JP4702850B2 - 携帯端末 - Google Patents
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Description
そして、携帯端末にはプリンタを装備したものがあり、例えば、領収書や注文書の印刷(印字)を行うことにより、携帯端末を業務用などに広く用いることができる。
このように携帯端末に内蔵されるプリンタとしては、サーマルヘッドで感熱紙を加熱するものが一般的である。
次の文献の「印刷装置の制御方法」では、印刷の中断を回避しながら電池の持続時間を向上させる技術が提案されている。
省電力用データでは、印刷ドットを間引きし、これによってプリンタの消費電力が低減されるようになっている。
このように、電源の残量に応じて印刷密度(印刷解像度)を変更することにより、印刷の中断を回避し、電池の残存容量を有効利用することができる。
一方、印刷密度を高い状態に維持すると、当該印刷密度で印刷してもシステムダウンしない程度の電池残量で携帯端末を使用停止する必要があるため、低解像度でなら印刷できる電池残量があるにも関わらず携帯端末を停止しなければならなかった。
第1の構成において、前記発熱体数設定手段は、前記計測した電圧と温度の高低の組合せにより同時に発熱させる前記発熱体の個数を設定するように構成することもできる(第2の構成)。
第1の構成、又は第2の構成において、前記発熱体数設定手段は、印刷中には、印刷が指示された際の温度と、発熱体を発熱させている際の電圧の組合せを用いて同時に発熱させる前記発熱体の個数を設定するように構成することもできる(第3の構成)。
第1の構成、第2の構成又は第3の構成において、前記発熱体数設定手段は、メインCPUにより実現されており、前記印刷手段は、印刷用CPUにて実現されており、前記メインCPUから前記印刷用CPUへは、前記設定した発熱体の個数と、印刷データが伝達され、前記印刷手段は、前記伝達された発熱体の個数と印刷データを用いて前記発熱体を発熱させるように構成することもできる(第4の構成)。
第4の構成において、前記メインCPUは、1行の印刷で発熱させる発熱体の合計個数が前記設定した個数以下か否かを判断する合計個数判断手段を具備し、前記合計個数が前記設定した個数以下の場合、前記メインCPUは、前記印刷用CPUに対して、前記印刷手段に、印刷データを分割せずに、発熱させる発熱体の全てを同時に発熱させるように構成することもできる(第5の構成)。
電池の温度を検出する温度検出回路と電圧を検出する電圧検出回路を備え、電池の温度と残容量を表す電池電圧を監視する。
そして、携帯端末は、ある閾値を用いて温度の高低、電圧の高低を判断し、これらによってサーマルヘッドの同時最大駆動ドット数を変更する。
電池温度が閾値より小さい場合、携帯端末は、同時駆動ドット数を低くしてピーク時の消費電力を抑え、電圧降下によるシステムダウンを防ぎつつ、電池持続時間を長くする。
また、電池の電圧についても閾値より小さい場合、同時駆動ドット数を低くしてピーク時の消費電力を抑え、電圧降下によるシステムダウンを防ぎつつ、電池持続時間を長くする。
電池の電圧は、内部抵抗などの影響により印刷開始前と印刷中では異なるため、印刷開始前と印刷中について電圧を計測し、この値を用いてラインごとに同時最大駆動ドット数を変更する。
そして、本実施の形態の携帯端末は、電池の温度と電圧の高低の組合せにより、より細かな同時駆動ドット数の設定を行い、印刷ドットを間引かずに、電池持続時間の長期化と印刷速度の高速化などの両立を図る。
図1は、本実施の形態の携帯端末の全体を示した斜視図である。本実施の形態の携帯端末1は、一例として、クレジットカード決済端末とする。
携帯端末1は、縦長の直方体状に形成され、上面には入力部6、及び表示部24が形成されている。
入力部6には、テンキーや機能キーなどからなるキー5が配置されており、ユーザは、キー5によって決済金額やコマンド、その他の情報を入力することができる。
表示部24は、例えば、液晶ディスプレイなどによって構成された表示パネル7を備えており、「カードを挿入して下さい」などのユーザに対する操作指示や、決済金額、その他の情報を表示するようになっている。
溝8の内部には、図示しない磁気ヘッドが形成されており、磁気カードを溝8に挿入してスライドさせると、磁気ストライプに記録されたデータが磁気ヘッドによって読み取られる。
ICカードスロット部23の内部には、図示しない接触端子が設けられており、ICカード挿入口11から挿入したICカードの接触端子と、ICカードスロット部23内部の接触端子が接触することにより、携帯端末1とICカードとの間で情報の送受信が行われる。
この電池は、例えば、リチウムイオン電池やニッケル水素電池などの二次電池(充電が可能な電池)などの電池パックによって構成されている。
なお、これは一例であって、例えば、アルカリイオン電池などの一次電池(充電を行わないもの)を用いてもよい。
プリンタ部9は、開閉可能なペーパーカバー4によって覆われており、内部にはロール状に巻かれた感熱紙が収納されている。
ペーパーカバー4の手前端部には印刷を終えた感熱紙を排出する隙間10が設けられている。隙間10の縁には図示しないペーパーカッターが設けられており、ユーザが排出された感熱を切断できるようになっている。
ロールから隙間10に至る感熱紙の経路には、図示しないサーマルヘッドと、感熱紙をフィードするフィード機構(感熱紙供給手段)が設けられている。サーマルヘッドについては後ほど詳細に説明する。
携帯端末1は、CPU(Central Processing Unit)31に、機能部群32、電圧検出回路33、電池34、温度検出回路35、サーミスタ36、プリンタ制御CPU37、プリンタモジュール38などがバスラインで接続することにより構成されている。
機能部群32は、携帯端末1にクレジットカード決済端末としての機能を発揮させる各種の機能部から成り、携帯端末1のプリンタ制御に直接的に関わらないものをまとめて図示したものである。
電池34は、電池パック取付部12(図1)に格納された充電池であり、直流電源として機能している。
また、電池34は、図示しない充電回路に接続されており、放電した後充電して再利用することが可能である。
このように、電圧検出回路33は、電池34の電圧を検出する計測手段として機能している。
電圧検出回路33は、CPU31から電圧検出要求を受信すると、電池34の電圧をデジタル信号に変換してCPU31に送信する。
このように、本実施の形態では、電池34の電圧により電池34の電池残量を計測するが、他の方法によって計測するように構成してもよい。
温度検出回路35は、CPU31から温度検出要求を受信すると、サーミスタ36の抵抗値を温度にデジタル変換してCPU31に送信する。
このように、温度検出回路35は、電池34の温度を計測する計測手段として機能している。
プリンタモジュール38は、プリンタ制御CPU37からの信号に基づいてサーマルヘッドの発熱体を発熱させたり、感熱紙をフィードしたりする。
印刷指令には、1行分の印刷データと、当該印刷データを分割印刷する際のドット設定などが含まれている。また、分割印刷せずに、一括印刷せよとの印刷指令もある。
ドット設定は、一度に発熱させる発熱体の最大数(同時駆動ドット数の最大値)を規定する指令であって、本実施の形態では、一例として、16ドット設定、32ドット設定、48ドット設定、及び64ドット設定が可能である(発熱体数設定手段)。
例えば、ドット設定として16ドットが設定されている場合、プリンタ制御CPU37は、同時に発熱させる発熱体の数が16ドット以内となるように印刷データを分割してプリンタモジュール38に分割印刷させる(印刷手段)。
これは、低温では電池34の内部抵抗が上昇するため、ドット数を多く設定して電流を多く流すと、内部抵抗による電圧降下が大きくなるためである。
そのため、本実施の形態では、携帯端末1を、電池34の温度に閾値を設定し、この閾値よりも電池34の温度が高い場合はドット数が多く、この閾値よりも電池34の温度が低い場合はドット数が少なくなるようにドット設定するように構成した。
後ほど図9で示すように、本実施の形態の電池34の場合、10[℃]より高温側では、ドット設定数が大きい方が電池34の持続時間が長くなり、10[℃]より低温側では、ドット設定数が小さい方が電池34の持続時間が長くなり、10[℃]で電池34の持続時間がほぼ等しくなる。
なお、この温度の閾値は一例であって、電池34の性質やサーマルヘッドの規格など、様々な要因により変化する。
また、電池34の電圧が低くなった場合、ドット設定数を小さく設定することによりピーク電流値を抑えて印刷を持続することが可能となる。
そのため、本実施の形態では、電池34の電圧に閾値を設け、この閾値よりも電圧が大きい場合はドット設定数を多く、この閾値よりも電圧が低い場合はドット設定数を小さく設定するように構成し、印刷速度と電池34の持続時間の長期化を両立させる。
これは、電池34の内部抵抗や使用回数による劣化などにより、負荷状態での電圧は無負荷状態よりも低くなる特性があるためである。
CPU31は、印刷開始後にも、1ラインごとに(複数ラインでもよい)電池34の電圧を検出し、実駆動に合った最大駆動ドット数にドット設定を変更することによって、瞬断などの無い、より安定した印刷を行う。
後にフローチャートで説明するが、本実施の形態では(温度高、電圧高)の場合は64ドット、(温度高、電圧低)の場合は48ドット、(温度低、電圧高)の場合は32ドット、(温度低、電圧低)の場合は16ドットにドット設定を行う。
このようにドット設定を行うことにより、印刷速度をなるべく速く保ちながら電池34の持続時間を長くすることができる。
温度によってドット設定する場合は、高温側でドット数を大きく、低温側でドット数を小さく設定すると電池34の持続時間を長くすることができる。
また、電圧によってドット設定する場合は、高圧側でドット数を大きく、低圧側でドット数を小さく設定すると、印刷速度をなるべく早く保ちながら電池34の持続時間を長くすることができる。
ROM(Read Only Memory)は、制御プログラムや処理データが格納されるメモリである。
SDRAM(Synchronous DRAM)は、プログラムのワークエリアとして、一時的にデータやプログラムが格納されるメモリである。
SRAM(Static Random Access Memory)は、セキュリティデータなどが格納されたメモリである。
ブザーは、キー入力時や、正常動作、エラー動作などをユーザに音によって通知するデバイスである。
RS232Cドライバは、内部信号の電気レベルをRS232C通信の電気レベルに変換、又は逆変換するためのデバイスである。
外部コネクタは、外部機器とRS232C通信するためのケーブルを接続するコネクタである。
通信カードは、コンパクトフラッシュ(登録商標)規格のインターフェースをもつ通信カードをCF IFに接続し、外部サーバなどとデータ通信するためのデバイスである。
LCD(Liquid Crystal Display)モジュールは、操作メニューなどを表示するユーザインターフェースとしての表示モジュールであり、表示パネル7(図1)を備えている。
復調ICは、磁気カードリーダから出力されたアナログ信号をCPU31で読むためのデジタル信号に変換するデバイスである。
図示しないが、この他に、機能部群32は、ICカードにリードライトを行うリーダライタなどを備えている。
サーマルヘッドには、384ドット分の(即ち384個の)発熱体41、41、・・・が直線上に等間隔で配列されている。発熱体41の1つが1ドットに対応する。
発熱体41の配列のピッチは、0.125[mm]であり、発熱体41の配列の幅は48[mm]である。また、印刷密度は、8ドット/mmである。
各発熱体41は、プリンタ制御CPU37によって個別に発熱させることができる。そして、発熱体41を感熱紙に当接させて発熱させると感熱紙の加熱された部位が発色し、感熱紙に印刷がなされる。
ここでは、説明を容易にするためCPU31がプリンタ制御CPU37に4ドット設定を指令したものとする。
プリンタ制御CPU37は、この動作をサーマルヘッドの他端側まで繰り返し、他端側に4ドット未満の端数があった場合はこれを最後に同時に発熱させて1行分を印刷する。
このように、プリンタ制御CPU37は、1行の印刷データを複数回に分けて分割印刷する機能と、一括印刷する機能を備えている。
発熱させる発熱体41の総個数が4で割り切れない場合、プリンタ制御CPU37は、端数分の発熱体41を最終回に発熱させる。
プリンタ制御CPU37は、このようにしてN行目の印刷を終えると、N+1行目に対して、同様に4個ずつの発熱体41を順次発熱させていく。
即ち、Mドットを超えない範囲で物理ブロックをまとめることで、物理ブロックごとに分割印刷する。
キー5操作などによって、印刷が指示されると、CPU31は、電圧検出回路33に電池34の電圧計測を要求し、電池34の電圧を検知する。
更に、CPU31は、温度検出回路35に電池34の温度計測を要求し、電池34の温度を検知する(ステップ5)。
本実施の形態では、一例として終止電圧を電池34の無負荷時(即ち、印刷していないときの電圧)で7.3[V]とする。
ステップ5で検知した電圧が7.3[V]より大きく7.6[V]以下であり、かつ、ステップ5で検知した温度が10[℃]以下の場合、CPU31は、16ドット設定を選択する(ステップ10)。
ステップ5で検知した電圧が7.6[V]以上であり、かつ、ステップ5で検知した温度が10[℃]以下の場合、CPU31は、32ドット設定を選択する(ステップ15)。
ステップ5で検知した電圧が7.6[V]以上であり、かつ、ステップ5で検知した温度が10[℃]以上の場合、CPU31は、64ドット設定を選択する(ステップ25)。
即ち、CPU31は、プリンタ制御CPU37に1行ずつ印刷データを送信して印刷させるが、このステップで、CPU31は、これからプリンタ制御CPU37に印刷させる1行のドット数を計数する。
このように空白行をフィードすることにより、プリンタ制御CPU37が印刷データを分割印刷するための処理を行う必要がなくなり、印刷処理を高速化することができる。
判断が64ドット未満であった場合、即ち、設定されたドット数が64ドットでかつ印刷するドット数が64未満であった場合(ステップ35;64ドット設定時かつカウント数が64ドット未満)の場合、CPU31は、プリンタ制御CPU37に印刷データを分割無しで一括印刷するように指示する(ステップ40)。
なお、本実施の形態では、一括印刷を64ドット設定時に判断したが、例えば、48ドット設定で1ラインのドット数が48未満の場合に一括印刷させるなど、一括印刷させるための条件は各種可能である。
一方、CPU31は、負荷時の電池34の電圧、即ち、プリンタ制御CPU37がサーマルヘッドの発熱体を発熱させて印刷している際の電池34の電圧を電圧検出回路33により検知する(ステップ60)。
なお、電圧と同様に、電池34の温度も印刷中に計測するように構成することもできる。
ステップ60で検知した電圧が7.3[V]以上であり、かつ、ステップ5で検知した温度が10[℃]以下の場合、CPU31は、32ドット設定を選択する(ステップ70)。
ステップ60で検知した電圧が7.3[V]以上であり、かつ、ステップ5で検知した温度が10[℃]以上の場合、CPU31は、64ドット設定を選択する(ステップ80)。
ステップ5では、電圧の閾値が7.6[V]であったが、ステップ60では、電圧降下を考慮して7.3[V]としてある。
そして、ステップ55で印刷した次の行では、ステップ60での電圧値を用いたドット設定がなされる。
一方、残ライン数が無い場合(ステップ85;N)、CPU31は、印刷を終了する。
プリンタ制御CPU37は、印刷指示を受信する(ステップ100)。印刷指示には1行分の印刷データと、ドット設定、又は分割無し指令などの情報が含まれている。
印刷指示が分割無しの場合(ステップ105;N)、プリンタ制御CPU37は、分割処理をせずに発熱させる発熱体41を同時に発熱させる。
一方、印刷指示でドット設定がなされている場合、プリンタ制御CPU37は、ドット数の設定に従って、サーマルヘッドの一端側から他端側にかけて、分割印刷する(ステップ110)。
図8(a)は、電池34の温度が25[℃]の場合であり、図8(b)は、電池34の温度が10[℃]の場合であり、図8(c)は、電池34の温度が−10[℃]の場合である。
グラフ中の実線は64ドット分割印刷を行った場合を示しており、波線は16ドット分割印刷を行った場合を示している。
図8(b)に示したように、電池34の温度が10[℃]の場合は、両ドット設定とも処理回数は25[℃]の場合よりも少なくなり、かつ、両ドット間の処理回数差は小さく、ほぼ同じになる。
図8(c)に示したように、電池34の温度が−10[℃]の場合は、電池34の内部抵抗が大きくなるため、印刷時の電流負荷による電圧降下が大きくなる。
そのため、16ドット設定の方が64ドット設定よりも処理回数が大きくなる。
このように、10[℃]を閾値として、電池34が高温の場合は、高ドット数、低温の場合は低ドット数で印刷することによって、電池34の電池持続時間を長く(処理回数を多く)することができる。
実線は、印刷動作以外時(印刷処理を行っていないとき)を示しており、波線は印刷動作時を示している。電池34の温度は何れも25[℃]である。
終止電圧は、印刷できなくなる電圧であり、本実施の形態では7.0[V]としている。
図9(b)は、48ドット設定時のグラフであり、n2回で終止電圧となり、印刷できなくなる。電圧降下が64ドットのときよりも小さいため、印刷できなくなるまでの処理回数n2はn1よりも大きくなる。
比較的大きなドット数での印刷を保ちつつ、処理回数を図9(a)の場合よりもn回増やすことができる。
48ドット設定の場合よりも64ドット設定の場合の方が負荷が大きいため、64ドット設定の方が電圧降下が大きくなる。
そこで、ある閾値電圧を下回ったところで、印刷ドットの設定値を小さくすることにより、印刷の処理回数を増やすことができる。
図9の各グラフは電池温度が25[℃]の場合であるが、−10[℃]の場合でもドット数の設定値が大きい方が電圧降下が大きくなる。
図10(a)は、64ドット設定時のものであり、図10(b)は16ドット設定時のものである。
図の基準電流とは、印刷以外の用途で携帯端末1で消費する電流である。
64ドット設定時は、印刷時の最大電流(印刷電流)は大きいが、その分印刷時間が短い。
16ドット設定時は、印刷時の最大電流は小さいが、その分印刷時間が長くなる。
このように、電池34の電圧が低下して電流供給能力が低下した場合、64ドットでは印刷できなくても、16ドットにドット設定を下げることにより印刷を続行することができる。
(1)電池の温度、電圧によって電池の特性が変化するが、これらを計測して、これらに適した同時駆動ドット数を設定することができる。
(2)印刷速度の高速化と、電池持続時間の長期化の両立を図り、印刷中断の無いプリンタ制御が可能となる。
(3)印刷中に電圧を計測して、ラインごとに同時駆動ドット数を設定することができる。
(4)電池駆動型の携帯端末において、電池の温度や電圧によって、プリンタの最大同時駆動ドット数を変更することなどによって、電池の持続時間の向上と、印字速度の向上させ、印字中断のないシステムを実現することができる。
31 CPU
32 電源スイッチ検出部
33 電圧検出回路
34 電池電圧監視回路
35 温度検出回路
37 プリンタ制御CPU
38 照度センサ
Claims (5)
- 複数の発熱体を配列して構成されたサーマルヘッドと、
感熱紙を前記サーマルヘッドに供給する感熱紙供給手段と、
電池を装着する電池装着手段と、
前記装着した電池の電圧を計測する電圧計測手段と、
前記装着した電池の温度を計測する温度計測手段と、
前記計測した電圧と温度の組合せにより同時に発熱させる前記発熱体の個数を設定する発熱体数設定手段と、
前記設定した個数の単位毎に印刷データを分割し、当該分割単位で順次前記発熱体を発熱させて前記供給された感熱紙に印刷する印刷手段と、
を具備したことを特徴とする携帯端末。 - 前記発熱体数設定手段は、前記計測した電圧と温度の高低の組合せにより同時に発熱させる前記発熱体の個数を設定することを特徴とする請求項1に記載の携帯端末。
- 前記発熱体数設定手段は、印刷中には、印刷が指示された際の温度と、発熱体を発熱させている際の電圧の組合せを用いて同時に発熱させる前記発熱体の個数を設定することを特徴とする請求項1、又は請求項2に記載の携帯端末。
- 前記発熱体数設定手段は、メインCPUにより実現されており、
前記印刷手段は、印刷用CPUにて実現されており、
前記メインCPUから前記印刷用CPUへは、前記設定した発熱体の個数と、印刷データが伝達され、前記印刷手段は、前記伝達された発熱体の個数と印刷データを用いて前記発熱体を発熱させることを特徴とする請求項1、請求項2、又は請求項3に記載の携帯端末。 - 前記メインCPUは、1行の印刷で発熱させる発熱体の合計個数が前記設定した個数以下か否かを判断する合計個数判断手段を具備し、
前記合計個数が前記設定した個数以下の場合、前記メインCPUは、前記印刷用CPUに対して、前記印刷手段に、印刷データを分割せずに、発熱させる発熱体の全てを同時に発熱させることを特徴とする請求項4に記載の携帯端末。
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