JP2002191402A - スキー又はスノーボード用ブーツ - Google Patents

スキー又はスノーボード用ブーツ

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JP2002191402A
JP2002191402A JP2001355031A JP2001355031A JP2002191402A JP 2002191402 A JP2002191402 A JP 2002191402A JP 2001355031 A JP2001355031 A JP 2001355031A JP 2001355031 A JP2001355031 A JP 2001355031A JP 2002191402 A JP2002191402 A JP 2002191402A
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shell
power
boot
torque
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English (en)
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Kurt Hilgarth
ヒルガルス クルト
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Kneissl & Friends GmbH
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Kneissl & Friends GmbH
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    • AHUMAN NECESSITIES
    • A43FOOTWEAR
    • A43BCHARACTERISTIC FEATURES OF FOOTWEAR; PARTS OF FOOTWEAR
    • A43B5/00Footwear for sporting purposes
    • A43B5/04Ski or like boots

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  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Physical Education & Sports Medicine (AREA)
  • Footwear And Its Accessory, Manufacturing Method And Apparatuses (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 パワーやトルクの伝達が改善され、従来より
快適で痛みが除かれたスキー又はスノーボード用のブー
ツを提供する。 【解決手段】 スキー又はスノーボード用ブーツ(10)
であって、靴底(11)、シェル(14)及びシャフト(1
5)からなり、該シャフト(15)は後部側の下肢に当接
し、靴底(11)に略平行で靴底の縦軸に略垂直に延びる
横軸(16)の周りを旋回できるように足首の領域に設け
られた補助シェル(17)を有するブーツにおいて、該補
助シェル(17)はブーツ(10)のフロントソール部(1
2)に連結され、該補助シェル(17)に掛かるパワー又
はトルク(D)は該フロントソール部(12)に、また該
フロントソール部(12)に掛かるパワー又はトルク
(D)は該補助シェル(17)に直接導入される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スキー又はスノー
ボード用ブーツであって、靴底、シェル(外郭)及びシ
ャフト(主軸)からなり、そのシャフトは後部側の下肢
に当接し、靴底に略平行で靴底の縦軸に略垂直に延びる
横軸の周りを旋回できるように足首の領域に設けられた
補助シェルを有するブーツに関するものである。
【0002】
【従来の技術】このようなブーツは、例えばヨーロッパ
特許公報EP0441776B1に見られるように、一
般によく知られている。この種のブーツでは、物理的な
パワーは下肢からシェルの一部である前足の甲のカバー
部を介してフロントソール部に導かれる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】これにより、スキーヤ
ーやスノーボーダーが前方に上体を曲げるとき、足の甲
の部分やシェルとシャフトの間の関節部分で外方向に広
がる靴内で足は相当な圧迫を受けることになる。従来の
ブーツでは、スキーヤーやスノーボーダーが前方に上体
を曲げるとき、このような些少でない変形力を受け、従
ってシェル内にある足は相当な負荷を、特に痛みを伴う
負荷を受けることになる。
【0004】本発明の目的は、上記に記載した種類のス
キー又はスノーボード用のブーツであって、パワーやト
ルクの伝達が改善され、従来より快適で痛みが除かれた
ブーツを提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的は、クレーム
1に記載された特徴と、サブクレームに記載されたその
詳細から、本発明により達成される。
【0006】本発明の本質は、補助シェルをブーツのフ
ロントソール部に連結し、補助シェルに掛かるパワー又
はトルクはフロントソール部に、またフロントソール部
に掛かるパワー又はトルクは補助シェルに直接導入され
るように形成したことにある。
【0007】これにより、フロントソール部と補助シェ
ル間でパワーとトルクの直結が実現される。従って、ス
キーヤーやスノーボーダーが前方に身体を曲げても、足
部特に足の甲の領域にはブーツやそのシェルによる負荷
が掛からない。フロントソール部と補助シェル間を直接
に連結したため、スキーやスノーボードのようなスポー
ツ用具を制御することがかなり容易になる。更に、フロ
ントソール部と補助シェル間を直接に連結したため、ブ
ーツのシェルは変形があるとしても殆どその変形を受け
ない。このことは、それに対応するエネルギーロスを避
けることを可能にし、またスポーツ用具の制御がより上
手くできるようにもなる。
【0008】補助シェルは、好ましくはパワー及びトル
ク伝達エレメントを介してフロントソール部、特にその
足指の腹の領域に作動的に連結される。
【0009】特に本実施例は、パワー及びトルク伝達エ
レメントがレールを有し、そのレールはかかとの周りを
略自由に延び、フロントソール部に接続される自由端部
を有し、又はフロントソール部上で直接に接続され、更
に旋回可能に載置される補助シェルをかかとの周りに延
びるレールの弓状の横材に連結させるものである。この
デザインには、本発明のブーツを重量のバランスがよく
機能的に適切且つ簡単に製造できる利点がある。また、
スキーヤーやスノーボーダーが前方に身体を曲げると
き、本発明のブーツは、補助シェルとシェルの間の関節
領域、つまり足首領域でシェルが外方向に広がるのを防
ぐという利点を有する。このように、レールは足首領域
のシェルを2つの側面の脚部によって適切に保持する。
【0010】補助シェルからブーツのフロントソール部
へのパワー及びトルクの伝達を最適に確保するために、
その周りを補助シェルが旋回可能に載置されている横軸
の領域において、パワー及びトルク伝達エレメントは、
好ましくはパワーやトルクを伝達しながら横軸と平行に
延びる軸の近辺で支持される。その支持は、その周りを
補助シェルが旋回可能に載置されている横軸において直
接行われてもよい。
【0011】パワー及びトルク伝達エレメントをU字形
状のレールで形成し、そのレールの2つの脚部は補助シ
ェル用ピボット軸とフロントソール部との間の領域でシ
ェルの両側に形成される溝内を延びる。その溝は、快適
性のためにはシェルの外側上部に形成されるが、変形例
としては溝を隠すためにシェルの内側に溝が設けられて
もよい。更に、パワー及びトルク伝達レールの両脚部を
シェル中の対応する縦穴内に配置してもよい。
【0012】本発明によるブーツの特に著しい利点は、
着用感の満足のレベルの高さにある。即ち、足を収容す
るシェルと、その一部である補助シェルを除くシャフト
は、軟材、特に詰め物材で作られている。また、靴底の
歩行面に対向している上面側には、軟材からなるシェル
を収容しパワー及びトルク伝達エレメントを据え付ける
ための支持縁部が靴底と一体に形成され、支持縁部は、
シャフトの一部を構成する補助シェルのためのピボット
軸受けを収容するために足首領域まで上方に延びてい
る。上記支持縁部は、靴底の周囲に亘って延びるように
形成されてもよい。
【0013】更に、パワー及びトルク伝達レールの2つ
の側面の脚部は、シェルのねじれに対する安定性も促進
する。特に、2つの脚部をシェルの両側の溝内に配置す
るとき、特にそう言える。
【0014】また、更にパワー及びトルク伝達レールの
2つの脚部により、一方でフロントソール部上のシェル
に対するレール脚部の前方連結部と他方で足首領域中の
支持部との間のブーツの靴底に垂直な平面内では力が足
に掛からないことになる。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明によるスキー又はスノーボ
ード用ブーツの実施態様を、添付図面を参照しながら、
以下により詳細に説明する。図面には、本発明によるス
キー用ブーツの側面図が示されている。ブーツ全体は付
番10で示され、その構成はフロントソール部12及び
ヒール部13を有する靴底11と、シェル(外郭)14
とシャフト(主軸)15からなっている。そのシャフト
15は後部側の下肢に当接し、靴底11に略平行で靴底
11の縦軸に略垂直に延びる横軸16の周りを旋回でき
るように足首の領域に設けられた補助シェル17を有し
ている。その補助シェル17は、自らに掛かる物理的な
パワーやトルクがフロントソール部12に本発明に必須
なこととして直接導かれ、また逆にフロントソール部1
2に掛かるパワーなどが補助シェル17に直接導かれる
ようにブーツ10のフロントソール部12に連結されて
いる。
【0016】スキーヤーやスノーボーダーが前方に上体
を曲げ、その者の下肢が前方に傾斜するとき、補助シェ
ル17は図示されているようにトルク“D”を受ける。
補助シェル17の後部側に配置された連結プレート18
を介して、そのトルクは補助シェル17とフロントソー
ル部12の間で作動し、本実施例では足首の周りに自由
に延びフロントソール部に連結される前方自由端を有す
るレール19の形状で形成されるパワー及びトルクの伝
達エレメントに導入される。なお、本実施例では、レー
ル19はフロントソール部の上部で直結されている。
【0017】添付の図面に示されたトルク“D”の場合
には、レール19が有するかかとの周りに延びる弓状の
横材20は、上方である矢印21の方向に引っ張られて
いる。レール19の2つの脚部22は、その周りに補助
シェル17が旋回できるように載置された横軸16の領
域で各々支持されており、それにより弓状の横材20が
矢印21の方向に引っ張られると、2つの脚部22の前
方部が足首領域中にある支持部に関して下方向に付勢さ
れる状態となる。
【0018】次に、こうして生じたトルクはフロントソ
ール部、より正確に言えばその足指の腹の領域に直接伝
達される。その理由は、レールの2つの脚部22の前方
端部がフロントソール部の足指の腹の領域中に連結され
ていることによる。添付の図面で支持軸24が示されて
いるが、レール19の2つの脚部22は足首領域及び/
又は横軸16の領域中でパワー及びトルクが伝達できる
ようにこの軸の周りで支持されている。勿論、この支持
軸24は横軸16と略平行に延びている。
【0019】この支持軸24の領域でもその支持軸24
と2つの脚部22の前方連結部との間の領域でも、その
2つの脚部22は外方向に開放されている溝25内に配
置される。その結果、ブーツには全体的にねじれに対す
るより高い抵抗性がその2つの脚部22により与えられ
る。更に、支持軸24と2つの脚部22の前方連結部と
の間の領域では靴底11と垂直な方向のパワーが足に掛
からないようにされる。
【0020】更に、スキーヤーやスノーボーダーが著し
く前方に体を曲げても、2つの脚部22のおかげでブー
ツのシェルが外方向に変形されることはなくなる。即
ち、2つの脚部22は一緒にブーツ10のシェル14を
クランプ状に保持しており、これにより補助シェル17
からのパワーやトルクはフロントソール部12に、とり
わけその足指の腹の領域に確実に直接導かれる。勿論、
スキー板のようなスポーツ器具から補助シェルを介して
スキーヤーの下肢にパワーの伝達が行われるという逆の
場合もある。
【0021】本発明の図示された実施例の変形例とし
て、その周りを補助シェル17が旋回できるように設け
られる横軸16の領域で、パワー及びトルクの伝達用レ
ール19の2つの脚部22が支持エレメント内の開口部
を各々通って延びるようにしてもよい。この場合、その
支持エレメントは横軸16と平行に延びる軸の周りを旋
回できるように載置されてもよいし、また開口部内の2
つのレール脚部22が軸、即ち横軸16と平行な支持軸
24の周りを旋回できるように支持される形態にその開
口部自身が形成されてもよい。
【0022】また、その周りを補助シェル17が旋回で
きるように載置された横軸16の後ろの領域又は上記の
横軸16の領域中の支持軸24の後ろの領域で、レール
19の弓状の横材20は垂直面において弾力性を有する
ように形成される。その弓状の横材20の弾性は、一方
で補助シェル17からブーツのフロントソール部12へ
またその逆の場合でのパワー及びトルクの伝達にロスが
ないように確実に設定され、他方で補助シェル17が横
軸16の周りを旋回できるようにその際は所定の減衰が
なされるように設定される。弓状の横材20の上記の弾
性が不必要に妨げられないようにするために、溝25は
添付の図面に見られるように横軸16の領域中でじょう
ご状又はトランペット状に後方に開かれている。溝25
のじょうご状に広がっている部分は、レールの脚部22
が補助シェル17に掛かるトルクの方向によって上下方
向に撓みの範囲を有するのに対応して上下に円弧状に形
成されてもよい。
【0023】図示された実施例では、靴底11の歩行面
に対向している上面側には支持縁部26が靴底11と一
体に形成されている。支持縁部26は、軟材からなるシ
ェル14やレール脚部22やその前端部を収容し据え付
け、足首領域即ち横軸16の領域ではシャフト15の一
部を構成する補助シェル17のためのピボット軸受けを
収容するためにこの横軸の領域まで上方に延びている。
即ち、支持縁部26は靴底11の周囲に亘って延びてい
る。また、軟材製のインナーブーツ(シェル及びシャフ
ト)が支持縁部26内に接着剤やリベット留めによりし
っかりと嵌め込まれ固定される。
【0024】補助シェル17とレール19の弓状の横材
20の間の連結プレート18は、補助シェル17に固定
して又は必要に応じて、即ちスキーポジションでは固定
し歩行ポジションでは補助シェルから外されるように連
結される。この点の技術に関しては、前述のヨーロッパ
特許公報EP0441776B1や本出願人によって開
発されている「クリック&ゴー」システムが参照される
べきである。
【0025】シェル14やシャフト15には、詰め物材
で作られた固定インレーが設けられてもよいし、別体の
軟材製のインナーブーツを収容するのに適切なような寸
法にシェルやシャフトが形成されてもよい。
【0026】パワー及びトルク伝達レール19は、好ま
しくはクロムニッケル合金や腐食していない類似のもの
か、又はステンレス材からなる。
【0027】図示した補助シェル17には、プラスティ
ック製又はアルミニウムシートで予め形成された締結用
ストラップ28を有する堅固な締結用バックル27が設
けられており、更に曲げやすくて弾力性のあるタッチ・
アンド・クローズのファスナーストラップ29,30が
設けられてもよい。
【0028】比較的堅固に形成されたストラップ28を
有するバックル27の領域では、補助シェル17は下肢
の周りや軟材によるシャフト15の周りを部分的につか
んで締める工程でやや前方向に更に延びる。
【0029】更に図面には、補助シェル17の後方側に
配置され連結プレート18を補助シェルに連結したり開
放したりするのに用いられる作動エレメント31が示さ
れている。連結プレート18が補助シェル17に固定さ
れるか外されるかは、このエレメントにより設定される
ことができる。
【0030】図示され上記に記載された実施例では、い
わゆる「ソフトブーツ」の利点(快適さ)と「ハードシ
ェルブーツ」の利点(安定性等)を組み合わせた。そこ
では、シェル14は足やインナーブーツにとっては、あ
たかもオーダーメードの「操縦室」の如きものであり、
湿気や寒さを十分防ぐものである。また、ストラップ付
きバックルは1つだけあればよいので、ブーツの扱いが
簡単である。即ち、開け閉め用のバックルが1つだけな
ので、ブーツを履いたり脱いだりするのがとても容易に
できる。また更に設けられた締結用ストラップ29,3
0は、特に手先の器用さを必要としない。ただ、その位
置で閉じればよいし、ブーツを開けるのにはその開ける
側でストラップを持ち上げたり引っ張ったりすればよい
だけである。更に、本実施例では、ブーツを履いたり脱
いだりしやすくするためにかなりの範囲まで足のかかと
の甲の部分の容積を増やすことが可能である。これによ
り、非常に快適にこれらの操作を行うことができるよう
になる。その上、従来のようにハードシェル部分がブー
ツを履いたり脱いだりする動作の妨げとなることもな
い。
【0031】パワー及びトルクの伝達レール19の存在
により、パワーやトルクがスキーに非常に効果的に伝達
され、そのためスキーやスノーボードの制御がかなり容
易にできるようになる。更に、靴底11や支持縁部26
は、好ましくはグラスファイバー補強のポリアミドによ
って形成される。
【0032】上記のパワー伝達のための設計は、ハード
シェルを有する従来のスキーブーツにとっても同様に有
効なものである。また、レース仕様のものには、特に適
したものである。
【0033】添付の図面から分かる通り、ブーツ10に
は詰め物材で作られた固定インレー32が固定されて設
けられているが、それとは別に、足を収容するシェル1
4とシャフトを、詰め物材で作られた別体のインナーブ
ーツを収容するのに適切な寸法で形成することも可能で
ある。
【0034】また図示されているように、レール19の
脚部22は靴底11又はその歩行面に対して略20°〜
35°の角度で後方に延びている。それに対応して、そ
の周辺にある支持縁部26の側壁も前方から後方、即ち
足首領域又はその周りを補助シェル17が旋回できるよ
うに設けられている横軸16の領域まで、上方に延びて
形成されている。支持縁部26の高さは、後方ヒール端
部では再び最小の高さにまで減じられる。なお、支持縁
部26の高さはつま先の領域で最小となっている。
【0035】支持縁部26は、靴底11と本来的には同
じ材料で、好ましくは射出成形によりそれと一体に形成
される。従って、支持縁部26は足部収容のためのシェ
ル14やシャフト15と比較して、相対的に堅固に形成
される。なお、シャフト15の構成の一部である補助シ
ェル17は、好ましくは靴底11や支持縁部26と同じ
材料で形成される。
【0036】尚、本明細書に記載された特徴のすべて
は、先行技術と比較して個々にまたその組み合わせにお
いて新規である限り、本発明に必須のものとして特許が
請求される。
【0037】また、レール19やその脚部22を支持す
るための支持軸24の位置を、特に前方や後方の方向に
ずらすように変化させてもよい。これにより、レール1
9やその脚部22の剛性がそれに応じて変わることにな
る。このことは、同様にシャフト15の曲げ特性を変化
させることにもなる。更に本実施例では、載置される支
持エレメントの一部をレール19の2つの脚部22の縦
方向に移動させることができるように形成することは、
支持軸にとって好ましい。
【0038】更に、レール19の脚部22の前方自由端
部の連結領域においては、ブーツの縦方向において互い
に離隔して配置される2つ以上の収容穴を脚部の前方自
由端部のために設けてもよい。これにより、レール19
のフロントソール部への係合を変化させることができ
る。即ち、ユーザにより、またユーザの要求により、パ
ワーの導入点はやや前方かやや後方に移すことが可能で
ある。
【0039】図示された実施例では、ただ1つのバック
ルがシャフト15の領域に設けられているが、勿論更に
バックルを設けることは可能である.その場合、足の甲
の領域では、そのバックルがタッチ・アンド・クローズ
のファスナーストラップ29の代わりとなってもよい。
【0040】最後に、レール19はメタルで形成される
よりむしろ他の高強度の材料、例えばカーボンやカーボ
ン補強の材料で形成されるのが望ましいことが指摘され
ねばならない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明を適用したスキー用ブーツの一実施例
を示す側面図である。
【符号の説明】
10 ... ブーツ 11 ... 靴底 12 ... フロントソール部 13 ... ヒール部 14 ... シェル 15 ... シャフト 16 ... 横軸 17 ... 補助シェル 18 ... 連結プレート 19 ... レール 20 ... 弓状横材 21 ... 矢印 22 ... 脚部 23 ... 矢印 24 ... 支持軸(レール19の支持部) 25 ... 溝 26 ... 支持縁部 27 ... バックル 28 ... 締結用ストラップ 29 ... タッチアンドクロース ファスナースト
ラップ 30 ... タッチアンドクロース ファスナースト
ラップ 31 ... 作動手段

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スキー又はスノーボード用ブーツ(10)
    であって、靴底(11)、シェル(14)及びシャフト(1
    5)からなり、該シャフト(15)は後部側の下肢に当接
    し、靴底(11)に略平行で靴底の縦軸に略垂直に延びる
    横軸(16)の周りを旋回できるように足首の領域に設け
    られた補助シェル(17)を有するブーツにおいて、 該補助シェル(17)はブーツ(10)のフロントソール部
    (12)に連結され、該補助シェル(17)に掛かるパワー
    又はトルク(D)は該フロントソール部(12)に、また
    該フロントソール部(12)に掛かるパワー又はトルク
    (D)は該補助シェル(17)に直接導入されることを特
    徴とするスキー又はスノーボード用ブーツ。
  2. 【請求項2】 前記補助シェル(17)は、パワー及びト
    ルク伝達エレメントを介してフロントソール部(12)、
    特にその足指の腹の領域に作動的に連結されることを特
    徴とする請求項1に記載のブーツ。
  3. 【請求項3】 前記パワー及びトルク伝達エレメントは
    レール(19)を有し、該レール(19)はかかとの周りを
    略自由に延び、フロントソール部に接続される自由端部
    を有し、又はフロントソール部上で直接に接続され、更
    に旋回可能に載置される前記補助シェル(17)をかかとの
    周りに延びるレールの弓状の横材(20)に接続させるこ
    とを特徴とする請求項1又は2に記載のブーツ。
  4. 【請求項4】 前記パワー及びトルク伝達エレメント
    は、その周りを前記補助シェル(17)が旋回可能に載置さ
    れている前記横軸(16)の領域で、パワーやトルクを伝達
    しながら前記横軸と平行に延びる軸(24)の近辺で支持
    されることを特徴とする請求項2又は3に記載のブー
    ツ。
  5. 【請求項5】 前記パワー及びトルク伝達レール(19)は
    2つの脚部(22)を有し、該脚部は、その周りを前記補助
    シェル(17)が旋回可能に載置されている前記横軸(16)の
    領域で、外側方向に開放された溝(25)内に各々保持さ
    れることを特徴とする請求項3に記載のブーツ。
  6. 【請求項6】 前記レール脚部(22)を収容する前記溝
    (25)は、前記レール脚部(22)の自由端部と前記フロン
    トソール部(12)との接続部まで前方方向に延び、又はフ
    ロントソール部の上部まで延びていることを特徴とする
    請求項5に記載のブーツ。
  7. 【請求項7】 前記パワー及びトルク伝達レールの2つ
    の前記脚部(22)は、その周りを前記補助シェル(17)が
    旋回可能に載置されている前記横軸(16)の領域で、支持
    エレメント内の開口部を各々通って延び、該支持エレメ
    ントは横軸(16)と平行に延びる軸(24)の周りを旋回で
    きるように載置され、或いは該開口部内の2つのレール
    脚部(22)が前記横軸(16)と平行な支持軸(24)の周
    りを旋回できるように支持される形態に該開口部自身が
    形成されることを特徴とする請求項3又は4に記載のブ
    ーツ。
  8. 【請求項8】 足を収容するシェル(14)と、その一部で
    ある補助シェル(17)を除くシャフト(15)は、軟材で作ら
    れることを特徴とする請求項1〜7の何れか1項に記載
    のブーツ。
  9. 【請求項9】 靴底(11)の歩行面に対向している上面側
    には、軟材からなる前記シェル(14)を収容し前記パワー
    及びトルク伝達エレメントを据え付けるための支持縁部
    (26)が靴底(11)と一体に形成され、該支持縁部(26)は、
    シャフト(15)の一部を構成する補助シェル(17)のための
    ピボット軸受けを収容するために足首領域まで上方に延
    びることを特徴とする請求項8に記載のブーツ。
  10. 【請求項10】 前記支持縁部(26)は靴底(11)の周囲に
    亘って延在していることを特徴とする請求項9に記載の
    ブーツ。
  11. 【請求項11】 前記補助シェル(17)は、連結ロッド又
    は連結プレート(18)を介して前記パワー及びトルク伝達
    レール(19)の弓状横材(20)に連結され、該連結プレート
    (18)は補助シェル(17)にスキーポジションでは固定して
    連結され、歩行ポジションでは固定が解除されるように
    連結されていることを特徴とする請求項3〜10の何れ
    か1項に記載のブーツ。
  12. 【請求項12】 前記パワー及びトルク伝達エレメント
    は、その周りを前記補助シェル(17)が旋回可能に載置さ
    れている前記横軸(16)の後方領域で、垂直面において弾
    力性を有するように形成され、該弾力性は、一方で補助
    シェル(17)からブーツのフロントソール部(12)へまたそ
    の逆の場合でのパワー及びトルクの伝達にロスがないよ
    うに確実に設定され、他方で補助シェル(17)が旋回する
    ために所定の減衰がなされるように設定されることを特
    徴とする請求項1〜11の何れか1項に記載のブーツ。
  13. 【請求項13】 前記シェル(14)と前記シャフト(15)に
    は固定インレー(32)が設けられ、又は別体のインナーブ
    ーツを収容するのに適切な寸法で形成されることを特徴
    とする請求項1〜12の何れか1項に記載のブーツ。
  14. 【請求項14】 前記パワー及びトルク伝達レール(19)
    は金属、特にクロムニッケル合金からなることを特徴と
    する請求項3〜13の何れか1項に記載のブーツ。
  15. 【請求項15】 前記補助シェル(17)には、堅くて曲が
    らない締結用ストラップ(28)付きの堅いバックルが設け
    られ、一方特にタッチ・アンド・クローズのファスナー
    ストラップ(29,30)のような柔軟性のある締結用ストラ
    ップが更に設けられることを特徴とする請求項3〜13
    の何れか1項に記載のブーツ。
JP2001355031A 2000-11-20 2001-11-20 スキー又はスノーボード用ブーツ Pending JP2002191402A (ja)

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