JP4713020B2 - 洗浄液排出具 - Google Patents

洗浄液排出具 Download PDF

Info

Publication number
JP4713020B2
JP4713020B2 JP2001185983A JP2001185983A JP4713020B2 JP 4713020 B2 JP4713020 B2 JP 4713020B2 JP 2001185983 A JP2001185983 A JP 2001185983A JP 2001185983 A JP2001185983 A JP 2001185983A JP 4713020 B2 JP4713020 B2 JP 4713020B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tank
insertion tool
cleaning liquid
cleaning
hopper
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2001185983A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2002336809A (ja
Inventor
敏男 山根
Original Assignee
ヨシモトポール株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ヨシモトポール株式会社 filed Critical ヨシモトポール株式会社
Priority to JP2001185983A priority Critical patent/JP4713020B2/ja
Publication of JP2002336809A publication Critical patent/JP2002336809A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4713020B2 publication Critical patent/JP4713020B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Feeding And Watering For Cattle Raising And Animal Husbandry (AREA)
  • Cleaning In General (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、タンクから流下する洗浄液が該タンク下方に配置されるホッパーに流入し残留することがないようにするために工夫された洗浄液排出具に関する。
【0002】
【従来の技術】
家畜用飼料等を収容又は貯蔵するタンクは、定期的に洗浄してサルモネラ菌等の細菌が繁殖しないようにする必要がある。
【0003】
しかしながら、図14に示す、タンク101に直接ホッパー102が取り付けられた構成では、タンク101の洗浄作業を行う場合に、タンク101を持ち上げたり、該タンク101をそのままの位置に固定したりして、該タンク101の下方に固定配置されたホッパー102を一旦取り外すことが必要であった。
【0004】
これは、タンク収容物を搬送する配管103にも連通するホッパー102ーに洗浄液が流入してしまうと、タンク101から排出されて所定場所まで搬送されるタンク収容物に洗浄液が付着又は混入してしまう事態が起こり得るので、この事態を回避する必要があるからである。
【0005】
とりわけ、タンク収容物が家畜用飼料や穀粉等の食品である場合には、タンク収容物に対する洗浄液の付着又は混入は、家畜や人体に悪影響を及ぼすので絶対に回避しなければならない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のタンク洗浄技術では、重量のあるタンクをリフトアップしたり、タンクを固定してからホッパーを取り外したりする作業が必要であったため、手間が非常にかかり、頻繁に洗浄作業を行うことが難しかった。
【0007】
そこで、本発明は、タンクの洗浄作業を簡易に行うことができる洗浄液排出具を提供することを主な目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明は、以下の手段を採用する。
【0009】
まず、本発明では、タンクと該タンクの下方に配置されるホッパーとの間に介装された基体部と、該基体部の内部へ挿入されており、前記タンクに投入されて流下する洗浄液を側方側に導いて排出する挿着具と、を備えることによって、前記洗浄液を、前記ホッパーに流出させることなく、外部に排出させる構成の洗浄液排出具を提供する。
【0010】
より詳細には、前記基体部は、前記タンクの下方周縁部に固定される上方連結部と、前記ホッパーの上方周縁部に固定される下方連結部と、前記上方連結部と前記下方連結部の間に形成される筒体と、該筒体の側壁から側方に向けて開口する側方開口部と、を備え、前記挿着具は、前記側方開口部から前記筒体の内部へ挿入された洗浄液排出具を提供する。
【0011】
この手段では、タンクと該タンクの下方に配置されてタック収容物を搬送する配管に連通しているホッパーとの間に、予め洗浄液排出具を設けておくことによって、重量のあるタンクをリフトアップしたり、タンクを固定してからホッパーを取り外したりする作業が不要となるので、タンク洗浄作業が大幅に簡易化される。
【0012】
次に本発明では、前記挿着具に関して、略直方体状の形態を備えるように構成し、該挿着具の上面には、前記タンク内部に開口する開口部を形成し、下面には、前記開口部から挿着部内部に流下してきた前記洗浄水を外部へ導くための排出口を設けるように工夫する。更には、挿着具の下面を、前記洗浄水を自然流下させて前記排出口へ導くことができるように、傾斜させて形成するようにする。
【0013】
この手段では、タンク内壁面を伝わって流下して、挿着具内部に流入してきた洗浄液を、該挿着具内部に滞留することなく、円滑に外部へ流出させることができる。
【0014】
ここで、本発明では、前記挿着具に関して、前記タンク内部に開口する開口部を形成した上板部と、該上板部に一体化し、前記洗浄水を自然流下させて外部へ排出する構成のホッパー部と、を少なくとも備えた構成を採用することも可能である。
【0015】
更には、このホッパー部に、外部から前記洗浄液を視認できる上方開口部を形成することによって、洗浄液の流出状態やタンク内壁面等に付着していた細かな内容物の流出又は滞留状況を目視観察することを可能とすることができる。
【0016】
本発明に係る洗浄液排出具においては、タンク洗浄作業を行わない場合、前記タンクと前記ホッパーを連通し、タンク収容物が落下して通過する通路が設けられている非洗浄用挿着具を前記筒体の前記側方開口部から挿着する。
【0017】
この手段によって、タンク洗浄作業を行わない場合は、非洗浄用挿着具を介してタンク収容物の搬送作業を行い、タンク洗浄作業を行う場合は、都度、非洗浄用挿着具から洗浄用の挿着具へ交換し、簡易にタンク洗浄作業を行うことが可能となる。
【0018】
上記した本発明に係る洗浄液排出具は、とりわけタンクが飼料貯蔵用タンクである場合に有効である。即ち、本発明に係る洗浄液排出具を用いることによって、簡易にタンク洗浄作業を行うことができるので、タンクのサルモネラ菌等の細菌汚染に十全の対策を施すことができ、鶏卵のサルモネラ菌汚染対策等に有効である。
【0019】
【発明の実施の形態】
本発明の好適な実施例について添付図面を参照して説明する。
【0020】
まず、図1は、符号1で示される、FRP、スチール等用途に合わせて適宜選択できる材料によって形成されるタンクと符号3で示されるホッパーとの間に介装される構成の本発明に係る洗浄液排出具2(図4参照)の基体部21の周辺を表す外観斜視図である。
【0021】
タンク1は、例えば、家畜用飼料、穀粉等の食品等を収容又は貯蔵するタンクであって、下方側に向けて徐々にすぼむ形態を備え、鍔状にせり出すように形成された下方周縁部11には、ボルト螺着孔12が複数設けられている。
【0022】
ホッパー3は、上方のタンク1から落下してくるタンク収容物Cを受け止めて、該タンク収容物Cを搬送用配管4に供給する役割を果たす。このホッパー3は、上方に向けて末広がって開口する形態を備え、鍔状にせり出した上方周縁部31には、図示しないボルト螺着孔が複数設けられている。なお、ホッパー3の形状は、図示したものに限定されない。
【0023】
本発明に係る洗浄液排出具2は、基本的には、上記したタンク1とホッパー3との間に介装される部材である。なお、この洗浄液排出具2を、タンク1と一体形成、ホッパー3と一体形成してもよい。
【0024】
図2は、洗浄液排出具2の基体部21を、タンク1及びホッパー3から取り外した状態で見た外観斜視図である。
【0025】
この図2に示すように、基体部21は、内部空洞に形成されており、上下方向に連通する開口部216を備える筒体215と、該筒体215の略中間位置で前後左右にせり出す略直方体状(又はケース状)の挿着具収容部211(以下、単に「収容部211」と称する。)と、筒体215の上端部で鍔状にせり出す上方連結部213と、筒体215の下端部で鍔状にせり出す下方連結部214と、を備える。
【0026】
上方連結部213と下方連結部214には、それぞれ複数のボルト螺着孔213a、214aが形成され、図示しないボルトによって、上方連結部213は、タンク1の下方周縁部11に、下方連結部214は、ホッパー3の上方周縁部31に、それぞれ固定される。
【0027】
ここで、収容部211の左右端面は、矩形状に開口している。この開口部211a,211bは、図示しない適宜の開閉手段(例えば、蓋)によって水密に閉塞される。この収容部211は、後述する容器状の挿着具22,23,24,26,27を、挿脱可能に収容するという役割を果たす。
【0028】
図3は、本発明に係る洗浄液排出具2の構成部品である挿着具22が、収容部21の側方開口部211aから矢印X方向に挿脱される様子を表す図である。
【0029】
挿着具22は、洗浄液排出時に用いられる容器状の構成部品であって、外観視、略長方形の形態を備えている。この挿着具22の上面221には、基体部21の筒体215の口径とほぼ同じ口径の開口部223が設けられ、この開口部223の周縁には合成ゴム製の防水パッキンが着設されている。
【0030】
挿着具22の下面222には、該下面222の引き出し方向側端部領域に、洗浄液排出孔225が形成されている。この洗浄液排出孔225には洗浄液Wを外部に導くためのホース5が適宜の手段で取り付けられている。なお、符号226は、挿着具22を挿脱する際に把持される取っ手の一実施形態である。
【0031】
図4は、本発明に係る洗浄液排出具2の全体構成を表す縦断面図である。
【0032】
即ち、挿着具収容部211内に挿着具221が挿着された状態を、縦断面で見た図である。この図4から視認できるように、挿着具22の上面221は水平に形成され、一方、下面222は、洗浄液排出孔225側に傾斜形成されて、開口部216から流入してきた洗浄液Wが、洗浄液排出孔225側に自然流下し易いように構成されている。なお、下面222は、上面221同様に水平であってもよいが、洗浄液Wを円滑に排出する点で、図4に示すように傾斜させた構成の方が望ましい。
【0033】
収容部211の下面211dには、下方側からボルト6,6が螺挿されている。このボルト6,6の先端部は、挿着具22の下面222に当接して挿着具22を上方へ押し上げる。これにより挿着具22の開口部223周縁に着設された防止パッキン224が収容部211の上板下面211cに圧接される。この構成により、収容部211と挿着具22の間の水密性が確保される。
【0034】
図5は、上記挿着具22の変形例であるホッパー状挿着具23(以下、単に「「挿着具23」と称する。」の外観斜視図、図6は、同挿着具23が(基体部21の)収容部211に挿着された時の縦断面図、である。
【0035】
この挿着具23は、円形の開口部234を備える上板部231と、該上板部23に一体化されたホッパー部232と、を備えている。ホッパー部232の下面232aは、なだらかにやや湾曲して排出口237側に傾斜し、該排出口237へ自然に洗浄液Wが集まって流下するように形成されている。なお、排出口237には、ホース5が取り付けられている。なお、ホース5の取り付け方法は、確実に固定できる方法であれば、適宜選択可能である。
【0036】
挿着具23は、収容部211の下面211dの下方側から上方側へ螺挿されるボルト6'の先端部が、挿着具23の上板部231下面に当接して挿着具23を上方へ押し上げている。
【0037】
これにより上板部231の開口部234周縁に着設された防水パッキン235が、収容部211の上板下面211cに圧接され、その結果、収容部211と挿着具23の間の水密性が確保されている。なお、図6に示すボルト7は、図5に仮想線で示す箇所部分238、計4箇所に螺挿され、確実に水密性が確保されるように構成されている。
【0038】
ここで、挿着具23のホッパー部232には、外部にせり出した上方開口部236が設けられている。この上方開口部236は、洗浄液Wの流出状況や洗浄されて流れ落ちて来たタンク収容物Cが排出口237を塞いで詰まらせてしまわないかどうかを、外部から容易に視認できるようにするために形成されたものである。
【0039】
次に、図7は、非洗浄用挿着具の第1実施例の外観斜視図、図8は、同第1実施例の縦断面図である。
【0040】
まず、符号24で示された非洗浄用挿着具は、タンク1の洗浄作業を行わない場合に基体部21の収容部211内部へ挿着される部材である。この非洗浄用挿着具24は、外観上、前掲した(洗浄用の)挿着具22と同様の形状をなしているが、挿着具22のような排出口225を備えていない。なお、非洗浄用挿着具24は、収容部211への挿着性を考慮し、可撓性のある合成樹脂によって形成するのが望ましい。
【0041】
非洗浄用挿着具24には、挿着具24の上面241に円形に開口する開口部242及び下面243に開口する開口部244と連通する筒体部245が略中央部に形成されている。タンク1から落下してきたタンク収容物Cは、図8に示すように筒体部245内側領域の通路246を通過して、下方のホッパー3へ供給される。なお、符号247は、取っ手である。
【0042】
以上説明したように、本発明に係る洗浄液排出具2の収容部211に対しては、洗浄作業を行う場合は、挿着具22又は23が挿着され、洗浄作業を行わない場合、即ちタンク収容物Cのタンク1からの排出作業を行う場合や作業を一切行わない場合には、非洗浄用挿着具24が選択されて挿着されることになる。
【0043】
次に、図9は、本発明に係る洗浄液排出具2に用いられる基体部21の変形例並びに該変形例の収容部251に挿着された非洗浄用挿着具の第1変形例(符号26)を透視して見た側面図、図10は、同第1変形例の斜視図である。
【0044】
符号25で示された基体部に設けられた収容部251の左右端部に形成された側方開口部251a,251bは、基体部25の筒体部252側に向かって、斜め下方に切り落とされた形態を備えている。この傾斜した側方開口部251a,251bは、庇の役割を発揮し、上方から降り注ぐ雨水を収容部251の内側に進入し難くするという役割を発揮する。
【0045】
なお、上記した基体部21の収容部211の側方開口部211a,211b(主に図2参照)についても、前記基体部25の側方開口部251a,251b同様の傾斜形状を採用することも可能である。
【0046】
前記した収容部251挿着される非洗浄用挿着具26は、二つの部材から構成される。具体的には、側方開口部251a側から挿入される上方視略コの字状の前挿着部261(図10参照)と、側方開口部251b側から挿着される上方視略コの字状の後挿着部262(図10参照)と、から構成されている。
【0047】
前挿着部261と後挿着部262は、収容部251内部で互いの対向面261a、262aが当接し、上方のタンク1から落下してくる収容物Cが通過する一つの通路263を形成する。なお、前挿着部261と後挿着部262は、収容部251への挿着性を考慮し、共に可撓性のある合成樹脂によって形成するのが望ましい。
【0048】
前挿着部261の前端部には、板状の閉塞部材261b、262bが、それぞれ前挿着部261、後挿着部262の開口部に取り付けられている。ここで、閉塞部材261b、262bは、前挿着部261、後挿着部262がそれぞれ収容部251内に挿入された状態のときに、該収容部251の下面251c(図9参照)よりさらに下方に延設されるように構成される突設部261c,262cを形成している(図9参照)。
【0049】
この突設部261c,262cは、それぞれ前挿着部261、後挿着部262を収容部251に挿脱する際の取っ手として機能する。取っ手をこのような形態にすることによって、取っ手が収容部251の開口部251aから側方に突出しなくなるので、場所をとらず邪魔にならない。また、符号247(図7参照)で示すような左右方向に突出する取っ手と異なって、収容部251周辺に防水カバー(図示せず)等を装着しやすい。
【0050】
次に、図11は、第2変形例である非洗浄用挿着具27の分解斜視図、図12は、同非洗浄用挿着具27が収容部211に挿着された状態を示す部分図である。これらの図11、12に基づいて、非洗浄用挿着具27の構成を説明する。
【0051】
非洗浄用挿着具27は、上方プレート271と、この上方プレート271よりもやや小さな外形サイズを備える下方プレート272と、から構成され、上方プレート271が下方プレート272に被さるように嵌め合わされて一体化される基本構成を備える。
【0052】
まず、上方プレート271は、その中央部に所定口径の円形の穴271dを備える略矩形の天板271aと、この天板271aの四方を囲むように垂下する側壁271bと、この側壁271bの一壁面に取り付けられて、側方に突き出した取っ手271eと、を備える。そして、天板271aの下面側の四隅近傍領域には、後述するボルト当接部(ボルト先端が当たる部分)271c,271c,271c,271cが設けられている。
【0053】
一方、下方プレート272は、その中央部に、上記穴271dと略同口径の円形の穴272dを備える略矩形の底板272aと、この底板272aの四方を囲むように上方側に突設された側壁272bと、この側壁の一壁面に、底板272eのよりもさらに垂下するように設けられた矩形状のストッパー板272gと、を備える。
【0054】
底板272aには、上方プレート271の前記ボルト当接部271cのそれぞれに相対する位置に、ボルト螺着孔272c,272c,272c,272cが設けられている。また、各ボルト螺着孔272cの近傍には、固定ナット272e,272e,272e,272eが底板272aに取り付けられている。
【0055】
ここで、図12を参照しながら、非洗浄用挿着具27の挿着方法について説明する。
【0056】
(ア)まず、基体部21の収容部211に下方側から螺着させた各ボルト(蝶ねじ)28を下方に回し降ろして、収容部内部に各ボルト28の先端が突出しない状態とする。これは、各ボルトの28の先端が突き出ていると、これがストッパーとなって非洗浄用挿着具27を挿着できなくなるとともに、下方プレート271の下面に取り付けられたパッキン31(図12参照)を傷つけてしまうことになるからである。
【0057】
(イ)次に、外部において、上方プレート271を下方プレート272に被せるように嵌め合わせて一体化し、非洗浄用挿着具27を形成する。このとき、上方プレート271の穴271dを形成する周壁271fは、下方プレート272の穴272dを形成する周壁272fの内側に入り込むように着接し(図12参照)、落下してくるタンク収容物Cが通過できる一つの通路を形成する。
【0058】
(ウ)続いて、一体化されてなる非洗浄用挿着具27を収容部211の側方開口部から、下方プレート272のストッパー板272gが、側方開口部に当接するまで挿入する。
【0059】
(エ)次に、各ボルト28を上方側へ回し込み、固定ナット272eの雌ねじ部に螺挿することによって、下方プレート272を下方側(図12の矢印Y方向)に引き付けて固定する。
【0060】
(オ)そして、四本の長ボルト29を下方側から収容部211の下面211dに形成されたボルト螺着孔211e及び下方プレート272のボルト螺着孔272cを狙って下方側から螺挿し、更に、上方プレート271の天板271下面に設けられたボルト当接部271cにまで螺挿する。これにより、上方プレート271を上方側(図12の矢印Z方向)へ押し上げ、収容部211の壁面に押し付ける。
【0061】
以上の(ア)〜(オ)の作業を計四カ所行うことによって、収容部211に非洗浄用挿着具27を水密に挿着固定することができる。なお、図12中の符号30,31は、気密性又は水密性を確保するためのパッキンを表している。
【0062】
図13は、本発明に係る洗浄液排出具2が装備された飼料用のタンク1とタンク1周辺の飼料搬送設備を表す図である。
【0063】
タンク1は、タンク1に収容又は貯蔵されている飼料13は、洗浄液排出具2の収容部211に上記非洗浄用挿着具24を挿着することによって、ホッパー3に落下し、搬送用配管4から給餌箇所へ搬送されることになる。
【0064】
なお、符号9は、飼料搬送のための図示しないドライブユニットが内設された装置、符号10は、ドライブユニットで駆動する図示しない搬送ワイヤーベルトが内側に敷設されている配管、符号11は、配管10に所定間隔で取り付けられる給餌量調整装置11、符号12は、飼料落下用管、符号14は、配管10の直角コーナーに設けられる搬送ベルト用のディスクゲージ、符号15は、餌箱である。
【0065】
洗浄作業を行う場合は、図13に示されているように、挿着具22(又は挿着具23でもよい。)が洗浄液排出具2の収容部211に挿着され、洗浄液Wは、挿着具22(又は挿着具23)、ホース5を通過して、所定の洗浄液槽8に回収される。
【0066】
以上説明した本発明に係る洗浄液排出具は、上記実施例、変形例の構成に限定されるものでなく、タンク1と該タンク1の下方に配置されるホッパー3の間に手段を問わず介装され、前記タンク1に投入されて流下する洗浄液Wを、前記ホッパー3に流出させることなく、確実に外部に排出させることができる構成であればよく、飼料や食品の収容又は貯蔵タンク等の洗浄作業に広く利用できる。
【0067】
【発明の効果】
本発明に係る洗浄液排出具は、タンクに投入されて流下する洗浄液を、下方のホッパーに流出させることなく確実に外部に排出させることができるため、重量のあるタンクを持ち上げたり、タンクを固定してホッパーを取り外したりする作業が不要となるので、タンク洗浄作業を大幅に簡易化、容易化できる。
【0068】
また、本発明に係る洗浄液排出具を用いることによって、タンク内壁面を伝わって流下し、挿着具内部に流入してきた洗浄液を、該挿着具内部に滞留することなく、円滑に外部へ流出させることができ、洗浄液の流出状態やタンク内壁面等に付着していた細かな内容物の流出又は滞留状況を目視観察することができる構成も採用することができるので、洗浄作業を円滑に行うことができる。
【0069】
本発明に係る洗浄液排出具においては、タンク洗浄作業を行わない場合は非洗浄用挿着具を介してタンク収容物の搬送を行い、一方、タンク洗浄作業を行う場合は、都度、非洗浄用挿着具を洗浄用挿着具に交換して、簡易にタンク洗浄作業を行うことが可能となるので大変便利である。
【0070】
発明に係る洗浄液排出具を、飼料貯蔵用タンクの下方に配設すれば、簡易にタンク洗浄作業を行うことができる結果、タンクのサルモネラ菌等の細菌汚染に十全の対策を施すことができ、鶏卵のサルモネラ菌汚染対策等に有効となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】タンク(1)とホッパー(3)の間に介装された本発明に係る洗浄液排出具2の基体部(21)の周辺を表す外観斜視図
【図2】タンク(1)及びホッパー(3)から取り外した同基体部(21)の外観斜視図
【図3】本発明に係る洗浄液排出具(2)の構成部材である挿着具(22)が側方開口部(211a)に挿脱される様子を示す図
【図4】本発明に係る洗浄液排出具(2)の全体構成を表す縦断面図
【図5】変形例である挿着具(23)の外観斜視図
【図6】挿着具(23)が挿着された状態の収容部(211)の縦断面図
【図7】非洗浄用挿着具(24)の外観斜視図
【図8】同非洗浄用挿着具(24)の縦断面図
【図9】変形例である基体部(25)並びに該基体部(25)の収容部(251)に挿着された第1変形例である非洗浄用挿着具(26)を透視して見た側面図
【図10】同非洗浄用挿着具(26)の(分解)斜視図
【図11】第2変形例である非洗浄用挿着具(27)の分解斜視図
【図12】同非洗浄用挿着具(27)が収容部(211)に挿着された状態を示す部分図
【図13】本発明に係る洗浄液排出具(2)が装備された飼料用のタンク(1)及びその周辺の搬送設備(配管10等)を表す図
【図14】代表的な従来技術の構成を示す図
【符号の説明】
1 タンク
2 洗浄液排出具
3 ホッパー
11 タンクの下方周縁部
21 基体部
22,23,25 (洗浄用の)挿着具
24,26,27 非洗浄用挿着具
31 ホッパー上方周縁部
211a,211b,251a,251b 側方開口部
213 上方連結部
214 下方連結部
215 筒体
221 (挿着具22の)上面
222 (挿着具22の)下面
223 開口部
231 (挿着具23の)上板部
232 (挿着具23の)ホッパー部
236 (ホッパー部232の)上方開口部
248 通路
C タンク収容物
W 洗浄液

Claims (8)

  1. タンクと該タンクの下方に配置されるホッパーとの間に介装された基体部と、
    該基体部の内部へ挿入されており、前記タンクに投入されて流下する洗浄液を側方側に導き、前記洗浄液を前記ホッパーに流出させることなく、外部に排出させるように構成された挿着具と、を備えることを特徴とする洗浄液排出具。
  2. 前記基体部は、前記タンクの下方周縁部に固定される上方連結部と、前記ホッパーの上方周縁部に固定される下方連結部と、前記上方連結部と前記下方連結部の間に形成される筒体と、該筒体の側壁から側方に向けて開口する側方開口部と、を備え、
    前記挿着具は、前記側方開口部から前記筒体の内部へ挿入されたことを特徴とする請求項1記載の洗浄液排出具。
  3. 前記挿着具は、略直方体状の形態を備え、
    前記挿着具の上面には、前記タンク内部に開口する開口部が形成され、
    前記挿着具の下面には、前記開口部から前記挿着具内部に流下してきた前記洗浄水を外部へ導くための排出口が設けられていることを特徴とする請求項2記載の洗浄液排出具。
  4. 前記下面は、前記洗浄水を自然流下させて前記排出口へ導くように傾斜形成されたことを特徴とする請求項3記載の洗浄液排出具。
  5. 前記挿着具は、前記タンク内部に開口する開口部が形成された上板部と、
    前記上板部に一体化され、前記洗浄水を自然流下させて外部へ排出する構成のホッパー部と、
    を少なくとも備えたことを特徴とする請求項2記載の洗浄液排出具。
  6. 前記ホッパー部には、外部から前記洗浄液を視認できる上方開口部が形成されたことを特徴とする請求項5記載の洗浄液排出具。
  7. タンク洗浄作業を行わない場合には、前記タンクと前記ホッパーを連通し、タンク収容物が落下して通過する通路を備える非洗浄用挿着具が前記筒体の前記側方開口部に挿着されることを特徴とする請求項2から請求項6のいずれかに記載された洗浄液排出具。
  8. 請求項1から7に記載されたタンクが飼料貯蔵用タンクであることを特徴とする洗浄液排出具。
JP2001185983A 2001-03-14 2001-06-20 洗浄液排出具 Expired - Lifetime JP4713020B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001185983A JP4713020B2 (ja) 2001-03-14 2001-06-20 洗浄液排出具

Applications Claiming Priority (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001072149 2001-03-14
JP2001072149 2001-03-14
JP2001-72149 2001-03-14
JP2001185983A JP4713020B2 (ja) 2001-03-14 2001-06-20 洗浄液排出具

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002336809A JP2002336809A (ja) 2002-11-26
JP4713020B2 true JP4713020B2 (ja) 2011-06-29

Family

ID=26611239

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001185983A Expired - Lifetime JP4713020B2 (ja) 2001-03-14 2001-06-20 洗浄液排出具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4713020B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5199717B2 (ja) * 2008-03-31 2013-05-15 住友化学株式会社 混合洗浄方法および混合洗浄装置
JP5624194B1 (ja) * 2013-08-30 2014-11-12 株式会社中嶋製作所 飼料貯蔵タンクと搬送パイプとの接続装置

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000186887A (ja) * 1998-12-18 2000-07-04 C0Smos Sangyo Kk フレキシブルコンテナの乾燥方法およびそのための乾燥装置

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2544848B2 (ja) * 1991-06-26 1996-10-16 日本碍子株式会社 移動ホッパ―式成形機の残存原料処理方法
JP3343141B2 (ja) * 1992-10-28 2002-11-11 株式会社日本アルミ 粉粒体投入装置
JP3411662B2 (ja) * 1993-03-08 2003-06-03 株式会社イシダ 組合せ計量装置用の洗浄装置
JPH09122346A (ja) * 1995-10-27 1997-05-13 Chukyo Yuugi:Kk パチンコ球研磨機

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000186887A (ja) * 1998-12-18 2000-07-04 C0Smos Sangyo Kk フレキシブルコンテナの乾燥方法およびそのための乾燥装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2002336809A (ja) 2002-11-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6413020B1 (en) Vacuum transfer apparatus and process
US8056510B2 (en) Potable water delivery system for animals
US7455067B1 (en) Portable food tray pre-wash and water recycling apparatus
US6076702A (en) Bulk bag discharge system and method
AU720208B2 (en) An apparatus for collecting live marine animals
US11517914B2 (en) Kitchen garbage processor
US6915896B2 (en) Cleaning drain apparatus for an auger assembly
DE60000348T2 (de) Anlage zum entfernen von streu und zum wiederfüllen von tierkäfigen
JP4713020B2 (ja) 洗浄液排出具
CN105684940A (zh) 一种小型的自动化家禽饲养装置
CN205431532U (zh) 一种小型的自动化家禽饲养装置
KR101739584B1 (ko) 사료 정량 자동 공급장치
ES2199610T3 (es) Procedimiento y aparato para limpiar sistemas de tuberia industrial.
CN108940950A (zh) 一种用于空调配件切削装置中的防污装置
CA2669803A1 (en) Fish feeder
CN212014298U (zh) 一种开肚去内脏清洗一体机
CN107212437B (zh) 一种蔬菜用多功能清洗池
KR200455427Y1 (ko) 수족관 청소기
JP6640636B2 (ja) コンバインにおける揚送本体ケースの蓋構造
KR200363992Y1 (ko) 사료 공급 장치
KR200415241Y1 (ko) 찌꺼기배출구가 형성된 분만틀용 먹이통
JP7248544B2 (ja) 炊飯の前処理システム
CN213281075U (zh) 一种可调节式哺乳母猪喂料机
KR102634335B1 (ko) 내구성이 높고 안전한 먹이 공급이 가능한 가축 급이기의 사료배출장치
US2871822A (en) Animal watering device

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080529

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100405

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100706

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100903

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110301

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110324

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4713020

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term