JP4691278B2 - 応力測定方法および磁歪センサ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、橋梁や船舶等の鋼構造物に生ずる応力を,磁気を用いて測定する応力測定方法および磁歪センサに関する。
【0002】
【従来の技術】
橋梁や船舶等の鋼構造物では、応力を歪ゲージなどを用いて測定することが行われている。しかし、歪ゲージを鋼構造物に貼り付ける場合、鋼構造物に防錆用に塗布された塗膜をはがさねばならず、検査作業が繁雑になると共に、鋼構造物にも剥いだ塗膜に相当する塗膜を再び防錆塗料で形成する必要がある。また、鋼構造物に既に初期応力が発生している場合には、歪みケージによる静的応力の測定値は初期応力を控除した応力を測定することになるため、正確な応力の絶対値が測定できない。
【0003】
そこで、塗膜を剥がさないで済ませると共に、残留応力も含めて応力を測定する方法として磁歪センサによる応力の測定が用いられている。鉄鋼材料などの強磁性体は、磁化されると磁気歪み(磁歪)により結晶がわずかに変形する。逆に、被測定物に応力が作用すると、その被測定物の磁気的性質が変化する。磁歪センサはこの性質を利用したものである。
図5に示したものは、磁歪センサ用プローブの一例を示す構成斜視図である。
このプローブ1は、励磁用コイル1a、1bと、検出用コイル2a、2bが互い違いに90°ずつの角度を隔てて設けられている。
このプローブ1には、交流電流を流して磁性材料である被測定物を励磁するための交流電源7が接続されている。さらに、被測定物の磁化特性に起因してコイルに誘起される起電力を測定するための電圧計8が備えられている。
さて、被測定物に応力を与えると、特定の方向に磁気異方性が生じる。この状態で、被測定物に上記プローブ1の先端を接近させ、交流電源7により励磁用コイル1a、1bに交流電流を流して被測定物を励磁する。すると、内在応力に応じて検出用コイル2a、2bに電圧が誘起されて電圧計8により電圧信号が検出される。
上記のように構成された磁歪センサでは、プローブ1を当てた位置における出力値はV=A+Bcos2θで表される。A、Bはパラメータであり、θは図1に示すプローブ方向と最大主応力方向のなす角である。プローブ方向とθとが一致したときVの値は最大となる。Vの最大値は主応力差(σ1−σ2)と対応しているため、主応力差を求めるために、プローブ1を回転させてVが最大となる向きを探し、Vの最大出力値とそのときの角度θmaxとをできるだけ正確に測定することが重要である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
従来はVとθmaxを求めるため、出力値を見ながら手でプローブ1を回して求めるか、モーターなどで回しながら多数のデータをサンプリングして近似により出力電圧の最大値と角度を求める必要があった。しかし、手動でプローブ1を回転させる場合は、Vの値をモニタしながらプローブ1の角度を変え、最大のVを見つける作業を行わなければならず、微妙な角度調整が必要であり作業が煩雑である。また、モーター等で近似により求める場合には、エンコーダー等で角度を検出しながらサーボモータ等で回すか、または、ステッピングモータ等で回転角度を制御しながら回す等の作業が必要である。この場合図6に示すように多数の点についてサンプリングを行い、その中から最大電力を得るという作業の必要があり、煩雑であった。
【0005】
本発明は上記事情に鑑みて成されたものであり、容易に主応力差を測定することができる応力測定方法及び磁歪センサを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る応力測定方法は、励磁信号が印加される励磁用コイルと、被測定材料の応力に応じた検出電圧Vが誘起される検出用コイルとを備えた磁歪センサを用いた応力測定方法において、被測定材料に対して、磁歪センサの中心軸線周りの回転角θを少なくとも4つの異なる角度にて計測し、これらの計測結果をフーリエ級数に代入またはフーリエ変換してフーリエ級数の1次成分および2次成分を求め、前記フーリエ級数の1次成分に対する2次成分の比が所定値未満である場合は、前記フーリエ級数の1次成分に基づいて、回転角θと検出電圧Vとを対応づける式を得、前記フーリエ級数の1次成分に対する2次成分の比が所定値以上である場合は、前記計測をやり直すことを特徴とする。
また本発明に係る磁歪センサは、中心軸線周りに8個のコイルが環状に配置され、これら8個のコイルをそれぞれ励磁信号が引加される励磁用コイルと被測定材料の応力に応じた検出電圧Vが誘起される検出用コイルとに切り替える制御部と、少なくとも4つの異なる角度にて計測された前記検出電圧Vを得ると、得られた前記検出電圧Vをフーリエ級数に代入またはフーリエ変換してフーリエ級数の1次成分および2次成分を求める演算装置と、を備えていることを特徴とする。
また本発明に係る応力測定方法は、上述の応力測定方法であって、中心軸線周りに8個のコイルが環状に配置された磁歪センサについて、隣り合うコイルを2個ずつ、励磁信号が印加される励磁用コイルと被測定材料の応力に応じた検出電圧Vが誘起される検出用コイルとに交互に振り分けて応力を計測し、その後、前記振り分けパターンとは磁歪センサの中心軸線周りの回転角θが異なる他の3通りの振り分けパターンにて応力を計測し、得られた計4個の計測結果をフーリエ級数に代入またはフーリエ変換することにより、前記フーリエ級数を求めることを特徴とする。
【0007】
上述の応力測定方法の発明においては、多数のデータを測定することなく、少なくとも4個のデータを測定するだけでVの最大値を得ることができる。また、測定ミスの防止および測定精度の向上が図れる。
また、上述の磁歪センサの発明においては、磁歪センサを回転させて4つの角度にて測定した場合と同じ状態を、磁歪センサを回転させることなく実現することができる。また、測定ミスの防止および測定精度の向上が図れる。
また、応力測定方法の発明においては、磁歪センサを回転させて4つの角度にて測定した場合と同じ状態を、磁歪センサを回転させることなく実現することができる。そしてフーリエ級数またはフーリエ変換を用いることで、多数のデータを測定することなく、少なくとも4個のデータを測定するだけでVの最大値を得ることができる。また、測定ミスの防止および測定精度の向上が図れる。
【0008】
請求項2に記載の磁歪センサは、中心軸線周りに8個のコイルが環状に配置され、これら8個のコイルをそれぞれ励磁信号が引加される励磁用コイルと被測定材料の応力に応じた検出電圧Vが誘起される検出用コイルとに切り替える制御部を備えていることを特徴とする。
【0009】
この発明においては、隣り合うコイルを2個ずつ励磁用と検出用とに振り分けて応力を計測し、その後、前記振り分けパターンとは磁歪センサの中心軸線周りの回転角が異なる他の3通りの振り分けパターンにて、隣り合うコイルを2個ずつ励磁用と検出用とに設定して応力を計測する。これにより、磁歪センサを回転させて4つの角度にて測定した場合と同じ状態を、磁歪センサを回転させることなく実現することができる。
【0010】
請求項3に記載の応力測定方法は、中心軸線周りに8個のコイルが環状に配置された磁歪センサについて、隣り合うコイルを2個ずつ、励磁信号が印加される励磁用コイルと被測定材料の応力に応じた検出電圧Vが誘起される検出用コイルとに交互に振り分けて応力を計測し、その後、前記振り分けパターンとは磁歪センサの中心軸線周りの回転角θが異なる他の3通りの振り分けパターンにて応力を計測し、得られた計4個の計測結果をフーリエ級数に代入またはフーリエ変換することにより、回転角θと検出電圧Vとを対応づける式を得ることを特徴とする。
【0011】
この発明においては、磁歪センサを回転させて4つの角度にて測定した場合と同じ状態を、磁歪センサを回転させることなく実現することができる。そしてフーリエ級数またはフーリエ変換を用いることで、多数のデータを測定することなく、少なくとも4個のデータを測定するだけでVの最大値を得ることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の第1実施形態について、図面を参照して説明する。
図1に示したものは、本願発明の一実施形態として示した磁歪センサのプローブ10である。この磁歪センサプローブ1は、励磁用コイル1a、1bと、検出用コイル2a、2bが互い違いに90°ずつの角度を隔てて設けられている。
このプローブ10には、交流電流を流して磁性材料である被測定物を励磁するための交流電源7が接続されている。さらに、被測定物の磁化特性に起因してコイルに誘起される起電力を測定するための電圧計8が備えられている。
電圧計8による検出結果は、演算装置15に入力されるようになっている。
【0015】
さて、被測定物に応力を与えると、特定の方向に磁気異方性が生じる。この状態で、被測定物に上記プローブ10の先端を接近させ、交流電源7により励磁用コイル1a、1bに交流電流を流して被測定物を励磁する。すると、内在応力に応じて検出用コイル2a、2bに電圧が誘起されて電圧計8により電圧信号が検出される。この検出結果は演算装置15に入力される。
上記の電圧信号の検出を、プローブ10の回転角θを手動で異ならせ、4点検出する。具体的には、θ=0°、45°、90°、135°の4点で検出を行う。
この結果、演算装置は図2に示した4点の検出結果を得る。そして、演算装置はこの4点を2次までのフーリエ級数、
V=A+Bcos2θ+B’cos2・2θ’
に代入するかフーリエ変換することにより、パラメータA、B、B’、θ、θ’を算出する。この結果の一次成分より図の曲線が得られ、θ=θmaxのときにVの最大値V=Vmaxが算出される。もともと、プローブからの出力値はV=A+Bcos2θで表わされるため、成分Bが測定値を示し、2次成分B’は測定誤差を示している。したがって、1次成分Bに対する2次成分B’の比が一定以上(例えば10%以上)である場合、測定をやり直す。
【0016】
このように、本例の応力測定方法によれば、多数の点についてサンプリングを行う必要がなく、また、手動で磁歪センサを回転させる際にも、予め決められた角度に合わせればよいので、容易に最大電圧信号と最大出力信号が発生する角度とを検出することができる。
また、フーリエ級数の1次成分に対する2次成分の比が一定以上である場合に測定をやり直すため、測定ミスの防止および測定精度の向上を図ることができる。
【0017】
なお、プローブ10を45°ずつ回転させたが、0°と45°でそれぞれ励磁用コイル1a、1bと検出用コイル2a、2bの配線を入れ替えて測定してもよい。すなわち、0°でコイル1a、1bを励磁用、コイル2a,2bを検出用として測定した後、交流電源7および電圧計8との配線を入れ替えてコイル1a、1bを検出用、コイル2a,2bを励磁用として測定する。次に、プローブ10を45°に回転させて、同様に測定する。
このようにすれば、上記0°、45°、90°、135°を測定することと等しくなるので、より作業が簡略化する。
【0018】
次に、本発明の第2実施形態について、図面を参照して説明する。
図3に示したものは、本願発明の第2実施形態として示した磁歪センサのプローブ20である。この磁歪センサのプローブ20は、2つずつ向かい合わせて対になった4組のコイル11a、11b、12a、12b、13a、13b、14a、14bが、それぞれ周方向に等間隔で設けられている。
このプローブ20には、交流電流を流して磁性材料である被測定物を励磁するための交流電源7が接続されている。さらに、被測定物の磁化特性に起因して誘起される起電力を測定するための電圧計8が備えられている。
各コイル11a、11b、12a、12b、13a、13b、14a、14bと、交流電源7および電圧計8との配線は、制御部25によってコントロールされている。
【0019】
さて、被測定物に応力を与えると、特定の方向に磁気異方性が生じる。この状態で、被測定物に上記プローブ20の先端を接近させて応力の測定を行う。以下、その測定手順について説明する。
隣り合うコイルを2個ずつ、励磁用と検出用とに用いる。まず、図4(a)に示すようにコイル12a、12b、13a、13bを励磁用として交流電源7に接続し、コイル14a、14b、11a、11bを検出用として電圧計8に接続する。そしてこの状態でコイル14a、14b、11a、11bの励磁電圧を検出する。
次いで、図4(b)に示すようにコイル13a、13b、14a、14bを励磁用とし、コイル11a、11b、12a、12bを検出用とし、同様に電圧を測定する。
以下、図4(c)に示すようにコイル14a、14b、11a、11bを励磁用とし、コイル12a、12b、13a、13bを検出用として電圧を測定し、最後に図4(d)に示すようにコイル11a、11b、12a、12bを励磁用とし、コイル13a、13b、14a、14bを検出用として電圧を測定する。
以上のように、振り分けパターンの回転角θを異ならせ、4点について電圧を測定することで、プローブ自体の角度を0°、45°、90°、135°に回転させて検出を行ったことと同様の効果が得られる。
【0020】
この結果、演算装置は図2に示した4点の検出結果を得る。そして、演算装置はこの4点を2次までのフーリエ級数、
V=A+Bcos2θ+B’cos2・2θ’
に代入するかフーリエ変換することにより、パラメータA、B、B’、θ、θ’を算出する。この結果の一次成分よりθ=θmaxのときにVの最大値V=Vmaxが算出される。もともと、プローブからの出力値はV=A+Bcos2θで表されるために成分Bが測定値を示し、2次成分B’は測定誤差を示している。したがって、1次成分Bに対する2次成分B’の比が一定以上(例えば10%以上)である場合、測定をやり直す。
【0021】
このように、本例においては、多数の点についてサンプリングを行う必要がなく、また、プローブ20の角度を変える必要がないため、容易に最大電圧信号と最大出力信号が発生する角度を検出することができる。
また、フーリエ級数の1次成分に対する2次成分の比が一定以上である場合に測定をやり直すため、測定ミスの防止および測定精度の向上を図ることができる。
【0022】
なお、上記各例において、測定角度は0°、45°、90°、135°としたが、必要な測定点数を満たせばよく、これらの角度に限定されるものではない。
また、上記各例においては、フーリエ級数の2次までを求めることとしたが、3次以上を求めることとしてもよい。
【0023】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明においては以下の効果を得ることができる。
請求項1に記載の発明によれば、多数のデータを測定することなく、少なくとも4個のデータを測定するだけでVの最大値を得ることができるため、容易に主応力差を測定することができる。
請求項2に記載の発明によれば、振り分けパターンの4つの異なる回転角にて、隣り合うコイルを2個ずつ励磁用と検出用とに設定して応力を計測する。これにより、磁歪センサを回転させて4つの角度にて測定した場合と同じ状態を、磁歪センサを回転させることなく実現することができるため、容易に主応力差を測定することができる。
請求項3に記載の発明によれば、多数のデータを測定することなく、また、手動で磁歪センサの角度を変えることなく、少なくとも4個のデータを測定するだけで容易にVの最大値を得ることができる。
請求項4に記載の発明によれば、測定ミスの防止および測定精度の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施形態として示した磁歪センサのプローブ斜視図である。
【図2】 本発明に係る磁歪センサにより測定された回転角θと検出電圧Vのプロットと、得られた曲線とを示した図である。
【図3】 本発明の第2の実施形態として示した磁歪センサのプローブ斜視図である。
【図4】 同プローブにおいて、励磁用コイルと検出用コイルとの振り分けパターン回転角を示した図である。
【図5】 従来の磁歪センサのプローブを示した斜視図である。
【図6】 同磁歪センサにより得られた、プローブ回転角θと検出電圧Vとをプロットした図である。
【符号の説明】
1a 励磁用コイル
1b 励磁用コイル
2a 検出用コイル
2b 検出用コイル
10 磁歪センサのプローブ
11a,11b〜14a,14b コイル
20 磁歪センサのプローブ
25 制御部

Claims (5)

  1. 励磁信号が印加される励磁用コイルと、被測定材料の応力に応じた検出電圧Vが誘起される検出用コイルとを備えた磁歪センサを用いた応力測定方法において、
    被測定材料に対して、磁歪センサの中心軸線周りの回転角θを少なくとも4つの異なる角度にて計測し、これらの計測結果をフーリエ級数に代入またはフーリエ変換してフーリエ級数の1次成分および2次成分を求め、前記フーリエ級数の1次成分に対する2次成分の比が所定値未満である場合は、前記フーリエ級数の1次成分に基づいて、回転角θと検出電圧Vとを対応づける式を得、前記フーリエ級数の1次成分に対する2次成分の比が所定値以上である場合は、前記計測をやり直すことを特徴とする応力測定方法。
  2. 中心軸線周りに8個のコイルが環状に配置され、これら8個のコイルをそれぞれ励磁信号が引加される励磁用コイルと被測定材料の応力に応じた検出電圧Vが誘起される検出用コイルとに切り替える制御部を備えていることを特徴とする磁歪センサ。
  3. 中心軸線周りに8個のコイルが環状に配置された磁歪センサについて、隣り合うコイルを2個ずつ、励磁信号が印加される励磁用コイルと被測定材料の応力に応じた検出電圧Vが誘起される検出用コイルとに交互に振り分けて応力を計測し、その後、前記振り分けパターンとは磁歪センサの中心軸線周りの回転角θが異なる他の3通りの振り分けパターンにて応力を計測し、得られた計4個の計測結果をフーリエ級数に代入またはフーリエ変換することにより、回転角θと検出電圧Vとを対応づける式を得ることを特徴とする応力測定方法。
  4. 中心軸線周りに8個のコイルが環状に配置され、これら8個のコイルをそれぞれ励磁信号が引加される励磁用コイルと被測定材料の応力に応じた検出電圧Vが誘起される検出用コイルとに切り替える制御部と、少なくとも4つの異なる角度にて計測された前記検出電圧Vを得ると、得られた前記検出電圧Vをフーリエ級数に代入またはフーリエ変換してフーリエ級数の1次成分および2次成分を求める演算装置と、を備えていることを特徴とする磁歪センサ。
  5. 中心軸線周りに8個のコイルが環状に配置された磁歪センサについて、隣り合うコイルを2個ずつ、励磁信号が印加される励磁用コイルと被測定材料の応力に応じた検出電圧Vが誘起される検出用コイルとに交互に振り分けて応力を計測し、その後、前記振り分けパターンとは磁歪センサの中心軸線周りの回転角θが異なる他の3通りの振り分けパターンにて応力を計測し、得られた計4個の計測結果をフーリエ級数に代入またはフーリエ変換することにより、前記フーリエ級数を求めることを特徴とする請求項1に記載の応力測定方法。
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