JP4704909B2 - 基地局装置及び基地局装置の制御方法 - Google Patents
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Description
本発明は、基地局装置及び基地局装置の制御方法に関し、特に、複数の移動局装置と所定のキャリア周波数において空間分割多重方式により多重通信を行う基地局装置及び基地局装置の制御方法に関する。
空間分割多重方式(SDMA;Space Division Multiple Access)は、同一のキャリア周波数を空間的に分割し、周波数の利用効率を高める無線通信技術である。SDMAを採用する従来の移動体通信システムでは、基地局装置にアダプティブアレーアンテナ(Adaptive Array Antenna)を設け、移動局装置毎にそれぞれ異なる指向性パターンを持つ送信ビームを形成して、各移動局装置に向けて電波を同時に送信している。基地局装置は、移動局装置に対して信号を送信する際に、アダプティブビームフォーミング(Adaptive Beamforming)により送信相手の移動局装置の方向に送信ビームを向け、アダプティブヌルステアリング(Adaptive Null Steering)により送信相手以外の移動局装置の方向に指向性パターンのヌル点を向ける制御を行う。基地局装置は、移動局装置から信号を受信する際も同様に、アダプティブビームフォーミングにより受信相手の移動局装置の方向(所望波方向)に受信ビームを向け、アダプティブヌルステアリングにより受信相手以外の移動局装置の方向(干渉波方向)に指向性パターンのヌル点を向ける。これにより、SDMA移動体通信システムは、基地局装置と移動局装置との間の通信品質を保ちつつ、同一のキャリア周波数を複数の移動局装置に同時に割り当てることにより、周波数の利用効率を高めている。
基地局装置が、既に第1の移動局装置との通信に使用中のキャリア周波数による通信チャネルを、空間多重により第2の移動局装置に対して割り当てる際、基地局装置は、第2の移動局装置との通信に用いる該通信チャネルを第2の移動局装置に通知する。第2の移動局装置は、基地局装置から通知された当該通信チャネルについてキャリアセンス(妨害波測定)を行う。キャリアセンスとは、指定された通信チャネルに、ある一定電力以上の妨害波信号が受信されているか否かを調べることをいう。通信チャネルにおいて妨害波信号が検出されると、該通信チャネルでの通信を開始することはできない。第2の移動局装置の通信品質が妨害波により劣化する可能性がある上、第2の移動局装置の通信が他の通信装置の通信を妨害する可能性もあるからである。
第1の移動局装置と当該通信チャネルで通信中の基地局装置は、アダプティブビームフォーミングにより第1の移動局装置の方向に送信ビームを向ける制御は行っているものの、第2の移動局装置を含むその他の移動局装置の方向に対して指向性パターンのヌル点を向ける制御までは行っていない。そのため、この状態で第2の移動局装置がキャリアセンスを行うと、第2の移動局装置は、基地局装置から第1の移動局装置に向けて送信される通信信号を妨害波信号として検出する。この場合キャリアセンスはパスされず、キャリアセンスをパスすることができなければ、第2の移動局装置は当該通信チャネルでの通信を拒否し、空間多重通信を開始することができない。そのため、基地局装置は、第2の移動局通信に対して通信チャネルを通知した後、第2の移動局装置が該通信チャネルについてキャリアセンスを完了するまでの間、第1の移動局装置に対する通信信号の送信を停止する必要がある。基地局装置が第2の移動局装置からの接続要求信号等から第2の移動局装置の方向を求め、該方向へのヌル制御を行う方法も考えられるが、該接続要求信号等と通信チャネルの周波数が異なる場合には第2の移動局装置に対するヌル制御の精度が悪くなり、キャリアセンスがパスしないことがあるため、第1の移動局装置に対する通信信号の送信を完全に停止する方が望ましい。
なお、下記特許文献1には、無線基地局が既に第1の端末との通信に使用中の通信チャネルで第2の端末に空間多重により収容する場合に、第2の端末に通信チャネルを指示後、第2の端末のキャリアセンスが終了するまでの期間、第1の端末への送信を停止することにより、第2の端末のキャリアセンスを確実にパスさせるための技術が開示されている。
特開2004−248001号公報
実際のSDMA移動体通信システムにおいては、移動局装置の種類によってキャリアセンスを開始するタイミング及びキャリアセンスに要する期間がさまざまに異なる。そのため、上記従来の技術では、あらゆる種類の移動局装置に対してキャリアセンスをパスさせるために、基地局装置は第1の移動局装置に対する送信停止期間をある程度長めにとる必要がある。
しかしながら、基地局装置が第1の移動局装置に対する送信を長期間停止すると、第1の移動局装置はこれをフレームエラーとして検出し、ハンドオーバを起動する可能性が出てくる。そうなると、基地局装置が第1の移動局装置との通信に使用していた通信チャネルは空きチャネルとなり、該通信チャネルにおける空間多重通信は不成立に終わる。
本発明は、上記従来の課題に鑑みてなされたものであり、空間分割多重割当時に行われるキャリアセンス処理によるフレームエラーの発生を抑制し、空間分割多重割当の成功率を上げることのできる基地局装置及び基地局装置の制御方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る基地局装置は、複数の移動局装置と所定のキャリア周波数における通信チャネルにおいて空間分割多重方式により多重通信が可能であるとともに、前記移動局装置から、前記通信チャネルにおける他の通信信号の有無に応じた多重通信の開始要求を受信し、該開始要求に応じて前記開始要求をした移動局装置に対して前記通信チャネルを割り当てる基地局装置において、前記複数の移動局装置のうち前記通信チャネルにおいて既に通信中の移動局装置に対して通信信号の断続送信を行う送信制御手段を含む、ことを特徴としている。
また、本発明に係る基地局装置の制御方法は、複数の移動局装置と所定のキャリア周波数における通信チャネルにおいて空間分割多重方式により多重通信が可能であるとともに、前記移動局装置から、前記通信チャネルにおける他の通信信号の有無に応じた多重通信の開始要求を受信し、該開始要求に応じて前記開始要求をした移動局装置に対して前記通信チャネルを割り当てる基地局装置の制御方法において、前記複数の移動局装置のうち前記通信チャネルにおいて既に通信中の移動局装置に対して通信信号の断続送信を行う、ことを特徴としている。
本発明によれば、通信信号を断続送信することにより、長時間送信が途絶える場合に比して、フレームエラーの発生が抑制される。また、送信がされない期間においてキャリアセンスを実施することができる。このため、空間分割多重割当時に行われるキャリアセンス処理によるフレームエラーの発生を抑制し、空間分割多重割当の成功率を上げることができるようになる。
また、本発明の一態様では、前記送信制御手段は、前記開始要求をした移動局装置に対して前記通信チャネルを通知後、前記複数の移動局装置のうち前記通信チャネルにおいて既に通信中の移動局装置に対して通信信号の断続送信を行う。こうすれば、通信チャネルにおいて既に通信中の移動局装置のスループットを大きく下げることなく、空間分割多重割当時に行われるキャリアセンス処理によるフレームエラーの発生を抑制し、空間分割多重割当の成功率を上げることができるようになる。
また、本発明の一態様では、複数の断続送信のパターンを記憶する送信パターン記憶手段をさらに含み、前記送信制御手段は、前記送信パターン記憶手段に記憶されるいずれかの前記断続送信のパターンを読み出すとともに、該パターンに従って、前記複数の移動局装置のうち前記通信チャネルにおいて既に通信中の移動局装置に対して通信信号の断続送信を行う。こうすれば、予め記憶された複数の断続送信パターンの中からいずれのパターンに基づいて通信チャネルに送信制御を行うことが可能となり、空間分割多重割当時に行われるキャリアセンス処理によるフレームエラーの発生を抑制し、空間分割多重割当の成功率を上げることができるようになる。
また、本発明の一態様では、前記開始要求をした移動局装置の識別情報に関連づけて、前記送信制御手段による前記断続送信のパターンを記憶する成功送信パターン記憶手段をさらに含み、前記送信制御手段は、前記開始要求をした移動局装置から再度、前記開始要求がされる場合に、該移動局装置の識別情報に関連づけて前記成功送信パターン記憶手段に記憶される前記断続送信のパターンを読み出すとともに、該パターンに従って、前記複数の移動局装置のうち前記通信チャネルにおいて既に通信中の移動局装置に対して通信信号の断続送信を行う。こうすれば、空間分割多重割当に成功した断続送信パターンが優先的に選択されるようになり、空間分割多重割当時に行われるキャリアセンス処理によるフレームエラーの発生を抑制し、空間分割多重割当の成功率を上げることができるようになる。
また、本発明の一態様では、前記送信パターンは、前記複数の移動局装置のうち前記通信チャネルにおいて既に通信中の移動局装置に対する通信信号の送信を停止するタイミング及びその送信を停止する期間を特定する情報を含む。こうすれば、移動局装置の種別に応じて最適な断続送信パターンを予め用意することが可能となり、空間分割多重割当時に行われるキャリアセンス処理によるフレームエラーの発生を抑制し、空間分割多重割当の成功率を上げることができるようになる。
また、本発明の一態様では、前記送信制御手段は、前記通信チャネルにおける通信信号の送信を一度停止した後、所定期間が経過するまで前記通信チャネルにおける通信信号の送信の停止を制限する。また、前記送信制御手段は、前記通信チャネルにおける通信信号の送信を一度停止した後、送信を開始し、再度送信を停止する際には通信信号の送信を一度停止した前記通信チャネルとは異なる通信チャネルの送信を停止するようにしてもよい。こうすれば、通信チャネルにおいて既に通信中の移動局装置のスループットを大きく下げることなく、空間分割多重割当時に行われるキャリアセンス処理によるフレームエラーの発生を抑制し、空間分割多重割当の成功率を上げることができるようになる。
また、本発明の一態様では、前記基地局装置は、前記複数の移動局装置と時分割多重方式及び空間分割多重方式により多重通信が可能であるとともに、前記開始要求をした移動局装置を除く少なくとも1つの移動局装置に既に割り当てられたいずれかのタイムスロットを、前記開始要求をした移動局装置に割り当てる多重化対象スロットとして選択する多重化対象スロット選択手段を含み、前記通信チャネルは、多重化対象スロット選択手段により選択される多重化対象スロット及び前記所定のキャリア周波数により特定される。こうすれば、時分割多重方式に加え、さらに空間分割による多重割当時に行われるキャリアセンス処理によるフレームエラーの発生を抑制し、空間分割多重割当の成功率を上げることができるようになる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1は、本発明の実施の形態に係る移動体通信システム10の構成を示す図である。同図に示すように、移動体通信システム10は、通信ネットワーク16に有線伝送路で接続される基地局装置12と基地局装置12と無線伝送路で接続される複数の移動局装置14とを含んで構成される。以下では、空間分割多重方式に加え、時分割多重方式(TDMA;Time Division Multiple Access)を採用する移動体通信システムを例にとって説明する。
図2は、基地局装置12の構成を示すブロック図である。基地局装置12は、制御部20と記憶部30と無線通信部40と有線通信部50とを含んで構成される。基地局装置12は、例えば図10(a)に示すように、所定の時間周期を有する1つのTDMAフレーム内に4つの時分割チャネルを多重し、さらに空間多重により1チャネル当たり少なくとも2つの移動局装置14からの呼を収容する。各タイムスロットでは、それぞれ同一のキャリア周波数が使用される。
図2において、アダプティブアレーアンテナ42は、無線部44に接続されている。無線部44は、送信部と受信部を備え、アダプティブアレーアンテナ42を時分割で制御して送信と受信とを切り替えている。無線部44の送信部は、アップコンバータ、電力増幅器等を備え、信号処理部46から入力された信号をベースバンド信号から無線周波数信号に変換し、送信出力レベルにまで増幅してアダプティブアレーアンテナ42に出力する。無線部44の受信部は、ローノイズ増幅器、ダウンコンバータ等を備え、アダプティブアレーアンテナ42で受信された信号を無線周波数信号からベースバンド信号に変換し、増幅して信号処理部46に出力する。
信号処理部46は、指向性パターンの形成に関する制御、即ち、無線部44から入力される空間多重された各移動局装置14からの受信信号を分離抽出して復調し回線インターフェース48に出力する。また、回線インターフェース48から入力された送信信号を変調し、所望の移動局装置14へ送信できるように空間多重用に重み付けした信号を生成して無線部44に出力する制御を行う。信号処理部46は、1つの時分割チャネルにおいて空間多重される少なくとも2つの呼による信号を並列処理する。
有線通信部50は、ISDN回線等の有線伝送路で通信ネットワーク16に接続され、また制御部20を介して信号処理部46と接続されて、複数の通信回線と信号処理部46との間で複数の信号(音声又はデータのベースバンド信号)を授受する。
制御部20は、送信制御部22、チャネル割当制御部24及び通信チャネル通知部28を含み、基地局装置12全体の制御を行う。送信制御部22は、無線部44に移動局装置14への送信を断続送信させる送信制御処理を行う。チャネル割当制御部24は、多重化スロット選択部26を含み、空間多重の対象となる呼及びタイムスロットを選択し、通信チャネルの割当を制御する。通信チャネル通知部28は、チャネル割当制御部24により決定される通信チャネルを、多重通信の接続要求をする移動局装置14に対して通知する。制御部20は、CPU及びメモリ等から構成される。
記憶部30は、送信パターン記憶部32及び成功送信パターン記憶部34を含み、送信制御部22が行う送信制御処理に使用される送信制御情報を記憶する。記憶部30は、例えば、制御部20のメモリにより構成される。
図10は、基地局装置12が、1つの時分割チャネルに2つの移動局装置14からの呼を空間多重する処理を説明する図である。図10(a)は、呼が空間多重される前の状態を示しており、スロット1に係るチャネル(チャネル1)は第1の移動局装置14(PS1)の呼1のみに、スロット2に係るチャネル(チャネル2)は第2の移動局装置14(PS2)の呼2のみにそれぞれ使用されている。各チャネルには、それぞれ所定のキャリア周波数が割り当てられている。この状態から、新規にチャネル確立要求をする第3の移動局装置14(PS3)からの呼3に対して、既に呼1が通信に使用中のチャネル1をさらに割り当てる処理を、図11に基づいて説明する。本処理により、通信チャネルの割当状態は、図10(a)から図10(b)に示す状態に変化する。以下、便宜上、多重化対象の通信チャネルにおいてすでに通信中の呼を被多重呼、該通信チャネルを新たに割り当てられる呼を多重呼と呼ぶ。
図10(a)に示す状態では、PS1は基地局装置12(CS)との間で既にチャネル1を用いて通信中である(S100)。ここで、PS3がCSに対して接続要求信号を送信すると(S102)、CSはPS3に割り当てるべき通信チャネルを決定する。図11に示す例では、チャネル割当制御部24において、PS3の呼3が多重呼として選択され、多重化対象スロット選択部26により、PS1の呼1に割り当てられたスロット1が多重化対象スロットとして選択される。通信チャネル通知部28は、多重化対象スロット選択部26により選択されたチャネル1に関する情報をPS3に通知する(S104)。具体的には、スロット1及びスロット1において使用されるキャリア周波数を含む情報が通信チャネル通知部28によりPS3に通知される。通信チャネルの通知後、CSは、送信制御部22の制御により、所定の期間、チャネル1において既に通信中のPS1に対する信号の送信を停止する(S106)。一方、PS3は、通信チャネル(チャネル1)に関する情報をCSから受信すると、該通信チャネルについてキャリアセンスを行う(S108)。PS3がキャリアセンスを行う期間中、CSはPS1への送信を停止しているため、PS3がPS1向けの送信信号を妨害波として検出することはない。
PS3は、キャリアセンスがパスすると、CSから通知された通信チャネルを使用して同期確立要求用の同期バースト信号(同期制御信号)をCSに送信する(S110)。CSは、PS3から該同期バースト信号を受信したタイミング、あるいはタイマ等で予め設定されるPS1への送信を停止後に所定期間が経過したタイミングで、PS1への送信を再開する。PS3から同期バースト信号を受信したCSは、該同期バースト信号への応答として同期バースト信号をPS3に送信する(S112)。CS及びPS3との間で同期確立されたタイミングで、多重呼である呼3のチャネル1への多重化は完了し、図10(b)に示す状態になる。次いで、PS3は、CSからの同期バースト信号を受信することにより同期確立と判断し、CSから割り当てられた通信チャネルを使用して通信信号をCSへ送信する(S114)。この通信信号は、アイドル信号であってもよく、あるいは音声やデータ等の有意な信号であってもよい。CSも同様に、当該通信チャネルを使用して通信信号をPS3に送信する(S116)。
前述の通り、実際のSDMA移動体通信システムにおいては、移動局装置の種類によってキャリアセンスを開始するタイミング及びキャリアセンスに要する期間がさまざまに異なる。図5は、移動局装置の種別毎に、通信チャネルの通知を受けてからキャリアセンスを開始するまでのフレーム数(フレーム周期は5ミリ秒)及びキャリアセンスの実施に要するフレーム数を示している。同図によれば、例えば、PS1については、通信チャネルの通知を受けてからキャリアセンス開始までのフレーム数が2、キャリアセンスの実施に要するフレーム数が5であり、一方、PS13については、キャリアセンス開始までのフレーム数が22、キャリアセンスの実施に要するフレーム数が8であり、これらの例からも移動局装置種別によってキャリアセンスを開始するタイミング及びキャリアセンスに要する期間が大きく異なることが分かる。このため、従来のシステムでは、あらゆる移動局装置に対して確実にキャリアセンスをパスさせるために、CSにおいてかなり長めの送信停止時間をとる必要があった。そうすると、必ず1回の送信停止でキャリアセンスをパスされることは可能であるが、逆に、キャリアセンスのパスを優先して送信停止時間を長くし過ぎると、今度は送信を停止された移動局装置側が、本来送信されてくるべきCSからの信号がないためにこれをフレームエラーとして検出し、ハンドオーバを起動する可能性が出てくる。そうすると結局、1つの通信チャネルに複数の移動局装置の呼を空間多重することができなくなる。
そこで、本実施の形態に係る基地局装置12では、図5に示す送信停止時間1乃至3のように、各送信停止時間を短くすることで被多重呼に係る移動局装置14におけるフレームエラーの発生を抑制しつつ、さまざまパターンで断続送信を繰り返すことによりいずれかのタイミングで呼に空間多重を成立させるようにしている。すなわち、本実施の形態に係る送信制御部22は、多重呼に係る移動局装置14に多重化対象の通信チャネルを通知後、該通信チャネルにおいて既に通信中の被多重呼に係る移動局装置に対して通信信号の断続送信を行う。こうすれば、キャリアセンスのタイミングと送信停止のタイミングとがなかなか一致しないことによりキャリアセンスがパスしない確率は増加する反面、フレームエラーレートの上昇を抑制することが可能となり、ハンドオーバの起動を防止することができる。
また、送信制御部22は、送信パターン記憶部32に記憶されるいずれかの断続送信のパターンを読み出すとともに、該パターンに従って、被多重呼に係る移動局装置に対して通信信号の断続送信を行ってもよい。図3は、送信パターン記憶部32の例を示す図である。送信パターン記憶部32は、例えば同図に示すように、送信パターン番号にそれぞれ関連づけて複数の断続送信のパターンを記憶する。断続送信パターンに、例えば、多重呼に係る移動局装置14に通信チャネルを通知後の、被多重呼に係る移動局装置14に対する通信信号の送信を停止するまでのフレーム数、及びその送信を停止する期間を特定する情報を含むようにしてもよい。
また、多重通信の開始要求をした移動局装置14、すなわち、キャリアセンスをパスした移動局装置14の断続送信のパターンを、該移動局装置14の識別情報に関連づけて成功送信パターン記憶部34に記憶させてもよい。そして、該移動局装置14から再度、多重通信の開始要求がされる場合に、該移動局装置14の識別情報に関連づけて成功送信パターン記憶部34から断続送信のパターンを読み出すとともに、該パターンに従って、多重化対象の通信チャネルで通信中の移動局装置に対して通信信号の断続送信を行うようにしてもよい。図4は、成功送信パターン記憶部34の例を示す図である。同図に示すように、成功送信パターン記憶部34は、移動局装置14の識別情報に関連づけて断続送信のパターンを記憶する。また、成功送信パターン記憶部34は、移動局装置14の識別情報に関連づけて、送信パターン記憶部32における送信パターン番号を記憶するようにしてもよい。
次に、図6乃至9に基づいて、本実施の形態に係る呼の空間多重処理を説明する。図6は、図10(a)に示す状態において、基地局装置12が、通信に使用中の通信チャネルを多重呼に多重割当する代表的なケースを示している。図6(a)は、新規にチャネル確立を要求する呼3に、呼1が使用中のチャネル1を割り当てるケースを示す。同図(b)は、呼3が新規にチャネル確立を要求してきた際、チャネル1を使用中の呼1に対して呼2が使用中のチャネル2を多重割当した後に、呼3に空きチャネル1を割り当てるケースを示す。同図(c)は、呼1が使用中のチャネル1における通信品質が劣化したため、呼1に対して呼2が使用中の通信品質のよいチャネル2を多重割当するケースを示す。
以下、図7乃至9において、図11における処理と実質的に同一の処理については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
図7は、呼3をチャネル1に空間多重する処理のシーケンス図である。本処理により、通信チャネルの割当状態は、図10(a)から同図(b)(又は図6(a))に示す状態に変化する。図7に示す処理は、図11にて説明した処理におけるPS1への送信停止処理(S106)及びキャリアセンス処理(S108)を除いて同一の処理である。図7に示す処理では、CSがPS3にチャネル1に関する情報を通知した後(S104)、送信制御部22は、送信パターン記憶部32に記憶されるいずれかの断続送信のパターンを読み出し、該パターンに従って、PS1に対して通信信号の断続送信を行う(S200,S202)。例えば、送信制御部22が、図3に示される送信パターン記憶部32から送信パターン1を読み出した場合、S104の処理の後、1フレーム周期はPS1への送信を継続し、その後8フレーム周期の期間はPS1への送信を停止する(S200)。その後、送信制御部22はPS1への送信を再開する(S202)。このとき、PS3は、PS1への送信が再開されたS202のタイミングにおいてキャリアセンスを実施しており、CSからPS1への送信信号を妨害波として検出する(S204)。その結果、キャリアセンスをパスすることはできず、PS3はCSに対し多重通信の開始を要求することができない。
タイマ等により予め設定される所定時間を経過した後もPS3からの多重通信開始要求を受信できない場合、CSはPS3のキャリアセンスが失敗したものと判断する。この場合、PS1への断続送信のパターンを変えて上記と同様の処理をリトライする。この際、PS1への送信停止を繰り返すと、PS1にてフレームエラーレートが上昇し、ハンドオーバが起動される可能性がある。そこで、PS1におけるフレームエラーの発生を抑制するために、一度送信停止した後は所定時間が経過するまで送信停止を制限するようにしてもよい。
PS3のキャリアセンスをパスさせるために、PS1への通信信号の送信を再び停止する場合、CSの通信チャネル通知部28は、PS3に対してチャネル1に関する情報を通知する(S104)。その後、送信制御部22は、再度、送信パターン記憶部32からいずれかの断続送信のパターンを読み出し、該パターンに従って、PS1に対して通信信号の断続送信を行う(S206,S208)。例えば、送信制御部22が、図3に示される送信パターン記憶部32から送信パターン2を読み出した場合、S104の処理の後、12フレーム周期はPS1への送信を継続し(S206)、その後6フレーム周期の期間PS1への送信を停止する(S208)。そして、その後送信制御部22はPS1への送信を再開する。このとき、PS3は、PS1への送信が停止されたS208のタイミングにおいてキャリアセンスを実施しているため、CSからPS1への送信信号を検出しない(S210)。したがって、キャリアセンスに成功する。キャリアセンスをパスすると、PS3はCSと同期確立し(S110,S112)、通信信号の送受信を開始する(S114,S116)。もし仮に、S210においてPS3のキャリアセンスが再び失敗したとすると、CSは、PS3がキャリアセンスをパスするまで、PS1への断続送信のパターンを変更しながら同様の処理を繰り返す。
なお、上記処理シーケンスでは、PS1に対して送信停止を繰り返す例を示したが、PS1におけるフレームエラーの発生を抑えるために、キャリアセンスが失敗した後に多重化対象スロットを変更するなどして、同じタイムスロットにおける呼に対して送信停止が繰り返されないようにしてもよい。たとえば、図7においてS204のキャリアセンスを実施し、CSがPS3のキャリアセンスが失敗したと判断したならば、所定時間経過後、CSの通信チャネル通知部28はPS3に対しS104のLCH割当においてチャネル2に関する情報を通知する。そして、送信制御部22は、送信パターン記憶部32からいずれかの断続送信のパターンを読み出し、そのパターンに従ってチャネル2(スロット2)を使用している端末(例えばPS2)に対する通信信号を断続送信する。
図8は、呼1をチャネル2に空間多重する処理のシーケンス図である。本処理により、通信チャネルの割当状態は、図10(a)から図6(b)に示す状態に変化する。図10(a)に示す初期状態では、PS1はCSとの間でチャネル1により通信中であり(S100)、PS2はCSとのチャネル2により通信中である(S101)。ここで、PS3がCSに対して接続要求信号を送信すると(S102)、CSはPS3に割り当てるべき通信チャネルを決定する。図6(b)に示す例では、チャネル割当制御部24において、チャネル1にて通信中であるPS1の呼1が多重呼として選択され、多重化対象スロット選択部26により、PS2の呼2に割り当てられたスロット2が多重化対象スロットとして選択される。そして、チャネル割当制御部24は、PS3に、PS1がチャネル2に移動することにより、空きチャネルとなるチャネル1を割り当てる制御を行う。通信チャネル通知部28は、多重化対象スロット選択部26により選択されたチャネル2に関する情報をPS1に通知し、通信チャネルがチャネル1からチャネル2に切り替える旨が指示される(S212)。具体的には、スロット2及びスロット2において使用されるキャリア周波数を含む情報が通信チャネル通知部28によりPS1に通知される。以下、PS2への送信停止処理(S214、S216)及びPS1によるキャリアセンス処理(S218,S224)については、それぞれ、図7におけるPS1への送信停止処理(S200,S202)及びPS3によるキャリアセンス処理(S204,S210)と移動局装置14の種別が異なる以外は実質的に同一の処理内容であるため説明は省略する。S224においてPS1によるキャリアセンスがパスし、PS1にチャネル2が多重割当されると(S226,S228)、PS1とCSとの間でチャネル2による通信が開始される(S230,S232)。そうすると、チャネル1は空きチャネルとなり、S234以降で、PS3によるキャリアセンス処理を含むPS3へのチャネル割当処理が行われる。
図9は、呼1をチャネル2に空間多重する処理のシーケンス図である。本処理により、通信チャネルの割当状態は、図10(a)から図6(c)に示す状態に変化する。図9に示す処理は、図8に示す処理からPS3の処理を省いたものであるので、説明を省略する。
以上に述べた基地局装置及び基地局装置の制御方法によれば、空間分割多重割当時に行われるキャリアセンス処理によるフレームエラーの発生を抑制し、空間分割多重割当の成功率を上げることができる。
なお、本発明は、以上に説明した実施の形態に限定されるものではない。例えば、以上に述べた実施の形態では、時分割多重方式及び空間分割多重方式の両方式を採用する移動体通信システムの例を示したが、本発明は、空間分割多重方式のみを採用するシステムにも、空間分割多重方式に他の多重化方式を組み合わせたシステムにも適用可能である。
また、上述した移動局装置に、キャリアセンスタイミング通知手段を備え、自己のキャリアセンスタイミング情報(キャリセンス開始タイミング、キャリアセンスに要する期間等)を基地局装置に送信するようにしてもよい。
10 移動体通信システム、12 基地局装置、14 移動局装置、16 通信ネットワーク、20 制御部、22 送信制御部、24 チャネル割当制御部、26 多重化スロット選択部、28 通信チャネル通知部、30 記憶部、32 送信パターン記憶部、34 成功送信パターン記憶部、40 無線通信部、42 アダプティブアレーアンテナ、44 無線部、46 信号処理部、48 回線インターフェース、50 有線通信部。
Claims (9)
- 複数の移動局装置と所定のキャリア周波数における通信チャネルにおいて空間分割多重方式により多重通信が可能であるとともに、前記移動局装置から、前記通信チャネルにおける他の通信信号の有無に応じた多重通信の開始要求を受信し、該開始要求に応じて前記開始要求をした移動局装置に対して前記通信チャネルを割り当てる基地局装置において、
前記複数の移動局装置のうち前記通信チャネルにおいて既に通信中の移動局装置に対して通信信号の断続送信を行う送信制御手段を含む、
ことを特徴とする基地局装置。 - 請求項1に記載の基地局装置において、
前記送信制御手段は、前記開始要求をした移動局装置に対して前記通信チャネルを通知後、前記複数の移動局装置のうち前記通信チャネルにおいて既に通信中の移動局装置に対して通信信号の断続送信を行う、
ことを特徴とする基地局装置。 - 請求項1又は2に記載の基地局装置において、
複数の断続送信のパターンを記憶する送信パターン記憶手段をさらに含み、
前記送信制御手段は、前記送信パターン記憶手段に記憶されるいずれかの前記断続送信のパターンを読み出すとともに、該パターンに従って、前記複数の移動局装置のうち前記通信チャネルにおいて既に通信中の移動局装置に対して通信信号の断続送信を行う、
ことを特徴とする基地局装置。 - 請求項1乃至3のいずれかに記載の基地局装置において、
前記開始要求をした移動局装置の識別情報に関連づけて、前記送信制御手段による前記断続送信のパターンを記憶する成功送信パターン記憶手段をさらに含み、
前記送信制御手段は、前記開始要求をした移動局装置から再度、前記開始要求がされる場合に、該移動局装置の識別情報に関連づけて前記成功送信パターン記憶手段に記憶される前記断続送信のパターンを読み出すとともに、該パターンに従って、前記複数の移動局装置のうち前記通信チャネルにおいて既に通信中の移動局装置に対して通信信号の断続送信を行う、
ことを特徴とする基地局装置。 - 請求項3又は4に記載の基地局装置において、
前記送信パターンは、前記複数の移動局装置のうち前記通信チャネルにおいて既に通信中の移動局装置に対する通信信号の送信を停止するタイミング及びその送信を停止する期間を特定する情報を含む、
ことを特徴とする基地局装置。 - 請求項1乃至5のいずれかに記載の基地局装置において、
前記送信制御手段は、前記通信チャネルにおける通信信号の送信を一度停止した後、所定期間が経過するまで前記通信チャネルにおける通信信号の送信の停止を制限する、
ことを特徴とする基地局装置。 - 請求項1乃至6のいずれかに記載の基地局装置において、
前記送信制御手段は、前記通信チャネルにおける通信信号の送信を一度停止した後、送信を開始し、再度送信を停止する際には通信信号の送信を一度停止した前記通信チャネルとは異なる通信チャネルの送信を停止する、
ことを特徴とする基地局装置。 - 請求項1乃至7のいずれかに記載の基地局装置において、
前記基地局装置は、前記複数の移動局装置と時分割多重方式及び空間分割多重方式により多重通信が可能であるとともに、
前記開始要求をした移動局装置を除く少なくとも1つの移動局装置に既に割り当てられたいずれかのタイムスロットを、前記開始要求をした移動局装置に割り当てる多重化対象スロットとして選択する多重化対象スロット選択手段を含み、
前記通信チャネルは、多重化対象スロット選択手段により選択される多重化対象スロット及び前記所定のキャリア周波数により特定される、
ことを特徴とする基地局装置。 - 複数の移動局装置と所定のキャリア周波数における通信チャネルにおいて空間分割多重方式により多重通信が可能であるとともに、前記移動局装置から、前記通信チャネルにおける他の通信信号の有無に応じた多重通信の開始要求を受信し、該開始要求に応じて前記開始要求をした移動局装置に対して前記通信チャネルを割り当てる基地局装置の制御方法において、
前記複数の移動局装置のうち前記通信チャネルにおいて既に通信中の移動局装置に対して通信信号の断続送信を行う、
ことを特徴とする基地局装置の制御方法。
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