JP4718286B2 - 通信端末、更新サーバ、放送局サーバ、通信端末制御方法、通信端末制御プログラム - Google Patents

通信端末、更新サーバ、放送局サーバ、通信端末制御方法、通信端末制御プログラム Download PDF

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本発明は通信端末、更新サーバ、放送局サーバ、通信端末制御方法、通信端末制御プログラムに関し、特に放送システムを構成する通信端末、更新サーバ、放送局サーバ、通信端末制御方法、通信端末制御プログラムに関する。
携帯電話機を用いたデータ放送サービスが特許文献1に記載されている。特許文献1には、無線電話網を介して、携帯端末装置から入力された操作内容を受け付け、放送網を介して、受信端末装置上に提供されるべきデータ放送番組の内容を所定の情報に基づいて変更するように構成された放送データを放送する一方、双方向サービスに関するコンピュータ通信網を介して、受信端末装置から送られる所定の要求に応答して、操作内容を受信端末装置に送り、受信端末装置上で、操作内容がデータ放送番組の内容に反映するデータ放送番組を提供するようにしたデータ放送番組提供方法が記載されている。
特開2004−40165号公報
しかし、上述したデータ放送番組提供方法では、受信端末装置から個人情報等が漏洩する可能性がある。この点について、詳細に説明する。
一般に、インターネット技術には、HTML(Hyper Text Markup Language)と呼ばれる言語によって、1つのWebサーバ上に記載された内容を端末で閲覧することができることが知られている。さらに技術的な発展に伴い、Scriptと呼ばれる、端末のブラウザ画面で簡易な動作などを実現できるようにするなど、HTML言語だけではできない様々な機能を実行されるよう「プログラム」を盛り込むことが可能となっている。代表的なものにはJava(登録商標)Scriptなどがある。 この方法を上記のデータ放送に適用すると、放送波により伝送されたデータを受信した端末が放送波に組み込まれたプログラムに従って動作し、例えば、通信を起動したり、端末内のメモリに情報を書込んだり、読み出したりすることも可能である。具体的には、放送番組スポンサーの意図したサーバに対してのみ通信できるようにし、Web上の広告を閲覧させるようにすることが可能となる。また、放送番組コンテンツに組み込まれたプログラムにより、いつどんな番組を何時間見たかといった視聴履歴などを端末内に一旦記憶し、本人の同意無く送信することも技術的には可能である。端末を保有するユーザの意図に関わらず勝手に通信が起動するような状態は、個人情報保護の観点に立てば望ましくない。
しかしながら、一方で、放送された番組の付属情報をインターネット経由で紹介したり、補完する手段を制約したりすることになるため、適切な通信アクセス制限方法が必要になる。(通信先制限方法) ここで、適切な通信アクセス制限を実現するには、例えば以下の方法が考えられる。
放送事業者について、個別あるいは系列ごとに通信可能とするアクセス先のドメインを1つに限定する。放送事業者ID(系列全体で許容する場合は系列識別ID)と、端末内のアクセス許可される記憶領域と、アクセス先のドメイン名とを対応付ける対応表(以下、ドメインテーブルと称する)を、予め端末内に設けておく。このドメインテーブルは、端末の出荷前までに、端末内のメモリに記憶しておく。 放送を受信した端末では、放送コンテンツに重畳されて記載されているIDを読み、放送コンテンツに組み込まれたプログラムが通信を実行しようとした際には、端末内のドメインテーブルとマッチング(認証)し、合致した場合に限り通信を許容する。 具体的な動作について、図10及び図11を参照して説明する。
図10において、系列識別IDが「jjj」でドメイン名がjjj.comの場合、東京の放送局Aのサブドメインを「s1.jjj.com」、名古屋の放送局Bのサブドメインを「s3.jjj.com」、大阪の放送局Cのサブドメインを「s2.jjj.com」、と設定することができる。また、複数の系列にまたがった番組を取り扱う放送事業者すなわちクロスネット局については、例えば「s7.jjj.com」と設定することができる。このクロスネット局については、同時に、ドメイン名がfff.comの系列局としてサブドメイン(r9.fff.com)を設定することができる。
以上のような場合におけるドメインテーブルの構成例が図11に示されている。同図を参照すると、放送者である「テレビA」の系列識別IDは「jjj」、アクセス許可される不揮発性メモリ(NVRAM)の記憶領域は「jjj枠」、通信先として許容されるドメインは「jjj.com」、許容されるサブドメインは「s*.jjj.com」(*は自然数、以下同様)である。本例では、サブドメインは「s1.jjj.com」である。
また、放送者である「テレビB」の系列識別IDは「jjj」、アクセス許可される不揮発性メモリの記憶領域は「jjj枠」、通信先として許容されるドメインは「jjj.com」、許容されるサブドメインは「s*.jjj.com」である。本例では、サブドメインは「s3.jjj.com」である。
さらに、クロスネット局の系列識別IDは、「jjj/fff」、アクセス許可される不揮発性メモリの記憶領域は「jjj枠」(その番組時)及び「fff枠」(その番組時)である。記憶領域「jjj枠」について通信先として許容されるドメインは「jjj.com」、許容されるサブドメインは「s*.jjj.com」である。本例では、サブドメインは「s7.jjj.com」である。一方、記憶領域「fff枠」について通信先として許容されるドメインは「fff.com」、許容されるサブドメインは「r*.jjj.com」である。本例では、サブドメインは「r9.jjj.com」である。
以上の構成において、通信端末では以下の制御が行われる。(1)読み書き制御:放送制御チャンネルに含まれる系列識別ID(Affiliation ID)と放送コンテンツに書かれた読み書き先(不揮発性記憶領域)とのマッチング(認証)を行う。(2)通信制御:上記のドメインテーブルを参照し、不揮発性記憶領域と放送コンテンツ指定先のドメイン(サブドメイン含む)との認証を行う。
ところで、ドメインによる通信先指定については、サブドメインを設定すれば複数台数のサーバにおいて異なる管理者が情報を共有することができるので、厳密にはセキュリティは完全でない。しかし、親ドメインの管理者(事実上、系列キー局)は、系列全体の総括責任母体でもあることから、放送コンテンツから通信可能なアクセス先がドメイン下(サブドメイン含む)に限定されることによって、放送で受信された放送事業者IDもしくは系列識別IDに沿い、ドメインの管理者が通信先を一元管理するものとみなすことができる。これによって、親ドメインの管理者(系列キー局)は、自らの裁量と責任においてサブドメインを設定し、系列に属する他の放送事業者にサーバを割り振る自由度が確保できる。また、サーバの増設や移設にも柔軟に対応できる。これによって、端末から通信される情報は、現在表示している番組を放送している事業者が準備し、その管理責任を特定し、認証できるサーバのみとなるので、管理を一意に定めることを位置付けられる。
この方法の特徴は、端末では、メモリ領域に記載される情報は系列局すべてに情報が共有されることを前提にしているので、例えば、クイズ番組の回答ポイントを不揮発性メモリに蓄積しておく場合、普段は東京(テレビA)で受信しているユーザが、出張時に名古屋(テレビB)で受信してもそのポイントを連続させる、といった運用が可能となる。
一方、放送コンテンツで送信先にサブドメインを指定した場合は、意図するサブドメインを運用する放送局サーバのみを対象とすることもできるので、系列すべてに情報を共有したくない場合や特定サーバに集約したい場合などの運用時に対応可能である。ただし、端末内の記憶領域は系列全体で運用される場合、事業者ごとの個別のメモリ領域は設定する必要は無い。その理由として、例えば、大阪のユーザはテレビC(JJJ系列)から番組を受信しており、テレビCが記憶領域(JJJ枠)への記述をほぼ独占しており、名古屋のテレビB(JJJ系列)が同時に同じ記憶領域に書込もうとしてテレビCと競合することはあり得ない。また、全放送事業者の数が多いと、1局あたりに提供できる領域確保が実質的に少なくなってしまうことも懸念されるため、系列全体で運用される場合、事業者ごとの個別のメモリ領域は設定する必要は無い。ただし、クロスネット局の場合は、系列識別IDに複数の系列情報が書込まれているという前提に、例えば、JJJ系列の番組時には放送コンテンツが記憶領域に書込もうとする先はJJJ枠であり、ドメイン指定(もしくはサブドメイン指定)もjjj.comに一意に定まる。FFF系列の番組時には同様にFFF枠の記憶領域であり、ドメイン指定(もしくはサブドメイン指定)もfff.comに定まる。
なお、仮に悪意の放送局(あるいは成りすましの違法な放送局)があった場合、虚の系列識別IDを使用すれば端末内の記憶領域から情報を読み出す段階までは可能となる。しかしながら、系列キー局から割り当てられたサブドメイン・サーバを保有していない限り、通信経由で情報を入手することができない。厳密にはメモリ領域に悪意の情報を“書き込める”という課題は残るが、“情報漏洩”を防止することはできる。
上記の動作を行うことで、端末のブラウザ上においては端末からの情報の出力先は、必ず放送事業者のサーバとなるので、データ放送における個人情報へのアクセス責任主体としては、「その放送を行っている放送事業者であること」が明確になっていることが担保されると考えられる。
なお、放送を行った事業者が自らの責任下において取得した情報を系列の事業者と共有する場合は、当該事業者の管理責任となると考えられる。 ドメインテーブルによって通信先を制御する方法において、セキュリティ性を担保するためには、端末ユーザやその他の人が容易に情報を読み出したり、更新できないようにすることが重要である。
通信先のドメインテーブルは、原則として更新されない前提があれば、予め端末内に容易に読み出せないよう組み込んでおくことが望ましい。しかし、放送事業者が構築するドメイン管理用サーバの設備構築は、端末からアクセスされる通信の状態に応じて、規模が変化する可能性があり、将来の変更が迫られた場合に対処する必要がある。例えば、放送局事業者の統合が生じた場合である。
端末内のドメインテーブルを書き換える方法としては、例えば、ドメインテーブルの変更された箇所などの差分データを、放送を通じて送信して更新する方法が考えられる。しかし、この更新方法は、以下の理由で適切ではない。(1)秘匿性:ドメイン情報が放送は広く不特定多数により受信されてしまうため、放送波で直接ドメインデータの差分情報を送る方法では、秘匿性が無い。(2)動作不一致:一方的に放送波に情報を載せたデータによって端末内のドメインテーブルを更新しようとしても、放送事業者の意図とは無関係に、端末によっては電源が入っていない状態も考えられる。端末の状態は個々に差異があるため、ドメインテーブルを頻繁に更新すると、端末が携帯電話のような移動端末である場合、その受信環境によっては、適切に情報更新されない場合もおき得る。(3)ユーザ混乱:ユーザの認識が無いまま、放送を通じて自動的に更新しようとしても、ユーザが端末の更新の必要性を知らず別の操作を実行している場合には、不適切な動作となり、混乱する。(4)管理不備:ドメインテーブル更新者(管理者)と放送コンテンツ制作者が同じ放送事業者となってしまい、放送番組スポンサーの意図に沿った都合よいコンテンツをドメイン更新情報として記述することを可能としてしまうので、ユーザの意図に反する仕組みが簡単に構築できてしまう。
本発明は上述した従来技術の問題点を解決するためになされたものであり、その目的は通信端末内のドメインテーブルを適切に書き換えることのできる通信端末、更新サーバ、放送局サーバ、通信端末制御方法、通信端末制御プログラムを提供することである。
本発明による通信端末は、放送を受信できる通信端末であって、放送コンテンツを配信するための放送局サーバを特定するためのドメイン情報と該放送局サーバから取得した情報を自端末内に記憶するための情報記憶領域とを対応付けるドメインテーブルを保持し、自端末の情報記憶領域へのデータ書き込みを抑止する指令の操作がユーザにより行われた場合、以後は、前記放送局サーバから得られた情報を、自端末内の情報記憶領域へ書き込むことを抑止することを特徴とする。このように構成すれば、ドメイン情報更新の必要性を検出でき、ドメインテーブルを適切に更新することができる。また、情報記憶領域へのデータ書込みを抑止することにより、Script等によりデータ等が書き込まれたり読み出されたりすることはなく、ユーザの個人情報の漏洩を防止することができる。
なお、ユーザによる自端末に入力した更新指令の操作に応答して、前記放送局サーバとは別のサーバから通信網を介して情報を取得し、該ドメインテーブルを更新するようにしてもよい。
また、上記通信端末において、放送波に重畳して伝送され、放送局の保有するサーバのドメイン情報が更新された状況を示す管理番号情報を放送波から取得するようにしてもよい。このようにすれば、ドメイン情報更新の必要性を通信端末において検出でき、ドメインテーブルを適切に更新することができる。
さらに、前記ドメイン情報の管理番号情報を記憶する管理情報記憶手段と、前記管理情報記憶手段に記憶されている前記管理番号情報と放送波から新たに取得した管理番号情報とを比較する比較手段と、前記比較手段の比較の結果、管理番号情報同士が一致しない場合に、自端末への更新指令の入力をユーザに促す手段とを更に含んでいてもよい。このようにすれば、放送波で管理番号情報を通知し、更新の必要性をユーザに知らしめることができる。
また、自端末から前記放送局サーバへの情報送信を抑止する指令の操作がユーザにより行われた場合、以後は、自端末から前記放送局サーバへの情報送信を抑止するようにしてもよい。放送局サーバへのデータ送信を抑止することにより、ユーザの個人情報の漏洩を防止することができる。
本発明による更新サーバは、放送局サーバの更新内容に関する更新情報を取得する更新情報取得手段と、前記放送局サーバの放送コンテンツを受信する通信端末からのアクセスに応答して前記更新情報取得手段により取得した更新情報を該通信端末に送信する更新情報送信手段とを含み、前記更新情報送信手段は、前記通信端末から情報送信抑止指令が入力された場合に、前記更新情報の代わりに、前記通信端末から前記放送局サーバへのデータ送信を抑止するための情報を送信することを特徴とする。これにより、通信端末内のドメインテーブルを更新することができ、かつ、放送局サーバへのデータ送信を抑止し、ユーザの個人情報の漏洩を防止することができる。
本発明による他の更新サーバは、放送局サーバの更新内容に関する更新情報を取得する更新情報取得手段と、前記放送局サーバの放送コンテンツを受信する通信端末からのアクセスに応答して前記更新情報取得手段により取得した更新情報を該通信端末に送信する更新情報送信手段とを含み、前記更新情報送信手段は、前記通信端末から情報送信抑止指令が入力された場合に、前記更新情報の代わりに、前記情報記憶領域へのデータ書込みを抑止するための情報を送信することを特徴とする。情報記憶領域へのデータ書込みを抑止することで、Script等によりデータ等が書き込まれたり読み出されたりすることはなく、ユーザの個人情報の漏洩を防止することができる。
本発明による放送局サーバは、放送コンテンツと共に自サーバのドメイン情報に関する管理番号情報を配信し、配信された管理番号情報を受信する通信端末において、該通信端末から自サーバへの情報送信を抑止するための情報が入力された場合、以後は該通信端末の情報記憶領域へのデータ書込みを抑止するようにしたことを特徴とする。このようにすれば、放送波で管理番号情報を通知し、更新の必要性をユーザに知らしめることができる。
本発明による通信端末制御方法は、放送コンテンツを配信するための放送局サーバを特定するためのドメイン情報と該放送局サーバから取得した情報を記憶するための情報記憶領域とを対応付けるドメインテーブルを有する通信端末の制御方法であって、前記ドメイン情報の管理番号情報を記憶する管理情報記憶ステップと、前記管理情報記憶手段に記憶されている前記管理番号情報と放送波に含まれている管理番号とを比較する比較ステップと、前記比較ステップによる比較の結果、管理番号同士が一致しない場合に前記更新指令の入力をユーザに促すステップと、ユーザによる更新指令の入力に応答して前記放送局サーバとは別のサーバから更新内容を取得する更新内容取得ステップと、前記更新内容取得ステップにおいて取得した更新内容に応じて前記ドメインテーブルの内容を更新する更新ステップとを含み、自端末から前記放送局サーバへの情報送信を抑止するための情報が入力された場合、以後は前記情報記憶領域へのデータ書込みを抑止することを特徴とする。このような制御方法を採用すれば、ユーザの個人情報の漏洩を防止し、ドメインテーブルを適切に更新することができる。
本発明による通信端末制御プログラムは、放送コンテンツを配信するための放送局サーバを特定するためのドメイン情報と該放送局サーバから取得した情報を記憶するための情報記憶領域とを対応付けるドメインテーブルを有する通信端末に搭載されたコンピュータを、前記ドメイン情報の管理番号情報を記憶する管理情報記憶手段、前記管理情報記憶手段に記憶されている前記管理番号情報と放送波に含まれている管理番号とを比較する比較手段、前記比較手段による比較の結果、管理番号同士が一致しない場合に前記更新指令の入力をユーザに促す手段、ユーザによる更新指令の入力に応答して前記放送局サーバとは別のサーバから更新内容を取得する更新内容取得手段、前記更新内容取得手段において取得した更新内容に応じて前記ドメインテーブルの内容を更新する更新手段、として動作させ、自端末から前記放送局サーバへの情報送信を抑止するための情報が入力された場合、以後は前記情報記憶領域へのデータ書込みを抑止することを特徴とする。このようなプログラムを用いれば、ユーザの個人情報の漏洩を防止し、ドメインテーブルを適切に更新することができる。
以上説明したように本発明は、放送局サーバとは別のサーバから更新内容を取得し、取得した更新内容に応じてドメインテーブルの内容を更新することにより、ユーザの個人情報の漏洩を防止し、ドメインテーブルを適切に更新することができるという効果がある。
また、Script等によりデータ等が書き込まれたり読み出されたりすることを抑止することにより、ユーザの個人情報の漏洩を防止することができるという効果がある。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照して説明する。なお、以下の説明において参照する各図では、他の図と同等部分は同一符号によって示されている。
(放送システムの構成)
本発明の実施形態による通信端末、ドメインテーブル更新サーバ、及び放送局サーバを含む、放送システムの構成について図1を参照して説明する。同図において、本システムは、ネットワークNW1及びNW2に接続された放送局サーバ31及び32と、ネットワークNW1を介して各放送局サーバ31及び32から送信される放送コンテンツを放送波として配信する基地局BSと、この基地局BSから配信される放送波を受信する機能を有する通信端末1と、通信端末1からアクセスでき、各放送局サーバ31及び32から受信した更新内容に応じて通信端末1内に記憶されているドメインテーブルを更新するためのデータを送信するドメインテーブル更新サーバ2とを含んで構成されている。
本システムにおいては、各放送事業者がドメイン情報について更新の必要が迫られた場合において、その内容を更新するために、ドメインテーブル更新サーバ2を設けている。本例では、複数の通信端末1について共通にドメインテーブル更新サーバ2を設け、各放送事業者のドメイン情報を一括して管理しその内容を更新する。
各放送事業者に対応する放送局サーバ31、32は、ドメイン情報について更新する場合、その更新の内容をドメインテーブル更新サーバ2に送信する。そして、放送局サーバ31、32は、ドメインテーブルを更新する必要がある時点で、各放送局ごとに定めたドメイン管理番号(例えば、jjj-ver.2.0といったように放送局名とバージョン番号が識別可能な番号を用いる)を放送コンテンツに重畳して放送する。
放送を受信した通信端末は、放送コンテンツに重畳されて含まれているドメイン管理番号を読み、ドメインテーブルの新旧の差分があるかどうか照合する。この場合、(1)端末に登録されているドメインテーブルとバージョン番号、(2)放送局別の最終通信履歴日時、(3)その他の管理用バージョン番号、の複数の管理体系を持たせておき、ドメインテーブルの新旧の差分があるかどうか照合すれば良い。
次に、放送で送られる通信端末内での照合結果で更新されている内容があれば、更新項目がある旨を通信端末に表示させる。この表示を見たユーザが通信端末内のドメインテーブルの書き換えに合意した場合は、ユーザが自らの意思で、その了解を示すボタンで押下し、通信を起動する。これにより、通信端末1からドメインテーブル更新サーバ2へのアクセスが行われ、ドメインテーブル更新のためのデータがダウンロードされる。
通信端末内のドメインテーブルは、不揮発性メモリの、ユーザが読み出せない記憶領域に書込まれている。通信端末において、ダウンロードしたデータをドメインテーブルに書込むことにより、ドメインテーブルの内容が更新される。 また、後述するように、通信端末のユーザは、特定のドメインを指定し、通信が発生しないように外部のサーバへのデータ送信を制限するように通信端末を設定することも可能である。この場合、例えば、特定の放送番組は視聴するけれども、その放送番組の事業者が指定したドメイン(サーバ)には通信する意図が無い、あるいは通信しないように抑制したいという用途に応じて、端末内のドメインテーブルの更新有無に関わらず、通信を実施できないようにする。
(通信端末)
図1中の通信端末には、周知の携帯電話機、PDA(Personal Digital Assistant)、パーソナルコンピュータ等、を用いることができる。この通信端末の構成例について、図2を参照して説明する。
同図は図1中の通信端末1の構成例を示すブロック図である。同図において、通信端末1は、放送サーバ、ドメインテーブル更新サーバ等、外部装置との間で情報を授受するための通信部11と、更新が必要である旨を表示する他、所定の情報を表示するための表示部12と、各種の情報を記憶するための記憶部13と、ユーザによる情報入力のために用いられるキー入力部14と、各部を制御するCPU15とを含んで構成されている。上記各部は、システムバス16によって相互にデータ授受できるようになっている。
記憶部13は、放送局サーバから取得した情報を記憶するための情報記憶領域13a、この情報記憶領域13aと放送局サーバを特定するためのドメイン情報とを対応付けるドメインテーブル13bを記憶する領域を有している。
このように構成された通信端末は、後述する制御プログラムによってCPUが動作することによって、ドメインテーブルの更新処理、その他の所定の処理を行う。
(ドメインテーブル更新サーバ)
図1中のドメインテーブル更新サーバ2の構成例について、図3を参照して説明する。同図はドメインテーブル更新サーバ2の構成例を示すブロック図である。同図において、ドメインテーブル更新サーバ2は、放送サーバ、通信端末等、外部装置との間で情報を授受するための通信部21と、所定の情報を表示するための表示部22と、各種の情報を記憶するための記憶部23と、各種の情報を入力するために用いられるキー入力部24と、各部を制御するCPU25とを含んで構成されている。上記各部は、システムバス26によって相互にデータ授受できるようになっている。
記憶部23は、放送局サーバから取得した、更新内容に関する更新情報を記憶するための更新情報記憶領域23a、通信端末から前記放送局サーバへのデータ送信を抑止するための抑止情報や前記情報記憶領域へのデータ書込みを抑止するための抑止情報を記憶する抑止情報記憶領域23bを有している。
(更新手順)
次に、図4のシーケンス図を参照して、ドメインテーブルの更新手順について説明する。同図には、ドメインテーブルの更新の際における、通信端末、放送局サーバ、ドメインテーブル更新サーバの処理内容が示されている。
同図において、放送局サーバから無線基地局等を介して通信端末に送られる放送波すなわち放送コンテンツには、ドメイン管理番号が重畳されている。この場合、各放送局ごとに定めたドメイン管理番号が重畳される。例えば、「A003−ver.2.0」といったように、放送局名とバージョン番号が識別可能な番号とが放送コンテンツに重畳されて送信される(ステップS11)。なお、この更新情報の運用は、常時継続される。また、放送局サーバからドメインテーブル更新サーバへ、ドメインバージョン情報及びそのバージョンでのドメインテーブル差分データが送信され(ステップS12)、これを受信したドメインテーブル更新サーバは受信内容を記憶する(ステップS13)。
一方、放送コンテンツを受信した通信端末は、その放送コンテンツに重畳されているドメイン管理番号の内容を読み込む(ステップS14)。そして、通信端末内に記憶されているドメインテーブルとバージョン番号の他、放送局サーバ別の最終通信履歴日時やその他の管理用に付属の管理体系を複数設けておき、受信内容とドメインテーブルの記憶内容との差分があるかどうか照合する(ステップS15)。
この照合の結果、バージョン番号同士が不一致であれば、更新すべき内容があるため、更新項目がある旨を通信端末画面に表示させる(ステップS16)。この表示により、更新処理の実行をユーザに促す。
この表示が出た後、ユーザが端末内のドメインテーブルの書き換えに合意した場合は、自らの意思で、その了解をボタンで押下し、通信を起動して、「ドメイン更新サーバ」にアクセスする(ステップS16→S17→S18)。このとき、通信端末からドメインテーブル更新サーバへのHTTP POSTとして「Request;“機種名”、“バージョン番号”」が送られる。
その後、ドメインテーブル更新サーバから通信端末へのHTTP POSTとして「Response;“アクセス先URL”」が送られる(ステップS19)。これを受信した通信端末からは、ドメインテーブル更新サーバへのHTTP GETとして「Request」が送られる(ステップS20)。これを受信したドメインテーブル更新サーバからは、通信端末へのHTTP GETとして「Response;“修正用データ”」が送られる(ステップS21)。この修正用データは、更新内容のみの差分データでも良いし、更新内容を含むその放送局サーバに関する内容全体でも良い。
通信端末は修正用データを受信すると、その内容に基づいてドメインテーブルの内容を更新する(ステップS22)。更新内容のみの差分データを受信した場合は、ドメインテーブルのその部分のみを書換えることになる。更新内容を含むその放送局サーバに関する内容全体を受信した場合は、その内容全体を上書きすることになる。いずれにしてもドメインテーブルの内容は書換えられることになる。つまり、ダウンロードされたデータが、通信端末内の不揮発性メモリに記憶されユーザが読み出せないドメインテーブルに書込まれることで、ドメインテーブルが更新されることになる。
ドメインテーブルの内容が書換えられた場合、通信端末からドメインテーブル更新サーバへのHTTP POSTとして「Request;“機種名”、“新バージョン番号”」が送られる(ステップS23)。これを受信したドメインテーブル更新サーバからは、通信端末へのHTTP POSTとして「Response;“終了通知”」が送られ(ステップS24)、更新処理は終了となる。
なお、ステップS17において、ユーザが端末内のドメインテーブルの書き換えに合意しない場合、その旨のボタンで押下することになり、以後は通信を伴うデータ放送を利用できなくなる(ステップS25)。ただし、通信端末において放送番組自体の表示は継続される。
(ドメインテーブルの例)
ここで、ドメインテーブルの構成例が図5及び図6に示されている。図5において、ドメインテーブルは、放送者の系列名を示す「系列名称」、その系列を識別するための「系列識別ID」、アクセス可能な「記憶領域」、「ドメイン名」、「バージョン」の各情報によって構成されている。
例えば、系列名称「全国テレビ系列」については、系列識別IDが「A001」、アクセス可能な記憶領域が「zenkoku-tv枠」、ドメイン名が「zenkoku-tv.or.jp」、バージョンは「1.0」である。その他の系列名称についても、系列識別ID、記憶領域、ドメイン名、バージョン、が対応付けられて記憶されている。
このような状態において、「わんわんテレビ系列」のドメイン名が、「tv-dog.com」から「tv-wanwan.com」に変更になった場合、放送波に重畳されているバージョンが「1.0」から「2.0」に変更されるため、通信端末において更新が必要な旨が表示される。この表示を見たユーザが自らの意思で更新処理の操作を行うと、図4を参照して詳述したようにドメインテーブル更新サーバへのアクセスが行われ、上述した図6中の網掛け部分のように、ドメインテーブルの内容が変更される。
(応用例)
ところで、通信端末のユーザは、特定のドメイン名を指定し、通信端末から放送局サーバへのデータ送信が発生しないように制御するように、自らの端末を設定できるようにしても良い。この設定を実現するには、上述した、付属の管理体系の項目を使用し、この項目の設定内容に応じてデータ送信を制限する。
例えば、特定の放送番組は視聴するけれども、その放送番組の放送局に対応する放送局サーバ(すなわちそのドメインサーバ)にはデータを送信する意図が無い、あるいはデータを送信しないように抑制したいという用途に応じて、端末内のドメインテーブルの更新有無に関わらず、通信を実施できないように設定する。より具体的には、図7に示されている手法が考えられる。同図に示されているように、ドメインテーブルに、放送局サーバへの送信可否を設定する項目を設けておく。そして、通信端末から放送局サーバへデータを送信する場合には事前にこの項目を参照し、送信「否」に設定されている場合にはデータの送信を抑止する。同図に示されている例では、全国テレビ系列の放送局サーバへのデータ送信のみが抑止され、その他の放送局サーバへのデータ送信は行われる。このように、サーバへの情報送信を抑止するための情報が入力された場合に、各放送局サーバについて個別に、データ送信の可否を設定することで個人情報等の漏洩を防止できる。
また、図8に示されている手法も考えられる。同図に示されているように、ドメインテーブルに、放送局サーバに対応する記憶領域への書込み可否を設定する項目を設けておく。そして、放送局サーバに対応する記憶領域への書込みを行う場合には事前にこの項目を参照し、書込み「否」に設定されている場合にはその記憶領域への書込みを抑止する。記憶領域への書込みが抑止されれば、先述したScript等によりデータ等が書き込まれたり読み出されたりすることはないので、結果として個人情報等の漏洩を防止できる。同図に示されている例では、全国テレビ系列の放送局サーバに対応する記憶領域への書込みのみが抑止され、その他の放送局サーバに対応する記憶領域への書込みは抑止されない。このように、サーバへの情報送信を抑止するための情報が入力された場合に、各放送局サーバに対応する記憶領域について個別に、書込みの可否を設定することができる。
なお、図7及び図8の例ではドメインテーブルに、データ送信可否やデータ書込み可否を設定するための項目を設けているが、ドメインテーブルとは別のテーブルを設けてドメイン名とそれらとの対応を管理しても良い。つまり、通信端末内に、ドメイン名とデータ送信可否やデータ書込み可否との対応関係を記憶しておき、放送局サーバへのデータ送信や記憶領域への書込みの際には事前にその記憶されている対応関係の内容を参照すれば良い。
(通信端末制御方法)
上述した放送システムにおいては、通信端末について図9に示されているような制御方法が採用されている。同図は、通信端末の制御方法を示すフローチャートである。
同図に示されている制御方法は、放送コンテンツを配信するための放送局サーバを特定するためのドメイン情報であるバージョン情報とその放送局サーバから取得した情報を記憶するための情報記憶領域とを対応付けるドメインテーブルを有する通信端末の制御方法である。最初に、放送局サーバのドメイン情報のバージョン情報を記憶する(ステップS101)。次に、記憶されているドメイン情報と放送波に含まれているドメイン情報とを比較する(ステップS102)。この比較の結果、ドメイン情報同士が一致する場合は、ドメインテーブル更新の必要が無いのでステップS102に戻る(ステップS103→S102)。
一方、ドメイン情報同士が一致しない場合、ドメインテーブルの更新をユーザに促す(ステップS103→S104)。その後、ユーザによる更新指令の入力があると、放送局サーバとは別のサーバである、ドメインテーブル更新サーバから更新内容を取得する(ステップS105→S106)。そして、取得した更新内容に応じて、ドメインテーブルの内容を更新する(ステップS107)。ステップS105において、ユーザによる更新指令の入力が無い場合、ドメインテーブル更新は行われず、ステップS102に戻る(ステップS103→S102)。
以上のような制御方法を採用すれば、ユーザの個人情報の漏洩を防止し、ドメインテーブルを適切に更新することができる。
(通信端末制御プログラム)
上述した放送システムにおいて用いられる通信端末においては、以下のような通信端末制御プログラムが採用されている。すなわち、放送コンテンツを配信するための放送局サーバを特定するためのドメイン情報と該放送局サーバから取得した情報を記憶するための情報記憶領域とを対応付けるドメインテーブルを有する通信端末に搭載されたコンピュータを、上記ドメイン情報の管理番号情報を記憶する管理情報記憶手段、上記管理情報記憶手段に記憶されている上記管理番号情報と放送波に含まれている管理番号とを比較する比較手段、上記比較手段による比較の結果、管理番号同士が一致しない場合に上記更新指令の入力をユーザに促す手段、ユーザによる更新指令の入力に応答して上記放送局サーバとは別のサーバから更新内容を取得する更新内容取得手段、上記更新内容取得手段において取得した更新内容に応じて上記ドメインテーブルの内容を更新する更新手段、として動作させる通信端末制御プログラムが採用されている。
このようなプログラムを用いれば、ユーザの個人情報の漏洩を防止し、ドメインテーブルを適切に更新することができる。
(まとめ)
以上のように、本システムでは、ドメインテーブルの内容更新の必要性について放送波を利用して通知し、実際の更新処理は放送波ではなく専用のサーバからのダウンロードによって行っている。このような構成を採用することによって、以下のメリットが得られる。
(1)放送事業者は、端末内のドメインテーブル更新を自ら直接行う必要がなく、負担が軽減される。特にディジタル放送に関する推進団体などに加盟する各放送事業者全体を一元管理するサーバを設けることにし、サーバを通じて更新手段を集約すれば、経済的である。
(2)放送事業者は、ドメイン更新が必要であると判断できるのは放送事業者自身であるので、通信のみによる端末への通知及び差分更新等を行う場合に比較し、ドメイン更新に迫られた段階ですみやかに放送波により更新の必要性を通知することができる。
(3)放送波と共に送られるのは管理用の単なるドメイン管理番号であり、ドメイン自体の差分データ自体ではない。このため、放送波を介して更新する場合に生じる、秘匿性不備、動作不一致、ユーザ混乱、管理不備などの問題は、本システムでは生じない。
(4)ドメインテーブルについての更新処理では、周知のエア・ダウンロードの手法に準じたプロトコルを利用することで、一般的な技術を流用できる箇所があるので、開発負荷を軽減することが期待される。すなわち、通信事業上の端末の不具合を解消するため、無線通信により端末内のソフトウェアを更新する対処法として、いわゆるエア・ダウンロードが知られている。このエア・ダウンロードは、ユーザへの端末機能の更新必要性の案内を郵便物や広告などで周知し、ユーザが自ら更新作業を行うもので、既に運用されている。
このエア・ダウンロードは、他人の提供する付帯サービス(例えばデータ放送)のサービス性向上などの事情に対する更新手段ではないため、通信のみによる端末への通知及び差分更新などに比較し、ドメイン更新に迫られた段階ですみやかに放送により更新情報を伝えることができる。
(5)エア・ダウンロード用のサーバとは、別のサーバでドメインテーブル更新サーバを実現することにより、放送局サーバとの責任分解点を明確にでき、各々の用途(付帯サービスのサービス性向上などの事情)に応じて適用することができる。
本発明は、通信端末のユーザについての個人情報を保護するために、通信アクセスを適切に実現する場合に利用することができる。
本発明の実施の形態に係る通信端末、ドメインテーブル更新サーバ、及び放送局サーバを含む放送システムの構成例を示すブロック図である。 図1中の通信端末の構成例を示すブロック図である。 図1中のドメインテーブル更新サーバの構成例を示すブロック図である。 ドメインテーブルの更新手順を示すシーケンス図である。 ドメインテーブルの変更前の構成例を示す図である。 ドメインテーブルの変更後の構成例を示す図である。 ドメインテーブルの他の構成例を示す図である。 ドメインテーブルの更に他の構成例を示す図である。 通信端末の制御方法を示すフローチャートである。 ドメインテーブルを用いた放送システムの構成を示す図である。 図10の放送システムにおけるドメインテーブルの構成例を示す図である。
符号の説明
1 通信端末
2 ドメインテーブル更新サーバ
11、21 通信部
12、22 表示部
13、23 記憶部
13a 情報記憶領域
13b ドメインテーブル
14、24 キー入力部
15、25 CPU
16、26 システムバス
23a 更新情報記憶領域
23b 抑止情報記憶領域
31 放送局サーバ

Claims (10)

  1. 放送を受信できる通信端末であって、放送コンテンツを配信するための放送局サーバを特定するためのドメイン情報と該放送局サーバから取得した情報を自端末内に記憶するための情報記憶領域とを対応付けるドメインテーブルを保持し、
    自端末の情報記憶領域へのデータ書き込みを抑止する指令の操作がユーザにより行われた場合、以後は、前記放送局サーバから得られた情報を、自端末内の情報記憶領域へ書き込むことを抑止することを特徴とする通信端末。
  2. ユーザによる自端末に入力した更新指令の操作に応答して、前記放送局サーバとは別のサーバから通信網を介して情報を取得し、該ドメインテーブルを更新することを特徴とする請求項1に記載の通信端末。
  3. 放送波に重畳して伝送され、放送局の保有するサーバのドメイン情報が更新された状況を示す管理番号情報を放送波から取得することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の通信端末。
  4. 前記ドメイン情報の管理番号情報を記憶する管理番号情報記憶手段と、前記管理番号情報記憶手段に記憶されている前記管理番号情報と放送波から新たに取得した管理番号情報とを比較する比較手段と、前記比較手段の比較の結果、管理番号情報同士が一致しない場合に、自端末への更新指令の入力をユーザに促す手段とを更に含むことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の通信端末。
  5. 自端末から前記放送局サーバへの情報送信を抑止する指令の操作がユーザにより行われた場合、以後は、自端末から前記放送局サーバへの情報送信を抑止することを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の通信端末。
  6. 放送局サーバの更新内容に関する更新情報を取得する更新情報取得手段と、前記放送局サーバの放送コンテンツを受信する通信端末からのアクセスに応答して前記更新情報取得手段により取得した更新情報を該通信端末に送信する更新情報送信手段とを含み、前記更新情報送信手段は、前記通信端末から情報送信抑止指令が入力された場合に、前記更新情報の代わりに、前記通信端末から前記放送局サーバへのデータ送信を抑止するための情報を送信することを特徴とする更新サーバ。
  7. 放送局サーバの更新内容に関する更新情報を取得する更新情報取得手段と、前記放送局サーバの放送コンテンツを受信する通信端末からのアクセスに応答して前記更新情報取得手段により取得した更新情報を該通信端末に送信する更新情報送信手段とを含み、前記更新情報送信手段は、前記通信端末から情報送信抑止指令が入力された場合に、前記更新情報の代わりに、前記情報記憶領域へのデータ書込みを抑止するための情報を送信することを特徴とする更新サーバ。
  8. 放送コンテンツと共に自サーバのドメイン情報に関する管理番号情報を配信し、配信された管理番号情報を受信する通信端末において、該通信端末から自サーバへの情報送信を抑止するための情報が入力された場合、以後は該通信端末の情報記憶領域へのデータ書込みを抑止するようにしたことを特徴とする放送局サーバ。
  9. 放送コンテンツを配信するための放送局サーバを特定するためのドメイン情報と該放送局サーバから取得した情報を記憶するための情報記憶領域とを対応付けるドメインテーブルを有する通信端末の制御方法であって、前記ドメイン情報の管理番号情報を記憶する管理情報記憶ステップと、前記管理情報記憶手段に記憶されている前記管理番号情報と放送波に含まれている管理番号とを比較する比較ステップと、前記比較ステップによる比較の結果、管理番号同士が一致しない場合に前記更新指令の入力をユーザに促すステップと、ユーザによる更新指令の入力に応答して前記放送局サーバとは別のサーバから更新内容を取得する更新内容取得ステップと、前記更新内容取得ステップにおいて取得した更新内容に応じて前記ドメインテーブルの内容を更新する更新ステップとを含み、自端末から前記放送局サーバへの情報送信を抑止するための情報が入力された場合、以後は前記情報記憶領域へのデータ書込みを抑止することを特徴とする通信端末制御方法。
  10. 放送コンテンツを配信するための放送局サーバを特定するためのドメイン情報と該放送局サーバから取得した情報を記憶するための情報記憶領域とを対応付けるドメインテーブルを有する通信端末に搭載されたコンピュータを、前記ドメイン情報の管理番号情報を記憶する管理情報記憶手段、前記管理情報記憶手段に記憶されている前記管理番号情報と放送波に含まれている管理番号とを比較する比較手段、前記比較手段による比較の結果、管理番号同士が一致しない場合に前記更新指令の入力をユーザに促す手段、ユーザによる更新指令の入力に応答して前記放送局サーバとは別のサーバから更新内容を取得する更新内容取得手段、前記更新内容取得手段において取得した更新内容に応じて前記ドメインテーブルの内容を更新する更新手段、として動作させ、自端末から前記放送局サーバへの情報送信を抑止するための情報が入力された場合、以後は前記情報記憶領域へのデータ書込みを抑止することを特徴とする通信端末制御プログラム。
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