JP4713300B2 - 電子マネー機能付き携帯端末装置 - Google Patents
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Description
また、従来、一台の携帯電話を例えば家族など複数人で共用することがある。そういった場合、電子マネーの金額管理に利用されるICカード機能をも複数人で共用するとなると、誰が幾ら使ったかが判り難いという不都合がある。
本発明に係る携帯端末装置は、基地局を経由することなく外部装置と無線通信を行う電子マネー機能を提供する複数のデータキャリア手段と、前記複数のデータキャリア手段のうち指定された一のデータキャリア手段と、日時と、を対応付けて記憶する記憶手段と、前記無線通信が行われる際に、当該無線通信が行われる日時に対し、前記記憶手段において対応付けて記憶される前記一のデータキャリア手段を用いて、前記無線通信を行う制御手段と、を備えることを特徴とする。
図1は、本実施形態に係る携帯電話1(携帯端末装置)の機能構成の概略を示すブロック図である。この図に示すように、携帯電話1は、主制御部2、主記憶部3、入力部4、出力部5、GPS処理部6、電話無線部7、IC制御部8、スケジュール記憶部9(記憶手段)、計時部10(計時機能)及び電源部11を備えており、これら各構成要素がバスライン12によって相互接続されている。また、本携帯電話1は、上記各構成要素に加えて、2つのデータキャリア部13,14(データキャリア手段)を備えている。
GPS処理部6は、GPS衛星の信号を受信することによって携帯電話1の現在位置を取得又は割り出すものであり、主制御部2による制御の下に上記現在位置を出力部5に出力する。電話無線部7は、主制御部2による制御の下に基地局と通話に関する無線通信を行うものである。電話無線部7が基地局から受信した通話相手の音声は上記スピーカに出力されて発音され、上記マイクが取り込んだ通話者の音声は電話無線部7を介して基地局に送信される。
IC制御部8は、主制御部2による制御の下に、電源部11から2つのデータキャリア部13,14への給電を制御するものである。データキャリア部13,14は、同一のICカード機能を提供するものである。なお、本実施形態において、データキャリア部13,14が同一のICカード機能を有するとは、各データキャリア部13,14に備えるICカード機能の全てが同一のものだけに限らず、部分的に同一のICカード機能を有するものであっても構わない。
スケジュール記憶部9は、主制御部2による制御の下に入力部4から入力された予定を記憶するものである。計時部10は、時計機能により所定の時間を計測するものであり、スケジュール記憶部9に記憶される予定は、計時部10から取得される時間に関連付けて記憶されている。
図2〜図4は、出力部5が備える表示器の画面表示例である。図2及び図3は、ユーザがスケジュール機能に予定を入力している最中のものである。図4は、カレンダーを表示させた場合のものであり、予定が登録されている日については表示色を他と変える等の制御がなされる。
これらの図に示すように、ユーザは、自身の先々の行動予定を、携帯電話1に入力部4を用いて入力することができる。入力された予定は、スケジュール記憶部9に記憶される。そして、計時部10の計時する時間が予定の日時になったときには、例えば、出力部が備えるスピーカから音声を発し、表示器にその旨を表示することによって、ユーザの記憶を喚起する。
また、スケジュール記憶部9は、図2〜図4に示すような個々の予定の他に、『月〜金曜の9時〜18時は、基本的には「会社用」の時間帯である』という基本設定を記憶している。この曜日及び時間帯の設定は、ユーザの入力により変更可能である。
この基本設定により、主制御部2は、『月〜金曜の9時〜18時は、基本的に「会社用」の時間帯である』と判断し、『その他の時間帯は基本的に「個人用」の時間帯である』と判断する。そして、図2〜図4に示すようなスケジュール記憶部9に登録された予定があるときには、その予定を優先とし、予定の「カテゴリ」に基づいて、「会社用」の時間帯であるか「個人用」の時間帯であるかを判断する。
例えば、図4に示す9月6日(火)のようにスケジュール記憶部9に予定が登録されていない日の場合には、計時部10から取得される時間が9時になると(ST1)、主制御部2は、個人用の時間帯から会社用の時間帯に移行したと判断し(ST2)、IC制御部8に指示して、IC制御部8が、データキャリア部13を利用可能状態とし、データキャリア部14を利用不能状態とするように電源部11からの給電を切り替える(ST3)。
また、計時部10から取得される時間が18時になると(ST1)、主制御部2は、会社用の時間帯から個人用の時間帯に移行したと判断し(ST2)、IC制御部8に指示して、IC制御部8が、データキャリア部14を利用可能状態とし、データキャリア部13を利用不能状態とするように電源部11からの給電を切り替える(ST4)。
この予定は、翌日16日(金)まで連続しているので、18時になっても、データキャリア部13からデータキャリア部14への切り替えは行わない。同様に、翌日16日(金)の9時になっても、データキャリア部14からデータキャリア部13への切り替えは行わない。
計時部10から取得される時間が16日(金)の19時になると(ST1)、主制御部2は、「カテゴリ」が「会社用」の予定が終了したので会社用の時間帯から個人用の時間帯に移行したと判断し(ST5)、IC制御部8に指示して、IC制御部8が、データキャリア部14を利用可能状態とし、データキャリア部13を利用不能状態とするように電源部11からの給電を切り替える(ST7)。
計時部10から取得される時間が17時になると(ST1)、予定の「カテゴリ」が「個人用」であるので会社用の時間帯から個人用の時間帯に移行したと判断し(ST5)、IC制御部8に指示して、IC制御部8が、データキャリア部14を利用可能状態とし、データキャリア部13を利用不能状態とするように電源部11からの給電を切り替える(ST7)。
この予定は、翌々日11日(日)まで連続しているので、9日(金)の18時、10日(土)の9時、10日(土)の18時及び11日(日)の9時になっても、データキャリア部13又はデータキャリア部14への切り替えは行わない。
計時部10から取得される時間が11日(日)の13時になると(ST1)、「カテゴリ」が「個人用」の予定は終了するが、基本設定によって日曜は終日個人用の時間帯とされているので(ST5)、主制御部2は、IC制御部8への給電切替指示は出さず、データキャリア部14への給電を続行する(ST7)。
1)上記実施形態では、スケジュール記憶部9に記憶する予定に「カテゴリ」として「会社用」又は「個人用」の別を付加し、これによってデータキャリア部13又はデータキャリア部14のどちらを利用可能状態とするか切り替え制御しているが、実施にあたっては、例えば、スケジュール記憶部9には個人用の予定のみ記憶するようにし、予定が登録されている時間帯はすべて個人用として切り替え制御するようにしてもよい。
この場合の所定の切替条件に基づく切り替え制御としては、例えば、スケジュール記憶部9に記憶する予定の「カテゴリ」としてその時間帯の使用者の氏名を付加するようにしておき、予定の時間になると、その使用者用のデータキャリア部を利用可能状態に切り替える等が考えられる。
このようにすると、例えばデータキャリア部が電子マネーの金額管理に利用されている場合、誰が幾ら使ったのかが判り、また、残高をそれぞれに管理することができる。
Claims (5)
- 基地局を経由することなく外部装置と無線通信を行う電子マネー機能を提供する複数のデータキャリア手段と、
前記複数のデータキャリア手段のうち指定された一のデータキャリア手段と、日時と、を対応付けて記憶する記憶手段と、
前記無線通信が行われる際に、当該無線通信が行われる日時に対し、前記記憶手段において対応付けて記憶される前記一のデータキャリア手段を用いて、前記無線通信を行う制御手段と、
を備えることを特徴とする電子マネー機能付き携帯端末装置。 - 前記制御手段は、
前記無線通信が行われる際に、当該無線通信が行われる日時に対し、前記記憶手段においてデータキャリア手段が対応付けて記憶されていない場合に、前記一のデータキャリア手段とは異なる他のデータキャリア手段を用いて、前記無線通信を行う
ことを特徴とする請求項1に記載の電子マネー機能付き携帯端末装置。 - 前記記憶手段は、
前記一のデータキャリア手段と日時との対応関係をスケジュールとして記憶する
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の電子マネー機能付き携帯端末装置。 - 前記制御手段は、
前記複数のデータキャリア手段を用いて、各データキャリア手段における電子マネーの残高をそれぞれに管理可能である
ことを特徴とする請求項1から3の何れか一に記載の電子マネー機能付き携帯端末装置。 - 前記制御手段は、
前記複数のデータキャリア手段それぞれへの給電/非給電を制御することによって何れか1つのデータキャリア手段を利用可能とする
ことを特徴とする請求項1から4の何れか一に記載の電子マネー機能付き携帯端末装置。
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JP2005314458A JP4713300B2 (ja) | 2005-10-28 | 2005-10-28 | 電子マネー機能付き携帯端末装置 |
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