JP6603645B2 - リソース検索装置およびリソース検索方法 - Google Patents

リソース検索装置およびリソース検索方法 Download PDF

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Description

本発明は、リソース検索装置およびリソース検索方法に関する。
特許文献1には、「少なくとも、異なるネットワークに接続された機器間での1対1通信を許可するルータを備え、このルータを介して2つのネットワークを接続してなるネットワークシステム上のいずれかのネットワークに接続されたサーバ装置であって、当該サーバ装置が接続された自ネットワークに前記ルータを介して接続された他ネットワークの機器との間で1対1通信を行うことにより、他ネットワークに接続された機器の機器情報を取得し、取得した他ネットワークの機器情報を記憶手段に記憶する第1の機器情報取得手段と、自ネットワークの機器から、前記ルータにより他ネットワークの機器との間で使用することを許可されない通信によって、機器情報を検索するパケットを受けると、その検索条件に対応した機器情報を前記記憶手段から読み出し、そのパケットを送信してきた機器に返信する機器情報返信手段と、を備えたことを特徴とするサーバ装置」が開示されている。
特許文献1の技術を用いれば、複数のネットワークに接続された機器(「リソース」または「デバイス」と呼ぶ場合がある)から機器情報を収集し、リソース検索することで、ユーザ端末からのリソース検索要求に応じた最適なリソースを発見する仕組みを実現することができる。ここで、機器情報とは、当該機器のIPアドレス、種類、機種名などのメタデータである。上記の仕組みによれば、発見したリソースからユーザ端末に対して所望の情報を送信するなどのサービスを提供することができる。例えば、さまざまな場所に配置されたカメラ群のうち、特定の移動体をトラッキング可能なカメラを発見し、発見したカメラから移動体のリアルタイムな映像をユーザ端末に配信することができる。
特開2007−97057号公報
しかし、特許文献1の技術によれば、リソースから収集されるメタデータは、リソースごとに予め規定されたスタティックな情報である。このため、ユーザ端末からのリソース検索要求に応じたリソースの検索には多くの時間を要する場合が多い。例えば、メタデータの属性が同じである複数のカメラ間で同じ移動体を映していても、画像データなどのセンシング情報(ダイナミックな情報であり、「ライブデータ」と呼ぶ場合もある)は異なっている。このとき、その移動体を映しているカメラを決定する際、メタデータによる検索では、候補となるカメラに一通り接続し、ライブデータを確認した後に選別する必要があり、多くの時間を要する。その結果、ユーザ端末に表示されている移動体の映像は、移動体の実際の状態からかけ離れてしまい、リアルタイム性の低下を招く場合が多い。
また、特許文献1の技術によれば、リソース群が接続するネットワークの数が増大した場合、各ネットワークに接続されているすべてのサーバ装置間で情報交換をする必要がある。よって、サーバ装置の通信トラフィックやメタデータの管理コストが増大し、サーバ装置に大きな負荷が発生する。その結果、ユーザ端末からのリソース検索要求に応じたリソースの検索には多くの時間を要する場合が多くなり、上記したリアルタイム性の低下を招く場合がある。
このような背景を鑑みて、本発明は、複数のネットワークに接続されているリソースを用いて実現するサービスを利用するユーザ端末に送信する情報のリアルタイム性を向上させることを課題とする。
前記した課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、複数のネットワークに配置されている複数リソースから所望のリソースを検索するリソース検索装置であって、前記ネットワークの各々に配置されているサーバの位置情報を記憶する記憶部と、ユーザ端末からリソース検索要求を取得し、前記取得したリソース検索要求に含まれる位置情報に対応する前記サーバを特定し、前記リソース検索要求に含まれる検索プログラムを、前記特定したサーバに配置し、前記検索プログラムが配置されたサーバから、当該サーバが配置されているネットワークに配置されているリソースが配信するライブデータを収集し、前記収集したライブデータを用いて、前記リソース検索要求に含まれる検索対象の認識の一致度が所定値以上となるライブデータを配信するリソースを検索し、前記検索したリソースにアクセスするためのアクセス情報を前記ユーザ端末に送信する、制御部を備える、ことを特徴とする。
また、請求項3に記載の発明は、複数のネットワークに配置されている複数リソースから所望のリソースを検索するリソース検索装置におけるリソース検索方法であって、前記リソース検索装置は、前記ネットワークの各々に配置されているサーバの位置情報を記憶しており、ユーザ端末からリソース検索要求を取得するステップと、前記取得したリソース検索要求に含まれる位置情報に対応する前記サーバを特定するステップと、前記リソース検索要求に含まれる検索プログラムを、前記特定したサーバに配置するステップと、前記検索プログラムが配置されたサーバから、当該サーバが配置されているネットワークに配置されているリソースが配信するライブデータを収集するステップと、前記収集したライブデータを用いて、前記リソース検索要求に含まれる検索対象の認識の一致度が所定値以上となるライブデータを配信するリソースを検索するステップと、前記検索したリソースにアクセスするためのアクセス情報を前記ユーザ端末に送信するステップと、を実行する、ことを特徴とする。
請求項1,3に記載の発明によれば、リソース検索の際、各リソースが取得するライブデータ(センシング情報)を活用し、ユーザ端末が指定した検索対象について最良のライブデータを配信するリソース検索に要する時間を短縮することができる。また、リソース検索用の検索プログラムを配置するサーバを対象にすればよく、従来のようなサーバ間での情報交換は不要となるため、サーバに発生する負荷は低減され、リソース検索に要する時間を短縮することができる。
したがって、複数のネットワークに接続されているリソースを用いて実現するサービスを利用するユーザ端末に送信する情報のリアルタイム性を向上させることができる。
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のリソース検索装置であって、前記検索対象は、前記ユーザ端末が指定した移動体であり、前記検索プログラムは、前記移動体の画像認識と映像処理を行うアプリケーション、および、前記移動体のライブデータを検索するアプリケーションである、ことを特徴とする。
請求項2に記載の発明によれば、検索プログラムを、ユーザ端末が移動体の画像認識と映像処理を行うアプリケーション、および、移動体のライブデータを検索するアプリケーションとすることで、画像のライブデータに関するリソース検索を実現することができる。さらに、移動体の画像認識の一致度が最も高いライブデータを配信するリソースに都度切り替えるように検索することができる。
本発明によれば、複数のネットワークに接続されているリソースを用いて実現するサービスを利用するユーザ端末に送信する情報のリアルタイム性を向上させることができる。
本実施形態のライブデータ検索システムの全体構成例を示す図である。 本実施形態のリソース検索装置の機能構成例を示す図である。 本実施形態のリソース検索装置が実行する全体処理を示すフローチャートである。 リソース発見処理を示すフローチャートである。 リソース活用処理を示すフローチャートである。 リソース検索ポータル部が実行する処理を示すフローチャートである。 タイムアウト時における定義済みのエラー処理を示すフローチャートである。 外部エラー発生時における定義済みのエラー処理を示すフローチャートである。 コンテキスト情報集約部が実行する処理を示すフローチャートである。 バリデーションチェック時における定義済みのエラー処理を示すフローチャートである。 コンテキスト流通部が実行する処理を示すフローチャートである。 メタデータ管理部が実行する検索処理を示すフローチャートである。 配信制御部が実行する処理を示すフローチャートである。 シェアリソース管理部が実行するリソース発見処理を示すフローチャートである。 ネットワーク制御部が実行する処理を示すフローチャート(1/2)である。 ネットワーク制御部が実行する処理を示すフローチャート(2/2)である。 応用例2におけるライブデータ検索システムの全体構成例を示す図である。 応用例2におけるユーザ端末の画面例であり、(a)がサービス実行前、(b)がサービス実行後である。
次に、本発明を実施するための形態ついて説明する。
≪構成≫
図1に示すように、本実施形態のライブデータ検索システムは、複数の個別NW5−1〜5−3に対して、リソース検索装置1と、サーバ2−1〜2−3と、リソース3−1〜3−8と、ルータ4−1〜4−3とを備えている。個別NW5−1には、サーバ2−1、ルータ4−1およびリソース3−1〜3−3が配置されている。個別NW5−2には、サーバ2−2、ルータ4−2およびリソース3−4〜3−6が配置されている。個別NW5−3には、サーバ2−3、ルータ4−3およびリソース3−7,3−8が配置されている。リソース検索装置1とサーバ2−1〜2−3とはIPリーチャブルである。
リソース検索装置1は、リソース検索装置1に通信可能に接続されているユーザ端末6に対し、リソース3−1〜3−8を用いた所定のサービスを提供する装置である。リソース検索装置1は、CPU(Central Processing Unit)と、記憶手段(記憶部)と、ネットワークインタフェースとを有するコンピュータとして構成される。このコンピュータは、CPUが、記憶部上に読み込んだプログラムを実行することで、各機能部により構成される制御部(制御手段)を動作させる。
サーバ2−1〜2−3は、サーバ2−1〜2−3自身と同じ個別NW5−1〜5−3に配置されているリソース3−1〜3−8を管理するサーバである。サーバ2−1〜2−3は、サーバ2−1〜2−3自身に配置された検索プログラム2a−1〜2a−3に従った処理を実行する。検索プログラム2a−1〜2a−3は、ユーザ端末6からのリソース検索要求に対する応答結果をユーザ端末6に出力するためのプログラムである。
リソース3−1〜3−8は、ユーザ端末6にライブデータを配信する機器である。リソース3−1〜3−8は、例えば、カメラ、マイク、ウェアラブル端末である。リソース3−1〜3−8は、所定の位置に固定配置されていてもよいし、移動式であってもよい。ライブデータは、リソース3−1〜3−8の各々が固有に取得可能であり、動的に変化するセンシング情報である。センシング情報は、例えば、カメラが映している画像データ、マイクが取得した音声データである。
リソース3−1〜3−8にはそれぞれ、固有のメタデータが割り当てられている。メタデータは、例えば、リソース3−1〜3−8へのアクセス手段(例:リソース3−1〜3−8それぞれのIPアドレス)、物理的位置(例:緯度、経度、地名)、機能(例:カメラの撮影機能)、利用状態(例:占有中であるか否か、共有可であるか否か)を含む属性情報である。
ルータ4−1〜4−3は、所定の情報を複数の個別NW5−1〜5−3間に中継する通信装置である。
ユーザ端末6は、リソース3−1〜3−8から配信されたライブデータを視聴する装置であり、ユーザが所持する。ユーザ端末6は、例えば、スマートフォン、タブレット端末である。
リソース検索装置1は、ユーザ端末6からリソース検索要求を受信すると、サーバ2−1〜2−3の少なくとも1つに検索プログラム2a−1〜2a−3を配置する。サーバ2−1〜2−3は、検索プログラム2a−1〜2a−3に従い、サーバ2−1〜2−3自身と同じ個別NW5−1〜5−3に配置されているリソース3−1〜3−8からライブデータを収集する。サーバ2−1〜2−3は、収集したライブデータを解析し、解析結果をリソース検索装置1に送信する。この解析結果は、具体的には、サーバ2−1〜2−3自身と同じ個別NW5−1〜5−3に配置されているリソース3−1〜3−8のうち、ユーザ端末6からリソース検索要求に含まれる条件を満たすリソースを示すリソース検索結果である。
リソース検索装置1は、サーバ2−1〜2−3から受信した解析結果に基づいて、ユーザ端末6にアクセス情報を送信する(詳細は後記)。アクセス情報は、ユーザ端末6からのリソース検索要求を満たす最適なリソースにユーザ端末6がアクセスするための情報である。
リソース検索装置1は、サーバ2−1〜2−3を、サーバ2−1〜2−3自身と同じ個別NW5−1〜5−3に配置されているリソース3−1〜3−8と合わせたグループとして管理する。例えば、リソース検索装置1は、同じ個別NW5−1に配置されている、サーバ2−1およびリソース3−1〜3−8を1つのグループとして扱う。このとき、リソース検索装置1は、リソース3−1〜3−8のメタデータを管理しないようにするとよい。つまり、リソース検索装置1自身は、リソース3−1〜3−8を把握せず、サーバ2−1〜2−3にメタデータを管理させる態様をとる。このような態様により、リソース検索装置1が多数のメタデータを集中管理することがないため、リソース検索装置1にかかる負荷を低減させることができる。なお、リソース検索装置1は、サーバ2−1〜2−3を制御可能であるため、サーバ2−1〜2−3を介して間接的に、メタデータを管理することができる。ただし、上記態様に限定せず、リソース検索装置1が、リソース3−1〜3−8のメタデータを管理することを妨げない。
本実施形態のリソース検索装置1の機能構成について図2を参照して説明する。リソース検索装置1は、リソース検索ポータル部11と、コンテキスト情報集約部12と、コンテキスト流通部13と、メタデータ管理部14と、配信制御部15と、シェアリソース管理部16,16−1と、ネットワーク制御部17とを備える。
リソース検索ポータル部11は、ユーザ端末6からリソース検索要求を受け付ける。リソース要求には、例えば、ユーザがアクセスしたいリソースの条件を表現する情報が含まれる。また、リソース検索ポータル部11は、リソース検索の結果となるリソースと、ユーザ端末6とを通信可能に接続する。ユーザ端末6は、リソース検索ポータル部11を介して、接続したリソースからのライブデータを取得することができる。
コンテキスト情報集約部12は、ユーザ端末6からリソース検索要求に対してリソース検索を実行し、検索結果をリソース検索ポータル部11に返す。検索結果は、ユーザ端末6が該当リソースへアクセスするためのアクセス情報を含む。コンテキスト情報集約部12は、シェアリソース管理部16,16−1が生成するコンテキスト(情報)(詳細は後記)を集約し、ユーザ端末6が接続するリソースを判別することができる。
コンテキスト流通部13は、リソース検索要求の応答結果となるリソースにアクセスするための名前解決に必要な処理を実行する。コンテキスト流通部13は、リソースの静的な特性(例:リソースのメタデータ)から検索するリソースを絞り込むことができる。
メタデータ管理部14は、リソースのメタデータを管理する。メタデータ管理部14は、同じネットワークに配置されているリソース3−1〜3−8のメタデータを記憶するサーバ2−1〜2−3と連携してメタデータを管理することができる。メタデータ管理部14は、メタデータを用いて、リソース検索に対してリソース検索場所を設定することができる。
配信制御部15は、ライブデータを用いたリソース検索に必要な機能を所望のリソースに配信するために必要な処理を実行する。配信制御部15は、リソースの動的な状況を判断するための解析機能をリソースに配信することができる。
シェアリソース管理部16,16−1は、複数の異なるネットワークに配置されているリソースを管理し、リソース検索の検索条件を満たすリソースを発見する。シェアリソース管理部16,16−1の各々は、同じネットワークに配置されているリソース3−1〜3−8を管理するサーバ2−1〜2−3の各々と連携することで、リソース3−1〜3−8を間接的に管理することができる。シェアリソース管理部16,16−1が管理するリソースには、例えば、所定のアプリケーションが配置され演算処理を行う計算リソース、センシング情報を取得するセンサリソース、リソースを駆動するアクチュエータリソースがある。シェアリソース管理部16,16−1は、動的に変わるこれらのリソースの接続状態に応じてリソースの使用可否を判断することができる。シェアリソース管理部16,16−1は、例えば、異なるネットワークの数に応じて複数用意することができ、シェアリソース管理部16−1は、シェアリソース管理部16が管理するネットワークとは異なるネットワークを管理する。また、シェアリソース管理部16,16−1はそれぞれ、複数の異なるネットワークをまとめて管理してもよい。
ネットワーク制御部17は、ユーザ端末6が所定のリソースに接続するために必要な設定を行う。この設定は、サービス継続中にリソースが切り替わるたびに行われる。ネットワーク制御部17は、動的に変わるリソースの状況に応じて、そのリソースの接続を制御することができる。
≪処理≫
本実施形態のリソース検索装置1が実行する処理について説明する。
(全体処理)
図3に示すように、リソース検索装置1が実行する全体処理は、以下の通りである。なお、上記したリソース検索ポータル部11と、コンテキスト情報集約部12と、コンテキスト流通部13と、メタデータ管理部14と、配信制御部15と、シェアリソース管理部16,16−1と、ネットワーク制御部17が、全体処理のいずれの処理を担当するかについては後記する。
まず、リソース検索装置1は、サービスリクエスト処理を実行する(ステップS1)。具体的には、リソース検索装置1は、ユーザ端末6から、ユーザ端末6が接続するリソースを検索するためのリソース検索要求を受信し、解析する。
次に、リソース検索装置1は、リソース発見処理を実行する(ステップS2)。具体的には、リソース検索装置1は、ユーザ端末6からのリソース検索要求に対する検索を実行し、リソース検索要求を満たす最適なリソースを決定する。
次に、リソース検索装置1は、リソース活用処理を実行する(ステップS3)。具体的には、リソース検索装置1は、リソース発見処理にて決定したリソースからユーザ端末6にライブデータを配信可能とするための設定を実行する。
次に、リソース検索装置1は、リソース発見更新処理を実行する(ステップS4)。具体的には、リソース検索装置1は、リソース発見処理(ステップS2)の検索と同様の検索を継続し、リソース検索要求を満たす新たなリソースを決定する。
リソース検索装置1は、新たなリソースに対してリソース活用処理(ステップS3)を実行することができる。リソース検索装置1は、リソース活用処理(ステップS3)およびリソース発見更新処理(ステップS4)を所定期間だけ繰り返した後、全体処理を終了する。
(リソース発見処理(図3のステップS2)の詳細)
図4に示すように、リソース発見処理(図3のステップS2)の詳細は、以下の通りである。なお、図4の処理を、上記したリソース検索ポータル部11と、コンテキスト情報集約部12と、コンテキスト流通部13と、メタデータ管理部14と、配信制御部15と、シェアリソース管理部16,16−1と、ネットワーク制御部17のいずれが担当するかについては後記する。
まず、リソース検索装置1は、ユーザ端末6からリソース検索要求を受信すると、リソース検索を開始する(ステップS11)。
次に、リソース検索装置1は、リソース検索要求を満たすリソース検索場所を設定する(ステップS12)。リソース検索場所は、検索対象のリソースが配置されている場所である。リソース検索場所の設定の詳細は、後記する。
次に、リソース検索装置1は、ライブデータ検索機能を、設定したリソース検索場所に配置されているリソースに配布可能となるようにする(ステップS13)。ライブデータ検索機能の配布の詳細は後記する。
次に、リソース検索装置1は、ライブデータ検索機能を配布したリソースからライブデータ検索情報を収集する(ステップS14)。ライブデータ検索情報は、ライブデータ検索機能を用いて取得される情報である。ライブデータ検索情報の収集の詳細は、後記する。
次に、リソース検索装置1は、収集したライブデータ検索情報に基づいて出力されるリソース検索結果をユーザ端末6に返却する(ステップS15)。リソース検索結果の返却の詳細は後記する。
ステップS11〜ステップS15の処理は繰り返し継続され、所定期間経過すると、リソース活用処理(図3のステップS3)を開始する。
図4の処理により、ユーザ端末6が接続するリソースを発見することができる。
(リソース活用処理(図3のステップS3)の詳細)
図5に示すように、リソース活用処理(図3のステップS3)の詳細は、以下の通りである。なお、図5の処理を、上記したリソース検索ポータル部11と、コンテキスト情報集約部12と、コンテキスト流通部13と、メタデータ管理部14と、配信制御部15と、シェアリソース管理部16,16−1と、ネットワーク制御部17のいずれが担当するかについては後記する。
まず、リソース検索装置1は、リソース発見処理(図3のステップS2)で発見したリソースを活用するための設定を開始する(ステップS21)。リソース活用の設定の詳細は、後記する。
次に、リソース検索装置1は、リソースアクセスのための設定を変更する(ステップS22)。リソースアクセスのための設定変更の詳細は、後記する。
次に、リソース検索装置1は、該当のリソースに対するメディア接続を行うとともに、該当のリソースから映像(ライブデータの具体例)を受信する(ステップS23)。メディア接続および映像受信の詳細は、後記する。
次に、リソース検索装置1は、ユーザ端末6へ映像を配信する(ステップS24)。ステップS21〜ステップS24の処理は繰り返し継続され、所定期間経過すると、リソース発見更新処理(図3のステップS4)を開始する。
図5の処理により、ユーザ端末6は、リソース検索要求を満たす最適なリソースから映像を受信することができる。
(リソース発見更新処理(図3のステップS4))
リソース発見更新処理(図3のステップS4)は、ライブデータ検索情報の収集(図4のステップS14)、および、リソース検索結果の返却(図4のステップS15)を繰り返し継続する処理に等しい。リソース発見更新処理により、ユーザ端末6が接続するリソースを再発見することができる。
(リソース検索ポータル部11が実行する処理の詳細)
図6に示すように、リソース検索ポータル部11が実行する処理の詳細は、以下の通りである。なお、図6の処理は、サービスリクエスト処理(図3のステップS1)の詳細に等しい。
まず、リソース検索ポータル部11は、ユーザ端末6からサービスコンテキストを取得する(ステップA1)。サービスコンテキストは、サービス検索要求に含まれており、ユーザ端末6のユーザが入力する情報である。サービスコンテキストには、「検索対象(キーワード)」、「アウトプット条件」、「位置情報」、「検索の有効期間」、「コンテキスト認識アプリ」、「要求リソース条件」が含まれている。
なお、サービスコンテキストを取得は、ユーザ端末6からのリソース検索要求を取得に相当する。
「検索対象(キーワード)」は、ライブデータの対象となる移動体(または当該移動体を表現するキーワード)である。本実施形態の処理の説明では、一例として、検索対象(キーワード)を「ゼッケン1」(ゼッケン番号が1番である選手)とする。
「アウトプット条件」は、ユーザ端末6からのリソース検索要求を満たすリソースのうち、ユーザ端末6が接続することになるリソースを決定するための条件である。本実施形態の処理の説明では、一例として、アウトプット条件を「検索対象(キーワード)の一致度が最も高い1件のカメラ」とする。検索対象(キーワード)の「一致度」とは、リソースが撮影等で取得しているライブデータの対象となる移動体が、検索対象(キーワード)と一致する度合いである。一致度は、リソースに配置されるコンテキスト認識アプリの周知の機能によって得られる。
「位置情報」は、ユーザ端末6からのリソース検索要求を満たすリソースが配置されている場所を示す情報である。本実施形態の処理の説明では、一例として、位置情報を「武蔵野、西東京」とする。
「検索の有効期間」とは、ユーザ端末6からのリソース検索要求に対する検索を実行する期間であり、ユーザ端末6から取得するサービスコンテキストの生存期間である。本実施形態の処理の説明では、一例として、検索の有効期間を「3600sec(秒)」とする。
「コンテキスト認識アプリ」は、リソース(計算リソース)が検索対象(キーワード)からライブデータを取得するために、リソースに配置しようとするアプリケーションである。本実施形態の処理の説明では、一例として、コンテキスト認識アプリを「画像認識・映像処理APLおよびゼッケン1ライブデータ検索APL」とする(「APL」はアプリケーションを表す)。
「画像認識・映像処理APL」は、リソースが、移動体(例:ゼッケン1)を映して生成される画像データを解析して移動体を検索対象(キーワード)と認識し、移動体を含む映像データの生成、配信を行うための周知のアプリケーションである。
「ゼッケン1ライブデータ検索APL」は、リソースにて、画像認識・映像処理APLが生成した映像データから移動体としてのゼッケン1を検索し、ゼッケン1のライブデータを生成するためのアプリケーションである。
「要求リソース条件」は、検索対象(キーワード)のライブデータを取得するために用いるリソースを決定するための条件である。シェアリソース管理部16は、要求リソース条件に基づいて、コンテキスト認識アプリを配置するリソースを決定する(詳細は後記)。本実施形態の処理の説明では、一例として、要求リソース条件を「4コアの計算機、最大5台のカメラ」とする。つまり、シェアリソース管理部16は、要求リソース条件にしたがって、コンテキスト認識アプリを配置する4つの計算リソースと、最大5つまでのセンサリソースを決定する。
なお、シェアリソース管理部16に関する説明は、シェアリソース管理部16−1にもあてはまるため、以降の説明では、特段の事情が無い限り、シェアリソース管理部16−1に関する説明は省略する。
次に、リソース検索ポータル部11は、コンテキスト情報集約部12にサービスコンテキストを送信する(ステップA2)。
次に、リソース検索ポータル部11は、タイムアウトに関するエラー処理、および、外部エラーに関するエラー処理を実行する(ステップA3)。タイムアウトに関するエラー処理、および、外部エラーに関するエラー処理は、任意の処理に対する定義済みの処理である。
図7に示すように、タイムアウトに関するエラー処理は、まず、任意の処理Aが実行されると(ステップZ11)、実行結果としてのレスポンスがあったか否か判定する(ステップZ12)。レスポンスがあった場合(ステップZ12でYes)、エラーが発生しなかったとして、タイムアウトに関するエラー処理を終了する。
一方、レスポンスがなかった場合(ステップZ12でNo)、所定期間が満了するまでレスポンスがなかったか否か、つまり、タイムアウトになったか否かを判定する(ステップZ13)。タイムアウトでない場合(ステップZ13でNo)、ステップZ12に戻り、レスポンスを待つ。一方、タイムアウトになった場合(ステップZ13でYes)、タイムアウトのエラーレスポンスを出力して、タイムアウトに関するエラー処理を終了する。リソース検索装置1は、タイムアウトのエラーレスポンスが出力されると、実行中の処理を中断する。
また、図8に示すように、外部エラーに関するエラー処理は、まず、任意の処理Aが実行されると(ステップZ21)、外部エラーがあったか否か判定する(ステップZ22)。外部エラーは、例えば、トラフィック増大による過負荷、システム障害がある。外部エラーがなかった場合(ステップZ22でNo)、エラーが発生しなかったとして、外部エラーに関するエラー処理を終了する。
一方、外部エラーがあった場合(ステップZ22でYes)、外部エラーのエラーレスポンスを出力して、外部エラーに関するエラー処理を終了する。リソース検索装置1は、タイムアウトのエラーレスポンスが出力されると、実行中の処理を中断する。
図6に戻り、リソース検索ポータル部11の処理の説明を続ける。なお、ステップA3にて、タイムアウトも外部エラーもなかったとする。
リソース検索ポータル部11は、コンテキスト情報集約部12から名前解決結果URI(Uniform Resource Identifier)を受信する(ステップA4)。名前解決結果URIは、コンテキスト情報集約部12によって、サービスコンテキストに対して生成されるが、詳細は後記する。
次に、リソース検索ポータル部11は、ネットワーク制御部17にメディア接続を要求する(ステップA5)。具体的には、リソース検索ポータル部11は、ネットワーク制御部17に名前解決結果URIを送信する。
次に、リソース検索ポータル部11は、タイムアウトに関するエラー処理、および、外部エラーに関するエラー処理を実行する(ステップA6)。ステップA6は、ステップA3と同様である。ステップA6にて、タイムアウトも外部エラーもなかったとする。
次に、リソース検索ポータル部11は、ネットワーク制御部17からメディア接続用URIを受信する(ステップA7)。メディア接続用URIは、ネットワーク制御部17によって、サービスコンテキストに対して生成されるが、詳細は後記する。
次に、リソース検索ポータル部11は、タイムアウトに関するエラー処理、および、外部エラーに関するエラー処理を実行する(ステップA8)。ステップA8にて、タイムアウトも外部エラーもなかったとする。
次に、リソース検索ポータル部11は、ユーザ端末6に対してメディア接続し、接続先のリソースから映像を受信する(ステップA9)。リソース検索ポータル部11は、ネットワーク制御部17から受信したメディア接続用URIを用いて、ユーザ端末6によるメディア接続を実現する。ユーザ端末6は、リソース検索ポータル部11が受信した映像のデータを、ユーザ端末6の表示部に表示することができる。
なお、ユーザ端末6に対してメディア接続することは、ユーザ端末6からのリソース検索要求に応じて検索したリソース3−1〜3−8にアクセスするためのアクセス情報をユーザ端末6に送信することに相当する。
以上で、リソース検索ポータル部11が実行する処理が終了する。
(コンテキスト情報集約部12が実行する処理の詳細)
図9に示すように、コンテキスト情報集約部12が実行する処理の詳細は、以下の通りである。なお、図9の処理は、リソース発見処理(図3のステップS2)のうち、リソース検索の開始(図4のステップS11)の処理、および、リソース検索結果の返却(図4のステップS15)の処理に等しい。
まず、コンテキスト情報集約部12は、リソース検索ポータル部11からサービスコンテキストを受信する(ステップB1。図6のステップA2参照。)。
次に、コンテキスト情報集約部12は、バリデーションチェックに関するエラー処理を実行する(ステップB2)。バリデーションチェックに関するエラー処理は、任意の処理に対する定義済みの処理である。
図10に示すように、バリデーションチェックに関するエラー処理は、まず、任意の処理Aが実行されると(ステップZ31)、バリデーションエラーがあったか否か判定する(ステップZ32)。バリデーションエラーは、例えば、ユーザ端末6が本実施形態のサービスを利用するためのログイン認証の失敗である。バリデーションエラーがなかった場合(ステップZ32でNo)、エラーが発生しなかったとして、バリデーションチェックに関するエラー処理を終了する。
一方、バリデーションチェックがあった場合(ステップZ32でYes)、バリデーションチェックのエラーレスポンスを出力して、バリデーションチェックに関するエラー処理を終了する。リソース検索装置1は、バリデーションチェックのエラーレスポンスが出力されると、実行中の処理を中断する。
図9に戻り、コンテキスト情報集約部12の処理の説明を続ける。なお、ステップB2にて、バリデーションエラーはなかったとする。
コンテキスト情報集約部12は、サービスコンテキストキーを生成する(ステップB3)。サービスコンテキストキーは、受信したサービスコンテキストの識別子である。本実施形態では、例えば、サービスコンテキストキーを「SCIDxxxxxxx」とする。
次に、コンテキスト情報集約部12は、検索コンテキストを生成する(ステップB4)。検索コンテキストは、サービスコンテキストから、「検索対象(キーワード)」と「アウトプット条件」とを除き、「検索の有効期間」を絶対時刻(例えば、検索終了日時:20xx/xx/xx/xx:xx:xx(年月日時分秒))に変換し、サービスコンテキストキー(SCIDxxxxxxx)を付与したものに等しい。
次に、コンテキスト情報集約部12は、コンテキスト流通部13に検索コンテキストを送信する(ステップB5)。
次に、コンテキスト情報集約部12は、コンテキスト流通部13からコンテキストを受信するまで待機する(ステップB6。初回の受け待ち。)。コンテキストは、シェアリソース管理部16によって、検索コンテキストに対して生成されるが、詳細は後記する。コンテキストは非同期、かつ、断続的に生成され、生成の都度、コンテキスト情報集約部12に送信される。
次に、コンテキスト情報集約部12は、タイムアウトに関するエラー処理を実行する(ステップB7)。ステップB7にて、タイムアウトはなかったとする。
次に、コンテキスト情報集約部12は、名前解決結果URIを生成する(ステップB8)。名前解決結果URIは、コンテキストに含まれる名前解決結果(コンテキスト名前解決結果)に割り当てられたURIである。コンテキスト情報集約部12は、初回の受け待ちの間、受信したコンテキストが1つでもあれば、名前解決結果URIを生成する。生成される名前解決結果URIは、例えば、「http://service-output+SCIDxxxxxxx」とすることができる。
次に、コンテキスト情報集約部12は、引き続き、コンテキスト流通部13からコンテキストを受信するまで待機し、コンテキストを蓄積する(ステップB9)。
次に、コンテキスト情報集約部12は、レスポンス周期を満了したか否かを判定する(ステップB10)。レスポンス周期は、コンテキストの受け待ち期間であり、周期的に用意されている。レスポンス周期を満了しない場合(ステップB10でNo)、ステップB9に戻り、コンテキスト情報集約部12は、コンテキストの受け待ちを継続する。一方、レスポンス周期を満了した場合(ステップB10でYes)、コンテキスト情報集約部12は、蓄積したコンテキストを、サービスコンテキスト内のアプトプット条件に基づいてソートする(ステップB11)。本実施形態の例によれば、蓄積したコンテキストについて、一致度が最も高いカメラ(リソース)から取得されるコンテキストが先頭に蓄積される。
なお、ステップB11における、蓄積したコンテキストのソートは、リソース検索装置1が、収集したライブデータ(蓄積したコンテキスト)を用いて、ユーザ端末6からのリソース検索要求に含まれる検索対象の認識の一致度が最も高いライブデータを配信するリソース3−1〜3−8を検索することに相当する。
次に、コンテキスト情報集約部12は、ソートしたコンテキストを、名前解決結果URIに登録する(ステップB12)。
次に、コンテキスト情報集約部12は、リソース検索ポータル部11に名前解決結果URIを送信する(ステップB13。図6のステップA4参照。)。
次に、コンテキスト情報集約部12は、サービスコンテキスト検索の生存期間が満了したか否かを判定する(ステップB14)。サービスコンテキスト検索の生存期間は、検索コンテキスト内の「検索の有効期間」である。サービスコンテキスト検索の生存期間が満了しない場合(ステップB14でNo)、ステップB9に戻り、コンテキスト情報集約部12は、コンテキストの受け待ちを継続する。一方、サービスコンテキスト検索の生存期間が満了した場合(ステップB14でYes)、コンテキスト情報集約部12は、図9の処理を終了する。なお、サービスコンテキスト検索の生存期間が満了の場合、コンテキスト情報集約部12は、図9の処理の終了結果をリソース検索ポータル部11に通知しない。
以上で、コンテキスト情報集約部12が実行する処理が終了する。
(コンテキスト流通部13が実行する処理の詳細)
図11に示すように、コンテキスト流通部13が実行する処理の詳細は、以下の通りである。なお、図11の処理は、リソース発見処理(図3のステップS2)のうち、リソース検索場所の設定(図4のステップS12)の処理に等しい。
まず、コンテキスト流通部13は、コンテキスト情報集約部12から検索コンテキストを受信する(ステップC1。図9のステップB5参照。)。図9のステップB5の説明を踏まえれば、受信した検索コンテキストは、位置情報(武蔵野、西東京)、検索終了日時(20xx/xx/xx/xx:xx:xx)、コンテキスト認識アプリ(画像認識・映像処理APLおよびゼッケン1ライブデータ検索APL)、要求リソース条件(4コアの計算機、最大5台のカメラ)、および、サービスコンテキストキー(SCIDxxxxxxx)を含む。
次に、コンテキスト流通部13は、バリデーションチェックに関するエラー処理を実行する(ステップC2)。ステップC2は、ステップB2(図9)と同様である。ステップC2にて、バリデーションエラーはなかったとする。
次に、コンテキスト流通部13は、メタデータ管理部14に位置情報検索を要求する(ステップC3)。このとき、コンテキスト流通部13は、検索コンテキスト内の位置情報(武蔵野、西東京)をメタデータ管理部14に送信する。位置情報検索は、検索コンテキスト内の位置情報に該当するリソース管理ノード(後記)を特定するための検索である。
次に、コンテキスト流通部13は、タイムアウトに関するエラー処理、および、外部エラーに関するエラー処理を実行する(ステップC4)。ステップC4にて、タイムアウトも外部エラーもなかったとする。
次に、コンテキスト流通部13は、メタデータ管理部14からリソース管理ノードアドレスリストを受信する(ステップC5)。リソース管理ノードアドレスリストは、位置情報検索の検索結果であるが、詳細は後記する。
次に、コンテキスト流通部13は、配信制御コンテキストを生成する(ステップC6)。配信制御コンテキストは、検索コンテキスト(ステップC1参照)の位置情報(武蔵野、西東京)をリソース管理ノードアドレスリストに置き換えたものに等しい。
次に、コンテキスト流通部13は、配信制御部15に配信制御コンテキストを送信する(ステップC7)。
次に、コンテキスト流通部13は、タイムアウトに関するエラー処理、および、外部エラーに関するエラー処理を実行する(ステップC8)。ステップC8にて、タイムアウトも外部エラーもなかったとする。
次に、コンテキスト流通部13は、シェアリソース管理部16から受信したコンテキストをコンテキスト情報集約部12に送信する(ステップC9。図9のステップB6,B9参照)。シェアリソース管理部16から受信したコンテキストには、名前解決結果(コンテキスト名前解決結果)が含まれている(詳細は後記)。
次に、コンテキスト流通部13は、検索の有効期間が満了したか否かを判定する(ステップC10)。検索の有効期間の満了時は、検索コンテキスト(ステップC1)の検索終了日時(20xx/xx/xx/xx:xx:xx)に等しい。検索の有効期間が満了しない場合(ステップC10でNo)、ステップC9に戻り、コンテキスト流通部13は、コンテキストの送信を継続する。一方、検索の有効期間が満了した場合(ステップC10でYes)、コンテキスト流通部13は、検索停止処理を実行する(ステップC11)。具体的には、コンテキスト流通部13は、配信制御部15に終了処理を指示する。検索停止処理の実行後、図11の処理を終了する。
以上で、コンテキスト流通部13が実行する処理が終了する。
(メタデータ管理部14が実行する検索処理の詳細)
図12に示すように、メタデータ管理部14が実行する処理の詳細は、以下の通りである。なお、図12の処理は、リソース発見処理(図3のステップS2)のうち、リソース検索場所の設定(図4のステップS12)の処理に等しい。
まず、メタデータ管理部14は、コンテキスト流通部13から位置情報を受信する(ステップD1。図11のステップC3参照。)。受信する位置情報は、コンテキスト流通部13の位置情報検索のキーであり、検索コンテキスト内の位置情報(武蔵野、西東京)(例えば、CSV形式の文字列情報)に等しい。
次に、メタデータ管理部14は、バリデーションチェックに関するエラー処理を実行する(ステップD2)。ステップD2は、ステップB2(図9)と同様である。ステップD2にて、バリデーションエラーはなかったとする。
次に、メタデータ管理部14は、受信する位置情報を用いて、文字列をキーとしたURIの検索を実行する(ステップD3)。メタデータ管理部14は、位置情報内の文字列に対応するリソース管理ノードに割り当てられているURIを取得する。「リソース管理ノード」は、当該リソース管理ノードが担当する地域(範囲)内のリソースを管理する装置であり、サーバ2−1〜2−3(図1参照)に相当する。本実施形態で扱う異なる複数のネットワークが地域ごとに用意されている場合、リソース管理ノードは、当該リソース管理ノードが配置されているネットワークに配置されているリソースを管理する装置となる。「位置情報内の文字列に対応するリソース管理ノード」とは、位置情報が示す地域を担当するリソース管理ノードである。
例えば、メタデータ管理部14は、位置情報に含まれている「武蔵野」を担当するリソース管理ノードに割り当てられているURI(例:グローバルIPアドレス)を周知の方法で取得することができる。取得したURIは、例えば、「http://guest:pass@musahoge.jp:9801/rm/index.html」と表現することができる。
なお、リソース検索装置1の記憶部には、リソース管理ノードの位置情報が記憶されている。この位置情報は、当該リソース管理ノードが配置されているネットワークに配置されているリソースの位置(地域)を示す情報に対応する。
次に、メタデータ管理部14は、タイムアウトに関するエラー処理、および、外部エラーに関するエラー処理を実行する(ステップD4)。ステップD4にて、タイムアウトも外部エラーもなかったとする。
次に、メタデータ管理部14は、リソース管理ノードアドレスリストを生成する(ステップD5)。リソース管理ノードアドレスリストは、文字列をキーとしたURIの検索(ステップD3)に該当したリソース管理ノードのリストである。例えば、リソース管理ノードアドレスリストは、文字列のキーと、文字列に対応するリソース管理ノードのURIとを組とした形式をとるリストである。本実施形態の例でいえば、前記組を、(武蔵野,URI−x)、(西東京,URI−y)、・・・と表現することができる。
なお、リソース管理ノードアドレスリストの生成は、リソース検索要求に含まれる位置情報に対応するリソース管理ノードの特定に相当する。
次に、メタデータ管理部14は、コンテキスト流通部13にリソース管理ノードアドレスリストを送信する(ステップD6。図11のステップC5参照)。リソース管理ノードアドレスリストの送信後、図12の処理が終了する。
以上で、メタデータ管理部14が実行する検索処理が終了する。
(配信制御部15が実行する処理)
図13に示すように、配信制御部15が実行する処理の詳細は、以下の通りである。なお、図13の処理は、リソース発見処理(図3のステップS2)のうち、ライブデータ検索機能の配布(図4のステップS13)の処理に等しい。
まず、配信制御部15は、コンテキスト流通部13から配信制御コンテキストを受信する(ステップE1。図11のステップC7参照。)。図11のステップC6の説明を踏まえれば、受信した配信制御コンテキストは、リソース管理ノードアドレスリスト、検索終了日時(20xx/xx/xx/xx:xx:xx)、コンテキスト認識アプリ(画像認識・映像処理APLおよびゼッケン1ライブデータ検索APL)、要求リソース条件(4コアの計算機、最大5台のカメラ)、および、サービスコンテキストキー(SCIDxxxxxxx)を含む。
次に、配信制御部15は、バリデーションチェックに関するエラー処理を実行する(ステップE2)。ステップE2は、ステップB2(図9)と同様である。ステップE2にて、バリデーションエラーはなかったとする。
次に、配信制御部15は、配信先管理リストを生成する(ステップE3)。配信先管理リストは、機能の配信先の候補となるリソース管理ノードのリソース情報を管理するリストである。配信先管理リストは、例えば、「サービスコンテキストキー」、「リソース管理ノードのURI」、「配信状態」、「タイムスタンプ」、および「検索終了日時」の組を、リソース管理ノード(または当該リソース管理ノードが担当する地域)ごとに生成してまとめたリストとすることができる。本実施形態の例でいえば、武蔵野については、([サービスコンテキストキー],[リソース管理ノードのURI],[配信状態],[タイムスタンプ],[検索終了日時])=(SCIDxxxxxxx,URI−x,未配信,null,20xx/xx/xx/xx:xx:xx)となる。また、西東京については、([サービスコンテキストキー],[リソース管理ノードのURI],[配信状態],[タイムスタンプ],[検索終了日時])=(SCIDxxxxxxx,URI−y,配信済み,20yy/yy/yy/yy:yy:yy,20xx/xx/xx/xx:xx:xx)となる。
配信先管理リストは、随時更新される。配信制御部15は、例えば、サービスコンテキスト(図6参照)に示す検索の有効期間(3600sec)だけ配信先管理リストを保持する。
次に、配信制御部15は、タイムアウトに関するエラー処理、および、外部エラーに関するエラー処理を実行する(ステップE4)。ステップE4にて、タイムアウトも外部エラーもなかったとする。
次に、配信制御部15は、受信した配信制御コンテキスト(ステップE1)内のアプリ(コンテキスト認識アプリ)をストレージに配置する(ステップE5)。ストレージ(図示せず)は、配布予定のアプリを記憶する記憶装置である。本実施形態の例でいえば、コンテキスト認識アプリとしての画像認識・映像処理APLについては、画像認識・映像処理APLのバイナリファイルをストレージに配置する。また、コンテキスト認識アプリとしてのゼッケン1ライブデータ検索APLは、配信制御コンテキスト内の、検索終了日時(20xx/xx/xx/xx:xx:xx)、要求リソース条件(4コアの計算機、最大5台のカメラ)、および、サービスコンテキストキー(SCIDxxxxxxx)と併せた「ゼッケン1ライブデータ検索APLセット」としてストレージに配置する。
次に、配信制御部15は、ストレージに配置したアプリごとにダウンロード用URIを生成する(ステップE6)。ダウンロード用URIは、ストレージに配置したアプリを所定の装置にダウンロードするときのアクセス手段である。本実施形態の例でいえば、配信制御部15は、画像認識・映像処理APLのダウンロード用URIと、ゼッケン1ライブデータ検索APLのダウンロード用URIを生成する。
次に、配信制御部15は、各シェアリソース管理部16(または16−1)にダウンロード用URIを配信する(ステップE7)。ダウンロード用URIの配信先となるシェアリソース管理部16は、配信先管理リスト(ステップE3)に登録されているリソース管理ノードと連携するシェアリソース管理部16である。
次に、配信制御部15は、各リソースでのコンテキスト認識アプリのダウンロードが完了するのを待ち、完了後、配信先管理リストを更新する(ステップE8)。この更新は、例えば、ダウンロードの完了を示すタイムスタンプの更新である。配信先管理リストの更新後、図13の処理が終了する。
以上で、配信制御部15が実行する処理が終了する。
(シェアリソース管理部16が実行するリソース発見処理)
図14に示すように、シェアリソース管理部16が実行する処理の詳細は、以下の通りである。なお、図14の処理は、リソース発見処理(図3のステップS2)のうち、ライブデータ検索情報の収集(図4のステップS14)の処理に等しい。
まず、シェアリソース管理部16は、配信制御部15からダウンロード用URIを受信する(ステップF1。図13のステップE7参照。)。
次に、シェアリソース管理部16は、受信したダウンロード用URIにアクセスしたファイルのダウンロードを開始する(ステップF2)。本実施形態の例でいえば、ダウンロードするファイルは、画像認識・映像処理APLのバイナリファイルと、ゼッケン1ライブデータ検索APLセットである。シェアリソース管理部16は、配信先管理リスト(図13参照)に登録されたリソース管理ノードにファイルをダウンロードし、リソース管理ノードに画像認識・映像処理APLおよびゼッケン1ライブデータ検索APLセットを配置する(図1のサーバ2−1〜2−3の少なくとも1つに検索プログラム2a−1〜2a−3を配置することに相当)。
次に、シェアリソース管理部16は、要求リソース条件に基づいてリソースアロケーションを実行する(ステップF3)。本実施形態の例でいえば、シェアリソース管理部16は、ゼッケン1ライブデータ検索APLセットに含まれる要求リソース条件(配信制御コンテキスト内の要求リソース条件(図13のステップE1)と同じ)を満たす計算機(計算リソース)およびカメラ(センサリソース)を、配信先管理リスト(図13参照)に登録されたリソース管理ノードが管理するリソースから選出し、選出したリソースに所定量のCPU資源、メモリ資源などを割り当てる。
次に、シェアリソース管理部16は、タイムアウトに関するエラー処理、および、外部エラーに関するエラー処理を実行する(ステップF4)。ステップF4にて、タイムアウトも外部エラーもなかったとする。
次に、シェアリソース管理部16は、要求リソース条件に基づいて決定したリソースに対してリソースアクセスを実行する(ステップF5)。具体的には、シェアリソース管理部16は、計算リソースに、画像認識・映像処理APLおよびライブデータ検索APLを配置して、起動する。また、シェアリソース管理部16は、計算リソースをセンサリソースに繋ぎ、画像を受信できる状態にする。ここで、1つの計算リソースに配置した画像認識・映像処理APLと同じ画像認識・映像処理APLを別の計算リソースに配置することを予定している場合、当該別の計算リソースには、ライブデータ検索APLのみを配置すればよい。一般的に、複数種類のサービスコンテキスト間で同じ画像認識・映像処理APLを用いる場合、画像認識・映像処理APLを共用することができる。よって、例えば、各計算リソースに配置したライブデータ検索APLに対して、同じ画像認識・映像処理APLによって出力された認識結果を入力し、ライブデータに関する処理を実現することができる。換言すれば、画像認識・映像処理APLを配置する計算リソースは1つだけ決定すればよい。
次に、シェアリソース管理部16は、コンテキスト生成処理を実行する(ステップF6)。コンテキストは、コンテキスト認識アプリが配置されたリソースがコンテキスト認識アプリを起動させて得られた出力結果である。シェアリソース管理部16は、コンテキストを、リソースからの出力結果にアクセスするためのURIとして作成することができる。
このURIは、例えば、「http://192.168.1.11&id=c001&result=80&SCID=xxxxxx」などといった形式で表現することができる。ここで、「192.168.1.11」はリソース管理ノードのグローバルIPアドレスである。「id=c001」は、コンテキスト認識アプリの実行結果を出力したリソースの識別子である。「result=80」は、コンテキスト名前解決結果として一致度が80%であることを示している。「SCID=xxxxxx」は、サービスコンテキストキーである。
なお、コンテキスト生成処理は、リソース検索装置1が、検索プログラム2a−1〜2a−3が配置されたサーバ2−1〜2−3から、当該サーバ2−1〜2−3が配置されているネットワークに配置されているリソース3−1〜3−8が配信するライブデータを収集することに相当する。
次に、シェアリソース管理部16は、コンテキスト流通部13にコンテキストを送信する(ステップF7。図11のステップC9参照。)。送信するコンテキストは、特に、ライブデータ検索APLによるコンテキストである。シェアリソース管理部16は、ステップF6にて生成したコンテキストにサービスコンテキストキーを紐付けて、コンテキスト流通部13に送信する。
次に、シェアリソース管理部16は、タイムアウトに関するエラー処理、および、外部エラーに関するエラー処理を実行する(ステップF8)。ステップF8にて、タイムアウトも外部エラーもなかったとして、図14の処理を終了する。
以上で、シェアリソース管理部16が実行するリソース発見処理が終了する。
(ネットワーク制御部17が実行する処理)
図15、図16に示すように、ネットワーク制御部17が実行する処理の詳細は、以下の通りである。なお、図15、図16の処理は、リソース活用処理(図3のステップS3)のうち、リソース活用設定の開始(図5のステップS21)の処理、および、リソースアクセスのための設定の変更(図5のステップS22)の処理に等しい。
まず、ネットワーク制御部17は、リソース検索ポータル部11から名前解決結果URIを受信する(ステップG1)。この名前解決結果URIは、コンテキスト情報集約部12がリソース検索ポータル部11に送信した名前解決結果URIである(図6のステップA4、図9のステップB13参照)。
次に、ネットワーク制御部17は、受信した名前解決結果URIを用いてコンテキスト情報集約部12にアクセスし、ソケット通信を開始する(ステップG2)。
次に、ネットワーク制御部17は、コンテキスト情報集約部12からコンテキストおよび検索終了日時を取得する(ステップG3)。コンテキストは、シェアリソース管理部16が生成したものであり(図14のステップF6)、例えば、「http://192.168.1.11&id=c001&result=80&SCID=xxxxxx」などといったURI形式で表現される。ネットワーク制御部17は、取得したコンテキストを解析することで、取得時点における一致度(コンテキスト一致度)が最も高いURIを得ることができる。このURIは、すべてのコンテキストの中の最適値である。また、コンテキスト情報集約部12から取得した検索終了日時は、コンテキスト情報集約部12が生成した検索コンテキストに含まれる検索終了日時(20xx/xx/xx/xx:xx:xx)である。
次に、ネットワーク制御部17は、検索終了日時を経過したか否か判定する(ステップG4)。経過した場合(ステップG4でYes)、ネットワーク制御部17は、リソース開放を指示する(ステップG5)。リソース開放を指示することで、発見したリソースを活用することができ、図15、図16の処理が終了する。
一方、検索終了日時を経過していない場合(ステップG4でNo)、ネットワーク制御部17は、取得したコンテキスト内のURI(名前解決結果URI)にアクセスし、アクセス先のリソースに対してメディア接続を要求する(ステップG6)。
次に、ネットワーク制御部17は、タイムアウトに関するエラー処理、および、外部エラーに関するエラー処理を実行する(ステップG7)。ステップG7にて、タイムアウトも外部エラーもなかったとする。
次に、ネットワーク制御部17は、シェアリソース管理部16によるリソースアクセス(図14のステップF5)のための設定変更する(ステップG8)。この設定変更には、例えば、ネットワーク制御部17が、メディア接続を要求したリソース(ステップG6)から、当該リソースへのアクセス権限を獲得すること、などが含まれる。
次に、ネットワーク制御部17は、メディア接続先となるリソースからリソースアクセスURIを取得する(ステップG9)。
次に、ネットワーク制御部17は、取得したリソースアクセスURIに対して、映像配信を要求する(図16のステップG10)。
次に、ネットワーク制御部17は、タイムアウトに関するエラー処理、および、外部エラーに関するエラー処理を実行する(ステップG11)。ステップG11にて、タイムアウトも外部エラーもなかったとする。
次に、ネットワーク制御部17は、メディア接続用URIを生成する(ステップG12)。メディア接続用URIは、ユーザ端末6がメディア接続先となるリソースに接続するためのURIである。
次に、ネットワーク制御部17は、リソース検索ポータル部11にメディア接続用URIを送信する(ステップG13。図6のステップA7参照)。
次に、ネットワーク制御部17は、例えば切替前のリソースが映像をすでに配信している場合には、その映像を終端し、リソース検索ポータル部11からのメディア接続(の要求)を待つ(ステップG14、図6のステップA5参照)。リソースの切替については後記する。ネットワーク制御部17は、切替後のリソースからの映像をリソース検索ポータル部11が受信する(図6のステップA9参照)ための制御をする。
次に、ネットワーク制御部17は、タイムアウトに関するエラー処理、および、外部エラーに関するエラー処理を実行する(ステップG15)。ステップG15にて、タイムアウトも外部エラーもなかったとする。
次に、ネットワーク制御部17は、リソースからの映像をリソース検索ポータル部11に配信する(ステップG16)。リソース検索ポータル部11は、ユーザ端末6に当該映像を配信する。
以降では、映像を配信するリソースを切り替えるリソース切替処理が実行される。具体的には、ネットワーク制御部17は、コンテキスト情報集約部12からの変更通知があったか否か判定する(ステップG17)。この変更通知は、コンテキスト情報集約部12がリソース検索ポータル部11に送信した名前解決結果URI(図9のステップB13)が変更したため、映像を配信するリソースが切り替わることを示す通知である。リソースの切替は、コンテキスト内の一致度(コンテキスト一致度)が最も高い値を示していたリソースが別のリソースに変わったことを意味する。
変更通知が無かった場合(ステップG17でNo)、ステップG3に進み、ネットワーク制御部17は、コンテキスト情報集約部12からコンテキストおよび検索終了日時を改めて取得する。取得後、すでに説明した処理(ステップG4からの処理)が実行される。
一方、変更通知があった場合(ステップG17でYes)、ネットワーク制御部17は、コンテキスト情報集約部12から取得したコンテキストにおいて、一致度(コンテキスト一致度)以外の変更があったか否か判定する(ステップG18)。一致度以外の変更が無かった場合(ステップG18でNo)、一致度(コンテキスト一致度)が最も高いURI、つまりリソースは同じであり、リソースの切替が不要であることを意味している。よって、ステップG3に進み、ネットワーク制御部17は、コンテキスト情報集約部12からコンテキストおよび検索終了日時を改めて取得する。取得後、すでに説明した処理(ステップG4からの処理)が実行される。
一方、一致度以外の変更があった場合(ステップG18でYes)、リソースを切替が行われる。具体的には、ステップG6に進み、ネットワーク制御部17は、コンテキスト内の新たなURI、つまり、一致度が最も高いと新たに判定された切替後のリソースへアクセスし、メディア接続を要求する。要求後、切替後のリソースについて、すでに説明した処理(ステップG7からの処理)が実行される。最終的には、リソース開放指示(ステップG5)がなされたときに図15、図16の処理が終了する。
以上で、ネットワーク制御部17が実行する処理の説明を終了する。
≪まとめ≫
本実施形態によれば、リソース検索の際、各リソース3−1〜3−8が取得するライブデータ(センシング情報)を活用し、ユーザ端末6が指定した検索対象について最良のライブデータを配信するリソース検索に要する時間を短縮することができる。また、リソース検索用の検索プログラム(コンテキスト認識アプリ)を配置するサーバ2−1〜2−3を対象にすればよく、従来のようなサーバ間での情報交換は不要となるため、サーバ2−1〜2−3に発生する負荷は低減され、リソース検索に要する時間を短縮することができる。
したがって、複数のネットワークに接続されているリソースを用いて実現するサービスを利用するユーザ端末に送信する情報のリアルタイム性を向上させることができる。
また、検索プログラムを、ユーザ端末6が移動体の画像認識と映像処理を行うアプリケーション、および、移動体のライブデータを検索するアプリケーションとすることで、画像のライブデータに関するリソース検索を実現することができる。さらに、移動体の画像認識の一致度が最も高いライブデータを配信するリソースに都度切り替えるように検索することができる。
≪応用例1≫
本実施形態のライブデータ検索システムを、特定人物の見守りに応用することができる。例えば、見守りたい人物の一致度を検出する画像認識プログラムを、カメラ(カメラリソース)近傍の計算機(計算リソース)に配置する。計算機は、カメラからライブデータを取得して解析することができ、解析結果から、当該人物が映っている最適なカメラ(一致度が最高値を示すカメラ)を検出することができる。リソース検索装置1は、検出したカメラにアクセス可能とするように各種ネットワーク機器の設定を変更し、見守り人の端末に対し、検出したカメラに当該端末がアクセスするためのアクセスアドレスを通知する。応用例1は、高齢者の監視にも応用することができる。
≪応用例2≫
本実施形態のライブデータ検索システムを、マラソン大会の特定選手の中継放送に応用することもできる。公道や競技トラックで実施されるマラソン大会の顔認識プログラムを計算機(計算リソース)に配置する。また、マラソン大会会場に配置されている固定カメラや移動カメラ(例:スマートフォン)の映像(ライブデータ)を解析することで、注目選手を映しているカメラを検出する。リソース検索装置1は、検出したカメラにアクセス可能とするように各種ネットワーク機器の設定を変更し、視聴者に対し、検出したカメラに当該端末がアクセスするためのアクセスアドレスを通知する。
応用例2の具体的構成を図17に示す。図17に示すように、応用例2のライブデータ検索システムは、リソース検索ポータルサーバ1Aと、ライブデータ検索システム搭載サーバ1Bと、無線AP(1C)と、個別NW管理マシン21,22と、汎用マシン23,24とを備えている。また、ネットワークとしては、個別NW−A,B(51,52)と、広域NW(53)がある。個別NW−A,B(51,52)、および、広域NW(53)は、図示しないルータによって通信可能に接続されている。
広域NW(53)には、リソース検索ポータルサーバ1Aと、ライブデータ検索システム搭載サーバ1Bと、個別NW管理マシン21と、ユーザ端末61とが接続されている。
個別NW−A(51)には、個別NW管理マシン22と、汎用マシン23と、固定カメラ31,32が接続されている。
個別NW−B(52)には、個別NW管理マシン21と、汎用マシン24と、無線AP1Cと、固定カメラ33〜35と、が接続されている。
個別NW−A,B(51,52)は、ルータなどの転送装置が配置されるローカルネットワークである。
図17に示すフィールド内には、選手r1〜r4と、固定カメラ31〜35と、移動カメラ36が存在する。選手r1〜r4は、競技トラック内を走行する移動体である。
図17中の実細線は、各種NWと装置との有線の接続を示し、破細線は、無線の接続を示す。また、図17中の実太矢印はカメラの撮影方向を示し、破太矢印は、選手の移動方向を示す。移動カメラ36の撮影方向は動的に変化する。
リソース検索ポータルサーバ1Aは、映像配信したい選手を選択し、選択した選手の映像を配信するWebサーバである。リソース検索ポータルサーバ1Aは、本実施形態のリソース検索装置1のリソース検索ポータル部11に相当する。
ライブデータ検索システム搭載サーバ1Bは、ライブデータ検索機能を提供するサーバであり、リソース検索ポータルサーバ1Aのリクエストを契機に動作する。ライブデータ検索システム搭載サーバ1Bは、本実施形態のリソース検索装置1のコンテキスト情報集約部12と、コンテキスト流通部13と、メタデータ管理部14と、配信制御部15と、ネットワーク制御部17に相当する。
無線AP(1C)は、無線通信の中継機器である(「AP」はアクセスポイントの意味)。無線AP(1C)は、個別NW−B(52)に所属しており、個別NW管理マシン21へブリッジ接続している。
ユーザ端末61は、リソース検索ポータルサーバ1Aにアクセスし、選手の選択や映像受信のためのブラウザを備える。
個別NW管理マシン21,22は、センサリソース(固定カメラ31〜35、移動カメラ36)、計算リソースなどのリソースを管理する機能、ルーティング機能、および、DHCP(Dynamic Host Configuration Protocol)サーバ機能を有する。個別NW管理マシン21,22は、リソースの位置情報を有し、メタデータとして管理することができる。個別NW管理マシン21,22は、本実施形態のリソース検索装置1のシェアリソース管理部16に相当する。
汎用マシン23,24は、1つの個別NWに所属している計算機サーバである。汎用マシン23,24は、固定カメラ31〜35、移動カメラ36との映像データ通信を終端したり、画像認識、コンテキスト化、マルチ映像配信に必要なリソースを提供したりすることができる。汎用マシン23,24は、本実施形態のサーバ2−1〜2−3(図1)に相当する。
図17に示す構成によれば、注目選手の映す最適なカメラが検出され、そのカメラからの映像データをユーザ端末61に表示することができる。ユーザ端末61の画面例を図18に示す。図18(a)、(b)に示すように、ユーザ端末61の画面には、指定選手の映像を表示する映像領域611と、特定の選手を選択するための選手選択ボタン612〜614と、映像配信を停止するための停止ボタン615と、映像配信に関する説明が記述されるインフォメーションバー616が表示されている。
サービス実行前は、リソースへの未接続時である。このとき、図18(a)に示すように、映像領域611には、ダミー画面が表示され、選手選択ボタン612〜614はアクティブ表示され選択可能状態となっている。インフォメーションバー616には、サービス実行前のインフォメーションが表示されている。
選手選択ボタン612を操作すると、サービスが実行され、図18(b)に示すように、ゼッケン1 アルファ選手のライブデータが映像領域611に表示される。このライブデータは、画像認識プログラムによりコンテキスト一致度が最高値を示すカメラに接続して配信された映像データである。選手選択ボタン612を操作の際、ユーザ端末61からのリソース検索要求には、画像認識・映像処理APLと、ゼッケン1ライブデータ検索APLが含まれており、これらのAPLが接続先のカメラと繋がっている計算リソースに配置されている。
選手選択ボタン612は選択中状態で表示されるとともに、選手選択ボタン613,614は、非アクティブ化し、ゼッケン2 ベータ選手、および、ゼッケン3 ガンマ選手の映像配信を受け付けないように制御している。また、停止ボタン615はアクティブ化し、選択すると、映像配信を中止させることができる。インフォメーションバー616には、指定した選手(アルファ選手)およびリソースの種類、位置が表示されている。
図18に示すように、ユーザは、指定した選手の最適な映像データを容易に視聴することができる。
なお、本発明は、上記した実施形態に限定されることなく、その趣旨を逸脱しない範囲で変更することができる。
例えば、リソースとして、音声のセンシング情報を検出するマイクリソースを用いることもできる。
また、本実施形態において、リソース検索装置1が各リソースからライブデータを収集する際、各リソースのメタデータを収集してもよい。
また、本実施形態では、リソース検索装置1が、ユーザ端末6からのリソース検索要求に含まれる検索対象の認識の一致度が最も高いライブデータを配信するリソースを検索した。しかし、リソース検索装置1が、ユーザ端末6からのリソース検索要求に含まれる検索対象の認識の一致度が所定値以上となるライブデータを配信するリソースを検索してもよい。
1 リソース検索装置
2−1〜2−3 サーバ
2a−1〜2a−3 検索プログラム
3−1〜3−8 リソース
4−1〜4−3 ルータ
5−1〜5−3 個別NW
6 ユーザ端末
11 リソース検索ポータル部
12 コンテキスト情報集約部
13 コンテキスト流通部
14 メタデータ管理部
15 配信制御部
16,16−1 シェアリソース管理部
17 ネットワーク制御部

Claims (3)

  1. 複数のネットワークに配置されている複数リソースから所望のリソースを検索するリソース検索装置であって、
    前記ネットワークの各々に配置されているサーバの位置情報を記憶する記憶部と、
    ユーザ端末からリソース検索要求を取得し、
    前記取得したリソース検索要求に含まれる位置情報に対応する前記サーバを特定し、
    前記リソース検索要求に含まれる検索プログラムを、前記特定したサーバに配置し、
    前記検索プログラムが配置されたサーバから、当該サーバが配置されているネットワークに配置されているリソースが配信するライブデータを収集し、
    前記収集したライブデータを用いて、前記リソース検索要求に含まれる検索対象の認識の一致度が所定値以上となるライブデータを配信するリソースを検索し、
    前記検索したリソースにアクセスするためのアクセス情報を前記ユーザ端末に送信する、制御部を備える、
    ことを特徴とするリソース検索装置。
  2. 前記検索対象は、前記ユーザ端末が指定した移動体であり、
    前記検索プログラムは、前記移動体の画像認識と映像処理を行うアプリケーション、および、前記移動体のライブデータを検索するアプリケーションである、
    ことを特徴とする請求項1に記載のリソース検索装置。
  3. 複数のネットワークに配置されている複数リソースから所望のリソースを検索するリソース検索装置におけるリソース検索方法であって、
    前記リソース検索装置は、前記ネットワークの各々に配置されているサーバの位置情報を記憶しており、
    ユーザ端末からリソース検索要求を取得するステップと、
    前記取得したリソース検索要求に含まれる位置情報に対応する前記サーバを特定するステップと、
    前記リソース検索要求に含まれる検索プログラムを、前記特定したサーバに配置するステップと、
    前記検索プログラムが配置されたサーバから、当該サーバが配置されているネットワークに配置されているリソースが配信するライブデータを収集するステップと、
    前記収集したライブデータを用いて、前記リソース検索要求に含まれる検索対象の認識の一致度が所定値以上となるライブデータを配信するリソースを検索するステップと、
    前記検索したリソースにアクセスするためのアクセス情報を前記ユーザ端末に送信するステップと、を実行する、
    ことを特徴とするリソース検索方法。
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