JP4715668B2 - タンク用開閉装置 - Google Patents

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Description

本発明は、燃料通路を通じて、燃料タンクへ給油するためのタンク用開閉装置に関し、詳しくは燃料通路を開閉する機構に関する。
自動車の給油するためのインレットパイプの注入口には、一般に回転操作することにより着脱される燃料キャップで封止されている。こうした燃料キャップは、給油の際に複数回の回転操作を必要とするために操作性がよくないだけでなく、外したときに置き場所や紛失を防止するための手段を講じなければならないという課題があった。こうした課題を解決するために、特許文献1のように、燃料キャップにフラップバルブ機構を設けたものが知られている。フラップバルブ機構は、インレットパイプの注入口をフラップバルブで閉じるとともにスプリングで付勢することによりシールしており、給油時に給油ガンでフラップバルブをスプリングの付勢力に抗して押すことで注入口を開く。また、フラップバルブ機構には、燃料タンクの内圧を調節するための圧力調整弁が取り付けられている。しかし、このフラップバルブ機構では、フラップバルブに圧力調整弁を取り付けると、機構が複雑になるだけでなく、部品点数も多くなるという問題があった。
特開2001−47876号公報
本発明は、上記従来の技術の問題を解決することを踏まえ、簡単な構成で、給油時の注入口の開閉機構および燃料タンクの内圧を調整する弁開閉機構を備えたタンク用開閉装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するためになされた本発明は、
燃料タンクへ燃料を供給する注入口を開閉するタンク用開閉装置において、
上記注入口と、収納室とを有するタンク開口形成部材と、
弁体を備え、該弁体が上記注入口を開閉するとともに上記燃料タンクの内圧を調節する弁開閉機構と、
上記注入口の開口周縁部と上記弁体とにより挟持されることで上記弁体と上記注入口の開口周縁部との間をシールするガスケットと、
上記収納室内に移動可能に収納され、上記弁開閉機構を構成する弁収納部と、上記給油ガンから供給される燃料を上記注入口に導く導入通路を有する燃料通路部と、を有する移動ケーシングと、
を備え、
上記移動ケーシングは、上記給油ガンまたは外力に連動して閉止位置と給油位置とを選択的に移動し、
上記閉止位置は、上記導入通路が上記注入口に接続されずかつ上記弁体が上記注入口を開閉する位置であり、
上記給油位置は、上記導入通路が上記注入口に接続されかつ上記弁体が上記注入口から待避している位置である、
ことを特徴とする。
本発明にかかるタンク用開閉装置では、給油するために、給油ガンまたは外力により移動ケーシングを移動させると、弁開閉機構の弁体が閉止位置から給油位置に移動し、給油ガンからの燃料を燃料通路を通じて燃料タンクへ供給する。
弁開閉機構は、給油時に開閉する開閉弁として機能するとともに、燃料タンクの内圧と外気との差圧が所定値を越えたときに開く調圧弁として機能するから、複数の弁を設ける必要がなく、スプリングなどの部品点数を削減することができる。
また、弁開閉機構は、タンク開口形成部材の注入口をシールするための手段がガスケットだけでよいから、部品点数を低減し、構成を簡単にできる。しかも、弁開閉機構の弁体は、スプリングによりガスケットに均一に押圧しているのでシール性に優れている。
さらに、弁開閉機構は、その開き動作をするために、給油ガンで直接押されないから、機械的強度およびその耐久性を重視しなくても、シール性を重視する設計をすればよく、設計が容易となる。
給油するために、給油ガンを開口部から挿入して移動ケーシングを押すと、弁開閉機構が注入口を開くから、注入口を開くために給油ガンで弁開閉機構を押す必要がなく、操作性に優れている。
また、本発明の好適な態様として、上記移動ケーシングを上記給油位置から上記閉止位置へ向けて付勢するスプリングを備えている構成をとることができる。このスプリングにより、弁開閉機構を給油位置から閉止位置に簡単な構成で復帰させることができる。
さらに、本発明の好適な構成として、上記注入口は、上記移動ケーシングの移動方向とほぼ直角方向に配置され、上記導入通路は、上記移動方向から上記注入口に対向するように曲げられている構成をとることができる。このように曲がった導入通路は、燃料タンクへの配策経路を曲げる必要がある場合に、移動ケーシングの燃料通路部によって簡単に実現することができる。
上記弁体を上記ガスケットの軸方向へ移動すること、および上記弁体を該軸方向と交差する方向に移動することにより上記注入口を開くように構成することにより、上記注入口を開くように構成したりすることができる。すなわち、待避機構は、弁体を軸方向へ移動した後に、交差する方向へ移動したり、軸方向と交差する方向へ同時に移動したりする構成とすることができる。ここで、交差する方向は、軸方向と直角の方向の他に、斜めの方向であってもよい。この構成により、弁体は、ガスケットから離れるときにガスケットの軸方向へ少なくとも移動するから、ガスケットに対して大きな力で擦れず、ガスケットの耐久性に優れている。
また、上記弁体を上記ガスケットの軸方向へ移動させるとともに、上記軸方向と交差する方向に上記弁体を上記移動ケーシングと一体に移動させる弁離間機構を備えている構成をとることができる。この構成により、弁体がガスケットから離れるときにガスケットの軸方向へ移動するから、ガスケットに対して大きな力で擦れず、ガスケットの耐久性に優れている。上記弁離間機構の好適な態様として、上記弁体から突出した連結部と、該連結部を倣わせて上記弁体を上記ガスケットの軸方向へ導く傾斜溝と、該傾斜溝に接続され該軸方向から交差する方向へ導くストレート溝とを有するガイド溝と、を備えている構成をとることができる。
以上説明した本発明の構成・作用を一層明らかにするために、以下本発明の好適な実施例について説明する。
(1) タンク用開閉装置の概略構成
図1は本発明の一実施例にかかるタンク用開閉装置100の軸方向の断面図である。タンク用開閉装置100は、燃料キャップを用いないで、燃料タンクに燃料を供給するための機構であり、給油蓋を開いた後に給油ガンからの外力などで燃料通路を開閉することで、給油ガンから燃料タンクへ燃料を供給することができる機構である。以下、タンク用開閉装置の詳細な構成について説明する。
(2) 各部の構成
タンク用開閉装置100は、燃料タンク(図示省略)に接続される注入口114Pを有するタンク開口形成部材111と、注入口114Pを開閉する開閉機構120とを備えている。
(2)−1 タンク開口形成部材111
図3はタンク用開閉装置100を分解して示す断面図である。タンク開口形成部材111は、分岐管であり、燃料タンク(図示省略)に接続される接続管112と、接続管112の上端部に接続されるケーシング本体114と、ケーシング本体114の上部に固定された開口形成部材116とを備えている。接続管112は、燃料通路112Pを備え、ケーシング本体114から分岐し、かつ屈曲して形成されている。
ケーシング本体114は、半円筒状の側壁114aおよび板状の壁部114bにより側壁114cを構成し、その側壁114cを底壁114dで閉じ、その内側スペースを収納室114Sとしている。また、壁部114bには、収納室114Sを燃料通路112Pに接続するための注入口114Pが形成されている。また、ケーシング本体114の開口部にフランジ114eが形成されている。
開口形成部材116は、ケーシング本体114の一端部に装着され、円筒状の側壁部116aと、上壁部116bとを備えており、その下部の係合穴116cにケーシング本体114の上部に形成された係合爪114fを係合することによりケーシング本体114に装着されている。開口形成部材116の上壁部116bは、平面部116dと、傾斜面116eから構成されている。図2の図1の矢印d2から見て示すように傾斜面116eは、ほぼ半円にわたって中心部が凹み、開口部116fに繋がるように形成されている。
(2)−2 開閉機構120
図1において、開閉機構120は、移動ケーシング130と、移動ケーシング130に付勢するためのスプリング140と、弁開閉機構150とを備え、給油時に、給油蓋を開き、給油ガンなどで押されると、注入口114Pを開くことで、給油する機構である。
(2)−3 移動ケーシング130の構成
図3において、移動ケーシング130は、収納室114S内でスライド可能に収納され、燃料導入部131と、燃料通路部132と、弁開閉機構150の一部を構成している弁収納部134と、スプリング支持部135と、ガイドリブ137とを備え、これらを一体に形成している。燃料導入部131は、タンク開口形成部材111の開口部116fに接続される流入口131aを備え、流入口131aに向けて傾斜したガイド部131bと、架橋部131cとを備えている。架橋部131cは、流入口131aを横切って形成されており、給油ガンに押された力を受ける部位である(図2参照)。燃料通路部132は、流入口131aに接続され、90゜曲がった導入通路132aと、導入通路132aに接続される流出口132bを備えている。流出口132bは、移動ケーシング130の位置に応じて注入口114Pに接続される。弁収納部134は、弁開閉機構150を収納する弁室134Sを備え、連通孔134aで収納室114Sを経て大気に接続されている。スプリング支持部135は、スプリング140の一端を支持する。スプリング140は、ケーシング本体114の底壁114dとの間に掛け渡されることで移動ケーシング130を開口部116f側へ付勢している。ガイドリブ137は、ケーシング本体114の内壁に摺動することにより移動ケーシング130をガイドする。
(3) 弁開閉機構150の構成および動作
(3)−1 弁開閉機構150の構成
図4は弁開閉機構150の付近を拡大した断面図である。弁開閉機構150は、弁室134S内に配置された正圧弁160および負圧弁170と、ガスケットGS1と、弁開閉機構150の一部を構成している弁収納部134とから構成され、燃料タンク内の圧力を所定範囲内に調節する。ガスケットGS1は、ゴム材料から形成された環状の部材であり、ケーシング本体114の注入口114Pの開口周縁部に形成されたシール保持部114gに圧入固定されている。
正圧弁160は、注入口114Pを開閉する正圧弁体161と、正圧弁体161に対して閉じ方向への付勢力を加える第1スプリング162とを備えている。正圧弁体161は、樹脂から形成されており、上壁161aと、上壁161aの外周部から突設された側壁部161bとによりカップ形状に形成されている。正圧弁体161の上壁161aには、ガスケットGS1に接離するシート部161cが形成されており、シート部161cがガスケットGS1から離れることで注入口114Pと大気に接続される第1弁流路160P(図5参照)を形成する。また、正圧弁体161の中心部には、貫通孔161dが形成されている。この貫通孔161dは、注入口114Pに接続される第2弁流路170P(図6参照)を形成する。さらに、正圧弁体161の下面であって第2弁流路170Pに臨んだ部位に、着座部161eが形成されている。この着座部161eは、後述するように負圧弁170の着座面として作用するものである。正圧弁体161の裏面側には、ばね支持部161fが形成されており、このばね支持部161fは第1スプリング162の一端部を支持している。第1スプリング162は、その他端部を弁収納部134の内壁で支持されることによりばね支持部161fと弁収納部134の底部との間に掛け渡されている。
負圧弁170は、樹脂からなる負圧弁体171と、ガスケットGS2と、負圧弁体171と正圧弁体161との間に掛け渡されて負圧弁体171に付勢する第2スプリング174とを備えている。負圧弁体171は、上壁板部171aと、上壁板部171aの内周部から突設された筒状の摺動部171bと、摺動部171bの先端から突設されたばね支持部171cとを備え、これらを一体に形成している。ガスケットGS2は、負圧弁体171の上壁板部171aに装着されており、正圧弁体161の着座部161eに着座することで第2弁流路170Pを閉じる。第2スプリング174は、正圧弁体161の裏面と上記ばね支持部171cとの間に掛け渡された弦巻スプリングであり、負圧弁体171に閉弁方向に付勢している。
(3)−2 弁開閉機構150の動作
上記弁開閉機構150の構成において、正圧弁160による燃料タンク内の調圧は、以下の動作により行われる。すなわち、図4に示す開閉機構120の閉弁位置にて、燃料タンク内の圧力が第1圧力値を超える正圧になると、図5に示すように第1スプリング162の付勢力に抗して正圧弁体161が上昇し、燃料タンク内が接続管112、注入口114P、第1弁流路160P、正圧弁体161の外周の間隙、および弁収納部134の連通孔134aなどを通じて外気に連通して燃料タンク内の正圧状態が解消する方向へ向かう。外気への連通により、正圧弁体161に加わっている差圧が第1スプリング162の付勢力を下回ると、第1スプリング162の付勢力により正圧弁体161が下げられて閉弁する。このように、燃料タンク内の圧力が第1圧力値を超えないように正圧弁体161が開閉する。
一方、燃料タンク内が第2圧力値を下回る負圧になると、図6に示すように、負圧弁体171は第2スプリング174の付勢力に抗して下方へ移動し、負圧弁体171のガスケットGS2が正圧弁体161の着座部161eから離れる。このとき、正圧弁体161は、ガスケットGS1に着座しており、その状態を維持するために、負圧弁体171と正圧弁体161との間に第2弁流路170Pが形成される。これにより、注入口114Pが第2弁流路170P、連通孔134aを通じて燃料タンクが大気に連通して燃料タンク内の負圧状態が解消する方向へ向かう。そして、負圧弁体171に加わっている差圧が第2スプリング174の付勢力を下回ると、負圧弁体171が閉じる。
(4) 弁離間機構180の構成および動作
図7は弁離間機構180を説明する説明図である。弁離間機構180は、移動ケーシング130のスライド動作に伴って、弁開閉機構150をガスケットGS1から待避させるための機構であり、正圧弁体161、弁収納部134およびケーシング本体114にわたって形成されている。図8は図7の8−8線に沿った断面図である。正圧弁体161の外周部には、棒状の連結部181が突設され、弁収納部134には、連結部181を突入させる長穴182が形成され、ケーシング本体114の内壁には、ガイド溝183が形成されている。ガイド溝183は、径方向に傾斜して形成された傾斜溝183aと、移動ケーシング130のスライド方向に沿って形成されたストレート溝183bとを備えている。弁離間機構180の構成により、移動ケーシング130が図示左側へスライドすると、図9に示すように、連結部181がガイド溝183の傾斜溝183aからストレート溝183bを倣う。このとき、正圧弁体161は、ガスケットGS1から離れる方向、つまりガスケットGS1の軸方向へ移動する。
(5) タンク用開閉装置の開閉動作
次にタンク用開閉装置100の開閉動作について説明する。
(5)−1 開き動作
図1に示すようにタンク用開閉装置100が閉じ状態にあるときに、給油蓋を開けて、タンク用開閉装置100の開口部116fに、給油ガンFGを挿入して図2に示す移動ケーシング130の架橋部131cを押すと、図10に示すように、移動ケーシング130が収納室114S内をスプリング140のスプリング力に抗して図示の左方向へスライドする。これにより、弁開閉機構150は、注入口114Pから外れて、燃料通路部132の流出口132bが注入口114Pに接続される。
このとき、図7に示すように、弁開閉機構150がスライドするときに、弁離間機構180の作用により、正圧弁体161の連結部181が長穴182を介してガイド溝183の傾斜溝183aからストレート溝183bを倣う。連結部181は、ガイド溝183の傾斜溝183aを倣うときに、注入口114Pより離れる方向へ移動する。これにより、図9に示すように連結部181と一体の正圧弁体161もガスケットGS1から離れる方向へ移動する。
このように、移動ケーシング130と一体に、弁開閉機構150が注入口114Pに対して待避することにより、注入口114Pが開かれ、給油ガンFGから注入口114P、燃料通路112Pに給油する。このように、給油ガンFGで移動ケーシング130を押せば、弁開閉機構150が注入口114Pを開くから、給油することができる。
(5)−2 閉じ動作
給油を終えて、給油ガンFGを開口部116fから抜くと、給油ガンFGが移動ケーシング130を介してスプリング140のスプリング力が開放される。すなわち、スプリング力により、移動ケーシング130が収納室114S内を図示右側へ移動する。このとき、弁離間機構180の連結部181がガイド溝183のストレート溝183bを経て傾斜溝183aに入ると、正圧弁体161がガスケットGS1に着座する。これにより、正圧弁体161が注入口114Pを閉じる。
(6) タンク用開閉装置の作用・効果
上記実施例にかかるタンク用開閉装置100により、以下の作用効果を奏する。
(6)−1 弁開閉機構150は、給油時に開閉する開閉弁として機能するとともに、燃料タンクの内圧と外気との差圧が所定値を越えたときに開く調圧弁として機能するから、複数の弁を設ける必要がなく、スプリングなどの部品点数を削減することができる。
(6)−2 弁開閉機構150は、タンク開口形成部材111の注入口114Pをシールするための手段がガスケットGSだけでよいから、部品点数を低減し、構成を簡単にできる。しかも、弁開閉機構150の正圧弁体161は、第1スプリング162によりガスケットGS1に均一に押圧しているのでシール性に優れている。
(6)−3 弁開閉機構150は、その開き動作をするために、給油ガンFGで直接押されないから、機械的強度およびその耐久性を重視しなくても、シール性を重視する設計をすればよく、設計が容易となる。
(6)−4 給油するために、給油ガンFGを開口部116fから挿入して移動ケーシング130を押すと、弁開閉機構150が注入口114Pを開くから、注入口114Pを開くために給油ガンFGで弁開閉機構150を押す必要がなく、操作性に優れている。
(6)−5 注入口114Pは、移動ケーシング130の移動方向とほぼ直角方向に配置され、しかも導入通路132aは、移動方向から注入口114Pに対向するように90゜曲げられているので、燃料タンクへの配策経路を曲げる必要がある場合に、移動ケーシング130の燃料通路部132によって簡単に実現することができる。
(6)−6 弁離間機構180は、正圧弁体161の連結部181がガイド溝183の傾斜溝183aを倣わせることで、正圧弁体161をガスケットGS1の軸方向へ移動させた後に給油ガンの挿入方向へ移動するから、正圧弁体161がガスケットGS1から離れるときにガスケットGSに対して大きな力で擦れず、ガスケットGS1の耐久性に優れている。
なお、この発明は上記実施例に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様において実施することが可能であり、例えば次のような変形も可能である。
上記実施例では、給油ガンで押圧操作することにより開閉動作させたが、これに限らず、使用者の手動による押しボタンによる押圧操作する構成をとってもよい。
本発明の一実施例にかかるタンク用開閉装置を示す断面図である。 図1の矢印d2の方向から見た図である。 タンク用開閉装置を分解して示す断面図である。 弁開閉機構の付近を拡大した断面図である。 弁開閉機構の動作を説明する説明図である。 弁開閉機構の動作を説明する説明図である。 弁離間機構を説明する説明図である。 図7の8−8線に沿った断面図である。 弁離間機構の動作を説明する説明図である。 タンク用開閉装置の給油動作を説明する説明図である。
符号の説明
100...タンク用開閉装置
111...タンク開口形成部材
112...接続管
112P...燃料通路
114...ケーシング本体
114P...注入口
114S...収納室
114a...側壁
114b...壁部
114c...側壁
114d...底壁
114e...フランジ
114f...係合爪
114g...シール保持部
116...開口形成部材
116a...側壁部
116b...上壁部
116c...係合穴
116d...平面部
116e...傾斜面
116f...開口部
120...開閉機構
130...移動ケーシング
131...燃料導入部
131a...流入口
131b...ガイド部
131c...架橋部
132...燃料通路部
132a...導入通路
132b...流出口
134...弁収納部
134S...弁室
134a...連通孔
135...スプリング支持部
137...ガイドリブ
140...スプリング
150...弁開閉機構
160...正圧弁
160P...第1弁流路
161...正圧弁体
161a...上壁
161b...側壁部
161c...シート部
161d...貫通孔
161e...第2着座部
161f...ばね支持部
162...第1スプリング
170...負圧弁
170P...第2弁流路
171...負圧弁体
171a...上壁板部
171b...摺動部
171c...ばね支持部
174...第2スプリング
180...弁離間機構
181...連結部
182...長穴
183...ガイド溝
183a...傾斜溝
183b...ストレート溝
FG...給油ガン
GS1...ガスケット
GS2...ガスケット

Claims (6)

  1. 燃料タンクへ燃料を供給する注入口(114P)を開閉するタンク用開閉装置において、
    上記注入口(114P)と、収納室(114S)とを有するタンク開口形成部材(111)と、
    弁体を備え、該弁体が上記注入口(114P)を開閉するとともに上記燃料タンクの内圧を調節する弁開閉機構(150)と、
    上記注入口(114P)の開口周縁部と上記弁体とにより挟持されることで上記弁体と上記注入口(114P)の開口周縁部との間をシールするガスケット(GS1)と、
    上記収納室(114S)内に移動可能に収納され、上記弁開閉機構(150)を構成する弁収納部(134)と、上記給油ガンから供給される燃料を上記注入口(114P)に導く導入通路(132a)を有する燃料通路部(132)と、を有する移動ケーシング(130)と、
    を備え、
    上記移動ケーシング(130)は、上記給油ガンまたは外力に連動して閉止位置と給油位置とを選択的に移動し、
    上記閉止位置は、上記導入通路(132a)が上記注入口(114P)に接続されずかつ上記弁体が上記注入口(114P)を開閉する位置であり、
    上記給油位置は、上記導入通路(132a)が上記注入口(114P)に接続されかつ上記弁体が上記注入口(114P)から待避している位置である、
    ことを特徴とするタンク用開閉装置。
  2. 請求項1に記載のタンク用開閉装置において、
    上記移動ケーシング(130)を上記給油位置から上記閉止位置へ向けて付勢するスプリング(140)を備えているタンク用開閉装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載のタンク用開閉装置において、
    上記注入口(114P)は、上記移動ケーシング(130)の移動方向とほぼ直角方向に配置され、
    上記導入通路(132a)は、上記移動方向から上記注入口(114P)に対向するように曲げられているタンク用開閉装置。
  4. 請求項1ないし請求項3のいずれかに記載のタンク用開閉装置において、
    上記弁体を上記ガスケット(GS1)の軸方向へ移動すること、および上記弁体を該軸方向と交差する方向へ移動することにより上記注入口(114P)を開くように構成したタンク用開閉装置。
  5. 請求項4に記載のタンク用開閉装置において、
    上記弁体から突出した連結部(181)と、該連結部(181)を倣わせて上記弁体を上記ガスケット(GS1)の軸方向へ導く傾斜溝(183a)および該傾斜溝(183a)に接続され該軸方向から交差する方向へ導くストレート溝(183b)を有するガイド溝(183)とを有する弁離間機構(180)を備えているタンク用開閉装置。
  6. 請求項1ないし請求項5のいずれかに記載のタンク用開閉装置において、
    上記弁開閉機構(150)は、上記燃料タンクの内圧と外気との差圧が所定値を越えたときに開く負圧弁(170)を備えているタンク用開閉装置。
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