JP4690657B2 - 通過車両記録システム及び通過車両記録方法 - Google Patents

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Description

本発明は,通過車両記録システム及び通過車両記録方法に関し,特に,所望の地点の車両の通行記録を取得するための通過車両記録システム及び通過車両記録方法に関する。
所望の地点を通過する車両の通行記録を取得することは,様々な意味で有用である。例えば,料金所を通過した車両の通行記録は,有料道路の運用者にとって極めて有用な情報である;料金所の通行記録は,特定料金所を特定車両が通過したことの,又は,通過していないことの有用な証拠になるからである。他の例を挙げれば,駐車場の運用者にとっては,駐車場の出入口を通過する車両の通行記録は有用である。駐車場の入口を通過する車両の通行記録は,駐車料金を適正に徴収する上で有用な証拠となり得る。
ある地点の車両の通行記録としては,典型的には,当該地点を通過した車両のナンバープレートに記載された車両番号のリストが使用され得る。特許文献1,2は,車両の通行記録を取得するために,通行車両のナンバープレートに記載された車両番号を画像認識によって取得し,その車両番号を保存するシステムを開示している。
特開2003−271898号公報 特開2003−272091号公報
ナンバープレートに記載された車両番号を画像認識によって取得するシステムの一つの問題は,ナンバープレートの画像認識は,必ず成功するとは限らないことである。ナンバープレートの汚れがあると,ナンバープレートの画像認識はうまくいかない。目標の車両のナンバープレートが,他の車両の陰になって撮像できない場合も同様である。従って,ナンバープレート認識によって得た車両番号のリストは,充分に高い証拠力を有する通行記録とはいえない。
車両の通行記録を取得する他の装置としては,VTRテープ記録装置が公知である(特許文献3,段落〔0002〕,〔0003〕参照)。
特開平8−228337号公報
しかし,特許文献3が指摘しているように,VTRテープ記録装置は,長期にわたっての動画像の記録を行うためには膨大な量の媒体が必要であり,且つ,所望の撮像画像を検索することは容易ではないという問題を有している。
特許文献3は,かかる問題を解決するために,車両検知器からの信号に応答して全ての通過車両の画像を取得してフレームメモリに保存し,通過車両のうちの不正通過車両の画像のみを長期保存用の画像記録装置に保存する画像データ蓄積方式を開示している。
しかし,特許文献3に開示されたシステムは,不正通過車両でない通過車両の通行記録を保存することを想定していない。このシステムは,不正を行っていない通過車両が,特定料金所を通過したこと(又は通過していないこと)を証明するための通行記録を生成するものではない。
このような背景から,特定場所を特定車両が通過したこと(又は,通過していないこと)を,より高い証拠力で証明可能な通行記録を取得できる一方で,その通行記録を保存するために必要な記録装置の容量を減少することができる通過車両記録システム及び通過車両記録方法の提供が望まれている。加えて,通過車両記録システム及び通過車両記録方法には,その通行記録の検索が容易であることが望まれている。
本発明の目的は,特定場所を特定車両が通過したこと(又は,通過していないこと)を,より高い証拠力で証明可能な通行記録を取得でき,且つ,好ましくは,その通行記録を保存するために必要な記録装置の容量を減少することができる通過車両記録システム及び通過車両記録方法を提供することにある。
本発明の他の目的は,これらの利点を有し,且つ,通行記録の検索を容易であるような通過車両記録システム及び通過車両記録方法を提供することにある。
上記の目的を達成するために,本発明は,以下に述べられる手段を採用する。その手段に含まれる技術的事項には,[特許請求の範囲]の記載と[発明を実施するための最良の形態]の記載との対応関係を明らかにするために,[発明を実施するための最良の形態]で使用される番号・符号が付加されている。但し,付加された番号・符号は,[特許請求の範囲]に記載されている発明の技術的範囲の解釈に用いてはならない。
一の観点において,本発明の通過車両記録システムは,撮像エリア(11a)の撮像画像を取得し,撮像画像の画像フレーム(21)を逐次に出力する撮像装置(11)と,画像フレーム(21)から撮像エリア(11a)を通行する車両のナンバープレートを認識するナンバープレート認識及び画像フレーム(21)から車両を検知する車両検知とを行う画像処理部(12)と,画像蓄積部(16)とを備えている。画像処理部(12)は,画像フレーム(21)について,ナンバープレート認識と車両検知との少なくとも一方を行うことができた場合,画像フレーム(21)の画像データ(24)を生成する。画像蓄積部(16)は,画像データ(24)を画像処理部(12)から受け取って保存する。
当該通過車両記録システムは,ナンバープレート認識が失敗したときにも,車両が検知された場合には当該車両の画像データ(24)を画像蓄積部(16)に保存する。これにより,より証拠力の高い通行記録を画像蓄積部(16)に生成することができる。
画像フレーム(21)の画像データ(24)は,画像蓄積部(16)に間引いて保存されることが可能である。この場合,画像処理部(12)は,画像フレーム(21)のうちのある一連のフレームにおいて前記ナンバープレート認識と前記車両検知との少なくとも一方が達成された場合,前記一連のフレームのうちの少なくとも一部のフレームの画像データ(24)を生成し,画像蓄積部(16)は,生成された画像データ(24)を前記画像処理部(12)から受け取って保存する。かかる構成は,画像蓄積部(16)の容量を少なくすることを可能にする。
証拠力を高めるためには,画像処理部(12)は,前記画像フレーム(21)についてナンバープレート認識と車両検知との何れも行うことができなかった場合,前記撮影フレームの縮小画像データを,画像データ(24)の画像フォーマットよりもサイズが小さい画像フォーマットで生成し,画像蓄積部(16)は,縮小画像データを前記画像処理部(12)から受け取って保存することが好適である。画像蓄積部(16)に保存された縮小画像データは,車両の不通過を立証する有力な証拠となる。加えて,縮小画像データをサイズが小さい画像フォーマットで生成することにより,画像蓄積部(16)の容量を節約することができる。縮小画像データは,車両の不通過を立証するために必要な画質で充分であり,サイズが小さい画像フォーマットで生成されることは問題になりにくい。
画像フレーム(21)の画像データ(24)と同様に,ナンバープレート認識と車両検知との何れも行うことができなかった画像フレーム(21)の一部のフレームのみの縮小画像データが,画像蓄積部(16)に間引いて保存されることが可能である。このような構成は,画像蓄積部(16)の容量を少なくするために有用である。
画像蓄積部(16)の容量を少なくするためには,画像処理部(12)は,画像フレーム(21)のうち,ナンバープレート認識と車両検知との両方が達成されなかったフレームの画像データを生成しないことが好適である。
画像データ(24)の検索性を高めるためには,画像処理部(12)は,ナンバープレート認識が達成されたときにはナンバープレート認識の認識結果を含み,車両検知が達成されたときには車両検知によって得られる車両の特徴量を含み,且つ,画像データ(24)を含む保存データ(22)を生成し,画像蓄積部(16)は,保存データ(22)を前記画像処理部(12)から受け取って保存することが好適である。このような構成は,認識結果及び車両の特徴量を検索キーとして使用することを可能にし,画像データ(24)の検索性を有効に向上する。
更に他の観点において,本発明による通過車両記録方法は,
撮像エリア(11a)を撮像して画像フレーム(21)を取得するステップと,
画像フレーム(21)から撮像エリア(11a)を通行する車両のナンバープレートのナンバープレート認識を実行するステップと,
前記画像フレーム(21)から前記車両を検知する車両検知を実行するステップと,
前記撮影フレームにおいて前記ナンバープレート認識と前記車両検知との少なくとも一方を行うことができた場合に,前記画像フレーム(21)の画像データ(24)を生成するステップと,
前記画像データ(24)を記憶装置(16a)に保存するステップ
とを備えている。当該通過車両記録方法は,車両検知が行えた場合には,ナンバープレート認識が失敗したときにも画像フレーム(21)の画像データ(24)を記憶装置(16a)に保存する。これにより,より証拠力の高い通行記録を記憶装置(16a)に保存することができる。
本発明によれば,特定場所を特定車両が通過したこと(又は,通過していないこと)を,より高い証拠力で証明可能な通行記録を取得し,且つ,その通行記録を保存するために必要な記録装置の容量を減少することができる。
また,本発明によれば,これらの利点を享受しつつ,通行記録を容易に検索することが可能になる。
第1 システム全体の構成
図1に示されているように,本発明の実施の一形態の通過車両記録システム10は,撮像装置11と,画像処理装置12と,伝送装置13,14と,通信網15と,画像サーバ16とを備えている。撮像装置11,画像処理装置12,及び伝送装置13は,車両の通行記録を取得したい地点の路側に設けられ,伝送装置14及び画像サーバ16は,通行記録を管理する管理センターに設けられる。撮像装置11は,撮像エリア11aを撮影して撮像画像を取得し,該撮像画像の画像フレーム21を逐次に画像処理装置12に送信する。画像処理装置12は,画像フレーム21に対して画像処理を行い,通行記録として保存される保存データ22を生成する。保存データ22は,伝送装置13,14と通信網15とを介して画像サーバ16に送られる。画像サーバ16は,HDD(hard disk drive)その他の記憶装置16aを備えており,保存データ22を記憶装置16aに保存する。
第2 画像処理装置12の動作
1. 画像処理の手順
図2は,画像処理装置12が行う画像処理の手順を示すフローチャートである。撮像装置11から,画像フレーム21を新たに受け取ると(ステップS11),画像処理装置12は,撮像画像21の当該フレームに対して2種類の画像処理を行う。一つは,撮像エリア11aを通行する車両のナンバープレートに記載された車両番号を認識するナンバープレート認識であり,もう一つは,撮像エリア11aを車両が通行していることを検知する車両検知である。
ナンバープレート認識と車両検知とは,常に成功するとは限らないことに留意されたい。車両が撮像エリア11aを走行していなければ,画像処理装置12がナンバープレート認識も車両検知も行うことができないことは当然である。更に,車両が撮像エリア11aを走行していても,何らかの不具合により(例えば,ナンバープレートが汚れているために)ナンバープレート認識ができないことがあることに留意されるべきである。
ナンバープレート認識は,以下のようにして行われる;画像処理装置12は,画像フレーム21からナンバープレート部分を切り出すプレート切り出し処理(ステップS12)を行う。プレート切り出し処理が正常に行えた場合には(即ち,画像フレーム21にナンバープレートが写っていたときには),画像処理装置12は,切り出されたナンバープレート部分から,ナンバープレート認識を行い,得られた認識結果を記述した認識結果情報を生成する(ステップS13)。好適には,画像処理装置12は,ナンバープレート認識において,ナンバープレートのサイズ及び色,並びにそれに記載された文字を認識する。認識される文字には,陸運支局コード(即ち,当該車両が登録された陸運支局を示すコード),車種コード,用途コード,及び一連番号(車両番号)が含まれ得る。
ナンバープレート認識と並行して,画像処理装置12は車両検知を行う(ステップS14)。車両検知は,新たに受け取った画像フレーム21を,その前に受け取った画像フレーム21と比較することによって行われる。画像処理装置12は,車両を検知した場合には,画像フレーム21から認識できた当該車両の特徴量を示す車両検知情報を生成する。車両検知の方法,特徴量の内容,及び特徴量の取得方法は,後述される。
画像処理装置12は,ナンバープレート認識と車両検知とが行われた後,保存データ22を生成する(ステップS16,S17)。画像処理装置12によって生成された保存データ22は,伝送装置13,14,及び通信網15を介して,画像サーバ16に送信され記憶装置16aに保存される。
画像サーバ16に保存される保存データ22の内容は,ナンバープレート認識と車両検知とを行うことができたか否かに応じて変更される(ステップS15)。
ナンバープレート認識と車両の検知とのうちの少なくとも一方を行うことができた場合には,保存データ22は,図3に示されているように,画像処理結果テキストデータ23と,画像フレーム21の画像データ24とを含んで構成される(ステップS16)。画像処理結果テキストデータ23は,画像データ24のファイル名を含み,加えて,ナンバープレート認識を行うことができた場合には認識結果を示す認識結果情報を含み,車両を検知することができた場合には該車両の特徴量を示す車両検知情報を含む。
画像処理結果テキストデータ23は,画像サーバ16に保存される画像データ24の検索を容易化するために使用される。検索条件が画像サーバ16に与えられると,画像サーバ16は,その検索条件に該当する画像処理結果テキストデータ23に対応する画像データ24を記憶装置16aから抽出して出力する。このように,画像処理結果テキストデータ23を用意することにより,所望の画像データ24の取得が容易になる。
画像データ24が,コメント領域を使用可能な画像フォーマットで生成される場合には,(例えば,JPEGで生成される場合には),該コメント領域に,画像処理結果テキストデータ23と同一の内容を記述することが可能である。該コメント領域に画像処理結果テキストデータ23と同一の内容が記述される場合には,保存データ22は,画像データ24とは別に画像処理結果テキストデータ23を含む必要はない。
車両の検知ができた場合にはナンバープレート認識ができなくとも画像データ24が画像サーバ16に保存される(ステップS16)ことは重要である。これにより,何らかの不具合(ナンバープレートの汚れ)によってナンバープレート認識ができない場合にも,車両の検知ができた場合には画像データ24が画像サーバ16に保存される。これは,車両が撮像エリア11aを通過したという通行記録を確実に画像サーバ16に保存することを可能にする。
一方,ナンバープレート認識と車両検知との何れも行うことができなかった場合(典型的には,車両が撮像エリア11aを通行していない場合),保存データ22は,画像フレーム21から生成された縮小画像データを含んで構成される(ステップS17)。縮小画像データは,上記の画像データ24よりも,画像フォーマットよりもサイズが小さい画像フォーマットで生成される。縮小画像データは,車両が撮像エリア11aを走行しないと考えられるときに取得されるデータであり,その役割は,縮小画像データが取得された時刻において,何らの車両も撮像エリア11aを走行していないことを立証することにある。ゆえに,縮小画像データは,車両が撮像エリア11aに存在することを立証可能な程度の画質であれば十分であり,サイズが小さい画像フォーマット(即ち,情報量が少ない画像フォーマット)で生成しても問題ない;むしろ,縮小画像データが,サイズが小さい画像フォーマットで生成されることは,画像サーバ16の記憶装置16aの容量を小さくすることが可能であるため好ましい。
ある時間帯において何らの車両も撮像エリア11aを走行していない,ということを立証する必要がない場合には,ナンバープレート認識と車両検知との何れも行うことができなかった場合に画像データを保存しない,即ち,ステップS17において保存データ22を生成しないことが可能である。ナンバープレート認識と車両検知との何れも行うことができなかった場合に保存データ22を生成しないことは,画像サーバ16の記憶装置16aに必要な容量を一層に小さくすることができる点で好適である。
2. 車両検知の方法,並びに特徴量の内容,及び取得方法
車両検知は,現時点の画像フレーム21(以下,「現画像フレーム」という。)を,その直前に取得された画像フレーム21(以下,「前画像フレーム」という。)と比較することによって行われる。車両が検知された場合には,現時点の画像フレーム21から特徴量が抽出され,その特徴量が,車両検知情報として保存データ22の画像処理結果テキストデータ23に記述される。
車両の検知及び特徴量の抽出の方法としては,例えば,以下に記述の方法から選択された一の方法,及び複数の方法の組み合わせが採用され得る:
第1の方法では,現画像フレーム及び前画像フレームに規定された矩形領域毎のエッジの量の変化から車両の検知が行われる。図4Aに示されているように,現画像フレーム及び前画像フレームには,予め,矩形領域31が規定される。更に,現画像フレーム及び前画像フレームのそれぞれからエッジ32が抽出され,各矩形領域31のエッジ32の量(即ち,矩形領域31毎のエッジに該当する画素の数)が集計される。エッジ32の量の変化量が閾値以上である矩形領域31の数が閾値以上ある場合には,車両が撮像エリア11aを走行していると検知される。この場合,現画像フレームの各矩形領域31のエッジの量が,特徴量として保存データ22の画像処理結果テキストデータ23に記述される。
第2の方法では,エッジの量のx方向ヒストグラム,及び/又はy方向ヒストグラムプロファイルの変化から,車両の検知が行われる。図4Bに示されているように,現画像フレーム及び前画像フレームのそれぞれからエッジ32が抽出される。更に,現画像フレーム及び前画像フレームのそれぞれについて,画素列毎のエッジの量のx方向ヒストグラム33aと,ライン毎のエッジの量のy方向ヒストグラム33bとが算出される。前画像フレームと現画像フレームのxおよびy方向のヒストグラム33a,33bを比較したとき、x方向ヒストグラム33a及びy方向ヒストグラム33bのフレーム間の変化量が,所定の閾値以上である場合には,車両が撮像エリア11aを走行していると検知される。又は,エッジの量が閾値以上に変化したラインの数が所定の閾値以上である場合には,車両が撮像エリア11aを走行していると検知される。この場合,現画像フレームのx方向ヒストグラム33a及びy方向ヒストグラム33bが,特徴量として保存データ22の画像処理結果テキストデータ23に記述される。
第3の方法では,現画像フレームと前画像フレームとの差分画像におけるエッジの量から,車両の検知が行われる。図4Cに示されているように,現画像フレームと前画像フレームとの差分画像が算出される。更に,該差分画像からエッジ32’が抽出される。更に,差分画像について,画素列毎のエッジの量のx方向ヒストグラム33a’と,ライン毎のエッジの量のy方向ヒストグラム33b’とが算出される。差分画像に,エッジの量が閾値以上ある画素列が閾値以上ある場合,及び/又はエッジの量が閾値以上あるラインの数が閾値以上ある場合には,車両が撮像エリア11aを走行していると検知される。この場合,差分画像のx方向ヒストグラム33a’及びy方向ヒストグラム33b’が,特徴量として保存データ22の画像処理結果テキストデータ23に記述される。
第4の方法では,現画像フレームの,エッジの量が多いエリアの間隔から車両の検知が行われる。以下に詳細に述べられるように,エッジの量が多いエリアは,”クラス”と呼ばれる。図4Dに示されているように,現画像フレーム及び前画像フレームに規定された矩形領域毎のエッジ32の量が集計される。更に,エッジ32の量が閾値よりも多い矩形領域及びその近傍の矩形領域が抽出され,それらの矩形領域を連結することにより,クラス34が生成される。クラス34は,それに含まれるエッジの量が所定の閾値以上になるように生成される。車両が撮像エリア11aを走行する場合,クラス34は,通常,x方向に2つ生成される。その2つのクラス34の間隔Dが算出される。クラス34の間隔Dは,クラス34の座標から算出される。クラスの座標としては,クラスの中心位置の座標(例えば,重心の座標)が使用され得る。クラスの間隔Dが閾値以上である場合,車両が撮像エリア11aを走行していると検知される。クラス34の間隔は車幅に対応しており,第4の方法が採用される場合,クラス34の間隔から得られた車幅が,特徴量として保存データ22の画像処理結果テキストデータ23に記述される。
第5の方法では,図4Eに示されているように,現画像フレームと前画像フレームの差分画像が計算され,ある閾値以上に輝度が変化した画素の数が,所定の閾値以上であったときに,車両が撮像エリア11aを走行していると検知される。この場合,車両の色と車種との少なくとも一方が,特徴量として抽出され得る。車体の色は,上記閾値以上に輝度が変化した画素の色から判別され得る。詳細には,現画像フレームから,閾値以上に輝度が変化した画素の色分布35が算出され,その色分布から,車体の色が判別される。車種は,現画像フレームから抽出されたエッジ36に基づいて判断される。閾値以上に輝度が変化した画素について,現画像フレームから,エッジ36が抽出される。抽出されたエッジ36と,パターンデータファイル36に保存されているパターンとの対比により,車種が判別される。パターンデータファイル36には,車種ごとに,そのパターンを示すパターンデータが用意され,抽出されたエッジ36に最も近いパターンに対応付けられている車種が,撮像エリア11aを走行している車両の車種と判断される。
3.まとめと補足
以上に説明されているように,本実施の形態では,ナンバープレート認識と車両の検知とのうちの少なくとも一方を行うことができた場合には,撮像画像の画像フレーム21の画像データ24が保存データ22の一部として画像サーバ16に保存される。これにより,何らかの不具合(例えばナンバープレートの汚れ)によってナンバープレート認識ができないときにも,車両の検知ができた場合には画像データ24が画像サーバ16に保存される。これは,車両が撮像エリア11aを通過したという通行記録を確実に画像サーバ16に保存することを可能にする。
加えて,ナンバープレート認識と車両の検知との何れも行うことができなかった場合には,画像データ24よりもデータ量が少ない縮小画像データが保存データ22として画像サーバ16に保存され,又は,保存データ22が生成されない。これにより,画像サーバ16の記憶装置16aの容量を少なくすることができる。
更に,本実施の形態の通過車両記録システムでは,画像処理結果テキストデータ23が画像データ24と共に保存されることにより,所望の画像データ24の検索が容易化されている。
本実施の形態において,ナンバープレート認識と車両の検知とのうちの少なくとも一方を行うことができた場合,画像フレーム21は,間引いて保存されることが可能である。この場合,ナンバープレート認識と車両の検知とのうちの少なくとも一方を行うことができた一連の(又は一続きの)画像フレーム21のうちの一部について,選択的に画像データ24が生成され,その画像データ24が保存データ22の一部として画像サーバ16に保存される。これにより,画像サーバ16の記憶装置16aの容量を一層に少なくすることができる。
ナンバープレート認識と車両の検知とのうちの何れも行うことができなかった場合についても同様に,画像フレーム21は,間引いて保存されることが可能である。ナンバープレート認識と車両の検知とのうちの何れも行うことができなかった一連の(又は一続きの)画像フレーム21のうちの一部について,選択的に縮小画像データが生成され,その縮小画像データが,保存データ22の一部として画像サーバ16に保存される。これにより,画像サーバ16の記憶装置16aの容量を一層に少なくすることができる。
図1は,本発明の実施の一形態における通過車両記録システムの構成を示すブロック図である。 図2は,当該通過車両記録システムの画像処理装置の動作を示すフローチャートである。 図3は,保存データの構成を示すブロック図である。 図4Aは,車両の検知及びその特徴量の抽出の第1の方法を示す概念図である。 図4Bは,車両の検知及びその特徴量の抽出の第2の方法を示す概念図である。 図4Cは,車両の検知及びその特徴量の抽出の第2の方法を示す概念図である。 図4Dは,車両の検知及びその特徴量の抽出の第2の方法を示す概念図である。 図4Eは,車両の検知及びその特徴量の抽出の第2の方法を示す概念図である。
符号の説明
10:通過車両記録システム
11:撮像装置
12:画像処理装置
13,14:伝送装置
15:通信網
16:画像サーバ
16a:記憶装置
21:画像フレーム
22:保存データ
23:画像処理結果テキストデータ
24:画像データ

Claims (3)

  1. 撮像エリアの撮像画像を取得し,前記撮像画像の画像フレームを逐次に出力する撮像装置と,
    前記画像フレームから前記撮像エリアを通行する車両のナンバープレートを認識するナンバープレート認識と,前記画像フレームに対して画像処理を行うことによって前記車両を検知する車両検知とを行う画像処理部と,
    画像蓄積部
    とを備え,
    前記画像フレームのうち前記ナンバープレート認識と前記画像処理による前記車両検知との少なくとも一方を行うことができた画像フレームのそれぞれについては,前記画像処理部が前記画像フレームの画像データを生成すると共に前記画像蓄積部が前記画像データを前記画像処理部から受け取って保存し,
    前記画像フレームのうち前記ナンバープレート認識と前記画像処理による前記車両検知との何れも行うことができなかった画像フレームのそれぞれについては、前記画像処理部が前記画像フレームの縮小画像データを前記画像データの画像フォーマットよりもサイズが小さい画像フォーマットで生成すると共に前記画像蓄積部が前記縮小画像データを前記画像処理部から受け取って保存する
    通過車両記録システム。
  2. 請求項1に記載の通過車両記録システムであって,
    前記画像処理部は,前記ナンバープレート認識が達成されたときには前記ナンバープレート認識の認識結果を含み,前記画像処理による前記車両検知が達成されたときには前記車両検知によって得られる前記車両の特徴量を含み,且つ,前記画像データを含む保存データを生成し,
    前記画像蓄積部は,前記保存データを前記画像処理部から受け取って保存する
    通過車両記録システム。
  3. 撮像エリアを撮像して画像フレームを逐次に取得するステップと,
    前記画像フレームから前記撮像エリアを通行する車両のナンバープレートを認識するナンバープレート認識を実行するステップと,
    前記画像フレームに対して画像処理を行うことによって前記車両を検知する車両検知を実行するステップと,
    前記画像フレームのうち前記ナンバープレート認識と前記画像処理による前記車両検知との少なくとも一方を行うことができた画像フレームのそれぞれについて,前記画像フレームの画像データを生成するステップと,
    前記画像データを記憶装置に保存するステップと,
    前記画像フレームのうち前記ナンバープレート認識と前記画像処理による前記車両検知との何れも行うことができなかった画像フレームのそれぞれについて,前記画像フレームの縮小画像データを,前記画像データの画像フォーマットよりもサイズが小さい画像フォーマットで生成するステップと,
    前記縮小画像データを前記画像処理部から受け取って保存するステップ
    とを備えた
    通過車両記録方法。
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