JP4704189B2 - 液晶表示装置の製造方法 - Google Patents

液晶表示装置の製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP4704189B2
JP4704189B2 JP2005321308A JP2005321308A JP4704189B2 JP 4704189 B2 JP4704189 B2 JP 4704189B2 JP 2005321308 A JP2005321308 A JP 2005321308A JP 2005321308 A JP2005321308 A JP 2005321308A JP 4704189 B2 JP4704189 B2 JP 4704189B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
substrate
soluble resin
spacer particles
light
spacer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2005321308A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007127888A (ja
Inventor
寛人 内田
進 崎尾
健太郎 汲田
日出夫 竹井
浩史 越名
孝憲 辻
功二 羽根
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ulvac Inc
Original Assignee
Ulvac Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ulvac Inc filed Critical Ulvac Inc
Priority to JP2005321308A priority Critical patent/JP4704189B2/ja
Publication of JP2007127888A publication Critical patent/JP2007127888A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4704189B2 publication Critical patent/JP4704189B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Liquid Crystal (AREA)

Description

本発明は、液晶表示装置製造方法に関する。
従来より、液晶表示装置には基板間の間隔を一定に保つためにスペーサ粒子が用いられている。基板表面にスペーサ粒子を配置する方法としては、スペーサ粒子が分散された分散液を、インクジェット印刷装置等を用いて基板表面の所定位置に塗布した後、分散液の溶剤を乾燥除去する方法が採用されている。
スペーサ粒子を基板全面に配置すると、液晶の配向性に悪影響が出ることがあるため、スペーサ粒子を所定の設置場所にだけ配置することが望ましいが、分散液を塗布する際に分散液の微小液滴が飛び散ったり、また着弾された分散液の一部が設置場所からはみ出すと、設置場所以外の場所に、スペーサ粒子を含有しない分散液(スプラッシュ)や、少数のスペーサ粒子を含有する分散液(サテライト)が配置されてしまう。
スプラッシュやサテライトと呼ばれる物が乾燥すると、設置場所以外の場所にスペーサ粒子や分散液の残留痕が残り、そのスペーサ粒子や残留痕が液晶の配向性へ悪影響を与えてしまう。
特開平09−105946号公報
本発明は上記課題を解決するために成されたものであり、その目的は液晶配向性の乱れが無く、信頼性の高い液晶表示装置を製造することである。
上記課題を解決するために請求項記載の発明は、スペーサ粒子を含有する分散液の液滴を基板表面の所定場所に着弾させ、着弾した前記液滴中の前記分散液を乾燥させて前記スペーサ粒子を前記基板表面に固定する液晶表示装置の製造方法であって、前記分散液光溶解性樹脂を含有させ前記分散液の乾燥によって前記液滴に含まれる複数個の前記スペーサ粒子を同一箇所に集合させた後、前記基板の前記液滴が着弾した側の面に向かって、前記光溶解性樹脂を可溶性樹脂に変質させる露光光を照射し、孤立した前記スペーサ粒子で影となる部分には、反射、散乱した前記露光光を入射させ、前記光溶解性樹脂を溶解せず、前記可溶性樹脂を溶解可能な洗浄液を、前記光溶解性樹脂と前記可溶性樹脂に接触させ、前記可溶性樹脂を除去する液晶表示装置の製造方法である。
請求項記載の発明は、請求項1記載の液晶表示装置の製造方法であって、前記可溶性樹脂を除去した後、前記光溶解性樹脂を硬化させる液晶表示装置の製造方法である。
スペーサ粒子は光溶解性樹脂で基板に固定されるので、スペーサ粒子の位置ずれが起こり難い。スペーサ粒子と光溶解性樹脂は、基板表面の所望の場所だけに残り、その場所からはみ出したものは製造工程で除去されるので、液晶の配向特性が乱れない。
また、孤立したスペーサと、他のスペーサ粒子の上に積み重なったスペーサ粒子とが除去されるため、基板表面には同じ平面内に位置するスペーサ粒子だけが残り、スペーサ付き基板を他の基板と貼り合せた時に、基板と基板との間の距離が均一になる。
先ず、本発明のスペーサ付き基板の第一例を製造する工程を説明する。図1の符号15は本発明に用いる第一の基板を示しており、第一の基板15は透明な基板本体11と、基板本体11上に配置された格子状の遮蔽膜37とを有している。図1の符号17は第一の基板15の遮蔽膜37が位置する部分である遮光部を示し、同図の符号18は遮蔽膜37の格子の目の部分である透過部を示しており、ここでは透過部18にカラーフィルター36が配置されている。尚、基板15の表面には更に、不図示の保護膜、配向膜等の光透過性の膜を有しても良い。
図2の符号1は本発明に用いられる製造装置の一例を示している。この製造装置1は台2を有しており、図2は第一の基板15がその表面を上側に向け、台2上に水平配置された状態を示している。
台2上の第一の基板15表面よりも高い位置には、印刷ヘッド8が配置されており、印刷ヘッド8の台2側の面には不図示のノズルが設けられている。
第一の基板15のスペーサ粒子を配置すべき場所を設置場所とすると、ここでは設置場所は遮蔽膜37上の所定位置にあり、第一の基板15を略水平にしたまま、印刷ヘッド8に対して相対的に移動させ、ノズルの真下に設置場所を配置する。
印刷ヘッド8は不図示の貯留タンクに接続されており、貯留タンクには分散溶媒中にスペーサ粒子が分散された分散液が溜められ、印刷ヘッド8にはその分散液が供給される。
ノズルの真下に設置場所38が位置する時に、1つの設置場所38に多数(例えば4個以上15個以下)のスペーサ粒子33が配置されるよう、ノズルから分散液の液滴を吐出し、設置場所38に着弾させる
このとき、ノズル内にメニスカスが乱れたり、ノズル詰まり等が原因でノズルの吐出状態が不調であると、液滴を吐出する時に微小液滴が飛沫し、設置場所38から離れた場所に微小液滴が着弾する。
図3(a)、(b)の符号41は設置場所38に着弾した液滴を示し、同図の符号42は設置場所38から離れた場所に着弾した微小液滴を示している。
スペーサ粒子33の比重は分散溶媒45の比重に比べて重いので、第一の基板15表面に着弾後、スペーサ粒子33は液滴41や微小液滴42内で沈降する。
スペーサ粒子33を多数配置するために、同じ設置場所38に分散液の液滴を複数着弾させた場合、第一の基板15表面に沈降したスペーサ粒子33の上に、後から着弾した液滴のスペーサ粒子33が積み重なることがある。
分散液のスペーサ粒子33密度はノズル詰まりが起こり難いよう低くされており(例えば0.1重量%以上10重量%以下)、この濃度では第一の基板15表面に沈降した1層目のスペーサ粒子33の上に2層目のスペーサ粒子33が積み重なっても、2層目のスペーサ粒子33の数は密集する程多くはならないので、スペーサ粒子33が3層以上積み重ならない。図3(a)、図4(a)の符号33aは2層目のスペーサ粒子を示している。
分散溶媒45は有機溶剤と、有機溶剤に溶解した光溶解性樹脂とを含有しており、液滴41と微小液滴42が有機溶媒の蒸発温度以上の乾燥温度になるよう第一の基板15を加熱すると、スペーサ粒子33と光溶解性樹脂は除去されないが有機溶剤が蒸発する。従って、液滴41と微小液滴42から有機溶剤が除去される(乾燥工程)。
液滴41から有機溶剤が除去されると、液滴41の外周の縁が中央に向かって縮退し、液滴41中のスペーサ粒子33は縁の縮退とともに中央方向に移動し、最後は一箇所に集合する。
このとき、同じ液滴41内でもあっても、設置場所38から離れた場所にあり、スペーサ粒子33が集合する位置から遠い位置にあるスペーサ粒子33や、設置場所38から遠い位置にある液滴41の一部は、液滴41の縁の縮退と、スペーサ粒子33の集合から取り残され、孤立する場合がある。
また、微小液滴42は元々設置場所38から離れており、液滴41からも分離されているため、微小液滴42は集合したスペーサ粒子33から孤立したまま、外周の縁が縮退する。
図3(b)、図4(b)は乾燥工程後の状態を示しており、第一の基板15表面の設置場所38には集合した複数のスペーサ粒子33と、そのスペーサ粒子33を覆う光溶解性樹脂44が残り、設置場所38以外の場所には、集合したスペーサ粒子から孤立したスペーサ粒子33と、孤立したスペーサ粒子33を覆う光溶解性樹脂44と、集合したスペーサ粒子33からも孤立したスペーサ粒子33からも孤立した光溶解性樹脂44が残っている。
次に、第一の基板15上に不図示の光源を配置し、第一の基板15のスペーサ粒子33と光溶解性樹脂44が残留する側の面に向かって所定波長の露光光9(ここでは紫外線)を照射する(図3(c))。
光溶解性樹脂44はポジ型感光材料であって、例えばジアゾナフトキノン化合物のような感光剤(溶解抑制剤)と、ノボラック樹脂のようなアルカリ可溶樹脂を有しており、アルカリ可溶樹脂は、感光剤であるジアゾナフトキノン化合物を混合することでアルカリに不溶になっているが、光溶解性樹脂44に露光光9が入射すると感光剤が光化学反応によりケテンとなる。
ケテンは水と反応するとアルカリ可溶な物質(インデンカルボン酸)になるため、光溶解性樹脂44の露光光9が照射された部分は、水の存在下でアルカリを含む洗浄液に溶解可能となる。
尚、このほかにもアルカリ可溶樹脂としてフェノール基を有する多分岐ポリイミド樹脂と、溶解抑制剤としてキノンジアミド化合物とを含有するポジ型感光性ポリイミド樹脂等が光溶解性樹脂44として使用可能である。即ち、ポジ型の光溶解性樹脂であれば、種類を問わず使用可能である。
光溶解性樹脂44のうち、スペーサ粒子33上に位置するものと、スペーサ粒子33から孤立したものは第一の基板15上で露出しているため、光源から照射される露光光9が直接入射し、可溶性樹脂47となる。
スペーサ粒子33は真球又は楕円球であって、スペーサ粒子33が第一の基板15と直接接触する面積は非常に小さく、第一の基板15とスペーサ粒子33の間には光溶解性樹脂44が位置する。
スペーサ粒子33は露光光を透過せずに反射、吸収する物質で構成されており、スペーサ粒子33と第一の基板15の間の部分は、光源から直進する露光光9の影となるため、その部分の光溶解性樹脂44には露光光9が直接は入射しない。
しかし、露光光9は光源から直進するだけではなく、第一の基板15表面の遮光部17上の位置でも、透過部18上の位置でも反射、散乱し、反射、散乱した露光光9はスペーサ粒子33の側方に回り込む。
孤立したスペーサ粒子33は周囲に影となる他のスペーサ粒子33が無いため、スペーサ粒子33と第一の基板15の間の部分が、回りこんだ露光光9の影にならず、その部分の光溶解性樹脂44は可溶性樹脂47に変る。従って、孤立したスペーサ粒子33はその上も、側方も、第一の基板15との間の部分も全て光溶解性樹脂44が可溶性樹脂47に変質し、可溶性樹脂47で覆われた状態になる。
これに対し、集合したスペーサ粒子33は、それぞれ隣接する1つ又は2以上の他のスペーサ粒子33と接触しており、接触するスペーサ粒子33が側方から回り込む露光光9を遮蔽するので、孤立したものに比べて露光光9の入射量が減少する。
露光光9の入射量が多い程、多くの光溶解性樹脂44が可溶性樹脂47に変質するので、孤立したスペーサ粒子33と第一の基板15の間の光溶解性樹脂44が完全に可溶性樹脂47になるまで露光した時であっても、他のスペーサ粒子33と接触したスペーサ粒子33と第一の基板15の間には、光溶解性樹脂44が残る。
特に、スペーサ粒子33が3つ以上集合してスペーサ粒子33のリングが形成された場合、リングの周囲で反射、散乱した露光光9はスペーサ粒子33のリング外周側に入射するが、リングの内側には入射せず、スペーサ粒子33のリング内側はその露光光9の影となる。
従って、スペーサ粒子33のリング内側では、スペーサ粒子33と第一の基板15の間の部分が、直進する露光光9からも、反射、散乱する露光光9からも影となるため、露光光9の入射量が非常に少なくなり、その部分の光溶解性樹脂44は可溶性樹脂47に変質せずに残る。
尚、スペーサ粒子33が集合した部分であっても、2層目のスペーサ粒子33aは、上述したように同じ2層目のスペーサ粒子33aと密集しておらず、互いに離間しているため、孤立したスペーサ粒子33と同様に、その周囲の光溶解性樹脂44が可溶性樹脂47となる。
従って、露光光照射後は、光溶解性樹脂44は集合したスペーサ粒子33と第一の基板15の間だけに残り、2層目のスペーサ粒子33aと下層のスペーサ粒子33の間と、孤立したスペーサ粒子33と第一の基板15の間には、それぞれ可溶性樹脂47が配置された状態になる。
その状態で、アルカリと水を含有する洗浄液に第一の基板15を浸漬させ、可溶性樹脂47と光溶解性樹脂44の両方に洗浄液を接触させると、可溶性樹脂47は洗浄液に溶解し、除去される(図4(c))。
スペーサ粒子33の第一の基板15に対する接着性は低く、孤立したスペーサ粒子33と、第一の基板15の間から可溶性樹脂47が除去されると、そのスペーサ粒子33も一緒に第一の基板15表面から除去される。また、スペーサ粒子33同士の接着性も低く、2層目のスペーサ粒子33も孤立したスペーサ粒子33と同様に下方のスペーサ粒子33上から除去される。
これに対し、光溶解性樹脂44は第一の基板15とスペーサ粒子33の両方に対する接着性が高く、設置場所38に集合したしたスペーサ粒子33は、第一の基板15との間に残る光溶解性樹脂44によって第一の基板15に固定されるので、洗浄液に洗い流されない。
従って、設置場所38にはスペーサ粒子33が光溶解性樹脂44に固定されて残るが、設置場所38以外の場所ではスペーサ粒子33と可溶性樹脂47が除去されて第一の基板15表面が露出する。
可溶性樹脂47が第一の基板15から除去された後、第一の基板15を洗浄液から取り出して、全体を水で洗浄し、洗浄液を除去すると(リンス工程)、図3(d)に示すようなスペーサ付き基板5が得られる。
図3(d)の符号46は設置場所38のスペーサ粒子33と、第一の基板15の間に残った光溶解性樹脂44からなる接着部を有しており、スペーサ粒子33は接着部46によって第一の基板15表面に固定されている。
尚、光溶解性樹脂44がノボラック樹脂のように、加熱によって重合する物である場合には、スペーサ付き基板5を加熱し、光溶解性樹脂44を重合させると、スペーサ粒子33が硬化した光溶解性樹脂44によって強固に固定される。
次に、このスペーサ付き基板5を用いて液晶表示装置を製造する工程について説明する。
図5の符号25はスペーサ付き基板5との貼り合せに用いる第二の基板を示しており、図5はリング状の封止材料49が第二の基板25に沿って形成された状態を示している。
第二の基板25の封止材料49のリングの内側に液晶材料を配置した後、第一例のスペーサ付き基板5のスペーサ粒子33が固定された側の面を、第二の基板25の液晶材料が配置された側の面と対向するよう配置し、位置合わせ後、スペーサ付き基板5を封止材料49に押し当て、第一、第二の基板15、25の縁部分で封止材料49を挟み込む。
その状態で、第一、第二の基板15、25を押圧すると、封止材料49が変形して第一の基板25の表面が第一の基板15表面上のスペーサ粒子33に当接される。
封止材料49は紫外線照射によって硬化する紫外線硬化樹脂で構成されており、第一、第二の基板15、25で封止材料49を挟み込んだ状態で、封止材料49に紫外線を照射すると、封止材料49が第一、第二の基板15、25に密着した状態で硬化する。
図6の符号10は封止材料49が硬化し、封止部材31が形成された状態の液晶表示装置を示しており、液晶材料32は封止部材31と、第一、第二の基板15、25によって外部雰囲気から密閉されている。
ここでは、第二の基板25の第一の基板15とは反対側の面上にはバックライト39が配置されている。第二の基板25の透過部18と対向する部分は透明な部材で構成されており、バックライト39の光は第二の基板25を透過した後、液晶材料32を通過すると第一の基板15の透過部18に入射する。
第一の基板15の基板本体11はガラス基板のような透明基板で構成されている。第一の基板15は基板本体11と遮蔽膜37の他に、電極や配向膜等他の部材も有しているが、透過部18の少なくとも一部には透明な部材しか配置されていないので、透過部18に入射した光は第一の基板15を膜厚方向に通過する。
第一、第二の基板15、25は不図示の電極を有しており、電極を選択して電圧を印加すると、所望の透過部18上で液晶材料32に電流が流れるように構成されている。
液晶材料32に電流が流れると液晶材料32の偏光性が変化する。ここでは、第一、第二の基板15、25の液晶材料32と反対側の面には、不図示の偏光板が互いに偏光方向が直交するよう配置されており、第二の基板25上の偏光板を通過した光は、液晶材料32で偏光されないと第一の基板15上の偏光板を通過するが、液晶材料32で偏光されると第一の基板15上の偏光板で吸収される。
従って、所望の透過部18上で液晶材料32に電流を流すことで、所望の透過部18から光を放出することができる。カラーフィルター36には着色剤を含有され、特定の波長の光だけを透過させるよう構成されており、透過部18を通過した後の光は所定の色に着色されている。
ここでは、近接する3つの透過部18には、赤色、青色、黄色のカラーフィルター36がそれぞれ配置されており、所望の透過部18から光を放出させることで、文字や図形等の画像情報をフルカラー表示することができる。
遮蔽膜37は可視光の吸収率が高く、かつ、遮蔽膜37の液晶材料32側の面は、可視光の反射率が低くされており、遮光部17に入射した光は反射、透過せずに遮蔽膜37に吸収されるので、遮光部17に入射した光は漏れ出さなず、所望の透過部18からの光だけが外部に放出される。
ここでは、遮蔽膜37は黒色であって、各透過部18は黒色で囲まれた状態になっているので、透過部18の境界が強調され、この液晶表示装置10で表示される画像情報は鮮明になる。
以上は、遮蔽膜37が形成された第一の基板15を用いてスペーサ付き基板を製造する場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、遮蔽膜37を有しない第二の基板25を用いてスペーサ付き基板を製造してもよい。
遮蔽膜37を有しないスペーサ付き基板を、遮蔽膜37を有する第一の基板15に上述した工程で貼り合せれば、図6に示したような液晶表示装置が得られる。
分散液を吐出する工程で、ノズルからの分散液の吐出性が劣化した場合は、分散液の吐出を中断し、ノズルを洗浄することが好ましい。この際、印刷ヘッド8のノズル側の面に露光光を照射すれば、ノズル及びその周囲に付着した光溶解性樹脂が可溶性樹脂となり、次いで、ノズル及びその周囲を上記洗浄液で濡らせば、可溶性樹脂が容易に除去される。
スペーサ粒子は、着色、無色を問わず、露光光を遮蔽するものであれば特に限定されるものではないが、具体的には、ポリスチレン樹脂粒子、シリコン変性ポリマー粒子等の樹脂粒子、表面がシランカップリング剤でコーティングされたシリカ粒子等の無機粒子、更に、無機粒子の表面が樹脂層で覆われた樹脂被膜粒子等も用いることができる。
スペーサ粒子33の粒径と、分散液中の密度も特に限定されないが、その一例を述べると平均粒径は2μm以上6μm以下であり、その密度は0.1重量%以上10重量%以下である。
スペーサ粒子33を配置する設置場所38も特に限定されず、遮光部17上又は透過部18上のいずれか一方にだけ配置してもよいし、両方に配置してもよい。また、設置場所38を透過部18と遮光部17の境界上とし、透過部18と遮光部17に亘ってスペーサ粒子33を配置しても良い。
次に、本発明の第二例のスペーサ付き基板を製造する工程について説明する。
上述した第一の基板15の片面を第一面6とすると、その第一面6に光溶解性樹脂とスペーサ粒子とを含有させた分散液を塗布すると、透過部18の第一面6側の表面と遮光部17の第一面6側の表面の両方が分散液の塗布層で覆われる。
図7と、図9(a)はその塗布層40が形成された状態を示している。上述したように、スペーサ粒子33の比重は、分散溶媒45の比重よりも重いので、塗布層40のスペーサ粒子33は沈降するが、分散液中のスペーサ粒子33密度は第一の基板15表面でスペーサ粒子33が重なり合わない程度に小さくされているので、スペーサ粒子33が積み重ならずに、同じ平面内で第一の基板15表面に配置される。
第一の基板15に塗布された分散液40を加熱して溶剤を乾燥除去すると、第一面6上にスペーサ粒子33と、光溶解性樹脂44が残る(図9(b))。
この状態では、光溶解性樹脂44は、第一面6のうち、スペーサ粒子33とスペーサ粒子33との間に露出する部分と、そのスペーサ粒子33を覆うように連続して残留するため、透過部18の第一面6側の表面も、遮光部17の第一面6側の表面も光溶解性樹脂44で覆われた状態になる。
第一の基板15の第一面6とは反対側の面を第二面7とすると、不図示の光源を第二面7に向けて配置し、光源から第二面7に向かって露光光9を照射する。
ここでは、基板本体11とカラーフィルター36は露光光9を透過可能な物質で構成されており、第一の基板15の他の部材も、少なくとも透過部18に位置するものは露光光9を透過する物質で構成されているため、透過部18の第二面7側の表面に入射した露光光9は第一の基板15を膜厚方向に通過し、第一面6側の表面から放出される。
透過部18上の光溶解性樹脂44のうち、スペーサ粒子33とスペーサ粒子33の間と、スペーサ粒子33と第一の基板15の間にあるものは、第一面6側の表面に位置するので、その光溶解性樹脂44には露光光9が入射し、可溶性樹脂47に変化する。
これに対し、遮蔽膜37は露光光9を反射、吸収するように構成されており、露光光9は遮蔽膜37で遮られるので、遮光部17に位置する他の部材が露光光9を透過するものであっても、露光光9は遮光部17を通過せず、遮光部17上の光溶解性樹脂44は可溶性樹脂47に変質せずに残る。
従って、第一の基板15の第一面6には、遮光部17と同じ格子状の光溶解性樹脂44が、遮光部17と同じ場所に残る。
第一の基板15を上記洗浄液に浸漬させ、洗浄液を光溶解性樹脂44と可溶性樹脂47の両方に接触させると、透過部18上の可溶性樹脂47が洗浄液に溶解する。
スペーサ粒子33の第一の基板15に対する接着性は低く、スペーサ粒子33と第一の基板15の間と、スペーサ粒子33とスペーサ粒子33の間から可溶性樹脂47が除去され、スペーサ粒子33を第一の基板15に接着するものが無くなると、スペーサ粒子33は洗浄液に流され、第一の基板15表面から除去される。従って、透過部18上のスペーサ粒子33は可溶性樹脂47と一緒に第一の基板15表面から除去される。
尚、スペーサ粒子33が露光光9を遮蔽する場合、透過部18上に位置する光溶解性樹脂44であっても、スペーサ粒子33上に位置するものは可溶性樹脂47に変化せずに残っているが、その光溶解性樹脂44はスペーサ粒子33が除去される時に一緒に除去されるので、結局、透過部18上には光溶解性樹脂44と、スペーサ粒子33と、可溶性樹脂47のいずれも残らず除去され、第一面6が露出する。
これに対し、遮光部17上には光溶解性樹脂44が可溶性樹脂47に変質せずに残っており、スペーサ粒子33は、第一の基板15との間にある光溶解性樹脂44によって第一の基板15に固定されているため、スペーサ粒子33は光溶解性樹脂44と一緒に第一の基板15上に残る。
次いで、第一の基板15を洗浄液から引き上げ、洗浄液を除去すると、第二例のスペーサ付き基板55が得られる(図8、図9(d))。
このスペーサ付き基板55では、透過部18に第一の基板15の表面が露出しているが、遮光部17は、遮光部17と同じ形状の光溶解性樹脂44で覆われており、遮光部17上に残ったスペーサ粒子33は光溶解性樹脂44によって第一の基板15に固定されている。
尚、光溶解性樹脂44が熱硬化性樹脂の場合は、第一例のスペーサ付き基板5の場合と同様に、光溶解性樹脂44を重合させてもよい。
図5に示した状態の第二の基板25に液晶材料を配置した後、第二の基板25と、第二例のスペーサ付き基板55とを上述した工程で貼り合せれば、本発明第二例の液晶表示装置が得られる。
第二例のスペーサ付き基板55の製造工程において、分散液の塗布方法は特に限定されず、スクリーン印刷法、スプレー法、ロールコーティング、バーコーティング等種々の方法を採用することができる。また、その他にも、第一の基板15のスペーサ粒子33を配置する側の表面を露出させ、その側面と裏面をマスクフィルムで覆った状態で、第一の基板15を分散液に浸漬することで、第一の基板15の表面に塗布層40を形成することもできる。
この場合、マスクフィルムは第一の基板15を分散液から引き上げた直後に剥がしてもよいし、スペーサ付き基板55を製造する工程の途中、またはスペーサ付き基板55を製造し終わった後に剥がしてもよい。
第二例のスペーサ付き基板55に用いるスペーサ粒子は、上記第一例のスペーサ付き基板5で使用可能なスペーサ粒子33の他にも、露光光を透過するものを使用することができる。この場合、透過部18ではスペーサ粒子33上の光溶解性樹脂44も可溶性樹脂47に変質し、洗浄工程で洗浄液に溶解して除去される。
第二のスペーサ付き基板55の遮蔽膜37は露光光を遮蔽するものであれば特に限定されず、クロム、酸化クロム、カーボンブラック、チタンブラック、ニッケル等の無機材料の膜や、それら無機材料の微粒子が分散された樹脂膜、または、光吸収性樹脂膜等を使用することができる。
上記遮蔽膜37は可視光の吸収性も高いので、第一例、第二例のスペーサ付き基板5、55の両方に適している。また、遮蔽膜37は単層構造であってもよいし、2層以上を積層して多層構造の遮蔽膜37を形成してもよい。
透過部18の形状も特に限定されず、長方形、正方形のような四角形、平行四辺形、丸型等種々の形状とすることができる。透過部18は行列状に配置してもよいし、千鳥状に配置してもよい。
光溶解性樹脂44に含有させるアルカリ可溶樹脂の種類も、上述したノボラック樹脂や多分岐ポリイミド樹脂に限定されず、ポリビニルフェノール樹脂等他の種類を用いることができる。また、感光剤の種類もジアゾナフトキノン化合物に限定されず、ベンゾフェノン系のものを用いることができる。更に、光溶解性樹脂44としてPMMA(ポリメタクリレート酸メチル)等のメタクリル酸エステルを含有するものを用いることもできる。
分散液を着弾させる基板(第一の基板15又は第二の基板25)の表面にポリイミド膜からなる配向膜が露出している場合、光溶解性樹脂44として親水性のものを用いると、乾燥工程で液滴41の凝集性が高くなり、設置場所38から離れたスペーサ粒子33や、分散溶媒45を分離しやすくなる。尚、上述したアルカリ可溶樹脂や感光剤や、他の光溶解性樹脂44は親水性が高い物質である。
洗浄液は、可溶性樹脂47を溶解するものであれば特に限定されない。例えば、光溶解性樹脂44が、上記アルカリ溶解性樹脂や、PMMAを含有する場合は、KOH、TMAH(テトラメチル水酸化アンモニウム)等のアルカリ化合物と、水とを含有するものが適している。
露光光は紫外線に限定されず、可視光、電子ビーム、イオンビーム、X線等、光溶解性樹脂44の種類に応じて、適切な波長のものを選択すべきである。
乾燥工程の時の加熱温度は特に限定されないが、光溶解性樹脂が熱硬化性樹脂である場合は、加熱温度が高すぎると光溶解性樹脂が露光前に熱硬化して感光性が低下する恐れがあるので、乾燥工程の加熱温度は光溶解性樹脂の熱硬化温度未満にすることが望ましい。また、乾燥工程は、第一の基板15を加熱せずに放置して、自然乾燥によって有機溶剤を除去してもよい。
可溶性樹脂47に洗浄液を接触させる方法も特に限定されず、例えば第一の基板15のスペーサ粒子33が配置された側の面に、洗浄液を噴射してもよいし、その面に洗浄液を塗布してもよい。
本発明に用いる第一、第二の基板15、25は、例えばTFTアレイ基板、カラーフィルター基板等、その材質、構造は特に限定されるものでない。第一、第二の基板15、25に用いる基板本体11の種類も特に限定されず、透光性が高いものであれば、例えばガラス基板、プラスチック基板等を用いることができる。
液晶表示装置に用いるスペーサ付き基板を製造する場合には、分散液を塗布する第一面6を配向膜が形成された側の面とすることが好ましい。
液晶材料32の種類も特に限定されず、ネマティック型液晶、スメクティック型液晶、コレステリック型液晶等種々の物を用いることができる。
第一の基板を説明するための断面図 印刷装置の一例を示す断面図 (a)〜(d):第一例のスペーサ付き基板を製造する工程の断面図 (a)〜(c):第一例のスペーサ付き基板を製造する工程の平面図 第二の基板を説明するための断面図 本発明の液晶表示装置を説明するための断面図 第一の基板に塗布層を形成した状態の平面図 第二例のスペーサ付き基板を説明するための平面図 (a)〜(d):第二例のスペーサ付き基板を製造する工程の断面図
符号の説明
5、55……スペーサ付き基板 9……露光光 10……液晶表示装置 15……基板 17……遮光部 18……透過部 33……スペーサ粒子 44……光溶解性樹脂 46……接着部 47……可溶性樹脂

Claims (2)

  1. スペーサ粒子を含有する分散液の液滴を基板表面の所定場所に着弾させ、
    着弾した前記液滴中の前記分散液を乾燥させて前記スペーサ粒子を前記基板表面に固定する液晶表示装置の製造方法であって、
    前記分散液光溶解性樹脂を含有させ
    前記分散液の乾燥によって前記液滴に含まれる複数個の前記スペーサ粒子を同一箇所に集合させた後、前記基板の前記液滴が着弾した側の面に向かって、前記光溶解性樹脂を可溶性樹脂に変質させる露光光を照射し、
    孤立した前記スペーサ粒子で影となる部分には、反射、散乱した前記露光光を入射させ、
    前記光溶解性樹脂を溶解せず、前記可溶性樹脂を溶解可能な洗浄液を、前記光溶解性樹脂と前記可溶性樹脂に接触させ、前記可溶性樹脂を除去する液晶表示装置の製造方法。
  2. 前記可溶性樹脂を除去した後、前記光溶解性樹脂を硬化させる請求項1記載の液晶表示装置の製造方法。
JP2005321308A 2005-11-04 2005-11-04 液晶表示装置の製造方法 Expired - Fee Related JP4704189B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005321308A JP4704189B2 (ja) 2005-11-04 2005-11-04 液晶表示装置の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005321308A JP4704189B2 (ja) 2005-11-04 2005-11-04 液晶表示装置の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007127888A JP2007127888A (ja) 2007-05-24
JP4704189B2 true JP4704189B2 (ja) 2011-06-15

Family

ID=38150587

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005321308A Expired - Fee Related JP4704189B2 (ja) 2005-11-04 2005-11-04 液晶表示装置の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4704189B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010276988A (ja) * 2009-05-29 2010-12-09 Ulvac Japan Ltd インクジェットヘッド再生方法及びインクジェットヘッド再生装置
JP2010286524A (ja) * 2009-06-09 2010-12-24 Ulvac Japan Ltd スペーサ配置方法、スペーサ除去装置

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1124083A (ja) * 1997-07-07 1999-01-29 Asahi Glass Co Ltd スペーサ吐出方法及び液晶表示素子
JP2000258775A (ja) * 1999-03-09 2000-09-22 Sony Corp 液晶表示装置の製造方法及び液晶表示装置
JP2005189651A (ja) * 2003-12-26 2005-07-14 Sekisui Chem Co Ltd 液晶表示装置の製造方法

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1124083A (ja) * 1997-07-07 1999-01-29 Asahi Glass Co Ltd スペーサ吐出方法及び液晶表示素子
JP2000258775A (ja) * 1999-03-09 2000-09-22 Sony Corp 液晶表示装置の製造方法及び液晶表示装置
JP2005189651A (ja) * 2003-12-26 2005-07-14 Sekisui Chem Co Ltd 液晶表示装置の製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2007127888A (ja) 2007-05-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
WO1998037444A1 (fr) Filtre a couleurs et son procede de fabrication
KR100510611B1 (ko) 재료의 제거 방법, 기재의 재생 방법, 표시 장치의 제조 방법 및 그 제조 방법에 의해 제조된 표시 장치를 구비한 전자 기기
JP2006251370A (ja) マイクロレンズ基板の製造方法、マイクロレンズ基板、透過型スクリーンおよびリア型プロジェクタ
KR20130095776A (ko) 투명 도전성 소자, 입력 장치 및 표시 장치
JP4048085B2 (ja) 液晶用カラーフィルター及びその製造方法
JP4704189B2 (ja) 液晶表示装置の製造方法
JP3965541B2 (ja) マイクロレンズアレイの製造方法
JP2001083524A (ja) スペーサー付カラーフィルタとその製造方法、該製造方法に用いるビーズ入りスペーサー形成材、該カラーフィルタを用いた液晶素子
JP4411006B2 (ja) カラーフィルタ及び有機el表示素子の製造方法
JPWO2010082514A1 (ja) 電磁波シールド性前面フィルターのアース電極取り出し用導電性部材並びにそれを用いた構成体及びディスプレイ
JP2000241607A (ja) マイクロレンズアレイの形成方法およびマイクロレンズアレイ
JP2005258137A (ja) 液晶表示パネル及びその製造方法
JP2007114280A (ja) スペーサの配置方法
JP4323596B2 (ja) カラーフィルタとその製造方法、液晶素子
JP6661904B2 (ja) 表示装置、および表示装置の製造方法
JP2007171647A (ja) ブラックマトリクス付フィルタ及び液晶表示装置
JPH0614262B2 (ja) 液晶表示装置の製造方法
JP2003084121A (ja) カラーフィルタおよびその製造方法
JP2000131685A (ja) 反射型カラー液晶表示装置
JPH0836173A (ja) 液晶表示装置の製造方法
JP4648839B2 (ja) カラーフィルタ及びその製造方法
JP4366111B2 (ja) 有機el表示素子及び有機el表示素子の製造方法
JP2001109003A (ja) スペーサー付カラーフィルタとその製造方法、該カラーフィルタを用いた液晶素子
JP2001109002A (ja) スペーサー付カラーフィルタとその製造方法、該カラーフィルタを用いた液晶素子
JP5263436B2 (ja) 半透過型横型電界駆動方式液晶表示装置用カラーフィルタ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080528

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20101207

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20101207

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110207

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20110207

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110308

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110309

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4704189

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees