JP3343141B2 - 粉粒体投入装置 - Google Patents

粉粒体投入装置

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JP3343141B2 JP28996392A JP28996392A JP3343141B2 JP 3343141 B2 JP3343141 B2 JP 3343141B2 JP 28996392 A JP28996392 A JP 28996392A JP 28996392 A JP28996392 A JP 28996392A JP 3343141 B2 JP3343141 B2 JP 3343141B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ホッパ内に貯留された
粉粒体をホッパ下方に設置されたコンテナ内に投入する
装置に関するものである。
【0002】
【従来技術及びその問題点】図7は従来の粉粒体投入装
置の一例を示す正面図である。この装置は、ホッパ1の
下方に設置されたコンテナ2内に、ホッパ1内の粉粒体
を、コンテナ2の投入口2aに面するよう位置させたホ
ッパ1の排出口1aから落下させることによって投入す
るものである。しかし、この装置では、粉粒体が高い所
からコンテナ2の底面2b上に落下されるので、粉粒体
が破砕したり、落下点の部分に圧密が生じたりし、この
ため、ホッパ1に貯留された粉粒体の性状がコンテナ2
に投入されたことによって変わってしまうという問題が
あった。
【0003】そこで、図8に示すように、ホッパ1の排
出口1aに傾斜部3aを有する筒状のシュート3を設
け、シュート3の傾斜部3a先端にコンテナ2の投入口
2aを位置させて、ホッパ1からコンテナ2への粉粒体
の投入を緩かに行なうようにした粉粒体投入装置があ
る。しかし、この装置では、シュート3が傾斜部3aを
有するため、広い設置スペースを要し、コンテナ2を傾
斜させるための機構も要し、装置全体が大がかりとなっ
てしまうという問題があった。
【0004】
【発明の目的】本発明は、粉粒体に破砕や圧密が生じる
のを防止でき、更には、装置全体が大がかりとなるのも
防止できる粉粒体投入装置を提供することを目的とす
る。
【0005】
【目的を達成するための手段】本発明の粉粒体投入装置
は、ホッパ内に貯留された粉粒体を、ホッパ下方に設置
されたコンテナ内に投入する装置において、コンテナ又
はホッパを、粉粒体の投入開始時からの時間経過に基づ
いて、又は、コンテナ又はホッパの粉粒体量に基づい
て、昇降させる、昇降機構を備え、ホッパの排出口に
は、コンテナ内に進入可能な筒状シュートが設けられて
おり、筒状シュート内には、粉粒体を流動させるための
滑り面が螺旋状に設けられていることを特徴としてい
る。
【0006】
【作用】ホッパ内の粉粒体は、筒状シュート内に流入す
ると、螺旋状に設けられた滑り面上を流動して下方へ移
動し、筒状シュートの排出口からコンテナ内に排出即ち
投入される。このときの粉粒体の排出速度は、滑り面上
を流動してくるために緩かなものとなっている。
【0007】昇降機構により、ホッパを下降させ、又は
コンテナを上昇させて、筒状シュートをコンテナ内に進
入させ、筒状シュートの排出口をコンテナの底面から僅
かに離れた位置に設定しておくと、投入開始時における
筒状シュートの排出口からコンテナ内に排出される粉粒
体への衝撃は小さいものとなる。投入された粉粒体はコ
ンテナ内に堆積していくが、昇降機構により、ホッパを
上昇させ、又はコンテナを下降させることにより、堆積
された粉粒体が筒状シュートの排出口を塞ぐことなく、
粉粒体の投入が継続される。昇降機構の昇降速度を、粉
粒体の時間当りの投下量に基づいて一定に設定しておく
と、投入継続時における筒状シュートの排出口と堆積し
た粉粒体との間隔は、僅かなまま変わることなく推移し
ていき、投入継続時における粉粒体への衝撃は小さいま
まとなる。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例を図に基づいて説明す
る。図1ないし図3は本発明の一実施例の粉粒体投入装
置の作動状態を順に示す正面図である。10はホッパ、
20はコンテナ、30は筒状シュート、40は昇降機構
である。ホッパ10はロードセル50上に載置されてお
り、ホッパ10内の粉粒体量はロードセル50によって
計られるようになっている。コンテナ20は、ホッパ1
0の下方に設置された昇降機構40のテーブル41上に
載置されており、昇降機構40の作動に伴なって上下に
移動されるようになっている。
【0009】筒状シュート30は、ホッパ10の排出口
11に着脱自在に垂設されている。筒状シュート30内
には、図4に示すような螺旋状の滑り面31が設けられ
ている。滑り面31は連続している。図5は図4のV矢
視図である。なお、図4は筒状シュート30内を透視し
て示す図である。排出口11には、排出口11の開閉を
行なう弁機構61、及び排出口11ひいては筒状シュー
ト30に振動を加える振動機62が設けられている。
【0010】昇降機構40には、その作動を制御する制
御装置70が接続されている。制御装置70は、粉粒体
の投入開始時における筒状シュート30の排出口32と
コンテナ20の底面21との間隔をL(図2)に設定
し、投入開始からの時間の経過に伴なってテーブル41
即ちコンテナ20を一定速度で徐々に下降させていき、
筒状シュート30の排出口32と投入されて堆積した粉
粒体との間隔を一定に維持するよう制御するものであ
る。なお、テーブル41の下降させる速度は、粉粒体の
時間当りの投下量を予め実験により求め、それに基づい
て設定されている。また、間隔Lは、投入開始とともに
排出される粉粒体の受ける衝撃が極力小さくなるととも
に、投入開始とともに排出され堆積する粉粒体によって
すぐに排出口32が塞がれることのないような大きさに
設定されている。
【0011】次に、上記構成の粉粒体投入装置の作動に
ついて説明する。まず、図1に示すようにテーブル41
上に載置されたコンテナ20を、制御装置70によって
昇降機構40を作動させて上昇させ、筒状シュート30
をコンテナ20内に進入させ、図2に示すように、筒状
シュート30の排出口32とコンテナ20の底面21と
の間隔をLに設定する。なお、コンテナ20は、倉庫等
からスタッカクレーン等により搬出され、ベルトコンベ
ヤ等に載せられて運搬され、その途中で蓋が開かれ、テ
ーブル41上に載置される。一方、ホッパ10内には、
ロードセル50によって計量された所定量の粉粒体が貯
留されている。
【0012】次に、弁機構61を作動させて排出口11
を開くとともに、振動機62も作動させる。ホッパ10
から排出口11を通って筒状シュート30内に流入した
粉粒体は、螺旋状の滑り面31上を流動しながら下方へ
移動していき、排出口32からコンテナ20内に排出さ
れる。これにより、ホッパ10からコンテナ20への投
入が開始される。間隔Lが上述のように設定されている
ので、投入開始時における粉粒体の受ける衝撃は小さい
ものとなる。
【0013】粉粒体の投入開始と同時に、制御装置70
によって昇降機構40を作動させ、図3に示すように、
テーブル41即ちコンテナ20を徐々に下降させる。粉
粒体は投入開始後、時間の経過とともに徐々にコンテナ
20内に堆積していくが、制御装置70による制御によ
ってテーブル41が徐々に下降していくので、筒状シュ
ート30の排出口32と投入されて堆積した粉粒体との
間隔は僅かなまま一定に維持される。従って、排出口3
2から継続して排出される粉粒体の受ける衝撃は小さい
ままとなる。
【0014】しかも、筒状シュート30内を通る粉粒体
は、螺旋状の滑り面31上を流動していくので、排出口
32からコンテナ20内に排出される粉粒体は排出速度
の緩かなものとなっている。これによっても、排出口3
2からコンテナ20内へ排出される粉粒体の受ける衝撃
は小さなものとなる。
【0015】粉粒体の投入過程において、筒状シュート
30は振動機62によって振動しているので、筒状シュ
ート30内の粉粒体は滑り面31上を滞留することなく
円滑に流動していく。このため、排出口32から排出さ
れる粉粒体の量は常に一定したものとなり、投入開始か
らの時間経過に基づいた制御を行なう制御装置70によ
る制御は上述した作用を確実に発揮するものとなる。
【0016】このように本実施例の粉粒体投入装置によ
れば、投入開始時から、粉粒体の受ける衝撃を小さくで
き、従って、投入よって粉粒体に破砕が生じたり投入さ
れた粉粒体に圧密が生じたりするのを防止できる。特
に、筒状シュート30内に螺旋状の滑り面31を設け、
排出口32からの排出を緩かなものとしたので、上記効
果を顕著に発揮することができる。
【0017】なお、筒状シュート30は着脱自在である
ので、粉粒体の性状に適した流動し易い滑り面31を有
するものに変えることができ、また、洗浄も行ない易
い。
【0018】また、筒状シュート30は垂設されてお
り、ホッパ10又はコンテナ20が昇降するだけであ
り、制御装置70は小型のものであり、横方向のスペー
スを必要とする装置や横方向への動きはないので、装置
全体が大がかりとなることはない。
【0019】
【別の実施例】
(1) 上記実施例の制御装置70は、投入開始時からの時
間経過に基づいて制御を行なうものであるが、その代わ
りに、ホッパ10からの粉粒体の減少に基づいて制御を
行なうものを用いてもよい。
【0020】(2) 図6に示すように、ホッパ10を昇降
させるようにしてもよい。なお、図6では、コンテナ2
0をロードセル50上に載置しており、制御装置70
は、コンテナ20内に投入された粉粒体量に基づいてホ
ッパ10の昇降を制御するものである。もちろん、制御
装置70として、投入開始時からの時間経過に基づいて
制御するものを用いてもよい。
【0021】(3) 上記実施例の滑り面31は、連続した
ものであるが、その代わりに、螺旋状ではあるが不連続
なものを用いたり、任意な形状の庇状のものを複数個設
けたりしても、排出口32からの粉粒体の排出を緩かな
ものにできる。
【0022】(4) 振動機62は必ずしも設けなくてよ
い。
【0023】
【発明の効果】以上のように、本発明の粉粒体投入装置
は、ホッパ10内に貯留された粉粒体を、ホッパ10下
方に設置されたコンテナ20内に投入する装置におい
て、コンテナ20又はホッパ10を粉粒体の投入に伴な
って昇降させる昇降機構40を備えているので、投入開
始時から、粉粒体の受ける衝撃を小さくでき、従って、
投入よって粉粒体に破砕が生じたり投入された粉粒体に
圧密が生じたりするのを防止できる。特に、ホッパ10
の排出口11には、コンテナ20内に進入可能な筒状シ
ュート30が設けられており、筒状シュート30内に
は、粉粒体を流動させるための滑り面31が螺旋状に設
けられているので、排出口32からの排出を緩かなもの
にでき、上記効果を顕著に発揮することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の粉粒体投入装置の一作動状態を示す
正面図である。
【図2】 本発明の粉粒体投入装置の一作動状態を示す
正面図である。
【図3】 本発明の粉粒体投入装置の一作動状態を示す
正面図である。
【図4】 本発明の粉粒体投入装置の筒状シュートを示
す透視図である。
【図5】 図4のV矢視図である。
【図6】 本発明の別の実施例の粉粒体投入装置の一作
動状態を示す正面図である。
【図7】 従来の粉粒体投入装置の一作動状態を示す正
面図である。
【図8】 従来の別の例の粉粒体投入装置の一作動状態
を示す正面図である。
【符号の説明】
10 ホッパ 20 コンテナ 30 筒状シュート 31 滑り面 40 昇降機構
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭50−41269(JP,A) 特開 昭51−110366(JP,A) 特開 昭53−54579(JP,A) 特開 昭60−67330(JP,A) 特開 平3−176302(JP,A) 実開 昭48−39675(JP,U) 実開 昭52−116878(JP,U) 実開 平2−97296(JP,U) 実開 昭55−180357(JP,U) 米国特許4002274(US,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65D 88/00 - 90/66 WPI/L(QUESTEL)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ホッパ内に貯留された粉粒体を、ホッパ
    下方に設置されたコンテナ内に投入する装置において、 コンテナ又はホッパを、粉粒体の投入開始時からの時間
    経過に基づいて、又は、コンテナ又はホッパの粉粒体量
    に基づいて、昇降させる、昇降機構を備え、 ホッパの排出口には、コンテナ内に進入可能な筒状シュ
    ートが設けられており、筒状シュート内には、粉粒体を
    流動させるための滑り面が螺旋状に設けられていること
    を特徴とする粉粒体投入装置。
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JPH07309411A (ja) * 1993-09-07 1995-11-28 Takeda Chem Ind Ltd 固形物搬送装置
JP4713020B2 (ja) * 2001-03-14 2011-06-29 ヨシモトポール株式会社 洗浄液排出具
CN102658925A (zh) * 2012-05-16 2012-09-12 苏州金牛精密机械有限公司 一种送料料斗

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