JP4706934B2 - エアホースリール - Google Patents

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Description

本発明はエアホースリールに関し、特に補助タンクを備えたエアホースリールに関する。
近年、空気式工具は、施工される部材間の締結強度を増す目的から、締結部材である釘・ネジ等の長さが長いもの、また外径が太いものを使用する傾向になってきている。それに伴い、空気式工具は空気の使用量が増加し、一般圧用の空気圧縮機のみでは空気供給が追いつかず、高圧の圧縮機及びそれに対応した空気式工具が市場に投入され、普及してきた。
しかしながら、更に工期短縮を求められ、作業の迅速化を図ろうとすると、空気の供給量が不足し、圧縮機が所定の空気圧を蓄積するまで作業が中断するという不具合が頻繁に起こり、作業能率の低下を招いていた。その為、空気圧工具と圧縮機の間に補助タンクを配置して空気量の不足を補い、この不具合を解消している。
また圧縮機は、空気供給能力を向上させるためにモータ体格を大きくせざるを得ないので重量が重くなり、また補助タンクも追加されているので、移動が容易ではない。従って、住宅等の建築現場では、住宅一階部分に圧縮機及び補助タンクを搬入して設置することはできるが、二階への搬入は容易ではなかった。
そこで、一階の圧縮機に接続された補助タンクに長いホースを接続して二階まで延ばして作業を行っている。このホースの延長に伴い、ホースの取り扱い、持ち運び、作業現場に合わせた長さ調節を考慮する必要があるが、長いホースのままでは煩雑であるので、ホースリールにホースを巻き取って、ホースを能率よく使用することが一般的となっている。
この結果、作業者は、空気式工具、空気圧縮機、補助タンク、ホースリールで構成されるシステム全体を作業現場に搬入、設置、搬出しなければならず、空気式工具を使用する上で、大きな負担となっていた。これを解消するため特許文献1に示されるように、エアホースリールに補助タンクとしての機能を持たせたエアホースリールが開示されている。
実開 昭62−20059号公報
補助タンクにおいては、大気中の空気を圧縮して貯蔵している。よって大気が圧縮されることによって大気中の湿気が飽和し、タンク内に水が生成される。この発生した水が溜まることによりタンク内部に錆が生じるため、補助タンクにはドレン弁が設けられており、作業終了時にドレン弁から水が圧縮された空気と一緒に排出される。しかしリールを補助タンクとして使用した場合にタンクの天地方向は必ずしも定まらないため、リールの巻回位置においては、ドレン弁が最上位置にある場合があった。水はタンク内の下部に溜まるためドレン弁が最上位置にある場合には水が排出されなかった。
そこで、本発明は、リールが何れの回転位置にあっても、水を排出することができるエアホースリールを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために本発明は、フレームと、回転軸が規定されると共に圧縮空気が蓄積される空間が内部に画成され、該フレームに該回転軸周りに回転可能に支持されるタンクと、該タンク内に蓄積された空気を吐出して空気式工具に圧縮空気を送る吐出口を有する吐出機構と、該タンク内の水を排出するドレン機構とを備え、該タンクは該回転軸を中心軸とする筒状壁部を有して該筒状壁部の外周面部分に該吐出口に連結されるエアホースを巻き取り可能に構成され、該ドレン機構は、該タンク内の水を取水可能な取水部と、該取水部が一端に設けられて取水された水を該タンク外に排出可能な排出通路を形成する排出通路部と、該排出通路部に設けられて該排出通路の開閉を制御するドレン弁とを有し、該取水部は該筒状壁部の内周面上であって該タンク内において最下方に位置するように配置され、該排出通路部は、該タンクの該回転軸に沿って配置され該排出通路の一部を構成しドレン水を排出する排出口を備えた第一通路を形成する第一通路形成部と、該第一通路形成部に該回転軸を軸として回転可能に設けられ該排出通路の他部を構成し該取水部と接続される第二通路を画成する第二通路形成部とを備え、該ドレン弁は該第一通路形成部に設けられたエアホースリールを提供する。
このような構成によると、エアタンクを備えたエアホースリールにおいて、エアタンクの最下部に常に取水部を配置することができる。最下部には水が溜まるため、この水を排水することができる。また好適にホースをタンクに巻回することができる。また筒形壁部内周面の一部が必ずタンク内面において最下面となるので、取水部を筒状壁部の内周面上に配置することにより、好適に水を取水することができる。また取水部が、第二通路形成部と共に第一通路形成部に対して回転することができる。よって取水部が、タンクの回転に関係なく常に下方に位置することができる。
このような構成によると、取水部が、第二通路形成部と共に第一通路形成部に対して回転することができる。よって取水部が、タンクの回転に関係なく常に下方に位置することができる。
また該ドレン機構において、該第二通路形成部の該回転軸位置から該取水部の最下端位置までの距離が、該中心軸から該筒状壁部の内面までの距離と略等しくなるように構成されていてもよい。
このような構成によると、取水部が筒状壁部と僅かに接触する位置に配置することができる。よってタンクの回転時に取水部が筒状壁部と過度に当接することが抑制される。
また該通路形成部は、柔軟性を備えた樹脂素材を含んで構成されていることが好ましい。このような構成によると、タンクの回転時に、筒状壁部の内周面に対し取水部が容易に移動することができる。
また該取水部は、少なくとも該タンクの内面と接する位置に、該排出通路と連通する孔が形成されていることが好ましい。このような構成によるとタンク内に生成される水を極力排出することができる。
また本発明は、フレームと、回転軸が規定されると共に圧縮空気が蓄積される空間が内部に画成され、該フレームに該回転軸周りに回転可能に支持されるタンクと、該タンク内に蓄積された空気を吐出して空気式工具に圧縮空気を送る吐出口を有する吐出機構と、該タンク内の水を排出するドレン機構とを備え、該タンクは該回転軸を中心軸とする筒状壁部を有して該筒状壁部の外周面部分に該吐出口に連結されるエアホースを巻き取り可能に構成され、該ドレン機構は、該タンク内の水を取水可能な取水部と、該取水部が一端に設けられて取水された水を該タンク外に排出可能な排出通路を形成する排出通路部と、該排出通路部に設けられて該排出通路の開閉を制御するドレン弁とを有し、該取水部は該筒状壁部の内周面上に位置すると共に重りが設けられ、該排出通路部は、該タンクの該回転軸に沿って配置され該排出通路の一部を構成しドレン水を排出する排出口を備えた第一通路を形成する第一通路形成部と、該第一通路形成部に該回転軸を軸として回転可能に設けられ該排出通路の他部を構成し該取水部と接続される第二通路を画成する第二通路形成部とを備え、該ドレン弁は該第一通路形成部に設けられているエアホースリールを提供する。
この様な構成によると、重りにより、ドレン機構において取水部が常に垂下された状態に保つことができる。取水部が垂下されることにより、エアタンクの最下部に常に取水部を配置することができる。最下部には水が溜まるため、この水を排水することができる。
本発明のエアホースリールによれば、タンク内に生成される水を好適に排出することができる。
以下、本発明の第一の実施の形態に係るエアホースリールについて、図1及び図2に基づいて説明する。図1に示されるエアホースリール1は、圧縮空気を生成するエアコンプレッサ11と、圧縮空気を動力として釘を施工する一般圧用釘打機12及び高圧用釘打機13と組み合わされて使用される。
図2に示されるように、エアホースリール1は、フレーム2と、タンク3と、一般圧用吐出機構4と、高圧用吐出機構5と、ドレン機構6とから主に構成されている。フレーム2は、タンク3をその間に回転可能に支持する一対の側壁である第一側壁21及び第二側壁22と、第一側壁21及び第二側壁22を連結する一対の連結部2A及び2Bとから構成されている。第一側壁21と第二側壁22とには、それぞれ略中心部分にベアリングを備えた第一軸受部21A及び第二軸受部22Aが設けられており、第一軸受部21A及び第二軸受部22Aにおいて後述の第一軸部31及び第二軸部32を回転可能に軸支することが可能となっている。
タンク3は、略円筒状の胴部3Aと、胴部3Aの両端を閉止して内部に空気室3aを画成する第一鍔部3B及び第二鍔部3Cとを備えており、空気室3a内に約3MPaの圧縮空気を貯留可能に構成されている。第一鍔部3Bには、胴部3Aの中心軸Cと同軸に第一軸部31が設けられており、第二鍔部3Cにも同様に第二軸部32が設けられている。第一軸部31と第二軸部32とがそれぞれ第一軸受部21A及び第二軸受部22Aで回転可能に軸支されることにより、タンク3が胴部3Aの中心軸Cを回転軸として回転可能になっている。またタンク3内の空気室3aに貯留される圧縮空気は、大気中の空気が取り入れられて圧縮されることで生成されている。よって大気が圧縮されることによって大気中の湿気が飽和し、タンク内に水が生成されて発生する。
第一鍔部3Bと第二鍔部3Cとの外周部分は、胴部3Aの外周よりはみ出す様に構成されている。よって第一鍔部3B及び第二鍔部3Cの外周部分と、胴部3Aの外周面とにより、後述の高圧用ホース52を巻回可能なリール部3Dが構成される。
第一軸部31において中心軸Cの軸上に、タンク3の空気室3a内とコンプレッサ11から延長されるエアホース11Aとを連通可能な空気通路31aが形成されている。また空気通路31aのエアホース11Aとの接続箇所には、回転自在取入口31Aが設けられている。回転自在取入口31Aには逆止弁が備えられていると共に、第一軸部31がタンク3と共に回転した場合であっても、接続されたエアホース11Aにその回転を伝達しないように構成されている。よってタンク3と外部のエアコンプレッサ11とを接続する箇所を安易に構成することができる。
第一軸部31には、空気通路31aから分岐した通路であって一般圧用吐出機構4及び高圧用吐出機構5にそれぞれ圧縮空気を供給する一般圧用空気通路31b、高圧用空気通路31cが形成されている。また第一軸部31においては、後述の高圧用減圧弁51と高圧用ホース52とをつなぐ高圧ホース連結通路51aが形成されている。
第二軸部32には、ドレン機構6が設けられていると共に、中心軸C上に配置されたハンドル32Aが設けられている。このハンドル32Aによりタンク3を回転させることができる。
一般圧用吐出機構4は、一般圧用減圧弁41と、一般圧用雌カプラ42とから主に構成されている。一般圧用減圧弁41は、第一軸部31の外周上に設けられて一般圧用空気通路31bと連通しており、空気室3a内に貯留されている圧縮空気を、所定の圧力(0.39〜0.98MPa程度)に下げて吐出可能にしている。圧縮空気の吐出口である一般圧用雌カプラ42は、一般圧用減圧弁41に設けられており、一般圧用釘打機12から延出されている一般圧用ホース12Aと接続可能に構成されている。また一般圧用雌カプラ42は、一般圧用ホース12Aと接続された場合のみ圧縮空気を吐出可能に構成されている。
高圧用吐出機構5は、高圧用減圧弁51と、高圧用ホース52と、高圧用通路形成部52Aと、高圧用雌カプラ53とから主に構成されている。高圧用減圧弁51は、第一軸部31の外周上に設けられて高圧用空気通路31cと連通しており、空気室3a内に貯留されている圧縮空気を、所定の圧力(0.98〜2.45MPa程度)に下げて吐出可能にしている。また高圧用減圧弁51は、第一軸部31に形成された高圧ホース連結通路51aに減圧した圧縮空気を吐出するように構成されている。
高圧用通路形成部52Aは、高圧ホース連結通路51aに連通して空気室3a内を通ってタンク3の外周位置に図示せぬ吐出口を備えている。高圧用ホース52は、リール部3Dに巻回されており、その一端が高圧用通路形成部52Aの図示せぬ吐出口に脱着可能に接続されている。
高圧用雌カプラ53は、高圧用ホース52の他端に設けられており、高圧用釘打機13の雄カプラ13Aと接続可能に構成されている。また高圧用雌カプラ52は、高圧用ホース52A接続された場合のみ圧縮空気を吐出可能に構成されており、一般圧用雌カプラ42とは互換性を保っていない。
ドレン機構6は、排出口部61と、第一通路形成部62と、接続部63と、導出通路部64と、取水部65と、ドレン弁66とから主に構成されている。排出口部61は、大気に解放してタンク3内に発生した水を排出する排出口61aを形成している。第一通路形成部62は、タン3クの第二軸部32に中心軸Cに沿って配置され、排出口61aを一端に備えている。また第一通路形成部62は、空気室3a内にその他端が突出していると共に、排出通路の一部である第一通路32aを形成している。接続部63は、導出通路部64と共に第二通路形成部を構成し、第一通路形成部62の他端に設けられて、中心軸C周りを回転可能に構成されている。また接続部63には、その開口方向が、中心軸Cと略直交する方向に開口する流入口63bが形成されており、この流入口63bと第一通路32aとを連通する接続通路63aが形成されている。
導出通路部64は、接続部63と共に第二通路形成部を構成すると共に、内部に導出通路64aが形成され、一端で接続部63の流入口63b位置に接続され、接続通路63aと導出通路64aとが連通するように柔軟な樹脂素材から構成されている。また接続通路63aと導出通路64aとから第二通路が規定される。
取水部65は導出通路部64の他端に取り付けられており、反接続部63側の端部が胴部3Aの内周面と僅かに当接するように配置されている。よってドレン機構6において、中心軸Cから取水部65の端部位置までの距離は、中心軸Cから胴部3Aの内面までの距離と略等しくなるように構成されている
また取水部65は、粉体の金属が焼結されて構成されているため、重量物の重りであると共に多孔質であり、その表面から水分及び気体を吸入することができる。取水部65の胴部3Aの内周面と対向する位置には、開孔65aが形成され、この開孔65aは導出通路64aと連通している。重量物である取水部65は、導出通路部64を介して接続されている接続部63が第一通路形成部62に中心軸C周りに回転可能に支持されているため、ハンドル32Aが回されて第一通路形成部62を含むタンク3が回転しても、供回りせずに常に垂下された状態になり、空気室3a内の最下部に位置する。
ドレン弁66は、第一通路32a上に設けられており、第一通路32aの閉止・連通を選択的に制御している。
上記構成のエアホースリール1を用いて作業する場合には、先ず高圧用ホース52を作業可能な所定の長さ引き出すべくタンク3を回転させた後に、エアコンプレッサ11からのエアホース11Aを回転自在取入口31Aに接続し、タンク3内に圧縮空気を貯留する。これと同時に、一般圧用雌カプラ42及び高圧用雌カプラ53にそれぞれ一般圧用釘打機12及び高圧用釘打機13を接続し、作業を行う。
この時に、一般圧用釘打機12では、空気室3a内に貯留されている圧縮空気が空気通路31a及び一般圧用空気通路31bを介して一般圧用減圧弁41に流入し、一般圧用減圧弁41より所定の圧力(0.39〜0.98MPa程度)に減圧されて一般圧用雌カプラ42から吐出され、一般圧用ホース12Aを介して一般圧用釘打機12に圧縮空気が送られる。高圧用釘打機13では、空気室3a内に貯留されている圧縮空気が空気通路31a及び高圧用空気通路31cを介して高圧用減圧弁51に流入し、高圧用減圧弁51より所定の圧力(0.98〜2.45MPa程度)に減圧されて高圧ホース連結通路51a内に排出され、高圧用通路形成部52Aの端部に位置する図示せぬ吐出口から高圧用ホース52および高圧用雌カプラ53を介して高圧用釘打機13に圧縮空気が送られる。よって一のエアホースリール1で一般圧用と高圧用との二種類の空気式工具を使用することができる。また一のエアホースリール1により、高圧用の空気式工具と一般圧用の空気式工具との二種類の工具を同時に使用することも可能である。
作業を終了した後には、一般圧用釘打機12及び高圧用釘打機13を取り外して、ハンドル32によりタンク3を回転させ、リール部3Dに高圧用ホース52を巻き取とる。
巻取時においてタンク3の回転により第一通路形成部62も同時に回転するが、接続部63が第一通路形成部62に対して回転可能に取り付けてあるため、接続部63に接続される取水部65は、常に最下部に配置される。取水部65は、タンク3の内周面と僅かに当たる程度の位置に配置されているため、回転時にタンク3と取水部65とが当接することが抑制されている。また少なくとも一方の空気式工具に係るエアホースを巻き取ることができるため、エアホースリール1の移動及び一般圧用釘打機12及び高圧用釘打機13の準備・接続等の時間を短縮することができる。
その後にドレン弁66をひねり、排出口61aより空気室3aで生成された水を、残留している圧縮空気の圧力により圧縮空気と共に排出する。この場合に取水部65は常に空気室3a内においてタンク3の最下面と接する位置にあるため、タンク3の回転位置を考慮せずに、常に好適に水を排水することができる。
水及び残留した圧縮空気が全て排出された後に、ドレン弁66を締め、エアホースリール1に係る操作を終了する。
次に本発明の第二の実施の形態に係るエアホースリールについて、図3及び図4に基づいて説明する。図3及び図4に示されるように第二の実施の形態に係るエアホースリール101は、主な構成において第一の実施の形態に係るエアホースリール1と同じであるので、差違部分に付いてのみ説明し、同じ構成を採る部分については、符号に100を追加してその説明を省略する。
第一の実施の形態に係るエアホースリール1では、高圧用吐出機構5のみ高圧用ホース52をリール部3Dに巻回可能に構成されていたが、第二の実施の形態に係るエアホースリール101では、一般圧用吐出機構104においてもホースをリール部に巻回可能に構成されている。
具体的には、タンク103の胴部103Aにおいて、中心軸方向の略中央部分に仕切り部103Dが設けられ、胴部103Aの外周部分を中心軸方向において二分している。よって第二鍔部103Cの外周部分と胴部103Aの外周面と仕切り部103Dとにより、後述の一般圧用ホース142を巻回可能な一般圧リール部103Fが構成される。また第一鍔部103Bの外周部分と胴部3Aの外周面と仕切り部103Dとにより、後述の高圧用ホース152を巻回可能な高圧リール部103Eが構成される。
第一軸部131には、空気室103Aに圧縮空気を送る空気通路131aと、空気通路131aから分岐した一般圧用空気通路131b及び高圧用空気通路131cと、高圧用減圧弁151と高圧用ホース152とをつなぐ高圧ホース連結通路151aの他に、一般圧用減圧弁141と一般圧用ホース142とをつなぐ一般圧ホース連結通路141aが形成されている。
一般圧用吐出機構106は、一般圧用減圧弁141と、一般圧用ホース142と、一般圧用雌カプラ143とから主に構成されている。一般圧用減圧弁141は、第一軸部131の外周上に設けられて一般圧用空気通路131bと連通しており、空気室103a内に貯留されている圧縮空気を、所定の圧力(0.39〜0.98MPa程度)に下げて吐出可能にしている。また一般圧用減圧弁141は、第一軸部131に形成された一般圧ホース連結通路141aに減圧した圧縮空気を吐出するように構成されている。
また第一軸部131の一般圧ホース連結通路141aが形成された部分には、一般圧用通路形成部142Aが設けられている。一般圧用通路形成部142Aは、空気室103a内を貫通して一端が一般圧ホース連結通路141aに連通され、他端が一般圧リール部103Fで図示せぬ吐出口に連結されており、一般圧ホース連連絡通路141a内の圧縮空気を図示せぬ吐出口より吐出可能に構成されている。
一般圧用ホース142は、一般圧リール部103Fに巻回されており、その一端が一般圧用通路形成部142Aに設けられた図示せぬ吐出口に接続されており、他端に一般圧用雌カプラ143が設けられている。
上記構成のエアホースリール101を使用する際には、一般圧用雌カプラ143及び高圧用雌カプラ153にそれぞれ一般圧用釘打機112及び高圧用釘打機113を取り付けた状態で、ハンドル132Aを回してタンク103に巻回された一般圧用ホース142及び高圧用ホース152を伸ばし、作業を行う。
この時に、一般圧用釘打機112では、空気室103a内に貯留されている圧縮空気が空気通路131a及び一般圧用空気通路31bを介して一般圧用減圧弁141に流入し、一般圧用減圧弁141より所定の圧力(0.39〜0.98MPa程度)に減圧されて一般圧ホース連結通路141a内に排出され、一般圧用通路形成部142Aに連通する図示せぬ吐出口から一般圧用ホース142および一般圧用雌カプラ143を介して一般圧用釘打機112に圧縮空気が送られる。高圧用釘打機113では、空気室103a内に貯留されている圧縮空気が空気通路131a及び高圧用空気通路131cを介して高圧用減圧弁151に流入し、高圧用減圧弁151より所定の圧力(0.98〜2.45MPa程度)に減圧されて高圧ホース連結通路151a内に排出され、高圧用通路形成部152Aに連通する図示せぬ吐出口から高圧用ホース52および高圧用雌カプラ53を介して高圧用釘打機13に圧縮空気が送られ、作業が行われる。
作業が終了した後にエアホースリール101を片付ける場合であっても、一般圧用雌カプラ143及び高圧用雌カプラ153にそれぞれ一般圧用釘打機112及び高圧用釘打機113が取り付けられた状態で、一般圧用ホース142及び高圧用ホース152を巻き取ることができる。よって両方のエアホースをタンク103に巻回することができるため、エアホースを伴うエアホースリール101の移送性を向上させることができ、エアホースリール101の移動及び空気式工具の準備・接続等の時間を更に短縮することができる。
本発明によるエアホースリールは、上述の実施の形態に限定されず、特許請求の範囲に記載された範囲で種々の変形や改良が可能である。例えばドレン機構6を構成する排出通路部は、第一通路形成部62と接続部63及び導出通路部64から構成される第二通路形成部とから構成されていたがこれに限らず、第一通路形成部62と導出通路部64とから構成されていてもよい。この場合において、導出通路部64を充分に長くすると共に柔軟性、曲げ屈曲性等を高めた素材を用いることにより、取水部65の自重によって導出通路部64が折れ曲がり、取水部65が常に空気室3a内の最下部に位置することができる。また導出通路部64を充分に長くすることにより、取水部65とタンク3の胴部3Aが当接して当接音を発することがあるが、例えば取水部65を多孔質のゴムやスポンジなどで包むことにより、取水性能を下げずに当接音の発生を抑制することができる。
また上述の実施の形態では、取水部65を重りとして兼用したがこれに限らず、例えば中心軸Cと取水部65との間に位置する接続部63若しくは導出通路部64に重りを設けてもよい。このような構成であっても接続部63、導出通路部64、及び取水部65が重りにより中心軸Cから垂下された状態になるため、導出通路部64の端部に設けられた取水部65からタンク3内の水を取水することができる。またこのような構成を取ることにより、重量物である重りがタンク3内面と当接することが抑制されるため、重りがタンク3に当接する当接音を抑制することができる。
また第一の実施の形態においては、高圧用ホースのみをリール部3Dに巻回可能としたが、これに限らず一般圧用ホースのみを巻回可能とした構成を採ってもよい。また。また圧力を調整する高圧用減圧弁及び低圧用減圧弁を第一軸部にまとめているため、圧力調整時の操作性を向上させることができる。
本発明の第一の実施の形態に係るエアホースリールの使用状態を表す概念図。 本発明の第一の実施の形態に係るエアホースリールの断面概略図。 本発明の第二の実施の形態に係るエアホースリールの使用状態を表す概念図。 本発明の第二の実施の形態に係るエアホースリールの断面概略図。
符号の説明
1・・エアホースリール 2・・フレーム 2A・・連結部 3・・タンク
3A・・胴部 3B・・第一鍔部 3C・・第二鍔部 3D・・リール部
3a・・空気室 4・・一般圧用吐出機構 5・・高圧用吐出機構 6・・ドレン機構
11・・エアコンプレッサ 11A・・エアホース 12・・一般圧用釘打機
12A・・一般圧用ホース 13・・高圧用釘打機 13A・・雄カプラ
21・・第一側壁 21A・・第一軸受部 22・・第二側壁 22A・・第二軸受部
31・・第一軸部 31A・・回転自在取入口 31a・・空気通路
31b・・一般圧用空気通路 31c・・高圧用空気通路 32・・第二軸部
32A・・ハンドル 32a・・第一通路 41・・一般圧用減圧弁
42・・一般圧用雌カプラ 51・・高圧用減圧弁 51a・・高圧ホース連結通路
52・・高圧用ホース 52A・・高圧用通路形成部 53・・高圧用雌カプラ
61・・排出口部 61a・・排出口 62・・第一通路形成部
63・・接続部 63b・・流入口 63a・・接続通路
64・・導出通路部 64a・・導出通路 65・・取水部 65a・・開孔
66・・ドレン弁

Claims (5)

  1. フレームと、
    回転軸が規定されると共に圧縮空気が蓄積される空間が内部に画成され、該フレームに該回転軸周りに回転可能に支持されるタンクと、
    該タンク内に蓄積された空気を吐出して空気式工具に圧縮空気を送る吐出口を有する吐出機構と、
    該タンク内の水を排出するドレン機構とを備え、
    該タンクは該回転軸を中心軸とする筒状壁部を有して該筒状壁部の外周面部分に該吐出口に連結されるエアホースを巻き取り可能に構成され、
    該ドレン機構は、該タンク内の水を取水可能な取水部と、該取水部が一端に設けられて取水された水を該タンク外に排出可能な排出通路を形成する排出通路部と、該排出通路部に設けられて該排出通路の開閉を制御するドレン弁とを有し、
    該取水部は該筒状壁部の内周面上であって該タンク内において最下方に位置するように配置され
    該排出通路部は、該タンクの該回転軸に沿って配置され該排出通路の一部を構成しドレン水を排出する排出口を備えた第一通路を形成する第一通路形成部と、該第一通路形成部に該回転軸を軸として回転可能に設けられ該排出通路の他部を構成し該取水部と接続される第二通路を画成する第二通路形成部とを備え、該ドレン弁は該第一通路形成部に設けられていることを特徴とするエアホースリール。
  2. 該ドレン機構において、該第二通路形成部の該回転軸位置から該取水部の最下端位置までの距離が、該回転軸から該筒状壁部の内面までの距離と略等しくなるように構成されていることを特徴とする請求項1に記載のエアホースリール。
  3. 該第二通路形成部は、柔軟性を備えた樹脂素材を含んで構成されていることを特徴とする請求項1または請求項2のいずれか一に記載のエアホースリール。
  4. 該取水部は、少なくとも該タンクの内面と接する位置に、該排出通路と連通する孔が形成されていることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか一に記載のエアホースリール。
  5. フレームと、
    回転軸が規定されると共に圧縮空気が蓄積される空間が内部に画成され、該フレームに該回転軸周りに回転可能に支持されるタンクと、
    該タンク内に蓄積された空気を吐出して空気式工具に圧縮空気を送る吐出口を有する吐出機構と、
    該タンク内の水を排出するドレン機構とを備え、
    該タンクは該回転軸を中心軸とする筒状壁部を有して該筒状壁部の外周面部分に該吐出口に連結されるエアホースを巻き取り可能に構成され、
    該ドレン機構は、該タンク内の水を取水可能な取水部と、該取水部が一端に設けられて取水された水を該タンク外に排出可能な排出通路を形成する排出通路部と、該排出通路部に設けられて該排出通路の開閉を制御するドレン弁とを有し、
    該取水部は該筒状壁部の内周面上に位置すると共に重りが設けられ
    該排出通路部は、該タンクの該回転軸に沿って配置され該排出通路の一部を構成しドレン水を排出する排出口を備えた第一通路を形成する第一通路形成部と、該第一通路形成部に該回転軸を軸として回転可能に設けられ該排出通路の他部を構成し該取水部と接続される第二通路を画成する第二通路形成部とを備え、該ドレン弁は該第一通路形成部に設けられていることを特徴とするエアホースリール。
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