JP4702327B2 - 発光表示装置及び電子機器 - Google Patents

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Description

本発明は、腕時計、携帯電話機、自動車の計器類などの各種の機器に適用される発光表示装置及びその電子機器に関する。
従来、電子機器においては、発光素子を回路基板等に設けられた接続端子に接続させ、使用者が所望するときに発光素子を発光させるようにした発光表示装置を備えたものが知られている。
ところで、このような構成の電子機器においては、発光素子の配置個所と接続端子との間に表示部などの中間部材が介在するなどに起因して、発光素子と接続端子とが所定間隔を置いて配置されると、その発光素子と接続端子とを安定して電気的に接続することが困難となることが考えられる。
本発明の課題は、発光素子と接続端子とが所定間隔を置いて配置されている場合でも、両者を安定して電気的に接続することができ、また、所望する位置に発光素子を配置して効果的に光を発光させることができる発光表示装置及びその電子機器を提供することである。
本発明は、上記の課題を解決するため、以下の様な構成要素を備えている。なお、以下に示す構成要素には、括弧書きにより実施の形態に対応する構成及び図面参照符号を記す。
請求項1記載の発明は、発光素子(例えば、図19〜図23の紫外線発光素子203)を有する発光表示装置(例えば、図19の腕時計200、図22の腕時計200a、図23の腕時計200b)において、
前記発光素子が配置された光透過性を有する枠状部材(例えば、図19、20、22、23の枠状部材5)と、
この枠状部材の下方に設けられた回路基板(例えば、図19、22、23の回路基板13)と、
この回路基板の予め定められている位置に形成された接続端子(例えば、図19、22、23の接続端子T)と、
前記発光素子に一端が固定され、前記接続端子と前記発光素子とを電気的に接続する、互いに異なる形状の複数の導電性のコンタクト部材の中から選択された形状の導電性のコンタクト部材(例えば、図19、21〜23における紫外線発光素子203の足ピン204)と、
前記枠状部材と前記回路基板との間に配置された中間部材(例えば、図19、22、23のアナログ指針機構15)と、
前記接続端子に電気的に接続され、前記コンタクト部材の他端が当接する当接部(例えば、図19、22、23の当接部24a)を有する導電性の固定部材(例えば、図19、22、23の固定部材24)とを備え、
前記コンタクト部材は、前記発光素子と前記接続端子との位置関係により定められる折曲位置にて折曲された折曲部(例えば、図19、図21〜図23の折曲部205)を有し、
前記固定部材は、前記中間部材と前記回路基板との間に設けられた接続孔(例えば、図19、22、23の接続孔15a)内に配置されており、前記当接部に前記コンタクト部材の他端が挿入された場合に前記当接部が弾性変形して前記コンタクト部材の他端を押圧し挟持して予め定められている位置に固定することを特徴とする。
請求項記載の発明によれば、枠状部材に配置された発光素子と、この枠状部材の下方に設けられた回路基板の予め定められている位置に配置された接続端子とをコンタクト部材と固定部材とにより安定して電気的に接続することができ、また、所望する位置に発光素子を配置して効果的に光を照射することができる。
また、発光素子の端子に固定された導電性のコンタクト部材は、異なる形状の複数の導電性のコンタクト部材の中から選択された一つの形状の導電性のコンタクト部材であり、かつ、予め定められた位置に固定されているので、発光素子と接続端子との距離が離れている場合でも、発光素子と接続端子とを電気的に接続することができることとなるとともに、接続端子から離れている位置へも発光素子をより近づけて光を照射することができる。
また、例えば、導電性のコンタクト部材と、導電性の固定部材とが、脱着可能な状態で接続する構成にすることにより、発光素子や枠状部材の交換を容易に行うことができる。
また、コンタクト部材は、発光素子と接続端子との位置関係により定められる折曲位置にて折曲されている折曲部を有しているので、発光素子と接続端子とが所定間隔を置いて配置されている場合でも、コンタクト部材により両者を安定して電気的に接続することができ、また、所望する位置に発光素子を配置して効果的に光を照射することができる。
また、接続端子は、回路基板に形成されているので、発光素子は回路基板に接続されることとなって、この回路基板により発光素子を様々な態様で発光させることができる。
請求項記載の発明は、請求項1に記載の発光表示装置において、
前記折曲部は、
前記発光素子と前記接続端子との位置関係により定められる折曲角度にて折曲されていることを特徴とする。
請求項記載の発明によれば、請求項1に記載の発明と同様の効果が得られることは無論のこと、折曲部は、発光素子と接続端子との位置関係に対応して定められる折曲角度にて折曲され、形状を変更することができるので、発光素子と接続端子との配置関係に応じて、最適な位置に発光素子を配置することができる。
請求項3記載の発明は、請求項1又は2に記載の発光表示装置において、
前記導電性のコンタクト部材は、前記発光素子から前記折曲位置までの直線状の第一折曲部(例えば、図19、22、23の第一折曲部205a)と、前記第一折曲部に対し予め定められた角度をなす前記折曲位置から前記接続端子までの直線状の第二折曲部(例えば、図19、22、23の第二折曲部205b)とを有し、
前記第一折曲部の長さは、前記中間部材の高さに対応して変更可能に形成され、前記第二折曲部の長さは、前記発光素子と前記接続端子との間の水平距離に対応して変更可能に形成されていることを特徴とする。
請求項記載の発明によれば、請求項1又は2に記載の発明と同様の効果が得られることは無論のこと、導電性のコンタクト部材は、中間部材の高さに対応して長さが変更可能に形成された第一折曲部と、発光素子と接続端子との間の水平距離に対応して長さが変更可能に形成された第二折曲部とを有しているので、中間部材の大きさ、形状や、発光素子と接続端子との距離関係、位置関係に応じて、発光素子と接続端子とを電気的に接続することができ、発光素子の配置位置の自由度がより高まることとなって、様々なデザインや大きさの発光表示装置とすることができる。
請求項記載の発明は、請求項1〜3のいずれかに記載の発光表示装置を機器ケース(例えば、図19、22、23の時計ケース2)に備えたことを特徴とする電子機器(例えば、図19の腕時計200、図22の腕時計200a、図23の腕時計200b)。
請求項記載の発明によれば、配置される発光素子と、接続端子との間の接続距離等、その電子機器に応じた接続手段により、その発光素子と接続端子とを安定して接続することができるので、様々な機器ケースに発光表示装置を備えることができ、様々な電子機器に発光表示機能を付与することができる。
請求項1記載の発明によれば、枠上部材に配置された発光素子とこの枠上部材の下方の予め定められている位置に配置された接続端子とを接続部材により安定して電気的に接続することができ、また、所望する位置に発光素子を配置して効果的に発光部を発光させることができる。
請求項2記載の発明によれば、請求項1記載の発明と同様の効果が得られることは無論のこと、接続部材は、発光素子と接続端子との位置関係に対応して、寸法或いは形状を変更することができるので、発光素子と接続端子との位置関係の制約がより少なくなって、発光素子の配置の自由度を高めることができ、発光表示装置自体の大きさ等の自由度を高めることができる。
請求項3記載の発明によれば、請求項1記載の発明と同様の効果が得られることは無論のこと、発光素子と接続端子との間の距離が離れている場合でも、導電性を有する接続部材を介し、発光素子と接続端子とを電気的に接続することができるとともに、接続端子から離れている発光部へも発光素子をより近づけて光を照射することができる。
また、発光素子の端子に当接する導電性のコンタクト部材が、接続端子に電気的に接続された導電性の付勢部材により発光素子側に付勢されて発光素子と接続端子とを電気的に接続するようにしたので、付勢部材の付勢力により、発光素子と接続端子との間隔に誤差が生じた場合や当該装置に衝撃が加えられた場合でも、その接続を安定して維持することができる。
請求項4記載の発明によれば、請求項1記載の発明と同様の効果が得られることは無論のこと、発光素子と接続端子との距離が離れている場合でも、導電性を有する付勢部材を介し、発光素子と接続端子とを電気的に接続することができるとともに、接続端子から離れている発光部へも発光素子をより近づけて光を照射することができる。
また、接続端子に電気的に接続された導電性の付勢部材が、発光素子の端子に当接して発光素子側に付勢されるので、発光素子と接続端子との間隔に誤差が生じた場合や、当該装置に衝撃が加えられた場合でも、その接続を安定して維持することができる。
また、一つの部材により発光素子と接続端子との電気的接続を行うので、部品点数を削減することができる。
請求項5記載の発明によれば、接続端子と発光素子とを電気的に接続する接続部材は、発光素子と接続端子との位置関係により定められる折曲位置にて折曲されている折曲部を有しているので、発光素子と接続端子とが所定間隔を置いて配置されている場合でも、接続部材により両者を安定して電気的に接続することができ、また、所望する位置に発光素子を配置して効果的に発光部を発光させることができる。
請求項6記載の発明によれば、請求項1及び請求項5記載の発明と同様の効果が得られることは無論のこと、発光素子の端子に固定された導電性のコンタクト部材は、導電性の固定部材により、予め定められた位置に固定されるので、発光素子と接続端子との距離が離れている場合でも、発光素子と接続端子とを電気的に接続することができることとなるとともに、接続端子から離れている発光部へも発光素子をより近づけて光を照射することができる。
また、例えば、導電性のコンタクト部材と、導電性の固定部材とが、脱着可能な状態で接続する構成にすることにより、発光素子や枠状部材の交換を容易に行うことができる。
請求項7記載の発明によれば、請求項5記載の発明と同様の効果が得られることは無論のこと、折曲部は、発光素子と接続端子との位置関係に対応して定められる折曲角度にて折曲され、形状を変更することができるので、発光素子と接続端子との配置関係に応じて、最適な位置に発光素子を配置することができる。
請求項8記載の発明によれば、請求項5記載の発明と同様の効果が得られることは無論のこと、導電性のコンタクト部材は、中間部材の高さに対応して長さまたは角度が変更可能に形成された第一折曲部と、発光素子と接続端子との間の水平距離に対応して長さまたは角度が変更可能に形成された第二折曲部とを有しているので、中間部材の大きさ、形状や、発光素子と接続端子との距離関係、位置関係に応じて、発光素子と接続端子とを電気的に接続することができ、発光素子の配置位置の自由度がより高まることとなって、様々なデザインや大きさの発光表示装置とすることができる。
請求項9記載の発明によれば、請求項1又は請求項5記載の発明と同様の効果が得られることは無論のこと、発光素子と接続端子との距離が離れている場合でも、発光素子の端子に固定された導電性のコンタクト部材が、接続端子に半田付けされ、発光素子と接続端子とを電気的に接続することができるとともに、接続端子から離れている発光部へも発光素子をより近づけて光を照射することができる。
また、この半田付けにより部品点数を削減した安価な接続とすることができ、製品の低価格化に対応できる。
請求項10記載の発明によれば、請求項1又は請求項5記載の発明と同様の効果が得られることは無論のこと、枠状部材と接続端子との間に中間部材が備えられている場合、接続部材を中間部材に形成された貫通孔に挿入して発光素子と接続端子とを接続するようにしたので、接続部材の固定を安定に保つことができる。
請求項11記載の発明によれば、請求項1又は請求項5記載の発明と同様の効果が得られることは無論のこと、接続端子は、回路基板に形成されているので、発光素子は回路基板に接続されることとなって、この回路基板により発光素子を様々な態様で発光させることができる。
請求項12記載の発明によれば、配置される発光素子と、接続端子との間の接続距離等、その電子機器に応じた接続手段により、その発光素子と接続端子とを安定して接続することができるので、様々な機器ケースに発光表示装置を備えることができ、様々な電子機器に発光表示機能を付与することができる。
以下、図を参照して本発明を腕時計に適用した実施の形態を詳細に説明する。
〔第1の実施の形態〕
図1は本発明の腕時計を示した平面図であり、図2は図1のII−II線における要部の拡大断面図である。
図1、2に示すように、この腕時計100には、発光表示装置である時計モジュール1を内部に収納する機器ケースとしての時計ケース2が備えられ、時計ケース2の上部中央には時計ガラス3がパッキン4を介して装着されている。また、時計モジュール1に備えられている枠状部材5は、その上部を時計ガラス3に当接するように配置されている。さらに、この時計ケース2の下面には、裏蓋6が防水リング7を介して取り付けられており、時計モジュール1と裏蓋6との間には、緩衝部材8が設けられている。また、この時計ケース2の上部外周にはベゼル9が設けられている。更に、時計ケース2には、バンド軸2Aを介し、時計バンドBが取り付けられている。
時計モジュール1は、アナログ機能とデジタル機能のうち、少なくとも一方を備えたものであり、図2にはその両方を備えたものを示している。図2に示すように時計モジュール1には、中間部材としての上部ハウジング10と下部ハウジング11とが備えられ、上部ハウジング10の上面に文字板12(中間部材)が配置され、その文字板12の上面に枠状部材5が配置されている。また、枠状部材5の下方であって、予め定められた間隔を有する上部ハウジング10と下部ハウジング11との間に回路基板13が配置されている。時計モジュール1は、これら文字板12、上部ハウジング10、回路基板13、および下部ハウジング11が時計ケース2の中枠14に取り付けられた構造になっている。
また、上部ハウジング10には、アナログ指針機構15と液晶表示素子16とが備えられており、下部ハウジング11には、例えば、アナログ指針機構15と液晶表示素子16等が動作するための電池(図示せず)が組み込まれている。
アナログ指針機構15は、文字板12に設けられた軸孔12aからその上方に延びる指針軸17と、この指針軸17に取り付けられた時針、分針などの指針18とを備え、この指針18が文字板12の上方を運針するように構成されている。ここで、文字板12と指針18にはそれぞれ発光素子からの光を受光して発光する発光部19が所定の個所に設けられている。
液晶表示素子16は、例えば、上下一対の透明な電極基板間に液晶を封入した液晶セルの上面に上偏光板、液晶セルの下面に下偏光板を設けたものであり、液晶セルの一対の電極基板間に電圧を印加した状態に応じて、時刻などの情報を表示するように構成されているものである。この液晶表示素子16は、文字板12に設けられた窓部12cから視認することができる。
枠状部材5は、例えば、光透過性を有する合成樹脂、特に透明な合成樹脂で形成されている。この枠状部材5は、図2に示すように、時計ガラス3の周縁部の下面と文字板12(上部ハウジング10)の周縁部の上面とに当接した状態で、時計ケース2の内周面に装着されている。また、この枠状部材5の所定個所、例えば、図1に示すように12時と6時とに対応する個所には、ブラックライトと呼ばれる紫外線発光素子201が配置されている。紫外線発光素子201が配置された枠状部材5は、保護部材または緩衝部材としての機能も兼備した部材である。紫外線発光素子201は、例えば波長が254〜420nm(ナノメートル)の紫外線、又は波長が374〜389nmの紫外線、好ましくは365nm付近の紫外線を発光する紫外線灯または紫外線発光ダイオード(LED)などで構成されている。
この紫外線発光素子201は、例えば、図3に示すように、光出力部20aと、光出力部20aの底面に設けられ、その一部が側面まで回り込んで延出された電極端子20bと、底面の略中央に備えられた緩衝材20c等で構成されている。また、この紫外線発光素子201は、図2、図4に示すように、枠状部材5に埋設されており、紫外線発光素子201から出力された紫外線は、光透過性を有する枠状部材5に採り込まれ、採り込まれた紫外線は、枠状部材5が導光板の働きをして枠状部材5全体より出射されるようになっている。従って、紫外線発光素子201から離れた箇所にも枠状部材5を介して照射される。また、紫外線発光素子201は、例えば、12時と6時とに対応する個所に対角線上に配置するようにしているので、効率よく紫外線が照射される。
また、この紫外線発光素子201は、図2に示すように、紫外線発光素子201に当接するコンタクト部材21と、このコンタクト部材21を付勢する付勢部材としてのコイルばね22とで構成されている接続部材21Aにより支持されて、固定されている。このコンタクト部材21は、紫外線発光素子201の電極端子20bに対応した一対の支持軸21a(図2では一方のみを示す)を有しており、その支持軸21aが電極端子20bに当接している。
コンタクト部材21は、導電性を有し、その中央部は上部ハウジング10に設けられた貫通孔10a内に挿入されるとともに、文字板12に設けられた貫通孔12b、および枠状部材5に設けられた貫通孔5aを通され、枠状部材5の上端部は、上方に突出するように配置される。この突出した上端部(一対の支持軸21a)に紫外線発光素子201が当接されている。紫外線発光素子201の光出力部20aと時計ガラス3の間には、緩衝部材23が取り付けられている。
コイルばね22は、導電性を有し、上部ハウジング10に設けられた貫通孔10a内に挿入され、その下端部が回路基板13に形成された接続端子Tに弾接し、上端部がコンタクト部材21の下端部に弾接している。これにより、コイルばね22はコンタクト部材21を紫外線発光素子201側に付勢し、弾性的に支持している。また、コンタクト部材21とコイルばね22とで構成された接続部材21Aにより紫外線発光素子201と回路基板13とは電気的に接続されている。
発光部19は、図2、図5に示すように、文字板12における所定個所、例えばマーク部分や時字の上面や、アナログ指針機構15における指針18の所定の個所に、樹脂部19aや、印刷部または塗装部19bとして形成されている。その発光部19上面は透明なオーバーコート(図示せず)で覆われて保護されていることが好ましい。
これら発光部19は、例えば、波長が350〜420nm、または254〜365nmの紫外線に反応して有色発光し、紫外線が照射されない通常状態のときに透明な状態を呈するものである。つまり、紫外線発光素子201から出力された紫外線や、光透過性を有する枠状部材5を介して出射される紫外線に反応して、発光部19は有色発光する。
この発光部19の発光色は、緑(または黄色)、青、赤の3色を基本として、様々な色バリエーションがある。ここで、各時計部品に設けられる各発光部19は、全て同じ発光色でのものであっても良いが、時刻を視認しやすくするために、少なくとも文字板12と指針18との各発光部19の発光色がそれぞれ異なっていることが好ましい。例えば、文字板12の発光部19は赤系色で発光し、指針18の発光部19は青系色で発光する、というように文字板12と指針18のそれぞれ発光色が異なる方が時刻を確認しやすい。また、文字板12のマーク部分の発光部19と時字の発光部19との各発光色も、それぞれ異なっていてもよく、時字毎に発光色が異なっていてもよい。
このように、第1の実施の形態にかかる腕時計によれば、この紫外線発光素子201と、回路基板13とが予め定められている間隔を置いて配置されている場合でも、導電性を有する接続部材21Aを介し、紫外線発光素子201と回路基板13とを電気的に接続することができる。従って、回路基板13から離れている発光部19へも紫外線発光素子201をより近づけて紫外線を照射することができる。
また、この紫外線発光素子201は、接続部材21Aであるコンタクト部材21とコイルばね22とにより時計ケース2内に弾性的に固定されているので、時計ケース2が外部から衝撃を受けても、その衝撃をコイルばね22で吸収することができる。
特に、腕時計の機能やサイズが異なる機種毎に、時計モジュール1や上部ハウジング10の厚みが異なることにより、紫外線発光素子201と回路基板13との距離が異なる場合や、各部材の寸法誤差などにより、紫外線発光素子201と回路基板13との距離が異なるといった場合に、コイルばね22の弾性変形により紫外線発光素子201を時計ケース2内に確実に固定することができると共に、紫外線発光素子201と時計モジュール1内の回路基板13とを容易に且つ確実に電気的に接続することができる。
また、所望するときに紫外線発光素子201を発光させて各発光部19を自由に有色発光させることができ、時刻を良好に視認することができるとともに、色彩性および装飾性に優れたものを得ることができる。特に、紫外線発光素子201から発せられた紫外線は、光透過性を有する枠状部材5に採り込まれ、枠状部材5が導光板の働きをして採り込まれた紫外線が枠状部材5の内周面全体から出射され、発光部19を照射することができるので、紫外線発光素子201から離れた位置の発光部19も同様に有色発光させることができる。
特に、図6または図7に示すように紫外線発光素子201を枠状部材5の外周側内部に配置させることにより、紫外線発光素子201から発せられた紫外線の大部分が光透過性を有する枠状部材に取り込まれ、より効率的な照射ができる。
また、枠状部材5と回路基板13の接続端子Tとの間に、中間部材としての上部ハウジング10や文字板12が設けられていても、それらに設けられた貫通孔10a、貫通孔12bにコンタクト部材21を通すことにより、紫外線発光素子201と回路基板13の接続端子Tとの接続を行うことができる。
また、上記第1の実施の形態では、枠状部材5の上部に紫外線発光素子201を備える構成にしたが、これに限らず、例えば、図6または図7に示すような構成にしてもよい。
具体的には、例えば、図6に示された変形例のように、時計ケース2の内周面から突出した凸部2aを文字板12から離間した位置に設け、この凸部2aの下面と、文字板12の上面との間に、紫外線発光素子201を、枠状部材5の外周面の下部に対向して配置するようにしてもよい。そして、紫外線発光素子201を、コンタクト部材21とコイルばね22とにより支持して固定する。このような配置構造でも、図2に示す配置構造のものと同様の作用効果が得られる。
また、図7に示された変形例のように、時計ケース2の内周面から突出した凸部2aを文字板12から離間した位置に設け、この凸部2aの上面と、枠状部材5の上部から外側に突出した突出部5bの下面との間に、紫外線発光素子201を、枠状部材5の外周面に対向して配置するようにしてもよい。そして、紫外線発光素子201を、コンタクト部材21とコイルばね22とにより支持して固定する。このような構造でも、図2に示す配置構造のものと同様の作用効果が得られる。
なお、第1の実施の形態で説明した、紫外線発光素子201と回路基板13とを、コンタクト部材21とコイルばね22とにより接続する方法は、紫外線発光素子201と回路基板13とを弾接する際に、その接続距離が長く、コイルばね22のみによる接続では、コイルばね22に座屈等の変形が生じ、接続不良を起こしてしまう可能性がある場合に有効な接続方法である。
[第2の実施の形態]
次に、図8を参照して、本発明を腕時計に適用した第2の実施の形態について説明する。なお、第1の実施の形態と同一部分には同一符号を付し、異なる部分についてのみ説明する。
紫外線発光素子201は、図8に示すように、紫外線発光素子201の電極端子20bに当接する接続部材としての付勢部材を構成している一対のコイルばね22A(同図では一方のみを示す)により支持されて、固定されている。
このコイルばね22Aは、導電性を有し、上部ハウジング10に設けられた貫通孔10a内に挿入されるとともに、文字板12に設けられた貫通孔12b、および枠状部材5に設けられた貫通孔5aを通され、枠状部材5の上方にその上端部が突出するように配置される。この突出した上端部に紫外線発光素子201が当接されている。また、コイルばね22Aは、その下端部が回路基板13に形成された接続端子Tに弾接している。これにより、コイルばね22Aは紫外線発光素子201を付勢し、弾性的に支持すると共に、コイルばね22Aを介して紫外線発光素子201と回路基板13とを電気的に接続している。
このように、第2の実施の形態にかかる腕時計によれば、第1の実施の形態と同様に、この紫外線発光素子201と、回路基板13とが予め定められている間隔を置いて配置されている場合でも、導電性を有するコイルばね22Aを介し、紫外線発光素子201と回路基板13とを電気的に接続することができるとともに、回路基板13から離れている発光部19へも紫外線発光素子201をより近づけて紫外線を照射することができる。
更に、紫外線発光素子201はコイルばね22Aにより時計ケース2内に弾性的に固定されているので、時計ケース2が外部から衝撃を受けても、その衝撃をコイルばね22で吸収することができる。また、各製品において紫外線発光素子201と回路基板13との距離が異なるといった場合に、コイルばね22Aの弾性変形により紫外線発光素子201を時計ケース2内に確実に固定することができると共に、紫外線発光素子201と時計モジュール1内の回路基板13とを容易に且つ確実に電気的に接続することができる。
特に、第1の実施の形態に比べ、紫外線発光素子201を支持、固定する部材がコイルばね22Aのみであり、部材(コンタクト部材21)が一つ減ったことにより、組み付けが容易になるとともに、コストを減らすことができる。
また、上記第2の実施の形態では、枠状部材5の上部に紫外線発光素子201を備える構成にしたが、これに限らず、例えば図9または図10に示すような構成にしてもよい。
具体的には、例えば、図9に示された変形例のように、時計ケース2の内周面から突出した凸部2aを文字板12から離間した位置に設け、この凸部2aの下面と、文字板12の上面との間に、紫外線発光素子201を、枠状部材5の外周面の下部に対向して配置するようにしてもよい。そして、紫外線発光素子201を、コイルばね22Aにより支持して固定する。このような配置構造でも、図8に示す配置構造のものと同様の作用効果が得られる。
また、図10に示された変形例のように、時計ケース2の内周面から突出した凸部2aを文字板12から離間した位置に設け、この凸部2aの上面と、枠状部材5の上部から外側に突出した突出部5bの下面との間に、紫外線発光素子201を、枠状部材5の外周面に対向して配置するようにしてもよい。そして、紫外線発光素子201を、コイルばね22Aにより支持して固定する。このような構造でも、図8に示す配置構造のものと同様の作用効果が得られる。
[第3の実施の形態]
次に、図11、12を参照して、本発明を腕時計に適用した第3の実施の形態について説明する。なお、第1の実施の形態と同一部分には同一符号を付し、異なる部分についてのみ説明する。
紫外線発光素子202は、図11に示すように、光出力部20aに電極端子または接続部材(コンタクト部材)としてのストレート形状の足ピン20dが設けられたものである。このように、紫外線発光素子202は紫外線発光素子201と異なる形状を有するので、異なる符合を付して説明する。
紫外線発光素子202の足ピン20dは、図12に示すように、枠状部材5に設けられた貫通孔5a、文字板12に設けられた貫通孔12bに挿入され、さらに、上部ハウジング10に設けられた貫通孔10a内に挿入される。貫通孔10a内には、回路基板13の接続端子Tに接続された導電性を有する固定部材(接続部材)24が備えられている。そして、固定部材24は、挿入された足ピン20dが当接する当接部24aを備え、当接部24aは、弾性変形することにより固定部材24を予め定められている位置である貫通孔10aの壁面に付勢させることができるようになっている。従って、この固定部材24により足ピン20dを押圧し、挟持させることができ、これにより紫外線発光素子202は、支持、固定されるとともに、回路基板13と電気的に接続される。
このように、第3の実施の形態にかかる腕時計によれば、第1の実施の形態と同様に、この紫外線発光素子202と、回路基板13との間の距離が離れている場合でも、導電性を有する固定部材24を介し、紫外線発光素子202と回路基板13とを電気的に接続することができるとともに、回路基板13から離れている発光部19へも紫外線発光素子202をより近づけて紫外線を照射することができる。
また、所望するときに紫外線発光素子202を発光させて各発光部19を自由に有色発光させることができるとともに、紫外線発光素子202は、その足ピン20dが固定部材24により押圧挟持されて固定されているので、その脱着が可能であり、紫外線発光素子202の交換を容易に行うことができる状態で、紫外線発光素子202と時計モジュール1内の回路基板13とを電気的に接続することができる。
また、上記第3の実施の形態では、枠状部材5の上部に紫外線発光素子202の光出力部20aを備える構成にしたが、これに限らず、例えば図13または図14に示すような構成にしてもよい。
具体的には、例えば、図13に示された変形例のように、時計ケース2の内周面から突出した凸部2aを文字板12から離間した位置に設け、この凸部2aの下面と、文字板12の上面との間に、紫外線発光素子202の光出力部20aを、枠状部材5の外周面の下部に対向して配置するようにしてもよい。そして、紫外線発光素子202の足ピン20dを、固定部材24により押圧し、挟持して固定する。このような配置構造でも、図12に示す配置構造のものと同様の作用効果が得られる。
また、図14に示された変形例のように、時計ケース2の内周面から突出した凸部2aを文字板12から離間した位置に設け、この凸部2aの上面と、枠状部材5の上部から外側に突出した突出部5bの下面との間に、紫外線発光素子202の光出力部20aを、枠状部材5の外周面に対向して配置するようにしてもよい。そして、紫外線発光素子202の足ピン20dを、固定部材24により押圧し、挟持して固定する。このような配置構造でも、図12に示す配置構造のものと同様の作用効果が得られる。
[第4の実施の形態]
次に、図15を参照して、本発明を腕時計に適用した第4の実施の形態について説明する。なお、第1の実施の形態と同一部分には同一符号を付し、異なる部分についてのみ説明する。
紫外線発光素子202の足ピン20dは、図15に示すように、枠状部材5に設けられた貫通孔5a、文字板12に設けられた貫通孔12bに挿入され、さらに、上部ハウジング10に設けられた貫通孔10a内に挿入される。貫通孔10a内に挿入された足ピン20dの先端部は、回路基板13の接続端子Tに半田付けされ(半田固定部25)、紫外線発光素子202は固定される。これにより紫外線発光素子202は、回路基板13と電気的に接続される。
このように、第4の実施の形態にかかる腕時計によれば、第1の実施の形態と同様に、この紫外線発光素子202と、回路基板13との間の距離が離れている場合でも、足ピン20dの先端部を半田付けすることにより、紫外線発光素子202と回路基板13とを電気的に接続することができるとともに、回路基板13から離れている発光部19へも紫外線発光素子202をより近づけて紫外線を照射することができる。
また、所望するときに紫外線発光素子202を発光させて各発光部19を自由に有色発光させることができるとともに、紫外線発光素子202は、その足ピン20dが半田付け(半田固定部25)により固定されているので、部品点数を削減した安価な接続とすることができ、製品の低価格化に対応できる。
また、上記第4の実施の形態では、枠状部材5の上部に紫外線発光素子202の光出力部20aを備える構成にしたが、これに限らず、例えば図16または図17に示すような構成にしてもよい。
具体的には、例えば、図16に示された変形例のように、時計ケース2の内周面から突出した凸部2aを文字板12から離間した位置に設け、この凸部2aの下面と、文字板12の上面との間に、紫外線発光素子202の光出力部20aを、枠状部材5の外周面の下部に対向して配置するようにしてもよい。そして、紫外線発光素子202の足ピン20dを、回路基板13の接続端子Tに半田付け(半田固定部25)により固定する。このような配置構造でも、図15に示す配置構造のものと同様の作用効果が得られる。
また、図17に示された変形例のように、時計ケース2の内周面から突出した凸部2aを文字板12から離間した位置に設け、この凸部2aの上面と、枠状部材5の上部から外側に突出した突出部5bの下面との間に、紫外線発光素子202の光出力部20aを、枠状部材5の外周面に対向して配置するようにしてもよい。そして、紫外線発光素子202の足ピン20dを、回路基板13の接続端子Tに半田付け(半田固定部25)により固定する。このような配置構造でも、図15に示す配置構造のものと同様の作用効果が得られる。
〔第5の実施の形態〕
次に、図18から図23を参照して、本発明を腕時計に適用した第5の実施の形態について説明する。図18は本実施の形態の腕時計を示した平面図であり、図19は図18のIXX−IXX線における要部の拡大断面図である。なお、第1の実施の形態と同一の機能を有する部分には同一符号を付し、異なる部分についてのみ説明する。
図18、図19に示すように、この腕時計200には、発光表示装置である時計モジュール1を内部に収納する機器ケースとしての時計ケース2が備えられ、時計ケース2の上部中央には時計ガラス3がパッキン4を介して装着されている。また、時計モジュール1に備えられているアナログ指針機構15の上面に文字板12が配置され、その文字板12の上面に図20に示される枠状部材5が配置されている。その枠状部材5は、その上部が時計ケース2の内周から突出した凸部2aの下面に当接し、その外周部が時計ケース2の内周面に装着されている。さらに、この時計ケース2の下面には、裏蓋6が取り付けられている。また、時計ケース2のバンド取付部2Bには、時計バンドBが取り付けられている。
アナログ指針機構15は、文字板12に設けられた軸孔12aからその上方に延びる指針軸17と、この指針軸17に取り付けられた時針、分針、秒針などの指針18とを備え、この指針18が文字板12の上方を運針するように構成されている。この文字板12と指針18には、それぞれ紫外線発光素子203から出力される光に反応して有色発光する発光部19が所定の個所に設けられている。
また、アナログ指針機構15の下面に回路基板13が配置されており、アナログ指針機構15と回路基板13の間に設けられた接続孔15a内には、回路基板13の接続端子Tに接続された導電性を有する固定部材(接続部材)24が備えられている。そして、枠状部材5の所定の個所(例えば、図20に示される、文字板12の12時と6時に対応する位置)へ配置された紫外線発光素子203に備えられたコンタクト部材または接続部材としての足ピン204は、所定の折曲位置Pにおいて所定の折曲角度(例えば、90°)で折曲されている折曲部205を備えている。この足ピン204における折曲部205は、折曲位置Pから紫外線発光素子203の光出力部20aまでの第一折曲部205aと、折曲位置Pから足ピン204の先端までの第二折曲部205bとを有し、中間部材であるアナログ指針機構15と文字板12の間に設けられた空間15b内に配置されるとともに、第二折曲部205bは接続孔15aに挿入され、固定部材24の当接部24aにより、回路基板13に付勢されている。このように、固定部材24により足ピン204の第二折曲部205bが押圧され、挟持されることにより、紫外線発光素子203は、支持、固定されるとともに、回路基板13と電気的に接続される。
次に、図21を参照して、折曲可能な足ピン204を備えた紫外線発光素子203の製法の一例について説明する。
図21(A)に示すように、紫外線発光素子203は、図3に示した紫外線発光素子201の光出力部20aに電極端子または接続部材(コンタクト部材)としての足ピン204を備えている。ここで、紫外線発光素子203は、光出力部20aに電極端子または接続端子(コンタクト部材)としての折曲自在な足ピンが設けられたものであり、紫外線発光素子201と異なる形状を有するので、異なる符合を付した。
図21(B)〜(D)に示す紫外線発光素子203は、図21(A)に示される紫外線発光素子203の足ピン204を所望の個所(折曲位置P)において、所定の角度(例えば、90°)に折曲することにより、図21(B)、(C)に示される紫外線発光素子203のように、直線状の第一折曲部205aと直線状の第二折曲部205bを有する折曲部205を形成する。また、足ピン204を、任意の位置で切断することにより、図21(D)に示される紫外線発光素子203のように、その足ピン204の長さを調整する。
このように、紫外線発光素子203に備えられた足ピン204の折曲部205における第一折曲部205aと、第二折曲部205bの各々の長さおよび角度は変更可能である。
なお、図21(A)に示される紫外線発光素子203の正面図は、図11(A)に示される紫外線発光素子202と同様の形状である。
前述のように、紫外線発光素子203に備えられる足ピン204の折曲部205における第一折曲部205aと第二折曲部205bの長さ又は角度は、紫外線発光素子203と回路基板の接続端子Tとの位置関係に応じて調整変更可能であるので、様々な形状、デザイン、サイズの腕時計に対応させ、紫外線発光素子203を配置することができる。
即ち、例えば、図22に示される腕時計200aは、第5の実施の形態における第1の変形例であり、図19に示される腕時計200と同一のアナログ指針機構15を用いつつ、時計ケース2、文字板12の径、サイズ等を小さくした、小型の腕時計である。腕時計200を基準として、小型の腕時計200aを組み立てる場合、腕時計200の紫外線発光素子203より、第二折曲部205bを短く調整した紫外線発光素子203を用いることによって、紫外線発光素子203を腕時計200aに配置することができる。
より具体的には、例えば、図19に示される腕時計200に備えられているアナログ指針機構15の直径aは25.7mmであり、時計ケース2の直径bは38.0mm、文字板12の直径cは29.6mm、時計ガラス3の直径dは28.2mm、腕時計200の厚さeは10.4mmである。この腕時計200に紫外線発光素子203を配置する場合、腕時計200における各部材の位置、距離に対応させ、第一折曲部205aの長さfは3.14mm、第二折曲部205bの長さgは3.65mm、と調整された紫外線発光素子203が備えられている。なお、紫外線発光素子203の光出力部20aの高さhは1.0mmである。
これに対し、図22に示される腕時計200aに備えられているアナログ指針機構15は、図19に示される腕時計200と同一の、直径aが25.7mmのアナログ指針機構15であるが、時計ケース2の直径bは33.0mm、文字板12の直径cは26.3mm、時計ガラス3の直径dは24.6mm、腕時計200aの厚さeは10.4mmであるように、腕時計200aは小型の腕時計である。この小型の腕時計200aにおいて、腕時計200aにおける各部材の位置、距離に対応させ、第一折曲部205aの長さfは3.14mm、第二折曲部205bの長さgは2.15mm、に調整された紫外線発光素子203を用いることにより、紫外線発光素子203を腕時計200aに配置することができる。
このように、サイズの異なる腕時計、特に、大きさ、水平方向のサイズの異なる腕時計に、同一のアナログ指針機構15を用いる場合でも、紫外線発光素子203の足ピン204の折曲部205(第一折曲部205a、第二折曲部205b)の長さ及び角度を調整することにより、紫外線発光素子203を配置することができる。なお、紫外線発光素子203の光出力部20aの高さhは1.0mmである。
また、図23に示される腕時計200bは、第5の実施の形態における第2の変形例である耐衝撃用の腕時計の一例であり、衝撃時に指針18同士や、指針18と時計ガラス3、文字板12との接触を防ぐ目的により、指針18同士の間隔や、指針18と時計ガラス3、文字板12との間隔が、図19に示される腕時計200より、広めに設定された腕時計である。そのため、指針軸17が高くなり、それに伴い枠状部材5の厚み、腕時計200b自体の厚みが増すので、紫外線発光素子203の光出力部20aが、図19に示される腕時計200より文字板12から離れた位置に備えられたものである。このような腕時計200bに図19に示される腕時計200と同一のアナログ指針機構15を備え、組み立てる場合、腕時計200の紫外線発光素子203より、第一折曲部205aを長く調整した紫外線発光素子203を用いることによって、紫外線発光素子203を腕時計200bに配置することができる。
具体的には、図23に示される腕時計200bに備えられているアナログ指針機構15は、図19に示される腕時計200と同一の、直径aが25.7mmのアナログ指針機構15であり、時計ケース2の直径bは38.0mm、文字板12の直径cは29.6mm、時計ガラス3の直径dは28.2mm、腕時計200bの厚さeは11.0mmであるように、腕時計200aは腕時計200に比べ、厚みを有する腕時計である。この腕時計200bにおいて、腕時計200bにおける各部材の位置、距離に対応させ、第一折曲部205aの長さfは3.74mm、第二折曲部205bの長さgは3.65mm、と調整された紫外線発光素子203を用いることにより、紫外線発光素子203を腕時計200bに配置することができる。
このように、サイズの異なる腕時計、特に厚さ、高さ方向のサイズが異なる腕時計に、同一のアナログ指針機構15を用いる場合でも、紫外線発光素子203の足ピン204の折曲部205(第一折曲部205a、第二折曲部205b)の長さ及び角度を調整することにより、紫外線発光素子203を配置することができる。なお、紫外線発光素子203の光出力部20aの高さhは1.0mmである。
このように、足ピン204の折曲部205(第一折曲部205a、第二折曲部205b)の長さや、折曲位置Pを調整することにより、様々な形状、デザイン、サイズの腕時計、特に、同一のアナログ指針機構15を用いた腕時計における寸法に対応させて、紫外線発光素子203を配置することができる。
腕時計の場合、様々なデザイン、特に、外形のサイズが異なるものの需要が多く存在する。このようなデザインや外形のサイズが異なる腕時計毎に異なるアナログ指針機構15を用いるより、各腕時計に対し、共通のアナログ指針機構15を対応させることができれば、様々なアナログ指針機構15を取り扱う煩雑さを解消するとともに、アナログ指針機構15の製造コストを低減する効果もある。
つまり、外形のサイズが異なる腕時計に共通のアナログ指針機構15を用いる場合であっても、本第5の実施の形態における紫外線発光素子203は、紫外線発光素子203に備えられた足ピン204の長さや、折曲位置P、第一折曲部205a、第二折曲部205bのそれぞれの長さや角度の調整、また、足ピン204の切断個所の変更等に基づく変形により、紫外線発光素子203を様々な腕時計に容易に対応させ配置することができるので、汎用性のある発光表示装置として有効に機能させることができる。
このように、第5の実施の形態にかかる腕時計によれば、第1の実施の形態と同様に、この紫外線発光素子203と、回路基板13との間の距離が離れている場合でも、導電性を有する固定部材24を介し、紫外線発光素子203と回路基板13とを電気的に接続することができるとともに、回路基板13から離れている発光部19へも紫外線発光素子203をより近づけて紫外線を照射することができる。
また、所望するときに紫外線発光素子203を発光させて各発光部19を自由に有色発光させることができるとともに、紫外線発光素子203は、その足ピン204が固定部材24により押圧し、挟持されて固定されているので、その脱着が可能であり、紫外線発光素子203の交換を容易に行うことができる状態で、紫外線発光素子203と時計モジュール1内の回路基板13とを電気的に接続することができる。特に、足ピン204は、任意の位置で折曲可能であるとともに、切断可能であるので、その寸法変更等により、紫外線発光素子203を、様々な形状、デザイン、サイズの腕時計に容易に配置することができる。
なお、以上説明した第1〜5の実施の形態においては、発光素子は紫外線発光素子としたが、本発明はこれに限定されるものではなく、赤外線発光素子、可視光線発光素子であってもよく、これら発光素子に応じた発光部として蛍光体等を構成するようにしてもよい。また、発光素子の数は何個でもよく、その配置位置も任意である。
また、枠状部材と回路基板との間隔は、中間部材の存在、或いは枠状部材の取付位置に応じて任意に定めてよい。
また、電子機器は腕時計に限ったものでなく、携帯電話機、自動車の計器類など、各種機器であってもよい。
また、枠状部材の形状等も任意であり、その他、具体的な細部構造等についても適宜に変更可能であることは勿論である。
本発明を適用した腕時計の第1の実施の形態を示した一部省略平面図である。 図1のII−II線における要部の拡大断面図である。 本発明にかかる第1、第2の実施の形態に用いられる紫外線発光素子を示す図であり、(A)は正面図、(B)は底面図、(C)は側面図である。 本発明にかかる第1〜第4の実施の形態に用いられる紫外線発光素子が配置された枠状部材の要部拡大平面図である。 図2の指針の拡大図である。 本発明にかかる第1の実施の形態における第1の変形例を示す腕時計の要部の拡大断面図である。 本発明にかかる第1の実施の形態における第2の変形例を示す腕時計の要部の拡大断面図である。 本発明を適用した腕時計の第2の実施の形態を示した要部の拡大断面図である。 本発明にかかる第2の実施の形態における第1の変形例を示す腕時計の要部の拡大断面図である。 本発明にかかる第2の実施の形態における第2の変形例を示す腕時計の要部の拡大断面図である。 本発明にかかる第3、第4の実施の形態に用いられる紫外線発光素子を示す図であり、(A)は正面図、(B)は底面図、(C)は側面図である。 本発明を適用した腕時計の第3の実施の形態を示した要部の拡大断面図である。 本発明にかかる第3の実施の形態における第1の変形例を示す腕時計の要部の拡大断面図である。 本発明にかかる第3の実施の形態における第2の変形例を示す腕時計の要部の拡大断面図である。 本発明を適用した腕時計の第4の実施の形態を示した要部の拡大断面図である。 本発明にかかる第4の実施の形態における第1の変形例を示す腕時計の要部の拡大断面図である。 本発明にかかる第4の実施の形態における第2の変形例を示す腕時計の要部の拡大断面図である。 本発明を適用した腕時計の第5の実施の形態を示した一部省略平面図である。 図18のIXX−IXX線における要部の拡大断面図である。 本発明にかかる第5の実施の形態における枠状部材付近を示す平面図である。 本発明にかかる第5の実施の形態に用いられる紫外線発光素子を示す図であり、紫外線発光素子の足ピンが折曲部を有する形状を示す説明図である。 本発明にかかる第5の実施の形態における第1の変形例を示す腕時計の要部の拡大断面図である。 本発明にかかる第5の実施の形態における第2の変形例を示す腕時計の要部の拡大断面図である。
符号の説明
1 時計モジュール(発光表示装置)
2 時計ケース(機器ケース)
2a 凸部
3 時計ガラス
5 枠状部材
5a 貫通孔
10 上部ハウジング(中間部材)
10a 貫通孔
11 下部ハウジング
12 文字板(中間部材)
12a 軸孔
12b 貫通孔
13 回路基板
14 中枠
15 アナログ指針機構(中間部材)
15a 接続孔
15b 空間(貫通孔)
16 液晶表示素子
17 指針軸
18 指針
19 発光部
20a 光出力部
20b 電極端子
20c 緩衝材
20d 足ピン(接続部材、コンタクト部材)
21 コンタクト部材(接続部材)
21a 支持軸
21A 接続部材
22 コイルばね(接続部材、付勢部材)
22A コイルばね(接続部材、付勢部材)
23 緩衝部材
24 固定部材(接続部材)
24a 当接部
25 半田固定部
204 足ピン(接続部材、コンタクト部材、折曲部)
205 折曲部
205a 第一折曲部(折曲部)
205b 第二折曲部(折曲部)
T 接続端子
P 折曲位置
B 時計バンド
100、200、200a、200b 腕時計
201、202、203 紫外線発光素子(発光素子)

Claims (4)

  1. 発光素子を有する発光表示装置において、
    前記発光素子が配置された光透過性を有する枠状部材と、
    この枠状部材の下方に設けられた回路基板と、
    この回路基板の予め定められている位置に形成された接続端子と、
    前記発光素子に一端が固定され、前記接続端子と前記発光素子とを電気的に接続する、互いに異なる形状の複数の導電性のコンタクト部材の中から選択された形状の導電性のコンタクト部材と、
    前記枠状部材と前記回路基板との間に配置された中間部材と、
    前記接続端子に電気的に接続され、前記コンタクト部材の他端が当接する当接部を有する導電性の固定部材とを備え、
    前記コンタクト部材は、前記発光素子と前記接続端子との位置関係により定められる折曲位置にて折曲された折曲部を有し、
    前記固定部材は、前記中間部材と前記回路基板との間に設けられた接続孔内に配置されており、前記当接部に前記コンタクト部材の他端が挿入された場合に前記当接部が弾性変形して前記コンタクト部材の他端を押圧し挟持して予め定められている位置に固定することを特徴とする発光表示装置。
  2. 前記折曲部は、
    前記発光素子と前記接続端子との位置関係により定められる折曲角度にて折曲されていることを特徴とする請求項1に記載の発光表示装置。
  3. 前記導電性のコンタクト部材は、前記発光素子から前記折曲位置までの直線状の第一折曲部と、前記第一折曲部に対し予め定められた角度をなす前記折曲位置から前記接続端子までの直線状の第二折曲部とを有し、
    前記第一折曲部の長さは、前記中間部材の高さに対応して変更可能に形成され、前記第二折曲部の長さは、前記発光素子と前記接続端子との間の水平距離に対応して変更可能に形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の発光表示装置。
  4. 請求項1〜3のいずれかに記載の発光表示装置を機器ケースに備えたことを特徴とする電子機器。
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