JP4703757B2 - 情報処理装置 - Google Patents

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Description

この発明は、ウェイクアップ信号に応答して電源オフ状態から電源オン状態に復帰するウェイクアップ機能を有する例えばバッテリ駆動可能なパーソナルコンピュータ等に適用して好適なウェイクアップ制御技術に関する。
近年、バッテリ駆動可能で携行容易なノートブックタイプのパーソナルコンピュータが広く普及している。この種のコンピュータは、バッテリによる稼働時間を少しでも長く確保するために、省電力化の工夫が日々図られている。
無駄な電力消費を防ぐ最も基本的な方法は、コンピュータを使わない時にはこまめに電源オフ状態にすることである。そこで、ユーザの使い勝手を考慮して、電源ボタンの操作によらず、電源オフ状態から電源オン状態に自動的に復帰して、ユーザが即座に使用を開始できるようにするための仕組みも、これまで種々提案されている(例えば特許文献1等参照)。
特開2000−3233号公報
例えばUSB(universal serial bus)コネクタに接続された外付けのマウスを操作しただけで、ディスプレイユニットが閉じた状態のノートブック・コンピュータを電源オフ状態から電源オン状態に復帰させること等を可能とする仕組みは、ウェイクアップ機能などと称されている。このウェイクアップ機能を持たない場合、ディスプレイユニットを開けて電源ボタンを操作しなければ電源オン状態に復帰させることができないので、その効果は非常に大きい。
このウェイクアップ機能は、上記の例でいえば、USBコネクタに接続された外付けのマウスとの通信を行うUSBコントローラに対する電力供給をコンピュータが電源オフ中も継続するように設定がなされること、および、外付けのマウスからデータを受信したらUSBコントローラはウェイクアップ機能を作動させるためのウェイクアップ信号を発生させるように設定がなされていること、が必要である。そして、この設定は、コンピュータが電源オフ状態に移行する時、オペレーティングシステムから制御権を移されたBIOS(basic input/output system)からの指示によって行われる。
ここで、ACアダプタが接続されておらず、かつ、バッテリが消耗または抜かれて、電力供給が完全に遮断した後、再び電力供給が可能となった状況下において、コンピュータが電源オフ状態にある場合を想定する。この場合、上述したBIOSからの指示によるウェイクアップ機能のための設定がなされていない状態にあるので、たとえマウスが操作されてもコンピュータが電源オフ状態から電源オン状態に復帰することはない。
しかしながら、ユーザの立場で見ると、この2つの電源オフ状態の違いを区別することは難しく、上記のような想定ケースにおいても通常通りにウェイクアップ機能を作動させることのできる仕組みが強く求められる。
この発明は、このような事情を考慮してなされたものであり、電源投入直後からウェイクアップ機能を作動させることを実現した情報処理装置を提供することを目的とする。
前述した目的を達成するために、この発明の情報処理装置は、電源オフ状態にある時、所定の事象が発生した場合に、電源オフ状態から電源オン状態に復帰するウェイクアップ機能を有する情報処理装置において、前記所定の事象が発生した場合に、前記ウェイクアップ機能を作動させるためのウェイクアップ信号を発生させる機能を有するデバイスと、前記情報処理装置内の各部に対する電力供給を制御し、前記デバイスが発生させるウェイクアップ信号に応答して前記情報処理装置を電源オン状態に復帰させるコントローラと、前記ウェイクアップ信号を発生させる機能を有効にするか否かを示す情報を格納する第1の不揮発性メモリと、電力供給が開始された際、前記第1の不揮発性メモリに格納された情報が前記ウェイクアップ信号を発生させる機能を有効にする旨を示していた場合、前記ウェイクアップ信号を発生させる機能が有効となるように前記デバイスの初期化を行う初期処理手段と、前記ウェイクアップ信号を発生させる機能を有効にするデバイスを示す情報を格納する第2の不揮発性メモリと、前記情報処理装置に対する電力供給が開始された際、前記第2の不揮発性メモリに格納された情報によって示されるデバイスに対して電力供給を開始するとともに、電源オフ中も前記デバイスに対して電力供給するウェイクアップ制御手段と、を具備することを特徴とする。
また、この発明の情報処理装置は、電源オフ状態にある時、所定の事象が発生した場合に、電源オフ状態から電源オン状態に復帰するウェイクアップ機能を有する情報処理装置において、前記所定の事象が発生した場合に、前記ウェイクアップ機能を作動させるためのウェイクアップ信号を発生させる機能を有するデバイスと、前記情報処理装置内の各部に対する電力供給を制御し、前記デバイスが発生させるウェイクアップ信号に応答して前記情報処理装置を電源オン状態に復帰させるコントローラと、前記ウェイクアップ信号を発生させる機能を有効にするか否かを示す情報を格納する第1の不揮発性メモリと、電力供給が開始された際、前記第1の不揮発性メモリに格納された情報が前記ウェイクアップ信号を発生させる機能を有効にする旨を示していた場合、前記ウェイクアップ信号を発生させる機能が有効となるように前記デバイスの初期化を行う初期処理手段と、前記ウェイクアップ信号を発生させる機能を有効にするデバイスを示す情報を格納する第2の不揮発性メモリと、を具備し、前記コントローラは、電源供給が遮断された後に電源供給が開始された際に、前記第2の不揮発性メモリに格納された情報によって示されるデバイスに対して電力供給することを特徴とする。
また、この発明の情報処理装置は、電源オフ状態にある時、所定の事象が発生した場合に、電源オフ状態から電源オン状態に復帰するウェイクアップ機能を有する情報処理装置において、前記所定の事象が発生した場合に、前記ウェイクアップ機能を作動させるためのウェイクアップ信号を発生させる機能を有するデバイスと、前記情報処理装置内の各部に対する電力供給を制御し、前記デバイスが発生させるウェイクアップ信号に応答して前記情報処理装置を電源オン状態に復帰させるコントローラと、電力供給が開始された際、前記ウェイクアップ信号を発生させる機能を有効にする指示を前記コントローラから受けた場合、前記ウェイクアップ信号を発生させる機能が有効となるように前記デバイスの初期化を行う初期処理手段と、前記ウェイクアップ信号を発生させる機能を有効にするデバイスを示す情報を格納する不揮発性メモリと、前記情報処理装置に対する電力供給が開始された際、前記不揮発性メモリに格納された情報によって示される、前記ウェイクアップ信号を発生させる機能を有効にするデバイスに対する電力供給を開始すると共に、前記デバイスに対して、前記ウェイクアップ信号を発生させる機能を有効にする指示を送信するウェイクアップ制御手段と、を具備することを特徴とする。
この発明によれば、電源投入直後からウェイクアップ機能を作動させることを実現することができる。
本発明の一実施形態に係る情報処理装置の概観を示す斜視図。 同実施形態の情報処理装置のシステム構成を示すブロック図。 同実施形態の情報処理装置の状態遷移を示す図。 同実施形態の情報処理装置のウェイクアップ機能を作動させるための環境設定時の流れを示すフローチャート。 同実施形態の情報処理装置が備えるEC/KBCのG3復帰時におけるウェイクアップ機能に関わる動作の流れを示すフローチャート。 同実施形態の情報処理装置が備える各デバイスの電力供給が開始された際におけるウェイクアップ機能に関わる動作の流れを示すフローチャート。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態を説明する。
まず、図1および図2を参照して、本発明の一実施形態に係る情報処理装置の構成を説明する。本実施形態の情報処理装置は、例えばノートブックタイプのパーソナルコンピュータ10として実現されている。
図1は、このコンピュータ10のディスプレイユニットを開いた状態における斜視図である。本コンピュータ10は、コンピュータ本体11と、ディスプレイユニット12とから構成される。ディスプレイユニット12には、LCD(liquid crystal display)17によって構成される表示装置が組み込まれている。
ディスプレイユニット12は、コンピュータ本体11に対し、コンピュータ本体11の上面が露出される開放位置とコンピュータ本体11の上面を覆う閉塞位置との間を回動自在に取り付けられている。コンピュータ本体11は薄い箱形の筐体を有しており、その上面にはキーボード13、本コンピュータ10をパワーオン/パワーオフするためのパワーボタン14、入力操作パネル15、タッチパッド16、スピーカ18A,18Bなどが配置されている。入力操作パネル15は、押下されたボタンに対応するイベントを入力する入力装置であり、例えばテレビジョン放送信号によって放送される放送番組データの視聴および録画を実行するためのテレビジョン(TV)機能やDVDに記録されたビデオデータを再生するDVD機能などを即時に起動するためのボタンを備えている。
また、コンピュータ本体11の右側面には、例えばマウス20等の各種USBデバイスを接続するためのUSBコネクタ19が設けられている。なお、図示されていないが、コンピュータ本体11の背面には、ACアダプタを接続するためのACコネクタも設けられている。そして、コンピュータ本体11の内部には、バッテリ21が取り外し可能に装着されている。
次に、図2を参照して、本コンピュータ10のシステム構成について説明する。
本コンピュータ10は、図2に示されているように、CPU101、ノースブリッジ102、主メモリ103、サウスブリッジ104、グラフィックスコントローラ105、ビデオメモリ(VRAM)105A、サウンドコントローラ106、BIOS−ROM107、LANコントローラ108、ハードディスクドライブ(HDD)109、光磁気ディスクドライブ(ODD)110、USBコントローラ111、無線LANコントローラ112、エンベデッドコントローラ/キーボードコントローラ(EC/KBC)113、電源コントローラ114等を備えている。
CPU101は、本コンピュータ10の動作を制御するプロセッサであり、HDD109から主メモリ103にロードされる、オペレーティングシステム(OS)201や、このOS201の配下で動作する(ユーティリティを含む)各種アプリケーションプログラムを実行する。また、CPU101は、BIOS−ROM107に格納されたBIOSも実行する。BIOSは、ハードウェア制御のためのプログラムである。以下では、このBIOS−ROM107に格納されたBIOSそのものをBIOS107と表記することがある。
ノースブリッジ102は、CPU101のローカルバスとサウスブリッジ104との間を接続するブリッジデバイスである。ノースブリッジ102には、主メモリ103をアクセス制御するメモリコントローラが内蔵されている。また、ノースブリッジ102は、PCI EXPRESS規格のシリアルバスなどを介してグラフィックスコントローラ105との通信を実行する機能も有している。
グラフィックスコントローラ105は、本コンピュータ10のディスプレイモニタとして使用されるLCD17を制御する表示コントローラであり、このグラフィックスコントローラ105によって生成される表示信号がLCD17に送られる。
サウスブリッジ104は、PCI(Peripheral Component Interconnect)バス上の各デバイスおよびLPC(Low Pin Count)バス上の各デバイスを制御する。また、サウスブリッジ104は、HDD109、ODD110を制御するためのIDE(Integrated Drive Electronics)コントローラを内蔵している。さらに、サウスブリッジ104は、サウンドコントローラ106、LANコントローラ108およびUSBコントローラ111との通信を実行する機能も有している。
サウンドコントローラ106は音源デバイスであり、再生対象のオーディオデータをスピーカ18A,18Bに出力する。LANコントローラ108は、例えばEthernet(登録商標)規格の有線通信を実行する有線通信デバイスであり、無線LANコントローラ112は、例えばIEEE 802.11規格の無線通信を実行する無線通信デバイスである。
EC/KBC113は、電力管理を行うためのエンベデッドコントローラと、キーボード(KB)13およびタッチパッド16を制御するためのキーボードコントローラとが集積された1チップマイクロコンピュータである。EC/KBC113は、電源コントローラ114と協働して、バッテリ21やACアダプタからの電力を各部に供給する制御を実行する。つまり、このEC/KBC113は、ユーザによるパワーボタン14の操作に応じて、本コンピュータ10をパワーオン/パワーオフする機能を有している。この電力供給制御を実行するEC/KBC113および電源コントローラ114に対しては、バッテリ21やACアダプタからの電力が本コンピュータ10の電源オン/電源オフ状態に関わらずに供給されることになる。
また、本コンピュータ10は、電源オフ状態にある時、例えばLANコントローラ108や無線LANコントローラ112が通信データを受信したり、USBコネクタ19に接続されたマウス20が操作されたりした場合に、電源オン状態に自動的に復帰するいわゆるウェイクアップ機能を有している。LANコントローラ108、無線LANコントローラ112および(USBコネクタ19に接続されたマウス20を制御する)USBコントローラ111は、上記のような所定の事象が発生した場合に、ウェイクアップ信号を発生させる機能を有しており、EC/KBC113は、ユーザによるパワーボタン14の操作のほか、このウェイクアップ信号の発生にも応じて、本コンピュータ10をパワーオンする機能を有している。
LANコントローラ108、無線LANコントローラ112およびUSBコントローラ111の各デバイスが、ウェイクアップ信号を発生させる機能を有効とするか否かは、BIOS107によって設定される。一般的に、BIOS107は、電源オフ状態に移行する際、終了処理を完了させたOS201から制御権を移された時に、ウェイクアップ信号を発生させる機能を有効とさせたいデバイスに対して、その旨を指示するコマンドを発行する。これと並行して、BIOS107は、どのデバイスに対して当該コマンドを発行したか、即ち、ウェイクアップ信号を発生させる機能を有効とするデバイスはいずれであるかをEC/KBC113に通知する。そして、EC/KBC113は、この通知されたデバイスに対する電力供給を本コンピュータ10が電源オフ状態中も継続する。
このように、一般的に、ウェイクアップ機能は、電源オフ状態に移行する際におけるBIOS107の設定作業によって実現される。なお、BIOS107は、各デバイスについて、ウェイクアップ信号を発生させる機能を有効とするか否かをユーザが設定するためのユーザインタフェース機能も有している。
図3は、本コンピュータ10の状態遷移を示す図である。図3に示すように、本コンピュータ10は、電源オン状態であるステータスS0、前回の電源オフ時の状態を主メモリ103に保持しつつ電源オフしたいわゆるサスペンド状態であるステータスS3、前回の電源オフ時の状態をHDD109に保持しつつ電源オフしたいわゆるハイバネーション状態であるステータスS4、完全な電源オフ状態であるステータスS5、の4つのステータスを取り得る。ステータスS3〜ステータスS5は、電源オフ状態としてステータスSxとして総称されることもある。そして、前述したように、ステータスSxの状態にある本コンピュータ10は、ウェイクアップ機能により、パワーボタン14の操作によらずに、ステータスS0の状態に自動的に復帰することが可能である。
ここで、本コンピュータ10が、ACアダプタが接続されておらず、かつ、バッテリ21が消耗または抜かれて、電力供給が完全に遮断した後、ACアダプタが接続され、または、電力供給可能なバッテリ21が装着された場合を考える。この電力供給が開始された状態は、ACPI(advanced configuration and power interface)仕様ではG3と定義されている。このG3復帰後、パワーボタン14が初めて操作されるまでの電源オフ状態を、ここでは、5つ目のステータスとしてSx´と表すこととする。このステータスSx´の状態とステータスSxの状態との違いを、ユーザが区別することは非常に困難であるが、ステータスSx´の状態においては、BIOS107によるウェイクアップ機能のための設定作業は行われていないので、上記のような所定の事象が発生しても、一般的には、本コンピュータ10が電源オン状態に自動的に復帰することはない。
そこで、本コンピュータ10は、ステータスSx´の状態においても、ウェイクアップ機能による電源オン状態への自動復帰を行えるように工夫したものであり、以下、この点について詳述する。
このステータスSx´の状態におけるウェイクアップ機能による電源オン状態への自動復帰を実現するために、本コンピュータ10では、まず、ウェイクアップ信号を発生させる機能を有する各デバイス(ここでは、LANコントローラ108、無線LANコントローラ112およびUSBコントローラ111)が、当該ウェイクアップ信号を発生させる機能を有効とするか否かを示す情報を格納するための不揮発性メモリ(251a,251b,251c)を持ち、(EC/KBC113,電源コントローラ114による)電力供給が開始された際、この情報に基づき、ウェイクアップ信号を発生させる機能を有効または無効にする手順を含む初期化を実行する。
また、EC/KBC113も、ウェイクアップ信号を発生させる機能を有効とするデバイスはいずれであるかを示す情報を格納するための不揮発性メモリ252を持ち、(上記G3状態になったことによる)電力供給が開始された際、不揮発性メモリ252に格納された情報がウェイクアップ信号を発生させる機能を有効とする旨を示すデバイスに対する電力供給を開始する。
そして、BIOS107は、各デバイスが持つ不揮発性メモリ(251a,251b,251c)と、EC/KBC113が持つ不揮発性メモリ252とに、上記の情報を適宜に格納させるためのセットアップモジュール202を搭載する。セットアップモジュール202は、各デバイスについて、ウェイクアップ信号を発生させる機能を有効とするか否かをユーザが設定するためのユーザインタフェース機能を有し、ユーザからウェイクアップ信号を発生させる機能を有効とするものとして指定されたデバイスをEC/KBC113に通知する。EC/KBC113は、この通知に基づき、不揮発性メモリ252への情報格納を実行するとともに、ウェイクアップ信号を発生させる機能を有効とするデバイスに対して、その旨を示す情報を各不揮発性メモリ(251a,251b,251c)に格納させるためのコマンドを発行する。
例えば、BIOS107のセットアップモジュール202によって、USBコネクタ19に接続されたマウス20が操作されたら、本コンピュータ10を電源オフ状態から電源オン状態へと自動的に復帰させるための設定が行われたとする。この場合、USBコントローラ111の不揮発性メモリ251cには、電源オフ状態においてマウス20が操作されたらウェイクアップ信号を発生させるための情報が格納され、また、EC/KBC113の不揮発性メモリ252には、電力供給が開始されたらUSBコントローラ111に対する電力供給を即時に開始するための情報が格納されることになるので、ACアダプタが接続され、または、バッテリ21が装着された等により、電力供給が開始された際、USBコントローラ111に対する電力供給が即時に開始され、USBコントローラ111において、ウェイクアップ信号を発生させる機能を有効にする手順を含む初期化が実行されることになる。
よって、G3復帰後のステータスSx´の状態においてマウス20が操作されると、USBコントローラ111は、ウェイクアップ信号を発生させ、また、このウェイクアップ信号の発生を受けて、EC/KBC113は、本コンピュータ10を電源オン状態に復帰させる。
これにより、ステータスSx´とステータスSxとで何ら変わりのない、ユーザエクスペリエンスを直感に基づいたものにすることができることとなる。
なお、ここでは、ウェイクアップ信号を発生させる機能を有効とするか否かを示す情報を格納するための不揮発性メモリ(251a,251b,251c)を、ウェイクアップ信号を発生させる機能を有する各デバイス(LANコントローラ108、無線LANコントローラ112およびUSBコントローラ111)内に設けているが、これに代えて、各デバイスがアクセス可能に、本コンピュータ10の本体側に設けるようにしても良い。
次に、図4乃至図6を参照して、本コンピュータ10のウェイクアップ機能に関わる動作手順について説明する。
図4は、ウェイクアップ機能を作動させるための環境設定時の流れを示すフローチャートである。
BIOS107のセットアップモジュール202は、ウェイクアップ信号を発生させる機能を有効とするデバイスを指定させるための画面を提示し(ステップA1)、この画面上で指定されたデバイスをEC/KBC113に通知する(ステップA2)。EC/KBC113は、その通知内容を不揮発性メモリ252に格納して(ステップA3)、指定デバイスに対して、ウェイクアップ信号を発生させる機能を有効とするためのコマンドを発行する(ステップA4)。そして、このコマンドを受けた指定デバイスは、各々の不揮発性メモリ(251a,251b,251c)に、ウェイクアップ信号を発生させる機能が有効に設定されている旨を示す情報を格納する(ステップA5)。
図5は、G3復帰時におけるEC/KBC113のウェイクアップ機能に関わる動作の流れを示すフローチャートである。
3に復帰して電力供給が再開されると、EC/KBC113は、不揮発性メモリ252を参照して、ウェイクアップ信号を発生させる機能が有効にされている指定デバイスを認識する(ステップB1)。そして、EC/KBC113は、この認識した指定デバイスに対する電力供給を即時に開始する(ステップB2)。
図6は、電力供給が開始された際の各デバイスのウェイクアップ機能に関わる動作の流れを示すフローチャートである。
電力供給が開始されると、各デバイスは、それぞれの不揮発性メモリ(251a,251b,251c)を参照して(ステップC1)、自分がウェイクアップ信号を発生させる機能が有効にされている指定デバイスか否かを調べる(ステップC2)。電力供給が開始されたということは、EC/KBC113の不揮発性メモリ252上において当該デバイスが指定デバイスである旨を示す情報が格納されているわけであるが、例えばパワーボタン14が操作されて電源オン状態に復帰したことにより電力供給が開始される場合も考慮して、各デバイス側においても、このチェックを実施する。
そして、指定デバイスであったならば(ステップC2のYES)、各デバイスは、ウェイクアップ信号を発生させる機能を有効にする手順を含む初期化を実行した後、ウェイクアップ信号を発生させる所定の事象の発生を監視し(ステップC3)、所定の事象の発生を検知したら(ステップC4のYES)、ウェイクアップ信号を発生させる(ステップC5)。
このように、本コンピュータ10によれば、ステータスSx´の状態においても、ウェイクアップ機能による電源オン状態への自動復帰が実現される。
ところで、以上では、各デバイス(ここでは、LANコントローラ108、無線LANコントローラ112およびUSBコントローラ111)に、ウェイクアップ信号を発生させる機能を有効とするか否かを示す情報を格納するための不揮発性メモリ(251a,251b,251c)を持たせる例を説明したが、EC/KBC113が同等の情報を格納するための不揮発性メモリ252を持っていることを考慮して、各デバイスに不揮発性メモリを持たせるのではなく、EC/KBC113が、G3復帰時に、ウェイクアップ信号を発生させる機能が有効にされている指定デバイスに対して電力供給を開始する際、ウェイクアップ信号を発生させる機能を有効にする設定を行わせるためのコマンドを発行するようにしても良い。
また、以上では、セットアップモジュール202を、BIOS107に設ける例を説明したが、これに限られず、このセットアップモジュール202と同等の機能を、OS201や、ユーティリティとしてユーザに環境設定用のインタフェースを提供する常駐型のサービスプログラム等に設けるようにしてもよい。
このように、本発明は、上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。更に、異なる実施形態に構成要素を適宜組み合わせてもよい。
10…情報処理装置(コンピュータ)、11…コンピュータ本体、12…ディスプレイユニット、13…キーボード、14…パワーボタン、15…入力操作パネル、16…タッチパッド、17…LCD、18A,18B…スピーカ、19…USBコネクタ、20…マウス、21…バッテリ、101…CPU、102…ノースブリッジ、103…主メモリ、104…サウスブリッジ、105…グラフィックスコントローラ、105A…ビデオメモリ、106…サウンドコントローラ、107…BIOS−ROM、108…LANコントローラ、109…ハードディスクドライブ(HDD)、110…光磁気ディスクドライブ(ODD)、111…USBコントローラ、112…無線LANコントローラ、113…エンベデッドコントローラ/キーボードコントローラ(EC/KBC)、114…電源コントローラ、201…オペレーティングシステム(OS)、202…セットアップモジュール、251a〜c,252…不揮発性メモリ。

Claims (7)

  1. 電源オフ状態にある時、所定の事象が発生した場合に、電源オフ状態から電源オン状態に復帰するウェイクアップ機能を有する情報処理装置において、
    前記所定の事象が発生した場合に、前記ウェイクアップ機能を作動させるためのウェイクアップ信号を発生させる機能を有するデバイスと、
    前記情報処理装置内の各部に対する電力供給を制御し、前記デバイスが発生させるウェイクアップ信号に応答して前記情報処理装置を電源オン状態に復帰させるコントローラと、
    前記ウェイクアップ信号を発生させる機能を有効にするか否かを示す情報を格納する第1の不揮発性メモリと、
    電力供給が開始された際、前記第1の不揮発性メモリに格納された情報が前記ウェイクアップ信号を発生させる機能を有効にする旨を示していた場合、前記ウェイクアップ信号を発生させる機能が有効となるように前記デバイスの初期化を行う初期処理手段と、
    前記ウェイクアップ信号を発生させる機能を有効にするデバイスを示す情報を格納する第2の不揮発性メモリと、
    前記情報処理装置に対する電力供給が開始された際、前記第2の不揮発性メモリに格納された情報によって示されるデバイスに対して電力供給を開始するとともに、電源オフ中も前記デバイスに対して電力供給するウェイクアップ制御手段と、
    を具備することを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記デバイスについて、前記ウェイクアップ信号を発生させる機能を有効にするか否かを設定するセットアップ手段をさらに具備することを特徴とする請求項1記載の情報処理装置。
  3. 前記第1の不揮発性メモリは前記デバイスに設けられ、前記第2の不揮発性メモリは前記コントローラに設けられることを特徴とする請求項1記載の情報処理装置。
  4. 電源オフ状態にある時、所定の事象が発生した場合に、電源オフ状態から電源オン状態に復帰するウェイクアップ機能を有する情報処理装置において、
    前記所定の事象が発生した場合に、前記ウェイクアップ機能を作動させるためのウェイクアップ信号を発生させる機能を有するデバイスと、
    前記情報処理装置内の各部に対する電力供給を制御し、前記デバイスが発生させるウェイクアップ信号に応答して前記情報処理装置を電源オン状態に復帰させるコントローラと、
    前記ウェイクアップ信号を発生させる機能を有効にするか否かを示す情報を格納する第1の不揮発性メモリと、
    電力供給が開始された際、前記第1の不揮発性メモリに格納された情報が前記ウェイクアップ信号を発生させる機能を有効にする旨を示していた場合、前記ウェイクアップ信号を発生させる機能が有効となるように前記デバイスの初期化を行う初期処理手段と、
    前記ウェイクアップ信号を発生させる機能を有効にするデバイスを示す情報を格納する第2の不揮発性メモリと、
    を具備し、
    前記コントローラは、
    電源供給が遮断された後に電源供給が開始された際に、前記第2の不揮発性メモリに格納された情報によって示されるデバイスに対して電力供給する
    ことを特徴とする情報処理装置。
  5. 電源オフ状態にある時、所定の事象が発生した場合に、電源オフ状態から電源オン状態に復帰するウェイクアップ機能を有する情報処理装置において、
    前記所定の事象が発生した場合に、前記ウェイクアップ機能を作動させるためのウェイクアップ信号を発生させる機能を有するデバイスと、
    前記情報処理装置内の各部に対する電力供給を制御し、前記デバイスが発生させるウェイクアップ信号に応答して前記情報処理装置を電源オン状態に復帰させるコントローラと、
    電力供給が開始された際、前記ウェイクアップ信号を発生させる機能を有効にする指示を前記コントローラから受けた場合、前記ウェイクアップ信号を発生させる機能が有効となるように前記デバイスの初期化を行う初期処理手段と、
    前記ウェイクアップ信号を発生させる機能を有効にするデバイスを示す情報を格納する不揮発性メモリと、
    前記情報処理装置に対する電力供給が開始された際、前記不揮発性メモリに格納された情報によって示されるデバイスに対して電力供給を開始すると共に、前記デバイスに対して、前記ウェイクアップ信号を発生させる機能を有効にする指示を送信するウェイクアップ制御手段と、
    を具備することを特徴とする情報処理装置。
  6. 前記デバイスについて、前記ウェイクアップ信号を発生させる機能を有効にするか否かを設定するセットアップ手段をさらに具備することを特徴とする請求項5記載の情報処理装置。
  7. 前記不揮発性メモリは前記コントローラに設けられることを特徴とする請求項5記載の情報処理装置。
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