JP4706629B2 - 携帯端末機器 - Google Patents

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Description

本発明は、通話機能を有する携帯端末機器に関し、特に通話中にタッチパネルの誤押しによる誤動作を防止する機能を備えた携帯端末機器に関する。
たとえば、携帯電話あるいはPDA(Personal Digital Assistant)等に代表される携帯端末機器においては、相手との通話による通信機能とは別に、たとえばメール、インターネットブラウザ等の通信機能を備えることが一般的になっており、また、表示の見易さ等のため表示部である液晶画面が大型化する傾向にある。
また、携帯端末機器の利便性を向上させる点で、赤外線の反射センサを備えた携帯端末機器も存在する。この赤外線の反射センサを用いて利用者と携帯端末機器との距離を検出して、検出結果に基づいて利用状態を把握し、通話の際にいわゆるハンズフリーモードに設定したり、あるいは、集音感度を調整したり、あるいは、表示部の液晶画面のバックライトのオン・オフを切り替えたりすることが可能な携帯端末機器も存在する(特許文献1〜3)。
一方で、多くの機能、たとえば個人のスケジュール等を管理する機能、内蔵した辞書やマニュアルによりいつでも検索できる機能等々を内蔵する携帯端末機器にあっては、操作性改善のため、入力手段としていわゆる釦操作とは別にタッチパネルを備えた携帯端末機器が利用されている。
当該、タッチパネルを供えた携帯端末機器においては、通話時等に、利用者の意図しないボタン入力で誤動作しないような仕組みも考えられている。
たとえば、通話中に携帯端末機器として各種の機能を使用する場合、たとえば、登録してある電話番号等を呼び出し表示させて、これを確認した上で相手に知らせる時などには、携帯端末機器を頭部(耳)から離して、タッチパネル等の入力手段を用いた入力操作が行なわれる。このように、携帯端末機器では、通話中でもタッチパネルからの入力を行なう場合があるので、通話中もタッチパネルからの入力を有効とするように設定するのが一般的である。
しかしながら、利用者が話をする時には受話部に耳を接触または近づけるため、耳たぶや顔の一部あるいはピアスやイヤリングが、携帯端末機器の前面に設けられている大きなタッチパネルに接触して、これによりタッチパネルから入力操作がなされたとみなされ、通話中に予期しない携帯端末機器が働き、通話動作に意図しない動作を開始したり、時によってはデータを誤って削除するなどの誤動作を起こすおそれがあるという問題がある。
さらには、誤動作による消費電力の増加を招く恐れもある。
このような問題を解決する技術として、通話中に耳たぶや顔の一部が携帯端末機器に接触または近づいたことをカメラにより検出し、接触または近づいたと判断される場合には、タッチパネルからの入力を無効にするようにした技術が知られている(特許文献4)。
特開2006−094485号公報 特開2001−352395号公報 特開2006−025402号公報 特開2004−159028号公報
しかしながら、上記した特許文献4に示される技術では、利用者が耳に携帯電話機能のある機器を接触または近づけて相手と話している状態であるか否かを検出するために、カメラを用いた画像処理により距離を検出して判断する必要があるためその制御が複雑化するという問題がある。
また、カメラを用いた検出の場合には、カメラの配置が重要となってくるため携帯端末機器における外表面配置に制約が課されることにもなる。
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであって、簡易な方式で、相手と通話している状態における利用者の利用状態を把握し、タッチパネル等の入力手段からの入力の誤動作等を確実に防止できる携帯端末機器を提供することを目的とする。
本発明に係る携帯端末機器は、通話機能を有する携帯端末機器であって、タッチパネルを使用した入力部と、音声が入力されて音声信号に変換する音声入力部と、赤外線を発光する赤外線発光部と、赤外線発光部から発光した赤外線の反射光を受光する赤外線受光部とを備える。音声入力部は、通話中の利用者の音声が入力される第1のマイクと、周囲の環境音が入力される第2のマイクとを含む。第1および第2のマイクからの音声信号の入力値に基づいて入力部におけるタッチパネルの認識率を調整する制御部をさらに備える。制御部は、第1のマイクと第2のマイクとの音声信号の入力値の差が所定の閾値以上である場合に、赤外線受光部にて赤外線の反射光を受光できた場合に入力部におけるタッチパネルの認識率を調整し、タッチパネルを無効化する。第2のマイクは、ノイズキャンセル用のマイクに相当する。
本発明に係る別の携帯端末機器は、通話機能を有する携帯端末機器であって、タッチパネルを使用した入力部と、音声が入力されて音声信号に変換する音声入力部とを備える。音声入力部は、通話中の利用者の音声が入力される第1のマイクと、周囲の環境音が入力される第2のマイクとを含む。第1および第2のマイクからの音声信号の入力値に基づいて入力部におけるタッチパネルの認識率を調整する制御部をさらに備える。
好ましくは、第2のマイクは、ノイズキャンセル用のマイクに相当する。
好ましくは、制御部は、第1のマイクと第2のマイクとの音声信号の入力値の差が所定の閾値以上である場合には、タッチパネルの認識率を調整する。
好ましくは、制御部は、第1および第2のマイクからの音声信号入力値に基づいて入力部におけるタッチパネルを無効化する。
好ましくは、制御部は、所定の期間内において、第1のマイクと第2のマイクとの音声信号の入力値の差が所定の閾値以上であると判断される回数に基づいてタッチパネルの認識率を調整する。
好ましくは、赤外線を発光する赤外線発光部と、赤外線発光部から発光した赤外線の反射光を受光する赤外線受光部とをさらに備える。制御部は、第1のマイクと第2のマイクとの音声信号の入力値の差が所定の閾値以上である場合に、赤外線受光部にて赤外線の反射光を受光できた場合に入力部におけるタッチパネルの認識率を調整する。
本発明に係る携帯端末機器は、通話中の利用者の音声が入力される第1のマイクと、周囲の環境音が入力される第2のマイクからの音声信号の入力値に基づいて入力部におけるタッチパネルの認識率を調整するため、簡易に、相手と通話している状態における利用者の利用状態を把握し、タッチパネルの誤動作を防止することができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。なお、図中同一または相当部分には同一符号を付し、その説明は繰返さない。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1に従う携帯端末機器1の外観構成図である。
図1(a)を参照して、ここでは、携帯端末機器1のおもて側の構成が示されている。
具体的には、携帯端末機器1の筐体10のおもて面に対して通話用スピーカ11と、タッチパネル20と、通話用マイク15と、操作キーの一例として、発信釦16と通話切断釦17とが設けられている場合が示されている。なお、ここでは、2つの釦のみ示しているが特にこれに限られず、ダイヤルキー等の操作キーを配置することも可能である。
通話用スピーカ11は、相手との通話時において、携帯端末機器1の利用者の相手側から送信された音声信号を出力する。
タッチパネル20は、指や専用のペンで画面に触れることにより、触れた位置を検知して画面上の位置を指定し、機器に含まれている種々の機能を選択する際の入力手段として用いられる技術であるが、一般的な技術であるので詳細な説明についてはここでは省略する。
通話用マイク15は、相手との通話時において、携帯端末機器1の利用者の音声を相手側に送信するために音声信号として受信するものである。
発信釦16は、相手との通話を開始する際において、利用者が相手側の電話番号等の情報を発信するための釦である。また、相手との通話を開始する際の通話開始釦としても用いられる。この発信釦16が押下された場合に通話状態と判断されるものとする。
通話切断釦17は、相手との通話を終了するための釦であり、当該釦を押下することにより通信が切断されるものとする。
図1(b)を参照して、ここでは、携帯端末機器1のうら側の構成が示されている。
具体的には、携帯端末機1の筐体10の裏面に対して環境音取得用マイク25が設けられている場合が示されている。
環境音取得用マイク25は、いわゆるノイズキャンセラとして用いられ、利用者の通話音とは別の周囲の環境音を受信することにより、利用者の音声とともに通話用マイク15に入力される周囲の環境音を打ち消してノイズの少ない利用者の音声信号を送信するために設けられている。なお、利用者の通話音も環境音取得用マイク25で取得されるがマイクの集音指向性によりそのレベルは低いものとする。
図2は、本発明の実施の形態1に従う携帯端末機器1の概略ブロック構成図である。
図2を参照して、本発明の実施の形態1に従う携帯端末機器1は、携帯端末機器1全体を制御するCPU100と、タッチパネルあるいは操作キーの入力指示を受ける入力部105と、文字、記号、図形等を表示する表示部110と、音声を出力するためのスピーカ115と、携帯端末機器1の各種機能を実行するためのプログラムやデータ情報を記憶するメモリ120と、音声入力部135と、電話局等を介して通信するための通信部140と、電話局等からの電波を受信するためのアンテナ141とが設けられている。
スピーカ115には、通話用スピーカ11が含まれる。なお、表示部110は、タッチパネル20で用いられる液晶画面等を含むものとする。さらに音声入力部135は、通話用マイク15と、環境音取得用マイク25とを含む。
以下、本発明の実施の形態1においては、相手と通話している状態における利用者の利用状態を把握し、タッチパネル等の入力手段の誤動作等を防止する方式について説明する。
図3は、本発明の実施の形態1に従う通話時における、タッチパネルの認識率を調整するフロー図である。
図3を参照して、まず、CPU100は、入力部105からの入力を受けて(ステップS0)、通話状態であるかどうかを判断する(ステップS1)。具体的には、上述した発信釦16が利用者によって押下されたかどうかを判断する。
そして、CPU100は、通話状態と判断された場合には、次に環境音の取得を開始するように指示する(ステップS2)。具体的には、上述した環境音取得用マイク25を用いて環境音を取得する。
そして、次に、CPU100は、通話音の取得を開始するように指示する(ステップS3)。具体的には、上述した通話用マイク15を用いて利用者の通話音を取得する。
そして、次に、CPU100は、環境音取得用マイク25にて取得された環境音に従う音声信号と、通話用マイク15にて取得された通話音に従う音声信号との入力値を算出する(ステップS4)。
次に、CPU100は、算出結果に基づいて環境音と通話音との音声信号の入力値の差が所定の閾値以上であるかどうかを判断する(ステップS5)。
この点で、利用者が通話する際に、通話用スピーカ11および通話用マイク15に耳および口をそれぞれ接触または近づけて利用する場合には、通話用マイク15により環境音よりも比較的大きな音声信号である通話音が取得される。一方、利用者が通話する際に、通話用スピーカ11および通話用マイク15と頭部(耳)および口をそれぞれ少し距離を離して利用する場合、たとえば、携帯端末機器のキー操作状態あるいは、いわゆるハンズフリー等の状態の場合には、環境音の音声信号と同レベルあるいはやや大きな通話音が取得されることになる。
図4は、キー操作中と耳に当てて通話中のときにおけるマイクに入力される入力値の差を説明する図である。
図4に示されるように、キー操作中あるいはハンズフリー中においては、携帯端末機器の通話用マイク15と利用者の口が少し距離が離れた状態にあると考えられるため通話用マイクには主に環境音が入力される。なお、ここでは、「主に環境音」として標記しているが、携帯端末機器と距離が離れた状態であるため通話用マイク15に入力される音声の入力値(レベル)としては、環境音の音声信号と同レベルあるいはやや大きな通話音が取得されるためかかる標記としている。また、環境音取得用マイク25には、環境音が取得される。したがって、通話用マイクの入力値と、環境音取得用マイクの入力値との間の差は小さい。
一方、耳に当てて通話する場合には、携帯端末機器の通話用マイク15と利用者の口が接触あるいは近接した状態にあると考えられるため通話用マイクには利用者の音声(通話音)と環境音とが入力される。また、環境音取得用マイク25には、環境音が取得される。したがって、通話用マイクの入力値と、環境音取得用マイクの入力値との間の差は大きい。
再び図3を参照して、ステップS5において、算出結果に基づいて環境音と通話音との音声信号の入力値の差が所定の閾値以上であると判断された場合には、利用者は携帯端末機器1の通話用スピーカに近接して利用している可能性が高いと判断されるため、CPU100は、タッチパネルの認識率を変更する(ステップS6)。具体的には、タッチパネルの認識率を低下させるあるいはタッチパネルの認識率を0にして無効にすることが可能である。なお、タッチパネルの認識率の変更に関しては、CPU100の指示により入力部105に含まれる図示しないタッチパネルの認識率を調整するタッチパネル認識率調整部により調整されるものとする。
そして、通話状態が切断されたかどうかを判断し(ステップS7)、通話状態が切断されるまでステップS2〜S6の処理を繰り返すものとする。
一方、ステップS5において、算出結果に基づいて環境音と通話音との音声信号の入力値の差が所定の閾値未満であると判断された場合には、利用者は携帯端末機器1の通話用スピーカと距離を離して利用している可能性が高いと判断されるためCPU100は、タッチパネルの認識率を初期化する(ステップS10)。すなわち、タッチパネルの認識率を初期状態に戻す。
そして、ステップS7に進み、通話状態が切断されるまでステップS2〜S6の処理を繰り返すものとする。したがって、定常的に利用者の利用状態を判断して認識率を調整する。
なお、通話状態が切断された場合には、ステップS8に進み、タッチパネルの認識率を初期状態に戻す。そして、待ち受け状態に設定される(ステップS9)。
当該方式により、環境音と通話音との音声信号の入力値の差が所定の閾値以上すなわち、利用者が携帯端末機器1の通話用スピーカに近接して利用していると判断された場合には、CPU100によりタッチパネルの認識率が変更される。具体的には、タッチパネルの認識率を低下させるあるいはタッチパネルの認識率を0にして無効にすることにより、利用者が通話状態の際において、耳たぶや顔の一部あるいはピアスやイヤリングが、携帯端末機器の前面に設けられているタッチパネルに接触して、これによりタッチパネルから入力操作がなされたとみなされる誤動作を防止することが可能である。さらには、誤動作に伴なう消費電力の増大を抑制することも可能である。
また、環境音と通話音との音声信号の入力値の差が所定の閾値未満である、すなわち、利用者が携帯端末機器1の通話用スピーカと距離を離して利用していると判断された場合には、CPU100のタッチパネルの認識率は初期状態とされることにより、通話中においても、携帯端末機器として各種の機能を利用可能として、利用者の携帯端末機器の利便性を向上させることが可能である。
特に本発明は、通話用マイクと環境音取得用マイクの音声信号の入力値の差に基づいて相手と通話している状態における利用者の利用状態を把握して、タッチパネルの認識率を変更する簡易な方式である。そして、環境音取得用マイクは、一般的に種々の通信機能を有する携帯端末機器に搭載されており、コストの増加を抑制することが可能である。また、環境音を取得可能な位置であればいずれの位置にでもレイアウト可能であるためレイアウトの制約が問題にはならない。また、従来技術の如くカメラを用いた構成の場合には、常にカメラを駆動するための余分な消費電力を要することになるが、本願方式は、特別な駆動部を必要とせず消費電力の面においても有用である。
(実施の形態2)
上記の実施の形態1においては、通話時において、定常的に通話用マイクと環境音取得用マイクの音声信号の入力値の差を検出して、利用者の利用状態を把握して、タッチパネルの認識率を調整する方式について説明した。
本実施の形態2においては、所定期間毎にタッチパネルの認識率を調整する方式について説明する。
図5は、本発明の実施の形態2に従う通話時における、タッチパネルの認識率を調整するフロー図である。
図5を参照して、上述したようにCPU100は、入力部105からの入力を受けて(ステップS10)、通話状態であるかどうかを判断する(ステップS11)。具体的には、上述した発信釦16が利用者によって押下されたかどうかを判断する。
そして、CPU100は、通話状態と判断された場合には、次にタイマをスタートさせる(ステップS12)。なお、CPU100において、タイマ機能および後述するカウンタ機能が設けられているものとする。
次に、環境音の取得を開始するように指示する(ステップS13)。具体的には、上述した環境音取得用マイク25を用いて環境音を取得する。
そして、次に、CPU100は、通話音の取得を開始するように指示する(ステップS14)。具体的には、上述した通話用マイク15を用いて利用者の通話音を取得する。
そして、次に、CPU100は、環境音取得用マイク25にて取得された環境音に従う音声信号と、通話用マイク15にて取得された通話音に従う音声信号との入力値を算出する(ステップS15)。
次に、CPU100は、算出結果に基づいて環境音と通話音との音声信号の入力値の差が所定の閾値以上であるかどうかを判断する(ステップS16)。
ステップS16において、算出結果に基づいて環境音と通話音との音声信号の入力値の差が所定の閾値以上であると判断された場合には、CPU100は、カウンタ機能により、カウンタ値をカウントアップする(ステップS17)。そして、ステップS18に進む。
一方、ステップS16において、算出結果に基づいて環境音と通話音との音声信号の入力値の差が所定の閾値未満であると判断された場合には、CPU100は、カウントアップせずにステップS18に進む。
ステップS18において、CPU100は、タイマ機能により所定時間経過したかどうかを判断する(ステップS18)。
ステップS18において、所定時間経過したと判断されるまで、上述のステップS13〜S17の処理を繰り返す。そして、所定時間経過したと判断された場合には、次に、ステップS19に進む。
ステップS19において、CPU100は、カウンタのカウンタ値が閾値以上であるかどうかを判断する。
ステップS19において、CPU100は、カウンタのカウンタ値が閾値以上であると判断した場合には、利用者は携帯端末機器1の通話用スピーカに近接して利用している可能性が高いと判断されるためタッチパネルの認識率を変更する(ステップS20)。
一方、ステップS19において、CPU100は、カウンタのカウンタ値が閾値未満であると判断した場合には、利用者が携帯端末機器1の通話用スピーカと距離を離して利用している可能性が高いためタッチパネルの認識率を初期化する。すなわち、タッチパネルの認識率を初期状態に戻す。
そして、通話状態が切断されたかどうかを判断し(ステップS22)、通話状態が切断されていない場合には、ステップS23に進み、タイマをリセットして再びステップS12に進み、上述の処理を繰り返す。したがって、所定時間毎にステップS19において、判断しタッチパネルの認識率を調整している。
一方、ステップS22において、通話状態が切断されたと判断された場合には、次に、タイマとタッチパネルの認識率を初期化する(ステップS25)。すなわち、タイマをリセットするとともにタッチパネルの認識率を初期状態に戻し、そして、待ち受け状態に設定される(ステップS25)。
本発明の実施の形態2に従う方式においては、通話状態の際に所定時間毎に利用者の利用状態を把握してタッチパネルの認識率を調整している。これにより、たとえば利用者と相手側との通信において、一時的に通話用マイク17に利用者の音声が入らないような状況の場合においても、タッチパネルの認識率が変更されて、タッチパネルにより誤認識されるような状況を防止することができる。
したがって、本実施の形態2に従う方式より、本発明は、利用者の利用状態をより確実に把握してタッチパネルの認識率を変更することが可能である。
(実施の形態3)
本実施の形態3においては、さらに、利用者の利用状態をより確実に把握する方式について説明する。
図6は、本発明の実施の形態3に従う携帯端末機器1#の外観構成図である。
図6を参照して、ここでは、携帯端末機器1のおもて側の構成が示されている。
図1の携帯端末機器1の構成と比較して、赤外光発光部21と、赤外光受光部22とをさらに設けた点が異なる。その他の点については、同様であるのでその詳細な説明は繰り返さない。
赤外光発光部21は、指示に応答して赤外光を発光し、赤外光受光部22は、赤外光発光部21から発光した赤外光が反射した場合にその反射光を受光するために設けられている。具体的には、利用者が携帯端末機器1#の通話用スピーカに耳を当てて、通話用マイクを用いて相手側と通信するような場合に、赤外光発光部21から発光した赤外光が利用者の顔に反射して、その反射光を受光可能な位置に赤外光受光部22が配置されているものとする。
図7は、本発明の実施の形態3に従う携帯端末機器1#の概略ブロック構成図である。
図7を参照して、本発明の実施の形態3に従う携帯端末機器1#は、図2の携帯端末機器1の構成と比較して、赤外光発光部21および赤外光受光部22をさらに設けた点が異なる。その他の点については、図2で説明したのと同様であるのでその詳細な説明は繰り返さない。赤外光発光部21および赤外光受光部22は、ともにCPU100の指示に応答して動作する。
図8は、本発明の実施の形態3に従う通話時における、タッチパネルの認識率を調整するフロー図の一部を説明する図である。
図8を参照して、ここでは、図3のフロー図の一部を変更した場合が示されている。
具体的には、図3のステップS4において、環境音と通話音との音声信号の入力値の差を算出する(ステップS4)。そして、次に環境音と通話音の音声信号の入力値の差が閾値以上であるかどうかを判断する(ステップS5)。
図3においては、ステップS5において、環境音と通話音の音声信号の入力値の差が閾値以上であれば、タッチパネルの認識率を変更することについて説明したが本実施の形態3においては、ステップS5において、環境音と通話音の音声信号の入力値の差が閾値以上であれば、次に、赤外線の発光を開始する(ステップS30)。なお、ステップS5において、環境音と通話音の音声信号の入力値の差が閾値未満であればステップS10に進む。
そして、赤外線の受光を開始する(ステップS31)。
そして、赤外光受光部22において、赤外線を受光できたかどうかを判定する(ステップS32)。ステップS32において、赤外線を受光できた場合には、タッチパネルの認識率を変更する(ステップS6)。
一方、赤外光受光部22において、赤外線を受光できなかった場合には、タッチパネルの認識率を初期化する(ステップS10)。
そして、通話状態が切断されたかどうかを判断し(ステップS7)、切断されていない場合には、上述したようにステップS2に戻って同様の処理を繰り返す。
一方、通話状態が切断された場合には、タッチパネルの認識率を初期化する(ステップS8)。そして、赤外線の発光を終了し(ステップS33)、さらに赤外線の受光を終了する(ステップS34)。そして、待ち受け状態に設定される(ステップ35)。
本実施の形態3においては、実施の形態1の方式と異なり、環境音と通話音の音声信号の入力値の差が閾値以上である場合に、さらに赤外線を赤外線受光部22で受光できた場合にタッチパネルの認識率を変更する。具体的には、タッチパネルの認識率を低下させるあるいはタッチパネルの認識率を0にして無効にする。
したがって、両方の条件を満たしている場合に、タッチパネルの認識率を変更することが可能である。
たとえば、実施の形態1においては、環境音と通話音の音声信号の入力値の差が閾値以上であれば、利用者が携帯端末機器に近接して利用している可能性が高いと判断して、タッチパネルの認識率を変更する方式について説明したが、利用者の携帯端末機器の利用態様によっては、利用者が携帯端末機器の一部分である通話用マイクにのみ近接している場合も想定される。
かかる場合に、赤外線発光部21および赤外線受信部22を用いて携帯端末機器全体に近接しているかどうかを判断することにより、利用者の利用状態をより確実に把握してタッチパネルの認識率を変更することが可能である。
なお、上記においては、実施の形態1に従う図3のフロー図を用いて、赤外線発光部21および赤外線受光部22をさらに利用した方式について説明したが、図3のフロー図に限られず、たとえば実施の形態2に従う図5のフロー図に適用することも当然に可能である。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
本発明の実施の形態1に従う携帯端末機器1の外観構成図である。 本発明の実施の形態1に従う携帯端末機器1の概略ブロック構成図である。 本発明の実施の形態1に従う通話時における、タッチパネルの認識率を調整するフロー図である。 キー操作中と耳に当てて通話中のときにおけるマイクに入力される入力値の差を説明する図である。 本発明の実施の形態2に従う通話時における、タッチパネルの認識率を調整するフロー図である。 本発明の実施の形態3に従う携帯端末機器1#の外観構成図である。 本発明の実施の形態3に従う携帯端末機器1#の概略ブロック構成図である。 本発明の実施の形態3に従う通話時における、タッチパネルの認識率を調整するフロー図の一部を説明する図である。
符号の説明
1,1# 携帯端末機器、10 筐体、11 通話用スピーカ、15 通話用マイク、16 発信釦、17 通話切断釦、20 タッチパネル、21 赤外光発光部、22 赤外光受光部、25 環境音取得用マイク、100 CPU、105 入力部、110 表示部、115 スピーカ、120 メモリ、135 音声入力部、140 通信部、141 アンテナ。

Claims (3)

  1. 通話機能を有する携帯端末機器であって、
    タッチパネルを使用した入力部と、
    音声が入力されて音声信号に変換する音声入力部と、
    赤外線を発光する赤外線発光部と、
    前記赤外線発光部から発光した前記赤外線の反射光を受光する赤外線受光部とを備え、
    前記音声入力部は、
    通話中の利用者の音声が入力される第1のマイクと、
    周囲の環境音が入力される第2のマイクとを含み、
    前記入力部における前記タッチパネルの認識率を調整する制御部をさらに備え、
    前記制御部は、前記第1のマイクと前記第2のマイクとの音声信号の入力値の差が所定の閾値以上であると判断した場合に、前記赤外線発光部にて前記赤外線を発光し、前記赤外線受光部にて前記赤外線の反射光を受光できた場合に前記入力部における前記タッチパネルの認識率を調整する、携帯端末機器。
  2. 前記第2のマイクは、ノイズキャンセル用のマイクに相当する、請求項1記載の携帯端末機器。
  3. 前記制御部は、前記第1のマイクと前記第2のマイクとの音声信号の入力値の差が所定の期間内において、複数回、所定の閾値以上であるかどうかを判断する、請求項1または2記載の携帯端末機器。
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