JP4695758B2 - 改良型締めストラップを備えたスキーブーツ - Google Patents

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Description

【0001】
[発明の背景]
1.発明の分野
本発明は、硬質シェルおよび軟質内側ライナを有し、着用者が脚下部によって前方向圧力を加えることによってたわませることができる改良型可撓性スキーブーツ、または同様な形式のスポーツブーツに関する。ブーツをたわませたり緩める時、比較的一定の圧力がブーツによって着用者の脚下部に加えられる。本発明は、少なくとも一部分が弾性的なストラップを提供している。ストラップは、ブーツを着用者の脚下部に固定し、ブーツに取り付けられても、ブーツから分離していてもよい。スポーツブーツは、スキーブーツである以外にも、たとえば、ローラスケートまたはアイススケートに使用される硬質シェルブーツ、硬質シェルスノーボードブーツ、またはハイバックスノーボードビンディングおよび軟質スノーボードブーツの組み合わせでもよい。
【0002】
2.発明の背景
スキー滑走中、スキーブーツのソールはスキービンディングによってスキーに固着されている。その結果、スキーブーツは、スキーとスキーヤの脚下部との間の接合面として作用する。雪表面上のスキーの反応を直ちに正確に脚下部に伝達するために、また逆に、スキーを履いているスキーヤが脚下部および接合面を介して加える制御をやはり直ちに正確に伝達するために、足および脚下部はブーツによって完全に密接状態に保持されなければならない。
【0003】
ブーツが足および脚下部と一体化していることが理想的であろう。その場合、ブーツの、脚下部を包囲している部分は相反する2つの要件を満たさなければならないであろう。一方では、ブーツのこの部分は、脚によってスキーに、またはその逆に加えられる力をできる限り伝達できるように非常に硬いであろう。反対に、ブーツは、着脱するために開くことができるようにする十分な可撓性を有していなければならない。最近のスキー技術も、着用者がブーツのたわみを感じることができることを必要としている。これらの2つの矛盾する要件を満たすために、この問題に対するさまざまな妥協的解決案が提供されている。最も注目すべきものとして、高性能スキーブーツに、従来のベルクロ(Velcro)(登録商標)留め具を使用することによってブーツを着用者の脚下部に固定する非弾性「パワーストラップ」を設けている。そのようなストラップは、米国特許第5,718,067号に示されている。従来のパワーストラップは、留め具を最初に締めた後も、スキー滑走中に緩んで効果が低下する傾向がある。
【0004】
最近のスキー滑走、特にスキーレースでは、スキーヤがスキーの回転中に優れた前後バランスを有する必要がある。スキーヤまたはスキーレーサがそのようなバランスを維持できるようにすることには、スキーブーツの構造が大きな役割を果たす。スキーブーツを介してスキーの前部に前方向圧力が加えられて、スキーの前部を後部より大きく曲げる。高レベルの(high performance)スキー滑走またはスキーレースでは、回転の開始時に前方向圧力を加えることが重要である。回転は中立または後方向圧力で終了する。それから次の回転が開始され、その間に再び前方向圧力がスキーの前部に加えられる、などである。すべての圧力は、スキーヤの脛骨がスキーブーツと接触した状態で前後移動することによってスキーブーツを介して加えられる。前後方向の圧力の変化を正確に加えることが非常に重要であり、このため、脛骨がスキーブーツと接する部分でのスキーブーツのフィットに遊びがあると、重大な遅れが発生してスキーヤの前後方向のバランスが失われる可能性がある。
【0005】
最近のスキーブーツはすべて、硬質の外側シェルで包囲された軟質の圧縮性内側ブーツライナを含む。従来のパワーストラップは、硬質外側シェルの上部カフ部分を軟質内側ブーツライナおよびブーツの着用者の脛骨に締め付ける。スキーブーツを最初に履いた時、スキーヤは、内側ライナに圧力を加えてそれを圧縮するようにパワーストラップを締めて固定する。前方向および中立または後方向圧力間での一定の変化によって内側ブーツがさらに圧縮されるか、ベルクロファスナが緩む傾向があるため、スキーの回転を繰り返す間に、固定長さに調整されたパワーストラップが緩む傾向がある。パワーストラップが緩むと、スキーヤは脛骨に一定圧力を感じなくなり、したがって回転の重要な部分で雪に対する感覚を部分的に失う。本発明は、ブーツを着用者の足に固定して何回もの連続したスキーの回転を完了した後、内側ライナの圧縮が増加するか、ベルクロまたは同様な形式のファスナが緩んだ場合でも、スキーブーツが回転全体で一定の圧力を着用者の脚下部の脛骨部分に加えることができる。
【0006】
人の骨格は個々で大きく異なるので、着用者が良好なブーツのフィット感を得ることは疑わしく、したがって、最良のフィット感が最良の応答を得るのであるから、ブーツのスキー滑走特性が低下するであろう。特に、脚または足がブーツに対して移動できるようにするのは、空隙および空所、すなわちブーツスロップ(boot slop)である。これらの空隙および空所は静止点を形成するため、スキーヤが関節(joint)を曲げようとして筋肉を使った時、スキーからの反応がない。また、硬質シェルは、内側がフォームで被覆されていても、圧力点を生じ、これはスキーヤを刺激して足の痛みを引き起こす。ブーツの一部分を締め付けることが、その他の部分およびブーツ全体のフィット感および性能特性に影響を与えることも、最近のスキーブーツの構造の性質である。
【0007】
スキー滑走において、スキーおよびスキーヤ(ski-skier system)の移動方向を決定するのは、スキーヤの移動に反応するスキーである。このシナリオ(scenario)では、スキーヤの筋肉移動を力、モーメントおよび偶力としてスキーに伝達するのは、スキーブーツである。本発明に特定すると、負荷をスキーの前部に追加または再分配し、スキー滑走の他の要素と組み合わされてスキーが曲線経路をとり、それによってスキーヤが丘を下る回転をうまく行うことができるようにするのは、前方向に弾性的に移動するスキーブーツの上部カフのレバー作用である。このように前方移動する脚下部と結合したスキーブーツを介してスキー先端に弾性的に負荷を加えることは、スキーヤをバランスがとれた状態に保持し、回転の半径すなわち締まり(tightness)を制御することを少なくともある程度、可能にする。
【0008】
スキーが上記のように作動するためには、スキー滑走の他の要素と共に、スキーヤがスキーブーツの上部カフを介してスキーに加える前方向圧力が必要である。これは、スキーヤが上部カフを前後方向のレバーとして利用して、脚の軸をブーツの前部に押しつけてスキーの前部に圧力を加えることによって達成される。脚の軸の移動に対するこの圧力の制御が、回転の制御に重要である。固定の配置および弾性を有するように構成されたスキーブーツでも、スキーブーツがぴったりフィットし、ブーツの弾性がスキーヤの体重に正確に合っていれば、これを行うことができる。
【0009】
スキーブーツがある一定の配置および弾性を有する場合、スキーブーツの前部に一定量の圧力が加わることによって、ブーツの一定量の変形が生じ、スキー先端に一定量の負荷が加わるであろう。スキーヤをバランスがとれた状態に保持するためには、回転全体を通してこれが対称的に行われなければならない。したがって、圧力を加えることは時間に敏感(time-sensitive)である。上記の今日のスキーブーツでは、空隙および空所が存在し、それらはブーツの上部カフ領域と共にどこにでも発生する可能性がある。本発明は、弾性部材に予荷重を加えた時、脚下部を上部カフ、すなわちスキーブーツのリヤスポイラとして知られるものに結合することによってこの問題を解決する。これは、リヤスポイラおよび脚下部間のすべての緩みまたは空隙を取り除く。脚部の前方移動が直ちにスキーの前部に加わる圧力に変換され、スキーヤはスキーの回転を容易に制御することができる。一部のスキーブーツが備えているフックおよびループ式パワーストラップでは、非弾性ストラップ上のフックおよびループ式ファスナで弾性結合を得ることができないため、この効果が生じない。高レベルスキー滑走では、この圧力を迅速に増大させることが望ましいので、もっと硬いストラップが望ましいであろう。しかし、リクリエーションのスキー滑走では、そのように迅速に反応するスキー、すなわち硬いスキーブーツを設けることは必要ないか、望ましくない。そのため、本発明は、弾性部材の予荷重を小さくし、それによって所与の負荷に対する脚の移動を大きくすることができ、そのためブーツを効果的に柔らかくすることができる調整機構を弾性部材に設けている。これは、パワーステアリングを備えた一般のセダンと比較した時のレーシングカーの超タイトステアリング(super tight steering)に似ている。
【0010】
高レベルスキー滑走で使用されるスキーブーツは、スキーヤのバランスを維持するために繊細な調整を必要とする。個人毎にわずかに異なったブーツが必要である。スキーヤの肉体的強度、スキーヤが滑走する速度、スキーヤの体格および足/脚下部の形状のすべてがブーツの作動の仕方に影響する。理想的には、ブーツをスキーヤに合わせなければならない。本発明は、ブーツのシェル自体ではなく、本発明が提供するストラップの物理的特性を変化させることによって、ブーツをスキーヤに合わせる低価格の手段を提供する。
【0011】
[発明の概要]
本発明に従ったスキーブーツでは、ブーツは、足を収容するブーツベースと、該ブーツベースの内部にはまってブーツの着用者の脚下部を包囲することができる軟質内側ブラダーと、該ブーツベースに取り付けられた上部カフとを備えている。スキーブーツは、該上部カフおよび前記内側ブラダーを着用者の脚下部に固定する締めストラップを提供している。該ストラップは、弾性部分と、該弾性部分に取り付けられた非弾性バンドとを有する。ストラップはさらに、前記非弾性バンドの長さを調整して、所望位置で前記非弾性バンドの調整長さを固定的に保持する固定手段も含む。本発明の締めストラップは、内側ブーツがどの程度に圧縮されているかに関係なく、ヒンジ連結上部カフ、および内側ブーツの、着用者の脚下部を包囲している部分に一定の圧力を加えることによって、着用者の脚下部に一定圧力を加える自己調整手段を提供している。
【0012】
さらに、本発明は、内側ブーツがどの程度に圧縮されているかに関係なく、上部カフ、および該内側ブーツの、着用者の脚下部を包囲している部分に一定の圧力を加えることによって、着用者の脚下部に一定圧力を加える自己調整手段でスキーブーツの上部カフを包囲することによって、スキーブーツを着用者の脚下部に固定する方法を提供している。そのような自己調整手段は、ヒンジ連結上部カフ、および内側ブラダーを着用者の脚下部に固定する締めストラップを備えており、該ストラップは、弾性部分と、 該弾性部分に取り付けられた非弾性バンドとを含む。該非弾性バンドの長さを調整して、所望位置で前記非弾性バンドの調整された長さを固定的に保持する固定手段が設けられている。
【0013】
本発明の目的は、スキーブーツの着用者の脚下部の脛骨部分の支持を改善して行うことである。
【0014】
本発明のさらなる目的は、ブーツに一定の前後方向圧力が加えられても、ブーツの着用者の脚下部の脛骨部分に一定の圧力を加えるスポーツまたはスキーブーツを提供することである。
【0015】
本発明の別の目的は、スキーブーツをスキーヤの肉体的強度、スキースタイルおよび体格に合わせる低価格の手段を提供することである。
【0016】
本発明のさらなる目的は、スキーまたはスポーツブーツをそのブーツの着用者の脚下部に固定する自己調整ストラップを提供することである。
【0017】
本発明のさらなる目的は、スキーブーツのフィット感に関係なく、スキーの前部に圧力を直ちに加えることができる手段を提供することである。
【0018】
本発明の別の目的は、着用者の脛骨に一定の圧力を加えるストラップの弾性部材の予荷重を調整することによって、スキーブーツのスキー特性を制御することである。
【0019】
本発明のさらなる目的は、脚がスキーブーツの硬質シェルに当たることによって一般的に発生する脚下部の脛骨部分の痛みの可能性を低減する手段を提供することである。
【0020】
本発明の別の目的は、スキーヤがパワーストラップに力を加える結果としてストラップが緩んだ場合でも、着用者の脚下部に対して一定の圧力を維持するパワーストラップを提供することである。
【0021】
本発明のさらに別の目的および利点は、ある程度は明細書から明らかになるであろう。
【0022】
したがって、本発明は、以下に記載する構造で例示される構造特徴、要素の組み合わせおよび部品配置を含み、発明の範囲は請求項に示されるであろう。
【0023】
[図面の詳細な説明]
図1〜図5に示されているように、本発明のブーツは、着用者の脚を収容するブーツベース21を備えた硬質プラスチックシェル20を含む。シェルのブーツベースの内側にはまった軟質内側ブラダー23が設けられており、その一部が独立気泡フォームなどの圧縮性材料で形成されている。シェルは、着用者の脚下部を包囲してブーツベース21に取り付けられた上部カフ部分22を含む。上部カフの後部分は時々リヤスポイラと呼ばれる。上部カフは、フロントエントリ型(front entry)ブーツでは一般的であるように、ブーツベースにヒンジ連結してもよいが、ブーツベースに固定するか、それの一部にすることもできる。
【0024】
着用者の足をブーツに入れた後、留めバックル26を締めることによって、シェルの圧力が内側ブラダーに加えられる。その圧力がブーツを着用者の足および脚下部に固定する。着用者の脚下部へのブーツの固定を完成するために、改良型パワーストラップ28を締め付ける。
【0025】
図6、図7および図8に示されているように、改良型パワーストラップは、実質的に非弾性の部分1および1Aで形成されている。非弾性部分は、スキーブーツパワーストラップ用に一般的に使用されるナイロンウェブで形成することができる。非弾性部分1は、第1金属矩形リング3に通してから、かがり8Aと同様なかがり8によってそれ自体に縫いつけることによって、リング3に取り付けられている。同様に、非弾性部分1Aもファスナ4に通してループされてから第2金属矩形リング3Aに通された後、かがり8Aによって固定されることによって、一端部でファスナ4に、他端部で矩形リング3Aに取り付けられている。
【0026】
弾性バンド2が長さ方向に伸張し、矩形リング3に通してループされれてから矩形リング3Aに通してループされている。付加効力(power)を追加するために、それはもう一度リング3および3Aに通してループされた後、かがり8および8Aと同様にしてかがり31および32によってそれ自体に留め付けられ、それによって2つのループが形成される。弾性バンドにバックルまたは留め具を設けることによって、バックル3および3Aから容易に取り外して、異なった弾性を有する弾性バンドと交換できるようにしてもよい。ファスナ4などの留め具を弾性バンドに設けることによって、弾性バンドによって加えられる圧力の量を調整することができる。
【0027】
ファスナ4は、パワーストラップの長さを調整して固定する固定手段の一例である。図示のファスナ4は、ナイロンウェブラッシングまたは拘束ストラップに一般的に使用されるようなものである。ファスナ4は、ピン5回りに回動するばね式レバー7と、凹凸を付けた摩擦発生表面42を備えている。ばね式レバーが閉鎖位置にある時、それは非弾性ストラップ1をファスナの端部43に押しつけることによって非弾性ストラップ1を所定位置に固定する。ばね式レバーを押し開いた時、それは非弾性ストラップ1に加えられている圧力を解除し、これによって着用者が改良型パワーストラップの締め付けを調整することができる。
【0028】
改良型パワーストラップは、図4に示されているようなバックカフクリップ27によって所定位置に保持することができる。それはまた、リベット28または他の形式の取り付け手段によって上部カフに固定されてもよい。上記のように多重ループが形成されている時、リベット28は弾性バンド2の1つのループだけを貫通している。
【0029】
別の実施形態では、ファスナ4などの固定手段を、ストラップ自体の一部としないで、直接的に上部カフに取り付けることができる。そのような場合、パワーストラップは、非弾性ストラップ1Aを貫通したリベットによって、または1Aがストラップの一部でない場合、弾性バンド2を貫通したリベットによって、上部カフに固定することができる。別の実施形態では、固定手段を弾性バンド2に取り付けて、非弾性ストラップ1Aおよびリング3Aをなくすこともできる。
【0030】
改良型パワーストラップは、軟質のスノーボードブーツと共に使用される、図9に示されているようなスノーボードビンディングに適用することもできる。そのような場合、スノーボードビンディングは上部カフ91を形成し、実際にはビンディングの一部であるブーツベース92に取り付けられている。その場合、スノーボードブーツは軟質の内側ライナーであり、図6、図7および図8に示されている改良型パワーストラップがスノーボードビンディングの上部カフ部分を軟質スノーボードブーツに固定する。
【0031】
着用者の足をブーツに入れた後、レバー7を開放位置に保持しながら、非弾性ストラップ1をファスナ4に挿入する。次に、レバー7を放して、ストラップを所望の締め付けまで引っ張る。ストラップを引っ張ると、弾性部分2が伸張し、これによって、改良型パワーストラップによって加えるべき予荷重圧力の量が設定される。
【0032】
このように、改良型パワーストラップは、内側ブーツがどの程度に圧縮されているかに関係なく、上部カフ、および内側ブーツの、着用者の脚下部を包囲している部分に一定の圧力を加えることによって、着用者の脚下部に一定圧力を加える自己調整手段を提供していることがわかるであろう。改良型パワーストラップは、締め付けられた時、軟質の内側ブーツライナおよび着用者の脚下部に予荷重力を加えることを理解されたい。スキーブーツがスキービンディングによって所定位置に固定されている間に着用者が前後に移動した時、比較的一定の力が着用者の脚下部に加えられる。これによって、着用者はブーツに、またブーツを介してスキーに加えられる圧力に対して一定の感触を維持することができる。そのような圧力を感じることができることは、タイミングおよびスキーに加わる前方向圧力が重要である高レベルスキー滑走およびスキーレースでは重要である。
【0033】
また、本発明は主にスキーブーツに適用可能であるが、外側シェルと内側ライナとを有する他のスポーツブーツ、たとえばローラスケートまたはアイススケート、スノーボードブーツなどにも適用できることを理解されたい。
【0034】
このため、以上の説明から明らかになるもののうちで上記の目的が効果的に達成されることがわかり、本発明の精神および範囲から逸脱することなくスポーツブーツ用の上記改良型締め具を実施する際に一定の変更を加えることができるので、上記説明に含まれ、添付図面に示されているものはすべて説明的であって、制限的意味を持たないものと解釈されるべきである。
【0035】
請求項は以上に記載されている本発明の包括的および特定の特徴のすべてを含むことを意図しており、用語の問題である本発明の範囲のすべての記述は請求項に含まれると言えることも理解されるであろう。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のスキーブーツの右側面図である。
【図2】 本発明のスキーブーツの左側面図である。
【図3】 本発明のスキーブーツの正面図である。
【図4】 本発明のスキーブーツの背面図である。
【図5】 本発明のスキーブーツの上面図である。
【図6】 本発明に使用されるストラップの斜視図である。
【図7】 本発明に使用されるストラップの上面図である。
【図8】 本発明に使用されるストラップの側面図である。
【符号の説明】
1、1A 非弾性部分
2 弾性部分
3、3A リング
4 ファスナ
28 パワーストラップ

Claims (6)

  1. 着用者の足を収容するブーツベースを有する硬質シェルと、
    該ブーツベースの内部またはその上にはまって、ブーツの着用者の脚下部を包囲する部分を有し、圧縮性の軟質内側ブーツとを有し、
    前記硬質シェルは、前記ブーツベースに取り付けられ、着用者の脚下部の後ろを包囲する後部分を有する上部カフとを備えたフロントエントリのスポーツブーツにおいて、
    足の周囲および着用者の脚下部を締める留め具と、
    前記上部カフおよび前記軟質内側ブーツを取り囲む、前記留め具より上の部分を締めることにより、該上部カフおよび軟質内側ブーツを着用者の脚下部に固定する締めストラップを備えており、
    該ストラップは、
    弾性バンドと、
    該弾性バンドに取り付けられた非弾性バンドと、
    該非弾性バンドの長さを調整して、所望位置で前記非弾性バンドの調節された長さを固定的に保持する固定手段とを有するスポーツブーツ。
  2. 前記固定手段は、前記締めストラップに取り付けられている請求項1記載のスポーツブーツ。
  3. 前記固定手段は、前記上部カフに取り付けられている請求項1記載のスポーツブーツ。
  4. 前記固定手段は、前記締めストラップの前記弾性バンドに取り付けられている請求項2記載のスポーツブーツ。
  5. 前記締めストラップの前記弾性バンドは、2つの端部を有し、前記非弾性バンドが一端部に取り付けられ、前記締めストラップはさらに、前記締めストラップの前記弾性バンドの他端部に第2の非弾性バンドが取り付けられている請求項4記載のスポーツブーツ。
  6. 着用者の足を収容するブーツベースを有する硬質シェルと、
    該ブーツベースの内部またはその上にはまって、ブーツの着用者の脚下部を包囲する部分を有し、圧縮性の軟質内側ブーツとを有し、
    前記硬質シェルは、前記ブーツベースに取り付けられ、着用者の脚下部の後ろを包囲する後部分を有する上部カフとを備えたフロントエントリのスポーツブーツにおいて、
    足の周囲および着用者の脚下部を締める留め具と、
    前記上部カフの上部の周囲であって、着用者の前記脚下部を包囲している前記軟質内側ブーツの位置の周囲に配置され、該上部カフおよび前記軟質内側ブーツを着用者の脚下部に固定する締めストラップを備えており、
    該ストラップは、
    弾性バンドと、
    該弾性バンドに取り付けられた非弾性バンドと、
    該非弾性バンドの長さを調整して、所望位置で前記非弾性バンドの調節された長さを固定的に保持する固定手段とを含むスポーツブーツ。
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