JP4702366B2 - 赤外線センサ - Google Patents

赤外線センサ Download PDF

Info

Publication number
JP4702366B2
JP4702366B2 JP2007528194A JP2007528194A JP4702366B2 JP 4702366 B2 JP4702366 B2 JP 4702366B2 JP 2007528194 A JP2007528194 A JP 2007528194A JP 2007528194 A JP2007528194 A JP 2007528194A JP 4702366 B2 JP4702366 B2 JP 4702366B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
package
optical filter
infrared sensor
opening
conductive adhesive
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2007528194A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2006120863A1 (ja
Inventor
浩仁 林
健 武田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Murata Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Murata Manufacturing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Murata Manufacturing Co Ltd filed Critical Murata Manufacturing Co Ltd
Priority to JP2007528194A priority Critical patent/JP4702366B2/ja
Publication of JPWO2006120863A1 publication Critical patent/JPWO2006120863A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4702366B2 publication Critical patent/JP4702366B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01JMEASUREMENT OF INTENSITY, VELOCITY, SPECTRAL CONTENT, POLARISATION, PHASE OR PULSE CHARACTERISTICS OF INFRARED, VISIBLE OR ULTRAVIOLET LIGHT; COLORIMETRY; RADIATION PYROMETRY
    • G01J1/00Photometry, e.g. photographic exposure meter
    • G01J1/02Details
    • G01J1/04Optical or mechanical part supplementary adjustable parts
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01JMEASUREMENT OF INTENSITY, VELOCITY, SPECTRAL CONTENT, POLARISATION, PHASE OR PULSE CHARACTERISTICS OF INFRARED, VISIBLE OR ULTRAVIOLET LIGHT; COLORIMETRY; RADIATION PYROMETRY
    • G01J1/00Photometry, e.g. photographic exposure meter
    • G01J1/02Details
    • G01J1/04Optical or mechanical part supplementary adjustable parts
    • G01J1/0407Optical elements not provided otherwise, e.g. manifolds, windows, holograms, gratings
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01JMEASUREMENT OF INTENSITY, VELOCITY, SPECTRAL CONTENT, POLARISATION, PHASE OR PULSE CHARACTERISTICS OF INFRARED, VISIBLE OR ULTRAVIOLET LIGHT; COLORIMETRY; RADIATION PYROMETRY
    • G01J1/00Photometry, e.g. photographic exposure meter
    • G01J1/02Details
    • G01J1/0271Housings; Attachments or accessories for photometers
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01JMEASUREMENT OF INTENSITY, VELOCITY, SPECTRAL CONTENT, POLARISATION, PHASE OR PULSE CHARACTERISTICS OF INFRARED, VISIBLE OR ULTRAVIOLET LIGHT; COLORIMETRY; RADIATION PYROMETRY
    • G01J1/00Photometry, e.g. photographic exposure meter
    • G01J1/02Details
    • G01J2001/0276Protection

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Spectroscopy & Molecular Physics (AREA)
  • Photometry And Measurement Of Optical Pulse Characteristics (AREA)

Description

本願発明は、赤外線センサに関し、詳しくは、赤外線を感知する視野角の広い赤外線センサ、および、電磁シールド性を向上させた赤外線センサに関する。
人体の検知や防犯機器などに用いられている従来の赤外線センサの一つに、図6に示すように、焦電素子62に受光電極61を配設してなる赤外線センサ素子53を、リード端子51を備えた金属製のベース(ステム)52上に支持するとともに、赤外線センサ素子53を、上面側に赤外線を透過させる光学フィルタ54を備えた円筒状の金属製ケース(キャップ)55に収納したリード端子付きの赤外線センサがある。なお、この赤外線センサは、通常、さらに、赤外線センサ素子53を支持する支持台63、支持台63が載置され、表面に必要な電極や回路(図示せず)が形成された基板64、バイパスコンデンサ65、FET66、抵抗67などを備えている。また、この赤外線センサの入出力用のリード端子51(51a,51b)は、絶縁材料60を介して金属製のステム52を貫通し、基板64上の回路と接続されており、グランド用のリード端子51(51c)は、ステム52に電気的に接続されている。
そして、このようなタイプの赤外線センサにおける、光学フィルタの金属製ケース(キャップ)への取り付け構造(取り付け方法)としては、例えば、図7に示すように、金属製ケース55の開口窓58に、光学フィルタ54を、該光学フィルタ54の外表面と、金属製ケース55の外表面とが面一状態になるように配置し、導電性接着剤57により、光学フィルタ54の端縁と開口窓58の端縁を接着、固定するようにした取り付け構造(取り付け方法)が提案されている(特許文献1参照)。
しかしながら、上記特許文献1の赤外線センサにおいては、光学フィルタ54が金属製ケース55の上面の一部(開口窓)58に嵌め込まれており、金属製ケース55の上面全体が受光面とはならないため、赤外線受光領域(視野)が狭くなるという問題点がある。
また、さらに他の赤外線センサとして、図8に示すように、導電性保護体(パッケージ)72の内周部に配設された導電性の内周伝熱覆い部材75に形成した棚部73に光学フィルタ71を保持させ、光学フィルタ71の端面を導電性の内周伝熱覆い部材75の内周面に、光学フィルタ71の底面を導電性の内周伝熱覆い部材75に形成された棚部73の底面に、それぞれ導電性接着剤74により接合することにより、光学フィルタ71を導電性保護体(パッケージ)72に電気的に接続して、電磁シールド性を向上させるようにした赤外線センサが提案されている(特許文献2参照)。
しかしながら、特許文献2の赤外線センサの構成は、電磁シールド性を向上させること、周囲温度の変化の赤外線センサ素子への影響を少なくすることを意図するものであり、図9(特許文献2の実施例)に示されているように、導電性の内周伝熱覆い部材75となる金属板81を曲げ加工することにより各辺の略中央部に棚部73が形成された構造の場合、光学フィルタ71(図8)の視野をこの棚部73が規制することになり、赤外線センサとしての視野を最大限の効率で確保することができないという問題点がある。
特開平9−79902号公報 特開平8−15007号公報
本願発明は、上記課題を解決するものであり、小型で、赤外線受光領域(視野)を広く確保することが可能な赤外線センサ、および、電磁シールド性が高く耐電磁波特性にも優れた赤外線センサを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本願発明(請求項1)の赤外線センサは、
赤外線センサ素子と、
内部に前記赤外線センサ素子が収納される、表面実装に対応したパッケージであって、1つの略方形の面が開口した箱形の形状を有するパッケージと、
所定の波長の赤外線を通過させるように構成された光学フィルタであって、前記パッケージの平面形状が略方形の開口部を覆うように配設され、前記赤外線センサ素子に所定の波長の赤外線を受光させる機能と、前記開口部を封止する蓋としての機能とを同時に果たす光学フィルタと
を具備する赤外線センサにおいて、
前記パッケージの、平面形状が略方形の前記開口部の4つのコーナ部に、前記開口部を覆うように配設される前記光学フィルタを前記開口部の内周壁の上端部よりも低い位置で支持する支持部が配設され、
前記光学フィルタの前記支持部と対向する面側の一部が前記開口部に入り込み、前記支持部に支持された状態で、前記光学フィルタが前記パッケージに固定されているとともに、
前記パッケージが、金属製のパッケージ本体と、前記金属製のパッケージ本体の主要部を被覆する絶縁性被覆材とを備え、かつ、前記導電性接着剤を介して前記光学フィルタと接続される領域に前記金属製のパッケージ本体が露出しており、前記導電性接着剤により、前記光学フィルタと前記パッケージ本体とが電気的に接続されるように構成されていること
を特徴としている。
また、請求項2の赤外線センサは、請求項1の赤外線センサにおいて、前記光学フィルタと前記パッケージとが導電性接着剤を介して接合固定され、かつ、電気的に接続されていることを特徴としている。
また、請求項4の赤外線センサは、請求項1〜3のいずれかの赤外線センサにおいて、前記パッケージの前記開口部周辺領域は、該開口部周辺領域の外側領域よりも低く形成されており、前記光学フィルタの、前記開口部の内周壁の上端部より突出した部分の側端面と共働して、導電性接着剤を保持する保持凹部が形成されるように構成されていることを特徴としている。
本願発明(請求項1)の赤外線センサは、赤外線センサ素子と、内部に赤外線センサ素子が収納される箱形のパッケージと、パッケージの開口部を覆うように配設された、フィルタとしての機能と開口部を封止する蓋としての機能とを同時に果たす光学フィルタとを具備する赤外線センサにおいて、パッケージの、平面形状が略方形の開口部の4つのコーナ部に、開口部を覆うように配設される光学フィルタを、開口部の内周壁の上端部よりも低い位置で支持する支持部を配設するとともに、光学フィルタの支持部と対向する面側の一部が開口部に入り込み、支持部に支持された状態で、光学フィルタをパッケージに固定するようにしているので、光学フィルタの表面面積全体に対する、視野が遮られる領域(面積)の比率を極めて低くすることが可能になり、事実上、赤外線受光領域(視野)を狭くすることなく、光学フィルタをパッケージに取り付けることが可能になる。
また、平面形状が略方形の開口部の4つのコーナ部に支持部を設けているので、光学フィルタを確実に保持して信頼性の高い赤外線センサを得ることが可能になる。
また、パッケージを、金属製のパッケージ本体と、金属製のパッケージ本体の主要部を被覆する絶縁性被覆材とを備え、かつ、導電性接着剤を介して光学フィルタと接続される領域に金属製のパッケージ本体が露出した構成とし、導電性接着剤により、光学フィルタとパッケージ本体とを電気的に接続するようにしているので、外部との絶縁性を確保しつつ、光学フィルタとパッケージが電気的に接続された、電磁シールド性や外部との絶縁性に優れた信頼性の高いセラミック電子部品を確実に得ることができる。
また、請求項2の赤外線センサのように、請求項1の赤外線センサにおいて、光学フィルタとパッケージとを導電性接着剤を介して接合させるようにした場合、光学フィルタとパッケージの電気的な接続と、機械的な接合固定とを同時にしかも確実に行うことが可能になり、本願発明をより実効あらしめることが可能になる。
また、請求項の赤外線センサのように、請求項1または2の赤外線センサにおいて、パッケージの開口部周辺領域を、該開口部周辺領域のさらに外側の領域よりも低く形成し、光学フィルタの、開口部の内周壁の上端部より突出した部分の側端面と共働して、導電性接着剤を保持する保持凹部が形成されるようにした場合、保持凹部に保持される導電性接着剤により光学フィルタとパッケージとを電気的、機械的に確実に接続することが可能になる。
また、導電性接着剤が保持凹部の容積の対応する量だけ、該保持凹部内に保持されるため、過剰の導電性接着剤が光学フィルタの中央領域にまで流れ込んで、視野が狭くなることを確実に防止することが可能になり、所望の特性を備えた赤外線センサを得ることが可能になる。
本願発明の一実施例にかかる赤外線センサを示す分解斜視図である。 本願発明の一実施例にかかる赤外線センサにおいて、パッケージ内に赤外線センサ素子を収容した状態を示す図である。 本願発明の一実施例にかかる赤外線センサにおいて、パッケージの開口部に光学フィルタを取り付けた状態を示す斜視図である。 図3の赤外線センサのI−I線による断面の要部を拡大して示す図である。 図3のII−II線による断面の要部を拡大して示す図である。 従来の赤外線センサの構成を示す図である 従来の赤外線センサの、パッケージへの光学フィルタの取り付け構造を示す図である。 従来の他の赤外線センサの、パッケージへの光学フィルタの取り付け構造を示す図である。 従来の他の赤外線センサの要部構成を示す図である。
1 赤外線センサ素子
1a 焦電素子
2 パッケージ
2a パッケージの開口部
2b 開口部周辺領域
2c 開口部周辺領域の外側領域
3 光学フィルタ
3a 光学フィルタの開口部の内周壁の上端部より突出した部分
3b 光学フィルタの開口部の内周壁の上端部より突出した部分の側端面
3c 光学フィルタの支持部と対向する面側の一部(下部)
5 外部接続端子(外部電極)
7 導電性接着剤
8 コーナ部
9 開口部の内周壁の上端部
10a,10b 電極(受光電極)
11 電極
12 ベース
15 保持凹部
19 電界効果型トランジスタ
20 支持部
21 パッケージ本体
22 絶縁性被覆材
32 内部(封止空間)
以下に本願発明の実施例を示して、本願発明の特徴とするところをさらに詳しく説明する。
図1は本願発明の一実施例(実施例1)にかかる赤外線センサを示す分解斜視図、図2は赤外線センサ素子を収容した状態を示す図、図3はパッケージの開口部に光学フィルタを取り付けた状態を示す斜視図、図4は図3の赤外線センサのI−I線による断面の要部を拡大して示す図、図5は図3のII−II線による断面の要部を拡大して示す図である。
この赤外線センサは、赤外線センサ素子1と、1つの面(図1では上面側)が開口した箱形の形状を有するとともに、内部に電極11(や配線パターンなど)を備え、赤外線センサ素子1がその内部(封止空間)32に収納される、表面実装に対応した金属製のパッケージ2と、パッケージ2の開口部2aの全体を覆うように配設され、赤外線センサ素子1に所定の波長の赤外線を受光させる機能と、パッケージ2の開口部2aを封止する蓋としての機能を同時に果たす光学フィルタ3とを備えている。
赤外線センサ素子1としては、厚み方向に分極された焦電素子1aの表面に配設された2つの電極(受光電極)10a,10bが、直列に、かつ、逆極性に接続され、2つの受光電極10a,10bに同時に入力する外部雑音(周囲環境の温度変化など)がうち消されるように構成された、いわゆるデュアルタイプの赤外線センサ素子が用いられている。
パッケージ2としては、箱形で、上面の略全面が開口した、42Ni、りん青銅、しんちゅう、洋はく、鉄などの金属製のパッケージ本体21の主要部を、絶縁性被覆材22により被覆することにより形成された構造のものが用いられており、パッケージ2の開口部2aの平面形状は長方形とされている。
なお、パッケージ2の、導電性接着剤7(図3,図4,図5)を介して光学フィルタ3と接続される領域には、金属製のパッケージ本体21が露出しており、導電性接着剤7により、光学フィルタ3とパッケージ本体21とが電気的に接続されるように構成されている。
また、パッケージ2の開口部周辺領域2bは、該開口部周辺領域2bの外側領域2cよりも低く形成されており、光学フィルタ3の、開口部2aの内周壁の上端部9より突出した部分3aの側端面3bと共働して、導電性接着剤7を保持する保持凹部15が形成されるように構成されている(図4)。
また、パッケージ2の底面には、赤外線センサ素子1を支持するベース12が配設されており、赤外線センサ素子1はベース12上に支持されるように構成されている。
なお、パッケージ2の内部には、赤外線センサを構成するのに必要な、電界効果型トランジスタ19が配設されており、その他にも、バイパスコンデンサや高い抵抗値を有する抵抗などが搭載されたり、パッケージ2と一体化して配設されたりしているが、図1および2では、電界効果型トランジスタ19以外は図示を省略している。
さらに、この実施例1の赤外線センサにおいては、金属製のパッケージ2の所定の位置に、パッケージ2とは導通しないように、絶縁材(図示せず)により絶縁された、外部接続端子(外部電極)5が設けられている。そして、パッケージ2内に配設された赤外線センサ素子1は、同じくパッケージ2内に配設された電極や配線パターン、外部接続端子(外部電極)5を介して外部と電気的に接続されるように構成されている。
そして、パッケージ2の平面形状が略方形の開口部2aの4つのコーナ部8には、開口部2aを覆うように配設される光学フィルタ3を開口部2aの内周壁の上端部9よりも低い位置で支持する支持部20が配設されている。
なお、支持部20は、金属製のパッケージ本体21の主要部を被覆する絶縁性被覆材22と同じ材料により形成されている。ただし、支持部20は、絶縁性被覆材22とは異なる材料から構成することも可能である。
また、光学フィルタ3としては、抵抗が1MΩ/cm以下で、所定の波長の赤外線を通過させる単結晶シリコンからなる光学フィルタが用いられており、この光学フィルタ3は、パッケージ2の上面の開口部2aに略対応する長方形の平面形状を有している。
上述のように構成された赤外線センサにおいては、図3の赤外線センサのI−I線による断面の要部拡大図である図4、および図3のII−II線による断面の要部拡大図である図5に示すように、光学フィルタ3が、パッケージ2の開口部2aの4つのコーナ部8に配設された支持部20により、開口部2aの内周壁の上端部9よりも低い位置で支持されるとともに、保持凹部15に供給保持された導電性接着剤7により、光学フィルタ3(の側端面3b)とパッケージ2(の開口部周辺領域2bおよび露出した金属製のパッケージ本体21)とが強固に接続されており、光学フィルタ3とパッケージ2が、電気的、機械的に確実に接続固定された赤外線センサを得ることができる。
すなわち、本願発明の赤外線センサにおいては、パッケージ2の開口部2aの4つのコーナ部8に、開口部2aを覆うように配設される光学フィルタ3を、開口部2aの内周壁の上端部9よりも低い位置で支持する支持部20を配設し、光学フィルタ3の支持部20と対向する面側の一部(下部)3cが開口部2aに入り込み、支持部20に支持された状態で、光学フィルタ3をパッケージ2に導電性接着剤7により固定するようにしているので、光学フィルタ3の表面面積全体に対する、支持部20によって視野が遮られる領域の比率を極めて低くすることが可能になり、事実上、赤外線受光領域(視野)を狭くすることなく、光学フィルタ3をパッケージ2に取り付けることができる。
また、平面形状が略方形の開口部2aの4つのコーナ部8に支持部20を設けているので、光学フィルタ3を確実に保持して信頼性の高い赤外線センサを得ることができる。
また、パッケージ2として、箱形で、金属製のパッケージ本体21の主要部を、絶縁性被覆材22により被覆することにより形成された構造のものを用いているので、外部との絶縁性を確保しつつ、光学フィルタ3とパッケージ2が確実に電気的に接続され、電磁シールド性や外部との絶縁性に優れた信頼性の高いセラミック電子部品を確実に得ることができる。
また、パッケージ2の開口部周辺領域2bを、該開口部周辺領域2bのさらに外側の領域2cよりも低く形成し、光学フィルタ3の、開口部2aの内周壁の上端部9より突出した部分3aの側端面3bと共働して、導電性接着剤7を保持する保持凹部15が形成されるようにしているので、保持凹部15に保持される導電性接着剤7により光学フィルタ3とパッケージ2とを電気的、機械的に確実に接続することが可能になる。
また、導電性接着剤7が保持凹部15の容積の対応する量だけ、保持凹部15内に保持されるため、過剰の導電性接着剤7が光学フィルタ3の中央領域にまで流れ込んで、視野が狭くなることを確実に防止することが可能になり、所望の特性を備えた赤外線センサを得ることができる。
なお、この実施例1では光学フィルタ3として、低抵抗材料(単結晶シリコン)からなる光学フィルタを用いているが、光学フィルタ3としては、絶縁材料からなるフィルタ基材の表面に低抵抗材料の被膜としてGe(ゲルマニウム)からなる金属被膜を蒸着などの方法により付与した光学フィルタを用い、光学フィルタ3を低抵抗材料の被膜を介して、導電性接着剤により金属製のパッケージ2に接合することにより、光学フィルタ3とパッケージ2とを電気的に導通させるように構成することも可能である。
また、光学フィルタを構成するフィルタ基材としては、単結晶シリコン以外にも、例えば、石英やサファイア、フッ化バリウム、スピネルなどの赤外線を通過させる種々の材料からなるものを用いることが可能である。
また、上記実施例1では、赤外線センサ素子が、焦電素子を用いた、いわゆるデュアルタイプの焦電型の赤外線センサ素子である場合を例にとって説明したが、本願発明において、赤外線センサ素子のタイプに特別の制約はなく、シングルタイプやクワッドタイプ、またはサーモパイル、フォトダイオードなどの種々の赤外線センサ素子を用いた赤外線センサに本願発明を適用することが可能である。
なお、上記実施例1では、パッケージ2として、金属製のパッケージ本体21の主要部を、絶縁性被覆材22により被覆した構造のものを用いているが、主要部が金属製で、必要な部分のみが絶縁材料により被覆された構成のパッケージや、主要部が絶縁材料から形成され、電気的接続に必要な部分にのみ導電性材料が配設されたパッケージを用いる場合にも本願発明を適用することが可能である。
また、この実施例1の赤外線センサは、パッケージ2の内部に電極(や配線パターンなど)11を備えていることから、他の部材に形成すべき電極や配線パターンを少なくして、製品の小型化や部品点数の削減を図ることができる。
さらに、パッケージ2が、赤外線センサ素子1を支持するベース12を備えているため、別途支持部材を必要とすることがなく、さらに、部品点数の削減や、製品の小型化を図ることが可能になる。
また、パッケージ2の底部は従来の赤外線センサのステムの機能を果たすため、この点でも製品の小型化を図ることができる。
また、本願発明は、さらにその他の点においても上記実施例1に限定されるものではなく、パッケージの具体的な構成や形状、光学フィルタとパッケージを接合するための接着剤(導電性接着剤)の種類などに関し、発明の範囲内において種々の応用、変形を加えることが可能である。
上述のように本願発明によれば、複雑な構造や、複雑な製造工程を必要とせずに、小型で、赤外線受光領域(視野)を広く確保することが可能な赤外線センサを得ることができる。
また、光学フィルタとパッケージを確実に接合することが可能で、赤外線センサ素子が、互いに電気的に接続された光学フィルタとパッケージとから形成される封止空間内に収納された、電磁シールド性に優れた赤外線センサを得ることができる。
したがって、本願発明は、人体の検知や、防犯機器などに用いられる汎用の赤外線センサの分野に広く利用することが可能である。

Claims (3)

  1. 赤外線センサ素子と、
    内部に前記赤外線センサ素子が収納される、表面実装に対応したパッケージであって、1つの略方形の面が開口した箱形の形状を有するパッケージと、
    所定の波長の赤外線を通過させるように構成された光学フィルタであって、前記パッケージの平面形状が略方形の開口部を覆うように配設され、前記赤外線センサ素子に所定の波長の赤外線を受光させる機能と、前記開口部を封止する蓋としての機能とを同時に果たす光学フィルタと
    を具備する赤外線センサにおいて、
    前記パッケージの、平面形状が略方形の前記開口部の4つのコーナ部に、前記開口部を覆うように配設される前記光学フィルタを前記開口部の内周壁の上端部よりも低い位置で支持する支持部が配設され、
    前記光学フィルタの前記支持部と対向する面側の一部が前記開口部に入り込み、前記支持部に支持された状態で、前記光学フィルタが前記パッケージに固定されているとともに、
    前記パッケージが、金属製のパッケージ本体と、前記金属製のパッケージ本体の主要部を被覆する絶縁性被覆材とを備え、かつ、前記導電性接着剤を介して前記光学フィルタと接続される領域に前記金属製のパッケージ本体が露出しており、前記導電性接着剤により、前記光学フィルタと前記パッケージ本体とが電気的に接続されるように構成されていること
    を特徴とする赤外線センサ。
  2. 前記光学フィルタと前記パッケージとが導電性接着剤を介して接合固定され、かつ、電気的に接続されていることを特徴とする請求項1記載の赤外線センサ。
  3. 前記パッケージの前記開口部周辺領域は、該開口部周辺領域の外側領域よりも低く形成されており、前記光学フィルタの、前記開口部の内周壁の上端部より突出した部分の側端面と共働して、導電性接着剤を保持する保持凹部が形成されるように構成されていることを特徴とする請求項1または2記載の赤外線センサ。
JP2007528194A 2005-05-11 2006-04-20 赤外線センサ Active JP4702366B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007528194A JP4702366B2 (ja) 2005-05-11 2006-04-20 赤外線センサ

Applications Claiming Priority (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005138991 2005-05-11
JP2005138991 2005-05-11
PCT/JP2006/308342 WO2006120863A1 (ja) 2005-05-11 2006-04-20 赤外線センサ
JP2007528194A JP4702366B2 (ja) 2005-05-11 2006-04-20 赤外線センサ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2006120863A1 JPWO2006120863A1 (ja) 2008-12-18
JP4702366B2 true JP4702366B2 (ja) 2011-06-15

Family

ID=37396376

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007528194A Active JP4702366B2 (ja) 2005-05-11 2006-04-20 赤外線センサ

Country Status (5)

Country Link
US (2) US7626167B2 (ja)
EP (1) EP1884754B1 (ja)
JP (1) JP4702366B2 (ja)
CN (1) CN101175977B (ja)
WO (1) WO2006120863A1 (ja)

Families Citing this family (20)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN101405872B (zh) * 2006-03-22 2011-04-20 株式会社村田制作所 红外传感器及其制造方法
US9116037B2 (en) * 2006-10-13 2015-08-25 Fresnel Technologies, Inc. Passive infrared detector
EP2469249B1 (en) 2009-08-17 2021-10-06 Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. Infrared sensor
US8665364B2 (en) * 2010-06-25 2014-03-04 Omnivision Technologies, Inc. Reinforcement structure for wafer-level camera module
JP5838343B2 (ja) 2010-06-25 2016-01-06 パナソニックIpマネジメント株式会社 焦電型赤外線検知素子およびそれを用いた赤外線センサ
JP5287906B2 (ja) * 2011-03-02 2013-09-11 オムロン株式会社 赤外線温度センサ、電子機器、および赤外線温度センサの製造方法
JP2013044560A (ja) * 2011-08-22 2013-03-04 Nec Tokin Corp 赤外線センサおよびその製造方法
JP5837778B2 (ja) * 2011-08-30 2015-12-24 シチズン電子株式会社 焦電型赤外線センサおよびその製造方法
JP5465288B2 (ja) 2012-08-08 2014-04-09 Necトーキン株式会社 赤外線センサ
US9063229B2 (en) * 2012-09-05 2015-06-23 Honeywell International Inc. Mirror used as microwave antenna for motion sensor
JP6057254B2 (ja) * 2013-01-23 2017-01-11 パナソニックIpマネジメント株式会社 赤外線受光ユニット、赤外線式ガスセンサ
EP2947432A4 (en) * 2013-01-21 2016-07-20 Panasonic Ip Man Co Ltd INFRARED DETECTION ELEMENT, INFRARED SENSOR, AND INFRARED GAS SENSOR
WO2016069086A1 (en) * 2014-10-30 2016-05-06 Bae Systems Information & Electronic Systems Integration Inc. High definition thermal imaging for medical applications
US10441177B2 (en) 2013-07-23 2019-10-15 Bae Systems Information And Electronic Systems Integration Inc. High definition thermal imaging for medical applications
JP6194799B2 (ja) * 2014-01-15 2017-09-13 オムロン株式会社 赤外線センサ
US20170153144A1 (en) * 2015-06-02 2017-06-01 Dongguan Tranesen Optoelectronics Co., Ltd Pyroelectric sensor
DE102015223362A1 (de) * 2015-11-25 2017-06-01 Minimax Gmbh & Co. Kg Explosionsgeschütztes Gehäuse für Mittel zum Senden und Empfangen elektromagnetischer Strahlung
US20180235478A1 (en) * 2017-02-18 2018-08-23 VVV IP Holdings Limited Multi-Vital Sign Detector in an Electronic Medical Records System
US11430906B2 (en) * 2018-07-26 2022-08-30 Advanced Semiconductor Engineering, Inc. Optical device including lid having first and second cavity with inclined sidewalls
DE102018217732A1 (de) * 2018-10-17 2020-04-23 Robert Bosch Gmbh Induktive Energieübertragungseinrichtung, Ladesystem

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0434568U (ja) * 1990-07-18 1992-03-23
JPH04138246U (ja) * 1991-06-17 1992-12-24 日本セラミツク株式会社 焦電型赤外線検出器
JPH07190852A (ja) * 1993-12-24 1995-07-28 Matsushita Electric Ind Co Ltd 赤外線センサ
JPH0815007A (ja) * 1994-06-29 1996-01-19 Matsushita Electric Ind Co Ltd 赤外線センサおよびその製造方法
JPH0979902A (ja) * 1995-09-18 1997-03-28 Murata Mfg Co Ltd 赤外線センサ、センサ製造用パレット及び赤外線センサの製造方法

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6432131A (en) * 1987-07-29 1989-02-02 Toshiba Corp Infrared sensor
JPH04127530U (ja) * 1991-05-16 1992-11-20 株式会社村田製作所 焦電型赤外線検出器
US5468960A (en) * 1993-05-12 1995-11-21 Optex Co., Ltd. Pyroelectric infrared detector
JP3360504B2 (ja) * 1995-11-10 2002-12-24 ソニー株式会社 固体撮像装置の後処理方法及び製造方法
US5962854A (en) * 1996-06-12 1999-10-05 Ishizuka Electronics Corporation Infrared sensor and infrared detector
DE10318501A1 (de) * 2003-04-24 2005-01-05 Robert Bosch Gmbh Chipaufbau in einem Premold-Gehäuse
CN2658728Y (zh) * 2003-09-26 2004-11-24 玉山奈米机电股份有限公司 热电堆红外线感测组件的封装结构
EP1887331A4 (en) * 2005-05-11 2011-12-07 Murata Manufacturing Co INFRARED SENSOR AND METHOD FOR MANUFACTURING SAME
JP2006324543A (ja) * 2005-05-20 2006-11-30 Nec Electronics Corp 固体撮像装置

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0434568U (ja) * 1990-07-18 1992-03-23
JPH04138246U (ja) * 1991-06-17 1992-12-24 日本セラミツク株式会社 焦電型赤外線検出器
JPH07190852A (ja) * 1993-12-24 1995-07-28 Matsushita Electric Ind Co Ltd 赤外線センサ
JPH0815007A (ja) * 1994-06-29 1996-01-19 Matsushita Electric Ind Co Ltd 赤外線センサおよびその製造方法
JPH0979902A (ja) * 1995-09-18 1997-03-28 Murata Mfg Co Ltd 赤外線センサ、センサ製造用パレット及び赤外線センサの製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
CN101175977B (zh) 2010-07-14
WO2006120863A1 (ja) 2006-11-16
US20090212218A1 (en) 2009-08-27
EP1884754A4 (en) 2012-01-25
EP1884754A1 (en) 2008-02-06
CN101175977A (zh) 2008-05-07
US20080087824A1 (en) 2008-04-17
US7626167B2 (en) 2009-12-01
US7919751B2 (en) 2011-04-05
JPWO2006120863A1 (ja) 2008-12-18
EP1884754B1 (en) 2015-11-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4702366B2 (ja) 赤外線センサ
JP4107347B2 (ja) 赤外線センサおよび赤外線センサの製造方法
US7566874B2 (en) Infrared sensor and its manufacturing method
CN102856396B (zh) 光传感器装置
WO2011021519A1 (ja) 赤外線センサ
US6580077B2 (en) Infrared sensor
JP2012181157A (ja) 赤外線温度センサ、電子機器、および赤外線温度センサの製造方法
KR102152704B1 (ko) 가스센서패키지
JP2008035159A (ja) エレクトレットコンデンサマイクロホン
JPWO2006112122A1 (ja) 赤外線センサ
US20220236111A1 (en) Optical sensor
JPS60135827A (ja) 赤外線検出器
JPH09178549A (ja) 赤外線検出器
CN214621493U (zh) 红外温度传感器以及电子设备
JPH0815007A (ja) 赤外線センサおよびその製造方法
JP3556166B2 (ja) 圧力センサ
JP2005195435A (ja) 非接触型温度検出器
JP2007171058A (ja) 赤外線検出器
WO2021100357A1 (ja) 光センサ
WO2018168673A1 (ja) 赤外線センサ
JPH0523070U (ja) 赤外線検出器
JP2012047626A (ja) 焦電型赤外線センサ
JP2009063376A (ja) センサ
JP2537003Y2 (ja) 焦電型赤外線検出器
JP6194799B2 (ja) 赤外線センサ

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100810

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20101007

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110208

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110221

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4702366

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150