JP4718947B2 - 定着部材の定着構造 - Google Patents

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本発明は、定着部材の定着構造に関し、さらに詳しくは、コンクリート躯体に定着される鉄筋やアンカーボルト等の定着部材の定着構造に関する。
下部構造物と上部構造物を一体化させる場合、例えば鉄筋コンクリート構造物では、上部構造物の主鉄筋の下端部を下部構造物のコンクリート打設範囲内に予め配筋したうえで、下部構造物のコンクリートを打設し、上部構造物の主鉄筋を下部構造物に定着させることが行われている。
また、上部構造物を固定するための鉄筋やアンカーを下部構造物に予め配置しておくことが、作業の都合上問題となる場合には、下部構造物の所定位置にシース管を予め埋設しておき、必要な作業が終わった段階で、シース管に上部構造物の鉄筋やアンカーを差し込み、シース管と鉄筋との間にグラウト材を充填して一体化する工法が採られている。
例えば特許文献1には、図5に示すように、シース体102をコンクリート104中に埋設しておき、そのシース体102内にアンカーボルト101を挿入し、シース体102内にモルタル105等をグラウトして、アンカーボルト101を固定するアンカーボルト定着装置において、前記アンカーボルト101は、軸部101Aをアンボンド形式とし、先端に軸径より大きい定着体101Bを設けたアンカーボルトの定着装置が開示されている。
特開平11−117321号公報(段落0020〜0022、図4)
しかしながら、アンカーボルト101の先端に軸径より大きい定着体101Bを設けた場合、シース体102とモルタル105との付着面Fが付着破壊を起こし、アンカーボルト101が降伏する前に抜けてしまうおそれがある。そのため、アンカーボルト101の定着長を、シース体102とモルタル105との付着耐力から定まる長さ以下にすることができなかった。
また、アンカーボルト101の抜けを防止するためには、アンカーボルト101の挿入長(定着長)を大きくして、定着体101Bよりも上方にあるモルタル105とシース体102との付着面Fの面積を大きくする必要がある。そのため、コンクリート104の厚さを大きくしなければならず、施工材料と施工手間の増加を招いていた。
本発明はかかる問題を解決するために成されたものであり、定着部材の挿入長を小さくすることができる定着部材の定着構造を提供することを目的とする。
本発明に係る定着部材の定着構造は、コンクリート躯体と、前記コンクリート躯体に埋設されたシース管と、前記シース管に挿入された定着部材と、前記シース管と前記定着部材との間に充填された充填材と、を備える定着部材の定着構造であって、前記シース管は、一端側が前記コンクリート躯体の外面に開口する細径部と、前記細径部の他端側に連結され前記細径部よりも径の大きい拡径部と、を有し、前記定着部材は、当該定着部材の軸部よりも径の大きい支圧部を有し、前記支圧部は、前記シース管の拡径部内に配置されており、前記細径部の長さは、前記細径部の他端側から前記支圧部までの距離よりも長いことを特徴とする。
かかる構成によれば、定着部材に引き抜き力が作用すると、支圧部を介して、拡径部に充填された充填材に支圧力が作用する。そして、かかる支圧力は、充填材を介してシース管の拡径部に伝達される。シース管は、一端側よりも径の大きい拡径部を他端側に有することから、当該拡径部を介してコンクリート躯体に支圧力が作用することとなる。支圧力によるせん断面は、くさび型あるいは逆円錐台形になることから、シース管の内面と充填材との付着面(円筒形)よりも、面積が大きくなる。そのため、より大きな引き抜き力に抵抗することができる。換言すれば、同じ引き抜き力に対してより短い定着長で抵抗することができる。
また、前記軸部の軸方向に対して外向きに略45°の角度で前記支圧部から延ばした線が記拡径部の内面と交差する位置に、前記支圧部が配置されているのが好ましい。換言すれば、前記支圧部は、当該支圧部から延ばした支圧力によるせん断面が前記拡径部の内面と交差する位置に配置されているのが好ましい。
モルタルやセメントミルクなどの充填材が支圧破壊を起こす場合、そのせん断面は、引き抜き力が作用する方向に対して略45°程度の傾きを有することが多い。したがって、かかる構成によれば、支圧部から延ばした支圧力によるせん断面が前記拡径部の内面と交差する位置に、前記支圧部が配置されていることから、支圧力によるせん断面が前記拡径部の内面と確実に交差することとなり、定着部材に作用した引き抜き力をシース管の拡径部に確実に伝達することができる。ここで、「支圧力によるせん断面」とは、仮想のせん断面であり、拡径部に充填された充填材が支圧破壊を起こした場合に生じるであろうせん断面をいう。
また、前記拡径部は、前記細径部から離れるほどテーパ状に拡径する構成とするのが好ましい。
かかる構成によれば、テーパ状に拡径する拡径部によってコンクリート躯体に支圧力を作用させることができる。
本発明によれば、定着部材に引き抜き力が作用すると、シース管の拡径部を介してコンクリート躯体に支圧応力が作用することとなるため、シース管の内面と充填材との付着力によって引き抜き力を負担する場合に比較して、定着部材の定着長を短くすることができる。そのため、コンクリート躯体を薄くすることが可能となり、施工材料及び施工手間を低減することができる。
本発明を実施するための最良の形態について図面を参照して詳細に説明する。説明において、同一の要素には同一の番号を付し、重複する説明は省略する。本実施形態においては、定着部材の定着構造を住宅のべた基礎と立上り部との結合に適用した場合について説明する。
図1は、本実施形態に係る定着部材の定着構造を示した断面図である。図2は、本実施形態に係る定着部材の定着構造の作用を示した断面図である。図3は、本実施形態に係る定着部材の定着構造の施工手順を示した説明図である。
[定着部材の定着構造の構成]
本実施形態に係る定着部材の定着構造1は、図1に示すように、コンクリート躯体2と、当該コンクリート躯体2に埋設されたシース管3と、当該シース管3に挿入された定着部材4と、シース管3と定着部材4との隙間に充填された充填材5とから構成されている。また、本実施形態においては、コンクリート躯体2の上に、住宅の基礎の立上り部を構成するプレキャスト部材10が設置されている。
(コンクリート躯体2)
コンクリート躯体2は、図1に示すように、地盤Gの上に平板状に形成されたコンクリート部材であり、本実施形態では住宅のべた基礎部分を構成している。コンクリート躯体2は、例えば地盤G上にコンクリートを現場打ちすることにより構築される。
(シース管3)
シース管3は、後記する定着部材4を挿入する鞘管としての役割を担う中空部材であり、図1に示すように、コンクリート躯体2に埋設されている。シース管3は、円筒形状の細径部3aと、これよりも内径及び外径の大きい円筒形状の拡径部3bと、から構成されている。細径部3aの一端側(図1の上側)は、コンクリート躯体2の上面に開口している。また、細径部3aの他端側は、段差部3c(図2参照)を介して拡径部3bの一端側に連続している。シース管3は、図1の奥行き方向に、所定の間隔で複数設置されている。なお、シース管3の材質は、特に限定されるものではなく、鋼管を加工して形成してもよいし、樹脂材料を用いて射出成形等により形成してもよい。
(定着部材4)
定着部材4は、コンクリート躯体2と、その上に設置されるプレキャスト部材10、あるいはさらにその上に設置されるプレキャスト部材(図示省略)と、を連結する部材である。定着部材4の他端側(図1の下側)は、シース管3の開口部からシース管3の内部に挿入されている。定着部材4は、棒状の軸部4aと、この棒状の軸部4aの他端側に設けられた支圧部4bとから構成されている。
軸部4aは、コンクリート躯体2とプレキャスト部材10とを連結する棒状の部材であり、本実施形態では、プレキャスト部材10の主筋となる異形鉄筋で構成されている。
支圧部4bは、定着部材4に引き抜き力が作用したときに充填材5を支圧する部分であり、本実施形態では、軸部4aよりも外径の大きいナットを軸部4aの他端部に溶接固定することで構成されている。支圧部4bは、シース管3の開口部から挿入可能なように、細径部3aの内径よりも小径に形成されている。
また、定着部材4は、図2に示すように、シース管3の拡径部3bの範囲内に支圧部4bが位置する程度まで、シース管3に挿入されている。具体的には、定着部材4は、支圧部4bから軸部4aの軸方向に対して角度θだけ傾いて外側に延びる支圧力によるせん断面5sが拡径部3bの内面と交差するように、シース管3に挿入されている。これにより、定着部材4に作用した引き抜き力が支圧部4bを介してシース管3の拡径部3bに伝達されることとなる。
支圧による引抜抵抗と施工性を考慮すると、支圧部4bの径R(mm)は、軸部4aの径D(mm)の2倍程度(2D)を標準とするのが好ましい。また、力学上の抵抗機構に基づくと、例えば、軸部4aの定着長La(mm)と、軸部4aの降伏強度fy(N/mm2)と、を考慮して、支圧部4bの径Rを大きくしたり、小さくすることも考えられる。下記に、支圧部4bの径R(mm)の計算式を示す。
Figure 0004718947
上記計算式は、軸部4aの径Dの15倍の定着長さを基準として、定着長Laをそれ以下にする場合には支圧部4bの径Rを割増する式になっている。定着長Laは、通常15D〜20Dの範囲に設定するが、例えば軸部4aの降伏強度fyが490N/mm2を超える場合や、太径の材を用いる場合には、25D程度となることも考えられる。
また、上記計算式は、定着部材4の軸部4aの強度としてSD345クラスを基準として、それ以上の降伏強度の部材を用いる場合には支圧部4bの径Rを割増する式になっている。軸部4aに用いる材料としては、市販の鉄筋として降伏強度fyが295〜685(N/mm2)の範囲のものを想定している。
なお、上記計算式には、コンクリートの強度fcは反映されていないが、定着性能を上げるためには、コンクリート躯体2の強度fc及び充填材5の強度は30N/mm2以上とするのが望ましい。
(充填材5)
充填材5は、定着部材4に作用する引き抜き力をシース管3さらにはコンクリート躯体2に伝達する役割を担うものであり、図1に示すように、シース管3と定着部材4との隙間に充填されている。充填材5は、例えば、所定の強度を発揮するように配合されたモルタルまたはセメントミルク等で構成されている。
(プレキャスト部材10)
プレキャスト部材10は、住宅の基礎の立上り部を構成する部材として工場などでプレキャスト形成された断面長方形状を呈する部材であり、図1に示すように、コンクリート躯体2の上面に設置されている。プレキャスト部材10は、コンクリート躯体2の上面に設置したときにシース管3と重なる位置にシース管11を備えており、コンクリート躯体2の上面から突出した定着部材4の軸部4aを挿通可能に構成されている。なお、定着部材4の軸部4aとシース管11との隙間には充填材12が充填されており、プレキャスト部材10と定着部材4とが一体化されている。
[定着部材の定着構造の作用]
つづいて、本実施形態に係る定着部材の定着構造1の定着部材4に上向きの引き抜き力Pが働いた場合の作用について、図2を参照して説明する。
図2に示すように、定着部材4に上向きの引き抜き力Pが作用すると、定着部材4の支圧部4bの上面4cによって充填材5が押圧される。すなわち、充填材5に支圧力が作用する。
そして、かかる支圧力は、軸部4aの軸方向(すなわち引き抜き力Pの作用方向)に対して外向きに角度θだけ傾いたせん断面5sに沿って応力伝達される。なお、角度θは45°程度となる。
このとき、支圧部4bは、図2に示すように、せん断面5sの拡径部3b側の端部が拡径部3bの内面と交差するように配置されていることから、定着部材4に作用した引き抜き力Pは、せん断面5sよりも上方にある充填材5を介してシース管3の拡径部3bに伝達されることとなる。
シース管3の拡径部3bに定着部材4および充填材5を介して引き抜き力Pが作用すると、シース管3の段差部3cによってコンクリート躯体2が押圧される。すなわち、コンクリート躯体2に支圧力が作用する。そして、かかる支圧力は、軸部4aの軸方向に対して外側に角度θだけ傾いたせん断面2sに沿ってコンクリート躯体2に応力伝達される。なお、角度θは45°程度となる。また、拡径部3bの外周面とコンクリート躯体2との間にも付着力が作用する。
したがって、定着部材4に作用した引き抜き力Pは、コンクリート躯体2のせん断面2sに作用するせん断力と、拡径部3bの外周面に作用する付着力と、によって受け持たれることとなる。そのため、従来にくらべて大きな引き抜き力Pを負担することができる。換言すれば、従来よりも短い定着長で同じ大きさの引き抜き力Pを負担することができる。
[定着部材の定着構造の施工方法]
つづいて、本実施形態に係る定着部材の定着構造1の施工方法について、図3を参照して詳細に説明する。
はじめに、図3(a)に示すように、構築すべきコンクリート躯体2の底面の形状に合わせて地盤Gを掘削し、側端部となる位置に型枠Kを設置するとともに、鉄筋Tを配筋する。そして、定着部材4を挿入すべき位置にシース管3を設置・固定し、コンクリートポンプCPなどを用いてコンクリートCを打設してコンクリート躯体2を構築する。これにより、コンクリート躯体2にシース管3が埋設される。
つぎに、型枠Kを脱枠して地盤Gを埋め戻した後、図3(b)に示すように、埋設されたシース管3の開口部から定着部材4を挿入する。このとき、支圧部4bが拡径部3bの範囲内に位置するように挿入長さを調節する。本実施形態では、支圧部4bから軸方向に対して45°程度の傾きで外向きに延ばした仮想の線が拡径部3bの内面と交差するように調節する。
そして、図3(c)に示すように、定着部材4を所定の位置に支持した状態で、シース管3と定着部材4との隙間にグラウトパイプGPなどを用いて充填材5を充填する。この充填材5が固化することにより、定着部材4がコンクリート躯体2に定着される。このとき、定着部材4の軸部4aは、コンクリート躯体2の上面から突出した状態となっている。
つぎに、本実施形態においては、図3(d)に示すように、コンクリート躯体2の上面に、住宅の基礎の立上り部となるプレキャスト部材10を設置する。このとき、プレキャスト部材10に予め埋設されているシース管11に、コンクリート躯体2の上面から突出している定着部材4の軸部4aを挿通させる。
そして、図3(e)に示すように、シース管11と定着部材4の軸部4aとの隙間に充填材12を充填する。これにより、定着部材4とプレキャスト部材10とが一体化され、ひいては、コンクリート躯体2とプレキャスト部材10とが定着部材4を介して一体化される。
以上、本発明を実施するための最良の形態について図面を参照して詳細に説明したが、本発明はかかる実施形態に限定されるものではなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲で適宜変更が可能である。
例えば、本実施形態では、シース管3の拡径部3bを円筒状に構成したが、これに限られるものではなく、一端側(開口部側)の細径部3aよりも内径および外径が大きければよい。
図4は、シース管の変形例を示した断面図である。
シース管30は、図4に示すように、一端側に開口部を備える円筒状の細径部30aと、細径部30aの他端側に連続し、細径部30aから離れるほどテーパ状に拡径する拡径部30bとから構成されている。かかる形状のシース管30を用いた場合でも、拡径部30bによってコンクリート躯体2(図1参照)に支圧力を作用させることができる。
また、本実施形態では、異形鉄筋にナットを溶接固定して定着部材4を構成したが、これに限られるものではない。例えば、異形鉄筋に替えてねじ節鉄筋を使用しても良い。かかる場合には、ねじ節鉄筋にナットを螺合することができ、施工が容易になる。また、軸部4aと支圧部4bの固定方法は限定されるものではなく、溶接固定や螺子式固定のほか、摩擦圧接などでもよい。また、支圧部を構成する部材としては、ナットに限られるものではなく、軸部4aよりも径の大きい板状の部材を用いたり、異形鉄筋を熱して端部にこぶを形成してもよい。
また、本実施形態では、シース管3と定着部材4との隙間に充填材5を充填した後に、プレキャスト部材10を設置したが、充填材5を充填する前にプレキャスト部材10を設置し、シース管3とシース管11にまとめて充填材5を注入するようにしてもよい。
また、本実施形態では、定着部材4を介して、べた基礎たるコンクリート躯体2と立上り部たるプレキャスト部材10とを連結することとしたが、これに限られるものではない。例えば、プレキャスト部材10の上部に建物の壁を構成するプレキャスト製の壁体(図示せず)を設置する場合には、当該壁体にシース管を埋設しておき、べた基礎たるコンクリート躯体2と当該壁体とを定着部材4を介して連結するようにしてもよい。
なお、かかる場合に、定着部材4とプレキャスト部材10とを一体化する必要がないときは、シース管11に充填材12を充填しなくてもよい。このとき、立上り部たるプレキャスト部材10は、べた基礎たるコンクリート躯体2と壁体(図示せず)との間に、単に挟まれている状態となる。
本実施形態に係る定着部材の定着構造を示した断面図である。 本実施形態に係る定着部材の定着構造の作用を示した断面図である。 本実施形態に係る定着部材の定着構造の施工手順を示した説明図である。 シース管の変形例を示した断面図である。 従来のアンカーボルトの定着構造を示した断面図である。
符号の説明
1 定着部材の定着構造
2 コンクリート躯体
3 シース管
3a 細径部
3b 拡径部
3c 段差部
4 定着部材
4a 軸部
4b 支圧部
5 充填材

Claims (3)

  1. コンクリート躯体と、
    前記コンクリート躯体に埋設されたシース管と、
    前記シース管に挿入された定着部材と、
    前記シース管と前記定着部材との間に充填された充填材と、を備える定着部材の定着構造であって、
    前記シース管は、一端側が前記コンクリート躯体の外面に開口する細径部と、前記細径部の他端側に連結され前記細径部よりも径の大きい拡径部と、を有し、
    前記定着部材は、当該定着部材の軸部よりも径の大きい支圧部を有し、
    前記支圧部は、前記シース管の拡径部内に配置されており、
    前記細径部の長さは、前記細径部の他端側から前記支圧部までの距離よりも長いことを特徴とする定着部材の定着構造。
  2. 前記軸部の軸方向に対して外向きに略45°の角度で前記支圧部から延ばした線が記拡径部の内面と交差する位置に、前記支圧部が配置されていることを特徴とする請求項1に記載の定着部材の定着構造。
  3. 前記拡径部は、前記細径部から離れるほどテーパ状に拡径することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の定着部材の定着構造。
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