JP4708383B2 - 集計システム - Google Patents

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Description

本発明は、集計システムに関するものであり、特に、短時間に多数の利用者が操作した情報をインターネット等の通信網を介して高速に集計して順番付けが可能な集計システムに関するものである。
従来、テレビの視聴者参加番組と連動して視聴者(利用者)が操作した投票情報などを集計して番組に反映するためのシステムが提案されている。例えば、下記特許文献1には、インターネットを介して視聴者の投票情報をWWWサーバによって収集するシステムが開示されている。
特開2002−344928号公報
上記したような従来のWWWサーバシステムは例えば、ロードバランサ、httpサーバ、RDBサーバ等から構成されている。ところが、これらの装置においては、高速化に対して以下のような問題点があった。
レイヤ7ロードバランサ(セッション管理機能搭載)においては、同一利用者を同一httpサーバへ転送するためのアプリケーションプロトコルの解読や、保持している過去の情報を検索しながらhttpサーバを特定する処理のために速度に限界があった。また、保存している利用者情報を元に負荷分散を行うため、比例的な増設は不可能であるという問題点もあった。
httpサーバ(セッション管理機能、テーブルキャッシュ機能搭載)の並列配備によるパフォーマンスの限界はRDBに依存する。そして、同一利用者は同一httpサーバで処理しなければ、並列している他のhttpサーバとの整合性がつかないという問題点があった。これはRDBサーバに負担をかけない為にキャッシュしているのが原因である。
RDBサーバはRDBである以上、性能をコストに比例させて増強する事は不可能であり、非常に高価なシステムを使用したとしても集中するアクセスには対応できないという問題点があった。
また、上記したような従来のシステムにおいて、例えば利用者が送信したクイズの回答の操作情報に基づき、正解操作を早く送信した利用者の順に順番を付けようとした場合には、WWWサーバにおいて全ての利用者情報について順番付け処理を行うことになるが、処理を高速化するためにWWWサーバを複数台設置した場合には、順番付け処理を行うために、利用者の操作情報等を1台のサーバに収集して順番付け処理を行い、結果を複数台のWWWサーバに分配する必要がある。
ところが、各WWWサーバから全ての利用者情報を単に収集し、あるいは順番付けした結果データを分配したのでは、転送するデータ量が大きくなると共に、収集したデータを統合して順番付けする処理、あるいは各WWWサーバにおいて利用者データに順番情報を反映する処理の負荷が大きくなり、結果が出るまでに時間がかかってしまうという問題点があった。本発明の目的は上記したような従来の問題点を解決することにある。
本発明は、利用者に特殊なID番号をふり、利用者からの操作情報にこのID番号を含ませる。そして、呼に任意に割り当てられた利用者代理サーバがこのID番号から計算により利用者管理サーバを指定することによって、特定の利用者管理サーバへ高速に接続させることを最も主要な特徴とする。また、利用者管理サーバにおいて、このID番号から時間のかかる検索をせずに計算によって記録されている利用者情報へ高速にアクセスし、操作情報を元に利用者データを更新することも特徴とする。
また、複数の利用者管理サーバから利用者毎に算出される情報、例えば受付開始からの経過時間等の得点情報と対応した人数データを特殊な受け渡し配列データに格納する点に特徴がある。また、受け渡し配列データを所定の番付サーバに収集し、加算合成する事によりシステム全体で得点情報に対応した人数が求められる。また、受け渡し配列データは一定のルールで分割する事が可能で、分割した場合に複数のサーバで加算合成が可能になり、性能を向上できる。更に、加算合成された受け渡し配列データの人数を順番に変換する点にも特徴がある。
本発明の構成によって以下のような効果がある。本発明の構成によれば、ロードバランサにおいて同一利用者を同一利用者代理サーバへ転送する必要がないので、パケットをレイヤ3レベルで到着順に任意の利用者代理サーバへ順に割り当てることが可能であり、分散をするための情報保存やアプリケーションプロトコルの解読、判定の必要がないため高速処理が可能であり、且つ任意に増設可能である。
利用者代理サーバは、利用者のIDを利用者管理サーバ数で除算し、その余りで利用者情報を格納している利用者管理サーバを指定できるため、検索をする必要がなく、情報を高速に中継転送する事が出来る。利用者管理サーバは、利用者のIDを利用者管理サーバ数で除算した商をインデックスとする配列の位置に利用者の情報が格納されているので、検索をする必要がなく、利用者情報の参照や書き換えを高速に行うことが可能である。
また、本発明の構成によれば、複数の利用者管理サーバによって分散処理される利用者情報データの収集/分配に特殊な受け渡し配列データを使用する。この受け渡し配列データはデータが存在する得点情報に対応した人数データのユニットのみで構成されているため、サーバ間で転送されるデータ量が減少し、処理/転送時間が短縮される。
また、複数の利用者管理サーバによって同時に受け渡し配列データが生成され、また配信された配列から利用者情報に順番情報を付与する処理も複数の利用者管理サーバによって同時に分散処理されるので、処理が高速化される。更に、複数の受け渡し配列の合成処理についても複数の利用者管理サーバによって同時に分散処理させることが可能である。これにより、複数の利用者管理サーバに分散された利用者データを、1ヶ所に集めてソート処理を行う必要がなく、高速に順番を求める事ができる。
また、本発明の構成では、利用者管理サーバは最大限高速に動作させるために、メモリーに利用者情報や操作情報等を保存しているが、保存方法にRDB等を使用する事により、永続性の必要な既存のWWW/RDBシステム等と同様な機能と安全性を確保しながら、処理能力を容易に増加できるシステムが展開できるという効果がある。
従って、本発明のシステムは短時間に大量の呼が集中しても高速に応答処理や順番付けによる優劣処理等の集計が可能であり、かつ必要に応じて利用者管理サーバ等を増やす事により、処理能力を容易に増加できるという効果がある。
以下に、テレビの番組と連動して視聴者が操作した情報をインターネットを介して高速に集計し、順番付けを行うことが可能な順番付与システムの実施例を開示する。
図1は、本発明の実施例のシステム全体の構成を示すブロック図である。インターネット22はゲートウェイ23、24を介して複数の移動体通信網A25、B28と接続されており、携帯端末30は基地局26、29を介してインターネットに接続可能である。インターネットにはDNS(ドメインネームサーバ)16やPC端末33も接続されている。なお、このような構成は周知である。利用者(視聴者)はテレビ局20から放送されるテレビ番組をテレビ31で視聴しながら、携帯端末30を使用して本発明の集計システムにアクセスする。
インターネット22には、本発明の登録ノード10、3つの集計ノードA11、B12、C13が接続されている。これらのノードはプライベートネットワーク(以下PNと記す)21にも接続されている。PN21には本発明の管理ノード14、スタジオ端末15も接続されている。PN21は専用回線等によって構成してもよいし、インターネット22内にVPN(仮想プライベートネットワーク)を設置してもよい。更にPN21を設けずに、全ての装置をインターネット経由で接続してもよい。
集計ノードは最低1つあればよいが、図示するように分散配置して呼を分散させることによって、1箇所の集計ノードへ接続する回線が輻輳あるいはダウンしても他の集計ノードのデータによって番組が続行できる。
図2は、本発明の集計ノード11〜13の構成を示すブロック図である。ルータ40、LAN45を介してインターネット22と接続された複数のロードバランサ41は、それぞれ異なるIPアドレスを設定されており、周知のDNS16の働きによって呼(アクセス)が分散して到着する。それぞれのロードバランサ41は、複数の利用者代理サーバ42の内の1つを順番に選択して呼を到着順に転送する。
LAN46を介してロードバランサ41と接続された利用者代理サーバ42は、後述する処理を行い、フォームの変換、利用者管理サーバ43の特定および呼の転送、応答を行う。LAN46を介して利用者代理サーバ42と接続された利用者管理サーバ43は、後述する処理を行い、利用者から送信された操作情報等の記録、保持、集計情報の出力、順番情報の登録等を行う。なお、本発明において使用する各種サーバは市販のサーバ装置に後述する本発明のプログラムを作成し、インストールすることにより実現可能である。
図3は、本発明の管理、登録ノードの構成を示すブロック図である。図3(a)は管理ノード14の構成を示すブロック図である。管理ノード14には、システム全体の処理状態を管理するステータス管理サーバ51、集計ノードの利用者管理サーバ43から集計データを受け取り、順番を付与する番付サーバ53、利用者管理サーバ43から特定(例えば上位等)の順番データを受け取り、番組に必要な順位表を生成する順位表統合サーバ52が設置されている。図3(b)は登録ノード10の構成を示すブロック図であり、登録サーバが設置されている。なお、管理ノード、登録ノード、集計ノードを統合して一箇所に設置してもよい。
図4は、本発明の各装置間の処理のやり取りを示すフロー図1である。このフロー図は登録処理および参加準備処理を示している。利用者は端末30のブラウザを起動して登録サーバ61へアクセスする(S1)。登録サーバ61は登録ページを返送し(S2)、端末に表示される(S3)。利用者は氏名や住所等の個人情報を入力する(S4)。
登録サーバ61は個人情報を受け取ると、キーとなる文字列(住所、氏名、年齢や移動体通信網から得たユニークな利用者識別子等)のハッシュコード(無造作に分散された値)を除算し、格納すべき集計ノードを選出する。文字列のハッシュコードhは、例えば次の方法で計算される。
h=s[0]*31^(n-1) + s[1]*31^(n-2) + ... + s[n-1]
ここで、s[i]は文字列のi番目の文字コード、nは文字列の長さ、^はべき乗を示す。なお、同じ文字列に同じ数字(コード)が割り当てられるのであれば、意識的に分散された値(例えば北海道の利用者へは北海道の集計ノードが選ばれるように)でもかまわない。
次に、このハッシュ値を接続すべき集計ノード内の利用者管理サーバ数で除算した余りによって利用者管理サーバ番号を指定する。この処理は、同じ利用者は必ず同じ利用者管理サーバに接続され、複数回登録できないようにすると共に、呼を複数の利用者管理サーバに均等に分配するためのものである。登録サーバ61は、選択した利用者管理サーバ43に登録情報を転送する(S5)。
登録情報を受け取った利用者管理サーバ43は、利用者情報を登録する配列の新規配列位置I(例えば既に0、1の2人の利用者が登録されていればI=2)および利用者管理サーバ数N(例えばN=3とする)、自分の利用者管理サーバ番号M(例えばM=1とする)から「ID番号」を生成する。生成式は、ID=I×N+Mであり、上記例ではID=2×3+1=7となる。利用者管理サーバ43は、利用者情報を登録する配列の新規配列位置Iに個人情報等を登録し、生成したID番号を登録サーバ61に通知する(S6)。
登録サーバ61は、受け取ったID番号を埋め込んだ参加ページを端末に送信する(S7)。この参加ページには選択された集計ノードのアドレスとID番号が記載されており、利用者が参加ページで参加操作をするとIDを含んだ参加情報が選択された集計ノードに送信される(S8)。
集計ノードにおいては、ロードバランサが呼を到着順に任意の利用者代理サーバに転送し(S9)、利用者代理サーバ42は参加情報を受信すると、ID番号を埋め込んだ操作ページを送信し(S10)、端末に表示される(S11)。これで参加準備が完了する。
図5は、本発明の各装置間の処理のやり取りを示すフロー図2である。このフロー図は、番組と関連したクイズやアンケートの回答の1回の集計処理を示しており、実際にはこの処理を番組内で複数回繰り返す。まず、ステータス管理サーバ51はスタジオ端末15からの指示に基づき、「準備」状態を指示する(S24)。「準備」状態においては、端末を操作して操作情報を送信しても利用者代理サーバにおいて同じ操作ページを返信するのみであり、何ら処理はされない。
次に、ステータス管理サーバ51はスタジオ端末15からの回答受付開始指示に基づき、「収集」状態を指示する(S25)。「収集」状態において、利用者が端末を操作して操作情報を送信すると、指定された集計ノードに接続され、ロードバランサが呼を到着順に任意の利用者代理サーバに転送する(S13)。
利用者代理サーバ42においては、利用者の端末毎に異なるデータフォーマットを統一し、受信した操作情報に含まれるID番号をノード内の利用者管理サーバ数で除算した余りに基づき、利用者管理サーバ番号を求め、当該利用者管理サーバへ操作情報を転送する(S14)。利用者管理サーバ43においては、受信した操作情報のID番号をノード内の利用者管理サーバ数で除算した商に基づき、配列位置を求め、利用者情報を記録する(S15)。
例えば商=2であれば、配列の2番の利用者データに利用者の押したボタンの情報等の操作情報を時間情報(ミリ秒単位の収集開始からの経過時間)と共に記録する。なお、この配列データはメモリ上に配置しておくことによって処理をより高速化することができる。
利用者管理サーバ43は、情報の記録が完了すると利用者代理サーバに完了を通知し、利用者代理サーバ42は操作ページを端末に送信する(S16)。端末では操作ページが再び表示される(S17)。なお、利用者が収集時間中に複数回の操作を行った場合には、操作情報等を上書きしてもよいし、2回目以降の操作情報を無視するようにしてもよい。
次に、ステータス管理サーバ51はスタジオ端末15からの集計(受付終了)指示に基づき、「集計」状態を指示する(S26)。「集計」状態においては、端末から操作情報を送信しても利用者代理サーバにおいて同じ操作ページを返信するのみであり、何ら処理はされない。利用者管理サーバ43は、例えば利用者の操作情報および時間情報から得点を設定し、利用者情報配列から図7に示すような受け渡し配列データを生成して所定の番付サーバ53に送信する(S18)。
番付サーバ53においては、複数の利用者管理サーバから配列データを収集し、後述する方法で得点を順位に変換して、順位情報を再び利用者管理サーバ43に配信する(S19)。なお、図3には複数の番付サーバ53が記載されているが、これは総合得点と各設問の得点など複数の順番付け処理を分散して行うためのものであり、1つの順番付け処理は1台の番付サーバによって行う必要がある。利用者管理サーバ43においては、配信された順位情報に基づき、利用者に順位を付与すると共に、例えば上位10名の個人情報など、予め定められた範囲の情報を順位統合サーバ52に送信する(S20)。
順位統合サーバ52においては、複数の利用者管理サーバ43から受信した情報に基づき順位表を統合(合成)し、スタジオ端末や外部のWebサーバ機能等へ送信して公開する。また、順番付けの完了をステータス管理サーバに通知する(S21)。
以上のような構成および処理によって、短時間に呼が集中しても遅延や誤動作することなく、高速な集計、順番付けが可能となる。なお、図5においては、「収集」中は集計を行わない例を開示したが、収集中に例えば1秒ごとなどのような周期的にあるいは非周期的に全ての利用者管理サーバ43がS18の処理を実行することにより、中間集計を行うことも可能である。中間集計によって上位の利用者情報や現在までの回答者数などがほぼリアルタイムに判明する。
次に、操作情報の集計/順位付け処理をより詳細に説明する。図6は、本発明の操作情報の収集処理の詳細を示すフローチャートである。また、図9〜12は、操作情報の収集処理の例を示す説明図である。なお、図9〜12の例においては、サーバインデックス0、1、2の3台の利用者管理サーバ(=利用者マネージャー)が配置されており、例えばインデックス1のサーバには利用者情報配列に配列インデックス0、1、2の3人の利用者が登録されているものとする。
図6において、S13においては、ロードバランサは呼を到着順に任意の利用者代理サーバに転送する。利用者代理サーバはS30において入力されたデータを利用者管理サーバ形式に変換/統一する。これは、各端末ごとにデータ形式が異なるために必要である(図10)。
利用者代理サーバ42は、S31において受信した操作情報に含まれるID番号を利用者管理サーバ数で除算した余りに基づき、利用者管理サーバ番号を求め、当該利用者管理サーバへ操作情報を転送する。例えばID番号が7であり、利用者管理サーバ数N=3であれば、利用者管理サーバ番号Mは7÷3の余り=1となる。S32においては、余りと一致するインデックスの利用者管理サーバへ利用者の操作情報を出力する(図11)。
利用者管理サーバ43は、S33において受信した操作情報のID番号を利用者管理サーバ数で除算した商に基づき、配列位置(配列インデックス)を求める。S34においては、受信した利用者の操作情報を記録する。例えば商=2であれば、配列インデックス2番の利用者データに利用者の押したボタンの情報等の操作情報を時間情報(ミリ秒単位の収集開始からの経過時間)と共に記録する(図12)。S35において、利用者管理サーバ43は、情報の記録が完了すると利用者代理サーバに完了を通知する。
以上の処理において、ロードバランサは単に呼を任意の代理サーバに分配するのみであるので高速処理が可能となり、かつ増設も容易である。利用者代理サーバは受信したID番号から簡単な演算で転送すべき利用者管理サーバが判明するので、やはり高速処理が可能となり、増設も容易である。利用者管理サーバは、やはり簡単な演算によってデータを格納すべき利用者情報配列位置が判明するので、やはり高速処理が可能となり、増設も容易である。
本発明者はこのシステムを実際にテレビ番組と連携して使用し、ピーク時に数千アクセス/秒、10秒程度で数万アクセスを正常に受け付けて応答し、アクセスの順番付けを行うことができた。
図8は、本発明の集計/順位付け処理の詳細を示すフローチャートである。また、図13〜31は、集計/順位付け処理の例を示す説明図である。なお、図13〜31の例においては、サーバインデックス0、1、2の3台の利用者管理サーバ(=利用者マネージャー)が配置されているものとする。
利用者管理サーバにおいては、S40において、n人目の利用者の情報配列を取得する。そして、各利用者ごとに得点を設定する。この例においては操作情報「3」が正解とし、正解者についてミリ秒単位の収集開始からの経過時間である受付時間情報を(減点法による)得点とする。なお、順番を付ける元の得点情報としては問題毎の正解者の操作時間情報のほか、正解数、複数の問題の正解の操作時間の合計時間、これらの組み合わせなどを必要に応じて算出可能である。図13、図15は、S40の処理例を示す説明図である。
S41においては、得点情報に基づき、受け渡し配列をたどる。図7は、本発明の受け渡し配列のデータ構成を示す説明図である。得点(受付時間)情報は前記したように、ミリ秒単位の収集開始からの経過時間情報であるが、これを64ビットの得点情報と見なし、この64ビットで特定される得点毎に人数あるいは順位を示す数値データを記憶する。但し、受け渡し配列のデータは256個(=8ビット)のポインタあるいは数値データの配列ユニットを単位とし、人数が0以外のデータを含む最下位の数値ユニットおよびそのユニットを直接あるいは間接に指定するポインタを含むポインタユニットのみが生成される。
受け渡し配列は図7に示すように8個の階層を有し、上位の7つの階層のそれぞれが前記した64ビットの得点情報の内の8ビット分(=256個)のポインタユニット70、71、72…からなっている。最下位層は256個(8ビット分)の数値からなる数値ユニット77である。従って、例えば図7の右上の数値ユニット77には収集開始後0ミリ秒〜255ミリ秒までに正解した利用者の人数データ等が格納される。そして、この数値ユニット77に0以外の数値がある場合にはこのユニットを指す上位の7階層のポインタユニット70、71、72…も生成される。
ミリ秒を単位として64ビットで時間を表すと天文学的な長さとなり、受け渡し配列の全ての数値ユニット77が生成されるとデータ量も天文学的な量となるが、限られた時間帯に得点データが集中している場合には受け渡し配列のデータ量は少量で済み、パソコン等において十分扱える量となる。
図8に戻って、S42においては、上位から64ビットの得点情報と対応する配列が存在するか否かが判定され、判定結果が否定の場合にはS43に移行して新たな配列ユニットを生成し、上位ユニットにこの配列ユニットへのポインタを設定する。S44においては、最下位の配列(=数値ユニット)か否かが判定され、判定結果が否定の場合にはS41に移行するが、肯定の場合にはS45に移行する。
S45においては、数値ユニット内の得点情報と対応する位置の人数データに1を加算する。S46においては全ての正解利用者データについて処理が完了したか否かが判定され、判定結果が否定の場合にはS40に戻るが、肯定の場合にはS47に移行する。S47においては、生成した受け渡し配列データを番付サーバに出力する。
図14、図16は、S41〜S45の処理例を示す説明図である。図中の受け渡し配列中の下向き矢印はポインタを示し、×印はポインタは設定されていない状態を示す。図14においては、最下位の配列ユニット(=数値ユニット)までが生成/参照され、最下位配列ユニットの255番地(得点の下位8ビット=255に対応)の人数データ(初期値は0)に1が加算される。なお、「参照する」とは上位のポインタユニット内に下位のユニットを指すポインタを設定することを意味する。図16においては、次の順位の最下位配列ユニットが生成され、その0番地の人数データに1が加算される。
番付サーバ53において、S50においては、利用者管理サーバから受け渡し配列データを入力する。S51においては、全サーバから入力が完了したか否かが判定され、判定結果が否定の場合にはS50に移行するが、肯定の場合にはS52に移行する。S52においては、同じ得点の人数データを合計することにより複数の受け渡し配列の合成を行う。S53においては、全ての受け渡し配列の合成が完了したか否かが判定され、判定結果が否定の場合にはS52に移行するが、肯定の場合にはS54に移行する。以上の処理によって人数データが格納された配列が生成される。
S54においては、変数等の初期化を行う。即ち、今回順番=0、次順番=1に設定し、注目配列位置を0(=先頭)に設定する。S55においては、今回順番に次順番の値を代入する。S56においては、注目配列の値を次順番に加算する。S57においては、今回順番の値を注目配列に代入する。S58においては、注目配列の位置を+1する。S59においては、存在する人数データが全て処理完了したか否かが判定され、判定結果が否定の場合にはS55に移行するが、肯定の場合にはS60に移行する。以上の処理によって順番データが格納された配列が生成される。S60においては、生成された順番配列を各利用者管理サーバに出力する。
図17は、S50、S51の処理例を示す説明図である。また、図18、図19は、S52、S53の処理例を示す説明図である。配列の合成時には、収集した配列の中で存在する数値データユニットの内のインデックスが最も若い利用者管理サーバの数値ユニットに他の同じ得点位置の数値ユニットの値を加算し、この数値ユニットへのポインタが収集した配列の中でインデックスが最も若い配列に登録されていなければ登録することによって合成する。図18、図19においては、インデックス0の配列には最も順位の高い数値ユニットがないので、インデックス1の数値ユニットがインデックス0の配列に登録され、インデックス2の同じ得点位置の数値ユニットの255番地のデータが加算される。更に、次の順位の数値ユニットの0番地にインデックス2の同じ得点位置の数値ユニットの0番地のデータが加算される。なお、新たな配列を生成して、受信した配列の全ての数値データを新配列の同じ得点位置に加算してもよい。
図20〜図27は、S55〜S59の処理例を示す説明図である。図中第1処理がS55の処理であり、第2処理がS56の処理であり、第3処理がS57の処理である。また、図20から図21に、図21から図22に移行する間に注目配列位置が+1されている。図27は、順番付け処理が完了した状態を示しており、ポインタで連結された数値ユニットには順位を示す1〜8の数値が設定されている。
利用者管理サーバにおいては、S70において順番配列を入力する。S71においては、n人目の利用者情報配列を取得する。S72においては、正解者について得点情報に基づいて順番配列から順番データを取得し、利用者情報配列に書き込む。S73においては、全ての利用者について順番付け処理が完了したか否かが判定され、判定結果が否定の場合にはS71に移行するが、肯定の場合には処理を終了する。以上の処理によって、各利用者管理サーバの利用者情報内に順位が書き込まれる。
図28は、S70の処理例を示す説明図である。図29は、S71の処理例を示す説明図である。この例においては、利用者2(インデックス0)についての情報を取得する。図30は、S72の処理例を示す説明図である。この例においては、利用者2の得点(255)に基づいて番付配列をたどり、順位データ「2」を取得し、利用者情報配列に設定する。図31は、全ての利用者管理サーバにおいて順番付け処理が完了した状態を示す説明図である。
次に第2実施例について説明する。第1実施例においては順番データの生成は番付サーバ53が行っているが、番付サーバ53に全ての利用者管理サーバ43のデータを収集して受け渡し配列の合成を行う必要があり、処理のネックになる恐れがある。また、番付サーバ53の処理中は利用者管理サーバ43は結果待ち状態で処理はしていない。そこで第2実施例においては、複数の利用者管理サーバ43において加算合成や順番データの生成処理を分散して処理することにより、容易に処理能力を拡張できるようにしたものである。
図32は、本発明の第2実施例の各装置間のやり取りを示すフロー図である。第2実施例においては、番付サーバを設けず、利用者管理サーバ43において順番データを生成する。第1実施例と異なる点はS27の部分のみである。
図33は、本発明の第2実施例におけるS27の集計/順番付け処理を示す説明図である。第2実施例としては例えば利用者管理サーバ43の台数を3台とするが、この台数は任意に増減可能である。各利用者管理サーバ0(80)〜2(82)にはそれぞれ利用者の操作情報が格納された利用者情報である受け付けデータ80〜82が存在する。各利用者管理サーバにおいては、この受け付けデータを分割して管理サーバ台数分の受け渡し配列を生成する。この配列の構造は図7に示したものと同一である。各配列のデータ量を均等にするために得点の下位の値により分配する。(詳細は後述する)
各利用者管理サーバにおいては、自分が合成すべき受け渡し配列を他のサーバから取得し、他のサーバにて合成すべき受け渡し配列については他のサーバへ配布する。例えば利用者管理サーバ0(80)は、生成した3つの配列83〜85の内の2つの配列84、85は他のサーバへ配布し、他の利用者管理サーバ1、2から2つの配列B−0(86)、C−0(89)を取得する。
自分が合成すべき受け渡し配列が揃うと、配列を加算合成する。例えば利用者管理サーバ0(80)は、3つの配列A−0(83)、B−0(86)、C−0(89)から配列ABC−0(92)を加算合成する。加算合成が複数のサーバによって分散処理されるので、サーバ数を増減することにより、処理能力を容易に増減可能である。
加算合成された配列は、他の全ての利用者管理サーバにも配布される。従って全ての利用者管理サーバにおいて配布が完了した時点においては、全ての利用者管理サーバが加算合成された同じ配列ABC−0(92)、ABC−1(93)、ABC−2(94)を保持している。
加算合成された配列には、各得点(経過時間)ごとの人数データが格納されている。次にこの人数データを先頭から積算して順番データABC−0(95)、ABC−1(96)、ABC−2(97)に変換する。この処理は各利用者管理サーバにおいて並行して行われる。なお、1台の利用者管理サーバにおいて順番データに変換して、その結果を全ての利用者管理サーバに配信してもよいが、順番付けにかかる時間はほぼ同じである。
以上の処理によって、各利用者管理サーバには順番データが格納された同じ配列ABC−0(95)、ABC−1(96)、ABC−2(97)が保持されている。最後に、この順番データを参照して、各利用者管理サーバが管理している利用者情報(受け付けデータ)に順番を付与していく。
図34は、本発明の第2実施例におけるS27の順番付与処理を示すフローチャートである。この処理は、ステータス管理サーバ51からの集計指示によって各利用者管理サーバ43においてそれぞれ起動される。S80においては、利用者管理サーバ台数分の受け渡し配列を準備し、S81においては、後述する配列生成処理をCALLする。ここで利用者管理サーバ台数分の受け渡し配列が生成される。
S82においては、変数aに0を代入する。S83においては、受け渡し配列データが準備でき次第、a番目のサーバから自サーバで加算する受け渡し配列データを取得する。S84においては、aが利用者管理サーバ台数max以上か否かが判定され、判定結果が否定の場合にはS85に移行するが、肯定の場合にはS86に移行する。S85においてはaに1を加算してS83に移行する。S86においては、自サーバで処理すべき全ての受け渡し配列の内容を加算合成する。合成方法は第1実施例のS52、S53の処理と同一である。
S87においては、変数aに0を代入する。S88においては、受け渡し配列データが準備でき次第、a番目のサーバから加算合成された受け渡し配列データを取得する。S89においては、aが管理サーバ台数max以上か否かが判定され、判定結果が否定の場合にはS90に移行するが、肯定の場合にはS91に移行する。S90においては、aに1を加算してS88に移行する。以上の処理により、全ての利用者管理サーバ43が加算合成された同じ配列を保持する状態となる。
S91においては、順番変換処理をCALLする。この処理により、配列内の人数データが積算されて順番データに変換される。S92においては、順番付加処理をCALLする。この処理によって、各利用者管理サーバが管理している利用者情報(受け付けデータ)に順番が付与される。
図35は、本発明の第2実施例の配列生成処理(S81)の内容を示すフローチャートである。この処理は、利用者管理サーバ台数分に分割された利用者情報の受け渡し配列を生成する処理である。S100においては、未処理の利用者情報(受け付けデータ)から得点情報を算出すると共に利用者情報に書き込む。S101においては、利用者の得点を予め設定されている管理サーバ台数で除算した余りを変数bに代入する。S102においては、利用者の得点を管理サーバ台数で除算した商を変数cに代入する。
S103においては、b番目の受け渡し配列を選択する。S104においては、変数cの値に基づいて受け渡し配列を上位から順にたどる。具体的には、cを階層に対応するビット数(例えば8ビット)毎に階層数分に区切り、上位から配列ユニット内のcを区切った値と対応するアドレスに下位の配列ユニットを指す有効なポインタが存在するか否かをチェックする。
S105においては、下位の配列が存在するか否かが判定され、判定結果が否定の場合にはS106に移行するが、肯定の場合にはS107に移行する。S106においては、新たに下位の配列ユニットおよびそれを指すポインタを生成する。S107においては、最下位配列か否かが判定され、判定結果が否定の場合にはS104に移行するが、肯定の場合にはS108に移行する。
S108においては、最下位の配列ユニット内のcの下位所定ビットと対応する人数データに1を加算する。S109においては、完了か否かが判定され、判定結果が否定の場合にはS100に移行するが、肯定の場合には処理を終了する。以上の処理により、利用者管理サーバ台数分に分割された受け渡し配列が生成される。各配列の情報量は、得点情報の下位の値(b)により分配されているので、各配列に含まれる人数情報はほぼ均等になり、各利用者管理サーバにおける加算合成処理の負荷もほぼ均等になることが期待できる。
図36は、本発明の第2実施例の順番変換処理(S91)の内容を示すフローチャートである。S120においては、変数等の初期化(J(人数データ一時保持変数)=0、K(順番データ)=1、P(最上位階層の配列スキャン用カウンタ)=0、L(階層)=0(最上位))を行う。S121においては、最上位の配列ユニットのP番目のポインタが有効(存在する)か否かチェックする。S122においては、有効か否かが判定され、判定結果が否定の場合にはS124に移行するが、肯定の場合にはS123に移行する。
S123においては、階層値(L+1)およびS121における有効なポインタ情報を引数として下位階層ルーチンをCALL(呼び出し)する。S124においては、Pに1を加算する。S125においては、Pが256以上か否かが判定され、判定結果が否定の場合にはS121に移行するが、肯定の場合には処理を終了する。
図37は、第2実施例の下位階層ルーチンを示すフローチャートである。この処理ルーチンは階層毎に再帰呼び出しされるが、ルーチンで使用される変数はそれぞれの階層で独立している。また、最下位の階層における処理と中間階層における処理は分離されている。S130においては、最下位層か否かが判定され、判定結果が否定の場合にはS131に移行するが、肯定の場合にはS137に移行する。
S131〜S136は中間階層(L=1〜6)における処理である。S131においては、P=0に初期化する。S132においては、上位のルーチンからの引数によって指定された配列ユニットのP番目のポインタが有効(存在する)か否かチェックする。S133においては、有効か否かが判定され、判定結果が否定の場合にはS135に移行するが、肯定の場合にはS134に移行する。
S134においては、階層値(L+1)およびS132における有効なポインタ情報を引数として下位階層ルーチンをCALLする。S135においては、Pに1を加算する。S136においては、Pが256以上か否かが判定され、判定結果が否定の場合にはS132に移行するが、肯定の場合には処理を終了して元のルーチンに戻る。
S137〜S147は最下位層(L=7)における処理である。S137においては、P=0に初期化する。S138においては、上位ルーチンから渡された有効な配列の数のカウンタQを1に初期化する。S139においては、Q番目の配列ユニットのP番目の人数データを読み出す。
S140においては、人数が1以上か否かが判定され、判定結果が否定の場合にはS144に移行するが、肯定の場合にはS141に移行する。S141においては、人数データを一時保持するために変数Jに代入する。S142においては、順位KをQ番目の配列ユニットのP番目に書き込む。S143においては、J+Kを順位Kに代入して順位を更新する。
S144においてはQに1を加算する。S145においては、Qが上位ルーチンから渡された有効な配列の数より大きいか否かが判定され、判定結果が否定の場合にはS139に移行するが、肯定の場合にはS146に移行する。S146においてはPに1を加算する。S147においてはPが256以上か否かが判定され、判定結果が否定の場合にはS138に移行するが、肯定の場合には処理を終了して元のルーチンに戻る。以上の処理により、各配列内の人数データが順番データに変換される。
図38は、本発明の第2実施例の順番付加処理(S92)の内容を示すフローチャートである。S150においては、利用者情報配列から未処理の得点情報を取得する。S151においては、利用者の得点を管理サーバ台数で除算した余りを変数bに代入する。S152においては、利用者の得点を管理サーバ台数で除算した商を変数cに代入する。S153においては、b番目の受け渡し配列を選択する。
S154においては、変数cの値に基づいて受け渡し配列をたどる。S155においては、変数cの値に基づいて最下位配列ユニットから順番データを読み出して、該当する利用者情報に書き込む。S156においては、完了か否かが判定され、判定結果が否定の場合にはS150に移行するが、肯定の場合には処理を終了して元のルーチンに戻る。
以上実施例を開示したが、以下のような変形例も考えられる。実施例においては、携帯端末を使用する例を開示したが、インターネットに接続されている一般のPC端末を使用することも可能である。この場合には、例えば登録サーバへの受け付け順に複数の利用者管理サーバへ割り振るようにしてもよい。
実施例としては操作までの時間を得点として順番を付与する例を開示したが、以下に本発明の受け渡し配列のより効果的な使用方法を開示する。この例においては1回の順番付け処理によって、正解問数が多い利用者がより上位になり、正解問数が同数の場合には正解平均時間の短い利用者がより上位になるように順番を付与する。
例えば、Aさんは3問正解、正解平均時間13秒、Bさんは2問正解、正解平均時間13秒、Cさんは2問正解、正解平均時間5秒であった場合、例えば以下の計算式で得点を求める。
得点=(0xFFFFFFFFFFFFFFFF−正解数*0x100000000+正解平均時間)
この式の意味は、配列表現できる最大数−正解数を左へ配列表現できる最大数の半分(32ビット)シフト+正解平均時間である。各人の得点は、以下のようになる。
Aさん 0xFFFFFFFFFFFFFFFF-0x300000000+0xD=0xFFFFFFFD0000000C
Bさん 0xFFFFFFFFFFFFFFFF-0x200000000+0xD=0xFFFFFFFE0000000C
Cさん 0xFFFFFFFFFFFFFFFF-0x200000000+0x5=0xFFFFFFFE00000004
本発明のシステムは値の小さい順に順番が付くので、Aさんが1位、Bさんが3位、Cさんが2位となる。
このように、配列の表現できる範囲の中で操作情報や蓄積情報、受付時間等の各データをビットシフトと+−の入れ替えや組み合わせで、いろいろな順番付に対応できる。そして、この例においては、受け渡し配列は0xFFFFFF(上位3段)の下に2つの配列、以下1つづつ、都合256要素の配列を13個使用するだけでデータを表現できる。つまり、本発明の受け渡し配列は、近似した値が大量に存在した時に最もデータ圧縮効果が出るという特徴がある。
この例において、正解数1〜10(0xA)問で秒数が0〜255(0xFF)秒の範囲に収まっている場合、10億人分の情報が存在しても各階層の配列が1+1+1+0xA+0xA+0xA+0xA+0xA=53で53*256*4Byte(一般的な1要素のサイズ)で最大約54Kバイトで済む。また、正解数1〜100(0x64)問で秒数が0〜65535(0xFFFF)という比較的広域な値の範囲の場合は1+1+1+0x64+0x64+0x64+0x64+(0x64*0xFF)=26003で最大約26Mバイトの転送で済む。実際には、正解数や正解平均時間に山(片寄り)ができるため、データ量はさらに小さくなる。このように、連続していなくても、片寄りの多い得点にも効果が出る特徴がある。
実施例においては、利用者のボタン操作をトリガーとして、ボタン情報を受信して処理する例を開示したが、本発明は、以下のようなトリガーと情報の組み合わせに適用して柔軟な情報収集が可能である。操作情報の発生方法(トリガ)には、例えば以下のものが考えられる。
(1)操作トリガ、(2)0〜9(テンキー等)の操作、(3)1〜12(テレビのリモコン等)の操作、(4)その他の(色や形等)各種ボタンの操作、(5)選択(一覧等)操作、(6)明暗(光センサ)変化、(7)気温(温度計)変化、(8)気圧(気圧計)変化、(9)速度(速度計やジャイロセンサ等)変化、(10)加速度(ジャイロセンサ等)変化、(11)時間(時計やGPS等)変化、(12)位置(GPS等)変化、(13)高度(GPS等)変化、(14)感情(脳波等)変化、(15)振る舞い(ジェスチャー等の動き等)変化、(16)その他、変化が判断のできるもの
また、操作情報としては以下のようなものが考えられる。(1)数字情報、(2)文字情報、(3)選択子情報、(4)明暗情報、(5)気温情報、(6)気圧情報、(7)速度情報、(8)加速度情報、(9)時間情報、(10)位置情報、(11)高度情報、(12)感情情報、(13)振る舞い情報
本発明のシステムは、テレビの視聴者参加番組と連動して利用者が操作した回答情報などを集計して番組に反映するシステムなどのような、短時間で順番付け処理を実行する必要があるシステムの用途に適用できる。更に、本発明の順番付与システムは、テレビの番組との連動システムに限らず、チケット販売、ギャンブルや試合のオッズ集計、オークション、ネットワーク参加ゲームのランキングなど、限られた時間に大量アクセスが集中し、かつ順番付けを行う必要のある任意のシステムに適用可能である。
本発明の実施例のシステム全体の構成を示すブロック図である。 本発明の集計ノード11〜13の構成を示すブロック図である。 本発明の管理、登録ノードの構成を示すブロック図である。 本発明の各装置間の処理のやり取りを示すフロー図1である。 本発明の各装置間の処理のやり取りを示すフロー図2である。 本発明の操作情報の登録処理の詳細を示すフローチャートである。 本発明の受け渡し配列のデータ構成を示す説明図である。 本発明の集計/順位付け処理の詳細を示すフローチャートである。 操作情報の登録処理の例を示す説明図1である。 操作情報の登録処理の例を示す説明図2である。 操作情報の登録処理の例を示す説明図3である。 操作情報の登録処理の例を示す説明図4である。 図8のS40の処理例を示す説明図1である。 図8のS41〜S45の処理例を示す説明図1である。 図8のS40の処理例を示す説明図2である。 図8のS41〜S45の処理例を示す説明図2である。 図8のS50、S51の処理例を示す説明図である。 図8のS52、S53の処理例を示す説明図1である。 図8のS52、S53の処理例を示す説明図2である。 図8のS55〜S59の処理例を示す説明図1である。 図8のS55〜S59の処理例を示す説明図2である。 図8のS55〜S59の処理例を示す説明図3である。 図8のS55〜S59の処理例を示す説明図4である。 図8のS55〜S59の処理例を示す説明図5である。 図8のS55〜S59の処理例を示す説明図6である。 図8のS55〜S59の処理例を示す説明図7である。 図8のS55〜S59の処理例を示す説明図8である。 図8のS70の処理例を示す説明図である。 図8のS71の処理例を示す説明図である。 図8のS72の処理例を示す説明図である。 順番付け処理が完了した状態を示す説明図である。 本発明の第2実施例の各装置間のやり取りを示すフロー図である。 本発明の第2実施例の集計/順番付け処理を示す説明図である。 本発明の第2実施例の順番付与処理を示すフローチャートである。 本発明の第2実施例の配列生成処理を示すフローチャートである。 本発明の第2実施例の順番変換処理を示すフローチャートである。 第2実施例の下位階層ルーチンを示すフローチャートである。 本発明の第2実施例の順番付加処理を示すフローチャートである。
符号の説明
10…登録ノード
11〜13…集計ノード
14…管理ノード
15…スタジオ端末
16…DNS
20…テレビ局
21…プライベートネットワーク
22…インターネット
25、28…移動体通信網
30…携帯端末(携帯電話機)
31…テレビ

Claims (3)

  1. 端末から通信網を介して送信されてきた、端末利用者の操作に基づく操作情報および予め付与されたID番号を含むアクセスを複数の利用者代理サーバ装置に分配する負荷分散装置と、
    それぞれが前記負荷分散装置とLANによって接続された複数のコンピュータであり、前記コンピュータを、
    端末利用者の操作に基づいて前記ID番号を含む操作情報が送信されるような操作ページ情報を前記端末へ送信するページ送信手段、
    前記負荷分散装置から受信した前記アクセスに含まれる前記ID番号を利用者管理サーバ装置の数Nで除算した余りMに基づいて、利用者管理サーバ装置番号と前記余りMが一致する利用者管理サーバ装置を特定して、前記操作情報およびID番号を含むアクセスを前記特定した利用者管理サーバ装置に転送する操作情報転送手段
    として機能させるためのプログラムを実装した複数の利用者代理サーバ装置と、
    それぞれが前記複数の利用者代理サーバ装置とLANによって接続され、利用者管理サーバ装置番号が順に付与された複数の第2のコンピュータであり、
    前記第2のコンピュータを、
    情報を記憶する記憶手段、
    集計処理に先立つ前記端末からの登録要求に基づいて、利用者管理サーバ装置の数N、利用者管理サーバ装置番号M、前記端末に割り当てられる前記記憶手段における新規配列位置Iから端末固有のID番号を生成するID生成手段、
    前記利用者代理サーバ装置から受信した前記アクセスに含まれる前記ID番号を利用者管理サーバ装置の数Nで除算した商Iに基づいて、前記記憶手段における前記商Iと一致する配列位置に、前記アクセスに含まれる前記操作情報を受付開始からの経過時間情報と共に記憶させる利用者管理手段、
    前記利用者管理手段の処理が完了した場合に、該当する前記端末に次のWebページ情報を送信するように前記利用者代理サーバ装置に指示するページ送信指示手段
    として機能させるためのプログラムを実装した複数の利用者管理サーバ装置と
    を備えたことを特徴とする集計システム。
  2. 前記利用者管理サーバ装置は、
    前記記憶手段に記憶されている前記経過時間情報を利用者管理サーバ装置の数Nで除算した第2の余りと一致する番号の受け渡し配列を選択し、選択した受け渡し配列において前記経過時間情報を利用者管理サーバ装置の数で除算した第2の商と一致する配列位置に、前記記憶手段内の当該経過時間に該当する利用者の人数情報を格納した複数の受け渡し配列を生成する配列生成手段、
    全ての利用者管理サーバ装置において前記配列生成手段によって生成された受け渡し配列の内、自利用者管理サーバ装置番号と対応する番号の前記受け渡し配列を収集し、収集した前記受け渡し配列の同一経過時間情報に対応する人数情報を合計した合成配列を生成し、生成した合成配列を全ての前記利用者管理サーバ装置に配布する合成手段、
    全ての利用者管理サーバ装置から前記合成配列を収集し、各合成配列を参照して経過時間の短い順に先頭から人数情報を積算して順番情報を生成し、前記合成配列の人数情報を順番情報に書き換える変換手段、
    前記変換手段によって変換された合成配列を参照して、前記記憶手段に記憶されている経過時間情報に順番を付与する順番付与手段
    として機能させるためのプログラムを実装していること
    を特徴とする請求項1に記載された集計システム。
  3. 端末から通信網を介して送信されてきた、端末利用者の操作に基づく操作情報および予め付与されたID番号を含むアクセスを複数の利用者代理サーバ装置に分配する負荷分散装置と、
    それぞれが前記負荷分散装置とLANによって接続された複数のコンピュータである複数の利用者代理サーバ装置と、
    それぞれが前記複数の利用者代理サーバ装置とLANによって接続され、利用者管理サーバ装置番号が順に付与された複数の第2のコンピュータである複数の利用者管理サーバ装置とからなる集計システムにおける集計方法であって、
    集計処理に先立つ端末からの登録要求に基づいて、利用者管理サーバ装置が、利用者管理サーバ装置の数N、利用者管理サーバ装置番号M、前記端末に割り当てられる記憶手段における新規配列位置Iから端末固有のID番号を生成し、前記端末に通知するステップ、
    端末から通信網を介して送信されてきた、端末利用者の操作に基づく操作情報および予め付与されたID番号を含むアクセスを負荷分散装置が複数の利用者代理サーバ装置に分配するステップ、
    前記利用者代理サーバ装置が、前記アクセスに含まれる前記ID番号を利用者管理サーバ装置の数Nで除算した余りMに基づいて、利用者管理サーバ装置番号と前記余りMが一致する利用者管理サーバ装置を特定して、前記アクセスを前記特定した利用者管理サーバ装置に転送するステップ、
    前記利用者管理サーバ装置が、前記利用者代理サーバ装置から受信した前記アクセスに含まれる前記ID番号を利用者管理サーバ装置の数Nで除算した商Iに基づいて、記憶手段における前記商Iと一致する配列位置に、前記アクセスに含まれる操作情報を受付開始からの経過時間情報と共に記憶するステップ
    前記利用者管理サーバ装置の処理が完了した場合に、該当する前記端末に次のWebページ情報を送信するように前記利用者代理サーバ装置に指示するステップ、
    端末利用者の操作に基づいて前記ID番号を含む操作情報が送信されるような操作ページ情報を前記利用者代理サーバ装置が前記端末へ送信するステップ
    を含むことを特徴とする集計方法。
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