる、ことを特徴とする請求項1記載の粒体噴射装置。
  3. 前記第2噴射管部は前記第2噴射口から粒体を前記第1噴射口の周囲へ均等に噴射する、ことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の粒体噴射装置。
  4. 前記第2噴射管部は前記第2噴射口から粒体を前記第1噴射口の周囲全体において旋回させつつ噴射する、ことを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか1項記載の粒体噴射装置。
  5. 前記第1噴射管部内に固定され、流体の通過を許可すると共に、前記衝突体を支持する支持部材を備えた、ことを特徴とする請求項1乃至請求項4の何れか1項記載の粒体噴射装置。
  6. 前記第1噴射管部及び第2噴射管部に接続され、可撓性を有する可撓管を備えた、ことを特徴とする請求項1乃至請求項5の何れか1項記載の粒体噴射装置。
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