JP4712791B2 - 骨盤の位置合わせ方法および装置 - Google Patents

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Description

開示の内容
本発明は骨盤の位置合わせ(pelvic registration)に関し、特に、側臥位にされた被検者の骨盤の位置合わせに使用する方法、装置、コンピュータプログラムコードおよびコンピュータプログラムプロダクトに関する。
患者の骨盤の位置合わせ方法が数多く存在する。例えば、機械的なポインタを用いて、腸骨稜および寛骨臼縁の表面上のいくつかの点位置を決定した後、骨盤のコンピュータ・トモグラフィ(CT)画像のセットを用いて位置合わせを行うことができる。術中に行う方法では、Cアームを用いて骨盤のX線透視画像の取り込みを行ってから、骨盤の解剖学的構造とその構造を包括するCT画像とを照合することによって骨盤の位置合わせをすることができる。他に、このCT画像は骨盤の準拠面(reference plane)を確定するために使用可能である。これらの方法は画像に依存し、術前もしくは術中に撮影された画像の利用を必要とする。
画像を必要としない位置合わせ方法では、術中、骨盤上に多くの点位置を定めなくてはならない。
一方、患者を仰臥位でなく側臥位にすることが必要な多くの手術方法がある。側臥位の患者においては、仰臥位の患者に付けられた解剖学的な点位置のままでは外科医が容易に処置を行うことができない。また、すべての医療設備もしくは手術室に、側臥位の骨盤を位置合わせする上記の方法に必要なCT画像システムがあるわけではない。CT画像システムがない場合、骨盤の位置合わせの1つのアプローチとして、仰臥位の患者の骨盤を位置合わせしてから、患者を側臥位に再度位置合わせをすることである。しかしながら、このアプローチは麻酔による危険と隣り合わせであり、無菌状態の維持に問題を引き起しかねず、また患者への対応や、仰臥位もしくは側臥位の骨盤の状態における異なる負荷のために骨盤の位置が変わってしまうこともある。
したがって、画像設備を必要とせずに、側臥位にさせた患者の骨盤を位置合わせできることは有益である。
本発明の第1の特徴に従って、側臥位における患者の骨盤の位置合わせ方法を提供する。第1の面における第1の点および第2の点の位置を決定できる。第1の面は骨盤の第1の基準面(cardinal plane)と平行とすることができる。第2の面における第3の点および第4の点の位置を決定できる。第2の面は骨盤の第2の基準面と平行とすることができる。第2の面は第1の面と垂直とすることができる。骨盤の第3の基準面の位置を決定でき、第3の基準面は第1の基準面および第2の基準面に垂直とすることができる。
十分な量の点位置を決定し幾何学的な制約事項を利用することによって、側臥位における患者の骨盤の位置を基準となるフレーム内で位置合わせすることができる。
第1および第2の点の1つ、もしくは第3および第4の点の1つを第1の面および第2の面と共通とすることができる。このようにして、骨盤の位置合わせに使用する多くの点が削減可能である。
第1の基準面は骨盤前頭面とすることが可能である。第2の基準面は骨盤正中矢状面とすることができる。第3の基準面は骨盤横断面としてもよい。
第1および第2の面における2つより多い点の位置が決定できる。第1の面における第5の点の位置を決定できる。第2の面における第6の点の位置を決定できる。第1および/もしくは第2の面における少なくとも3つの点の位置を決定できる。
第1の面は第1の基準面としてもよい。第2の面は第2の基準面とすることができる。
第1、第2、第3および第4の点の位置決定としては、トラッキングシステムによって検出可能な器具の位置の追尾がある。この器具はトラッキングシステムによって検出可能なマーカーを有することができる。マーカーは無線で検出可能であってもよい。またマーカーは電磁放射を用いて検出可能としてもよい。更に、スペクトルの無線周波数(RF)部分における電磁放射を用いて検出可能としてもよい。
方法としては、骨盤の仮想モデルもしくは骨盤の画像を用いて骨盤の位置合わせを行うことを含んでもよい。この方法はコンピュータ支援手術(CAS)もしくは画像誘導手術(IGS)に利用できる。
この方法は、マーカーの位置を決定するためのトラッキングシステムによって検出可能なマーカーを、骨盤の特定された解剖学的特徴を備えた部分に取り付けることをさらに含むことができる。
第1、第2、第3および第4の点の位置決定としては、骨盤の解剖学的特徴を備えた部分のそれぞれに器具の先端を当てることを含んでもよい。第1、第2、第3および第4の点の位置決定では、器具の先端を皮下に当ててもよい。第1、第2、第3および第4の点の位置決定では、器具の先端を経皮的に当てることを含む。
この方法は、解剖学的特徴部の上部の皮膚に器具の先端を当てる前に、この解剖学的特徴部を特定するため、患者の皮膚を触診することをさらに含むことができる。
第3の基準面の位置決定は、第3の基準面の位置を計算することを含んでもよい。第3の基準面の位置は、幾何学的制限のみを利用して計算することができる。この幾何学的制限では、第3の基準面が第1の基準面と第2の基準面の両方に垂直とすることが可能である。
骨盤の点位置は骨盤の解剖学的特徴部、もしくは骨盤に対して固定され、側臥位における患者に容易にアクセス可能な解剖学的特徴部とすることができる。
第1の点は上前腸骨棘とすることができる。第2の点は恥骨結合の中央部としてもよい。第3および/もしくは第4の点は、骨盤の正中矢状面の任意の点としてもよい。第3および/もしくは第4の点は、椎骨もしくは脊椎の解剖学的特徴部とすることができる。第3および第4の点は背骨の一部としてもよい。第3および第4の点は脊椎の異なる仙骨部分および/もしくは腰椎部分とすることができる。第3および第4の点の1つは、第5腰椎の棘突起としてもよい。好ましくは、第3および第4の点は仙骨の棘突起である。第3の点は第1仙椎の棘突起としてもよい。第4の点は第2仙椎の棘突起とすることができる。第3および第4の点は、第1仙椎棘突起、第2仙椎棘突起、第5腰椎棘突起、臀裂、および骨盤の正中矢状面上に位置するその他の解剖学的な点のいずれかから選択できる。
第1および第2の面に共通の点は恥骨結合とすることができる。
本発明の更なる特徴は、側臥位における患者の骨盤を位置合わせするシステムの提供にある。このシステムは骨盤上もしくはその近傍の複数の点を位置決めするための器具を含むことができる。器具の位置はトラッキングシステムによって検出可能とすることができる。このトラッキングシステムは器具の位置を表す信号を生成することが可能である。コンピュータシステムは、信号を受信するためにトラッキングシステムと通信を行うことができる。このコンピュータシステムはデータ処理装置と命令を記憶するメモリとを含んでもよい。命令によってデータ処理装置が骨盤部分の位置の第1のセットを用いて第1の骨盤面の位置決定、骨盤部分の位置の第2のセットから第2の骨盤面の位置決定、更に第3の骨盤面の位置決定を行うことができる。これらの骨盤面は互いに垂直とすることができる。
この器具はトラッキングシステムによって検出可能なマーカーを有していてもよい。マーカーはトラッキングシステムによって無線で検出可能とすることができる。
器具の位置信号はこの器具の位置を表す少なくとも1つのデータ項目を含むことができる。また器具の位置信号はマーカーを識別する少なくとも1つのデータ項目を含んでもよい。
このトラッキングシステムおよびコンピュータシステムは統合されていてもよく、また分離されていてもよい。
骨盤位置の第1のセットは、第1の骨盤面に平行な第1の面、もしくは第1の骨盤面において、少なくとも3つの骨盤位置もしくは骨盤近傍の位置を含むことができる。骨盤位置の第2のセットは、第2の骨盤面に平行な第2の面もしくは第2の骨盤面において、少なくとも2つの骨盤位置もしくは骨盤近傍の位置を含むことができる。骨盤位置の第1のセットおよび骨盤位置の第2のセットにおける骨盤位置もしくは骨盤近傍の位置の1つは共通とすることが可能である。骨盤位置の第2のセットは第2の骨盤面に平行な第2の面もしくは第2の骨盤面において、少なくとも3つの骨盤位置もしくは骨盤近傍の位置を含むことができる。好ましくは、骨盤近傍の位置は骨盤に対して固定的な解剖学的特徴部である。
好ましくは、骨盤位置もしくは骨盤近傍位置は、外科医が側臥位の患者に容易にアクセス可能な位置である。すなわち、外科医は側臥位以外の位置に患者を動かすことなく、側臥位の患者に対してその位置および解剖学的特徴部を位置決定するため、経皮的もしくは皮下的にアクセスする。
骨盤部分の位置の第1のセットは、上前腸骨棘および恥骨結合の位置を含んでもよい。骨盤部分の位置の第2のセットは、第1仙椎の棘突起および第2仙椎の棘突起を含む。骨盤部分位置の第2のセットは、第1腰椎、第2腰椎、第3腰椎、第4腰椎、第5腰椎、第1仙椎、第2仙椎および第3仙椎の内のいずれか2つの棘突起位置を含むことができる。好ましくは、2つの椎骨は第5腰椎、第1仙椎および第2仙椎を含むグループから選択される。後者の3つの点位置はより容易な外科医のアクセスが可能である。
本発明の更なる特徴によれば、側臥位における患者の骨盤を位置合わせする方法が提供される。骨盤の第1の基準面の位置は、第1の基準面と平行な第1の面の第1の点および第2の点の位置を用いて計算もしくは導き出すことが可能である。骨盤の第2の基準面の位置は、第2の基準面と平行な第2の面に位置決めされた第3の点および第4の点の位置を用いて計算もしくは導き出すことが可能である。骨盤の第3の基準面の位置も計算もしくは導き出すことが可能である。第1、第2および第3の基準面は相互に垂直である。
したがって、幾何学的制限および骨盤もしくはその近傍の点の位置を利用して、側臥位における患者の骨盤位置を導き出す、もしくは得ることが可能である。
第1の面を第1の基準面と一致させること、および/もしくは第2の面を第2の基準面と一致させることが可能である。
第1の基準面を骨盤前頭面とすること、および/もしくは第2の面を骨盤矢状面とすること、および/もしくは第3の面を骨盤横断面とすることができる。
第2の基準面の位置計算もしくは導出においても第1もしくは第2の点の1つを利用できる。この場合、第1もしくは第2の点の1つは2つの面と共通であり、これによって使用する点の数を減少させる。第1もしくは第2の点は恥骨結合上にしてもよい。
本発明の更なる特徴によれば、本発明の前述の方法の特徴を提供するデータ処理装置によって実行可能なコンピュータプログラムコードを提供する。前述の特徴に従うコンピュータプログラムコードを有するコンピュータで読み込み可能な媒体を備えたコンピュータプログラムプロダクトも提供する。
本発明の更なる特徴によれば、側臥位の患者の骨盤を位置合わせする方法を提供する。器具の位置は複数位置で検出可能である。骨盤の複数の対応する解剖学的特徴部もしくはその近傍の位置は、それぞれの検出された位置に基づいて決定してもよい。第1、第2および第3の相互に直交する骨盤基準面の位置は計算もしくは導出することができる。
複数の位置は少なくとも第1、第2、第3および第4の位置を含んでもよい。4つより多い位置を検出することができる。複数の対応する解剖学的特徴は、骨盤もしくはその近傍の第1、第2、第3および第4の解剖学的特徴を含んでもよい。4つより多い対応する解剖学的特徴部の位置を決定することができる。
器具の位置検出は器具を無線で追尾することを含んでもよい。
第1、第2、第3および第4の解剖学的特徴部の内3つは同じ面に位置してもよい。
位置の計算は、第1、第2、第3および第4の同じ面に位置しない解剖学的特徴部の1つおよび基準面の2つが直交するという幾何学的制限を利用することを更に含んでもよい。
例示のみの目的で、添付の図面を参照し、本発明の実施例を説明する。別段の記載がなければ、異なる図における同様の項目は共通の参照符号を当てている。
人工股関節置換の外科手術を行う状況において、本発明をより詳細に説明する。一方、理解すべきは、本発明がこの特定の方法に限定されるものではなく、コンピュータ支援手術(CAS)および特定の画像誘導手術(IGS)を利用して骨盤の位置合わせを可能にするために有益な如何なる外科的、分析的、治療的、予防的もしくは診断的方法に用いてもよいことである。さらに本発明をRF無線トラッキングシステムとの関係において説明する。一方、他のトラッキング技術および関連するマーカー技術が利用可能である。例えば、有線のトラッキングシステムを用いてもよい。また、他の無線トラッキング技術、例えば超音波を用いる音響に依存するシステムおよび赤外線やマイクロ波の周波数を用いる電磁放射に依存するシステムなどが利用できる。
基本的に骨盤は3つの互いに垂直な準拠面もしくは基準面(横断面、正中矢状面および前頭面)を有するものとして表現することができ、これらの面の間において、内部に骨盤が位置する仮想長方形の空間を規定する。骨盤の位置はこれらの面の位置を決定することで確実に決定することができる。
図1を参照すると、コンピュータ支援手術(CAS)システム100が示され、このシステムは、適切にプログラムされた汎用コンピュータシステム102およびトラッキングシステム104を備えている。コンピュータシステム102は画像表示システム106および入力装置(図示せず)を具備し、ユーザは、これらによって、コンピュータシステムを使用して実行するソフトウエアを制御するためにコマンドを入力することができる。入力装置はキーボードおよびマウスなどのポインタ器具を備えることができ、ディスプレイ装置はタッチセンサースクリーンを含んでもよい。
トラッキングシステム104は、説明上明確にするためだけにコンピュータシステム102と別に示されているが、実際にはコンピュータシステム102と統合されていてもよい。トラッキングシステム104は、患者、および外科医が使用する道具や器具に取り付け可能なトランスポンダを備えたマーカーと無線通信するために無線周波数(「RF」)の電磁信号を用いる。1つの実施例において、このトラッキングシステムは、手術部位すなわち患者130の骨盤周囲の領域が位置する可動範囲内に電磁場の分布を生じさせる3つのコイル108、110、112を有する。図1に示すように、患者もしくは被検者は側臥位に寝かせる。
それぞれのマーカーは相互に垂直な3つのコイルを有し、これらのコイルは、マーカーの信号処理回路部によって処理される電圧信号を発生させてデジタル信号を生成するため、可動範囲内のこれらコイルの位置で誘導によって界成分を検出する。その後、デジタル信号は異なる無線周波数でマーカーにより送信され、トラッキングシステムのアンテナ114によって受信される。このデジタル信号は、トラッキングシステムの基準フレームもしくは座標系内で追尾されたマーカーの位置および方向を示す信号もしくはデータを生成するために、トラッキングシステムによって処理される。個々のマーカーもまた固有の識別子を有し、この識別子も、マーカーIDデータ項目を提供するためにトラッキングシステムに送信されるので、CASシステムは個々のどのマーカーが位置データと関係するのかを認識する。適切なトラッキングシステムおよびマーカーの詳細が米国特許公開番号US-A-2003/0120150(米国特許出願シリアル番号10/029,473)および国際特許出願公開番号WO-A1-96/05768に開示されており、あらゆる目的のためにこれら全てをここに参照して本明細書に組み入れる。
図1にも示すごとく、患者130をテーブル132もしくは他の支持台の上に側臥位に寝かせる。外科医は追尾可能なマーカー136を有するプローブもしくはポインタ134の形で器具を使用できるので、トラッキングシステムの参照システムにおけるポインタの位置を決定することができる。他の実施例では無線トラッキングシステムが利用でき、更に別の実施例では器具の位置は、器具の位置を決定するアームの位置を示すために処理が可能な信号を与える結合部で、トランスデューサを有する関節で繋がったアームの先端に器具を取り付けることによって決定することが可能である。
トラッキングシステム104は、個々の追尾されたマーカーの位置を表すデータ項目を与えるために処理されたコンピュータシステムにどちらの信号でも送信することができ、もしくはトラッキングシステムはCASのアプリケーションに入力する場合にコンピュータシステムに直接データ項目を送信することができる。このコンピュータシステムおよびCASのアプリケーションは、特に図6および図7に関して以下に詳細に説明する。
まず、骨盤の位置合わせ方法を全人工股関節置換術の状況の中で説明する。前述のごとく、この方法は他の方法に利用することが可能である。
図2を参照すると、手術を行うための方法200を描いたフローチャートが示されている。この方法は工程202で始まる。工程204は患者の手術領域の画像データを取り込む任意的な工程である。例えば、患者の骨盤のCTスキャンを行い、患者の体の部分画像データを適切なフォーマットで記録する。他の形式の患者の体の部分画像も工程204で取り込むことができ、例えば、画像データをX線もしくは超音波を用いて取り込むことができ、あるいはデジタル画像も取り込むことが可能であり、取り込まれた画像は一連の手順、通信および処理のための適切なフォーマットで記録する患者の体の部分画像データを提供するためにデジタル化することが可能である。
骨盤および股関節の画像データは工程204で集められ、工程206で患者は手術が行われる手術室で側臥位に寝かせられる。理解すべきは、もし手術室が画像装置も利用できれば工程204の画像取り込みもまた手術室内で行うことができるということである。どちらにしても、画像データは患者が側臥位の状態で工程204にて収集される。工程206はその後、手術室で側臥位に患者を寝かせるだけである。
工程208にて、患者の骨盤位置はトラッキングシステム104の基準となるフレーム(reference frame)もしくは座標のフレームを利用して位置合わせされる。すなわち、このCASシステムはトラッキングシステムを通じて骨盤のあらゆる領域の位置に関して、CASシステムがトラッキングシステムの基準フレーム内の骨盤位置を決定できる十分な情報が備わっている。
骨盤の大きさもまた、骨盤の画像が位置合わせの前に得られる画像に依存した方法のために決定することができる。画像を利用しない方法のために、この大きさもまた収集した点を用いて、一般的な骨盤形状モデルを患者の実際の骨盤の形状に変形させるためのモーフィングアルゴリズムを利用して決定することができる。もしモーフィングを行なわなければ、寛骨臼カップの植え込みのための前傾および傾斜角を計算するために利用可能な患者の骨盤の準拠面を提供する方法がある。
CASシステムを用いた患者の骨盤の位置合わせをする工程は、より詳細に以下に説明する。その後、工程210にて、手術は外科医を支援するためのCASシステムを利用して行うことができる。骨盤の位置は、手術の手順、計画及びナビゲーションソフトウエアにより利用されてもよい。
例えば、手術手順のアプリケーションは人工股関節置換術の工程を通じて外科医を支援するために利用可能である。手術手順は、手術後のインプラントの適切な運動学的動作を提供するように、骨盤位置を用いて骨盤および大腿部インプラントのための適切な位置および方向を決定するといった外科的処置の計画に関する工程を含んでもよい。一旦好ましいインプラント位置が決定されると、ナビゲーション手術の工程は、追尾された用具や器具の正確な位置決めにおいて外科医を支援するワークフローに含めることが可能である。ナビゲートもしくは画像誘導された動作は、パイロット孔(pilot hole)およびガイドホールの穴あけ、インプラントステムおよびインプラント本体を受ける空洞のリーミングおよび骨の表面切除など、インプラントの挿入および取り付けに関する手術工程を容易にする。理解すべきは、他のナビゲートおよび画像誘導された手術工程が実施できることである。
人工股関節置換術が完全に終了するまで、工程210の間に他の多くのナビゲートおよび画像誘導された手術を行うことができ、その後工程212で終了する。本発明の本質を不明確にしないように外科手術の終了工程の詳細はここでは説明しない。
図3は、図2の工程208に一般的に対応した骨盤を位置合わせする方法220を描いたフローチャートを示す。この方法は工程222で始まり、工程224で、骨盤の位置を追尾するために、トラッキングシステムによって検出可能なマーカーを患者の腸骨稜に着ける。マーカーにより、手術中の如何なる骨盤の動きも補償することが可能であり、位置合わせが患者の如何なる動きからも独立したものとなる。この骨盤マーカーは骨盤上のどこにつけてもよいが、腸骨稜が好ましい。マーカーは手術の傷の外側、あるいは経皮的に着けることができる。1つの実施例において、マーカーは寛骨臼近傍かつ手術の傷の内部の腸骨に着けられる。
次に、工程226において、外科医は骨盤の第1の基準面に平行であるか、あるいは骨盤の第1の基準面に実際に位置する第1の面にある、骨盤上の複数の点を特定する。複数の点は、外科医が追尾可能なポインタの先端を骨盤の点上に置き、トラッキングシステムがポインタの位置を決定し、それにより、骨盤の点の位置に対応する先端の位置を決定することによって特定される。
図4Aは第1の面の点を特定するための方法240をより詳細に描いたフローチャートを示し、この方法は通常、工程226に対応する。外科医は経皮的および皮下的に点を特定することができる。経皮的なアプローチにおいて、外科医は骨盤の解剖学的な点位置を発見するために骨盤の上から皮膚を触診する。一旦外科医が点を発見すると、外科医はその点の上の皮膚上にポインタの先端を置き、その位置を取り込むようコンピュータシステムに命令する。皮下的なアプローチにおいて、外科医は適切な1つのまたは複数の切り口を通じてポインタを直接骨盤の上に置き、その点の位置を取り込むことをコンピュータシステムに通知する。経皮的および皮下的なアプローチの組み合わせは異なる点位置に対して利用可能である。第2の面の点もまた経皮的および/もしくは皮下的に特定可能である。
工程242において、骨盤前頭面の第1の点は患者の骨盤の上前腸骨棘上に経皮的もしくは皮下的にポインタの先端を置くことによって特定される。図5Aは患者の骨盤140の一部の斜視図を示し、上前腸骨棘の解剖学的な点142の位置を示す。外科医はコンピュータシステムに命令を入力し、例えばタッチスクリーン106上に表示された「ボタン」に触れることにより、トラッキングシステムを用いてポインタの現在位置を取り込む。その後工程244にて、外科医はポインタの先端を経皮的もしくは皮下的に患者の骨盤の恥骨結合の中央前頭部上に置き、ポインタの現在位置を前述のごとく取り込む。図5Aはまた、恥骨結合の解剖学的な点144の中央部の位置を示す。以上の骨盤の2つの解剖学的な点は、双方ともに前頭面146に位置する。しかしながら、さらなる情報がなければ、この前頭面146の位置は完全に定義されず、この段階では2つの解剖学的な点142および144を含むあらゆる面となりうる。
他の実施例において、骨盤の解剖学的な点は全て前頭面に平行な面に位置しており、同じ面にはない。
方法220に戻ると、工程228で、骨盤の第1の面に垂直な第2の面における複数の点が外科医により特定される。図4Bは第2の面における複数の点を特定する方法250を描いたフローチャートを詳細に示す。説明された実施例においては、第2の面は、骨盤の基準面と一致する、すなわち骨盤の基準面と同じ面である。他の実施例では、第2の面は骨盤の第2の基準面と平行である。方法250は骨盤正中矢状面に位置する解剖学的な点を特定することを含む。
図5Bは骨盤の複数の解剖学的特徴部もしくはその近傍を描いた患者の骨盤140の斜視図を示す。工程252において、外科医はマークされたポインタの先端を患者の第1仙骨148の棘突起に置く。別の実施例において、第5腰椎の棘突起が代わりに利用される。経皮的もしくは皮下的アプローチのいずれかを前述のごとく用いてもよい。コンピュータシステムはその後特定された位置を取り込み、前述のごとく点の位置を決定する。その後、工程254で、外科医はマークされたポインタの先端を患者の第2仙骨150の棘突起上に置き、その点の位置を取り込んで前述のごとく決定する。第1仙骨および第2仙骨の解剖学的特徴部の利用は必ずしも必要ではないが、これら解剖学的特徴部の位置は骨盤に対して固定されているので好都合である。解剖学的な点148および150は両方とも骨盤正中矢状面152に位置し、点144もまたこの面に位置する。
別の実施例では、側臥位における患者に対してアクセス可能な他の解剖学的特徴部が利用できる。一般的に、この正中矢状面もしくはこれに平行な面からの少なくとも2つの点の位置が取り込まれる。
図3に戻ると、骨盤の位置合わせ方法220は解剖学的な点の位置および特定の幾何学的制限を利用して、工程230で骨盤の第3の基準面の位置を計算するコンピュータシステム102によって進められる。前述の実施例では、恥骨結合の中央前頭部144は骨盤前頭面146および骨盤正中矢状面152の両方に位置する。したがって、恥骨結合の中央前頭部144およびこの2つの棘突起の点148およびその間にある152は骨盤正中矢状面152を確定する。恥骨結合の中央前頭部144および上前腸骨棘の点142は両方とも骨盤前頭面146に位置し、骨盤前頭面の位置は骨盤前頭面および骨盤正中矢状面が直交するという幾何学的制限を利用して決定することができる。骨盤横断面の位置はその後工程230で骨盤横断面が骨盤前頭面および骨盤正中矢状面の両方に垂直であるという幾何学的制限を利用して決定することができる。したがって、このアプローチにおいては、特定の幾何学的制限は、骨盤の基準面を構成もしくは導出させるため、取り込まれた解剖学的位置を拡張するよう利用される。
前述の実施例では、4つの解剖学的な位置が2つの面と共通な位置の1つとともに利用される。しかしながら、別の実施例では、4つより多い解剖学的な位置を取り込んでもよい。また、個々の面における2つより多い解剖学的位置を取り込んでもよい。一般的に、3つの点が面を確定するために用いられる。他の実施例では、3つより多い点が面を正確あるいは確実に確定するために用いてもよい。理解すべきは、2つの面と共通の点を用いない実施例において、第1の面を確定する3つの点を用い、少なくともさらに2つの点および第1の面に垂直であるという制限を第2の面の確定に利用してもよい。したがって、ここで開示したことから明らかなように、点の数の多くの組み合わせと幾何学的制限を利用することが可能である。
CASで骨盤の位置合わせを行った後、基準面の位置を決定することで、工程232において更なるCAS処理操作を行うことができる。例えば、IGSのナビゲート方法において使用されるスキャン画像のデータは、事前に取り込んだ特定の解剖学的な目印の画像データおよび骨盤位置のスキャン画像のデータを記録するCASシステムにおける位置を特定することを外科医に要求することで、取り込んだ骨盤の解剖学的な目印の位置データを利用して、骨盤の位置データとともに記録してもよい。したがって、スキャン画像のデータは、IGSの処理工程に利用するため、および/もしくは一連の計画および/もしくはナビゲーションの方法に利用されるように、ディスプレイ装置106上で外科医に提供することができる。これとは別に、IGSの方法において外科医を支援するため、および/もしくは一連の計画およびナビゲーション方法によって利用するため、一般の仮想的な骨盤モデルは、骨盤の視覚的表示を提供するために取り込まれた解剖学的な点位置に変形およびサイズ合わせを施すことが可能である。位置合わせ方法は、その後完結し工程234で本来の手術へ戻ることができる。
図6を参照すると、適切なコンピュータプログラムの制御下の骨盤位置合わせ方法を実行するために、コンピュータシステム102によって実行される処理300を描いたフローチャートが示されている。この処理は、工程302で呼び出されて処理を開始する。工程304にて、この処理は骨盤の動きを追尾するため腸骨稜で患者に着けられたマーカーの位置を決定する。
コンピュータプログラムは器具に取り付けられたマーカーの識別(identity)を決定し記録された器具のデータからマーカーの位置に対する器具の先端の位置を決定する。この情報を利用し、コンピュータプログラムは取り込んだ器具の位置のそれぞれに対応する解剖学的な点の位置を決定できる。工程306で、プログラムは上前腸骨棘点に対応して記録された器具の位置データを調べ、解剖学的な点の位置を計算し、トラッキングシステムの座標フレームにおけるこの点を表すデータ項目を蓄える。その後、プログラムは恥骨結合の中央前頭面、第1仙骨の棘突起および第2仙骨の棘突起のために、それぞれ工程308、310および312で同じ操作を行う。
工程314にて、コンピュータプログラムはこの面内に全て位置する恥骨結合の中央前頭面、第1仙骨の棘突起および第2仙骨の棘突起の点の位置を利用して骨盤正中矢状面の位置を計算する。工程316にて、プログラムはこの面の線上に位置する恥骨結合の中央前頭面および上前腸骨棘の位置の両方を用いて骨盤前頭面の位置を計算し、この面が骨盤正中矢状面と垂直であるという制限を対応させる。その後、工程318にて、コンピュータプログラムはこの面が骨盤前頭面および骨盤正中矢状面の双方と垂直であるという幾何学的制限を利用して横断面の位置を計算する。したがって、このプログラムは骨盤の基準面の位置を決定し、これにより骨盤の物理的な位置がトラッキングシステムの座標フレーム内に位置合わせされる。
骨盤位置が骨盤の画像データもしくは仮想的骨盤モデルを利用して位置合わせされるべき場合は、工程322で処理の流れが手術の処置もしくは別のCASのアプリケーションプログラムに戻る前に、工程320でこれを行うことが可能である。基準面は寛骨臼カップの前傾および傾斜角を計算するための参考として利用することが可能である。
理解すべきは、外科医が点を特定しトラッキングシステムによって取り込む特定の順序は、本発明が機能するために重要ではないことである。また点の位置および/もしくは面の位置が決定もしくは計算される特定の順序も重要ではないことを理解すべきである。
図7および以下の説明は例示した装置の概略を手短に説明したもので、この装置で少なくとも本発明のいくつかの特徴を実施することができる。CASシステム100のコンピュータシステム部102のようなコンピュータ機器により実行されている、プログラムモジュールなどのコンピュータで実行可能なコードもしくは命令の一般状況において本発明の多くの方法を説明した。
本発明のいくつかの方法は、明確に説明したコンピュータ機器以外の装置によって達成してもよい。ソフトウエアは、タスクもしくは特定の抽象データ型を実行するルーチン、プログラム、オブジェクト、コンポーネントおよびデータ構造などを含んでもよい。更に、当業者は少なくとも本発明のいくつかの特徴が、携帯用装置、多重プロセッサシステム、マイクロプロセッサに依存するもしくはプログラム可能な消費家電、ネットワークコンピュータ、ミニコンピュータ、メインフレームコンピュータなどを含む別の構成によって実行されてもよいことを理解すべきである。少なくとも本発明のいくつかの特徴は、通信ネットワークを通じてリンクする遠隔処理装置によってタスクが実行される分散型のコンピュータ環境において実行されてもよい。分散型のコンピュータ環境では、プログラムモジュールをローカル記憶装置および/または遠隔記憶装置に配置してもよい。
図7を参照すると、少なくとも本発明のいくつかの特徴を実施するための典型的な装置102が、例えばコンピュータ400などの汎用コンピュータデバイスを備えている。コンピュータ400は処理ユニット402、システムメモリ404および処理ユニット402にシステムメモリ404を含む様々なシステムコンポーネントを接続するシステムバス406を備えてもよい。このシステムバス406は、さまざまなバス構成を使用する、メモリバスもしくはメモリコントローラ、ペリフェラルバスおよびローカルバスを含む任意のいくつかの型のバス構造であってよい。システムメモリ404はROM(read only memory)408および/もしくはRAM(random access memory)410を有してもよい。起動中のように、コンピュータ400の内部において素子間で情報伝達を助ける基本ルーチンを含む基本的な入力/出力のシステム412(BIOS)は、ROM408に記憶されてもよい。コンピュータ400もまた、ハードディスク(図示せず)から読み出したりそこへ書き込んだりするハードディスクドライブ414、(例えば、着脱可能な)磁気ディスク418から読み出したりそこへ書き込んだりする磁気ディスクドライブ416、コンパクトディスクや他の(磁気)光学媒体のような着脱可能な(磁気)光学ディスクから読み出したりそこへ書き込んだりする光ディスクドライブ420を備えてもよい。ハードディスクドライブ414、磁気ディスク416および(磁気)光学ディスク420はハードディスクドライブインターフェース、磁気ディスクドライブインターフェースおよび(磁気)光学ドライブインターフェースによって、それぞれシステムバス406と接続されてもよい。このドライブおよび関連する記憶媒体は機械的に読み込み可能な命令の不揮発性記憶装置、データ構造、プログラムモジュールおよびコンピュータ400のための別のデータを提供する。ここに説明した典型的な環境は、ハードディスク、着脱可能な磁気ディスク418および着脱可能な光ディスクを用いるが、当業者は磁気カセット、フラッシュメモリカード、デジタルビデオディスク、ベルヌーイカートリッジ、RAMおよびROMなど、別の型の記憶媒体を代わりにもしくは上記の記憶装置に加えて用いてもよい。
例えばオペレーティングシステム422、1つ以上のアプリケーションプログラム424、別のプログラムモジュール426および/もしくはプログラムデータ428など、多くのプログラムモジュールは、ハードディスク、磁気ディスク417、(磁気)光学ディスク、ROM408もしくはRAM410に記憶してもよい。例えばキーボード430、タッチスクリーン106およびポインティングデバイス432などの入力装置を通じてユーザはコマンドおよび情報をコンピュータ400に入力することができる。マイク、ジョイスティック、ゲームパッド、パラボラアンテナ、スキャナーのようなものなど、他の入力装置(図示せず)も含んでもよい。これらや他の入力装置はシステムバス406に接続するシリアルポートインターフェース434を通じて処理ユニット402にしばしば接続される。一方、入力装置はパラレルポート、ゲームポートもしくはユニバーサルシリアルバス(USB)のような別のインターフェースにより接続できる。モニター106もしくは他の型のディスプレイ装置も、例えばビデオアダプタ436などのインターフェースを通じてシステムバス406に接続可能である。コンピュータ400は、モニター106に加えて、例えばスピーカやプリンターなど別の周辺出力装置(図示せず)を含んでもよい。
コンピュータ400は1つ以上の遠隔のコンピュータに論理接続するネットワーク環境で動作させてもよい。遠隔コンピュータは他のパーソナルコンピュータ、サーバー、ルーター、ネットワークPC、ピアデバイスもしくは別の共通のネットワークノードであってもよく、コンピュータ400に関連する多くのもしくは前述の全ての素子を含んでもよい。コンピュータ400は、ローカルエリアネットワーク(LAN)、ワイドエリアネットワーク(WAN)、イントラネットおよびインターネットを含む論理接続により、遠隔コンピュータに接続することができる。
LANで使用する場合、コンピュータ400はネットワークインターフェースアダプタ(もしくはNIC)438を通じてLANに接続することができる。インターネットのようなWANで使用する場合は、コンピュータ400はモデム440、もしくはワイドエリアネットワーク上の通信を構築する他の手段を含んでもよい。内蔵あるいは外付けのモデム440は、シリアルポートインターフェース434を介してシステムバス460と接続されてもよい。ネットワーク環境では、少なくともいくつかのプログラムモジュール、プログラムデータもしくはコンピュータ400に関して表されるプログラムで使用するデータは、遠隔の記憶装置に記録することができる。前述のネットワークの接続は典型的なものであり、コンピュータ間の通信リンクを構築する他の手段を用いてもよい。
理解すべきは、実行される動作を描いたフローチャートは概略であり、一部の動作は省略してもよく、および/もしくはここに示した本発明の一般的な教示に沿っていれば他の動作に手順が変更もしくは結合されてもよい。したがって、フローチャートは本発明を特定の処理手順および描かれた動作のみに限ることを意図するものではない。
ここで示した本発明の説明を考慮すると、本発明における多くの追加的な実施例やその説明における多様性は当業者にとって明らかとなるであろう。理解すべきは、このような実施例は本発明を逸脱するものではなく、添付の特許請求の範囲に定義された本発明の範囲内で考慮されるべきものである。
〔実施の態様〕
(1)側臥位における被検者の骨盤を位置合わせする方法において、
骨盤の第1の基準面に平行な第1の面における少なくとも前記骨盤の第1の点および前記骨盤の第2の点の位置を決定する工程と、
前記骨盤の第2の基準面に平行な第2の面における少なくとも前記骨盤の第3の点および前記骨盤の第4の点の位置を決定する工程であって、前記第2の面は前記第1の面と垂直である、工程と、
前記骨盤の第3の基準面の位置を決定する工程であって、前記第3の基準面は前記第1の基準面および前記第2の基準面と垂直である、工程と、
を備えた、方法。
(2)実施態様1に記載の方法において、
前記第1の点および前記第2の点の1つもしくは前記第3の点および前記第4の点の1つは前記第1の面および前記第2の面と共通である、方法。
(3)実施態様1および2のいずれかに記載の方法において、
前記第1の基準面は骨盤前頭面である、方法。
(4)実施態様1ないし3のいずれかに記載の方法において、
前記第2の基準面は骨盤正中矢状面である、方法。
(5)実施態様1ないし4のいずれかに記載の方法において、
前記第3の基準面は骨盤横断面である、方法。
(6)実施態様1ないし5のいずれかに記載の方法において、
前記第1の面における前記骨盤の第5の点の位置を決定する工程を更に備えた、方法。
(7)実施態様1ないし6のいずれかに記載の方法において、
前記第2の面における前記骨盤の第6の点の位置を決定する工程を更に備えた、方法。
(8)実施態様1ないし7のいずれかに記載の方法において、
前記第1の面は前記第1の基準面である、方法。
(9)実施態様1ないし8のいずれかに記載の方法において、
前記第2の面は前記第2の基準面である、方法。
(10)実施態様1ないし9のいずれかに記載の方法において、
前記第1の点、前記第2の点、前記第3の点および前記第4の点の位置を決定する工程は、トラッキングシステムによって検出可能なマーカーを有する器具の位置を追尾する工程を含む、方法。
(11)実施態様1ないし10のいずれかに記載の方法において、
前記骨盤の仮想モデルもしくは前記骨盤の画像を用いて前記骨盤の位置を合わせる工程を更に備えた、方法。
(12)実施態様1ないし11のいずれかに記載の方法において、
前記骨盤の特定の解剖学的特徴部へのマーカーの位置を決定するために、トラッキングシステムによって検出可能なマーカーを当てる工程を更に備えた、方法。
(13)実施態様1ないし12のいずれかに記載の方法において、
前記第1の点、前記第2の点、前記第3の点および前記第4の点の位置を決定する工程は、前記骨盤の個々の解剖学的特徴部に器具の先端を当てる工程を含む、方法。
(14)実施態様13に記載の方法において、
前記第1の点、前記第2の点、前記第3の点および前記第4の点の位置を決定する工程は、皮下的に前記器具の先端を当てる工程を含む、方法。
(15)実施態様13に記載の方法において、
前記第1の点、前記第2の点、前記第3の点および前記第4の点の位置を決定する工程は、経皮的に前記器具の先端を当てる工程を含む、方法。
(16)実施態様15に記載の方法において、
前記解剖学的特徴部の上部で皮膚に前記器具の先端を当てる工程の前に、前記解剖学的特徴部を特定するために前記被検者の皮膚を触診する工程を更に備えた、方法。
(17)実施態様1ないし16のいずれかに記載の方法において、
前記第3の基準面の位置を決定する工程は、前記第3の基準面の位置を計算する工程を含む、方法。
(18)実施態様1ないし17のいずれかに記載の方法において、
前記第1の点は上前腸骨棘であり、前記第2の点は恥骨結合である、方法。
(19)実施態様1ないし18のいずれかに記載の方法において、
前記第3の点は第1仙骨(S1 vertebra)の棘突起であり、前記第4の点は第2仙骨(S2 vertebra)の棘突起である、方法。
(20)実施態様2に記載の方法において、
前記第1の面および前記第2の面に共通の点は前記恥骨結合にある、方法。
(21)側臥位における患者の骨盤を位置合わせするシステムにおいて、
骨盤の複数の解剖学的な点もしくはその近傍の点を位置決めするための器具であって、前記器具の位置はトラッキングシステムによって検出可能である、器具と、
前記器具の位置を示す器具位置信号を生成するために動作可能なトラッキングシステムと、
前記器具位置信号を受信するために前記トラッキングシステムと通信するコンピュータシステムであって、前記コンピュータシステムはメモリと通信するデータ処理装置を含み、メモリ記録命令によって前記データ処理装置が、
対応する器具の位置から導き出される骨盤部分の位置の第1のセットから第1の骨盤面の位置を決定し、
対応する器具の位置から導き出される骨盤部分の位置の第2のセットから第2の骨盤面の位置を決定し、
第3の骨盤面の位置を決定し、
前記第1の骨盤面、前記第2の骨盤面および前記第3の骨盤面が相互に垂直である、
コンピュータシステムと、
を備えた、システム。
(22)実施態様21に記載のシステムにおいて、
前記器具は前記トラッキングシステムによって検出可能なマーカーを備える、システム。
(23)実施態様22に記載のシステムにおいて、
前記マーカーは前記トラッキングシステムによって無線で検出可能である、システム。
(24)実施態様21に記載のシステムにおいて、
前記器具位置信号は、前記器具の位置を表すデータ項目を含む、システム。
(25)実施態様21に記載のシステムにおいて、
前記トラッキングシステムおよびコンピュータシステムは統合されている、システム
(26)実施態様21に記載のシステムにおいて、
前記骨盤位置の前記第1のセットは、前記第1の骨盤面と平行な第1の面において少なくとも3つの骨盤位置を含む、システム。
(27)実施態様26に記載のシステムにおいて、
前記骨盤位置の前記第2のセットは、前記第2の骨盤面と平行な第2の面において少なくとも2つの骨盤位置を含む、システム。
(28)実施態様27に記載のシステムにおいて、
前記骨盤位置の前記第1のセットおよび前記第2のセットにおける前記骨盤位置の1つが共通である、システム。
(29)実施態様21に記載のシステムにおいて、
前記骨盤部分位置の前記第1のセットは前記第1の骨盤面にある、システム。
(30)実施態様21に記載のシステムにおいて、
前記骨盤部分位置の前記第2のセットは前記第2の骨盤面にある、システム。
(31)実施態様21に記載のシステムにおいて、
前記骨盤部分位置の前記第1のセットは上前腸骨棘および恥骨結合の位置を含む、システム。
(32)実施態様21に記載のシステムにおいて、
前記骨盤部分位置の前記第2のセットは第1仙骨の棘突起および第2仙骨の棘突起の位置を含む、システム。
(33)側臥位における被検者の骨盤を位置合わせする方法において、
第1の基準面に平行な第1の面における少なくとも第1の点および第2の点の位置を用いて、前記骨盤の第1の基準面の位置を計算する工程と、
第2の基準面に平行な第2の面における少なくとも第3の点および第4の点の位置を用いて、前記骨盤の第2の基準面の位置を計算する工程と、
前記骨盤の第3の基準面の位置を計算する工程であって、前記第1の基準面、前記第2の基準面および前記第3の基準面が相互に垂直である、工程と、
を備えた、方法。
(34)実施態様33に記載の方法において、
前記第1の面は前記第1の基準面と一致し、および/もしくは前記第2の面は前記第2の基準面と一致する、方法。
(35)実施態様33および34のいずれかに記載の方法において、
前記第1の基準面は骨盤前頭面であり、および/もしくは前記第2の基準面は骨盤矢状面であり、および/もしくは前記第3の基準面は骨盤横断面である、方法。
(36)実施態様33ないし35のいずれかに記載の方法において、
前記第2の基準面の位置を計算する工程でも前記第1の点および前記第2の点のうち1つを用いる、方法。
(37)実施態様36に記載の方法において、
前記第1の点もしくは前記第2の点は恥骨結合である、方法。
(38)データ処理装置によって実行可能な、コンピュータプログラムコードにおいて、
実施態様33ないし37のいずれかに記載の方法を提供する、コンピュータプログラムコード。
(39)コンピュータプログラムプロダクトにおいて、
実施態様38に記載のコンピュータプログラムコードを有し、コンピュータで読み込み可能な媒体を備えた、コンピュータプログラムプロダクト。
(40)側臥位における被検者の骨盤を位置合わせする方法において、
第1の位置、第2の位置、第3の位置および第4の位置で器具の位置を検出する工程と、
前記骨盤の第1、第2、第3および第4の解剖学的特徴部もしくはその近傍の位置を、それぞれの検出された位置に基づいて決定する工程と、
前記骨盤の第1、第2および第3の相互に直交する基準面の位置を計算する工程と、
を備えた、方法。
(41)実施態様40に記載の方法において、
前記器具の位置を検出する工程は無線で前記器具をトラッキングする工程を含む、方法。
(42)実施態様40および41のいずれかに記載の方法において、
前記第1、第2、第3および第4の解剖学的特徴部の3つが同じ面に位置する、方法。
(43)実施態様42に記載の方法において、
前記位置を計算する工程は、
同一面に位置しない、前記第1、第2、第3および第4の解剖学的特徴部の1つを用いることと、
前記基準面の2つが直交するという幾何学的制限と、
を備える、
方法。
本発明による側臥位における患者の骨盤の位置合わせに利用するシステムのブロック概略図を示す。 図1に示したシステムを用いる外科手術を行う方法を描いたハイレベルフローチャートを示し、本発明による側臥位における患者の骨盤の位置合わせ方法を含む。 側臥位における患者の骨盤の位置合わせ方法を示した詳しいフローチャートである。 図3に示した方法の一部を詳しく描いたフローチャートである。 図3に示した方法の一部を詳しく描いたフローチャートである。 本方法の実行で得られた解剖学的な点の位置を描いた患者の骨盤の斜視図を示す。 本方法の実行で得られた解剖学的な点の位置を描いた患者の骨盤の斜視図を示す。 図1に示すシステムによって行うデータ処理工程を描いたフローチャートを示す。 図1のシステムのコンピュータ部分の概略ブロック図を示す。

Claims (24)

  1. 骨盤の複数の解剖学的な点もしくはその近傍の点を位置決めするための、コンピュータ支援外科システムによって検出可能なマーカーを有する器具の位置を追尾する当該トラッキングシステムを備えた、位置を決定するためのコンピュータ支援外科システムによって実行される、側臥位における被検者の骨盤を位置合わせする方法において、
    前記コンピュータ支援外科システムが、骨盤の骨盤前頭面に平行な第1の面における少なくとも前記骨盤の第1の点および前記骨盤の第2の点の位置を決定する工程と、
    前記コンピュータ支援外科システムが、前記骨盤の骨盤正中矢状面に平行な第2の面における少なくとも前記骨盤の第3の点および前記骨盤の第4の点の位置を決定する工程と、
    次いで、前記コンピュータ支援外科システムが、前記コンピュータを用いて前記骨盤の骨盤横断面の位置を決定する工程と、
    を備え
    前記第1の点と前記第2の点の内の1つ、または、前記第3の点と前記第4の点の内の1つは、前記第1の面および前記第2の面に共通であり、
    前記第1の点、前記第2の点、前記第3の点および前記第4の点の位置の決定は、前記トラッキングシステムによって追尾された器具の位置を用いることを含む
    方法。
  2. 請求項1に記載の方法において、
    前記第1の点および前記第2の点を決定するときに、更に前記コンピュータ支援外科システムが、前記第1の面における前記骨盤の第5の点の位置を決定する、方法。
  3. 請求項1または2のいずれかに記載の方法において、
    前記第3の点および前記第4の点を決定するときに、更に前記コンピュータ支援外科システムが、前記第2の面における前記骨盤の第6の点の位置を決定する、方法。
  4. 請求項1〜のいずれかに記載の方法において、
    前記第1の面は前記骨盤前頭面である、方法。
  5. 請求項1〜のいずれかに記載の方法において、
    前記第2の面は前記骨盤正中矢状面である、方法。
  6. 請求項1〜のいずれかに記載の方法において、
    前記の点の位置を決定するときまたはその後に、更に前記コンピュータ支援外科システムが、前記骨盤の仮想モデルもしくは前記骨盤の画像を用いて前記骨盤の位置を合わせる、方法。
  7. 請求項1〜のいずれかに記載の方法において、
    前記第1の点は上前腸骨棘であり、前記第2の点は恥骨結合である、方法。
  8. 請求項1〜のいずれかに記載の方法において、
    前記第3の点は第1仙骨の棘突起であり、前記第4の点は第2仙骨の棘突起である、方法。
  9. 請求項1〜8のいずれかに記載の方法において、
    前記第1の面および前記第2の面に共通の点は前記恥骨結合である、方法。
  10. 側臥位における患者の骨盤を位置合わせするシステムにおいて、
    骨盤の複数の解剖学的な点もしくはその近傍の点を位置決めするための器具であって、前記器具の位置はトラッキングシステムによって検出可能である、器具と、
    前記器具の位置を示す器具位置信号を生成するために動作可能なトラッキングシステムと、
    前記器具位置信号を受信するために前記トラッキングシステムと通信するコンピュータシステムであって、前記コンピュータシステムはメモリと通信するデータ処理装置を含み、前記メモリに記憶された命令によって前記データ処理装置が、
    対応する器具の位置から導き出される骨盤部分の位置の第1のセットから骨盤前頭面の位置を決定し、
    対応する器具の位置から導き出される骨盤部分の位置の第2のセットから骨盤正中矢状面の位置を決定し、
    骨盤横断面の位置を決定する
    コンピュータシステムと、
    を備え
    前記骨盤位置の前記第1のセットおよび前記第2のセットにおける前記骨盤位置の1つが共通である、システム。
  11. 請求項10に記載のシステムにおいて、
    前記器具は前記トラッキングシステムによって検出可能なマーカーを備える、システム。
  12. 請求項11に記載のシステムにおいて、
    前記マーカーは前記トラッキングシステムによって無線で検出可能である、システム。
  13. 請求項10に記載のシステムにおいて、
    前記器具位置信号は、前記器具の位置を表すデータ項目を含む、システム。
  14. 請求項10に記載のシステムにおいて、
    前記トラッキングシステムおよびコンピュータシステムは統合されている、システム。
  15. 請求項10に記載のシステムにおいて、
    前記骨盤位置の前記第1のセットは、前記骨盤前頭面と平行な第1の面において少なくとも3つの骨盤位置を含む、システム。
  16. 請求項15に記載のシステムにおいて、
    前記骨盤位置の前記第2のセットは、前記骨盤正中矢状面と平行な第2の面において少なくとも2つの骨盤位置を含む、システム。
  17. 請求項10に記載のシステムにおいて、
    前記骨盤部分位置の前記第1のセットは前記骨盤前頭面にある、システム。
  18. 請求項10に記載のシステムにおいて、
    前記骨盤部分位置の前記第2のセットは骨盤正中矢状面にある、システム。
  19. 請求項10に記載のシステムにおいて、
    前記骨盤部分位置の前記第1のセットは上前腸骨棘および恥骨結合の位置を含む、システム。
  20. 請求項10に記載のシステムにおいて、
    前記骨盤部分位置の前記第2のセットは第1仙骨の棘突起および第2仙骨の棘突起の位置を含む、システム。
  21. 側臥位における被検者の骨盤を位置合わせする方法を提供するために、データ処理装置によって実行可能なコンピュータプログラムコードを有するコンピュータで読み込み可能な媒体を備えた、コンピュータプログラムプロダクトにおいて、
    骨盤前頭面に平行な第1の面における少なくとも第1の点および第2の点の位置を用いて、前記骨盤前頭面の位置を計算する工程と、
    骨盤正中矢状面に平行な第2の面における少なくとも第3の点および第4の点の位置を用いて、前記骨盤正中矢状面の位置を計算する工程と、
    前記骨盤の骨盤横断面の位置を計算する工程と、
    を行うための、コンピュータプログラムコード、
    を備え
    前記第1の点と前記第2の点の内の1つ、または、前記第3の点と前記第4の点の内の1つは、前記第1の面および前記第2の面に共通である
    コンピュータプログラムプロダクト。
  22. 請求項1に記載の方法において、
    前記コンピュータ支援外科システムが、更に、前記トラッキングシステムの座標フレームにおいて、前記第1の点、第2の点、第3の点および第4の点にそれぞれ基づき、骨盤の第1の解剖学的特徴と第2の解剖学的特徴と第3の解剖学的特徴と第4の解剖学的特徴との位置を決定し、当該第1の解剖学的特徴と第2の解剖学的特徴と第3の解剖学的特徴と第4の解剖学的特徴の内の三つが同一面上にある、
    方法。
  23. 請求項1に記載の方法において、前記コンピュータ支援外科システムが、更に、
    前記トラッキングシステムの座標フレームにおいて、前記第1の点、第2の点、第3の点および第4の点にそれぞれ基づき、骨盤の第1の解剖学的特徴と第2の解剖学的特徴と第3の解剖学的特徴と第4の解剖学的特徴との位置を決定し、
    前記第1の解剖学的特徴と第2の解剖学的特徴と第3の解剖学的特徴と第4の解剖学的特徴との決定された位置から、骨盤の相互の直交する、骨盤前頭面、骨盤正中矢状面および骨盤横断面の位置を、前記トラッキングシステムの座標フレームにおいて計算し、当該骨盤の相互の直交する、骨盤前頭面、骨盤正中矢状面および骨盤横断面の位置の計算が、更に、同一面に存在しない前記第1の解剖学的特徴と第2の解剖学的特徴と第3の解剖学的特徴と第4の解剖学的特徴との内の一つを用いることと骨盤の前記面の二つが直交するという幾何学的制限とを含む、
    方法。
  24. 請求項1に記載の方法において、
    前記コンピュータ支援外科システムが、更に、前記トラッキングシステムの座標フレームにおいて、前記第1の点、第2の点、第3の点および第4の点にそれぞれ基づき、骨盤の第1の解剖学的特徴と第2の解剖学的特徴と第3の解剖学的特徴と第4の解剖学的特徴との位置を決定し、前記第1の解剖学的特徴と第2の解剖学的特徴と第3の解剖学的特徴と第4の解剖学的特徴とが、上前腸骨棘、恥骨結合の中央部、ならびに、第1腰椎,第2腰椎,第3腰椎,第4腰椎,第5腰椎,第1仙骨,第2仙骨および第3仙骨から選択された少なくとも二つの脊椎の棘突起を含む、
    方法。
JP2007501354A 2004-03-05 2005-03-07 骨盤の位置合わせ方法および装置 Active JP4712791B2 (ja)

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