JP4705406B2 - マルチモーダル制御装置およびマルチモーダル制御方法 - Google Patents
マルチモーダル制御装置およびマルチモーダル制御方法 Download PDFInfo
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Description
マルチモーダルインタフェースを実現する仕組みとして、出願人は、「モーダル同期制御方法およびマルチモーダルインターフェイスシステム(特願2003-380980)」を提案している。この特願2003-380980に記載のモーダル同期制御方法では、複数のモーダリティで共通のコンテンツオブジェクトから要求元ブラウザのモーダリティ種別に応じたコンテンツ変換規則を適用することで、各モーダリティのコンテンツを生成しており、このことから一方のブラウザのコンテンツが変わるタイミングで、他方のブラウザのコンテンツを変えてコンテンツの同期を行うようにしている。
また、さらに、GUIの一覧性については、例えば携帯電話のWebブラウザのように画面サイズが小さい場合に、全入力項目を表示するのではなく複数ページに分解して表示するなど、モーダリティの特性に応じて異なるコンテンツ粒度のモーダリティを同期させることが可能なマルチモーダル制御方法を提供する。
本発明の請求項2に係るマルチモーダル制御装置は請求項1に記載のマルチモーダル制御装置であって、入力フォーカス管理手段が、データ入力項目に対していずれかのモーダリティからデータの入力がなされたことを検知したことに応じて、入力フォーカス項目の内容を変更することを特徴とする。
本発明の請求項3に係るマルチモーダル制御装置は請求項1または2に記載のマルチモーダル制御装置であって、ブラウザはGUIモーダリティ用ブラウザを含み、GUIモーダリティ用ブラウザに対して、入力フォーカス位置に対応するデータ入力項目を明示するコンテンツを生成することを特徴とする。
本発明の請求項4に係るマルチモーダル制御装置は請求項3に記載のマルチモーダル制御装置であって、GUIモーダリティ用ブラウザに対して、途中入力結果のデータを入力フォームに埋め込むことを特徴とする。
本発明の請求項5に係るマルチモーダル制御装置は請求項1〜4に記載のマルチモーダル制御装置であって、複数のデータ入力項目から構成されるドキュメントデータから各ブラウザ用のコンテンツを生成する際に、データ入力項目毎に一意な文字列を生成し、各モーダリティに共通する入力用識別子として文字列を設定することを特徴とする。
本発明の請求項6に係るマルチモーダル制御制御は請求項1〜5のいずれかに記載のマルチモーダル制御装置であって、複数のデータ入力項目から構成されるドキュメントデータは、データ入力項目毎にモーダリティ種別に応じたコンテンツが定義された定義ファイルを備え、各モーダリティ種別および入力フォーカス項目に応じて、定義ファイルから該当するデータ入力項目に対応した各モーダリティ用コンテンツを読み出すことを特徴とする。
本発明の請求項7に係るマルチモーダル制御装置は請求項1〜5のいずれかに記載のマルチモーダル制御装置であって、データ入力項目への途中入力の結果データをマルチモーダル制御手段に通知するためのプログラムが埋め込まれたコンテンツを生成することを特徴とする。プログラムは、JavaScript(Javaは登録商標)やVBScript、Javaアプレット(Javaは登録商標)、ActiveXコントロールなど、実行する環境に応じたものを使用する。
本発明の請求項8に係るマルチモーダル制御装置は、モーダリティの種別に応じたコンテンツを解釈してユーザとインタラクションを行うブラウザをモーダリティ種別ごとに備え、複数のデータ入力項目から構成されるドキュメントデータから各モーダリティの特性に応じたデータ入力項目範囲で現在の入力対象である入力フォーカス項目を含んだコンテンツを生成して各ブラウザに出力するマルチモーダル制御装置であって、前記ドキュメントデータ内の入力フォーカス項目を管理する入力フォーカス管理手段と、モーダリティの種別毎に定義されたデータ入力項目範囲と前記入力フォーカス項目に基づいて、前記ドキュメント内のコンテンツ生成範囲を決定する生成範囲管理手段と、前記コンテンツ生成範囲に基づいて、前記ドキュメントデータからコンテンツを生成するコンテンツ生成手段と、前記生成されたコンテンツを対応するブラウザに送信するコンテンツ送信手段と、を備え、前記入力フォーカス管理手段は、ブラウザからの入力結果登録要求および入力フォーカス移動要求に応じて、入力フォーカスを遷移させ、前記コンテンツ生成手段は、前記ドキュメントデータに基づき、GUIモーダリティ用ブラウザに対して前記ドキュメントデータ内の全入力項目を含んだコンテンツを生成すると共に、前記GUIモーダリティ用ブラウザと同期する音声入出力用のブラウザに対して現在の入力フォーカスに対応する入力項目のみを切り出したコンテンツを生成することを特徴とする。
本発明の請求項9に係るマルチモーダル制御方法は、モーダリティの種別に応じたコンテンツを解釈してユーザとインタラクションを行うブラウザをモーダリティ種別ごとに備え、複数のデータ入力項目から構成されるドキュメントデータから各モーダリティの特性に応じたデータ入力項目範囲で現在の入力対象である入力フォーカス項目を含んだコンテンツを生成して各ブラウザに出力するマルチモーダル制御方法であって、前記ドキュメントデータ内の入力フォーカス項目を管理する入力フォーカス管理ステップと、前記モーダリティの種別に応じて、前記ドキュメントデータから前記入力フォーカス項目を含むデータ入力項目範囲でコンテンツを生成するコンテンツ生成ステップと、前記生成されたコンテンツを対応するブラウザに送信するコンテンツ送信ステップと、を含み、前記入力フォーカス管理ステップは、ブラウザからの入力結果登録要求および入力フォーカス移動要求に応じて、入力フォーカスを遷移させ、前記コンテンツ生成ステップは、前記ドキュメントデータに基づき、GUIモーダリティ用ブラウザに対して前記ドキュメントデータ内の全入力項目を含んだコンテンツを生成すると共に、前記GUIモーダリティ用ブラウザと同期する音声入出力用のブラウザに対して現在の入力フォーカスに対応する入力項目のみを切り出したコンテンツを生成することを特徴とする。
〔第1実施形態〕
図1は、本発明の第1実施例形態に係るマルチモーダル制御装置の全体構成である。
本発明に係るマルチモーダル制御装置は、たとえば、HTMLブラウザおよびVXMLブラウザなどのモーダリティ毎のブラウザおよびマルチモーダル制御部、ドキュメントデータベースから構成される。
ドキュメントデータベース32は複数のドキュメントの管理を行うものであり、データベースシステムもしくは一般的なファイルシステム等で実現することができる。このような1つのデータベースシステムまたはファイルシステムに代えて、ネットワーク上のWebアプリケーションから動的に生成されたドキュメントをHTTP経由で取得するような構成とすることもでき、他モジュールが生成するメモリ上のオブジェクトを取得してドキュメントとすることも可能である。
モーダル管理部21は、複数のブラウザが同期していることを管理するものであり、同期ID、ブラウザ識別子、モーダル名の各項目で構成される同期管理テーブルを管理している。
ステップS10では、処理受付部22によりブラウザからの処理要求を受け付ける。前述したように、ブラウザから送信される処理要求は、新規ドキュメント取得要求、途中入力結果登録要求、入力フォーカス移動要求、結果データ登録要求のいずれかであり、処理要求の如何により、ステップS11〜S14に分岐する。
ステップS21では、処理受付部22が受け付けた処理要求に基づいて内部データオブジェクトを生成し、ドキュメント名を登録して内部データオブジェクト格納部25に格納する。
ステップS22では、入力フォーカス管理部23により、入力フォーカス位置フィールドを初期値に設定する。この場合、ドキュメント中に含まれる複数の入力項目のうち、最初の入力項目が選択されるように設定する。あるいは、デフォルトの入力準位を設定可能としておき、デフォルトの入力順位が設定されている場合は、ドキュメント中に含まれる複数の入力項目のうち、デフォルトの入力順位に対応する入力項目が選択されるように設定するようにしてもよい。
初期状態の内部データオブジェクトの例を図8に示す。
ドキュメント名には、ドキュメントデータベースに格納されているドキュメントを特定する識別情報が格納される。図8の例では、ドキュメントのファイル名‘sheet1.xml’が格納されている。入力フォーカスには、現在の入力順位を表す数字が格納される。図8の例では、初期状態のため’1’が格納されている。入力データには、入力項目に対して各モーダリティから入力された入力内容が、入力項目を識別する情報と対応づけられて格納される。図8の例では、初期状態のため、空白となっている。
ここでは、ドキュメント名=’sheet1.xml’であり、XML(eXtensible Markup Language)で記述されたドキュメントの例を示す。図9の例は、設備点検項目の一例を示しており、点検の際のチェック項目として、”傷は無いか?”、”磨耗は無いか?”、”ポンプ圧は正常か?”で識別される3項目が存在することが、itemタグにて記述されている。この3項目は、ドキュメント中に含まれるデータ入力項目に該当する。また、図9の例では、inputタグにて、各入力項目に入力されるべき内容を記述している。具体的には、”傷は無いか?”と”磨耗は無いか?”については、”有”あるいは”無”が入力されるべき内容として設定されており、さらに、音声モーダリティ等から”あり”あるいは”ある”と入力された場合に”有”が入力されたと認識し、”なし”あるいは”ない”が入力された場合に”無”が入力されたと認識することが記述されている。また、”ポンプ圧は正常か?”については、”正常”あるいは”異常”が入力されるべき内容として設定されており、さらに、音声モーダリティ等から”せいじょう”が入力された場合に”正常”が入力されたと認識し、”いじょう”が入力された場合に”異常”が入力されたと認識することが記述されている。
ステップS31では、処理受付部22が受け付けた処理要求に基づいて、入力データ管理部24が項目IDとその値を取り出して、内部データオブジェクトの入力データフィールドに項目IDとその値を登録する。たとえば、VXMLブラウザ11に対して、図11に示すようなコンテンツを生成し、図12(b)に示すような対話を行って、その結果をHTMLブラウザ11に反映させる場合を考える。この場合、「傷は無いか?」の項目ID’id1’に対する入力データは、「無」であり、このような途中入力結果登録要求がVXMLブラウザ11から送信されてくる。入力データ管理部24は、このような途中入力結果登録要求に基づいて、内部データオブジェクト格納部25を更新し、図13に示すように、内部データオブジェクトの入力データ項目の値を「id1=無」とする。
ステップS33では、コンテンツ生成部26は、各モーダリティに対応するコンテンツを生成する。ここでは、途中入力結果登録要求に基づく入力データが反映されたコンテンツを生成することとなる。たとえば、HTMLブラウザ10に対するコンテンツとして、図13の内部データオブジェクトの内容が反映されたものを図14に示す。ここでは、入力項目’id1’に対して「無」のデータが入力された旨を示す’checked’タグが記述され、フォーカス位置フィールドの値に基づいて、2番目の入力項目’id2’"摩耗は無いか"の背景色が変更されている。
ステップS34では、コンテンツ送信部27により、各ブラウザに対して対応するコンテンツを送信する。この結果、前述した例では、HTMLブラウザ10に対しては、図16(a)に示すように、「傷は無いか?」の入力項目に入力データが反映され、2つの入力項目の背景色が変更されたコンテンツが送信される。また、VXMLブラウザ11に対して、「磨耗はないか?」の音声出力がなされ、これに対する回答を音声入力することにより、図16(b)に示すような対話が行われる。
ステップS41では、入力フォーカス管理部23は、処理受付部22により受け付けた処理要求から移動コマンドを取り出す。HTMLブラウザ10の場合には、コンテンツ中に入力フォーカスを移動させるためのボタンを生成しておき、これがマウスなどのポインティングデバイスによりクリックされた場合に入力フォーカス位置移動要求を発生するように構成できる。また、ユーザ端末に表示されるコンテンツ中の入力項目位置がマウスなどのポインティングデバイスにより直接クリックされた場合に、フォーカス位置移動要求を発生するように構成できる。VXMLブラウザ11では、「上」、「下」、「右」「左」などのフォーカス位置の移動を指示する音声を認識した場合や、入力項目を直接指定する音声を認識した場合に、これらの指示に対応するフォーカス位置移動要求を発生するように構成できる。
ステップS42では、入力フォーカス管理部23は、内部データオブジェクトの入力フォーカス位置フィールドの値をインクリメントする。
入力フォーカス管理部23は、入力フォーカス位置の移動コマンドが前項目への移動要求であると判断した場合には、ステップS43に移行する。
入力フォーカス管理部23は、入力フォーカス位置の移動コマンドが入力項目位置を直接指定する移動要求であると判断した場合には、ステップS44に移行する。
ステップS44では、入力フォーカス管理部23は、内部データオブジェクトの入力フォーカス位置フィールドの値を指定された値にセットする。
図2のフローチャートにおいて、ブラウザからの処理要求が結果データ登録要求処理である場合には、ステップS14に移行する。ここでは、入力データ管理部24により結果データ登録要求処理を実行する。ここでの結果データ登録要求処理のフローチャートを図6に示す。
ステップS52では、入力データ管理部24は、処理要求から取り出した結果データを結果データファイル31やその他のデータベースなどに書き出す。
ステップS53では、入力データ管理部24は、内部データオブジェクトを削除する。
前述した各工程において、内部データオブジェクト格納部25に格納された内部データオブジェクトは、コンテンツ生成部26によって、各ブラウザに対応するコンテンツに変換されてコンテンツ送信部27を介して送信される。各ブラウザに対応するコンテンツ生成処理を図7のフローチャートに基づいて説明する。ここで、図7(a)は、HTMLブラウザ10に対するコンテンツ生成工程であり、図7(b)は、VXMLブラウザ11に対するコンテンツ生成工程である。
ステップS62では、コンテンツ生成部26は、各入力項目にユニークな項目IDを生成し、ドキュメント全体をHTMLコンテンツに変換する。ここで、入力フォーカス管理部23により管理される入力フォーカス位置に基づいて、現在の入力項目の背景色を変更し、入力データ結果に対応する入力項目のINPUT属性に’checked’を挿入することにより、現在の入力項目を明示し、入力済みの結果データをブラウザ上で表示することができる。
ステップS72では、コンテンツ生成部26は、各入力項目にユニークな項目IDを生成し、入力フォーカスに対応する入力項目のみをVXMLコンテンツに変換する。このことにより、VXMLブラウザ11に送信されるコンテンツの粒度を細分化して、ブラウザに適した粒度でのコンテンツ再生を実現することができる。
また、上述の実施例では、ドキュメントデータから各モーダリティに対応するコンテンツへ変換する際に、ドキュメントデータの各入力項目に対してユニークな項目IDを自動的に生成するようにしているが、ドキュメントデータに各入力項目毎に項目IDを設定しておく構成としてもよい。
〔第2実施形態〕
図22は、本発明の第2実施例形態に係るマルチモーダル制御装置の全体構成である。
この第2実施形態においても、HTMLブラウザ10、VXMLブラウザ11の2つのブラウザを備えている。
第1実施形態では、XMLにより記述されたドキュメントから入力フォーカスに応じて動的にコンテンツ変換していたのに対して、この第2実施形態では、HTMLコンテンツと細分化されたVXMLコンテンツのそれぞれのコンテンツを予めJSP(Java Server Pages)として用意しておき、入力フォーカスに応じて適切なJSPからコンテンツ生成してブラウザに送信する構成を示す。
HTML1.jspの例を図25A〜図25Bに示す。また、VXML1.jspの例を図11に示す。図25A〜図25Bでは、内部データオブジェクト内の入力フォーカスと途中入力結果をHTMLコンテンツに反映させるためのJavaプログラムが記述されている。
この第2実施形態におけるマルチモーダル制御部のフローチャートは、第1実施形態とほぼ同様である。ただし、第1実施形態ではドキュメント名を内部データオブジェクトに登録し、コンテンツ生成部26がそれを読み出してコンテンツ変換するのに対して、第2実施形態ではドキュメント定義ファイル名を内部データオブジェクトに登録し、コンテンツ生成部26がそれを読み出し、定義にしたがって該当するJSPファイル名を抽出し、JSPに処理を依頼することでコンテンツを生成して各ブラウザに送信する。図23に第2実施形態における内部データオブジェクトの例を示す。
ステップS81では、コンテンツ生成部26は、内部データオブジェクトに登録されたドキュメント定義ファイルを読み出す。
ステップS83では、JSPが内部データオブジェクトを参照し、現在の入力フォーカス位置に背景色を挿入するとともに、入力済み項目についてINPUT属性としてcheckedを挿入して、HTMLコンテンツを生成する。
ステップS92では、コンテンツ生成部26は、入力項目の数が内部データオブジェクトの入力フォーカスに一致するitem要素を抽出し、model属性がVXMLであるitemの値をVXML用JSPファイルとして取り出して、JSPに処理を依頼する(内部データオブジェクトをJSPに渡す)。
〔第3実施形態〕
本発明の第3実施形態に係るマルチモーダル制御装置の全体構成を図27に示す。
この第3実施形態では、入力項目を1つ1つに細分化するコンテンツと全項目を含むコンテンツの2者択一ではなく、中間の粒度のコンテンツ生成を許す実施例を示す。
ステップS101では、処理受付部22によりブラウザからの処理要求を受け付ける。ここで、ブラウザから送信される処理要求は、新規ドキュメント取得要求、途中入力結果登録要求、入力フォーカス移動要求、結果データ登録要求に加えて、ページ移動要求があり、処理要求の如何により、ステップS102〜S106に分岐する。
ステップS111では、処理受付部22が受け付けた処理要求に基づいて内部データオブジェクトを生成し、ドキュメント名を登録して内部データオブジェクト格納部25に格納する。
ステップS113では、粒度管理部28がコンテンツ粒度定義ファイル34に基づいて、各モーダリティの入力項目範囲を以下のように設定する。
(1)粒度がALLの場合の入力項目範囲:[入力フォーカス位置]から[入力項目数]
(2)粒度が1の場合の入力項目範囲:[入力フォーカス位置]
(3)粒度がALLでも1でもない場合の入力項目範囲:[入力フォーカス位置]から[入力フォーカス位置+粒度定義数―1](ただし、入力項目数を超えた場合は入力項目数を最大値とする)
ステップS114では、粒度管理部34により設定されたモーダリティごとのコンテンツ粒度により、コンテンツ生成部26が各モーダリティに応じたコンテンツを生成する。ここでは、第1実施形態と同様にして、処理受付部22で受け付けた処理要求に基づいて、コンテンツ生成部26はドキュメントデータベース32から該当するドキュメントを呼び出して、各ブラウザに対応するコンテンツに変換する。
ステップS121では、処理受付部22が受け付けた処理要求に基づいて、入力データ管理部24が項目IDとその値を取り出して、内部データオブジェクトの入力データフィールドに項目IDとその値を登録する。
ステップS123では、粒度管理部28により、入力フォーカス位置が入力項目範囲を超えたモーダリティの入力項目範囲を以下のように更新する。
・ 粒度が1の場合の入力項目範囲:[入力フォーカス位置]
(2)粒度が1でもALLでもない場合の入力項目範囲:[入力フォーカス位置]から[入力フォーカス位置+粒度定義数―1](ただし、入力項目数を超えた場合は入力項目数を最大値とする)
ステップS124において、コンテンツ生成部26は、各モーダリティに対応するコンテンツを生成する。ここでは、途中入力結果登録要求に基づく入力データが反映されたコンテンツを生成することとなる。
図28のフローチャートにおいて、ブラウザからの処理要求が入力フォーカス位置移動要求処理である場合には、ステップS104に移行する。ステップS104では、フォーカス位置管理部23によりフォーカス位置移動要求処理を実行する。ここでのフォーカス位置移動要求処理のフローチャートを図31に示す。
ステップS132では、入力フォーカス管理部23は、内部データオブジェクトの入力フォーカス位置フィールドの値をインクリメントする。
入力フォーカス管理部23は、入力フォーカス位置の移動コマンドが前項目への移動要求であると判断した場合には、ステップS133に移行する。
入力フォーカス管理部23は、入力フォーカス位置の移動コマンドが入力項目位置を直接指定する移動要求であると判断した場合には、ステップS134に移行する。
ステップS134では、入力フォーカス管理部23は、内部データオブジェクトの入力フォーカス位置フィールドの値を指定された値にセットする。
(1)粒度が1の場合の入力項目範囲:[入力フォーカス位置]
(2)粒度が1でもALLでもない場合の入力項目範囲:[入力フォーカス位置]から[入力フォーカス位置+粒度定義数―1](ただし、入力項目数を超えた場合は入力項目数を最大値とする)
ステップS136では、コンテンツ生成部26は、各モーダリティに対応するコンテンツを生成する。前述と同様に、HTMLブラウザ10に対しては、一覧性を保持したまま、現在の入力項目(入力フォーカス位置)の背景色を変更したコンテンツとすることができ、また、VXMLブラウザ11に対しては、コンテンツ粒度を細分化して、入力項目ごとにコンテンツを生成するように構成できる。
図30のフローチャートにおいて、ブラウザからの処理要求が結果データ登録要求処理である場合には、ステップS105に移行する。ここでは、入力データ管理部24により結果データ登録要求処理を実行する。ここでの結果データ登録要求処理は、第1実施形態の図6と同様であり、説明を省略する。
ステップS141では、粒度管理部28は、処理受付部22により受け付けた処理要求からページ移動に関する移動コマンドを取り出す。ドキュメントに対する粒度が1でもALLでもないようなモーダリティの場合、複数の入力項目を含むページにドキュメントを分割してコンテンツを表示することとなる。したがって、ブラウザに表示されるコンテンツに、次ページに移動するためのボタン、前ページに移動するためのボタンなどを設けて、これらのボタンをマウスなどのポインティングデバイスを用いてクリックすることによって、ページ移動要求を生成するように構成することができる。たとえば、携帯電話やPDAなどの携帯情報端末で閲覧可能なWebページを作成するための記述言語である CHTML(Compact HTML)によるコンテンツを表示する場合に、表示画面が小型であることから、ドキュメントを複数のページに分割して表示する必要がある。このような場合に、たとえば、図35に示すように、次ページを指示するための「次へ」ボタン、前ページを指示するための「前へ」ボタンを設けておき、これらのボタンが操作されることによりページ移動要求を生成するように構成できる。
ステップS142では、粒度管理部28により、ページ移動要求の要求元であるモーダリティの入力項目範囲を更新する。ここでも、以下の規則が適用される。
(1)粒度が1の場合の入力項目範囲:[入力フォーカス位置+1]
(2)粒度が1でもALLでもない場合の入力項目範囲:[入力項目範囲の最大値+1]から[入力項目範囲の最大値+粒度定義数―1](ただし、入力項目数を超えた場合は入力項目数を最大値とする)
ステップS143では、入力フォーカス管理部23により、ページ移動要求の要求元であるモーダリティの入力項目範囲の最小値に入力フォーカス位置を設定する。入力フォーカス位置をページ移動に応じて変更しない場合には、ページ移動要求の要求元であるモーダリティにおいて、現在の入力フォーカス位置である入力項目が表示されないという場合が生じることとなるが、このように、入力フォーカス位置を同時に変更することにより、新たなページでの入力が容易となる。
ステップS144では、粒度管理部28により、ページ移動要求の要求元であるモーダリティの入力項目範囲を更新する。ここでは、以下の規則が適用される。
(1)粒度が1の場合の入力項目範囲:[入力フォーカス位置―1]
(2)粒度が1でもALLでもない場合の入力項目範囲:[入力項目範囲の最小値―粒度定義数]から[入力項目範囲の最小値―1]
ステップS145では、入力フォーカス管理部23により、ページ移動要求の要求元であるモーダリティの入力項目範囲の最大値に入力フォーカス位置を設定する。この場合も、入力フォーカス位置をページ移動に応じて変更することにより、ページ移動要求の要求元であるモーダリティにおいて、現在の入力フォーカス位置を常に表示して新たなページでの入力を容易にする。
・ 粒度が1の場合の入力項目範囲:[入力フォーカス位置]
(2)粒度が1でもALLでもない場合の入力項目範囲:[入力フォーカス位置]から[入力フォーカス位置+粒度定義数―1](ただし、入力項目数を超えた場合は入力項目数が最大値となる)
ステップS147では、コンテンツ生成部26が、各モーダリティに応じたコンテンツを生成する。
HTMLブラウザ10およびVXMLブラウザ11によるコンテンツ生成処理は、第1実施形態と同様であり、ここではその説明を省略する。
CHTMLブラウザ12に対するコンテンツを生成する処理を図33のフローチャートに基づいて説明する。
ステップS152において、コンテンツ生成部26は、各入力項目にユニークな項目IDを生成し、コンテンツ粒度定義ファイル34に定義されているCHTMLの入力項目範囲の入力項目をCHTMLコンテンツに変換する。このとき、ページ移動要求の指示入力を受け付けるために、最初のページには「次へ」ボタン(リンク)を挿入し、途中のページには「前へ」、「次へ」ボタン(リンク)を挿入し、最終ページには「前へ」ボタン(リンク)と「submit」ボタンを挿入する。また、それまでに入力された別ページの入力データをhidden属性のINPUTタグとして挿入することにより、「submit」が指示された場合に、それまでに入力された入力データがすべて結果データとして送信されることとなる。
(付記1)
モーダリティの種別に応じたコンテンツを解釈してユーザとインタラクションを行うブラウザをモーダリティ種別ごとに備え、複数のデータ入力項目から構成されるドキュメントデータから各モーダリティの特性に応じたデータ入力項目範囲で現在の入力対象である入力フォーカス項目を含んだコンテンツを生成して各ブラウザに出力するマルチモーダル制御装置であって、
前記ドキュメントデータ内の入力フォーカス項目を管理する入力フォーカス管理手段と、
前記モーダリティの種別に応じて、前記ドキュメントデータから前記入力フォーカス項目を含むデータ入力項目範囲でコンテンツを生成するコンテンツ生成手段と、
前記生成されたコンテンツを対応するブラウザに送信するコンテンツ送信手段と、
を備えることを特徴とするマルチモーダル制御装置。
(付記2)
前記入力フォーカス管理手段は、データ入力項目に対して前記いずれかのモーダリティからデータの入力がなされたことを検知したことに応じて、入力フォーカス項目の内容を変更することを特徴とする付記1に記載のマルチモーダル制御装置。
(付記3)
前記コンテンツ生成手段において、データ入力項目範囲が1であるモーダリティに対するコンテンツに対して、前記複数のデータ入力項目に対するデータの入力が完了した後に、当該入力データの送信を確認するためのコンテンツを生成することを特徴とする付記2に記載のマルチモーダル制御装置。
(付記4)
前記コンテンツ生成手段は、さらに、送信を確認するためのコンテンツに、前記入力されたデータの内容を送信データとして設定したコンテンツを生成することを特徴とする付記3に記載のマルチモーダル制御装置。
(付記5)
前記ブラウザはGUIモーダリティ用ブラウザを含み、前記GUIモーダリティ用ブラウザに対して、入力フォーカス位置に対応するデータ入力項目を明示するコンテンツを生成することを特徴とする付記1に記載のマルチモーダル制御装置。
(付記6)
前記GUIモーダリティ用ブラウザに対して、途中入力結果のデータを初期値として入力フォームに埋め込むことを特徴とする付記5に記載のマルチモーダル制御装置。
(付記7)
複数のデータ入力項目から構成されるドキュメントデータから各ブラウザ用のコンテンツを生成する際に、データ入力項目毎に一意な文字列を生成し、各モーダリティに共通する入力用識別子として前記文字列を設定することを特徴とする付記1〜6のいずれかに記載のコンテンツ生成手段
(付記8)
前記複数のデータ入力項目から構成されるドキュメントデータは、データ入力項目毎にモーダリティ種別に応じたコンテンツが定義された定義ファイルを備え、各モーダリティ種別および入力フォーカス項目に応じて、前記定義ファイルから該当するデータ入力項目に対応した各モーダリティ用コンテンツを読み出すことを特徴とする付記1〜7のいずれかに記載のマルチモーダル制御装置。
(付記9)
前記データ入力項目への途中入力の結果データを前記マルチモーダル制御手段に通知するためのプログラムが埋め込まれたコンテンツを生成することを特徴とする付記1〜8のいずれかに記載のマルチモーダル制御装置。
(付記10)
入力フォーカス項目の移動を検出して入力フォーカス項目の移動情報を前記マルチモーダル制御手段に通知するためのプログラムが埋め込まれたコンテンツを生成することを特徴とする付記1〜9のいずれかに記載のマルチモーダル制御装置。プログラムは、JavaScript(Javaは登録商標)やVBScript、Javaアプレット(Javaは登録商標)、ActiveXコントロールなど、実行する環境に応じたものを使用する。
(付記11)
モーダリティの種別に応じたコンテンツを解釈してユーザとインタラクションを行うブラウザをモーダリティ種別ごとに備え、複数のデータ入力項目から構成されるドキュメントデータから各モーダリティの特性に応じたデータ入力項目範囲で現在の入力対象である入力フォーカス項目を含んだコンテンツを生成して各ブラウザに出力するマルチモーダル制御装置であって、
前記ドキュメントデータ内の入力フォーカス項目を管理する入力フォーカス管理手段と、
モーダリティの種別毎に定義されたデータ入力項目範囲と前記入力フォーカス項目に基づいて、前記ドキュメント内のコンテンツ生成範囲を決定する生成範囲管理手段と、
前記コンテンツ生成範囲に基づいて、前記ドキュメントデータからコンテンツを生成するコンテンツ生成手段と、
前記生成されたコンテンツを対応するブラウザに送信するコンテンツ送信手段と、
を備えることを特徴とするマルチモーダル制御装置。
(付記12)
モーダリティの種別に応じたコンテンツを解釈してユーザとインタラクションを行うブラウザをモーダリティ種別ごとに備え、複数のデータ入力項目から構成されるドキュメントデータから各モーダリティの特性に応じたデータ入力項目範囲で現在の入力対象である入力フォーカス項目を含んだコンテンツを生成して各ブラウザに出力するマルチモーダル制御方法であって、
前記ドキュメントデータ内の入力フォーカス項目を管理するステップと、
前記モーダリティの種別に応じて、前記ドキュメントデータから前記入力フォーカス項目を含むデータ入力項目範囲でコンテンツを生成するステップと、
前記生成されたコンテンツを対応するブラウザに送信するステップと、
を含むマルチモーダル制御方法。
(付記13)
モーダリティの種別に応じたコンテンツを解釈してユーザとインタラクションを行うブラウザをモーダリティ種別ごとに備え、複数のデータ入力項目から構成されるドキュメントデータから各モーダリティの特性に応じたデータ入力項目範囲で現在の入力対象である入力フォーカス項目を含んだコンテンツを生成して各ブラウザに出力するマルチモーダル制御方法のプログラムであって、
前記ドキュメントデータ内の入力フォーカス項目を管理するステップと、
前記モーダリティの種別に応じて、前記ドキュメントデータから前記入力フォーカス項目を含むデータ入力項目範囲でコンテンツを生成するステップと、
前記生成されたコンテンツを対応するブラウザに送信するステップと、
を含むマルチモーダル制御方法のプログラム。
Claims (10)
- モーダリティの種別に応じたコンテンツを解釈してユーザとインタラクションを行うブラウザをモーダリティ種別ごとに備え、複数のデータ入力項目から構成されるドキュメントデータから各モーダリティの特性に応じたデータ入力項目範囲で現在の入力対象である入力フォーカス項目を含んだコンテンツを生成して各ブラウザに出力するマルチモーダル制御装置であって、
前記ドキュメントデータ内の入力フォーカス項目を管理する入力フォーカス管理手段と、
前記モーダリティの種別に応じて、前記ドキュメントデータから前記入力フォーカス項目を含むデータ入力項目範囲でコンテンツを生成するコンテンツ生成手段と、
前記生成されたコンテンツを対応するブラウザに送信するコンテンツ送信手段と、を備え、
前記入力フォーカス管理手段は、ブラウザからの入力結果登録要求および入力フォーカス移動要求に応じて、入力フォーカスを遷移させ、
前記コンテンツ生成手段は、前記ドキュメントデータに基づき、GUIモーダリティ用ブラウザに対して前記ドキュメントデータ内の全入力項目を含んだコンテンツを生成すると共に、前記GUIモーダリティ用ブラウザと同期する音声入出力用のブラウザに対して現在の入力フォーカスに対応する入力項目のみを切り出したコンテンツを生成することを特徴とするマルチモーダル制御装置。 - 前記入力フォーカス管理手段は、データ入力項目に対して前記いずれかのモーダリティからデータの入力がなされたことを検知したことに応じて、入力フォーカス項目の内容を変更することを特徴とする請求項1に記載のマルチモーダル制御装置。
- 前記ブラウザはGUIモーダリティ用ブラウザを含み、前記GUIモーダリティ用ブラウザに対して、入力フォーカス位置に対応するデータ入力項目を明示するコンテンツを生成することを特徴とする請求項1または2に記載のマルチモーダル制御装置。
- 前記GUIモーダリティ用ブラウザに対して、途中入力結果のデータを入力フォームに埋め込むことを特徴とする請求項3に記載のマルチモーダル制御装置。
- 複数のデータ入力項目から構成されるドキュメントデータから各ブラウザ用のコンテンツを生成する際に、データ入力項目毎に一意な文字列を生成し、各モーダリティに共通する入力用識別子として前記文字列を設定することを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のコンテンツ生成手段。
- 前記複数のデータ入力項目から構成されるドキュメントデータは、データ入力項目毎にモーダリティ種別に応じたコンテンツが定義された定義ファイルを備え、各モーダリティ種別および入力フォーカス項目に応じて、前記定義ファイルから該当するデータ入力項目に対応した各モーダリティ用コンテンツを読み出すことを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載のマルチモーダル制御装置。
- 前記データ入力項目への途中入力の結果データを前記マルチモーダル制御手段に通知するためのプログラムが埋め込まれたコンテンツを生成することを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載のマルチモーダル制御装置。
- モーダリティの種別に応じたコンテンツを解釈してユーザとインタラクションを行うブラウザをモーダリティ種別ごとに備え、複数のデータ入力項目から構成されるドキュメントデータから各モーダリティの特性に応じたデータ入力項目範囲で現在の入力対象である入力フォーカス項目を含んだコンテンツを生成して各ブラウザに出力するマルチモーダル制御装置であって、
前記ドキュメントデータ内の入力フォーカス項目を管理する入力フォーカス管理手段と、
モーダリティの種別毎に定義されたデータ入力項目範囲と前記入力フォーカス項目に基づいて、前記ドキュメント内のコンテンツ生成範囲を決定する生成範囲管理手段と、
前記コンテンツ生成範囲に基づいて、前記ドキュメントデータからコンテンツを生成するコンテンツ生成手段と、
前記生成されたコンテンツを対応するブラウザに送信するコンテンツ送信手段と、を備え、
前記入力フォーカス管理手段は、ブラウザからの入力結果登録要求および入力フォーカス移動要求に応じて、入力フォーカスを遷移させ、
前記コンテンツ生成手段は、前記ドキュメントデータに基づき、GUIモーダリティ用ブラウザに対して前記ドキュメントデータ内の全入力項目を含んだコンテンツを生成すると共に、前記GUIモーダリティ用ブラウザと同期する音声入出力用のブラウザに対して現在の入力フォーカスに対応する入力項目のみを切り出したコンテンツを生成することを特徴とするマルチモーダル制御装置。 - モーダリティの種別に応じたコンテンツを解釈してユーザとインタラクションを行うブラウザをモーダリティ種別ごとに備え、複数のデータ入力項目から構成されるドキュメントデータから各モーダリティの特性に応じたデータ入力項目範囲で現在の入力対象である入力フォーカス項目を含んだコンテンツを生成して各ブラウザに出力するマルチモーダル制御方法であって、
前記ドキュメントデータ内の入力フォーカス項目を管理する入力フォーカス管理ステップと、
前記モーダリティの種別に応じて、前記ドキュメントデータから前記入力フォーカス項目を含むデータ入力項目範囲でコンテンツを生成するコンテンツ生成ステップと、
前記生成されたコンテンツを対応するブラウザに送信するコンテンツ送信ステップと、を含み、
前記入力フォーカス管理ステップは、ブラウザからの入力結果登録要求および入力フォーカス移動要求に応じて、入力フォーカスを遷移させ、
前記コンテンツ生成ステップは、前記ドキュメントデータに基づき、GUIモーダリティ用ブラウザに対して前記ドキュメントデータ内の全入力項目を含んだコンテンツを生成すると共に、前記GUIモーダリティ用ブラウザと同期する音声入出力用のブラウザに対して現在の入力フォーカスに対応する入力項目のみを切り出したコンテンツを生成することを特徴とするマルチモーダル制御方法。 - モーダリティの種別に応じたコンテンツを解釈してユーザとインタラクションを行うブラウザをモーダリティ種別ごとに備え、複数のデータ入力項目から構成されるドキュメントデータから各モーダリティの特性に応じたデータ入力項目範囲で現在の入力対象である入力フォーカス項目を含んだコンテンツを生成して各ブラウザに出力するマルチモーダル制御方法のプログラムであって、
前記ドキュメントデータ内の入力フォーカス項目を管理する入力フォーカス管理ステップと、
前記モーダリティの種別に応じて、前記ドキュメントデータから前記入力フォーカス項目を含むデータ入力項目範囲でコンテンツを生成するコンテンツ生成ステップと、
前記生成されたコンテンツを対応するブラウザに送信するコンテンツ送信ステップと、を含み、
前記入力フォーカス管理手段は、ブラウザからの入力結果登録要求および入力フォーカス移動要求に応じて、入力フォーカスを遷移させ、
前記コンテンツ生成手段は、前記ドキュメントデータに基づき、GUIモーダリティ用ブラウザに対して前記ドキュメントデータ内の全入力項目を含んだコンテンツを生成すると共に、前記GUIモーダリティ用ブラウザと同期する音声入出力用のブラウザに対して現在の入力フォーカスに対応する入力項目のみを切り出したコンテンツを生成することを特徴とするマルチモーダル制御方法のプログラム。
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