JP4717394B2 - 光検出装置の自動調整方法および光検出装置 - Google Patents
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Description
また、搬送途中で記録媒体の姿勢がずれてしまったり、挿入時にガイド面から少し斜めに送込まれると、斜めの状態のままで装置内を搬送され(これを「媒体斜行」とよぶ)、各種トラブルを発生するおそれがある。そこで、例えば、記録媒体を搬送する際に、搬送路の側方に設けたガイドに記録媒体を強制的に押し当て、斜行する媒体の姿勢を矯正するようにした幅寄せ機構が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
前記光センサが検知すべき被対象物が存在しない条件下で、基準電圧値を段階的に順次切替えながら前記光センサ側の出力電圧値との電圧差を検知するスキャンを行い、
前記電圧差が反転する時の前記基準電圧値をその光センサの特性値とするようになっている。
請求項1に記載の光センサの特性検知方法で検知した前記光センサの特性値が所定の基準値よりも高いと判断した場合に、前記受光部の感度を切替えるようになっている。
請求項1に記載の光センサの特性検知方法で検知した前記光センサの特性値を基準として、前記閾値を自動的に最適な閾値へ設定することができる。
前記閾値となる基準電圧を段階的に順次切替えて出力する閾値切替手段と、
前記受光部の感度を切替える感度切替手段と、
前記閾値切替手段と前記感度切替手段を制御して光センサの特性値検知、閾値調整、感度調整を実行する制御部とを有する構成となっている。
図1は、本発明の光センサの自動調整装置を示すものであり、本実施形態の場合、読取印字装置(通帳プリンタ)の媒体検出装置や斜め送り検出装置内に設置しており、感度と閾値を自動検知するとともに、この検知した感度や閾値が最適値でないときには最適値に調整する動作を行うように構成している。
調整用のプログラム(「TP」とよぶ)から起動され、F/W(ファームウエア)は閾値電圧を下限から上限へスキャンし、媒体検知手段Sがオフとなった出力電圧(検知電圧;センサレベル)を検知し、これら各媒体検知手段Sでのセンサレベル(検知電圧)をTPへ通知する。
ここでは、各媒体検知手段S自体の感度、つまりセンサレベル(検知電圧;出力電圧)を調整する。制御部1に設けたF/Wが、各センサ(透過分離型センサ)の特性を検知し、記録媒体がないときのセンサレベル(出力電圧)が1.3V以上であった場合、特性が低いので、FETをオフさせて受光側についている入力負荷を重くし(抵抗値を、1.0kΩから2.4kΩへ変更)、記録媒体がないときのレベルを1.3V以下にする。
なお、この第2モードの起動は、TPの指示で行い、各媒体検知手段Sでの決定されたデータは、制御部1に設けた記憶部6であるE2PROMに格納する。
ここでは、ユーザなどが毎回電源を投入して読取印字装置などを使用するたびに行うものであり、閾値の調整を行う。つまり、電源投入時に各センサの記録媒体がないときのレベルを検出し、閾値電圧を算出する。なお、使用する閾値電圧の算出は、検出時に一番高かったセンサレベル(出力電圧)を基準として行い、常に最適な閾値を決定する。
図4において、TP(調整用のプログラム)により、各媒体検知手段Sでの自動調整を開始するように指令する(第1ステップS11)。そして、制御部1により、初めに、閾値切替手段4である電子ボリュームに対して最下段の抵抗値に切替えて最下段の閾値電圧値を設定する(第2ステップS12)。例えば、32段階の抵抗値が選択可能な電子ボリュームでは、32段階の基準電圧値設定が可能である。以下、32段階の電子ボリュームを想定する。
図5において、TPにより、制御指令が出される(第1ステップS21)。初めに、閾値切替手段4の電子ボリュームを最下段の抵抗値に切替えて最下段の基準電圧値を設定する(第2ステップS22)。
図6、7において、実際の運用時等での電源を投入時に制御開始する(第1ステップS41)。初めに、制御部1の制御により、電子ボリュームの最下段の抵抗値を選択する(第2ステップS42)。次に、電子ボリュームの抵抗値を上昇させて仮の閾値電圧(本実施形態では2V〜2.75V内で2.5V)に設定する。(第3ステップS43)。
一方、第13ステップS53において、32段階のスキャン(ボリューム制御)を終えたと判断した場合には、第14ステップS54へ移行する。
閾値電圧の具体的な設定方法については、各媒体検知手段Sでそれぞれ出力電圧(検知レベル)をスキャンしたときの最大検知レベルを基準として、以下の算出式から求める。 但し、記録媒体があるときの出力電圧(検知レベル)は3.5V以上であるとする。
設定閾値電圧=[{3.5−(最大検知レベル)}/2]
+(最大検知レベル) ・・・(1)
2 光センサ
3 感度切替手段
4 閾値切替手段
5 比較器
6 記憶部
S 媒体検出手段(光検出装置)
Claims (4)
- 発光部と受光部とが所定間隔で対向配置された透過分離型の光センサを複数備えた光検出装置に用いる前記光センサの調整方法であって、
前記光センサが検知すべき被対象物が存在しない条件下で、発光部から検出光を出射し、前記検出光が出射している状態で受光部から出力されるセンサレベルと閾値とを比較し、前記閾値となる基準電圧値を段階的に順次切替えて、それぞれの基準電圧に対応した光センサ側の出力電圧値との電圧差を検知するスキャンを行い、前記電圧差が反転する時の基準電圧値を各光センサの特性値としてもとめ、全ての光センサ中で最も前記検出光による出力電圧の変化が小さい光センサの出力レベルを基準としてすべての光センサの閾値を決定する光検出装置の自動調整方法。 - 発光部と受光部とが所定間隔で対向配置された複数の透過分離型の光センサと、前記光センサの出力と閾値とを比較する比較器と、前記閾値を切替える切換手段と、これらを制御する制御部とを有する光検出装置であって、
前記光センサが検知すべき被対象物が存在しない条件下で、前記発光部が検出光を出射し、前記検出光を前記受光部が受けている状態での各光センサからセンサレベルを出力し、
前記切換手段が前記センサレベルの比較対象である基準電圧値を段階的に順次切替え、
前記比較器が前記センサレベルである出力電圧値と前記基準電圧値との電圧差を出力し、
前記制御部が各光センサに対して前記基準電圧値を変化させるスキャンを行い各基準電圧毎に前記比較器の出力を得て前記比較器の出力電圧が反転する時の基準電圧値を各光センサの特性値としてもとめ、全ての光センサ中で最も前記検出光による変化が小さいセンサの基準電圧を基準としてすべての光センサの閾値を決定する光検出装置。 - 全ての光センサ中で最も前記検出光による出力電圧の変化が小さい光センサの出力レベルを基準とする際に、前記検出光による変化があらかじめ定めた規定値以下の光センサに対し受光部の検出感度を上げ、
再度前記光センサが検知すべき被対象物が存在しない条件下で、各光センサに対して前記基準電圧値を変化させるスキャンを行い、
各基準電圧毎に前記比較器の出力を得て、
前記比較器の出力電圧が反転する時の基準電圧値を各光センサの特性値としてもとめ、
全ての光センサ中で最も前記検出光による変化が小さいセンサの基準電圧を基準としてすべての光センサの閾値を決定する請求項1に記載の光検出装置の自動調整方法。 - 前記制御部が全ての光センサ中で最も前記検出光による出力電圧の変化が小さい光センサの出力レベルを基準とする際に、前記検出光による変化があらかじめ定めた規定値以下の光センサに対し前記受光部の検出感度を上げ、
再度前記光センサが検知すべき被対象物が存在しない条件下で、前記発光部から検出光を出射し、前記検出光を前記受光部が受けている状態で各光センサからセンサレベルを出力させるものであり、
前記切換手段が前記センサレベルの比較対象である基準電圧値を段階的に順次切替え、
前記比較器が光センサ側の出力電圧値と前記基準電圧値との電圧差を出力し、
前記制御部が各光センサに対して前記基準電圧値を変化させるスキャンを行い各基準電圧毎に前記比較器の出力電圧が反転する時の基準電圧値を各光センサの特性値としてもとめ、
前記感度切替部からの信号で前記検出光による前記光センサの出力の変化が規定値以下の光センサに対し受光部の検出感度を上げ、
再度各光センサに対して前記基準電圧値を変化させるスキャンを行い各基準電圧毎に前記比較器の出力を得て前記比較器の出力電圧が反転する時の基準電圧値を各光センサの特性値としてもとめ、
全ての光センサ中で最も前記検出光による変化が小さいセンサの基準電圧を基準としてすべての光センサの閾値を決定する制御部とを有する請求項2に記載の光検出装置。
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JP2004243249A JP4717394B2 (ja) | 2004-08-24 | 2004-08-24 | 光検出装置の自動調整方法および光検出装置 |
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JPS6085386A (ja) * | 1983-10-15 | 1985-05-14 | Brother Ind Ltd | 検出器における自動感度調整装置 |
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2004
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