JP4710215B2 - 情報管理装置、情報管理方法、及び情報管理プログラム - Google Patents

情報管理装置、情報管理方法、及び情報管理プログラム Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、情報管理装置、情報管理方法、及び情報管理プログラムに係り、より詳しくは、文書情報に施す複数の処理を一連の処理として表した連携情報及び前記文書情報を管理する情報管理装置、情報管理方法、及び情報管理プログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、複写機にファクシミリ機能、スキャナ機能、プリンタ機能等の複数の機能を統合した複合機が提案されている。これにより、複写機、ファクシミリ等を使った紙主体の事務処理と、パーソナルコンピュータ上で電子化された文書の処理と、を連携することができる。
【0003】
具体的には、紙文書をスキャンしてパーソナルコンピュータに転送したり、ファクシミリ機能で受信した文書をプリントせずにイメージデータのままパーソナルコンピュータに送信すること等ができる。更には、紙文書、ファクシミリ受信文書が電子化された後、多くの手続きや処理をも連携させて自動化することが望まれる。
【0004】
そのため、従来、予め複合機で設定すべき項目について所望の設定を記述した電子化ファイルとして構成されたジョブテンプレートを、処理内容に応じて多数用意し、記憶しておき、それら多数のジョブテンプレートから所望の処理内容に対応するものを指定し、必要に応じて設定値を変更してから処理を実行する技術が提案されている。
【0005】
この技術に適用できる技術として、従来、予め記憶された多数の文書から所望のものを検索し、当該検索された文書群から次の段階の検索(絞り込み)を支援することを目的として、ユーザの情報要求に応じて基本的な情報検索を行い、これにより取得した検索結果のリストにおける文書群を互いに類似した文書により構成される文書集合に分類し、各文書集合から特徴的な単語及び特徴的な関係を抽出し、分類されたグループと、抽出された単語及び関係に基づいて、ユーザに対して操作可能な出力画面の情報を生成する技術があった(例えば、特許文献1参照。)。
【0006】
この技術を前述の予め記憶された多数のジョブテンプレートから所望の処理内容に対応するものを指定する技術に適用することにより、ジョブテンプレートの効率的な絞り込み検索を実現できる。
【0007】
【特許文献1】
特開2001−306594公報
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、この技術をジョブテンプレートの検索に適用した場合、効率的な絞り込み検索は実現できるものの、元来、ジョブテンプレートは繰り返し使用することが前提とされており、能動的に消去しない限りは記憶されたままとなっているため、ジョブテンプレートによって示される情報が漏洩する可能性があるという問題点があった。
【0009】
ジョブテンプレートに含まれる情報には、作業文書や送信先を示す情報等の実行情報が含まれており、これらの情報は機密やプライバシーに関する場合がある。近年、情報のセキュリティが重視されてきており、特に上記作業文書や送信先を示す情報等の実行情報の漏洩を防止したいという要求が高まっているため、上記情報の漏洩は深刻な問題である。
【0010】
本発明は、上記問題点を解決するためになされたものであり、情報の漏洩を防止することのできる情報管理装置、情報管理方法、及び情報管理プログラムを提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1に記載の情報管理装置は、文書情報と、当該文書情報に施す複数の処理を一連の処理として表すとともに、XML形式のテキストデータで示された前記複数の処理に関するパラメータ、及び消去対象を消去する場合の消去に関する条件を示す消去条件情報を含む連携情報とを予め記憶した記憶手段と、前記連携情報に表された一連の処理が完了した際に、前記記憶手段に記憶された前記連携情報に含まれる消去条件情報が前記記憶手段に記憶された連携情報を消去することを示す情報の場合には前記記憶手段に記憶された連携情報の消去を実行し、前記複数の処理に前記文書情報をファックス又は電子メールで送信する処理が含まれ、かつ前記消去条件情報が、前記記憶手段に記憶された連携情報のうち前記文書情報の送信先を示すファックス番号又は電子メールアドレスを示す情報を消去することを示す情報の場合には前記記憶手段に記憶された連携情報のうちファックス番号又は電子メールアドレスを示す情報の消去を実行し、前記消去条件情報が前記文書情報を消去することを示す情報の場合には前記文書情報の消去を実行する消去手段と、を備えている。
【0012】
請求項1に記載の情報管理装置によれば、文書情報と当該文書情報に施す複数の処理を一連の処理として表した連携情報とが記憶手段に予め記憶される。
【0013】
なお、上記記憶手段には、RAM(Random Access Memory)、EEPROM(Electrically Erasable and Programmable Read Only Memory)、フラッシュEEPROM(Flash EEPROM)等の半導体記憶素子、フロッピィディスク、CD−R(Compact Disc-Recordable)、CD−RW(Compact Disc-ReWritable)、光磁気ディスク等の可搬記録媒体やハードディスク等の固定記録媒体、或いはネットワークに接続されたサーバ・コンピュータ等に設けられた外部記憶装置等を用いることができる。また、上記文書情報とは、文書に関連する情報であればよく、テキストデータ等の文字情報や紙文書を読み取った画像情報等、特に限定されるものではない。
【0014】
また、上記記憶手段は、単体で構成してもよいし、複数で構成してもよく、複数で構成する場合には、文書情報と連携情報とを互いに異なる記憶手段に記憶するようにしてもよい。
【0015】
ここで、本発明では、消去手段によって、前記連携情報に表された一連の処理が完了した際に、前記記憶手段に記憶された前記連携情報に含まれる消去条件情報が前記記憶手段に記憶された連携情報を消去することを示す情報の場合には前記記憶手段に記憶された連携情報の消去が実行され、前記複数の処理に前記文書情報をファックス又は電子メールで送信する処理が含まれ、かつ前記消去条件情報が、前記記憶手段に記憶された連携情報のうち前記文書情報の送信先を示すファックス番号又は電子メールアドレスを示す情報を消去することを示す情報の場合には前記記憶手段に記憶された連携情報のうちファックス番号又は電子メールアドレスを示す情報の消去が実行され、前記消去条件情報が前記文書情報を消去することを示す情報の場合には前記文書情報の消去が実行される。
【0016】
すなわち、本発明では、前記記憶手段に記憶された前記連携情報に含まれる消去条件情報が前記記憶手段に記憶された連携情報を消去することを示す情報の場合には前記記憶手段に記憶された連携情報の消去を実行し、前記複数の処理に前記文書情報をファックス又は電子メールで送信する処理が含まれ、かつ前記消去条件情報が、前記記憶手段に記憶された連携情報のうち前記文書情報の送信先を示すファックス番号又は電子メールアドレスを示す情報を消去することを示す情報の場合には前記記憶手段に記憶された連携情報のうちファックス番号又は電子メールアドレスを示す情報の消去を実行し、前記消去条件情報が前記文書情報を消去することを示す情報の場合には前記文書情報の消去を実行するようにしており、これによって、情報の漏洩を防止できるようにしている。
【0017】
このように、請求項1に記載の情報管理装置によれば、前記記憶手段に記憶された前記連携情報に含まれる消去条件情報が前記記憶手段に記憶された連携情報を消去することを示す情報の場合には前記記憶手段に記憶された連携情報の消去を実行し、前記複数の処理に前記文書情報をファックス又は電子メールで送信する処理が含まれ、かつ前記消去条件情報が、前記記憶手段に記憶された連携情報のうち前記文書情報の送信先を示すファックス番号又は電子メールアドレスを示す情報を消去することを示す情報の場合には前記記憶手段に記憶された連携情報のうちファックス番号又は電子メールアドレスを示す情報の消去を実行し、前記消去条件情報が前記文書情報を消去することを示す情報の場合には前記文書情報の消去を実行するので、情報の漏洩を防止することができる。
【0018】
なお、本発明は、請求項2に記載の発明のように、前記消去条件情報は、消去のタイミングを示す情報を含み、前記消去のタイミングを、予め定められたタイミングから所定期間経過したタイミングとしてもよい。
【0019】
また、本発明は、請求項3に記載の発明のように、前記消去条件情報、消去のタイミングを示す情報を含み、前記消去のタイミングを、予め定められたタイミングから所定期間経過したタイミングとしてもよい。
【0024】
また、本発明は、請求項に記載の発明のように、前記消去条件情報を設定するための設定手段をさらに備えてもよい。
【0025】
また、請求項に係る発明は、請求項に記載の発明のように、前記設定手段は、前記消去条件情報を前記連携情報毎に設定してもよい。
【0027】
また、本発明は、請求項に記載の発明のように、前記記憶手段と前記消去手段とを接続する通信回線をさらに備え、前記消去手段は、前記記憶手段に対し前記通信回線を介して消去の実行を指示する指示情報を送信することにより前記連携情報、前記ファックス番号又は電子メールアドレスを示す情報、及び前記文書情報のいずれか1つの情報を消去してもよい。
【0028】
なお、上記通信回線には、インターネット、電話回線、LAN、VAN、WAN等が含まれる。
【0029】
一方、上記目的を達成するために、請求項7に記載の情報管理方法は、文書情報と、当該文書情報に施す複数の処理を一連の処理として表すとともに、XML形式のテキストデータで示された前記複数の処理に関するパラメータ、及び消去対象を消去する場合の消去に関する条件を示す消去条件情報を含む連携情報とを記憶手段に予め記憶する記憶工程と、前記連携情報に表された一連の処理が完了した際に、前記記憶手段に記憶された前記連携情報に含まれる消去条件情報が前記記憶手段に記憶された連携情報を消去することを示す情報の場合には前記記憶手段に記憶された連携情報の消去を実行し、前記複数の処理に前記文書情報をファックス又は電子メールで送信する処理が含まれ、かつ前記消去条件情報が、前記記憶手段に記憶された連携情報のうち前記文書情報の送信先を示すファックス番号又は電子メールアドレスを示す情報を消去することを示す情報の場合には前記記憶手段に記憶された連携情報のうちファックス番号又は電子メールアドレスを示す情報の消去を実行し、前記消去条件情報が前記文書情報を消去することを示す情報の場合には前記文書情報の消去を実行する消去工程と、を備えている。
【0030】
従って、請求項7に記載の発明によれば、請求項1に記載の発明と同様に作用するので、請求項1に記載の発明と同様に、情報の漏洩を防止することができる。
【0031】
また、本発明は、請求項8に記載の発明のように、前記消去条件情報、消去のタイミングを示す情報を含み、前記消去のタイミングを、予め定められたタイミングから所定期間経過したタイミングとしてもよい。
【0032】
また、本発明は、請求項9に記載の発明のように、前記消去条件情報、消去のタイミングを示す情報を含み、前記消去のタイミングを、前記連携情報の実行が所定回数に達したタイミングとしてもよい。
【0033】
一方、上記目的を達成するために、請求項10に記載の情報管理プログラムは、文書情報と、当該文書情報に施す複数の処理を一連の処理として表すとともに、XML形式のテキストデータで示された前記複数の処理に関するパラメータ、及び消去対象を消去する場合の消去に関する条件を示す消去条件情報を含む連携情報とを記憶手段に予め記憶する記憶工程と、前記連携情報に表された一連の処理が完了した際に、前記記憶手段に記憶された前記連携情報に含まれる消去条件情報が前記記憶手段に記憶された連携情報を消去することを示す情報の場合には前記記憶手段に記憶された連携情報の消去を実行し、前記複数の処理に前記文書情報をファックス又は電子メールで送信する処理が含まれ、かつ前記消去条件情報が、前記記憶手段に記憶された連携情報のうち前記文書情報の送信先を示すファックス番号又は電子メールアドレスを示す情報を消去することを示す情報の場合には前記記憶手段に記憶された連携情報のうちファックス番号又は電子メールアドレスを示す情報の消去を実行し、前記消去条件情報が前記文書情報を消去することを示す情報の場合には前記文書情報の消去を実行する消去工程と、をコンピュータに実行させるものである。
【0034】
従って、請求項10に記載の発明によれば、コンピュータに対して請求項1に記載の発明と同様に作用させるものであるので、請求項1に記載の発明と同様に、情報の漏洩を防止することができる。
【0035】
また、本発明は、請求項11に記載の発明のように、前記消去条件情報、消去のタイミングを示す情報を含み、前記消去のタイミングを、予め定められたタイミングから所定期間経過したタイミングとしてもよい。
【0036】
また、本発明は、請求項12に記載の発明のように、前記消去条件情報、消去のタイミングを示す情報を含み、前記消去のタイミングを、前記連携情報の実行が所定回数に達したタイミングとしてもよい。
【0046】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好ましい実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
【0047】
[第1の実施形態]
(システム構成)
図1は、本発明の第1の実施形態に係る文書処理システム1の構成を示すブロック図である。
【0048】
文書処理システム1は、様々なサービスやアプリケーションがネットワーク5を介して接続されたものである。ここで、サービスとは、外部からの要求に応じて利用可能な文書情報(以下、単に「文書」ともいう。)に関する機能をいう。サービスは、例えば、コピー、プリント、スキャン、ファクシミリ送受信、メール配信、レポジトリへの格納やレポジトリからの読込、OCR(OpticalCharacter Recognition)処理、ノイズ除去処理等が該当し、特に限定されるものではない。
【0049】
文書処理システム1は、具体的には、複数のサービスを連携させてユーザの所望の処理を指示するユーザインタフェースを備えたクライアント端末10と、ユーザの所望のサービスを検索するサービス検索サーバ20と、クライアント端末10で指示されたサービス連携に関する情報から指示書(本発明の「連携情報」に相当。)を作成する指示書生成サーバ30と、指示書を管理する指示書管理サーバ40と、指示書に従って各サービスの連携処理を実行する連携処理サーバ50と、を備えている。
【0050】
さらに、文書処理システム1は、画像文書のノイズ除去処理や画像回転処理やOCR処理や画像をバインドする等の画像処理を行う画像処理装置61と、文書を管理する文書管理サーバ62と、文書を配信する文書配信サーバ63と、第1のサービス処理を行う第1のサービス処理装置64と、第2のサービス処理を行う第2のサービス処理装置65と、を備えている。
【0051】
なお、文書処理システム1は、本実施形態では所定のサービス処理を行う複数のサーバがネットワーク5を介して接続された構成となっているが、複数のサービスがネットワーク5を介して接続されていれば特に限定されるものではない。
【0052】
ここで、指示書とは、一連の処理を複数の機能的な処理に分解した場合において、各機能の関係を表す情報と、各機能を呼び出すためのインタフェース(I/F)情報と、一連の処理に関するグラフィカルユーザインタフェース(GUI)を構成するための情報と、を含んだデータをいう。
【0053】
図2は、文書処理システム1を構成する各サービス処理装置の相互関係を説明するためのブロック図である。各サービス処理装置は、自身が提供するサービスの内容を表すI/F情報を記憶している。
【0054】
図3は、I/F情報の構成を示す図である。I/F情報は、<サービス種類(Service Class)>、<サービス名(Service Name)>、<サービス・アイコン(Service Icon)>、<サービスロケーション情報(Service Information Location)>、<入力(Input)>、<出力(Output)>、<パラメータ制限ルール(Parameter Restriction Rules)>、<サービス・ロケーション(Service Location)>、<メソッド名(Method Name)>、<起動方法(Invocation Scheme)>、<黙示要素(Inplicit Elements)>で構成されている。
【0055】
<サービス種類>は、サービス処理装置が提供するサービスの種類である。なお、<サービス種類>は、予め定義されているものが使用され、例えば、スキャン、プリント、レポジトリ、フロー等が該当する。<サービス名>は、サービス処理装置が提供するサービスの名前である。<サービス・アイコン>は、クライアント端末10のGUIに表示するアイコンの位置情報である。
【0056】
<サービスロケーション情報>は、指示書生成サーバ30がI/F情報を取得するために用いるURLである。<入力>は、サービスへの入力である。<出力>は、サービスからの出力である。<パラメータ制限ルール>は、<入力>や<出力>に適用される制限ルールである。<サービスロケーション>は、サービスを実際に使用するときの位置情報である。<メソッド名>は、サービス処理の提供手法やサービスを指し示す名称が記述されている。
【0057】
<起動方法>は、サービス処理を呼び出し起動する方法である。なお、<起動方法>としては、例えばメッセージ交換のプロトコルであるSOAP(Simple Object Access Protocol)、SMTP(Simple Mail Transfer Protocol)等を用いることができる。<黙示要素>は、出力として明示的に後段の処理に渡されるデータでないが、後段の処理で参照可能なデータである。
【0058】
クライアント端末10は、指示書の作成を指示したり、起動すべき指示書を選択するために、画面表示したり所定の操作を行うためのグラフィカルユーザインタフェース(GUI)の機能を備えている。
【0059】
サービス検索サーバ20は、ネットワーク5に接続された複数のサービスの中から、検索条件に対応するサービスを検索する。サービス検索サーバ20は、画像処理装置61、文書管理サーバ62、文書配信サーバ63、第1のサービス処理装置64、第2のサービス処理装置65等の様々なサービス処理装置のI/F情報の一部(以下「部分I/F情報」という。)を予め記憶している。ここで、部分I/F情報は、I/F情報の要素中の<サービス種類>、<サービス名>、<サービスロケーション情報>、<入力>情報、<出力>情報をいう。
【0060】
サービス検索サーバ20は、指示書生成サーバ30や連携処理サーバ50から検索条件が送信されたときは、各サービス処理装置の部分I/F情報を用いてサービスを検索する。例えば、サービス検索サーバ20は、所定のサービスと同様のサービスを検索するときは、<サービス種類>が一致するサービスを検索したり、<入力>及び<出力>が一致するサービスを検索したり、これらすべてが一致するサービスを検索すればよい。
【0061】
指示書生成サーバ30は、指示書作成時には各サービス処理装置からI/F情報を取得して、各サービス処理装置が提供するサービスを連携させるための指示書を生成する。指示書生成サーバ30は、指示書を作成すべく、具体的には次の処理を実行する。
【0062】
指示書生成サーバ30は、<サービスロケーション情報>に基づいて、ネットワーク5上に分散した所定のサービス処理装置から、各サービスに関するI/F情報を送信するように要求する。なお、指示書生成サーバ30は、所定のサービス処理装置がない場合は、サービス検索サーバ20に対して、所定のサービス処理装置と同一のサービスを行う他のサービス処理装置を検索するように指示を出す。そして、指示書生成サーバ30は、サービス検索サーバ20から、他のサービス処理装置の<サービスロケーション情報>を取得すればよい。
【0063】
指示書生成サーバ30は、サービス検索サーバ20からの検索結果や各サービス処理装置から受信したI/F情報を管理する。指示書生成サーバ30は、各サービス処理装置から取得したI/F情報に基づいて、ジョブフローを定義するためのGUI画面となるHTMLファイルを生成する。そして、指示書生成サーバ30は、クライアント端末10からのサービスの閲覧要求があると、GUI画面となるHTMLファイルを前記クライアント端末10へ送信する。
【0064】
図4は、ジョブフローを定義するためのGUI画面である指示書作成画面100を示す図である。指示書作成画面100は、サービスウインドウ101、フローウインドウ102、ロジックウインドウ103、プロパティーウインドウ104で構成されている。
【0065】
サービスウインドウ101は、使用可能な様々なサービス処理装置を表示する。ロジックウインドウ103は、サービス間の連携のパターンを示すジョブフローを表示する。プロパティーウインドウ104は、サービスウインドウ101とロジックウインドウ103に表示された各アイコンの詳細な設定パラメータを表示する。
【0066】
ユーザは、サービスウインドウ101のアイコンとロジックウインドウ103のアイコンをフローウインドウ102にドラッグ・アンド・ドロップすることで、フローウインドウ102にジョブフローを定義することができる。ユーザは、さらに、プロパティーウインドウ104に表示された内容を編集することによって、サービスやロジックなどのサービス間の関係を詳細に設定することができる。
【0067】
クライアント端末10は、ユーザの操作によって定義されたジョブフロー情報を指示書生成サーバ30に送信する。
【0068】
指示書生成サーバ30は、ユーザからのサービス連携の指示に関するジョブフロー情報と、各サービスのI/F情報とに基づいて、各サービスへ依頼する処理の内容、入力パラメータ、各サービスの連携の仕方(ジョブフロー)、文書名や格納ロケーション情報等の処理対象の文書を特定するための情報等を定義した指示書を作成する。指示書は、XML形式のファイルで構成されている。
【0069】
図5は、XML形式で構成された指示書の一例を示す図である。なお、同図に示される指示書において、〈〉内の先頭に‘/’(スラッシュ)が記述された〈〉を含めた文字列(例えば、‘〈/Job〉’、‘〈/Scan〉’等)は、‘/’が記述されていない同一文字列(例えば、‘〈Job〉’、‘〈Scan〉’等)によって示されるパラメータ記述開始位置に対するパラメータ記述終了位置を示すものである。
【0070】
同図に示す指示書では、前段において、当該指示書で実行される指示書名(Name)、当該指示書の作成者の名前(Author)、当該指示書の作成日付(Date)、当該指示書の利用が許可されたユーザの権限を示す権限認証コード(Access)、当該指示書の消去に関する条件を示す消去条件情報(Delete)が記述されている。そして、後段において、処理対象とする文書のスキャン機能による読み取りの実行指示(Scan)、当該読み取りによって得られた文書(画像データ)の電子メールによる送信の実行指示(Mail)が、各々の実行に必要とされるパラメータと共に記述されている。
【0071】
なお、本実施形態では、指示書に記述されたサービス連携処理が終了した直後に当該指示書を消去したい場合に、当該指示書に上記消去条件情報を記述するものとされている。すなわち、何らかの消去条件情報(どのような情報でもよい。)が記述された指示書は連携処理が終了した直後に自動的に消去されることになる。
【0072】
ここで、本実施形態では、当該消去条件情報の指示書への記述は、ユーザにより上述した指示書作成画面100(図4参照。)上で消去条件情報の設定指示入力(例えば、不図示の「消去設定ボタン」のポインティング指定)を行うことによって為される。また、消去条件情報が記述されていない既作成の指示書については、クライアント端末10により指示書管理サーバ40を介し当該指示書を読み出して消去条件情報を追記したり、指示書管理サーバ40により当該指示書に対して直接消去条件情報を追記することもできる。
【0073】
なお、指示書は、図5に示す構成に限定されるものではなく、各サービスを連携させることができればよい。
【0074】
指示書生成サーバ30は、以上のようなXML形式の指示書を指示書管理サーバ40に送信する。また、指示書生成サーバ30は、ユーザによりサービス連携処理の実行が指示されている場合は、指示書を直接連携処理サーバ50に送信してもよい。
【0075】
指示書管理サーバ40は、指示書生成サーバ30から送信された指示書を保持し、クライアント端末10からの要求に応じて指示書を連携処理サーバ50へ送信する。
【0076】
図6に示すように、指示書管理サーバ40は、指示書を保持(記憶)する指示書記憶部45と、指示書記憶部45における指示書の保持状態(記憶及び消去)を管理する指示書管理部44と、指示書管理部44による指示書の消去に関する条件を設定するための設定部47と、指示書管理部44が管理する指示書を示す指示書リスト及び設定部47による消去条件の設定状態を示す情報を記憶するメモリ46と、指示書管理サーバ40とネットワーク5との間の接続を司るネットワーク制御部42と、を含んで構成されている。
【0077】
指示書管理部44は、メモリ46に対するアクセス、指示書記憶部45に対する指示書の記憶及び消去、ネットワーク制御部42を介したネットワーク5に接続されている装置との間の各種情報の授受等を行なうことができる。
【0078】
なお、上記設定部47は、キーボード、マウス等の入力装置を含んで構成されており、本実施形態に係る指示書管理サーバ40では、連携処理の実行終了直後に当該連携処理が記述されている指示書を消去したい場合に、その旨を指示する情報を上記入力装置を介して入力することにより、指示書管理部44によってメモリ46の所定領域に当該消去の実行を指示する旨の情報(以下、「消去設定情報」という。)が記憶される。
【0079】
一方、連携処理サーバ50は、指定された指示書を解釈・実行するサーバである。連携処理サーバ50は、指示書が送信されると、その指示書を解釈し、指示書に記述されている順番と利用方法に従い、画像処理装置61、文書管理サーバ62、文書配信サーバ63などの各サービス処理装置を順に呼び出し、連携処理を実行する。また、連携処理サーバ50は、実行中の連携処理の状況や終了した連携処理の結果の情報を保存し、外部からの要求に応じて、連携処理の状況や結果を通知する。
【0080】
連携処理サーバ50は、指示書を解釈して各サービス処理装置へ依頼する際には、処理依頼内容や入力パラメータ、処理対象の文書を特定するための情報等を有する個別指示情報を生成する。なお、連携処理サーバ50は、各サービス処理装置で行う処理の連携処理における前後のサービス処理との関連情報を抽出して指示書に記述してもよいし、指示書の形式ではなく各サービス処理装置毎の固有の情報交換形式で処理依頼を行うようにしてもよい。
【0081】
画像処理装置61は、画像処理機能を行うソフトウェアプログラムがインストールされたコンピュータである。画像処理装置61は、連携処理サーバ50からの処理要求依頼に含まれるサービス処理依頼内容、入力パラメータ、処理対象文書の情報に基づいて、文書の処理を行う。また、画像処理装置61は、起動時にサービス検索サーバ20に対して、部分I/F情報を通知する。さらに、画像処理装置61は、指示書生成サーバ30からの要求により、画像処理サービスの利用方法を示すI/F情報を送信する。このI/F情報は、指示書作成時に利用される。
【0082】
文書管理サーバ62は、文書格納機能を有している。文書管理サーバ62は、連携処理サーバ50からの要求に含まれる情報に基づき、文書の格納や検索や読み出し、文書に関する属性の変更や各種処理を実行する。また、文書管理サーバ62は、起動時にサービス検索サーバ20に対して、部分I/F情報を通知する。さらに、文書管理サーバ62は、指示書生成サーバ30からの要求により文書管理サービスの利用方法を示すI/F情報を送信する。
【0083】
文書配信サーバ63は、取得した文書を、指示された文書管理サーバへ格納したり、指示された送信先へメール送信やFAX送信を行ったり、指示されたプリンタへプリント出力処理を行う機能を備えている。文書配信サーバ63は、連携処理サーバ50からの要求により、クライアント端末10で指示された文書とその配信先の情報に基づき、文書の配信処理を行う。また、文書配信サーバ63は、起動時に、サービス検索サーバ20に対して、部分I/F情報を通知する。さらに、文書配信サーバ63は、指示書生成サーバ30からの要求により配信処理サービスの利用方法を示すI/F情報を送信する。
【0084】
第1のサービス処理装置64は、外部からの指示に従って文書に関する所定のサービス処理を行う装置である。ここで、第1のサービス処理装置64は、連携処理サーバ50からの処理依頼内容や入力パラメータ、処理対象の文書を特定するための情報等の情報に基づき、自身で実行すべきサービス処理を実行する。また、第1のサービス処理装置64は、起動時に、サービス検索サーバ20に対して、部分I/F情報を通知する。さらに、第1のサービス処理装置64は、指示書生成サーバ30からの要求によりサービス処理の利用方法を示すI/F情報を送信する。なお、第2のサービス処理装置65は、サービス処理の内容を除いて、第1のサービス処理装置64と同様に動作する。
【0085】
以上のように構成された文書処理システム1において、画像処理装置61、文書管理サーバ62、文書配信サーバ63等の各サービス処理装置は、それぞれ所定のサービスを実行するためのアプリケーションプログラムがインストールされると、以下のように動作する。
【0086】
画像処理装置61、文書管理サーバ62、文書配信サーバ63等のサービス処理装置は、起動処理において、それぞれのサービス概要とアドレスを示す情報を含んだ部分I/F情報をサービス検索サーバ20に通知する。
【0087】
サービス検索サーバ20は、画像処理装置61、文書管理サーバ62、文書配信サーバ63等の各サービス処理装置から送信された部分I/F情報を保存する。これにより、サービス検索サーバ20は、例えば指示書生成サーバ30や連携処理サーバ50から所定のサービス検索要求があったときに、部分I/F情報を用いて検索を実行することができる。
【0088】
(指示書の作成)
図7は、指示書作成時のクライアント端末10及び指示書生成サーバ30の処理手順を示すフローチャートである。
【0089】
クライアント端末10は、ユーザの操作に従って、インストールされたブラウザを通して、指示書生成サーバ30が提供するユーザインタフェース画面用に生成されたHTMLファイルのURL(Uniform Resource Locator)にアクセスする(ステップST1)。
【0090】
指示書生成サーバ30は、クライアント端末10からの閲覧要求に応じて、ユーザインタフェース画面のHTMLファイルをクライアント端末10に送信する(ステップST2)。
【0091】
クライアント端末10は、指示書生成サーバ30から送信された例えばHTMLファイルに含まれる画面を構成する情報に基づいて、ユーザインタフェース画面を表示する(ステップST3)。このとき、ユーザは、クライアント端末10に表示されたユーザインタフェース画面を用いて、所望のサービス連携のジョブフローを定義することができる。
【0092】
クライアント端末10は、ユーザインタフェース画面を介してジョブフローが定義されたか否かを判定し、ジョブフローが定義されるまで待機する(ステップST4)。クライアント端末10は、ジョブフローが作成されたと判定すると、ユーザによって定義されたサービス連携に関するジョブフロー情報を指示書生成サーバ30に送信する。
【0093】
指示書生成サーバ30は、クライアント端末10より送信されたサービス連携のジョブフローに関する情報と、各サービス処理装置から取得したI/F情報とに基づいて、各サービスへ依頼する処理の内容、入力パラメータ、各サービスの連携の仕方、文書名や格納ロケーション情報等の処理対象の文書を特定するための情報を定義した指示書を作成する(ステップST5)。そして、指示書生成サーバ30は、XML形式の指示書を指示書管理サーバ40に送信する。
【0094】
指示書管理サーバ40は、指示書生成サーバ30で生成された指示書を保存する。指示書管理サーバ40は、指示書生成サーバ30で作成された複数の指示書を保存しており、クライアント端末10から指示書の選択指示があった時は選択された指示書を読み出す。
【0095】
(連携処理の起動・実行)
ユーザは、指示書管理サーバ40に保存されている複数の指示書の中から所望の指示書を選択して、連携処理を起動させることができる。具体的には、以下の通りである。
【0096】
図8は、クライアント端末10、指示書管理サーバ40及び連携処理サーバ50の処理を示すフローチャートである。
【0097】
まず、クライアント端末10は、指示書管理サーバ40へアクセスし、指示書管理サーバ40で管理される指示書リストを取得する。
【0098】
図9は、指示書リストを表すサービス連携処理選択画面110の一例を示す図である。サービス連携処理選択画面110は、指示書毎に指示書を選択するためのボタン111〜116を有している。ユーザは、サービス連携処理選択画面110から所望のボタンをクリックすることで、指示書を選択することができる。
【0099】
クライアント端末10は、サービス連携処理選択画面110から、ユーザの操作指示に基づいて、所定のサービス連携処理を表す指示書を選択し、このとき必要に応じてユーザへのパラメータ入力画面を表示し、ジョブフローの実行に必要なパラメータの入力を受け取る。その指示書の起動を指示する(ステップST11)。
【0100】
指示書管理サーバ40は、クライアント端末10によって指示された指示書を連携処理サーバ50へ送信する(ステップST12)。この結果、連携処理サーバ50は、連携処理の実行を開始する。
【0101】
連携処理サーバ50は、指示書管理サーバ40より送信された指示書を解釈し、指示書に記述された第1番目の処理である画像処理装置61に対して、第1のサービス処理を実行することを依頼する(ステップST13)。連携処理サーバ50は、具体的には、指示書に記述された情報をもとに、処理依頼するサービス処理装置のロケーションや処理依頼に必要な入力パラメータと出力パラメータ形式、処理依頼のためのメソッド名、起動方法、処理対象文書を特定する情報を抽出し、個別指示情報を作成する。連携処理サーバ50は、個別指示情報を第1の処理依頼先である画像処理装置61へ送信する。
【0102】
画像処理装置61は、送信された指示書に記述された処理対象文書の格納先ロケーション情報をもとに、処理対象文書をコピーし文書を取得する。画像処理装置61は、取得した文書画像に対し、サービス処理依頼内容を解釈し、ノイズ除去、OCR処理といった画像処理を行い、抽出されたテキスト文書とバインドする処理を行う。画像処理装置61は、画像処理によって得られた画像文書とテキスト文書がバインドされた文書を元の格納先へ再格納する。画像処理装置61は、このような処理が完了すると、処理のステータス情報(完了)、出力パラメータ、処理後の文書格納先情報など、処理結果を連携処理サーバ50へ送信する。
【0103】
連携処理サーバ50は、画像処理装置61からの処理結果を受信すると、第1の処理依頼結果をログとして管理する。そして、連携処理サーバ50は、指示書に基づき第2の処理依頼先を特定し、第2のサービス処理を実行することを文書管理サーバ62に依頼する(ステップST14)。連携処理サーバ50は、第1のサービス処理依頼と同様に、個別指示情報(処理依頼に関する情報である文書を格納する旨の情報、文書の格納先の情報、処理対象文書を特定する情報)を文書管理サーバ62へ送信する。
【0104】
文書管理サーバ62は、連携処理サーバ50の依頼内容に基づき、前の処理(第1のサービス処理)で処理され格納された文書を、依頼内容に記述された格納先情報に基づき格納処理を行う。文書管理サーバ62は、このような処理が完了すると、処理のステータス情報(完了)、出力パラメータ、処理後の文書格納先情報など、処理結果を連携処理サーバ50へ送信する。
【0105】
連携処理サーバ50は、第2のサービス処理(文書格納処理)からの処理結果を受信すると、第2の処理依頼結果をログとして管理する。連携処理サーバ50は、指示書に基づき第3の処理依頼先を特定し、第3のサービス処理を実行することを文書配信サーバ63に依頼する(ステップST15)。連携処理サーバ50は、第2のサービス処理依頼と同様に、個別指示情報(処理依頼に関する情報である文書を格納する旨の情報、文書の格納先の情報、処理対象文書を特定する情報)を文書配信サーバ63へ送信する。
【0106】
文書配信サーバ63は、連携処理サーバ50の依頼内容に基づき、前の処理(第2のサービス処理)で処理され格納された文書を、文書を特定する情報(格納先情報)に基づき文書ファイルを読み出し、依頼内容に記述された処理を行う。ここでは、文書配信サーバ63は、テキスト文書と画像文書がバインドされた文書のうち、テキスト文書のみを配信先として指定されたメールアドレスへメール送信し、画像文書のみを指定されたFAX番号へFAX送信を行う。文書配信サーバ63は、処理が完了すると、処理のステータス情報(完了)、出力パラメータ、処理後の文書格納先情報など、処理結果を連携処理サーバ50へ送信する。
【0107】
この処理において、文書配信サーバ63は、例えばFAX送信処理において相手先が話し中でありかつ所定回数リトライを行っても相手先と接続できなかった場合、ステータス情報として「メール送信:完了、FAX送信:未送信」を連携処理サーバ50に送信する。
【0108】
連携処理サーバ50は、第3のサービス処理からの処理結果を受信し、指示書には次の処理が記述されていないと判断すると、クライアント端末10に対してすべての処理が完了した旨の通知を行う(ステップST16)。
【0109】
次に、連携処理サーバ50は、指示書の前段に消去条件情報が記述されているか否かを判定し(ステップST17)、連携処理サーバ50は、当該判定が肯定判定の場合は当該指示書を消去することを指示書管理サーバ40に依頼する(ステップST18)。
【0110】
一方、連携処理サーバ50は、指示書の前段に消去条件情報が記述されていないと判定すると(ステップST17が否定判定の場合)、指示書管理サーバ40に対して当該指示書に記述された全ての連携処理が終了した旨の通知(処理の終了通知)を行い(ステップST19)、連携処理を終了する。
【0111】
(指示書の消去)
指示書管理サーバ40では、連携処理によって連携処理サーバ50から当該連携処理に用いた指示書の消去依頼(ステップST18の処理による依頼)又は処理の終了通知(ステップST19の処理による通知)を示す情報が入力されると、指示書管理部44で消去実行判定処理を実行する。
【0112】
図10は、このときに指示書管理部44で実行される消去実行判定処理プログラムの処理の流れを示すフローチャートである。
【0113】
まず、指示書管理部44は、連携処理サーバ50から入力された情報が処理の終了通知を示すものであったか否かを判定する(ステップST20)。当該判定が否定判定であった場合は、連携処理の実行が終了した指示書の消去依頼を受けたものと判断し、当該指示書の指示書記憶部45からの消去を実行し(ステップST22)、その後に本消去実行判定処理を終了する。
【0114】
一方、ステップST20の判定が肯定判定であった場合は、メモリ46の所定領域に上記消去設定情報が記憶されているか否かを判定することにより、指示書管理サーバ40における指示書の消去設定が為されているか否かを判定し(ステップST21)指示書の消去設定が為されている場合は肯定判定となって、連携処理の実行が終了した指示書の消去を実行し(ステップST22)、その後に本消去実行判定処理を終了する。
【0115】
すなわち、指示書管理サーバ40において指示書の消去設定が為されている場合は、全ての指示書は、当該指示書に基づく連携処理を行なった後に消去される。
【0116】
なお、上記ステップST22の処理として、指示書管理部44は、指示書記憶部45から消去依頼又は終了通知のあった指示書を消去すると共に、メモリ46に格納された指示書リストから当該指示書に関する情報を削除する。
【0117】
一方、指示書の消去設定が為されていない場合はステップST21の判定が否定判定となり、指示書の消去(ステップST22)を実行することなく本消去実行判定処理を終了する。
【0118】
以上詳細に説明したように、本第1の実施形態に係る文書処理システム1は、予め記憶された文書に施す複数の処理を一連の処理として表した予め記憶された指示書の消去に関する条件を示す予め定められた消去条件情報に応じて当該指示書の消去を実行するので、情報の漏洩を防止することができる。
【0119】
また、文書処理システム1は、消去条件情報を設定するための設定手段として、クライアント端末10に表示されるジョブフローを定義するための指示書作成画面100及び指示書管理サーバ40の設定部47を備えているので、消去条件情報を必要に応じて設定することができる。
【0120】
さらに、指示書作成画面100は、消去条件情報を指示書毎に設定することができ、指示書に消去条件情報を含めることができるので、指示書毎に消去の有無を設定できる。
【0121】
[第2の実施形態]
上記第1の実施形態では、消去条件情報は単に消去の実行を示す情報であり、当該消去条件情報が指示書に記述されている場合又は指示書管理サーバに消去設定情報が設定されている場合、指示書に基づく連携処理を実行後に当該指示書の消去を実行する形態について説明したが、本第2の実施形態では、消去条件情報として、消去の実行を示す情報の他に、消去を実行するタイミングを示す情報及び文書管理サーバ62に記憶されている文書の消去を示す情報がさらに含まれる形態について説明する。
【0122】
なお、本第2の実施形態に係る文書処理システム及び指示書管理サーバは、その構成が上記第1の実施形態に係る文書管理システム1(図1及び図2参照)及び指示書管理サーバ40(図6参照)と略同様であるので、同一構成部分には同一の符号を付して、その説明を省略する。
【0123】
図11に示すように、本第2の実施形態に係る指示書管理サーバ40は、時間を計時するタイマ機能を備えた時間計測部48をさらに備えている。時間計測部48は、指示書管理部44に接続されており、指示書管理部44から計時期間を示す計時期間情報と共に計時の開始を指示する計時指示情報が入力されたとき、計時期間情報により示される期間を計時し、当該計時が終了したときに計時の終了を示す計時終了情報を指示書管理部44に対して出力する。
【0124】
なお、本実施形態では、ユーザからの指示入力に応じて上記計時期間情報が指示書(図5参照)の消去条件情報の一部として当該指示書に予め記述される。また、本実施形態に係る指示書の消去条件情報には、ユーザからの指示入力に応じて、当該指示書により処理対象とされた文書を消去するか否かを示す文書消去情報も含まれる。なお、この際の消去条件情報の記述の手順は上記第1の実施形態と同様であるので、ここでの説明は省略する。
【0125】
また、本実施形態に係る指示書管理サーバ40では、連携処理が終了したタイミングを起点として所定の期間の後に当該連携処理が記述されている指示書又は当該指示書により処理対象とされた文書を消去したい場合に、その旨を指示する情報を上記設定部47を介して入力することにより、指示書管理部44によってメモリ46の所定領域に当該消去の実行を指示する旨を示す消去設定情報が、上記所定の期間を示す情報である計時期間情報、及び上記文書を消去するか否かを示す文書消去情報と共に記憶される。
【0126】
また、ネットワーク5に接続された文書管理サーバ62は、文書を格納する文書記憶部62Aを備えている。なお、文書管理サーバ62には、指示書管理サーバ40と同様に、ネットワーク5と文書管理サーバ62との接続を司るネットワーク制御部や、文書記憶部62Aに対するアクセスを制御する制御部等を備えているが、ここではこれらの図示及び説明を省略する。
【0127】
ところで、指示書管理サーバ40では、上記第1の実施形態で説明した消去実行判定処理(図10参照)のステップST22の処理に代えて、消去タイミング判定処理が実行される。
【0128】
図12は、このとき指示書管理部44が実行する消去タイミング判定処理の流れを示すフローチャートである。以下、同図を参照して第2の実施形態に係る消去タイミング判定処理について説明する。
【0129】
まず、ステップ200では、連携処理サーバ50により実行が終了した指示書に計時期間情報が記述されているか、又はメモリ46に計時期間情報が記憶されているか否かを判定し、否定判定の場合は消去までの期間を計時する必要がないものと判断してステップ204に移行し、後述する消去処理を実行する。
【0130】
一方、上記ステップ200において肯定判定となった場合にはステップ202に移行して、当該指示書を示す指示書名を示す指示書識別情報、及び指示書に記述されているか又はメモリ46に記憶されている計時期間情報と共に計時指示情報を時間計測部48に出力し、その後に本消去タイミング判定処理を終了する。
【0131】
これにより、時間計測部48では、入力された計時期間情報により示される期間を計時し、当該計時が終了すると指示書管理部44に対して、当該計時の実行指示情報と共に指示書管理部44から入力した指示書識別情報と、計時終了情報とを出力する。
【0132】
指示書管理部44では、時間計測部48から計時終了情報が入力されたとき、及びステップ204において、消去処理を実行する。
【0133】
図13は、このとき指示書管理部44で実行される消去処理プログラムの処理の流れを示すフローチャートである。以下、同図を参照して第2の実施形態に係る消去処理について説明する。
【0134】
まず、ステップ210では、消去条件情報に含まれる文書消去情報が、文書を消去することを示すものであるか否かを判定し、否定判定である場合はステップ212に移行する。
【0135】
一方、ステップ210で肯定判定である場合は、ステップ214に移行し、ネットワーク制御部42及びネットワーク5を介して文書管理サーバ62に対し連携処理サーバ50により実行が終了した指示書による処理対象とされた文書の消去を指示する文書消去指示情報を送信し、その後にステップ212に移行する。
【0136】
これにより、文書管理サーバ62は、文書記憶部62Aに記憶された当該文書を含む、当該文書に関する情報の消去を実行する。
【0137】
ステップ212では、当該指示書を指示書記憶部45から消去し、その後に本消去処理を終了する。上記ステップ212の処理として、指示書管理部44は、指示書記憶部45から当該指示書を消去すると共に、メモリ46に格納された指示書リストから当該指示書に関する情報を削除する。
【0138】
以上詳細に説明したように、本第2の実施形態に係る文書処理システム1は、予め記憶された文書と当該文書に施す複数の処理を一連の処理として表した指示書の少なくとも一方の消去に関する条件を示す予め定められた消去条件情報に応じて指示書及び文書の少なくとも一方の消去を実行するので、消去した情報の漏洩を防止することができる。
【0139】
また、文書処理システム1は、消去条件情報を、消去のタイミングを示す情報としているので、所望のタイミングで指示書及び文書の少なくとも一方の消去を行なうことができる。
【0140】
特に、本第2の実施形態では、上記消去のタイミングを、消去の対象となる指示書を用いた連携処理が終了したタイミングから所定期間経過したタイミングとしているので、連携処理終了後、所定期間経過した後は当該指示書が消去されるものの、所定期間は再び当該指示書を利用することができ、この結果、情報の漏洩を防止しつつ、利便性を向上できる。
【0141】
なお、上記消去のタイミングは、連携処理が終了したタイミングから所定期間経過したタイミングとしていたが、本発明はこれに限定されるものではなく、他の例として、指示書を生成したタイミングから所定期間経過後とすることや、指示書を記憶したタイミングから所定期間経過後とすることが挙げられる。
【0142】
また、文書処理システム1は、文書記憶部62Aを含んで構成される文書管理サーバ62と、指示書管理部44を含んで構成される指示書管理サーバ40と、をネットワーク5により接続し、指示書管理部44は、文書管理サーバ62に対しネットワーク5を介して消去の実行を指示する指示情報を送信することにより文書記憶部62Aに記憶された文書を消去するので、消去の対象となるデータがネットワークを介して接続された記憶部に記憶されている場合でも当該データの消去を実行でき、この結果、情報の漏洩を防止することができる。
【0143】
また、文書処理システム1は、消去条件情報を設定するための設定手段として、クライアント端末10に表示されるジョブフローを定義するための指示書作成画面100及び指示書管理サーバ40の設定部47を備えているので、消去条件情報を必要に応じて設定することができる。
【0144】
さらに、指示書作成画面100により、消去条件情報を指示書毎に設定することができ、指示書に消去条件情報を含めることができるので、指示書毎に消去の可否を設定できる。
【0145】
なお、本第2の実施形態に係る消去処理(図13)では、指示書に記述された消去条件情報及びメモリ46に設定された消去設定情報には指示書の消去を示す情報が必ず含まれることを前提として説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、文書の消去を示す情報だけを含む場合も考えられる。この場合、ステップ210で否定判定の場合及びステップ214を実行した後、消去条件情報又は消去設定情報において、指示書の消去を示す情報が含まれているか否かを判定し、当該判定の結果、指示書の消去を示す情報が含まれている場合のみステップ212を実行し、他の場合にはステップ212を実行することなく消去処理を終了する必要がある。
【0146】
また、本第2の実施形態では、指示書管理サーバ40と文書管理サーバ62とがネットワーク5を介して接続されており、指示書管理部44により、文書管理サーバ62に文書記憶部62Aに記憶された文書の消去を指示する形態について説明したが、指示書管理部44とネットワーク5を介して接続された記憶部にも指示書が記憶されているような構成とし、指示書管理部44によりネットワーク5を介して当該記憶部の指示書の消去を行なうようにしてもよい。
【0147】
[第3の実施形態]
上記第1の実施形態では、消去条件情報は単に消去の実行を示す情報であり、当該消去条件情報が指示書に記述されている場合又は指示書管理サーバに消去設定情報が設定されている場合、指示書に基づく連携処理を実行後に当該指示書の消去を実行する形態について説明したが、本第3の実施形態では、消去条件情報として、消去の実行を示す情報の他に、消去を実行するタイミングを示す情報として、指示書記憶部に記憶された指示書を用いた連携処理の実行回数が所定回数に達したタイミングを示す情報がさらに含まれる形態について説明する。
【0148】
なお、本第3の実施形態に係る文書処理システム及び指示書管理サーバは、その構成が上記第1の実施形態に係る文書管理システム1(図1及び図2参照)及び指示書管理サーバ40(図6参照)と略同様であるので、ここでの詳細な説明を省略する。
【0149】
本第3の実施形態では、指示書に記述される消去条件情報及び指示書管理サーバ40の設定部47により設定される消去設定情報により、消去の対象となる指示書を用いた連携処理の実行回数が所定回数に達したタイミングを示す情報として、当該実行回数の上限値を示す情報(以下、「実行可能回数情報」という)が指定可能になっている。
【0150】
なお、当該実行可能回数情報は、ユーザからの指示入力に応じて上記実行可能回数情報が指示書(図5参照)の消去条件情報の一部として当該指示書に予め記述されることにより指定される。なお、この際の消去条件情報の記述の手順は上記第1の実施形態と同様であるので、ここでの説明は省略する。
【0151】
また、本実施形態に係る指示書管理サーバ40では、同一の指示書を用いた連携処理の実行が所定回数に達したタイミングで、当該連携処理が記述されている指示書を消去したい場合に、その旨を指示する情報を上記設定部47を介して入力することにより、指示書管理部44によってメモリ46の所定領域に当該消去の実行を指示する旨を示す消去設定情報が、上記所定回数を示す情報である実行可能回数情報と共に記憶される。
【0152】
一方、指示書管理サーバ40の指示書管理部44では、指示書を指示書記憶部45に記憶する際に、指示書に記述された消去条件情報又は指示書管理サーバ40の消去設定情報に基づき、指示書の消去を実行するまでの実行可能回数を指示書毎に設定する。
【0153】
図14に示されるように、本第3の実施形態では、指示書管理サーバ40のメモリ46に格納される指示書リストは、指示書管理部44で把握する消去までの実行可能回数が指示書名に対応付けられて記憶されている。
【0154】
指示書管理部44では、新規に指示書を記憶する際に、メモリ46の所定領域に格納された指示書リストに指示書名及び実行可能回数の各情報を追加する指示書リスト更新処理を実行する。
【0155】
図15は、このとき指示書管理部44で実行される指示書リスト更新処理プログラムの処理の流れを示すフローチャートである。以下、同図を参照して第3の実施形態に係る指示書リスト更新処理について説明する。
【0156】
まず、ステップ220では、消去条件情報又は消去設定情報の有無を判定する。新規に記憶する指示書に消去条件情報が記述されているか、又は指示書管理サーバ40で指示書の消去条件を示す消去設定情報が設定されている場合は、当該判定が肯定判定となりステップ224に移行する。
【0157】
一方、ステップ220で否定判定の場合は、指示書の消去を行なわないものと判断し、ステップ222に移行して、指示書名に実行可能回数「0」を対応付けて指示書リストに追加し、その後に本指示書リスト更新処理を終了する。
【0158】
なお、ステップ220で否定判定の場合、実際には指示書の消去を行わないため実行可能回数は「0」ではないが、ここでは便宜上「0」とする。
【0159】
ステップ224では、消去条件情報又は消去設定情報に実行可能回数情報が含まれているか否かを判定する。実行可能回数情報が含まれていない場合、当該判定が否定判定となり、ステップ226に移行して、指示書名に実行可能回数「1」を対応付けて指示書リストに追加し、その後に本指示書リスト更新処理を終了する。すなわち、ここでは、実行可能回数情報が設定されていない場合、当該指示書を用いた連携処理を1回実行した後に当該指示書を消去するものと見なして、実行可能回数を「1」としている。
【0160】
一方、ステップ224で肯定判定の場合は、指示書名に消去条件情報又は消去設定情報に含まれた情報により示される実行可能回数を対応付けて指示書リストに追加し、その後に本指示書リスト更新処理を終了する。
【0161】
ところで、本実施形態に係る指示書管理サーバ40では、上記第1の実施形態で説明した消去実行判定処理(図10参照)のステップST22の処理に代えて、消去タイミング判定処理が実行される。
【0162】
図16は、このとき指示書管理部44が実行する消去タイミング判定処理プログラムの処理の流れを示すフローチャートである。以下、同図を参照して第3の実施形態に係る消去タイミング判定処理について説明する。
【0163】
まず、ステップ230では、メモリ46に格納された指示書リストから、連携処理サーバ50により実行が終了した指示書の指示書名に対応付けられた実行可能回数を読み出し、次のステップ232では、今回の実行により残りの実行可能回数が1回分少なくなったので、読み出した実行可能回数から「1」を減算する。
【0164】
次のステップ234では、「1」を減算した後の実行可能回数が0より大きいか否かを判定する。当該判定が肯定判定の場合は、当該指示書を用いた連携処理の実行回数が、まだ予め設定された実行可能回数に達していないと判断し、ステップ236に移行して実行可能回数をステップ232で導出した回数として指示書リストを更新し、その後に本消去タイミング判定処理を終了する。
【0165】
一方、ステップ234で否定判定の場合は、当該指示書を用いた連携処理が予め設定された実行可能回数だけ実行されたものと判断し、ステップ238に移行して、指示書記憶部45から当該指示書を消去すると共に、メモリ46に格納された指示書リストから当該指示書に関する情報を削除することで当該指示書に関する全ての情報を消去し、その後に本消去タイミング判定処理を終了する。
【0166】
以上詳細に説明したように、本第3の実施形態に係る文書処理システム1は、上記第1の実施形態に係る文書処理システム1と同様の効果を奏することができると共に、消去条件情報を、消去のタイミングを示す情報としているので、所望のタイミングで指示書の消去を行なうことができる。
【0167】
さらに、本第3の実施形態では、上記消去のタイミングを、指示書記憶部45に記憶した指示書を用いた連携処理の実行が予め設定された実行可能回数に達したタイミングとしているので、所望の実行回数を設定すれば、設定された回数だけ指示書を使用した後に自動的に消去され、この結果、情報の漏洩を防止しつつ、利便性を向上できる。
【0168】
例えば、1回の連携処理の実行につき所定の金額(例えば20円)を課金する課金システムに本発明を適用する場合、ユーザにより投入された金額(例えば100円)に応じた回数(例えば5回)を設定することで、設定された回数の実行後は当該指示書が自動的に消去されるため、特に利便性を向上できる。
【0169】
なお、上記各実施形態では、指示書管理サーバ40において、設定部47により設定された指示書の消去設定情報がメモリ46に記憶された場合、消去条件情報の記述がない指示書記憶部45に記憶された全ての指示書に対して当該消去設定情報を反映するものとして説明したが、設定部47により指示書毎に消去設定情報を行い、メモリ46に指示書毎の消去設定情報を記憶するようにしてもよい。
【0170】
また、本発明は、上記第1乃至第3の実施形態を適宜組合わせた形態も採り得る。例えば、上記第2の実施形態及び第3の実施形態を組合わせて、文書処理システム1において、消去条件情報に含まれる消去の実行のタイミングを示す情報として、連携処理の実行を終了したタイミングからの経過期間又は記憶後の実行可能回数の何れかを示す情報とすることもできる。
【0171】
また、上記各実施の形態では、指示書を消去する場合、指示書全体を消去する形態について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、消去条件情報を、指示書の一部を消去することを示す情報とし、当該一部のみを消去する形態とすることもできる。
【0172】
すなわち、指示書に記述された複数の処理に、文書を送信する処理(FAX送信や電子メール送信等)が含まれる場合、消去条件情報に、指示書のうち文書の送信先(FAX番号や電子メールアドレス)を示す情報のみを削除することを示す情報を含むようにしてもよい。
【0173】
この場合、指示書の記述内容が一例として図5に示すような内容であった場合、<Mail>のパラメータのうち、<To value=“xxxxxxx@fujixerox.co.jp”/>及び<CC value=“yyyyyyy@fujixerox.co.jp”/>が削除される。
【0174】
また、上記各実施形態では、本発明を、指示書に記述された一連の処理を、ネットワークを介して相互に接続された複数のサービス処理装置による連携処理サーバ50を用いた分散処理により実行する文書処理システム1に適用した場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、本発明は、例えば、連携処理サーバ50を用いることなく指示書に記述された処理を実行する文書処理システムに適用することもできる。以下、この形態について、図面を参照しつつ説明する。なお、第1の実施形態と同一の部位には同一の符号を付し、詳細な説明は省略する。
【0175】
図17は、この形態に係る文書処理システム100を構成する各サービス処理装置の相互関係を説明するためのブロック図である。この形態に係る文書処理システム100は、図1及び図2に示した連携処理サーバ50を使用することなく、複数のサービスの連携処理を実行することができる。
【0176】
なお、文書処理システム100は図1に示した各サービス処理装置(連携処理サーバ50を除く。)を備えているが、図17には連携処理に関連するサービス処理装置のみを図示した。
【0177】
(連携処理の起動・実行)
ユーザは、指示書管理サーバ40に保存されている複数の指示書の中から所望の指示書を選択して、連携処理を起動させることができる。具体的には、以下の通りである。
【0178】
クライアント端末10は、ユーザの操作に応じて、サービス連携処理選択画面から所望のサービス連携処理を表す指示書を選択し、その指示書の起動を指示する。指示書管理サーバ40は、クライアント端末10によって指示された指示書を画像処理装置61へ送信する。
【0179】
画像処理装置61は、送信された指示書に記述された処理対象文書の格納先ロケーション情報をもとに、処理対象の文書を取得する。画像処理装置61は、取得した文書画像に対し、サービス処理依頼内容を解釈し、ノイズ除去、OCR処理といった画像処理を行い、抽出されたテキスト文書とバインドする処理を行う。画像処理装置61は、所定の画像処理終了後、指示書に記述されたサービス処理依頼を削除する。そして、画像処理装置61は、画像処理によって得られた画像文書とテキスト文書とがバインドされた文書と、処理のステータス情報(完了)、出力パラメータ、処理後の文書格納先情報など処理結果を有する指示書とを、次のサービス処理を提供する文書管理サーバ62に送信する。
【0180】
また、画像処理装置61は、所定の画像処理終了後、指示書中に記載された自身のサービス依頼に関する部分を修正又は削除して文書管理サーバ62に送信してもよい。さらに、画像処理装置61は、所定の画像処理終了後、指示書を次のサービス処理装置へ送信するようにしてもよい。
【0181】
文書管理サーバ62は、画像処理装置61から送信された文書を、指示書に記述された格納先に一時格納する。そして、文書管理サーバ62は、指示書に記述されたサービス処理依頼を削除して、文書及び指示書を次のサービス処理を行う文書配信サーバ63に送信する。
【0182】
文書配信サーバ63は、指示書に基づいて、テキスト文書と画像文書がバインドされた文書のうち、テキスト文書のみを配信先として指定されたメールアドレスへメール送信し、画像文書のみを指定されたFAX番号へFAX送信を行う。そして、文書配信サーバ63は、指示書に次の処理が記述されていないと判断すると、クライアント端末10及び指示書管理サーバ40に対してすべての処理が完了した旨の通知を行い、連携処理を終了する。
【0183】
指示書管理サーバ40では、処理が完了した旨の通知を受けた指示書の内容を解釈した後、上記各実施形態と同様の処理を行なうことにより、当該指示書に記述された消去条件情報又はメモリ46に設定された消去設定情報に応じて当該指示書に対する消去を実行する。
【0184】
また、本発明は、以上のような連携処理サーバ50を用いない文書処理システム100や、上記各実施形態で示した連携処理サーバ50を用いる文書処理システム1における各サービスを実行する複数の処理部を、ネットワークを介さずに単体として構成した複合機に適用することもできる。
【0185】
本発明を上記のような文書処理システム100に適用した場合や当該複合機に適用した場合にも、上記各実施形態と同様の効果を奏することができる。
【0186】
また、上記各実施形態において説明したプログラムの処理の流れ(図7、図8、図10、図12、図13、図15及び図16参照)は一例であり、本発明の主旨を逸脱しない範囲内において適宜変更可能であることは言うまでもない。
【0187】
また、上記各実施形態で説明した文書処理システム1の構成(図1参照)や指示書管理サーバ40の構成(図6及び図11参照)も一例であり、本発明の主旨を逸脱しない範囲内において適宜変更可能であることは言うまでもない。
【0188】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1乃至請求項12に係る発明によれば、前記連携情報に表された一連の処理が完了した際に、消去条件情報が前記記憶手段に記憶された連携情報を消去することを示す情報の場合には前記記憶手段に記憶された連携情報の消去を実行し、前記複数の処理に前記文書情報をファックス又は電子メールで送信する処理が含まれ、かつ前記消去条件情報が、前記記憶手段に記憶された連携情報のうち前記文書情報の送信先を示すファックス番号又は電子メールアドレスを示す情報を消去することを示す情報の場合には前記記憶手段に記憶された連携情報のうちファックス番号又は電子メールアドレスを示す情報の消去を実行し、前記消去条件情報が前記文書情報を消去することを示す情報の場合には前記文書情報の消去を実行するので、情報の漏洩を防止することができる、という優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施の形態に係る文書処理システムの構成を示すブロック図である。
【図2】 文書処理システムの機能的な構成を示すブロック図である。
【図3】 I/F情報の構成を示す模式図である。
【図4】 実施の形態に係る指示書作成画面を示す概略図である。
【図5】 実施の形態に係る指示書の構成例を示す概略図である。
【図6】 第1の実施形態に係る指示書管理サーバの構成を示すブロック図である。
【図7】 指示書作成時のクライアント端末及び指示書生成サーバの処理手順を示すフローチャートである。
【図8】 連携処理実行時のクライアント端末、指示書管理サーバ及び連携処理サーバの処理を示すフローチャートである。
【図9】 指示書リストを表すサービス連携処理選択画面の一例を示す模式図である。
【図10】 第1の実施形態に係る消去実行判定処理プログラムの処理の流れを示すフローチャートである。
【図11】 第2の実施形態に係る指示書管理サーバの構成を示すブロック図である。
【図12】 第2の実施形態に係る消去タイミング判定処理の流れを示すフローチャートである。
【図13】 第2の実施形態に係る消去処理の流れを示すフローチャートである。
【図14】 第3の実施形態に係る指示書リストの模式図である。
【図15】 第3の実施形態に係る指示書リスト更新処理の流れを示すフローチャートである。
【図16】 第3の実施形態に係る消去タイミング判定処理の流れを示すフローチャートである。
【図17】 本発明の他の適用例を示す図であり、文書処理システム100を構成する各サービス処理装置の相互関係を説明するためのブロック図である。
【符号の説明】
1 文書処理システム
5 ネットワーク(通信回線)
10 クライアント端末(設定手段)
40 指示書管理サーバ(消去手段、取得手段)
42 ネットワーク制御部
44 指示書管理部
45 指示書記憶部(記憶手段)
46 メモリ
47 設定部(設定手段)
48 時間計測部
50 連携処理サーバ
62 文書管理サーバ
62A 文書記憶部(記憶手段)

Claims (12)

  1. 文書情報と、当該文書情報に施す複数の処理を一連の処理として表すとともに、XML形式のテキストデータで示された前記複数の処理に関するパラメータ、及び消去対象を消去する場合の消去に関する条件を示す消去条件情報を含む連携情報とを予め記憶した記憶手段と、
    前記連携情報に表された一連の処理が完了した際に、前記記憶手段に記憶された前記連携情報に含まれる消去条件情報が前記記憶手段に記憶された連携情報を消去することを示す情報の場合には前記記憶手段に記憶された連携情報の消去を実行し、前記複数の処理に前記文書情報をファックス又は電子メールで送信する処理が含まれ、かつ前記消去条件情報が、前記記憶手段に記憶された連携情報のうち前記文書情報の送信先を示すファックス番号又は電子メールアドレスを示す情報を消去することを示す情報の場合には前記記憶手段に記憶された連携情報のうちファックス番号又は電子メールアドレスを示す情報の消去を実行し、前記消去条件情報が前記文書情報を消去することを示す情報の場合には前記文書情報の消去を実行する消去手段と、
    を備えた情報管理装置。
  2. 前記消去条件情報は、消去のタイミングを示す情報を含み、前記消去のタイミングを、予め定められたタイミングから所定期間経過したタイミングとした
    請求項1に記載の情報管理装置。
  3. 前記消去条件情報は、消去のタイミングを示す情報を含み、前記消去のタイミングを、前記連携情報の実行が所定回数に達したタイミングとした
    請求項1に記載の情報管理装置。
  4. 前記消去条件情報を設定するための設定手段をさらに備えた
    請求項1乃至請求項3の何れかに記載の情報管理装置。
  5. 前記設定手段は、前記消去条件情報を前記連携情報毎に設定する
    請求項4に記載の情報管理装置。
  6. 前記記憶手段と前記消去手段とを接続する通信回線をさらに備え、
    前記消去手段は、前記記憶手段に対し前記通信回線を介して消去の実行を指示する指示情報を送信することにより前記連携情報、前記ファックス番号又は電子メールアドレスを示す情報、及び前記文書情報のいずれか1つの情報を消去する
    請求項1乃至請求項5の何れかに記載の情報管理装置。
  7. 文書情報と、当該文書情報に施す複数の処理を一連の処理として表すとともに、XML形式のテキストデータで示された前記複数の処理に関するパラメータ、及び消去対象を消去する場合の消去に関する条件を示す消去条件情報を含む連携情報とを記憶手段に予め記憶する記憶工程と、
    前記連携情報に表された一連の処理が完了した際に、前記記憶手段に記憶された前記連携情報に含まれる消去条件情報が前記記憶手段に記憶された連携情報を消去することを示す情報の場合には前記記憶手段に記憶された連携情報の消去を実行し、前記複数の処理に前記文書情報をファックス又は電子メールで送信する処理が含まれ、かつ前記消去条件情報が、前記記憶手段に記憶された連携情報のうち前記文書情報の送信先を示すファックス番号又は電子メールアドレスを示す情報を消去することを示す情報の場合には前記記憶手段に記憶された連携情報のうちファックス番号又は電子メールアドレスを示す情報の消去を実行し、前記消去条件情報が前記文書情報を消去することを示す情報の場合には前記文書情報の消去を実行する消去工程と、
    を備えた情報管理方法。
  8. 前記消去条件情報は、消去のタイミングを示す情報を含み、前記消去のタイミングを、予め定められたタイミングから所定期間経過したタイミングとした
    請求項7に記載の情報管理方法。
  9. 前記消去条件情報は、消去のタイミングを示す情報を含み、前記消去のタイミングを、前記連携情報の実行が所定回数に達したタイミングとした
    請求項7に記載の情報管理方法。
  10. 文書情報と、当該文書情報に施す複数の処理を一連の処理として表すとともに、XML形式のテキストデータで示された前記複数の処理に関するパラメータ、及び消去対象を消去する場合の消去に関する条件を示す消去条件情報を含む連携情報とを記憶手段に予め記憶する記憶工程と、
    前記連携情報に表された一連の処理が完了した際に、前記記憶手段に記憶された前記連携情報に含まれる消去条件情報が前記記憶手段に記憶された連携情報を消去することを示す情報の場合には前記記憶手段に記憶された連携情報の消去を実行し、前記複数の処理に前記文書情報をファックス又は電子メールで送信する処理が含まれ、かつ前記消去条件情報が、前記記憶手段に記憶された連携情報のうち前記文書情報の送信先を示すファックス番号又は電子メールアドレスを示す情報を消去することを示す情報の場合には前記記憶手段に記憶された連携情報のうちファックス番号又は電子メールアドレスを示す情報の消去を実行し、前記消去条件情報が前記文書情報を消去することを示す情報の場合には前記文書情報の消去を実行する消去工程と、
    をコンピュータに実行させる情報管理プログラム。
  11. 前記消去条件情報は、消去のタイミングを示す情報を含み、前記消去のタイミングを、予め定められたタイミングから所定期間経過したタイミングとした
    請求項10に記載の情報管理プログラム。
  12. 前記消去条件情報は、消去のタイミングを示す情報を含み、前記消去のタイミングを、前記連携情報の実行が所定回数に達したタイミングとした
    請求項10に記載の情報管理プログラム。
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