JP4695787B2 - 内臓脂肪計 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、内臓脂肪計に関し、更に詳しくは、血圧値並びに血液検査により得られる複数のデータに基づいて、内臓脂肪横断面積、内臓脂肪量等の肥満に関する情報を得ることができる内臓脂肪計に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、被検者の生体インピーダンスを測定することにより、体脂肪量を簡易的に求めることができる体脂肪計が普及し、健康管理用として家庭等に於いて、手軽に使用されている。
【0003】
一方、医療分野に於いては肥満と成人病との関係の研究等が進んできており、単に肥満というものだけではなく、体脂肪の分布が重要であることがわかってきている。特に、内臓脂肪の過剰な蓄積が、高血圧や高脂血症、糖尿病、脳卒中、心筋梗塞といった、所謂生活習慣病を引き起こす原因のひとつになることが、最近になって明らかにされている。
【0004】
また、従来から肥満度を表す指標として一般的に用いられているBMI(体重/身長の二乗)に加えて、上記内臓脂肪型肥満を判定するための各種指標(体脂肪率、腹部内臓脂肪横断面積等)が考え出されており、それぞれ臨床の現場に於いて実証されてきている。このような指標のうち、体脂肪率は、被検者の身長、体重、年齢、性別等のデータと生体インピーダンスの測定値とに基づいて求められるものであるが、腹部内臓脂肪横断面積については、被検者の腹部における臍付近の腹部横断面のCTスキャン(computed tomography scan)測定による場合の他に、同じく腹部における臍付近の腹部周囲長(ウエストサイズ)のデータ及び前記身長、体重、年齢、性別等のデータ等に基づいて推定演算を用いることによって求めることができる。即ち、腹部周囲長とCTスキャンデータにより測定した腹部内臓脂肪横断面積との間に高い相関があるという理論に基づき、被検者の腹部周囲長から簡易的に被検者の腹部内臓脂肪横断面積が求められるようになっている。
【0005】
従来の最も簡易的な推定演算式として、以下の数1を示す。
【0006】
【数1】
Figure 0004695787
【0007】
数1に於いて、WLは被検者について測定した腹部周囲長である。また、a1は、任意の母集団についての腹部周囲長の測定値と腹部横断面のCTスキャン(computed tomography scan)による腹部内臓脂肪横断面積のデータとに基づて、回帰分析等の統計的手法により決定される回帰係数であり、d1は上記回帰分析により決定される回帰定数である。
【0008】
また、数2に示すように、推定演算式として、体内脂肪量や腹部内臓脂肪横断面積との相関が強い生体インピーダンスの測定値を重回帰分析に反映させることにより、腹部内臓脂肪横断面積の推定精度を更に向上させることができる。数2に於いて、Zは被検者の生体インピーダンスであり、a2及びb1は、任意の母集団についての腹部周囲長及び生体インピーダンス値の測定値とCTスキャンによる腹部内臓脂肪横断面積のデータとに基づいた回帰分析等の統計的手法により決定される回帰係数、d2は上記回帰分析により決定される回帰定数(回帰直線の切片)である。
【0009】
【数2】
Figure 0004695787
【0010】
また、数3に示すように、推定演算式として、体内脂肪量や腹部内臓脂肪横断面積との相関が強い体脂肪率の測定値を重回帰分析に反映させることにより、より腹部内臓脂肪横断面積の推定精度を向上させることもできる。数3に於いて、FAT体脂肪率、a3及びc1は、任意の母集団についての腹部周囲長及び体脂肪率の測定値とCTスキャンによる腹部内臓脂肪横断面積のデータとに基づいた回帰分析等の統計的手法により決定される回帰係数、d3は上記回帰分析により決定される回帰定数である。
【0011】
【数3】
Figure 0004695787
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
上述の体内脂肪量や腹部内臓脂肪横断面積は、血圧測定により得られる血圧値及び血液検査により得られる脂質、糖、酵素等の血液成分に関するデータ等の個人検査データとも相関が強いとされている。しかしながら、これまで血圧値や血液検査の結果を体内脂肪量や腹部内臓脂肪横断面積の計算に使用したものは存在せず、これらの結果を反映し得る内臓脂肪計の出現が望まれていた。
【0013】
そこで、本発明の目的は、血圧値や血液検査の結果を反映し得る内臓脂肪計を提供することである。
【0014】
【課題を解決するための手段】
本発明に於いては、上述の従来の相関関係をさらに発展させて、体内脂肪量との相関が強いとされている血圧測定により得られる血圧値及び血液検査により得られる脂質、糖、酵素等の成分に関する診断データ等の個人検査データを反映させることにより、より腹部内臓脂肪横断面積の推定精度を向上させている。
【0015】
即ち、本発明の内臓脂肪計は、被検者の腹部周囲長、血圧値並びに血液検査により得られる総コレステロール値、血糖値及び酵素含有値を含む複数の診断データを包含する個人データを入力するための入力手段と、前記個人データを記憶するための記憶手段と、被検者の前記診断データを所定の演算式に入力することにより被検者の腹部内臓脂肪横断面積を求める演算手段と、前記演算手段に於いて求めた腹部内臓脂肪横断面積を表示するための表示手段とを備え、前記演算式は、任意の母集団について得られた前記診断データから選択される少なくとも腹部周囲長を含む複数の演算用データとCTスキャンデータによる腹部内臓脂肪横断面とに基づいて重回帰分析を行うことにより、各演算用データに対する複数の回帰係数及び一の回帰定数を統計的に決定するとともに、各演算用データと各回帰係数との積の総和に前記回帰定数を加算することにより求めたものであることを特徴とする。
【0016】
また、本発明の内臓脂肪計は、被検者の腹部周囲長、血圧値並びに血液検査により得られる総コレステロール値、血糖値及び酵素含有値を含む複数の診断データを包含する個人データを入力するための入力手段と、被検者の身体及び/又は身体の部位ごとの生体インピーダンスを測定するためのインピーダンス測定手段と、前記個人データ及び前記生体インピーダンスを記憶するための記憶手段と、被検者の前記診断データ及び前記生体インピーダンスを所定の演算式に入力することにより被検者の腹部内臓脂肪横断面積を求める演算手段と、前記演算手段に於いて求めた腹部内臓脂肪横断面積を表示するための表示手段とを備え、前記演算式は、任意の母集団について得られた前記診断データ及び前記生体インピーダンスから選択される少なくとも腹部周囲長を含む複数の演算用データとCTスキャンデータによる腹部内臓脂肪横断面とに基づいて重回帰分析を行うことにより、各演算用データに対する複数の回帰係数及び一の回帰定数を統計的に決定するとともに、各演算用データと各回帰係数との積の総和に前記回帰定数を加算することにより求めたものであることを特徴とする。
【0017】
更に、本発明の内臓脂肪計は、被検者の身長、体重、年齢、性別、腹部周囲長、血圧値並びに血液検査により得られる総コレステロール値、血糖値及び酵素含有値を包む複数の診断データを包含する個人データを入力するための入力手段と、被検者の身体及び/又は身体の部位ごとの生体インピーダンスを測定するためのインピーダンス測定手段と、前記個人データ及び前記生体インピーダンスを記憶するための記憶手段と、被検者の前記診断データ及び前記生体インピーダンスに基づいて求めた体脂肪率データを所定の演算式に入力することにより被検者の腹部内臓脂肪横断面積を求める演算手段と、前記演算手段に於いて求めた腹部内臓脂肪横断面積を表示するための表示手段とを備え、前記演算式は、任意の母集団について得られた前記診断データ及び前記生体インピーダンスに基づいて求めた体脂肪率データから選択される少なくとも腹部周囲長を含む複数の演算用データと、CTスキャンデータによる腹部内臓脂肪横断面とに基づいて重回帰分析を行うことにより、各演算用データに対する複数の回帰係数及び一の回帰定数を統計的に決定するとともに、各演算用データと各回帰係数との積の総和に前記回帰定数を加算することにより求めたものであることを特徴とする。
【0018】
健康診断等の目的で定期的に行われる集団検査に於いては、血液検査、血圧測定の他、尿検査や心電図の測定が行われ、血液検査についてはその検査結果のデータに基づいて高脂血症、貧血症、糖尿病、高尿酸血症等の各種代謝異常、各種肝臓疾患及び腎臓疾患の診断判定が行われている。また、血液検査の項目で主なものには、血中に含まれる総コレステロール(TC)、HDL、LDL等の各種コレステロール/単位はmg/dl、中性脂肪(T−G)、GOT、GPT等の各種酵素(単位はIU/l)、糖分、クレアチニン、尿酸等(単位はmg/dl)がある。最近の医療分野等における研究により、血圧と共にこれらの血液検査データには、肥満及び内臓脂肪との相関が強いものがあるとされており、従って、特に内臓脂肪の指標である腹部内臓脂肪横断面積(AV)を求めるための推定演算式に前記血液検査により得られる診断データを含めることにより、より正確な腹部内臓脂肪横断面積が推定できることになる。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に従って説明する。
【0020】
図1及び図2に本発明の一実施形態に係る内臓脂肪計10の平面図及び上面図をそれぞれ示す。本実施形態の内臓脂肪計10は、携帯できるカード型の本体1に設けた4つの電極2a,2b,2c,2dを備え、本体1の表側中央部には、後述する各種データを表示するための表示部3が設けられている。電極2a〜2dは被検者の生体インピーダンスを測定するために設けられており、例えば、被検者が本体1を両手で持った場合に、電極2aに左手の人差し指を、電極2bには左手の親指を、電極2cには右手の人差し指を、電極2dには4本の指を接触させることにより、被検者の生体インピーダンスを測定できるように構成されている。
【0021】
また、表示部3には、測定結果である腹部内臓脂肪横断面積を表示するための表示部7a、BMIを表示するための表示部8a、及び体脂肪率を表示するための表示部9aが設けられている。また、本実施形態では、前回の又は目標とする腹部内臓脂肪横断面積、BMI、体脂肪率をそれぞれ表示するための表示部7b、表示部8b及び表示部9bが設けられている。更に、表示部3には、個人データである被検者の身長、体重、年齢、性別、腹部周囲長、血圧値、血液検査により得られる総コレステロール値、血糖値、酵素含有値等の診断データの項目と入力値とを表示するための入力データ表示部17が設けられている。
【0022】
表示部3の下部には、電源スイッチ4と、電極2a〜2dによる被検者の生体インピーダンスの測定を開始させるための測定開始スイッチ5と、入力モード切換スイッチ6とを有している。モード切換スイッチ6は、入力データ表示部17に表示される上述の被検者の個人データの診断データを切り換えるために設けられており、モード切換スイッチ6によって選択された当初には、各診断データの入力値として既定値が入力データ表示部17に表示され、この既定値はインクリメントキー11aにより増加させることができ、ディクリメントキー11bによって減少させることができるように構成されている。
【0023】
ここで、血液検査データとして、高比重リポ蛋白質(HDL)、低比重リポ蛋白質(LDL)等の各種コレステロール、中性脂肪(T−G)、GOT(Glutamic oxaloacetic transaminase)、GPT(Glutamic pyruvic transaminase)等の各種酵素、糖分、クレアチニン、尿酸等の他のデータも入力することができ、更にはBMI、体脂肪率及び腹部内臓脂肪横断面積に関する各目標値を設定入力することもできるように構成されている。これらの診断データのうちの身長、体重、年齢及び性別と、電極2a〜2dによって測定された生体インピーダンスとに基づいて体脂肪率が求められ、この体脂肪率は表示部9aに表示される。更に、身長及び体重のデータに基づいて被検者のBMIが演算されて表示部8aに表示される。加えて、本実施形態の内臓脂肪計10では、腹部周囲長(WL)、血圧値及び/又は血液検査データ、必要に応じて生体インピーダンス又は体脂肪率を後述する演算式に入力することにより、腹部内臓脂肪横断面積又は腹部内臓脂肪量を算出し、これらは表示部7aに表示される。
【0024】
また、本実施形態の内臓脂肪計10では、BMI、体脂肪率及び腹部内臓脂肪横断面積に基づいて、肥満の程度を判定するためにランク表示部12に肥満度のランクを表示すると共に、肥満症か否かの判定結果も肥満症判定表示部13に表示するように構成されている。
【0025】
肥満度のランクは、BMI、体脂肪率及び腹部内臓脂肪横断面積のそれぞれについて判断され、それぞれ肥満度を判定するための基準値となるランクの境界値(後述)と比較することにより決定される。何れのランクに帰属するかが決定されると、その帰属するランクが記憶部25に記憶され、ランク表示部12に表示される。また、肥満症の判定も、BMI、体脂肪率及び腹部内臓脂肪横断面積のそれぞれについて判断され、肥満症の境界値(後述)と比較することにより行われ、肥満症の有無が記憶部25に記憶され、肥満症判定表示部13に表示される。
【0026】
BMI、体脂肪率及び腹部内臓脂肪横断面積のそれぞれについての肥満度のランク分けの基準値は、BMIでは、男女とも、25〜30の範囲がランク(I)、30〜35の範囲がランク(II)、そして35以上がランク(III)となるように設定されている。体脂肪率のランク分けの基準値は、男では20%〜25%の範囲がランク(I)、25%〜30%の範囲がランク(II)、そして30以上がランク(III)とし、女では30%〜35%の範囲がランク(I)、35%〜40%の範囲がランク(II)、そして40以上がランク(III)となるように設定されている。腹部内臓脂肪横断面積については、男女とも、100cm2〜125cm2の範囲がランク(I)、125cm2〜150cm2がランク(II)、そして150cm2以上がランク(III)となるようにに設定されている。
【0027】
また、肥満症を判定するための基準値としては、BMIについては男女とも25、体脂肪率については男が20%、女が30%であり、腹部内臓脂肪横断面積については男女とも100cm2が用いられる。ここで、BMIは国際的に肥満、痩せの判定の指標として用いられているもので、腹部内臓脂肪横断面積は内臓脂肪の分布量を表し、肥満症の判定の指標として臨床の場で用いられているものである。
【0028】
図3は内臓脂肪計10の機能ブロック図である。本実施形態の内臓脂肪計10では、測定開始スイッチ5、モード切換スイッチ6、インクリメントキー11a、ディクリメントキー11b等として機能するスイッチ群21と、前述の電極2a〜2dと、電極2a及び2bに電流を流すと共に、電極2c及び2d間のインピーダンスを測定することにより、被検者の生体インピーダンスを測定するインピーダンス測定回路22と、前述の表示部3とがI/O23に接続されている。また、I/O23には、演算手段として機能する中央処理部24と、記憶手段として機能する記憶部25とが接続されている。
【0029】
次に、図4のフローチャートに基づいて、上記内臓脂肪計の動作について説明する。まず、本実施形態の内臓脂肪計10では、腹部内臓脂肪横断面積を測定する場合には、測定の前にまず演算に必要な診断データの入力設定を行わなければならない。まず、ステップ51で電源スイッチ4をONにすることにより、処理が開始される。次に、ステップ52に於いて、モード切換スイッチ6を押し、更にスイッチ6を繰り返して押すことにより、被検者の診断データの各項目(身長、体重、年齢、性別、腹部周囲長、血圧値及び血液検査データ等)を選択し、次にインクリメントキー11a及びディクリメントキー11bを適宜押すことにより、該当する診断データの入力値を設定する。このようにして入力された診断データは、図2に示すI/O23を介して記憶部25に記憶される。
【0030】
続いて、ステップ53に於いて、測定開始スイッチ5をONにすることにより、腹部内臓脂肪横断面積の測定開始状態にした後、両手の指を電極2a〜2dに接触させて、ステップ54に於いて両手の指間の生体インピーダンスを測定し、その測定データを記憶部25に記憶する。
【0031】
次に、ステップ55に於いて、まず最初に記憶部25に記憶されている診断データのうち身長及び体重に基づいて、中央処理部においてBMIが演算され、その結果が記憶部25に記憶される。続いて、記憶部25の診断データのうち、身長、体重、年齢及び性別と、既に測定された生体インピーダンスとに基づいて、中央処理部において体脂肪率が演算され、その結果が記憶部25に記憶される。更に、記憶部25の少なくとも腹部周囲長のデータを含み、血圧値並びに血液検査により得られる総コレステロール値、血糖値及び酵素含有値から選択される診断データと、必要に応じて生体インピーダンス又はこれから求めた体脂肪率とに基づいて、中央処理部において、腹部内臓脂肪横断面積の演算が行われる。演算によって求められた腹部内臓脂肪横断面積は、同様に記憶部25に記憶される。このとき、各演算に使用される演算式は予め記憶部に記憶されており、この演算を実行する時に中央処理部に読み出されて演算に用いられる。上述のBMI、体脂肪率及び腹部内臓脂肪横断面積は、記憶部25への記憶に際しては測定日時と共に記憶される。従って、本実施形態の内臓脂肪計10では、今回の測定値のみならず、前回の測定値に際して記憶された上記各種診断データ、BMI、体脂肪率、腹部内臓脂肪横断面積等の複数のデータを同時に表示することが可能となっている。また、本実施形態の内臓脂肪計10は、前回の測定値の表示に代えて、前述のように予め入力され記憶部25に記憶された各項目の目標値を表示することもできるように構成されている。
【0032】
次に、ステップ56に於いて、BMI、体脂肪率及び腹部内臓脂肪横断面積の帰属するランクが上述のようにして決定され、記憶部25に記憶されると共に、ステップ57では、BMI、体脂肪率及び腹部内臓脂肪横断面積につてい、肥満症の有無が上述のようにして判定され、その結果が記憶部25に記憶される。
【0033】
次に、ステップ58に於いて、BMI、体脂肪率及び腹部内臓脂肪横断面積が表示部8a、表示部9a及び表示部7aにそれぞれ表示され、BMI、体脂肪率及び腹部内臓脂肪横断面積の何れかについてのランクがランク表示部12に表示され、更に肥満症の有無が肥満症判定表示部13に表示される。最後にステップ59に於いて処理が完了する。
【0034】
表示部7aに表示される腹部内臓脂肪横断面積を求めるための上記演算式は、任意の母集団について得られた診断データ、及び生体インピーダンス又はこれに基づいて求められた体脂肪率データから選択される複数の演算用データ(α1〜αn)を用いて導出されるものである。この演算用データには少なくとも腹部周囲長のデータが含まれる。また、上記演算式の導出には、CTスキャンデータによって得られる腹部内臓脂肪横断面が用いられる。即ち、上記複数の演算用データ(α1〜αn、nは1以上の整数)とCTスキャンデータによって得られる腹部内臓脂肪横断面とを用いた重回帰分析を行うことにより、各演算用データに対する複数の回帰係数(β1〜βn、nは1以上の整数)及び一の回帰定数(γ)が統計的に決定され、この各回帰係数と対応する各演算用データとの積の総和に、更に回帰定数を加算した数4の演算式が用いられる。
【0035】
【数4】
Figure 0004695787
【0036】
数4では、腹部周囲長の変数項と生体インピーダンスの変数項、又は腹部周囲長の変数項と体脂肪率(FAT)の変数項の構成からなるものに、更に血圧値及び/又は血液検査データから得られる診断データを補正項として加えたものとし、CT測定による腹部内臓脂肪横断面積のデータとの相関を高めて推定精度を向上させている。
【0037】
即ち、本実施形態では、腹部周囲長及び血圧値及び/又は血液検査データから得られる診断データと、CTスキャンデータにより得られる腹部内臓脂肪横断面積との間に高い相関があるという理論に基づき、被検者の腹部周囲長から簡単にに被検者の腹部内臓脂肪横断面積を求めることができる。また、このような血圧値及び血液検査データは、集団検査により定期的に得られるものであり、各種疾患の診断に用いられると共に、これによって経時的変動も確認することができる。
【0038】
また、CTスキャンデータによる腹部内臓脂肪横断面積に代えて、数5に示すように、CTスキャンデータから求めた腹部内臓脂肪量を用いた演算式を使用することができる。
【0039】
【数5】
Figure 0004695787
【0040】
本実施形態では、腹部内臓脂肪横断面積を求める推定演算式の例として、数6〜数26を例示することができる。
【0041】
数6の演算式は、腹部周囲長及び血圧値に基づいた最も簡易的な推定演算式であり、数6の演算式の各係数及び定数は、任意の母集団の腹部周囲長及び血圧値とCTスキャンデータから得られる腹部内臓脂肪横断面との相関に基づいて、重回帰分析等の統計的手法により決定される。
【0042】
【数6】
Figure 0004695787
【0043】
ここで、WLは被検者の腹部周囲長、PBは血圧値、a4及びe1は、任意の母集団についての腹部周囲長及び血圧値とCTスキャンデータによる腹部内臓脂肪横断面とに基づいて、重回帰分析により統計的に決定される回帰係数、d4は上記重回帰分析により決定される回帰定数である。
【0044】
また、数7の演算式は、数6の演算式にさらに生体インピーダンスの変数項を加えた推定演算式であり、数7式の各係数及び定数は、任意の母集団について得られた腹部周囲長、生体インピーダンス及び血圧値とCTスキャンデータから得られる腹部内臓脂肪横断面との相関に基づいて、重回帰分析等の統計的手法により決定される。
【0045】
【数7】
Figure 0004695787
【0046】
ここで、WLは被検者の腹部周囲長、PBは血圧値、Zは生体インピーダンス値、a5、b2及びe2は、任意の母集団についての腹部周囲長、血圧値及び生体インピーダンス値と、CTスキャンデータによる腹部内臓脂肪横断面と基づいて、重回帰分析により統計的に決定される回帰係数、d5は上記重回帰分析により決定される回帰定数である。
【0047】
数8の演算式は、数6の演算式に体脂肪率の変数項を加えた推定演算式であり、数8の演算式の各係数及び定数は、任意の母集団について得られた腹部周囲長、体脂肪率及び血圧値と、CTスキャンデータから得られる腹部内臓脂肪横断面との相関に基づいて、重回帰分析等の統計的手法により決定される。
【0048】
【数8】
Figure 0004695787
【0049】
ここで、WLは被検者の腹部周囲長、FATは体脂肪率、PBは血圧値、a6、c2、e3は、任意の母集団について測定した、腹部周囲長、体脂肪率及び血圧値と、CTスキャンデータによる腹部内臓脂肪横断面とに基づいて、重回帰分析により統計的に決定される回帰係数、d6は上記重回帰分析により決定される回帰定数である。
【0050】
数9の演算式は、腹部周囲長及び総コレステロール値に基づいた最も簡易的な推定演算式であり、数9の演算式の各係数及び定数は、任意の母集団について得られた腹部周囲長及び血中の総コレステロール値と、CTスキャンデータから得られる腹部内臓脂肪横断面との相関に基づいて、重回帰分析等の統計的手法により決定される。
【0051】
【数9】
Figure 0004695787
【0052】
ここで、WLは被検者の腹部周囲長、TCは総コレステロール値、a7、f1は、任意の母集団について測定した、腹部周囲長及び総コレステロール値と、CTスキャンデータによる腹部内臓脂肪横断面とに基づいて、重回帰分析により統計的に決定される回帰係数、d7は上記重回帰分析により決定される回帰定数である。
【0053】
数10の演算式は、数9の演算式にさらに生体インピーダンスの変数項を加えた推定演算式であり、数10の演算式の各係数及び定数は、任意の母集団について得られた腹部周囲長、生体インピーダンス及び総コレステロール値とCTスキャンデータから得られる腹部内臓脂肪横断面との相関に基づいて、重回帰分析等の統計的手法により決定される。
【0054】
【数10】
Figure 0004695787
【0055】
ここで、WLは被検者の腹部周囲長、Zは生体インピーダンス値、TCは総コレステロール値、a8、b3、f2は、任意の母集団について測定した、腹部周囲長、生体インピーダンス値及び総コレステロール値と、CTスキャンデータによる腹部内臓脂肪横断面とに基づいて、重回帰分析により統計的に決定される回帰係数、d8は上記重回帰分析により決定される回帰定数である。
【0056】
数11の演算式は、式は数9の演算式に体脂肪率の変数項を加えた推定演算式であり、数11の演算式の各係数及び定数は、任意の母集団について得られた腹部周囲長、体脂肪率及び総コレステロール値とCTスキャンデータから得られる腹部内臓脂肪横断面との相関に基づいて、重回帰分析等の統計的手法により決定される。
【0057】
【数11】
Figure 0004695787
【0058】
ここで、WLは被検者の腹部周囲長、FATは体脂肪率、TCは総コレステロール値、a9、c3、f3は、任意の母集団について測定した、腹部周囲長、体脂肪率、及び総コレステロール値と、CTスキャンデータによる腹部内臓脂肪横断面とに基づいて、重回帰分析により統計的に決定される回帰係数、d9は上記重回帰分析により決定される回帰定数である。
【0059】
数12の演算式は、腹部周囲長及び血中の酵素含有値に基づいた最も簡易的な推定演算式であり、数12の演算式の各係数及び定数は、任意の母集団について得られた腹部周囲長及び血中の酵素含有値とCTスキャンデータから得られる腹部内臓脂肪横断面との相関に基づいて、重回帰分析等の統計的手法により決定される。
【0060】
【数12】
Figure 0004695787
【0061】
ここで、WLは被検者の腹部周囲長、FBは酵素含有値、a10、g1は、任意の母集団について測定した、腹部周囲長及び酵素含有値と、CTスキャンデータによる腹部内臓脂肪横断面とに基づいて、重回帰分析により統計的に決定される回帰係数、d10は上記重回帰分析により決定される回帰定数である。
【0062】
数13の演算式は、数12の演算式に、さらに生体インピーダンスの変数項を加えた推定演算式であり、数13の演算式の各係数及び定数は、任意の母集団について得られた腹部周囲長、生体インピーダンス及び血中の酵素含有値とCTスキャンデータから得られる腹部内臓脂肪横断面との相関に基づいて、重回帰分析等の統計的手法により決定される。
【0063】
【数13】
Figure 0004695787
【0064】
ここで、WLは被検者の腹部周囲長、Zは生体インピーダンス値、FBは酵素含有値、a11、b4、g2は、任意の母集団について測定した、腹部周囲長、生体インピーダンス値及び酵素含有値と、CTスキャンデータによる腹部内臓脂肪横断面とに基づいて、重回帰分析により統計的に決定される回帰係数、d11は上記重回帰分析により決定される回帰定数である。
【0065】
数14の演算式は、数12の演算式に体脂肪率の変数項を加えた推定演算式であり、数14の演算式の各係数及び定数は、任意の母集団について得られた腹部周囲長、体脂肪率及び血中の酵素含有値とCTスキャンデータから得られる腹部内臓脂肪横断面との相関に基づいて、重回帰分析等の統計的手法により決定される。
【0066】
【数14】
Figure 0004695787
【0067】
ここで、WLは被検者の腹部周囲長、FATは体脂肪率、FBは酵素含有値、a12、c4、g3は、任意の母集団について測定した、腹部周囲長、体脂肪率及び酵素含有値と、CTスキャンデータによる腹部内臓脂肪横断面とに基づいて、重回帰分析により統計的に決定される回帰係数、d12は上記重回帰分析により決定される回帰定数である。
【0068】
数15の演算式は、腹部周囲長及び血糖値に基づいた最も簡易的な推定演算式であり、数15の演算式の各係数及び定数は、任意の母集団について得られた腹部周囲長及び血糖値とCTスキャンデータから得られる腹部内臓脂肪横断面との相関に基づいて、重回帰分析等の統計的手法により決定される。
【0069】
【数15】
Figure 0004695787
【0070】
ここで、WLは被検者の腹部周囲長、SBは血糖値、a13、h1は、任意の母集団について測定した、腹部周囲長及び血糖値と、CTスキャンデータによる腹部内臓脂肪横断面とに基づいて、重回帰分析により統計的に決定される回帰係数、d13は上記重回帰分析により決定される回帰定数である。
【0071】
数16の演算式は、数15の演算式にさらに生体インピーダンスの変数項を加えた推定演算式であり、数16の演算式の各係数及び定数は、任意の母集団について得られた腹部周囲長、生体インピーダンス及び血糖値とCTスキャンデータから得られる腹部内臓脂肪横断面との相関に基づいて、重回帰分析等の統計的手法により決定される。
【0072】
【数16】
Figure 0004695787
【0073】
ここで、WLは被検者の腹部周囲長、Zは生体インピーダンス値、SBは血糖値、a14、b5、h2は、任意の母集団について測定した、腹部周囲長、生体インピーダンス値及び血糖値と、CTスキャンデータによる腹部内臓脂肪横断面とに基づいて、重回帰分析により統計的に決定される回帰係数、d14は上記重回帰分析により決定される回帰定数である。
【0074】
数17の演算式は、数15の演算式に体脂肪率の変数項を加えた推定演算式であり、数17の演算式の各係数及び定数は、任意の母集団について得られた腹部周囲長、体脂肪率及び血糖値とCTスキャンデータから得られる腹部内臓脂肪横断面との相関に基づいて、重回帰分析等の統計的手法により決定される。
【0075】
【数17】
Figure 0004695787
【0076】
ここで、WLは被検者の腹部周囲長、FATは体脂肪率、SBは血糖値、a15、c5、h3は、任意の母集団について測定した、腹部周囲長、体脂肪率及び血糖値と、CTスキャンデータによる腹部内臓脂肪横断面とに基づいて、重回帰分析により統計的に決定される回帰係数、d15は上記重回帰分析により決定される回帰定数である。
【0077】
数18の演算式は、腹部周囲長、血圧値及び総コレステロール値に基づいた最も簡易的な推定演算式であり、数18の演算式の各係数及び定数は、任意の母集団について得られた腹部周囲長、血圧値及び総コレステロール値とCTスキャンデータから得られる腹部内臓脂肪横断面との相関に基づいて、重回帰分析等の統計的手法により決定される。
【0078】
【数18】
Figure 0004695787
【0079】
ここで、WLは被検者の腹部周囲長、PBは血圧値、TCは総コレステロール値、a16、e4、f4は、任意の母集団について測定した、腹部周囲長、血圧値、及び総コレステロール値と、CTスキャンデータによる腹部内臓脂肪横断面とに基づいて、重回帰分析により統計的に決定される回帰係数、d16は上記重回帰分析により決定される回帰定数である。
【0080】
数19の演算式は、数18の演算式にさらに生体インピーダンスの変数項を加えた推定演算式であり、数19の演算式の各係数及び定数は、任意の母集団について得られた腹部周囲長、生体インピーダンス値、血圧値及び総コレステロール値とCTスキャンデータから得られる腹部内臓脂肪横断面との相関に基づいて、重回帰分析等の統計的手法により決定される。
【0081】
【数19】
Figure 0004695787
【0082】
ここで、WLは被検者の腹部周囲長、Zは生体インピーダンス値、PBは血圧値、TCは総コレステロール値、a17、b6、e5、f5は、任意の母集団について測定した、腹部周囲長、生体インピーダンス値、血糖値及び総コレステロール値と、CTスキャンデータによる腹部内臓脂肪横断面とに基づいて、重回帰分析により統計的に決定される回帰係数、d17は上記重回帰分析により決定される回帰定数である。
【0083】
数20の演算式は、数18の演算式に体脂肪率の変数項を加えた推定演算式であり、数20の演算式の各係数及び定数は、任意の母集団について得られた腹部周囲長、体脂肪率、血圧値及び総コレステロール値とCTスキャンデータから得られる腹部内臓脂肪横断面との相関に基づいて、重回帰分析等の統計的手法により決定される。
【0084】
【数20】
Figure 0004695787
【0085】
ここで、WLは被検者の腹部周囲長、FATは体脂肪率、PBは血圧値、TCは総コレステロール値、a18、c6、e6、f6は、任意の母集団について測定した、腹部周囲長、体脂肪率、血圧値及び総コレステロール値と、CTスキャンデータによる腹部内臓脂肪横断面とに基づいて、重回帰分析により統計的に決定される回帰係数、d18は上記重回帰分析により決定される回帰定数である。
【0086】
数21の演算式は、腹部周囲長、血圧値、総コレステロール値及び血中の酵素含有値に基づいた最も簡易的な推定演算式であり、数21の演算式の各係数及び定数は、任意の母集団について得られた腹部周囲長、血圧値、総コレステロール値及び血中の酵素含有値とCTスキャンデータから得られる腹部内臓脂肪横断面との相関に基づいて、重回帰分析等の統計的手法により決定される。
【0087】
【数21】
Figure 0004695787
【0088】
ここで、WLは被検者の腹部周囲長、PBは血圧値、TCは総コレステロール値、FBは酵素含有値、a19、e7、f7、g4は、任意の母集団について測定した、腹部周囲長、血圧値、総コレステロール値及び酵素含有値と、CTスキャンデータによる腹部内臓脂肪横断面とに基づいて、重回帰分析により統計的に決定される回帰係数、d19は上記重回帰分析により決定される回帰定数である。
【0089】
数22の演算式は、数21の演算式にさらに生体インピーダンスの変数項を加えた推定演算式であり、数22の演算式の各係数及び定数は、任意の母集団について得られた腹部周囲長、生体インピーダンス値、血圧値、総コレステロール値及び血中の酵素含有値とCTスキャンデータから得られる腹部内臓脂肪横断面との相関に基づいて、重回帰分析等の統計的手法により決定される。
【0090】
【数22】
Figure 0004695787
【0091】
ここで、WLは被検者の腹部周囲長、Zは生体インピーダンス値、PBは血圧値、TCは総コレステロール値、FBは酵素含有値、a20、b7、e8、f8、g5は、任意の母集団について測定した、腹部周囲長、生体インピーダンス値、血圧値、総コレステロール及び酵素含有値と、CTスキャンデータによる腹部内臓脂肪横断面とに基づいて、重回帰分析により統計的に決定される回帰係数、d20は上記重回帰分析により決定される回帰定数である。
【0092】
数23の演算式は、数21の演算式に体脂肪率の変数項を加えた推定演算式であり、数23の演算式の各係数及び定数は、任意の母集団について得られた腹部周囲長、体脂肪率、血圧値、総コレステロール値及び血中の酵素含有値とCTスキャンデータから得られる腹部内臓脂肪横断面との相関に基づいて、重回帰分析等の統計的手法により決定される。
【0093】
【数23】
Figure 0004695787
【0094】
ここで、WLは被検者の腹部周囲長、FATは体脂肪率、PBは血圧値、TCは総コレステロール、FBは酵素含有値、a21、c7、e9、f9、g6は、任意の母集団について測定した、腹部周囲長、体脂肪率、血圧値、総コレステロール値及び酵素含有値と、CTスキャンデータによる腹部内臓脂肪横断面とに基づいて、重回帰分析により統計的に決定される回帰係数、d21は上記重回帰分析により決定される回帰定数である。
【0095】
数24の演算式は、腹部周囲長、血圧値、総コレステロール値、血中の酵素含有値及び血糖値に基づいた最も簡易的な推定演算式であり、数23の演算式の各係数及び定数は、任意の母集団について得られた腹部周囲長、血圧値、総コレステロール値、血中の酵素含有値及び血糖値とCTスキャンデータから得られる腹部内臓脂肪横断面との相関に基づいて、重回帰分析等の統計的手法により決定される。
【0096】
【数24】
Figure 0004695787
【0097】
ここで、WLは被検者の腹部周囲長、PBは血圧値、TCは総コレステロール値、FBは酵素含有値、SBは血糖値、a22、e10、f10、g7、h4は、任意の母集団について測定した、腹部周囲長、血圧値、総コレステロール値、酵素含有値及び血糖値と、CTスキャンデータによる腹部内臓脂肪横断面とに基づいて、重回帰分析により統計的に決定される回帰係数、d22は上記重回帰分析により決定される回帰定数である。
【0098】
数25の演算式は、数24の演算式にさらに生体インピーダンスの変数項を加えた推定演算式であり、数24の演算式の各係数及び定数は、任意の母集団について得られた腹部周囲長、生体インピーダンス値、血圧値、総コレステロール値、血中の酵素含有値及び血糖値とCTスキャンデータから得られる腹部内臓脂肪横断面との相関に基づいて、重回帰分析等の統計的手法により決定される。
【0099】
【数25】
Figure 0004695787
【0100】
ここで、WLは被検者の腹部周囲長、Zは生体インピーダンス値、PBは血圧値、TCは総コレステロール値、FBは酵素含有値、SBは血糖値、a23、b8、e11、f11、g8、h5は、任意の母集団について測定した、腹部周囲長、生体インピーダンス値、血圧値、総コレステロール値、酵素含有値及び血糖値と、CTスキャンデータによる腹部内臓脂肪横断面とに基づいて、重回帰分析により統計的に決定される回帰係数、d23は上記重回帰分析により決定される回帰定数である。
【0101】
数26の演算式は、数24の演算式に体脂肪率の変数項を加えた推定演算式であり、数26の演算式の各係数及び定数は、任意の母集団について得られた腹部周囲長、体脂肪率、血圧値、総コレステロール値、血中の酵素含有値及び血糖値とCTスキャンデータから得られる腹部内臓脂肪横断面との相関に基づいて、重回帰分析等の統計的手法により決定される。
【0102】
【数26】
Figure 0004695787
【0103】
ここで、WLは被検者の腹部周囲長、FATは体脂肪率、PBは血圧値、TCは総コレステロール、FBは酵素含有値、SBは血糖値、a24、c8、e12、f12、g9は、任意の母集団について測定した、腹部周囲長、体脂肪率、血圧値、総コレステロール値、酵素含有値及び血糖値と、CTスキャンデータによる腹部内臓脂肪横断面とに基づいて、重回帰分析により統計的に決定される回帰係数、d24は上記重回帰分析により決定される回帰定数である。
【0104】
【発明の効果】
本発明の内臓脂肪計は、日常的に携帯でき手軽に使用できるものであるため、被検者の肥満に関する情報を何時でも得ることができる。また、被検者の腹部内臓脂肪横断面積を、血圧値、血液検査データから得られる診断データ等を補正項として加えた演算式を使用しているので、従来の推定演算式を使用した内臓脂肪計と比較して、CTスキャンによる腹部内臓脂肪横断面積のデータとの相関がより高められ、腹部内臓脂肪横断面積の推定精度が向上している。
【0105】
即ち、本発明の内臓脂肪計では、腹部周囲長に加えて血圧値及び/又は血液検査データから得られる診断データと、CTスキャンによる腹部内臓脂肪横断面積との間に高い相関があるという理論に基づき、被検者の腹部周囲長から簡単に被検者の腹部内臓脂肪横断面積を求めることが可能となっている。このような血圧測定データ及び血液検査データは、集団検査により日常的に得られるものであり、データとして容易に入力できるものであり、特別な診断を行うことなく腹部内臓脂肪横断面積を知ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る内臓脂肪計の平面図である。
【図2】図1の内臓脂肪計の上面図である。
【図3】内臓脂肪計の機能ブロック図である。
【図4】内臓脂肪計の動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 本体
2a,2b 電極
2c,2d 電極
3 表示部
4 電源スイッチ
5 測定開始スイッチ
6 モード切換スイッチ
7a,7b 表示部
8a,8b 表示部
9a,9b 表示部
10 内臓脂肪計
11a インクリメントキー
11b ディクリメントキー
12 ランク表示部
13 肥満症判定表示部
21 スイッチ群
22 インピーダンス測定回路
23 I/O
24 中央処理部
25 記憶部

Claims (36)

  1. 被検者の腹部周囲長、血圧値並びに血液検査により得られる総コレステロール値、血糖値及び酵素含有値を含む複数の診断データを包含する個人データを入力するための入力手段と、
    前記個人データを記憶するための記憶手段と、
    被検者の前記診断データを所定の演算式に入力することにより被検者の腹部内臓脂肪横断面積を求める演算手段と、
    前記演算手段に於いて求めた腹部内臓脂肪横断面積を表示するための表示手段と
    を備え、
    前記演算式は、任意の母集団について得られた前記診断データから選択される少なくとも腹部周囲長を含む複数の演算用データとCTスキャンデータによる腹部内臓脂肪横断面とに基づいて重回帰分析を行うことにより、各演算用データに対する複数の回帰係数及び一の回帰定数を統計的に決定するとともに、各演算用データと各回帰係数との積の総和に前記回帰定数を加算することにより求めたものであることを特徴とする内臓脂肪計。
  2. 被検者の腹部周囲長、血圧値並びに血液検査により得られる総コレステロール値、血糖値及び酵素含有値を含む複数の診断データを包含する個人データを入力するための入力手段と、
    被検者の身体及び/又は身体の部位ごとの生体インピーダンスを測定するためのインピーダンス測定手段と、
    前記個人データ及び前記生体インピーダンスを記憶するための記憶手段と、
    被検者の前記診断データ及び前記生体インピーダンスを所定の演算式に入力することにより被検者の腹部内臓脂肪横断面積を求める演算手段と、
    前記演算手段に於いて求めた腹部内臓脂肪横断面積を表示するための表示手段と
    を備え、
    前記演算式は、任意の母集団について得られた前記診断データ及び前記生体インピーダンスから選択される少なくとも腹部周囲長を含む複数の演算用データとCTスキャンデータによる腹部内臓脂肪横断面とに基づいて重回帰分析を行うことにより、各演算用データに対する複数の回帰係数及び一の回帰定数を統計的に決定するとともに、各演算用データと各回帰係数との積の総和に前記回帰定数を加算することにより求めたものであることを特徴とする内臓脂肪計。
  3. 被検者の身長、体重、年齢、性別、腹部周囲長、血圧値並びに血液検査により得られる総コレステロール値、血糖値及び酵素含有値を包む複数の診断データを包含する個人データを入力するための入力手段と、
    被検者の身体及び/又は身体の部位ごとの生体インピーダンスを測定するためのインピーダンス測定手段と、
    前記個人データ及び前記生体インピーダンスを記憶するための記憶手段と、
    被検者の前記診断データ及び前記生体インピーダンスに基づいて求めた体脂肪率データを所定の演算式に入力することにより被検者の腹部内臓脂肪横断面積を求める演算手段と、
    前記演算手段に於いて求めた腹部内臓脂肪横断面積を表示するための表示手段と
    を備え、
    前記演算式は、任意の母集団について得られた前記診断データ及び前記生体インピーダンスに基づいて求めた体脂肪率データから選択される少なくとも腹部周囲長を含む複数の演算用データと、CTスキャンデータによる腹部内臓脂肪横断面とに基づいて重回帰分析を行うことにより、各演算用データに対する複数の回帰係数及び一の回帰定数を統計的に決定するとともに、各演算用データと各回帰係数との積の総和に前記回帰定数を加算することにより求めたものであることを特徴とする内臓脂肪計。
  4. 前記演算用データが腹部周囲長及び血圧値であり、
    前記演算式は、
    腹部内臓脂肪横断面積=a4×WL+e1×PB+d4
    (WLは被検者の腹部周囲長、PBは血圧値、a4及びe1は、任意の母集団についての腹部周囲長及び血圧値とCTスキャンデータによる腹部内臓脂肪横断面とに基づいて、重回帰分析により統計的に決定される回帰係数、d4は上記重回帰分析により決定される回帰定数である。)であることを特徴とする請求項1記載の内臓脂肪計。
  5. 前記演算用データが腹部周囲長、血圧値及び生体インピーダンスであり、
    前記演算式は、
    腹部内臓脂肪横断面積=a5×WL+b2×Z+e2×PB+d5
    (WLは被検者の腹部周囲長、PBは血圧値、Zは生体インピーダンス値、a5、b2及びe2は、任意の母集団についての腹部周囲長、血圧値及び生体インピーダンス値と、CTスキャンデータによる腹部内臓脂肪横断面と基づいて、重回帰分析により統計的に決定される回帰係数、d5は上記重回帰分析により決定される回帰定数である。)であることを特徴とする請求項2記載の内臓脂肪計。
  6. 前記演算用データが腹部周囲長、体脂肪率及び血圧値であり、
    前記演算式は、
    腹部内臓脂肪横断面積=a6×WL+c2×FAT+e3×PB+d6
    (WLは被検者の腹部周囲長、FATは体脂肪率、PBは血圧値、a6、c2、e3は、任意の母集団について測定した、腹部周囲長、体脂肪率及び血圧値と、CTスキャンデータによる腹部内臓脂肪横断面とに基づいて、重回帰分析により統計的に決定される回帰係数、d6は上記重回帰分析により決定される回帰定数である。)であることを特徴とする請求項3記載の内臓脂肪計。
  7. 前記演算用データが腹部周囲長及び総コレステロール値であり、
    前記演算式は、
    腹部内臓脂肪横断面積=a7×WL+f1×TC+d7
    (WLは被検者の腹部周囲長、TCは総コレステロール値、a7、f1は、任意の母集団について測定した、腹部周囲長及び総コレステロール値と、CTスキャンデータによる腹部内臓脂肪横断面とに基づいて、重回帰分析により統計的に決定される回帰係数、d7は上記重回帰分析により決定される回帰定数である。)であることを特徴とする請求項1記載の内臓脂肪計。
  8. 前記演算用データが腹部周囲長、生体インピーダンス値及び総コレステロール値であり、
    前記演算式は、
    腹部内臓脂肪横断面積=a8×WL+b3×Z+f2×TC+d8
    (WLは被検者の腹部周囲長、Zは生体インピーダンス値、TCは総コレステロール値、a8、b3、f2は、任意の母集団について測定した、腹部周囲長、生体インピーダンス値及び総コレステロール値と、CTスキャンデータによる腹部内臓脂肪横断面とに基づいて、重回帰分析により統計的に決定される回帰係数、d8は上記重回帰分析により決定される回帰定数である。)であることを特徴とする請求項2記載の内臓脂肪計。
  9. 前記演算用データが腹部周囲長、体脂肪率及び総コレステロール値であり、
    前記演算式は、
    腹部内臓脂肪横断面積=a9×WL+c3×FAT+f3×TC+d9
    (WLは被検者の腹部周囲長、FATは体脂肪率、TCは総コレステロール値、a9、c3、f3は、任意の母集団について測定した、腹部周囲長、体脂肪率、及び総コレステロール値と、CTスキャンデータによる腹部内臓脂肪横断面とに基づいて、重回帰分析により統計的に決定される回帰係数、d9は上記重回帰分析により決定される回帰定数である。)であることを特徴とする請求項3記載の内臓脂肪計。
  10. 前記演算用データが腹部周囲長及び酵素含有値であり、
    前記演算式は、
    腹部内臓脂肪横断面積=a10×WL+g1×FB+d10
    (WLは被検者の腹部周囲長、FBは酵素含有値、a10、g1は、任意の母集団について測定した、腹部周囲長及び酵素含有値と、CTスキャンデータによる腹部内臓脂肪横断面とに基づいて、重回帰分析により統計的に決定される回帰係数、d10は上記重回帰分析により決定される回帰定数である。)であることを特徴とする請求項1記載の内臓脂肪計。
  11. 前記演算用データが腹部周囲長、生体インピーダンス値及び酵素含有値であり、
    前記演算式は、
    腹部内臓脂肪横断面積=a11×WL+b4×Z+g2×FB+d11
    (WLは被検者の腹部周囲長、Zは生体インピーダンス値、FBは酵素含有値、a11、b4、g2は、任意の母集団について測定した、腹部周囲長、生体インピーダンス値及び酵素含有値と、CTスキャンデータによる腹部内臓脂肪横断面とに基づいて、重回帰分析により統計的に決定される回帰係数、d11は上記重回帰分析により決定される回帰定数である。)であることを特徴とする請求項2記載の内臓脂肪計。
  12. 前記演算用データが腹部周囲長、体脂肪率及び酵素含有値であり、
    前記演算式は、
    腹部内臓脂肪横断面積=a12×WL+c4×FAT+g3×FB+d12
    (WLは被検者の腹部周囲長、FATは体脂肪率、FBは酵素含有値、a12、c4、g3は、任意の母集団について測定した、腹部周囲長、体脂肪率及び酵素含有値と、CTスキャンデータによる腹部内臓脂肪横断面とに基づいて、重回帰分析により統計的に決定される回帰係数、d12は上記重回帰分析により決定される回帰定数である。)であることを特徴とする請求項3記載の内臓脂肪計。
  13. 前記演算用データが腹部周囲長及び血糖値であり、
    前記演算式は、
    腹部内臓脂肪横断面積=a13×WL+h1×SB+d13
    (WLは被検者の腹部周囲長、SBは血糖値、a13、h1は、任意の母集団について測定した、腹部周囲長及び血糖値と、CTスキャンデータによる腹部内臓脂肪横断面とに基づいて、重回帰分析により統計的に決定される回帰係数、d13は上記重回帰分析により決定される回帰定数である。)であることを特徴とする請求項1記載の内臓脂肪計。
  14. 前記演算用データが腹部周囲長、生体インピーダンス値及び血糖値であり、
    前記演算式は、
    腹部内臓脂肪横断面積=a14×WL+b5×Z+h2×SB+d14
    (WLは被検者の腹部周囲長、Zは生体インピーダンス値、SBは血糖値、a14、b5、h2は、任意の母集団について測定した、腹部周囲長、生体インピーダンス値及び血糖値と、CTスキャンデータによる腹部内臓脂肪横断面とに基づいて、重回帰分析により統計的に決定される回帰係数、d14は上記重回帰分析により決定される回帰定数である。)であることを特徴とする請求項2記載の内臓脂肪計。
  15. 前記演算用データが腹部周囲長、体脂肪率及び血糖値であり、
    前記演算式は、
    腹部内臓脂肪横断面積=a15×WL+c5×FAT+h3×SB+d15
    (WLは被検者の腹部周囲長、FATは体脂肪率、SBは血糖値、a15、c5、h3は、任意の母集団について測定した、腹部周囲長、体脂肪率及び血糖値と、CTスキャンデータによる腹部内臓脂肪横断面とに基づいて、重回帰分析により統計的に決定される回帰係数、d15は上記重回帰分析により決定される回帰定数である。)であることを特徴とする請求項3記載の内臓脂肪計。
  16. 前記演算用データが腹部周囲長、血圧値、及び総コレステロール値であり、
    前記演算式は、
    腹部内臓脂肪横断面積=a16×WL+e4×PB+f4×TC+d16
    (WLは被検者の腹部周囲長、PBは血圧値、TCは総コレステロール値、a16、e4、f4は、任意の母集団について測定した、腹部周囲長、血圧値、及び総コレステロール値と、CTスキャンデータによる腹部内臓脂肪横断面とに基づいて、重回帰分析により統計的に決定される回帰係数、d16は上記重回帰分析により決定される回帰定数である。)であることを特徴とする請求項1記載の内臓脂肪計。
  17. 前記演算用データが腹部周囲長、生体インピーダンス値、血糖値及び総コレステロール値であり、
    前記演算式は、
    腹部内臓脂肪横断面積=a17×WL+b6×Z+e5×PB+f5×TC+d17
    (WLは被検者の腹部周囲長、Zは生体インピーダンス値、PBは血圧値、TCは総コレステロール値、a17、b6、e5、f5は、任意の母集団について測定した、腹部周囲長、生体インピーダンス値、血糖値及び総コレステロール値と、CTスキャンデータによる腹部内臓脂肪横断面とに基づいて、重回帰分析により統計的に決定される回帰係数、d17は上記重回帰分析により決定される回帰定数である。)であることを特徴とする請求項2記載の内臓脂肪計。
  18. 前記演算用データが腹部周囲長、体脂肪率、血圧値及び総コレステロール値であり、
    前記演算式は、
    腹部内臓脂肪横断面積=a18×WL+c6×FAT+e6×PB+f6×TC+d18
    (WLは被検者の腹部周囲長、FATは体脂肪率、PBは血圧値、TCは総コレステロール値、a18、c6、e6、f6は、任意の母集団について測定した、腹部周囲長、体脂肪率、血圧値及び総コレステロール値と、CTスキャンデータによる腹部内臓脂肪横断面とに基づいて、重回帰分析により統計的に決定される回帰係数、d18は上記重回帰分析により決定される回帰定数である。)であることを特徴とする請求項3記載の内臓脂肪計。
  19. 前記演算用データが腹部周囲長、血圧値、総コレステロール値及び酵素含有値であり、
    前記演算式は、
    腹部内臓脂肪横断面積=a19×WL+e7×PB+f7×TC+g4×FB+d19
    (WLは被検者の腹部周囲長、PBは血圧値、TCは総コレステロール値、FBは酵素含有値、a19、e7、f7、g4は、任意の母集団について測定した、腹部周囲長、血圧値、総コレステロール値及び酵素含有値と、CTスキャンデータによる腹部内臓脂肪横断面とに基づいて、重回帰分析により統計的に決定される回帰係数、d19は上記重回帰分析により決定される回帰定数である。)であることを特徴とする請求項1記載の内臓脂肪計。
  20. 前記演算用データが腹部周囲長、生体インピーダンス値、血圧値、総コレステロール値及び酵素含有値であり、
    前記演算式は、
    腹部内臓脂肪横断面積=a20×WL+b7×Z+e8×PB+f8×TC+g5×FB+d20
    (WLは被検者の腹部周囲長、Zは生体インピーダンス値、PBは血圧値、TCは総コレステロール値、FBは酵素含有値、a20、b7、e8、f8、g5は、任意の母集団について測定した、腹部周囲長、生体インピーダンス値、血圧値、総コレステロール及び酵素含有値と、CTスキャンデータによる腹部内臓脂肪横断面とに基づいて、重回帰分析により統計的に決定される回帰係数、d20は上記重回帰分析により決定される回帰定数である。)であることを特徴とする請求項2記載の内臓脂肪計。
  21. 前記演算用データが腹部周囲長、体脂肪率、血圧値、総コレステロール値及び酵素含有値であり、
    前記演算式は、
    腹部内臓脂肪横断面積=a21×WL+c7×FAT+e9×PB+f9×TC+g6×FB+d21
    (WLは被検者の腹部周囲長、FATは体脂肪率、PBは血圧値、TCは総コレステロール、FBは酵素含有値、a21、c7、e9、f9、g6は、任意の母集団について測定した、腹部周囲長、体脂肪率、血圧値、総コレステロール値及び酵素含有値と、CTスキャンデータによる腹部内臓脂肪横断面とに基づいて、重回帰分析により統計的に決定される回帰係数、d21は上記重回帰分析により決定される回帰定数である。)であることを特徴とする請求項3記載の内臓脂肪計。
  22. 前記演算用データが腹部周囲長、血圧値、総コレステロール値、酵素含有値及び血糖値であり、
    前記演算式は、
    腹部内臓脂肪横断面積=a22×WL+e10×PB+f10×TC+g7×FB+h4×SB+d22
    (WLは被検者の腹部周囲長、PBは血圧値、TCは総コレステロール値、FBは酵素含有値、SBは血糖値、a22、e10、f10、g7、h4は、任意の母集団について測定した、腹部周囲長、血圧値、総コレステロール値、酵素含有値及び血糖値と、CTスキャンデータによる腹部内臓脂肪横断面とに基づいて、重回帰分析により統計的に決定される回帰係数、d22は上記重回帰分析により決定される回帰定数である。)であることを特徴とする請求項1記載の内臓脂肪計。
  23. 前記演算用データが腹部周囲長、生体インピーダンス値、血圧値、総コレステロール値、酵素含有値及び血糖値であり、
    前記演算式は、
    腹部内臓脂肪横断面積=a23×WL+b8×Z+e11×PB+f11×TC+g8×FB+h5×SB+d23
    (WLは被検者の腹部周囲長、Zは生体インピーダンス値、PBは血圧値、TCは総コレステロール値、FBは酵素含有値、SBは血糖値、a23、b8、e11、f11、g8、h5は、任意の母集団について測定した、腹部周囲長、生体インピーダンス値、血圧値、総コレステロール値、酵素含有値及び血糖値と、CTスキャンデータによる腹部内臓脂肪横断面とに基づいて、重回帰分析により統計的に決定される回帰係数、d23は上記重回帰分析により決定される回帰定数である。)であることを特徴とする請求項2記載の内臓脂肪計。
  24. 前記演算用データが腹部周囲長、体脂肪率、血圧値、総コレステロール値、酵素含有値及び血糖値であり、
    前記演算式は、
    腹部内臓脂肪横断面積=a24×WL+c8×FAT+e12×PB+f12×TC+g9×FB+h6×SB+d24
    (WLは被検者の腹部周囲長、FATは体脂肪率、PBは血圧値、TCは総コレステロール、FBは酵素含有値、SBは血糖値、a24、c8、e12、f12、g9は、任意の母集団について測定した、腹部周囲長、体脂肪率、血圧値、総コレステロール値、酵素含有値及び血糖値と、CTスキャンデータによる腹部内臓脂肪横断面とに基づいて、重回帰分析により統計的に決定される回帰係数、d24は上記重回帰分析により決定される回帰定数である。)であることを特徴とする請求項3記載の内臓脂肪計。
  25. 前記演算式に於いて、前記CTスキャンデータによる腹部内臓脂肪横断面積に代えて、CTスキャンデータから求めた腹部内臓脂肪量を用いることを特徴とする請求項1乃至24の何れかに記載の内臓脂肪計。
  26. 前記個人データは身長及び体重を更に含むとともに、前記演算装置は、更にBMI(体重/身長の二乗)を求めることを特徴とする請求項1乃至25の何れかに記載の内臓脂肪計。
  27. 前記腹部内臓脂肪横断面積を予め決められた複数のランクに区分して表示するようにしたことを特徴とする請求項1乃至24に記載の内臓脂肪計。
  28. 前記内臓脂肪量を予め決められた複数のランクに区分して表示するようにしたことを特徴とする請求項25記載の内臓脂肪計。
  29. 前記BMIめ決められた複数のランクに区分して表示するようにしたことを特徴とする請求項26記載の内臓脂肪計。
  30. 前記体脂肪率を予め決められた複数のランクに区分して表示するようにしたことを特徴とする請求項3,6,9,12,15,18,21又は24記載の内臓脂肪計。
  31. 前記内臓脂肪横断面積の値と、予め設定された判定基準値とを比較することにより、肥満症の判定を行うことを特徴とする請求項1乃至24又は27に記載の内臓脂肪計。
  32. 前記内臓脂肪量の値と、予め設定された判定基準値とを比較することにより、肥満症の判定を行うことを特徴とする請求項25又は28記載の内臓脂肪計。
  33. 前記BMIの値と、予め設定された判定基準値とを比較することにより、肥満症の判定を行うことを特徴とする請求項26又は29記載の内臓脂肪計。
  34. 前記体脂肪率の値と、予め設定された判定基準値とを比較することにより、肥満症の判定を行うことを特徴とする請求項3,6,9,12,15,18,21,24又は30記載の内臓脂肪計。
  35. 前記腹部内臓脂肪横断面積の測定日時を該腹部内臓脂肪横断面積と共に記憶するとともに、該測定日時より以前の腹部内臓脂肪横断面積を同時に表示することを特徴とする請求項1乃至24,27又は31に記載の内臓脂肪計。
  36. 前記内臓脂肪量の測定日時を該内臓脂肪量と共に記憶するとともに、該測定日時より以前の内臓脂肪量を同時に表示することを特徴とする請求項25,28又は32に記載の内臓脂肪計。
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