JP4696605B2 - 生体認証プログラム、装置及び方法 - Google Patents
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Description
以下、ATM端末における処理の説明にて特に指摘が無い場合は、該制御手段10が処理を行っているものとする。また、制御手段10には、カード読み取り手段9が接続されており、利用者が挿入したカード7の記憶領域から各種認証情報を読み取り、制御手段10へ送る処理を行っている。
カード7の記憶領域8には、ATM端末1で認証可能な認証情報の認証基礎情報が記憶されている。図3にその記憶内容を示す。この図3でわかるように、記憶領域8には、暗証番号情報101、指紋認証の際に使用される指紋認証マスター画像情報102、手のひら静脈認証で使用される静脈指紋認証マスター画像情報103、声紋認証で使用される声紋認証マスター情報104、顔認証で使用される顔認証マスター画像情報105、及び、生体情報認証手段での認証順序情報106(ここでは、第1の生体情報認証手段として手のひら静脈認証・第2の生体情報認証手段として声紋認証とする事が記録されている。)が、記憶されており、各生体情報認証手段による認証の際、制御手段を経由して適宜生体情報認証手段へ転送される。
なお、顔認証手段51、声紋認証手段61、手のひら静脈認証手段31、指紋認証手段41(以下総称して各生体情報認証手段と称す)は、全て制御手段10の指示によって処理を実行するとともに、各読み取り手段(カメラ5、マイク6、手のひら静脈画像読み取り手段3、指紋読み取り手段4)から読み取った情報と、制御手段10経由で受け取った、カード7の記憶領域8に記憶される各生体情報のマスター情報(図3参照)との比較を行う事により認証を行う。
また、S1004で、カード7の記憶領域8に認証順序情報が記憶されていると判断すれば、カード読み取り手段9より通知された認証順序記憶情報を記憶領域20に記憶する。(S1006)
本実施の形態の場合、カード7の記憶領域8には、図3に示されるように、認証順序情報が記憶され、それをカード読み取り手段9が制御手段10に通知しているので、S1004で制御手段10は、カード7に認証順序情報が記憶されていると判断し、S1006の処理に従い、通知された、「第1の生体情報認証手段として、手のひら静脈認証、第2の生体情報認証手段として声紋認証」の認証順序情報を記憶領域20に記憶する。
第2の生体情報認証手段の認証レベル閾値(他人受入率)
← 第1の生体情報認証手段の認証レベル閾値(他人受入率)/第1の生体情報認証手段の認証結果他人受入率
というように、第1回目の認証結果他人受入率が第1認証レベル閾値(他人受入率)に近いほど、第2の生体情報認証手段の認証レベル閾値(他人受入率)が高くなるような計算式に基づき設定するようにすれば、本実施の形態のよう第2回目以降の認証レベル閾値を持つ必要が無くなる。
そして、制御手段10は、ディスプレイ制御手段24に対し認証失敗を示す情報を表示させるよう指示を出し、これを受けたディスプレイ制御手段24は、ディスプレイ23に図13に示すような、認証失敗及びカード返却を知らせる画面を表示させる(S1016)。
利用者が、必ず、2回の認証を行わなければならないという事も無くなり、必ず2回の認証を行う従来の技術に比べれば、認証にかかる平均処理時間を短縮する事が可能となる。
第1の生体情報認証手段に対し、認証指示を行う第1認証指示ステップと、
前記指示ステップの後、第1の生体情報認証手段からの認証レベル情報が、第1の認証レベル閾値に達せず、第2の認証レベル閾値に達していると判断した場合、第2の生体情報認証手段における第3の認証レベル閾値を設定するとともに第2の生体情報認証手段に対し、認証指示を行う第2認証指示ステップと、
前記第2認証指示ステップの後、第2の生体情報認証手段からの認証レベル情報が、第3の認証レベル閾値に達している場合、認証を許可する許可ステップと、
を実行させる生体認証プログラム。(1)
(付記2) 前記第2認証ステップにおいて、第3の認証レベル閾値は、第1の生体情報認証手段の認証レベル情報に応じて設定する
事を特徴とする付記1記載の生体認証プログラム。(2)
(付記3) 前記第2認証ステップにおいて、第3の認証レベル閾値は、第1の生体情報認証手段の認証レベル情報が第1の認証レベル閾値に近いほど、認証レベル閾値を低くする事を特徴とする付記2に記載の生体認証プログラム。(3)
(付記4) 前記第1の生体情報認証手段及び前記第2の生体情報認証手段からの認証レベル情報、第1の認証レベル閾値、第2の認証レベル閾値及び第3の認証レベル閾値は他人受入率情報である事を特徴とする付記1から付記3に記載の生体認証プログラム。(4)
(付記5)前記第1の生体情報認証手段より前記第2の生体情報認証手段のほうが平均他人受入率が大きい事を特徴とする付記1から付記4に記載の生体認証プログラム。
生体情報読み取り手段からの情報に基づき認証を行う第1の生体情報認証手段に対し、認証指示を行う第1認証指示ステップと、
前記指示ステップの後、第1の生体情報認証手段からの認証レベル情報が、第1の認証レベル閾値に達せず、第2の認証レベル閾値に達していると判断した場合、前記生体情報読み取り手段からの情報に基づき認証を行う第2の生体情報認証手段における第3の認証レベル閾値を設定するとともに第2の生体情報認証手段に対し、認証指示を行う第2認証指示ステップと、
前記第2認証指示ステップの後、第2の生体情報認証手段からの認証レベル情報が、第3の認証レベル閾値に達している場合、認証を許可する許可ステップと、
を実行させる生体認証プログラム。(5)
(付記8) コンピュータに、
生体情報読み取り手段からの情報に基づき、第1の生体情報に対する認証を行う第1の生体情報認証手段に対し、認証指示を行う第1認証指示ステップと、
前記指示ステップの後、第1の生体情報認証手段からの認証レベル情報が、第1の認証レベル閾値に達せず、第2の認証レベル閾値に達していると判断した場合、前記生体情報読み取り手段からの情報に基づき、第2の生体情報に対する認証を行う第2の生体情報認証手段における第3の認証レベル閾値を設定するとともに第2の生体情報認証手段に対し、認証指示を行う第2認証指示ステップと、
前記第2認証指示ステップの後、第2の生体情報認証手段からの認証レベル情報が、第3の認証レベル閾値に達している場合、認証を許可する許可ステップと、
を実行させる生体認証プログラム。(6)
(付記9) コンピュータが、
第1の生体情報認証手段に対し、認証指示を行う第1認証指示ステップと、
前記指示ステップの後、第1の生体情報認証手段からの認証レベル情報が、第1の認証レベル閾値に達せず、第2の認証レベル閾値に達していると判断した場合、第2の生体情報認証手段における第3の認証レベル閾値を設定するとともに第2の生体情報認証手段に対し、認証指示を行う第2認証指示ステップと、
前記第2認証指示ステップの後、第2の生体情報認証手段からの認証レベル情報が、第3の認証レベル閾値に達している場合、認証を許可する許可ステップと、
を実行する事を特徴とする生体認証方法。(7)
(付記10) 前記第2認証ステップにおいて、第3の認証レベル閾値は、第1の生体情報認証手段の認証レベル情報に応じて設定する
事を特徴とする付記9記載の生体認証方法。
生体情報読み取り手段からの情報に基づき認証を行う第1の生体情報認証手段に対し、認証指示を行う第1認証指示ステップと、
前記指示ステップの後、第1の生体情報認証手段からの認証レベル情報が、第1の認証レベル閾値に達せず、第2の認証レベル閾値に達していると判断した場合、前記生体情報読み取り手段からの情報に基づき認証を行う第2の生体情報認証手段における第3の認証レベル閾値を設定するとともに第2の生体情報認証手段に対し、認証指示を行う第2認証指示ステップと、
前記第2認証指示ステップの後、第2の生体情報認証手段からの認証レベル情報が、第3の認証レベル閾値に達している場合、認証を許可する許可ステップと、
を実行する事を特徴とする生体認証方法。(8)
(付記13) コンピュータが、
生体情報読み取り手段からの情報に基づき、第1の生体情報に対する認証を行う第1の生体情報認証手段に対し、認証指示を行う第1認証指示ステップと、
前記指示ステップの後、第1の生体情報認証手段からの認証レベル情報が、第1の認証レベル閾値に達せず、第2の認証レベル閾値に達していると判断した場合、前記生体情報読み取り手段からの情報に基づき、第2の生体情報に対する認証を行う第2の生体情報認証手段における第3の認証レベル閾値を設定するとともに第2の生体情報認証手段に対し、認証指示を行う第2認証指示ステップと、
前記第2認証指示ステップの後、第2の生体情報認証手段からの認証レベル情報が、第3の認証レベル閾値に達している場合、認証を許可する許可ステップと、
を実行する事を特徴とする生体認証方法。
前記指示手段による認証指示の後、第1の生体情報認証手段からの認証レベル情報が、第1の認証レベル閾値に達せず、第2の認証レベル閾値に達していると判断した場合、第2の生体情報認証手段における第3の認証レベル閾値を設定するとともに第2の生体情報認証手段に対し、認証指示を行う第2認証指示手段と、
前記第2認証指示手段による認証指示の後、第2の生体情報認証手段からの認証レベル情報が、第3の認証レベル閾値に達している場合、認証を許可する許可手段と、
を有する事を特徴とする生体認証装置。(9)
(付記15) 前記第3の認証レベル閾値は、第1の生体情報認証手段の認証レベル情報に応じて設定する
事を特徴とする付記14記載の生体認証装置。
前記指示手段による認証指示の後、第1の生体情報認証手段からの認証レベル情報が、第1の認証レベル閾値に達せず、第2の認証レベル閾値に達していると判断した場合、前記生体情報読み取り手段からの情報に基づき認証を行う第2の生体情報認証手段における第3の認証レベル閾値を設定するとともに第2の生体情報認証手段に対し、認証指示を行う第2認証指示手段と、
前記第2認証指示手段による認証指示の後、第2の生体情報認証手段からの認証レベル情報が、第3の認証レベル閾値に達している場合、認証を許可する許可手段と、
を有する事を特徴とする生体認証装置。(10)
(付記18) 生体情報読み取り手段からの情報に基づき、第1の生体情報に対する認証を行う第1の生体情報認証手段に対し、認証指示を行う第1認証指示手段と、
前記指示手段による認証指示の後、第1の生体情報認証手段からの認証レベル情報が、第1の認証レベル閾値に達せず、第2の認証レベル閾値に達していると判断した場合、前記生体情報読み取り手段からの情報に基づき、第2の生体情報に対する認証を行う第2の生体情報認証手段における第3の認証レベル閾値を設定するとともに第2の生体情報認証手段に対し、認証指示を行う第2認証指示手段と、
前記第2認証指示手段の後、第2の生体情報認証手段からの認証レベル情報が、第3の認証レベル閾値に達している場合、認証を許可する許可手段と、
を実行する事を特徴とする生体認証装置。
2 タッチパネル付ディスプレイ
3 手のひら静脈画像読み取り手段
4 指紋読み取り手段
5 カメラ
6 マイク
7 カード
8 記憶領域8
9 カード情報読み取り手段
Claims (8)
- コンピュータに、
第1の生体情報により認証を行う第1の生体情報認証手段に対し、認証指示を行う第1認証指示ステップと、
前記第1認証指示ステップの後、前記第1の生体情報認証手段が送信する第1の認証結果を受信し、前記第1の認証結果が前記第1の生体情報認証手段に対して設定されている第1の認証レベル閾値に達せず、第2の認証レベル閾値に達していると判断した場合、第1の生体情報と異なる第2の生体情報により認証を行う第2の生体情報認証手段に対して、前記第2の生体情報認証手段に関して、前記第2の生体情報認証手段が認証する前に行われる他の生体情報認証手段による認証結果と前記第2の生体情報認証手段の認証で用いる第3の認証レベル閾値とが対応付けて設定されているテーブルを元に、第1の認証結果に対応する第3の認証レベル閾値を設定して認証指示を行う第2認証指示ステップと、
前記第2認証指示ステップの後、前記第2の生体情報認証手段が送信する第2の認証結果を受信し、前記第2の認証結果が、前記設定した第3の認証レベル閾値に達している場合、認証を許可する許可ステップと、
を実行させる生体認証プログラム。 - 前記第1の生体情報認証手段における第1の認証結果及び前記第2の生体情報認証手段における第2の認証結果、前記第1の認証レベル閾値、前記第2の認証レベル閾値及び前記第3の認証レベル閾値はそれぞれ他人受け入れ率情報である事を特徴とする請求項1に記載の生体認証プログラム。
- 前記第2の認証レベル閾値は前記第1の認証レベル閾値よりも高く、前記第1の生体情報認証手段における認証結果が前記第1の認証レベル閾値に近いほど、前記第3の認証レベル閾値は低く設定される事を特徴とする請求項2に記載の生体認証プログラム。
- 前記第2の生体情報認証手段における第2の認証結果が当人と認証できる確度は、前記第1の生体情報認証手段における第1の認証結果が当人と認証できる確度よりも低いことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の生体認証プログラム。
- コンピュータが、
第1の生体情報により認証を行う第1の生体情報認証手段に対し、認証指示を行う第1認証指示ステップと、
前記第1認証指示ステップの後、前記第1の生体情報認証手段が送信する第1の認証結果を受信し、前記第1の認証結果が前記第1の生体情報認証手段に対して設定されている第1の認証レベル閾値に達せず、第2の認証レベル閾値に達していると判断した場合、第1の生体情報と異なる第2の生体情報により認証を行う第2の生体情報認証手段に対して、前記第2の生体情報手段に関して、前記第2の生体情報認証手段が認証する前に行われる他の生体情報認証手段による認証結果と前記第2の生体情報認証手段の認証で用いる第3の認証レベル閾値とが対応付けて設定されているテーブルを元に、第1の認証結果に対応する第3の認証レベル閾値を設定して認証指示を行う第2認証指示ステップと、
前記第2認証指示ステップの後、前記第2の生体情報認証手段が送信する第2の認証結果を受信し、前記第2の認証結果が、前記設定した第3の認証レベル閾値に達している場合、認証を許可する許可ステップと、
を実行する事を特徴とする生体認証方法。 - 前記第1の生体情報認証手段における第1の認証結果及び前記第2の生体情報認証手段における第2の認証結果、前記第1の認証レベル閾値、前記第2の認証レベル閾値及び前記第3の認証レベル閾値はそれぞれ他人受け入れ率情報である事を特徴とする請求項5に記載の生体認証方法。
- 第1の生体情報認証手段に対し、認証指示を行う第1認証指示手段と、
第1の生体情報により認証を行う前記第1認証指示手段による認証指示の後、第1の生体情報認証手段が送信する第1の認証結果を受信し、前記第1の認証結果が前記第1の生体情報認証手段に対して設定されている第1の認証レベル閾値に達せず、第2の認証レベル閾値に達していると判断した場合、第1の生体情報と異なる第2の生体情報により認証を行う第2の生体情報認証手段に対して、前記第2の生体情報認証手段に関して、前記第2の生体情報認証手段が認証する前に行われる他の生体情報認証手段による認証結果と前記第2の生体情報認証手段の認証で用いる第3の認証レベル閾値とが対応付けて設定されているテーブルを元に、第1の認証結果に対応する第3の認証レベル閾値を設定して認証指示を行う第2認証指示手段と、
前記第2認証指示手段による認証指示の後、前記第2の生体情報認証手段が送信する第2の認証結果を受信し、前記第2の認証結果が、前記設定した第3の認証レベル閾値に達している場合、認証を許可する許可手段と、
を備える事を特徴とする生体認証装置。 - 前記第1の生体情報認証手段における第1の認証結果及び前記第2の生体情報認証手段における第2の認証結果、前記第1の認証レベル閾値、前記第2の認証レベル閾値及び前記第3の認証レベル閾値はそれぞれ他人受け入れ率情報である事を特徴とする請求項7に記載の生体認証装置。
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