JP4704042B2 - 記録システム - Google Patents

記録システム Download PDF

Info

Publication number
JP4704042B2
JP4704042B2 JP2005002044A JP2005002044A JP4704042B2 JP 4704042 B2 JP4704042 B2 JP 4704042B2 JP 2005002044 A JP2005002044 A JP 2005002044A JP 2005002044 A JP2005002044 A JP 2005002044A JP 4704042 B2 JP4704042 B2 JP 4704042B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
recording
unit
recording unit
cleaning
head
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2005002044A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006187965A (ja
Inventor
宇田川兼一
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Finetech Nisca Inc
Original Assignee
Canon Finetech Nisca Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Finetech Nisca Inc filed Critical Canon Finetech Nisca Inc
Priority to JP2005002044A priority Critical patent/JP4704042B2/ja
Priority to US11/312,483 priority patent/US7527354B2/en
Publication of JP2006187965A publication Critical patent/JP2006187965A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4704042B2 publication Critical patent/JP4704042B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Printers Characterized By Their Purpose (AREA)
  • Ink Jet (AREA)

Description

本発明は、記録ヘッドを有する記録モジュールを複数用いる大判の記録システムに関する。
従来、ラインヘッドを用いて比較的大判の記録媒体に印刷する記録システムでは記録ヘッドの多数のインク吐出ノズルで部分的に所定時間インクの吐出が行なわれないとノズルの乾燥によりインク粘度が増して健全な記録性能を維持できなくなる可能性がある。
記録性能と記録動作の連続性を維持するために、所定時間経過したら用紙間部を利用し、搬送ベルトの孔加工部分にインク強制吐出しながら次の用紙を供給するようにした記録装置がある。
(例えば特許文献1)
近年では記録分解能が飛躍的に進歩し、1回に吐出するインク量が充分に小さくなったため空白部に画像データとは別に肉眼では気付かない様に予備的な吐出を分散させて、ノズルの健全な吐出性能を維持する方法も実現している。
(例えば特許文献2)
一方、記録ヘッドのある部分にバースト的にインクの吐出が集中した場合や、同じノズルに累積的な記録画素数が相当量を超えるとノズル近傍にインク滴が成長し、部分的に健全な記録性能を維持できなくなる可能性がある。
健全な記録性能を維持するために、あるノズル領域内で所定量のインクが吐出された段階で一旦記録動作を停止して、ワイパブレード等によりノズル近傍のインクの払拭(クリーニング)動作を挿入するようにしている。
上記クリーニング動作による中断時間を減らすためには例えば記録ヘッドを複数具え、記録動作中に一方がクリーニング動作する時、記録動作をもう一方の記録ヘッドに交代させるようにした提案もなされている。
(例えば特許文献3)
特開2001−113690 特開2004−25627 特開平7−76093
所定時間毎にノズルをリフレッシュするための予備的な吐出に関しては上記特許文献2による方法にて吐出自体を分散させることにより肉眼では見えない程度に抑えられるようになった。しかし、ワイパブレードによるノズル近傍のインクの払拭(クリーニング)動作する時には上記特許文献1、又は2によると当該ヘッドの記録動作は一時的に中断せざるを得ない。
特許文献3による方法ではクリーニング中の中断時間は大幅に減少するかも知れないが、記録動作の継続性、連続性という点に着目すると、記録媒体の1枚毎、或いはページ毎に区切られるような画像であれば効果は大といえるが、例えばラベルプリンタの如くラベル間隔が小さい連続紙に高速記録しようとすると記録ヘッドの交代(切り替え)による記録動作の僅かな中断が起こること、更には捺染、壁紙、フォーム印刷のように画像が連続的に変化する場合には僅かな中断が起こっても再開後の画像との繋ぎ目を確保する関係上、用紙を戻す動作さえ必要になり、処理は複雑になる。
又、記録装置のパフォーマンスの面では複数組の記録ヘッドを具えたにも関わらず、その最大記録可能速度を得られていない。つまり、クリーニングする記録ヘッドが記録を中断することによる目減り分を常に考慮した記録速度に限定せざるを得ない。
上記複数の課題を解決することを目的とし、本発明は考案され、以下の手段を実現した。
即ち本発明の記録システムは、記録媒体を所定搬送方向に搬送する搬送手段と、第1の記録ヘッドと、前記第1の記録ヘッドをクリーニングする第1のクリーニング手段とにより構成された第1の記録モジュールを、前記搬送方向と交差する方向に複数保有する第1の記録ユニットと、第2の記録ヘッドと、前記第2の記録ヘッドをクリーニングする第2のクリーニング手段とにより構成された第2の記録モジュールを前記搬送方向と交差する方向に複数保有する、前記第1の記録ユニットの前記搬送方向下流に配置された第2の記録ユニットと、を有し、前記搬送手段により搬送される記録媒体に対し、前記第1の記録ユニットと前記第2の記録ユニットとにより分担して記録動作を行い、共通の画像を形成する記録システムであって、前記第1の記録ユニット及び前記第の記録ユニットのクリーニング動作を制御するクリーニング動作制御手段と、前記第1の記録ユニットと前記第2の記録ユニットの何れか一方が前記クリーニング動作を行い他方が画像を形成している時の、前記搬送手段による記録媒体の搬送速度を、前記第1の記録ユニットと前記第2の記録ユニットとが共に前記記録動作をしている時の、前記搬送手段による記録媒体の搬送速度よりも遅く設定する搬送速度制御手段と、を備えたことを特徴とする。
本発明によれば基本的に画像の連続性を維持したまま、より高画質で且つ生産性の高い記録システムを提供できる。
本発明でとりわけ高い効果が得られる場合として3組以上の記録ヘッドによれば、常にマルチパス(3パス以上、或いは2パス以上)による鮮明な画像を中断することなく記録でき、極めて高画質の画像を高い信頼度を以って生産可能な記録システムを構築できるようになった。
本発明を実施するための最良の形態について、以下に図を用いて説明する。
図1は、本発明を実施した記録システムを上部から見た概念的な構成図である。
二つの記録ユニット111及び121は例えば分解能:600[dot/inch]で2560ノズルのラインヘッドを4本有する記録モジュール105〜110、及び115〜120から夫々構成されている。1本当りの最大記録幅は従って約4.3[inch]になるが、図の如く隣接する記録モジュール相互には画像の幅方向の連続性を確保するために、オーバラップ領域が必要であり、これらのオーバラップ領域を加味すると、記録媒体幅方向に記録モジュールが6セット分千鳥状に配列されているので、最大記録幅は公称値で24[inch]というような値になる。記録媒体は用紙搬送モータ101を駆動源として回転軸に結合されたドライブギア102を介して複数の搬送ベルト103上を図上部から下部の方向に搬送され各記録ユニット111、121の下側を通過すると同時に高速に画像が記録される。解り易くするために各記録ユニット111、121の支持板は半透明の部材で示している。
各記録モジュール内の4本の記録ヘッドはK(ブラック)、C(シアン)、M(マゼンタ)、Y(イエロー)で構成するが、全て同色であることも考えられる。詳細は後述するが、図1では全ての記録ヘッドがキャップ機構によってキャッピングされた待機状態を示している。
図2は記録動作準備のため全てのキャップ機構が図上下方向に記録ヘッドの厚み寸法に微小量加えた分だけずれ、記録媒体が送られてくるのを待つ時の状態であり、詳細は後述する。
図3は記録媒体301が矢印方向にほぼ定速で搬送され2組の記録ユニット111、121の下側を通過すると同時に画像形成される様子を示している。
記録ユニット111を通過し、形成される画像302は例えば奇数ラスタに該当する部分のみであり、これらは下流側の記録ユニット121を通過後に残りの偶数ラスタ部分が補完されて、完成された画像303となる。つまりこの状態では記録ユニット111と121は記録動作を分担して共通の画像を形成している。又このように分担して記録する方法をマルチパス記録(本例では2パス)方式と称しているが、同一ヘッドで連続的に画像形成する場合に比較して各ノズルにの記録特性が分散されるために画質が飛躍的に向上する利点が得られる。
次に各記録モジュール105〜110及び115〜120の基本構成について図4を用いて説明する。
図4aはK(ブラック)、C(シアン)、M(マゼンタ)、Y(イエロー)、4色分の記録モジュールであり、図4bはK(ブラック)、C(シアン)、M(マゼンタ)、Y(イエロー)、それにLC(淡シアン)、LM(淡マゼンタ)、計6色分の記録モジュールを示す。
2種類の図は色数の違いのみなので、図4bの6色分の例で説明する。
やはり記録モジュールの上側から見た図で、411K〜411LMはワイパブレード、412K〜412LMはキャップ機構、そして413K〜413Mは記録ヘッドである。
ワイパブレード411K〜411LMはキャップ機構412K〜412LM上を左右に移動可能で、記録ヘッド413K〜413LMの下部のノズル列(不図示)を払拭し、ノズル面をクリーニングする。
ワイパブレード411K〜411LMの動作の詳細を図5にて説明する。
図5aは記録モジュールを上から見た図で、図5bは記録ヘッドを除いてキャップ機構412K〜412LMとワイパブレード411K〜411LMを斜め上部から見た斜視図である。
キャップ機構全体を支持する支持板500にはワイプモータ501を具え、モータ軸に結合されたドライブプーリ503a、503b〜駆動ベルト504a、504bを介し、ワイパブレードホルダ505を左右にスライドさせ、記録ヘッド413K〜413LMのノズル面を各々ワイパブレード411K〜411LMにて払拭する。
尚506はワイパブレードホルダ505の移動をガイドするガイドシャフトである。
続いて記録モジュール各部の物理的な状態遷移図を図6に示す。
図6aは記録ヘッドが密閉キャップされた待機状態で記録動作命令が発生すると矢印丸1に沿って状態遷移する(図6b)。
先ず記録ヘッド413K〜413LMが不図示のヘッドU/D(Up/Down)モータにて矢印丸1の如く一旦上方向に
微動し続いて不図示のキャップモータによってキャップ機構支持板500が矢印水平方向に移動する。この時ワイパブレード411K〜411LMはキャップ機構と一体的に移動する。
その後矢印丸2に進み記録ヘッド413K〜413LMは記録媒体に向かって下降し記録位置にて静止する(図6C)。
尚601はヘッドホルダで、記録ヘッド413K〜413LM全体に結合され物理的に支持する。
記録動作が進み、やがて記録ヘッド413K〜413LMのノズル近傍のクリーニング要求が発生すると矢印丸3に沿って遷移、記録ヘッド413K〜413LMは記録を一旦中断しワイパブレード411K〜411LMによるクリーニング位置まで上昇し、続いてワイプモータ501が駆動され、全ての記録ヘッド413K〜413LMの下部ノズル面に成長したインク滴は払拭される(図6d)。
クリーニング動作が完了したら矢印丸4に沿って記録位置に復帰し記録動作を再開し、以降は全ての記録動作が完了するまで、矢印丸3、丸4の状態遷移を繰り返すことになる。
そして全ての記録動作が完了したら丸5、丸6の順序で遷移し、記録ヘッド413K〜413LMは再び密閉キャップされた待機状態に戻る(図6a)。
キャップ機構412K〜412LMを支持するキャップ機構支持板500と記録ヘッド413K〜413LMの相対的な動き方を図7で説明する。
キャップ機構支持板500には記録ヘッド413K〜413LMの下部ノズル面が記録媒体表面より僅か上の記録位置迄到達するために通過する貫通口701が夫々空けられている(図7b)。
図7bはワイパブレードホルダ505がワイプモータ501によって記録ヘッド413K〜413LMのノズル面を同時にワイプ中の状態を示している。この時の記録ヘッド413K〜413LMとキャップ機構412K〜412LMの上部から見た相対的な位置関係は待機中(キャッピング状態)と同じである。
ワイパブレード411K〜411LMによるノズル面のインク払拭が終了するとワイパブレードホルダ505を含むキャップ機構支持板500全体が水平方向距離Lだけ移動すると櫛歯状の貫通口701と記録ヘッド413K〜413LMとの水平方向位置が合致し、その状態で記録ヘッド413K〜413LMが下降すれば図7aに示す如く記録動作するための位置決めが終わる。
図7aは既に説明した図6Cに対応し、図7bは図6dに対応する。
図8は記録動作中、記録媒体搬送方向上流側の記録ユニット111がクリーニング動作に入った状態を概念的に示す図で、この場合下流側の記録ユニット121のみで完成された画像を形成する。
各記録モジュール105〜110のワイパブレード401は一斉に動作するが、必ずしも完全に同期される必要はない。尚図から解るようにワイパブレードによる記録ヘッドのノズル面の払拭は記録媒体301の上部空間で行なわれる為払拭によるワイプ滴が飛び散らぬよう弾性体ワイパブレード411K〜411LMは図のように長手方向の払拭が好ましい。又ワイパブレード411K〜411LMは不図示のブレードの絞り機構にて予め絞られ、更に払拭し終わった直後の減速〜停止をスムーズに行なうことが重要であり、ワイプモータ501はDCサーボモータによるフィードバック制御による方法が好ましい。
図9は記録動作中、記録媒体搬送方向下流側の記録ユニット121がクリーニング動作に入った状態を概念的に示す図で、この場合上流側の記録ユニット111のみで完成された画像を形成する。
尚図8、図9における記録速度(記録媒体301の搬送速度)は双方の記録ユニット111、121が記録中である図3に比較し約1/2に制限する。
又本実施例では6色分のカラー記録する前提で説明されているが、全記録モジュールの全ての記録ヘッドを同一色のインクを用いた用途であれば、各々の記録ヘッドに例えば6ラスタおきの記録を担当させることによって、最大6倍の記録速度(記録媒体301の搬送速度)を得ることもできる。
図10には画像データの作成、転送、記録動作開始コマンドの発行等を行なうホストPC1000と記録ユニット1(111)、記録ユニット2(112)、それに搬送装置1001との接続を示す。インタフェースは例えばUSBが使用される。
図11は記録媒体301のハンドリングを行なう搬送装置1001の電気的なブロック図である。
記録媒体301の搬送開始、停止コマンド等はホストPC1000からUSBのインタフェースコントローラを介して受信し、CPU1102はコマンドの解析する。
搬送開始コマンドを受け付けると、サーボロジック1108へ搬送速度指示値等を書き込み、動作開始を指示する。続いてサーボアンプ1109を介して搬送モータ101を起動、与えられた指示速度値、例えば400[mm/sec]の定速搬送制御に入る。
速度制御は搬送モータの101の回転軸に結合されたロータリエンコーダ1110の出力をサーボロジック1108にフィードバックすることによりサーボロジック1108自身が行なう。
その後不図示のロール紙供給部から記録媒体301が搬送部に到着し、用紙先端検知センサ1106にて先端検知するとサーボロジックからカウントUp信号と位置パルスの送出開始する。カウントUp/Down信号、及び位置パルスはエンコーダ1110の出力の同期化〜変換されたもので位置パルスは例えば記録ヘッドの分解能と同じく記録媒体301が1[inch]進むと600[Pulse]出力される。カウントUp/Down信号は記録媒体301が正方向に搬送されている間はHigh、逆方向(バックフィード)時はLowレベルを保つ。カウントUp信号と位置パルス信号は記録ユニット1、及び2の各ラスタのリアルタイムの切り出し信号としても用いられる。
オペレーションパネル1105にはLCD等の表示器や操作キーがあって手動の電源O
N,OFF、動作開始、停止や、装置の稼動状況を監視できる。
インタフェース1111、1112は各記録ユニットとの通信インタフェースで、相互のステイタスを送受信し、記録速度(搬送速度)の切り替えを自動的に行なう。
尚、記録媒体301は大判となるために、不図示の用紙吸着手段を用いることも考えられる。
図12は記録ユニット111、121の電気的なブロック図である。双方の記録ユニットは基本的に同じハードウェア構成で実現できるので、ここでは代表して記録ユニット1(111)のブロック図として説明する。
画像の記録データや、記録開始、停止コマンド等はホストPC1000から例えばUSBのインタフェースコントローラ1201を介して受信し、CPU1202はコマンドの解析する。原則的に受信する記録データは記録ユニット1、2共に同じフル画像データである。
記録動作開始コマンドを受信すると、CPU1202の指示によって、インタフェースコントローラ1201、メモリコントローラ1206経由でVRAM1207に記録データが高速に書き込まれる。本発明の記録システムでは時々刻々変化する画像の連続的な記録動作が可能であり、記録ユニットで単位時間に記録する記録データ量よりホストPCから転送される記録データ量が常に上回る。
CPU1202の実行プログラム、種々の変換表はROM1203に記憶されている。又作業用メモリとしてRAM1204を使用する。各記録モジュール105〜110の有する全ての記録ヘッドの情報や、縦方向、横方向微小な記録位置の調整(レジストレーション)データ等、記録ユニット固有の情報は不揮発性のEEPROM1205に書き込まれている。
所定量の記録データの受信ができるとヘッドU/Dモータ1211とキャップモータ1212を駆動部1210を介して相互に駆動し、既に説明した如く記録ヘッドを待機位置から記録位置に移動させ
記録準備する。ポンプモータ1213は不図示のインクタンクから記録ヘッドにインクを供給する他、一定期間以上使用しなかった時に、記録ヘッド内部のインクを加圧して各ノズルからインクを強制的に排出させて健全な記録性能を復帰させる不図示の加圧ポンプの駆動源としても使う。
搬送装置からのカウントUp信号、位置パルスの受信が始まると記録モジュール制御回路1208内部に持つUP/Downカウンタにより記録媒体の最新の現在位置が示されるようになる。記録媒体が各々の記録モジュールの記録開始位置に到達したら、VRAM1207〜メモリコントローラ1206〜記録モジュール制御回路1208を介して各記録モジュール105〜110に記録データが高速に転送される。VRAM1207はFIFO(First In First Out)形式に構成され、記録が済んだ領域から順番に新たな受信データにリフレッシュされる。
記録ユニット111、121双方が記録動作時に、本記録ユニット111は例えば奇数ラスタを担当し(偶数ラスタにはNullを転送)、他の記録ユニット121に偶数ラスタを補完させるようにすれば、両者で記録動作している間、記録速度(搬送速度)は一方のみの動作時、つまり一方がクリーニング動作している時に比べ、2倍の記録速度を実現できる。
オペレーションパネル1220には電源ON、OFFや強制停止等の操作キーが具えられる。1221は記録ユニット内の温度センサで、これ以外にも不図示のセンサも記録モジュール内に存在する。入出力ポート1209はセンサや操作キー等の入力識別、記録モジュールへのワイプ動作ONの指示出力等に用いる。
インタフェース1225、1226は他の各記録ユニット121、そして搬送装置1001との通信インタフェースで、特に記録動作中他の記録ユニット121と回復動作(クリーニング動作)が重ならないように相互のステイタスを確認する。
ワイプON信号は各記録モジュール105〜110が備えるワイプモータ501の動作指示信号で本実施例では全ての記録モジュール105〜110のワイプ動作は同時に実行されることになる。
尚記録モジュール105〜110の各々には、サブCPUを具える場合も考えられる。
次にホストPC1000、記録ユニット111、121及び搬送装置1001相互の動作に関して図13の動作フローを用いて説明する。
ホストPC1000の画面上で印刷開始が入力されると、搬送開始命令が発行され(1301)、搬送装置では搬送モータの駆動開始する(1321)。
次に記録データの作成〜転送され(1302)、各記録ユニットでは記録ヘッドを待機(キャッピング)位置から記録位置に移動する(1341)。
そして搬送装置で、記録媒体301の先端が先端検知センサ1106にて検知されると(1322-Yes)、印刷開始信号(カウントUp信号、位置パルス)が出力開始され(1323)、各記録ユニットによる記録動作が始まる(1342)。
そして所望の記録動作が終了すると(1343-Yes)、記録ヘッドは待機位置に再び戻り(1344)、記録媒体301の排紙が終了すると(1324-Yes)搬送装置はホストPCに動作完了を伝達し、搬送モータを停止(1325)、終了する。
続いて記録動作中に記録ユニット1のクリーニング動作が入る場合の搬送装置と記録ユニット相互の動作フローを図14により説明する。
先ず、記録ユニット1(111)は奇数ラスタの記録動作(1421)、記録ユニット2(121)は偶数ラスタを記録し(1441)、搬送装置の搬送速度は例えば400[mm/sec]で高速に記録動作されている(1401)。
記録動作が進み、クリーニングする為のある所定条件(例えば時間で1分経過)に入ると(1422)、記録ユニット1(111)は間もなく記録を中断することを知らせるために、中断ラスタポイント(ラスタ番号)を記録ユニット2(121)、及び搬送装置1001に送信する(1423)。
すると搬送装置では搬送速度を低速(例えば200[mm/sec])に減速開始する(1402)。
記録媒体301の中断ラスタ相当位置が記録ユニット1の最下流側の記録ヘッド下部を通過すると(1424)記録ユニット1は記録を中断し、直ちにクリーニング動作に移行する(1425)。
そして記録媒体301の中断ラスタ相当位置が記録ユニット2(121)の最上流側の記録ヘッド下部に到達すると(1442-Yes)、記録ユニット2はこれ以降全ラスタ記録動作モードに入る(1443)。
やがて記録ユニット1のクリーニング動作が終了すると(1426-Yes)記録ユニット1から2に通知され、記録ユニット2から1に今度は記録再開する再開ラスタを指示する(1444)。
記録媒体301の再開ラスタ相当位置が記録ユニット1の最上流側のヘッド下部に達すると(1427-Yes)、記録ユニット1はこれ以降奇数ラスタ記録動作モードを再開する(1428)。
更に記録媒体301の再開ラスタ相当位置が記録ユニット2の最下流側のヘッド下部に達すると(1445-Yes)、記録ユニット2はこれ以降全ラスタモードから偶数ラスタ記録動作モードに戻る(1446)。記録ユニット2から搬送装置には記録ユニット1、2両者による通常の記録モードに戻ったことが通知され、搬送装置は搬送速度を200[mm/sec]から400[mm/sec]に加速開始し(1403)、元の記録モードに戻る。
上記動作は記録ユニット2がクリーニング動作に入った場合も同様に処理される。
<第2の実施例>
本実施例により、記録動作中に記録ユニット1のクリーニング動作が入る場合の搬送装置と記録ユニット相互の動作フローを図15により説明する。
本実施例による動作フローは図14と類似しているので、共通部に関わる説明は一部重複する。
本実施例による記録ユニット1(111)は通常記録時奇数ラスタでは奇数ノズル、偶数ラスタになると偶数ノズルのみ記録動作する(1521)。つまり千鳥状(又は市松模様)に間引き印字することになる。
一方記録ユニット2(121)の場合、奇数ラスタでは偶数ノズル、偶数ラスタでは奇数ノズルのみ印字し、記録ユニット1と記録画素を相互に補完する(1541)。
搬送装置の搬送速度は例えば400[mm/sec]で高速に記録動作されている(1501)。
記録動作が進み、クリーニングする為のある所定条件(例えば時間で1分経過)に入ると(1522)、記録ユニット1(111)は間もなく記録を中断することを知らせるために、中断ラスタポイント(ラスタ番号)を記録ユニット2(121)、及び搬送装置1001に送信する(1523)。
すると搬送装置では搬送速度を低速(例えば200[mm/sec])に減速開始する(1502)。
記録媒体301の中断ラスタ相当位置が記録ユニット1の最下流側の記録ヘッド下部を通過すると(1524-Yes)記録ユニット1は記録を中断し、直ちにクリーニング動作に移行する(1525)。
そして記録媒体301の中断ラスタ相当位置が記録ユニット2(121)の最上流側の記録ヘッド下部に到達すると(1542-Yes)、記録ユニット2はこれ以降全画素記録動作モードに入る(1543)。
やがて記録ユニット1のクリーニング動作が終了すると(1526-Yes)記録ユニット1から2に通知され、記録ユニット2から1に今度は記録再開する再開ラスタを指示する(1544)。
記録媒体301の再開ラスタ相当位置が記録ユニット1の最上流側のヘッド下部に達すると(1527-Yes)、記録ユニット1はこれ以降奇数ラスタでは奇数ノズル、偶数ラスタでは偶数ノズルのみの記録動作モードに戻る(1528)。
更に記録媒体301の再開ラスタ相当位置が記録ユニット2の最下流側のヘッド下部に達すると(1545-Yes)、記録ユニット2はこれ以降全画素記録モードから元の記録動作モード(奇数ラスタでは偶数ノズル、偶数ラスタは奇数ノズル)に戻る(1546)。記録ユニット2から搬送装置には記録ユニット1、2両者による通常の記録モードに戻ったことが通知され、搬送装置は搬送速度を200[mm/sec]から400[mm/sec]に加速開始し、元の記録モードに戻る(1503)。
上記動作は記録ユニット2がクリーニング動作に入った場合も同様に処理される。
以上に説明した如く、本発明の実施によって、記録動作が一旦開始されると、記録ヘッドのクリーニングによる中断が発生しないだけでなく、記録システムが有する最大のスループットを引き出すことができる。更に複数の記録ヘッドを用いた所謂マルチパスによる極めて高い画質の画像を実現できる。
本発明は段ボール等比較的大判の印刷物を高速に、且つ極めて高画質の画像を高い信頼性を以って記録可能な記録システムに利用可能である。
本発明を実施した記録システムの待機中状態を示す上面図である。 本発明を実施した記録システムの記録ヘッドの記録動作位置を示す上面図である。 本発明を実施した記録システムの記録ユニット双方で記録動作している状態を示す概念図である。 4色構成と6色構成の記録モジュール内でのワイプ動作を示す概念図である。 4色構成による記録モジュールのワイプ動作を詳細に示す概念図である。 記録モジュール内の状態遷移を示す概念図である。 記録ヘッドとキャップ機構の相対的な位置関係を示す図である。 記録ユニット1がクリーニング動作している状態の概念図である。 記録ユニット2がクリーニング動作している状態の概念図である。 ホストPC、搬送装置、及び記録ユニット1、2の接続図である。 搬送装置の電気的なブロック図である。 記録ユニットの電気的なブロック図である。 ホストPC、搬送装置、及び記録ユニットの相互動作フローである。 クリーニング動作が入った場合の詳細な動作フローである。 クリーニング動作が入った場合の第2実施例による動作フローである。
符号の説明
101 搬送モータ
102 ドライブギア
103 搬送ベルト
111 記録ユニット1
121 記録ユニット2

301 記録媒体(用紙)

401 ワイパブレード
402 キャップ機構
403 記録ヘッド
411 ワイパブレード
412 キャップ機構
413 記録ヘッド

500 キャップ機構支持板
501 ワイパモータ

1000 ホストPC
1001 搬送装置

1101 インタフェースコントローラ
1102 CPU(搬送装置)

1201 インタフェースコントローラ
1202 CPU(記録ユニット)

Claims (6)

  1. 記録媒体を所定搬送方向に搬送する搬送手段と、
    第1の記録ヘッドと、前記第1の記録ヘッドをクリーニングする第1のクリーニング手段とにより構成された第1の記録モジュールを、前記搬送方向と交差する方向に複数保有する第1の記録ユニットと、
    第2の記録ヘッドと、前記第2の記録ヘッドをクリーニングする第2のクリーニング手段とにより構成された第2の記録モジュールを前記搬送方向と交差する方向に複数保有する、前記第1の記録ユニットの前記搬送方向下流に配置された第2の記録ユニットと、を有し、
    前記搬送手段により搬送される記録媒体に対し、前記第1の記録ユニットと前記第2の記録ユニットとにより分担して記録動作を行い、共通の画像を形成する記録システムであって、
    前記第1の記録ユニット及び前記第の記録ユニットのクリーニング動作を制御するクリーニング動作制御手段と、
    前記第1の記録ユニットと前記第2の記録ユニットの何れか一方が前記クリーニング動作を行い他方が画像を形成している時の、前記搬送手段による記録媒体の搬送速度を、前記第1の記録ユニットと前記第2の記録ユニットとが共に前記記録動作をしている時の、前記搬送手段による記録媒体の搬送速度よりも遅く設定する搬送速度制御手段と、を備えたことを特徴とする記録システム。
  2. 前記第1の記録ユニット及び第2の記録ユニットは同一の記録データを受信し、所定領域の記録データをマスクする記録データマスク手段を有することを特徴とする請求項1記載の記録システム。
  3. 前記第1の記録ユニット又は第2の記録ユニットの前記クリーニング動作以前に記録動作の中断を予告する記録動作中断予告信号送出手段を有することを特徴とする請求項1又は2記載の記録システム。
  4. 前記記録動作中断予告信号送出手段により記録動作中断予告信号が送出された場合、前記搬送手段による記録媒体の搬送速度を、前記記録動作中断予告信号送出手段により記録動作中断予告信号が送出されていない場合の、記搬送手段による記録媒体の搬送速度よりも減速する搬送速度減速手段を有することを特徴とする請求項3記載の記録システム。
  5. 前記第1の記録ユニット又は第2の記録ユニットの前記クリーニング動作後、記録動作の再開を予告する記録動作再開予告信号送出手段を有することを特徴とする請求項4記載の記録システム。
  6. 前記クリーニング動作とはワイパブレードによる前記記録ヘッドのワイプ動作であることを特徴とする請求項1乃至5の何れか1項に記載の記録システム。
JP2005002044A 2005-01-07 2005-01-07 記録システム Expired - Fee Related JP4704042B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005002044A JP4704042B2 (ja) 2005-01-07 2005-01-07 記録システム
US11/312,483 US7527354B2 (en) 2005-01-07 2005-12-21 Recording system

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005002044A JP4704042B2 (ja) 2005-01-07 2005-01-07 記録システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006187965A JP2006187965A (ja) 2006-07-20
JP4704042B2 true JP4704042B2 (ja) 2011-06-15

Family

ID=36795587

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005002044A Expired - Fee Related JP4704042B2 (ja) 2005-01-07 2005-01-07 記録システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4704042B2 (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004262003A (ja) * 2003-02-28 2004-09-24 Fuji Xerox Co Ltd 記録装置

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004262003A (ja) * 2003-02-28 2004-09-24 Fuji Xerox Co Ltd 記録装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2006187965A (ja) 2006-07-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP2364854B1 (en) Image forming apparatus
JP5849395B2 (ja) 記録方法及び記録装置
JP2003165205A (ja) 画像形成装置
US7527354B2 (en) Recording system
JP5736864B2 (ja) ラインプリンターの連続用紙印刷方法
JP5459492B2 (ja) 画像形成装置
JP2010214780A (ja) 画像形成装置
US9987848B2 (en) Ink jet recording apparatus and cleaning method thereof
JP2010137388A (ja) 画像形成装置
JP2006231719A (ja) 記録装置、記録システム
US20100079527A1 (en) Image recording apparatus and image recording method
JP5953788B2 (ja) インクジェットプリンターおよびインクジェットプリンターの制御方法
JP4704042B2 (ja) 記録システム
JP2006305798A (ja) インクジェットプリンタ
JP2007160616A (ja) インクジェット記録ヘッド用クリーニング装置、およびインクジェット記録装置
JP2010000680A (ja) 記録システム
US8226192B2 (en) Printing apparatus and printing method
JP2006150938A (ja) インクジェット記録装置、インクジェット記録方法、情報処理装置、記憶媒体およびプログラム
JP2003062989A (ja) インクジェットプリンタ
JP4259965B2 (ja) 画像形成装置
JP4262075B2 (ja) インクジェット記録装置およびインクジェット記録方法
JP2006263954A (ja) 記録システム
JP2005193393A (ja) 画像記録装置
JP5884326B2 (ja) 記録装置、制御装置、記録装置の制御方法、及び、プログラム
JP2006255984A (ja) 記録システム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20071212

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100803

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100914

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20101115

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20101207

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20101207

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110308

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110309

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4704042

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313532

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R360 Written notification for declining of transfer of rights

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360

R360 Written notification for declining of transfer of rights

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360

R371 Transfer withdrawn

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R371

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees