JP4698941B2 - 目標類別装置 - Google Patents

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Description

この発明は、レーダにより検出された目標を、クロスレンジプロフィールを用いて類別する目標類別装置に関するものである。
目標類別を行うレーダ装置に関する従来の技術として、高分解能なレンジプロフィールやレーダ画像を用いて類別を行うものがある。
このような従来の技術の参考例として、文献Li,H., Yang,S., “Using Range Profiles as Feature Vectors to Identify Aerospace Objects,” IEEE TRANS. ON ANTENNAS AND PROPAGATION, Vol.41, pp261-268, Mar.1993がある。この文献では、広帯域な電波の送受信を行って得られる、高分解能なレンジプロフィールを類別に用いている。
しかし、これらは広帯域な送受信を必要とするので、適用機種が限定されるという問題があった。
Li,H., Yang,S., "Using Range Profiles as Feature Vectors to Identify Aerospace Objects," IEEE TRANS. ON ANTENNAS AND PROPAGATION, Vol.41, pp261-268, Mar.1993
この発明は上記のような課題を解決するためになされたもので,広帯域な送受信を必要とせずに、高分解能な反射強度分布を用いて目標類別を行うことを目的とする。
また、クロスレンジプロフィールを用いて目標類別を行う場合、目標のクロスレンジプロフィールは、アスペクト角により大きく変化する。したがって、この発明では、目標のクロスレンジプロフィールから得られる特徴量を用いて目標類別を行う際に、目標の特徴量がアスペクト角により大きく変化することを考慮した類別手法を与えることを目的とする。
この発明の目標類別装置は、目標で散乱した送信信号を受信信号として受信し処理して、ドップラープロフィールを生成するドップラープロフィール生成部と、
ドップラープロフィール生成部で生成したドップラープロフィールを、目標の運動から算出されるアスペクト角に基づいてクロスレンジプロフィールに変換するクロスレンジスケーリング部と、
クロスレンジスケーリング部から出力されるクロスレンジプロフィールから、クロスレンジ切り出し処理部で目標の存在するクロスレンジを切り出し、特徴量算出部でこの切り出されたクロスレンジプロフィールから特徴量を算出し、算出された特徴量を、判定部で、予め定められた特徴量の閾値による判定基準と比較して目標類別を行う類別処理部を有する。
クロスレンジプロフィールを用いることにより、広帯域な送受信を必要とせずに、高分解能な反射強度分布を用いて目標類別を行うことができる。
実施の形態1.
以下、図1〜図5に従いこの発明の実施の形態1について説明する。
図1は、この発明の実施の形態1によるレーダ装置の構成を示す図、
図2は、図1における特徴量算出部の構成を示す図、
図3は、この発明の実施の形態1による観測のジオメトリを示す図、
図4は、この発明の実施の形態1によるクロスレンジ幅推定方法を示す図、
図5は、この発明の実施の形態1による閾値Tの決定方法を示す図である。
図1において、1はアンテナ、2はサーキュレータ、3は送信機、4は受信機、5は目標アスペクト角推定部、6はドップラープロフィール生成部である。目標アスペクト角推定部5は追尾処理部5a及びアスペクト角推定部5bを有し、ドップラープロフィール生成部6はメモリ6aとフーリエ変換部6bを有する。
7はクロスレンジスケーリング部、8は類別処理部でクロスレンジ切り出し部8a、特徴量算出部8b、判定部8cを有する。9は判定基準作成処理部、10は判定基準ライブラリである。
なお、特徴量算出部8bは図2に示すようにこの実施の形態ではクロスレンジ幅算出部8b-1で構成される。
次に動作につき説明する。
(1)送信機3で生成した送信信号を、サーキュレータ2を通じてアンテナ1から目標へ送信するとともに、目標で散乱した送信信号を受信信号として再びアンテナ1で受信する。アンテナ1で受信された受信信号は、サーキュレータ2を通じて受信機4にて受信・分析される。その結果が目標アスペクト角推定部5とドップラープロフィール生成部6に送られる。
(2)受信機4から目標アスペクト角推定部5に送られた信号はまず、追尾処理部5aに送られる。この信号をもとに追尾処理部5aにおいて目標の位置、速度、移動方向を取得し、その結果がアスペクト角推定部5bに送られる。アスペクト角推定部5bでは、レーダの視線方向と、目標の位置および移動方向とから、目標のアスペクト角と観測時間におけるアスペクト角の変化量を算出し、その結果がクロスレンジスケーリング部7に送られる。
ここで、図3のジオメトリにおいて、目標の機首方向と、目標位置を基準としたレーダのなす角θをアスペクト角とよぶ。ここで、アスペクト角θは、アジマス方向とエレベーション方向の2つの成分であることに注意する必要がある。合成開口中のアスペクト角の変化量は図3中に角度Δθで表される。Δθに関しては、例えば、追尾処理部5aにより得られた観測開始時間の目標の位置ベクトルをR、収集終了時の位置ベクトルをRとすると、アスペクト角の変化量Δθは、目標が直線運動を行うという仮定の下に次式で与えられる。
Figure 0004698941
(3)受信機4からドップラープロフィール生成部6に送られた信号はまず、メモリ6aに蓄積される。ここでは、時刻t=0(s)からt=T(s)の間に移動する目標に対して、等時間間隔でパルスを照射して反射波を受信する処理をH回繰り返すことにより、受信信号g(h)(h=0,1,…,H−1)を収集したとする。ここで、Hをヒット数、hをヒット番号、Tを合成開口時間と呼ぶ。フーリエ変換部6bはメモリ6aで蓄積した受信信号g(h)を読み出し、次式でフーリエ変換することにより、ドップラープロフィールD(n) (n=0,1,…,H−1)を得る。
Figure 0004698941
ここで、nをドップラーセル番号と呼ぶ。ドップラープロフィールの分解能Δfは次式で与えられる。
Figure 0004698941
得られたドップラープロフィールD(n)は、クロスレンジスケーリング部7に送られる。
(4)ドップラープロフィールは、ドップラー周波数に対する目標の反射強度分布を表しており、このままでは、目標上の位置との対応が取れない。そこで、ドップラー周波数[Hz]をクロスレンジ[m]に換算するクロスレンジスケーリングが必要になる。クロスレンジ分解能Δr[m]は、Δθおよび波長λ、合成開口時間Tを用いて次式で表せる。
Figure 0004698941
よって、ドップラー周波数からクロスレンジへの換算係数αは式(3)、(4)に基づいて次式で与えられる。
Figure 0004698941
つまりΔf[Hz]の周波数差は、これをα倍することでクロスレンジ幅Δr[m]に換算できる。
前述したように、ドップラープロフィールをドップラーセル番号nに対応する分布として与えているので、D(n)の各nを次式で与えられる係数α’倍することで、クロスレンジプロフィールに換算できる。
Figure 0004698941
ドップラープロフィール生成部6で生成されたドップラープロフィールD(n)は、クロスレンジスケーリング部7において、目標アスペクト角推定部5で取得した目標のアスペクト角の変化量に基づいて、式(6)によりクロスレンジプロフィールC(mΔr)(m=0,1, …,H−1)に換算される。その結果が類別処理部8に送られる。
(5)クロスレンジスケーリング部7から類別処理部8に送られたクロスレンジプロフィールC(mΔr)はまず、クロスレンジ切り出し部8aに送られる。クロスレンジ切り出し部8aでは、観測する目標のクロスレンジプロフィールから、目標の存在するクロスレンジが切り出され、その結果が特徴量算出部8bに送られる。特徴量算出部8bのクロスレンジ幅算出部8b-1では、クロスレンジ幅を算出する。まず、切り出されたクロスレンジプロフィールを振幅の最大値で正規化し、Cpn(mΔr)を生成する。
Figure 0004698941
次に、Cpn(mΔr)に、図4に示すように、振幅の閾値Tampを設定して、次式により閾値処理を適用し、I(mΔr)を得る。
Figure 0004698941
このI(mΔr)に基づいて、次式により観測目標のクロスレンジ幅Wを算出する。
Figure 0004698941
ただし、Find(X(i))は、配列X(i)の値が1となる全ての要素番号iを出力するオペレータである。このクロスレンジ幅Wは、判定部8cへ送られる。
(6)判定部8cでは、特徴量算出部8bで得られたクロスレンジ幅Wを、目標を類別するためのクロスレンジ幅の閾値Tと比較して類別を行うわけであるが、 ここではまず、判定基準作成処理部9において、目標を類別するためのクロスレンジ幅の閾値Tを決定する方法について述べる。
判定基準作成処理部9では、事前の数値計算により、図5に示すような各カテゴリに属する目標のクロスレンジ幅のアスペクト角特性を計算する。この数値計算は、例えばGTD(Geometrical Theory of Diffraction)等を用いて行う。ここでは、検出した目標からミサイルと航空機に類別する場合を例に述べる。図5の例では、●と■が航空機カテゴリに属する目標のクロスレンジ幅を表し、○と□がミサイルカテゴリに属する目標のクロスレンジ幅を表す。次に、全アスペクト角範囲で誤類別が発生する確率を最も小さくするように1つの閾値Tを決定する。図5中の実線が閾値Tの例を表す。決定された閾値Tは判定基準ライブラリ10にて保持される。
(7)判定部8cでは、特徴量算出部8bで得られたクロスレンジ幅Wを、判定基準作成処理部9で決定され判定基準ライブラリ10にて保持されている目標を類別するためのクロスレンジ幅の閾値Tと比較して類別を行う。具体的には、W>Tの目標を航空機、W<Tの目標をミサイルと判定する。
(他の実施例)
上記実施の形態では、特徴量算出部8bは、式(7)〜式(9)で示した方法により目標のクロスレンジ幅を算出しているが、このとき、サイドローブを含めた大きさを目標のクロスレンジ幅として算出してしまう可能性がある。そこで、フーリエ変換部6bにおいて、受信信号g(h)(h=0,1,…,H−1)に窓関数をかけた結果をフーリエ変換してドップラープロフィールを生成すれば、サイドローブを抑圧することができ、上記の問題を解決することができる。
以上のように、この発明の実施の形態1によれば、クロスレンジプロフィールを用いることにより、広帯域な送受信を必要とせずに、高分解能な反射強度分布を用いて目標類別を行うことができる効果を奏する。
実施の形態2.
図6は、この発明の実施の形態2によるレーダ装置の構成を示し、図7は、アスペクト角に依存した閾値を決定する概念を示す。
図6において、8dは判定基準読み取り部、11はアスペクト角考慮型判定基準作成処理部、12はアスペクト角考慮型判定基準ライブラリであり、これら以外の構成は図1に示す実施の形態1のものと同様である。
実施の形態1では、事前に用意した各カテゴリに属する目標のクロスレンジ幅のアスペクト角特性から、各カテゴリの誤識別を最も小さくするようなクロスレンジ幅の閾値Tを1つ決定して類別を行っていた。しかし、本来、目標のクロスレンジ幅はアスペクト角により大きく変化すること、アスペクト角は追尾により推定可能であることを踏まえると、アスペクト角ごとに閾値を変化させたほうが類別性能が向上する。実施の形態2はこの点に着目し、アスペクト角ごとに閾値を変化させた類別方法である。
(1)まず、アスペクト角考慮型判定基準作成処理部11において、目標を類別するためのクロスレンジ幅の閾値Tを、目標のクロスレンジ幅がアスペクト角により大きく変化することを考慮して決定する方法について述べる。アスペクト角に依存した閾値を決定する概念を図7に示す。
事前の数値計算により、各カテゴリに属する目標のクロスレンジ幅のアスペクト角特性を計算する。ここでは、実施の形態1と同じく、検出した目標をミサイルと航空機に類別する場合を例に述べる。図7の例では、図5と同様に●と■が航空機カテゴリに属する目標のクロスレンジ幅を表し、○と□がミサイルカテゴリに属する目標のクロスレンジ幅を表す。アスペクト角考慮型判定基準作成処理部11では、各カテゴリのクロスレンジ幅のアスペクト角特性に従ってクロスレンジ幅の閾値をアスペクト角θごとに変化させる。クロスレンジ幅がアスペクト角により変化することを考慮して決定された閾値Tは、アスペクト角考慮型判定基準ライブラリ12にて保持される。
(2)判定基準読み取り部8dは、アスペクト角推定部5bから、目標のアスペクト角の情報を受け取り、このアスペクト角に対応する閾値Tを、アスペクト角考慮型判定基準ライブラリ12から受け取り、この情報を判定部8cに送る。
(3)判定部8cでは、特徴量算出部8bで得られたクロスレンジ幅Wを、判定基準読み取り部8dから送られる目標を類別するためのクロスレンジ幅の閾値Tと比較して類別を行う。すなわち、実施の形態1と同様に、W>Tの目標を航空機、W<Tの目標をミサイルと判定する。
(他の実施例)
上記実施の形態では、アスペクト角考慮型判定基準作成処理部11は、事前の数値計算により、各カテゴリに属する目標のクロスレンジ幅のアスペクト角特性を計算するようにしたが、アスペクト角推定部5bから目標のアスペクト角の情報を得るようにして、アスペクト角の情報を得たのちにシミュレーションを行い、閾値Tを決定するようにしてもよい。
この実施の形態2によれば、アスペクト角ごとに閾値を変化させて類別を行うので、実施の形態1に比べて誤類別を低減できる効果を奏する。
実施の形態3.
図8は、この発明の実施の形態3によるレーダ装置の構成を示す図である。
図8において、13はアスペクト角推定誤差考慮型判定基準作成処理部で、アスペクト角に推定誤差が存在することを想定して閾値を決定する。14はアスペクト角推定誤差考慮型判定基準ライブラリであり、アスペクト角推定誤差考慮型判定基準作成処理部13が決定した閾値を保存する。これら以外の構成は図6に示す実施の形態2と同様である。
実施の形態2では、アスペクト角ごとに閾値を変えているため、アスペクト角の推定誤差が存在する場合には問題となる。そこで、実施の形態3ではアスペクト角推定誤差考慮型判定基準作成処理部13を設け、アスペクト角推定誤差考慮型判定基準作成処理部13がアスペクト角に推定誤差が存在することを想定して閾値を決定する方法である。
ここでは、これまでと同じく、検出した目標からミサイルと航空機に類別する場合を例に述べる。航空機に属する目標数をJとし、アスペクト角θにおける第j目標のクロスレンジ幅の真値をwpln(j,θ)と表す。ここで、後段の処理のために、アスペクト角がθである条件のもとでの、航空機のクロスレンジ幅wの条件付確率密度分布ppln(w|θ)を次式で与える。
Figure 0004698941
ただし、δ(x,x)は、x=xのときに1、これ以外で0を返すKroneckerのデルタ関数である。ここでは、アスペクト角の推定誤差を平均0、標準偏差σのガウス分布で与える。すると、アスペクト角の真値がθという条件のもとでの、アスペクト角をθと推定する条件付確率密度分布p|θ)は次式で与えられる。
Figure 0004698941
目標のアスペクト角の確率密度分布をp(θ)とおく。すると、アスペクト角推定値がθという条件のもとでの、真のアスペクト角がθである条件付確率密度分布p(θ|θ)はベイズの定理より次式で与えられる。
Figure 0004698941
ここで、p(θ)がθによらず一定値pになるものと仮定し、さらに、式(13)の関係を踏まえると、式(12)は式(14)に変形される。
Figure 0004698941
すなわち、次式が得られる。
Figure 0004698941
次に、アスペクト角推定値がθという条件のもとでの航空機目標のクロスレンジ幅の真値の条件付確率密度分布qpln(w|θ)を次式で計算する。
Figure 0004698941
ミサイルについても同様の処理を行い、条件付確率密度分布qmis(w|θ)を得る。
さて、上記qp1n(w|θ)、qmis(w|θ)で条件付確率密度分布が与えられる航空機とミサイルにおいて、アスペクト角の推定値がθの条件におけるクロスレンジ幅の閾値をTw0とする。この時に、航空機を航空機と正しく類別できる条件付確率をpp1n−p1n(Tw0|θ)、ミサイルをミサイルと正しく類別できる条件付確率をpmis−mis(Tw0|θ)とすると、これらはそれぞれ次式で表される。
Figure 0004698941
ミサイルと航空機の出現確率が等しい場合には、アスペクト角の推定値がθという条件のもとで、閾値をTw0にした場合の類別成功確率Q(Tw0|θ)は次式で与えられる。
Figure 0004698941
各θにおいて、上記Q(Tw0|θ)を最大とするTw0を設定すれば、アスペクト角の誤差が存在する場合の類別成功率を最大化できる。以上の観点から、推定誤差考慮型アスペクト角依存閾値法では、角推定アスペクト角θにおけるクロスレンジ幅の閾値Tを次式で設定する。
Figure 0004698941
以上の処理をアスペクト角推定誤差考慮型判定基準作成処理部13で行い、アスペクト角推定誤差を考慮した閾値Tを決定し、アスペクト角推定誤差考慮型判定基準ライブラリ14にて保持する。
この実施の形態3によれば、アスペクト角に推定誤差が存在することを想定して閾値を決定するようにしたので、アスペクト角に推定誤差が生じても誤類別を低減できる効果を奏する。
実施の形態4.
この発明の実施の形態4によるレーダ装置の構成は、図9に示す特徴量算出部8bを除き図6に示す実施の形態2と同様である。図9において、8b-2は平均値算出部、8b-3はモーメント算出部である。
ミサイルでは、大きな反射を生じる部分が先端部分や翼などに限られるのに対して、航空機のような固定翼機では、構造の複雑さから、大きな反射を生じる部分が複数存在するので、両者のクロスレンジプロフィールのパターンが異なることが期待される。そこで、実施の形態1〜3では、目標のクロスレンジ幅のみを用いて目標類別を行っていたが、この実施の形態では目標のクロスレンジ幅に加えて、切り出したクロスレンジでの電力の平均値とモーメントを用いて目標類別を行うようにする。
(1)特徴量算出部8bは、実施の形態1で挙げたクロスレンジ幅算出部8b-1による目標のクロスレンジ幅に加えて、切り出したクロスレンジでの電力の平均値を平均値算出部8b-2にて算出し、モーメントをモーメント算出部8b-3にて算出する。
クロスレンジ切り出し処理部8aからクロスレンジを切り出した結果C(m) (m=0,1, …,M−1)が特徴量算出部8bに送られたとき、平均電力Pは次式から得られる。
Figure 0004698941
目標のクロスレンジプロフィールの中央点から、m番目のレンジセルまでの距離をr(m)とすると、切り出したクロスレンジの重心rは式(22)となり、重心に対してどの程度集中しているかを示すモーメントZは、式(23)から得られる。
Figure 0004698941
得られたクロスレンジ幅W、平均電力P、モーメントZをまとめて検出した目標の3次元の特徴量ベクトルνとする。
Figure 0004698941
得られた特徴量ベクトルνは、判定部8cへ送られる。
(2)判定部8cでは、特徴量算出部8bで得られたクロスレンジ幅W、平均電力P、モーメントZを、目標を類別するための判定基準と比較して類別を行うわけであるが、ここではまず、アスペクト角考慮型判定基準作成処理部11において、目標を類別するための判定基準を決定する方法について述べる。
アスペクト角考慮型判定基準作成処理部11では、事前の数値計算により、各カテゴリに属する目標のクロスレンジ幅と、平均電力と、モーメントのアスペクト角特性を計算する。ここでは、検出した目標からミサイルと航空機に類別する場合を例に述べる。航空機カテゴリに属する候補目標の数がNであるとき、航空機カテゴリに属する各目標のクロスレンジ幅、平均電力、モーメントのアスペクト角特性をそれぞれ式(25)〜式(27)で表す。
Figure 0004698941
同様に、ミサイルカテゴリに属する候補目標の数がMであるとき、ミサイルカテゴリに属する各目標のクロスレンジ幅、平均電力、モーメントのアスペクト角特性をそれぞれ式(28)〜式(30)で表す。
Figure 0004698941
以上のように、航空機のカテゴリについては、各アスペクト角でN個の目標のクロスレンジ幅、平均電力、モーメントを得る。ミサイルのカテゴリについては、各アスペクト角でM個の目標のクロスレンジ幅、平均電力、モーメントを得る。
次に、各カテゴリに属する目標について、アスペクト角ごとに各特徴量の平均値を計算する。航空機のカテゴリについてはそれぞれ式(31)〜式(33)で与えられる。
Figure 0004698941
ミサイルのカテゴリについてはそれぞれ式(34)〜式(36)で与えられる。
Figure 0004698941
各カテゴリの各アスペクト角について、特徴量の平均値をまとめて3次元の特徴量ベクトルとする。航空機カテゴリの特徴量ベクトルは次式で与えられる。
Figure 0004698941
ミサイルカテゴリの特徴量ベクトルは次式で与えられる。
Figure 0004698941
各カテゴリについて決定されたアスペクト角ごとの特徴量ベクトルν(θ)、ν(θ)は、アスペクト角考慮型判定基準ライブラリ12にて保持される。
(3)判定基準読み取り部8dは、アスペクト角推定部5bから、目標のアスペクト角の情報を受け取り、このアスペクト角に対応する特徴量ベクトルν(θ)、ν(θ)を、アスペクト角考慮型判定基準ライブラリ12から受け取り、この情報を判定部8cに送る。アスペクト角推定部5bによりアスペクト角がψと推定されたとすると、特徴量ベクトルν(ψ)、ν(ψ)が判定部8cに送られる。
(4)判定部8cでは、特徴量算出部8bで得られた特徴量ベクトルνを、判定基準読み取り部8dから送られる、目標を類別するための特徴量ベクトルν(ψ)、ν(ψ)と比較して類別を行う。検出した目標の特徴量ベクトルνと各カテゴリの特徴量ベクトルν(ψ)、ν(ψ)との距離d、dはそれぞれ式(39)、式(40)で与えられる。
Figure 0004698941
検出した目標と各カテゴリの特徴量ベクトルとの距離が最も近いカテゴリを、検出した目標のカテゴリであるとみなす。すなわち、d>dのときは航空機、d<dのときはミサイルと判断する。
(他の実施例)
実施の形態4のアスペクト角考慮型判定基準作成処理部11は、事前の数値計算により、各カテゴリに属する目標のクロスレンジ幅と平均電力とモーメントのアスペクト角特性を計算するようにしたが。アスペクト角推定部5bから目標のアスペクト角の情報を得るようにして、アスペクト角の情報を得たのちにシミュレーションを行い、目標を類別するための特徴量ベクトルν(ψ)、ν(ψ)を算出するようにしてもよい。
この実施の形態4によれば、目標のクロスレンジ幅に加えて、類別に有効な特徴量と考えられる平均電力とモーメントを用いて類別を行うようにしたので、類別性能を向上できる効果を奏する。
実施の形態5.
この発明の実施の形態5によるレーダ装置の構成は特徴量算出部8bが異なる以外は図8に示す実施の形態3と同様である。特徴量算出部8bにおける構成部分は図9に示す実施の形態4と同様であるが、各構成要素の機能動作は異にする。
実施の形態4では、アスペクト角ごとに目標を類別するためのクロスレンジ幅W、平均電力P、モーメントZからなる特徴量ベクトルを変えているため、アスペクト角の推定誤差が存在する場合には問題となる。そこで、アスペクト角推定誤差考慮型判定基準作成処理部13が、アスペクト角に推定誤差が存在することを想定して目標を類別するための特徴量を算出する。
(1)判定部8cでは、特徴量算出部8bで得られたクロスレンジ幅W、平均電力P、モーメントZを、目標を類別するための判定基準と比較して類別を行うわけであるが、ここではまず、アスペクト角推定誤差考慮型判定基準作成処理部13において、目標を類別するための判定基準を決定する方法について述べる。
各カテゴリに属する目標について、アスペクト角ごとに各特徴量の平均値を計算する処理、すなわち、航空機のカテゴリについて式(31)〜式(33)を、そしてミサイルのカテゴリについて式(34)〜式(36)を得るまでは、実施の形態4で示したアスペクト角考慮型判定基準作成処理部11の処理と同じである。
アスペクト角の推定誤差が±Δθ以内であると仮定し、各カテゴリの各アスペクト角θについて、θ−Δθ≦θ≦θ+Δθの範囲内にある、アスペクト角ごとの各特徴量の平均値(式(31)〜式(33)および式(34)〜式(36))を用いて特徴量ベクトルを算出する。航空機カテゴリの特徴量ベクトルは次式で与えられる。ここで、Nθは、θ−Δθ≦θ≦θ+Δθの範囲に含まれる各特徴量平均値の数である。
Figure 0004698941
ミサイルカテゴリの特徴量ベクトルは次式で与えられる。
Figure 0004698941
式(41)、(42)は、アスペクト角θごとにθ−Δθ≦θ≦θ+Δθの範囲内で各特徴量の平均値を計算することを意味する。
各カテゴリについて決定されたアスペクト角ごとの特徴量ベクトルν(θ)、ν(θ)は、アスペクト角推定誤差考慮型判定基準ライブラリ14にて保持される。
(2)判定は、実施の形態4で示した方法と同じく、検出した目標と各カテゴリの特徴量ベクトルとの距離が最も近いカテゴリを、検出した目標のカテゴリであるとみなす。
(他の実施例1)
実施の形態5のアスペクト角推定誤差考慮型判定基準作成処理部13は、式(41)、(42)によりアスペクト角θごとにθ−Δθ≦θ≦θ+Δθの範囲内で各特徴量の平均値を計算し、アスペクト角推定誤差考慮型判定基準ライブラリ14に送るようにしたが、実施の形態4のアスペクト角考慮型判定基準作成処理部11と同じく、式(37)、(38)のデータをアスペクト角推定誤差考慮型判定基準ライブラリ14に送り、判定基準読み取り部8dがアスペクト角推定誤差考慮型判定基準ライブラリ14からθ−Δθ≦θ≦θ+Δθの範囲の特徴量ベクトルを読み出して、判定部8cで式(41)、(42により目標を類別するための特徴量ベクトルν(θ)、ν(θ)を算出するようにしてもよい。
(他の実施例2)
実施の形態5のアスペクト角推定誤差考慮型判定基準作成処理部13は、事前の数値計算により、各カテゴリに属する目標のクロスレンジ幅と平均電力とモーメントのアスペクト角特性を計算するようにしたが。アスペクト角推定部5bから目標のアスペクト角の情報を得るようにして、アスペクト角の情報を得たのちにシミュレーションを行い、目標を類別するための特徴量ベクトルν(θ)、ν(θ)を算出するようにしてもよい。
この実施の形態5によれば、目標のクロスレンジ幅に加えて、類別に有効な特徴量と考えられる平均電力とモーメントを用いて類別を行うようにしたので、類別性能を向上できる効果を奏するとともに、アスペクト角に推定誤差が存在することを想定して判定基準を決定するようにしたので、アスペクト角に推定誤差が生じても誤類別を低減できる効果を奏する。
実施の形態6.
図10は、この発明の実施の形態6による特徴量算出部の構成を示す図である。
図11は、閾値を変化させて複数のクロスレンジ幅を得る概念を示す。
図10において、8b-4は複数閾値型クロスレンジ算出部であり、特徴量算出部8bはこの複数閾値型クロスレンジ算出部8b-4で構成される。
上記実施の形態1〜5では、特徴量算出部8bは、式(8)と式(9)により振幅の閾値Tampを用いて1つのクロスレンジ幅を算出するが、目標のクロスレンジ幅を算出する際に、振幅の閾値を変化させて複数のクロスレンジ幅を得、それらを特徴量として類別に用いるようにしてもよい。
ここでは、実施の形態4の特徴量として、振幅の閾値を変化させて得た複数のクロスレンジ幅を用いる方法を示す。
(1)特徴量算出部8bの複数閾値型クロスレンジ算出部8b-4は、図11に示すように、振幅の閾値Tをi=1,2,...,NTと変化させながら、式(8)と式(9)で示した手順で目標のクロスレンジ幅W(i=1,2,…,NT)を算出する。 得られたクロスレンジ幅W(i=1,2,…,NT)、平均電力P、モーメントZをまとめて検出した目標の(NT+2)次元の特徴量ベクトルνとする。
Figure 0004698941
得られた特徴量ベクトルνは、判定部8cへ送られる。
(2)判定部8cでは、特徴量算出部8bで得られたクロスレンジ幅W(i=1,2,…,NT)、平均電力P、モーメントZを、目標を類別するための判定基準と比較して類別を行うわけであるが、ここではまず、アスペクト角考慮型判定基準作成処理部11において、目標を類別するための判定基準を決定する方法について述べる。
アスペクト角考慮型判定基準作成処理部11では、事前の数値計算により、各カテゴリに属する目標のクロスレンジ幅と、平均電力と、モーメントのアスペクト角特性を計算し、判定基準を決定する。
各カテゴリについて決定されたアスペクト角ごとの特徴量ベクトルν(θ)、ν(θ)は、アスペクト角考慮型判定基準ライブラリ12にて保持される。
ここでは、検出した目標をミサイルと航空機に類別する場合を例に、事前の数値計算により、各カテゴリに属する目標のクロスレンジ幅と、平均電力と、モーメントのアスペクト角特性を計算し、判定基準を決定する方法について述べる。
航空機カテゴリに属する候補目標の数がNであるとき、航空機カテゴリに属する各目標の、振幅の閾値がT (i=1,2,...,NT)であるときに算出されるクロスレンジ幅のアスペクト角特性をそれぞれ式(44)〜式(46)で定義する。
Figure 0004698941
同様に、ミサイルカテゴリに属する候補目標の数がMであるとき、ミサイルカテゴリに属する各目標の、振幅の閾値がT(i=1,2,…,N)であるときに算出されるクロスレンジ幅のアスペクト角特性をそれぞれ式(47)〜式(49)で定義する。
Figure 0004698941
以上のように、航空機のカテゴリについては、各アスペクト角で振幅の閾値TごとにN個の目標のクロスレンジ幅を得、ミサイルのカテゴリについては、各アスペクト角で振幅の閾値TごとにM個の目標のクロスレンジ幅を得る。
次に、各カテゴリに属する目標について、アスペクト角ごとに各特徴量の平均値を計算する。航空機のカテゴリについてはそれぞれ式(50)〜式(52)で与えられる。
Figure 0004698941
ミサイルのカテゴリについてはそれぞれ式(53)〜式(55)で与えられる。
Figure 0004698941
各カテゴリの各アスペクト角について特徴量(目標のクロスレンジ幅×NT、平均電力、モーメント)をまとめて(NT+2)次元の特徴量ベクトルとする。航空機カテゴリの特徴量ベクトルは次式で与えられる。
Figure 0004698941
ミサイルカテゴリの特徴量ベクトルは次式で与えられる。
Figure 0004698941
各カテゴリについて決定されたアスペクト角ごとの特徴量ベクトルν(θ)、ν(θ)
は、アスペクト角考慮型判定基準ライブラリ12にて保持される。
(3)判定は、実施の形態4で示した方法と同じく、複数閾値型クロスレンジ算出部8b-4で検出した目標とアスペクト角考慮型判定基準ライブラリ12にて保持されている各カテゴリの特徴量ベクトルとの距離が最も近いカテゴリを、検出した目標のカテゴリであるとみなす。
この実施の形態6によれば、閾値を変化させて複数のクロスレンジ幅を得、その変化を類別に用いるようにしたので、類別に有効な特徴量を増やすことができ、類別性能を向上できる効果を奏する。
目標の類別を行うのに広帯域な送受信を必要とせずに、高分解能な反射強度分布を用いて行うので、目標の適用機種が限定されることがなく、捜索レーダに適用されると有用である。
この発明の実施の形態1によるレーダ装置の構成を示す図である。 この発明の実施の形態1による特徴量算出部の構成を示す図である。 この発明の実施の形態1による観測のジオメトリを示す図である。 この発明の実施の形態1によるクロスレンジ幅推定方法を示す図である。 この発明の実施の形態1による振幅の閾値決定方法を示す図である。 この発明の実施の形態2によるレーダ装置の構成を示す図である。 アスペクト角に依存した閾値を決定する概念の説明図である。 この発明の実施の形態3によるレーダ装置の構成を示す図である。 この発明の実施の形態4による特徴量算出部の構成を示す図である。 この発明の実施の形態6による特徴量算出部の構成を示す図である。 閾値を変化させ複数のクロスレンジ幅を得る説明図である。
符号の説明
1:アンテナ、2:サーキュレータ、3:送信機、4:受信機、5:目標アスペクト角推定部、5a:追尾処理部、5b:アスペクト角推定部、6:ドップラープロフィール生成部、6a:メモリ、6b:フーリエ変換部、7:クロスレンジスケーリング部、8:類別処理部、8a:クロスレンジ切り出し部、8b:特徴量算出部、8b-1:クロスレンジ幅算出部、8b-2:平均値算出部、8b-3:モーメント算出部、8b-4:複数閾値型クロスレンジ算出部、8c:判定部、9:判定基準作成処理部、10:判定基準ライブラリ、8d:判定基準読み取り部、11:アスペクト角考慮型判定基準作成処理部、12:アスペクト角考慮型判定基準ライブラリ、13:アスペクト角推定誤差考慮型判定基準作成処理部、14:アスペクト角推定誤差考慮型判定基準ライブラリ。

Claims (8)

  1. 送信信号を生成して目標へ送信するとともに、目標で散乱した送信信号を受信信号として受信・処理して目標を検出するレーダ装置により検出された目標を類別する目標類別装置において、
    受信信号を処理してドップラープロフィールを生成するドップラープロフィール生成部と、
    ドップラープロフィール生成部で生成したドップラープロフィールを、目標の運動から算出されるアスペクト角に基づいてクロスレンジプロフィールに変換するクロスレンジスケーリング部と、
    クロスレンジスケーリング部から出力されるクロスレンジプロフィールから、クロスレンジ切り出し処理部で目標の存在するクロスレンジを切り出し、特徴量算出部でこの切り出されたクロスレンジプロフィールから特徴量を算出し、算出された特徴量を、判定部で、予め定められた特徴量の閾値による判定基準と比較して目標類別を行う類別処理部を有することを特徴とする目標類別装置。
  2. 特徴量算出部により算出された特徴量は、
    クロスレンジプロフィールから得られる目標のクロスレンジ幅であることを特徴とする請求項記載の目標類別装置。
  3. 特徴量算出部は、
    目標のクロスレンジ幅を算出するクロスレンジ幅算出部と、
    切り出したクロスレンジでの電力の平均値を算出する平均値算出部と、
    切り出したクロスレンジでのモーメントを算出するモーメント算出部を有し、上記各算出部の算出した値をクロスレンジプロフィールからの特徴量とすることを特徴とする請求項記載の目標類別装置。
  4. 特徴量算出部は
    クロスレンジプロフィールからの特徴量として、振幅の閾値を変化させて複数のクロスレンジ幅を算出することを特徴とする請求項記載の目標類別装置。
  5. 受信信号から目標の位置、移動方向および速度を計測する追尾処理部と、
    追尾処理部よりの目標の移動方向から目標のアスペクト角を算出するアスペクト角推定部と、
    アスペクト角推定部で算出したアスペクト角ごとに異なる判定基準を算出するアスペクト角考慮型判定基準作成処理部とを有し、
    類別処理部は、上記アスペクト角ごとにクロスレンジプロフィールからの特徴量を算出し、この特徴量とアスペクト角考慮型判定基準作成処理部が算出した判定基準を用いて目標類別を行うことを特徴とする請求項1乃至請求項の何れかに記載の目標類別装置。
  6. アスペクト角考慮型判定基準作成処理部は、アスペクト角推定部で算出したアスペクト角ごとにレーダ装置のアスペクト角推定誤差を踏まえて異なる判定基準を算出するアスペクト角推定誤差考慮型判定基準作成処理部で構成してなることを特徴とする請求項記載の目標類別装置。
  7. アスペクト角推定誤差考慮型判定基準作成処理部が、既知のアスペクト角推定誤差の確率分布を用いて特徴量ベクトルの確率密度関数を算出し、類別成功確率を最大化するように目標を類別するための判定基準を算出することを特徴とする請求項記載の目標類別装置。
  8. アスペクト角推定誤差考慮型判定基準作成処理部が、アスペクト角に推定誤差が存在することを想定して、推定されたアスペクト角から所定範囲内に含まれるアスペクト角での候補目標の特徴量ベクトルの分布から目標を類別するための判定基準を算出することを特徴とする請求項記載の目標類別装置。
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