JP4710704B2 - レーザ加工装置 - Google Patents
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Description
また、本発明のレーザ加工装置では、レーザ出力手段から出力されたレーザ光がアクチュエータ部に到達することを阻止する遮光板が、アクチュエータ部とは非接触となる位置に配置されている。更に、その遮光板には、レーザ出力手段からのレーザ光を、押圧部の開口を介してレンズ部に到達させるための貫通孔が形成され、しかも、その貫通孔は、押圧部の開口よりも小さく形成されている。
この結果、熱膨張によるレンズ部の焦点距離の変化を抑制し、レーザ加工の加工精度を向上させることができる。
この遮光板を備えたレーザ加工装置によれば、レーザ光がアクチュエータ部に到達することを確実に防止できる。したがって、本発明のレーザ加工装置によれば、アクチュエータ部の温度上昇を抑制することができ、レーザ加工の加工精度をより向上させることができる。
また、本発明のレーザ加工装置では、遮光板がアクチュエータ部の外周面を覆うように形成されていても良い。
このように構成されたレーザ加工装置では、レーザ光と内周壁との間に遮光板が位置することとなる。したがって、本発明のレーザ加工装置によれば、レーザ光の熱を遮光板が吸熱するため、レーザ光の熱が押圧部に伝わることを抑制でき、この結果、アクチュエータ部を介してレンズ部に伝わる熱量を低減させることができる。
本発明のレーザ加工装置によれば、レーザ加工装置の使用中(即ち、アクチュエータ部がレンズ部の焦点距離を変更した場合)にレンズ部が遮光板と接触することがないため、遮光板から直接レンズ部に熱が伝わることを防止でき、レンズ部の温度上昇を抑制することができる。
本発明のレーザ加工装置によれば、熱伝導性の良い銅を用いて遮光板を形成することにより、照射領域の熱を直ちに非照射領域に伝えて放熱するため、アクチュエータ部に伝わる熱量を低減させることができる。このため、アクチュエータ部の温度上昇を抑制することができる。
特に、本発明のレーザ加工装置において、遮光板の貫通孔の径は、レーザ出力手段が出力するレーザ光の径の3倍以上であることが望ましい。
〈装置構成について〉
図1は、本発明を適用したレーザ加工装置の構成を示した概略図である。
〈可変焦点レンズ装置について〉
図2は、レーザ加工装置1に用いられた可変焦点レンズ装置50の概略構成を示す説明図である。
また、第一透明板61、および第二透明板62は、外力を受けて弾性変形する厚さ、かつ円形リング63の外径と同じ外径に形成されたものであり、円形リング63のレーザ出力部5に近い一端面に、それぞれの外周が一致するように第一透明板61が固定され、円形リング63の集光レンズ15に近い他端面に、それぞれの外周が一致するように第二透明板62が固定されている。ただし、本実施形態では、第一透明板61、第二透明板62共に、外径20mm、板厚0.1mmに形成されている。
以上説明のように、第一透明板61と、第二透明板62と、円形リング63と、動作流体65と、によりレーザ光を透過するレンズが形成されている。
また、ハウジング55は、変更レンズ12と対向する上面に、押圧パイプ71の径よりも大きな径の円形状の上面開口を有した断面形状「コ」の字型のケースであり、上面開口の中心と押圧パイプ71の中心とが一致した上で、レンズ部60およびアクチュエータ部70と非接触となるように配置されている。
次に、遮光板80について説明する。
遮光板80は、可変焦点レンズ装置50の上面を覆う本体部81と、押圧パイプ71の内周壁を覆う筒状部82と、可変焦点レンズ装置50の外周を覆う突出部83と、を備え、その全体が銅を用いて形成されている。
〈本実施形態の効果〉
以上説明したように、本実施形態のレーザ加工装置1では、押圧パイプ71の開口径を
レーザ光100のレーザ径の3倍としている上に、アクチュエータ部70を覆うように遮光板80が配置されている。
なお、図3に示すグラフは、押圧パイプ71の開口を通過するレーザ光のエネルギ強度(即ち、エネルギ量)と開口内の位置との関係を、レーザ光のレーザ径、およびエネルギ量を用いてまとめたものである。ただし、本グラフにおけるエネルギ強度とは、照射されたレーザ光のエネルギ量の最大値が1となるように設定された比率である。
この図5のグラフに示すように、遮光板が配置されている時には、配置されていない時に比べて、アクチュエータ部70内の温度上昇を抑制することができる。つまり、遮光板を配置することにより、前述のようにアクチュエータ部70を介してレンズ部60に伝わる熱量を低減することができる。
〈他の実施形態〉
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において様々な態様にて実施することが可能である。
また、本実施形態における押圧パイプ71は、ステンレス鋼によって形成されているが、ステンレス鋼よりも断熱性の高い素材によって形成されていても良い。
なお、本実施形態におけるレーザ加工装置1では、穴あけ加工などを行うものとしたが、レーザ溶接や切断加工等のレーザ加工を行うレーザ加工装置であっても良い。
Claims (8)
- レーザ光を出力するレーザ出力手段と、
弾性を有した透明な薄板で形成された密閉容器に、レーザ光を透過する液体を封入することで形成され、レーザ光の経路上に配置されたレンズ部と、
開口を有する筒状に形成された押圧部を有し、前記レンズ部でのレーザ光が照射される位置の周辺を前記押圧部で押圧して、前記レンズ部の焦点距離を変化させるアクチュエータ部と、
前記アクチュエータ部とは非接触となる位置に配置されると共に、前記レーザ出力手段からのレーザ光を、前記押圧部の開口を介して前記レンズ部に到達させるための貫通孔が形成され、前記レーザ出力手段から出力されたレーザ光が前記アクチュエータ部に照射されることを阻止する遮光板と、
を備え、前記遮光板の貫通孔の径は、前記押圧部の開口の径よりも小さいことを特徴とするレーザ加工装置。 - 前記遮光板は、前記レーザ出力手段が出力するレーザ光の照射領域を包含する大きさ、および形状を有することを特徴とする請求項1に記載のレーザ加工装置。
- 前記遮光板は、前記アクチュエータ部の外周面を覆うように形成されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のレーザ加工装置。
- 前記遮光板は、前記押圧部の開口を形成する内周壁に沿って形成された筒状の部位である筒状部を備えることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記載のレーザ加工装置。
- 前記筒状部は、前記レンズ部と非接触となる位置に配置されていることを特徴とする請求項4に記載のレーザ加工装置。
- 前記遮光板は、銅製であることを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれかに記載のレーザ加工装置。
- 前記遮光板の貫通孔は、前記レーザ出力手段が出力するレーザ光の照射領域よりも大きく形成されていることを特徴とする請求項1ないし請求項6のいずれかに記載のレーザ加工装置。
- 前記遮光板の貫通孔の径は、前記レーザ出力手段が出力するレーザ光の径の3倍以上であることを特徴とする請求項7に記載のレーザ加工装置。
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