JP4690469B2 - 照明器具 - Google Patents

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Description

本発明は、舞台、TVスタジオ、ホール、宴会場、結婚式場などで使用されるスポットライト型の照明器具に関する。
従来から舞台、TVスタジオ、ホールなどで使用されているスポットライト型の照明器具は、本体の投光開口部に設けられた平凸レンズまたはフレネルレンズと、本体内に平凸レンズまたはフレネルレンズの光軸方向に移動可能に設けられた支持台と、支持台上に平凸レンズまたはフレネルレンズに対向して設けられたランプ及び反射鏡と、支持台をレンズの光軸方向に移動可能に案内するガイドロッドと、支持台をレンズの光軸方向に移動させるスクリュー軸と、スクリュー軸を回転操作する握り式のハンドルとを備え、支持台に設けたピンをスクリュー軸のスクリュー溝にスライド可能に係合し、ランプを点灯した状態でハンドルを回転操作することにより、スクリュー軸の回転運動を支持台の光軸方向への直線運動に変換して支持台に伝達し、この支持台をレンズの光軸方向に移動することで、スポットライトの投光面径の大きさを調整するようになっている(例えば、特許文献1参照)。
このような照明器具では、スクリュー軸をハンドルにより回転して、ランプ及び反射鏡を支持台ごとレンズの光軸に沿い前後方向に移動させることにより、平凸レンズまたはフレネルレンズとの光学系で、投光面の径の大きさを調整することが可能になる。
また、ランプ及び反射鏡を支持台ごとレンズの光軸方向に移動して、投光面の径の大きさを調整できるようにした照明器具としては、特許文献2に示す方式のものが知られている。
これは、スクリュー軸を回転操作するフォーカスつまみに、取付部を介して着脱可能に取着されるクランクハンドルを設け、このクランクハンドルの取付部をフォーカスつまみに取着してクランクハンドルを回転することで、フォーカスつまみを回転させるようにしたものである。
このような方式の照明器具では、投光面の径の大きさを調整する時のフォーカス操作の作業性を向上できるという特徴を有する。
また、従来、フォーカス操作の作業性を向上させるための照明器具としては、特許文献3に示す方式のものが知られている。
特許文献3に示す照明器具は、光軸方向の距離を調整するために移動台を移動させる操作レバーを設け、スクリューシャフトに形成されているスクリュー溝の角度により、スライド台の光軸方向移動に抵抗負荷を与えて、移動台を操作レバーの操作により設定した位置に保持できるように設定する。これにより、フォーカス操作時の作業性の向上を図るようにしている。
特開平11−25713号公報 特開2005−332624号公報 特開2006−12598号公報
ところで、特許文献1に示すような照明器具では、投光面径を最大から最小に、またはその逆に調整する場合、ランプ及び反射鏡を光軸に沿い前後方向に移動させる距離が長くなり、その結果、握り式のハンドルを握りなおしながら、例えば90°程度ずつ回転させつつ、ハンドルを何回転も回転させなければならない。そのため、舞台公演などのように数多くのスポットライトを使用する場合には、これらスポットライトの投光面径の大きさを調整するのに要する作業時間が長くなるという問題がある。しかも、投光面径の調整を行う操作者からすると、握り式のハンドルを回転するだけでは、実際にランプ及び反射鏡の光軸方向の位置が照明器具本体内のどこに位置しているのか識別しにくいという問題もあった。
一方、特許文献2に示すような照明器具におけるクランクハンドル方式では、特許文献1に示す照明器具の場合に比較して、ハンドルに対する握り頻度が大幅に低減され、投光面の径の大きさを調整する時のフォーカス操作が簡便になる。
しかしながら、スポットライトの投光面径を最大から最小に、またはその逆に調整する場合のクランクハンドルの回転数は特許文献1に示す場合と同様であり、数多くのスポットライトの投光面径を調整するのに多くの時間を要し、フォーカス調整作業の作業性は何ら改善されていないとともに、照明器具のフォーカス調整時にはクランクハンドルを携帯していなければならないという煩わしさがあり、さらに、特許文献1に示す場合と同様にランプ及び反射鏡の光軸方向の位置が照明器具本体内のどこに位置しているのか識別しにくいという問題もあった。
このため、数多くのスポットライトが使用される舞台公演などで、これらスポットライトのフォーカス調整をする場合は、まず、投光面径の大きさを最大または最小に設定しておき、この状態から、任意1つのポットライトに対して、その投光面径が希望する大きさになるまでのフォーカスハンドルの回転数を操作者が記憶しておく。しかる後、上記任意1つのスポットライト以外の他のスポットライトを上記記憶した回転数で一旦調整し、その後微調整をするといった調整方法が採られていることが多い。これは、操作者が回転数を覚えていなければならないという問題がある。
また、フォーカス操作の作業性を向上させるために、特許文献3に示すように、スクリューシャフトのスクリュー溝の角度がスライド台の光軸方向の移動に抵抗負荷を与えることで、スライド台を操作レバーの操作により設定された位置に保持するようにしている。
しかしながら、このような方式の照明器具では、操作レバーの長さとスクリューシャフトのスクリュー溝ピッチの関係で操作レバーにかかる抵抗負荷が変わってくるという問題がある。
また、本体ハウジングに支点を介してスライド台の移動方向に揺動可能に設けられた操作レバーの中間部に操作レバーの長手方向に延在する長穴を設け、この長穴にスライド台から突出するピンを係合する構成になっているため、操作レバーにおいて、その長穴とピンとの係合位置から操作レバーの支点と反対の操作端までの長さがスライド台の光軸方向への移動位置により異なってくる。その結果、操作レバーに生じるテコの作用によりスライド台の移動位置によって操作レバーの操作性が異なってくるという不具合がある。
さらに、特許文献3に示す照明器具では、操作レバーの操作端を本体ハウジングの側面から外方へ突出させるためのスリットが本体ハウジングの側壁に形成されているため、このスリットからランプの光が外部に漏れてしまうという問題がある。
また、従来の照明器具には、フォーカスロッドを器具本体の後方から引っ張る方式のフォーカス調整機構を備えたものも存在している。
この方式は、ランプ及び反射鏡をフォーカスシャフトと一体化した単純な構造であり、この方法でフォーカス調整すると、照明器具本体の後部に突出したフォーカスシャフトの長さでランプ及び反射鏡の大まかな位置の見分けが可能であるが、フォーカスシャフトがフォーカスの移動距離分だけ、器具本体の後部から突出してしまい、他のスポットライトなどと干渉したり、シーリング室などの場合、操作者等の通路の妨げになるなど問題がある。さらに、この方法では、スクリュー方式のフォーカスシャフトのように微細なフォーカス調整ができないため、スクリュー式フォーカス機構を備えた照明器具が採用されているのが現状である。
本発明は、上記のような事情に鑑みなされたもので、迅速なフォーカス位置の調整を可能にするとともに、数多くのスポットライトのフォーカス位置調整に要する時間を短縮でき、かつスポットライトのフォーカス微調整を可能にし、併せてスポットライトの元のフォーカス位置を容易に把握できる照明器具を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明の照明器具は、器具本体と、前記器具本体の前面開口部に設けられた集光レンズと、前記器具本体内に前記集光レンズの光軸と平行する方向に移動可能に設けられた移動台と、前記移動台上に前記集光レンズと対向して設けられた電球及び反射鏡と、前記器具本体内に前記移動台の移動方向に延在して配置され前記器具本体に回転可能に支持されたスクリューシャフトと、前記スクリューシャフトの外周に該スクリューシャフトの長手方向に沿って螺旋状に形成されたスクリュー溝と、前記スクリューシャフトの一端に設けられ該スクリューシャフトを回転するフォーカス微調整用のフォーカスハンドルと、前記移動台に固定され前記スクリューシャフトに対して該スクリューシャフトの長手方向にスライド可能にかつ前記スクリューシャフトに対して相対回転可能に設けられたスライド部材と、前記移動台に前記スクリューシャフトに対し接近及び離間する方向に移動可能に設けられ、かつ前記スライド部材を貫通して前記スクリュー溝に係脱されるガイドピンと、前記ガイドピンを前記スクリュー溝に係合する方向に付勢する付勢部材と、前記ガイドピンに連結され該ガイドピンを前記スクリュー溝から離脱する方向に操作するとともに該ガイドピンがスクリュー溝から離脱した状態で前記スライド部材を含む前記移動台を前記集光レンズの光軸方向に移動させる操作ハンドルとを備えることを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1記載の照明器具において、前記ガイドピンを前記スクリューシャフトに対して接近及び離間する方向に移動可能に支持する案内部材を有し、前記案内部材は前記器具本体の側方から前記スクリューシャフトと直角な方向に延在して前記移動台に設置され、前記案内部材から前記器具本体の側方に突出する前記ガイドピンの突出端に前記操作ハンドルが連結され、前記操作ハンドルは前記器具本体の側壁に形成した長穴を貫通して前記器具本体外へ突出されていることを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項2記載の照明器具において、前記長穴からの光の漏れを防止する遮光機構を前記器具本体に設けたことを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項3記載の照明器具において、前記遮光機構は、前記案内部材の突出端が貫通されるとともに該案内部材を含めた前記操作ハンドルの光軸方向への移動に連動してスライドされる複数の遮光板を重ね合わせることで構成されることを特徴とする。
請求項5の発明は、請求項2乃至4の何れか1項記載の照明器具において、前記案内部材が突出する前記器具本体の外側壁面にスポットライトの投光面径を調整した時のフォーカス位置を表示するフォーカス位置表示部が設けられていることを特徴とする。
請求項6の発明は、請求項5記載の照明器具において、前記フォーカス位置表示部は、前記器具本体の外側壁面に前記操作ハンドルの移動方向に沿って形成された目盛から構成され、前記操作ハンドルと対向する目盛の位置が前記スポットライトのフォーカス位置を表示するように構成されていることを特徴とする。
本発明の照明器具においては、迅速なフォーカス調整を可能にするとともに、数多くのスポットライトのフォーカス調整に要する時間を短縮でき、かつスポットライトのフォーカス微調整が可能になる。
また、本発明においては、電球交換などにおけるスポットのフォーカス位置を容易に把握することができる。
本発明にかかる照明器具の一部を切り欠いて示す側面図である。 本発明にかかる照明器具の電球・反射鏡用スライド及びフォーカス調整部等を含めた内部構成を示す分解斜視図である。 図2の3―3線に沿う拡大断面図である。 本発明にかかる照明器具の電球・反射鏡用スライド、フォーカス調整部及び遮光機構等を含めた内部構成を示す分解斜視図である。 本発明にかかる照明器具の移動台とスライド部材、ガイドピンなどとの配置関係を示す分解斜視図である。
次に、本発明にかかる照明器具の実施の形態について、図1乃至図5を参照して説明する。なお、本発明の照明器具は、以下に説明する実施の形態に限定されるものではない。
本実施の形態に示す照明器具100は、図1及び図2に示すように、器具本体12、集光レンズ14、移動台16、電球18及び反射鏡20、スクリューシャフト22、フォーカスハンドル24、スライド部材26、ガイドピン28、付勢部材30、操作ハンドル32、遮光機構34、フォーカス位置表示部36などを含んで構成される。
器具本体12は、図1に示すように、全体形状が前後方向に長尺な筒状を呈しており、この器具本体12の前面は開口され、器具本体12の後面は放熱開口121aを有する裏蓋121により覆われている。また、器具本体12の底部分は、図1及び図2に示すように、トレイ状に加工された底部材122により覆われている。
このような器具本体12の前面開口部には、図1に示すように、凸レンズまたはフレネルレンズなどからなる集光レンズ14が設けられている。
移動台16は、器具本体12内に電球18及び反射鏡20を集光レンズ14の光軸と平行する方向に移動可能に支持するものであり、この移動台16上には、ソケット18aを介して電球18が装着され、さらに、支持部材20aを介して反射鏡20が装着されている。
また、移動台16は、図1〜図4に示すように、底部材122内に集光レンズ14の光軸と平行する方向に延在して配置された1本の案内ロット15と、底部材122内に案内ロット15と一定の間隔をおいて平行にかつ集光レンズ14の光軸と平行する方向に延在して配置されたスクリューシャフト22とによって集光レンズ14の光軸と平行する方向に移動可能に支持されている。
上記案内ロット15の両端は、図2及び図4に示すように、底部材122内の前部及び後部にそれぞれ設けた前ブラケット123と後ブラケット124とに差し渡し状態に横架固定され、この案内ロット15に移動台16の一端部が案内ロット15の長手方向にスライド可能に支持されている。
上記スクリューシャフト22の両端は、図2図及び4に示すように、前ブラケット123と後ブラケット124とに軸受125を介して回転可能に支持され、このスクリューシャフト22に移動台16の他端部が、クリューシャフト22に対して相対回転可能に、かつスクリューシャフト22の長手方向にスライド可能に嵌合された円筒状のスライド部材26を介して支持されている。そして、スクリューシャフト22の外周には、スクリューシャフト22の回転に伴い移動台16を集光レンズ14の光軸方向に移動させるためのスクリュー溝221がスクリューシャフト22の長手方向に沿って一定のピッチで螺旋状に形成されている。また、フォーカスハンドル24はスポットライトのフォーカス微調整用のものであり、スクリューシャフト22の一端に固着され、手動操作されるつまみ式の円筒形状を呈している。
ガイドピン28は、スクリューシャフト22の回転運動を直線運動に変換して移動台16に伝達するためのものであり、このガイドピン28は、図2〜図5に示すように、移動台16の他端部に支持部材38により器具本体12の側方、すなわち底部材122の側壁122aからスクリューシャフト22と直角な方向に延在して配設された筒状の案内部材40に、スクリューシャフト22に対して接近及び離間する方向に移動可能に支持されている。
ガイドピン28の一端28aは、スライド部材26に設けた貫通穴261を貫通してスクリュー溝221に係脱可能に係合されている。そして、ガイドピン28の一端28a寄りに設けた鍔部281と案内部材40内に設けた段部401との間には、付勢部材、すなわちコイルばね30が介在され、このコイルばね30によってガイドピン28の一端28aをスクリュー溝221に係合させる方向に付勢するようになっている。
また、ガイドピン28の一端28aと反対の他端部28bは案内部材40から底部材122の側壁122aに形成した長穴122bを通して側壁122a外に突出され、この突出他端部28bには、円柱状の操作ハンドル32が固着されている。この操作ハンドル32は、ガイドピン28の一端28aをスクリュー溝221から離脱する方向に操作するとともにガイドピン28がスクリュー溝221から離脱させた状態でスライド部材26を含む移動台12を集光レンズ14の光軸方向に移動させるものである。
上記長穴122bは移動台12の移動方向に延在して底部材122の側壁122aに形成されている。なお、参照符号42は、スライド部材26及び支持部材38を移動台16の他端部に固定するための取付ネジである。
遮光機構34は、長穴122bから電球18の光の漏れるのを防止するためのもので、底部材122における側壁122aの裏面に隣接して配設されている。
この遮光機構34は、図2〜図4に示すように、長さの異なる複数、例えば5枚の遮光板34a〜34eを重ね合わせることで構成され、これら遮光板34a〜34eは底部材122における側壁122aの裏面に設けた枠部材341によって移動台12の移動方向にスライド可能に支持され、そして、これら遮光板34a〜34eは互いに密接されるように、支持部材38の側面に設けた板ばね342によって側壁122aの裏面に押圧されている。
上記遮光板34a〜34eを、より詳細に説明すると、遮光板34a〜34eは、支持部材38側から底部材122の側壁122a側へ行くに従い長さが長くなるように短冊形状に形成され、これに対応して、各遮光板34a〜34eにそれぞれ形成された、案内部材40の突出端401が貫通される穴34a1〜34e1も、支持部材38側から底部材122の側壁122a側へ行くに従い長さが長くなるように形成されている。これらの穴34a1〜34e1は、遮光板34a〜34eの非開口部分と開口部分とが互いに重ね合わさることにより閉塞され、電球18の光が長穴122bを通して外部へ漏れるのを防止する。
フォーカス位置表示部36は、スポットライトの投光面径を調整した時のフォーカス位置を表示するもので、図2及び図4に示すように、案内部材40の突出端401が突出する底部材122の側壁122aの外表面に操作ハンドル32の移動方向に沿って形成された目盛361から構成され、操作ハンドル32と対向する目盛361の位置が前記スポットライトのフォーカス位置を表示するようになっている。
次に、本実施の形態に示す照明器具の動作について説明する。
舞台やTVスタジオの天井などに設置された照明器具100の投光面径の大きさを調整(スポットライトのフォーカス調整)する場合は、まず、電球18を点灯し、照明器具100の投光開口を照明対象に向けた後、照明器具100を位置決めする。この状態で、操作ハンドル32をコイルばね30のばね力に抗して図3の矢印A方向に引っ張り、ガイドピン28をスクリュー溝221から離脱させる。次に、このガイドピン28の離脱状態を維持しながら、操作ハンドル32を手動で図1の矢印B1またはB2方向に移動させる。これに伴い、ガイドピン28、案内部材40及び支持部材38を介して連結された移動台12も案内ロット15及びスクリューシャフト22に沿って操作ハンドル32と同一の方向に移動される。これにより、移動台12上の電球18及び反射鏡20も同一方向に移動されるため、照明対象に対する大まかなフォーカス調整を秒単位の時間で迅速に行うことが可能になる。
大まかなフォーカス調整が終了したならば、操作ハンドル32に対する矢印A方向の引っ張り力を解除する。これにより、ガイドピン28はコイルばね30によってスクリューシャフト22に接近する方向に移動され、ガイドピン28の一端28aをスクリューシャフト22の外周に押圧させる。その後、フォーカスハンドル24を右または左方向に回転することでスクリューシャフト22が同一方向に回転され始めると、ガイドピン28の一端28aがコイルばね30のばね圧によってスクリューシャフト22のスクリュー溝221に自動的に係合される。そして、フォーカスハンドル24の右または左方向の回転操作に伴いスクリューシャフト22が同一方向に回転されると、ガイドピン28はスクリュー溝221でリードされながらスクリューシャフト22に沿って前後方向(集光レンズ14の光軸方向)に微移動されるため、移動台12を含めた電球18及び反射鏡20も同一方向に微移動される。これにより、スポットライトのフォーカス位置を照明対象に適した状態に微調整することが可能になる。
なお、スポットライトのフォーカス位置を大まかに調整、または微調整した場合、操作ハンドル32と対向する目盛361の位置がスポットライトのフォーカス位置を表示することになる。
また、遮光機構34を構成する複数の遮光板34a〜34eは、操作ハンドル32の光軸方向への移動に連動してスライドされる。
このような本実施の形態に示す照明器具においては、フォーカスハンドル24を有するスクリューシャフト22に対し移動台16を、スクリューシャフト22に相対回転可能にかつスクリューシャフト22の長手方向にスライド可能に嵌合されたスライド部材26を介して支持し、底部材122の側壁122aからスクリューシャフト22と直角な方向に延在して配設された案内部材40にガイドピン28をスクリューシャフト22に対し接近及び離間する方向に移動可能に支持し、そして、ガイドピン28をスクリューシャフト22のスクリュー溝221に係脱可能に係合し、さらに、ガイドピン28をコイルばね30によってスクリュー溝221に係合させる方向に付勢し、案内部材40から底部材122の側壁122aに形成した長穴122bを通して外方へ突出されるガイドピン28の突出端に操作ハンドル32を固着し、この操作ハンドル32でガイドピン28をスクリュー溝221から離脱する方向に操作するとともにガイドピン28がスクリュー溝221から離脱させた状態で移動台12を集光レンズ14の光軸方向に移動させる構成にしたので、操作ハンドル32を用いて、移動台12を含む電球18及び反射鏡20のフォーカス位置を容易かつ簡便に移動させることができ、照明対象に対するフォーカス調整を秒単位の時間で迅速に行うことができる。このことは、数多くのスポットライトが使用される舞台公演などで、これらスポットライトのフォーカス調整をする場合に有利となる。さらに、スクリューシャフト22のフォーカスハンドル24はスポットのフォーカス位置の微調整のみに使用されるため、スクリュー溝221のピッチを細かくすることができ、これにより、スポットライトのフォーカス位置を更に細かく微調整することが可能になる。
また、本実施の形態に示す照明器具においては、スポットライトの投光面径を調整した時のフォーカス位置を表示するためのフォーカス位置表示部36を、案内部材40の突出端401が突出する底部材122の側壁122aの外表面に操作ハンドル32の移動方向に沿って設けたので、フォーカス位置表示部36を目視することで、操作ハンドル32と対向する目盛361の位置がスポットライトのフォーカス位置を表示することになり、操作ハンドル32の位置が電球18及び反射鏡20の位置、すなわちスポットライトのフォーカス位置を一目瞭然に表示することができるほか、電球交換の際のフォーカス位置を容易に把握することができる。
特に、電球18及び反射鏡20によるフォーカスがフラットな位置(電球18が投光開口部に近い位置)の場合などでは、そのままの位置で電球の交換をしようとすると、集光レンズと反射鏡との間のスペースが狭くなって、電球の交換がしづらくなるが、操作ハンドル32により、電球18及び反射鏡20の位置を難なく移動でき、電球の交換を容易にする。さらに、フォーカス調整する前の電球18及び反射鏡20の位置をフォーカス位置表示部36の目盛361から読み取って覚えておくことができるため、電球交換後の元のフォーカス位置に簡単に復元させることができる。
また、本実施の形態に示す照明器具によれば、ガイドピン28の案内部材40が突出する長穴122bは、長さの異なる複数の遮光板34a〜34eを重ね合わせることで構成される遮光機構34によって覆われているので、長穴122bから電球18の光が漏れるのを防止することができる。
100……照明器具、12……器具本体、122……底部材、122a……側壁、14……集光レンズ、16……移動台、18……電球、20……反射鏡、22……スクリューシャフト、221……スクリュー溝、24……フォーカスハンドル、26……スライド部材、28……ガイドピン、30……コイルばね(付勢部材)、32……操作ハンドル、34……遮光機構、34a〜34e……遮光板、36……フォーカス位置表示部、361……目盛、38……支持部材、40……案内部材。

Claims (6)

  1. 器具本体と、
    前記器具本体の前面開口部に設けられた集光レンズと、
    前記器具本体内に前記集光レンズの光軸と平行する方向に移動可能に設けられた移動台と、
    前記移動台上に前記集光レンズと対向して設けられた電球及び反射鏡と、
    前記器具本体内に前記移動台の移動方向に延在して配置され前記器具本体に回転可能に支持されたスクリューシャフトと、
    前記スクリューシャフトの外周に該スクリューシャフトの長手方向に沿って螺旋状に形成されたスクリュー溝と、
    前記スクリューシャフトの一端に設けられ該スクリューシャフトを回転するフォーカス微調整用のフォーカスハンドルと、
    前記移動台に固定され前記スクリューシャフトに対して該スクリューシャフトの長手方向にスライド可能にかつ前記スクリューシャフトに対して相対回転可能に設けられたスライド部材と、
    前記移動台に前記スクリューシャフトに対し接近及び離間する方向に移動可能に設けられ、かつ前記スライド部材を貫通して前記スクリュー溝に係脱されるガイドピンと、
    前記ガイドピンを前記スクリュー溝に係合する方向に付勢する付勢部材と、
    前記ガイドピンに連結され該ガイドピンを前記スクリュー溝から離脱する方向に操作するとともに該ガイドピンがスクリュー溝から離脱した状態で前記スライド部材を含む前記移動台を前記集光レンズの光軸方向に移動させる操作ハンドルと、
    を備えることを特徴とする照明器具。
  2. 前記ガイドピンを前記スクリューシャフトに対して接近及び離間する方向に移動可能に支持する案内部材を有し、前記案内部材は前記器具本体の側方から前記スクリューシャフトと直角な方向に延在して前記移動台に設置され、前記案内部材から前記器具本体の側方に突出する前記ガイドピンの突出端に前記操作ハンドルが連結され、前記操作ハンドルは前記器具本体の側壁に形成した長穴を貫通して前記器具本体外へ突出されていることを特徴とする請求項1記載の照明器具。
  3. 前記長穴からの光の漏れを防止する遮光機構を前記器具本体に設けたことを特徴とする請求項2記載の照明器具。
  4. 前記遮光機構は、前記案内部材の突出端が貫通されるとともに該案内部材を含めた前記操作ハンドルの光軸方向への移動に連動してスライドされる複数の遮光板を重ね合わせることで構成されることを特徴とする請求項3記載の照明器具。
  5. 前記案内部材が突出する前記器具本体の外側壁面にスポットライトの投光面径を調整した時のフォーカス位置を表示するフォーカス位置表示部が設けられていることを特徴とする請求項2乃至4の何れか1項記載の照明器具。
  6. 前記フォーカス位置表示部は、前記器具本体の外側壁面に前記操作ハンドルの移動方向に沿って形成された目盛から構成され、前記操作ハンドルと対向する目盛の位置が前記スポットライトのフォーカス位置を表示するように構成されていることを特徴とする請求項5記載の照明器具。
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