JP4688655B2 - コモンモード輻射抑止回路、および電子機器 - Google Patents
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Description
一対の信号配線からなり、差動信号が伝送される差動伝送線路と、
前記差動伝送線路に沿って配置されており、その途中に変化点を有する、前記差動伝送線路のシグナルグランドと、
トランスと、
基準グランドとを備え、
前記トランスの一次側は、前記シグナルグランドの変化点の前後のうち一方において、前記一対の信号配線の電気的中点と前記シグナルグランドとの間に接続され、
前記トランスの二次側は、前記シグナルグランドの変化点の前後のうちもう一方において、前記一対の信号配線の電気的中点と前記シグナルグランドとの間に接続され、
前記基準グランドは、前記トランスの一次側の中性面となる点および前記トランスの二次側の中性面となる点に接続されている、コモンモード輻射抑止回路である。
前記シグナルグランドの変化点の前後のそれぞれの側において、前記一対の信号配線の間にそれぞれ接続され、前記一対の信号配線の差動インピーダンスと実質上同一の抵抗値を有する第1の抵抗素子および第2の抵抗素子を備え、
前記シグナルグランドの変化点の前後のそれぞれの側における前記一対の信号配線の電気的中点は、前記第1の抵抗素子および前記第2の抵抗素子のそれぞれの抵抗値を2分する点である、第1の本発明のコモンモード輻射抑止回路である。
前記シグナルグランドの変化点の前後のそれぞれの側において、前記一対の信号配線の間にそれぞれ接続される第1の抵抗素子および第2の抵抗素子を備え、
前記第1の抵抗素子は、それぞれが前記一対の信号配線の差動インピーダンスの実質上1/2の抵抗値を有する、直列に接続された2つの抵抗素子であり、
前記第2の抵抗素子は、それぞれが前記一対の信号配線の差動インピーダンスの実質上1/2の抵抗値を有する、直列に接続された2つの別の抵抗素子であり、
前記シグナルグランドの変化点の前後の一方の側における前記一対の信号配線の電気的中点は、前記2つの抵抗素子同士の接続点であり、
前記シグナルグランドの変化点の前後のもう一方の側における前記一対の信号配線の電気的中点は、前記2つの別の抵抗素子同士の接続点である、第1の本発明のコモンモード輻射抑止回路である。
前記トランスの前記一次側の前記差動伝送線路は、前記シグナルグランドの、前記一次側の前記差動伝送線路に沿った部分とともに、プリント基板内に形成されており、
前記トランスの前記二次側の前記差動伝送線路は、前記シグナルグランドの、前記二次側の前記差動伝送線路に沿った部分とともに、ケーブルで形成されており、
前記シグナルグランドの変化点は、前記プリント基板と前記ケーブルとの接続点である、第1の本発明のコモンモード輻射抑止回路である。
前記トランスの前記一次側の中性面となる点は、前記プリント基板のグランドプレーンが接続されている前記グランドプレーン側の端点であり、
前記トランスの前記二次側の中性面となる点は、前記ケーブルのシグナルグランド配線が接続されている前記トランスの前記二次側の中点である、第4の本発明のコモンモード輻射抑止回路である。
前記基準グランドは、フレームグランドである、第1の本発明のコモンモード輻射抑止回路である。
前記シグナルグランドの変化点は、信号の伝送方向あたりのシグナルグランドの電気伝導度が変化する点である、第1から第6のいずれかの本発明のコモンモード輻射抑止回路である。
第1から第7のいずれかの本発明のコモンモード輻射抑止回路を備えた電子機器である。
本発明の、実施の形態1の差動伝送線路のコモンモード輻射抑止回路を、図1および図2に基づいて説明する。
なお、本明細書におけるトランスとは、いわゆる通常のトランスのことをいう。チョークコイルも一種のトランスとも言えるが、等価回路的に表現すると、チョークコイルは、2つの線路の一部がコイルになっているのに対し、本明細書におけるトランスは、2つの線路の間にコイルが形成されたものである。
本発明の、実施の形態2の差動伝送線路のコモンモード輻射抑止回路を、図3に基づいて説明する。
本発明の、実施の形態3の地上波デジタル放送対応PDPテレビのブロック図を図4に示す。本実施の形態3のPDPテレビが、本発明のコモンモード輻射抑止回路を備えた電子機器の一例にあたる。
11 コネクター
12 ケーブル
13 差動ドライバーIC
14 差動レシーバーIC
15 信号配線
16 グランドプレーン(SG)
17 グランド配線(SG)
18 FG
20 コモンモード電流
21、31 トランス
22 終端抵抗
23 第1の抵抗素子
24 第2の抵抗素子
25、26 抵抗素子
32 地上波デジタルテレビ回路
33 フロントエンド部(RF回路)
34 バックエンド部
35 アンテナ
36 画像処理回路
37 画像変換処理回路
38 差動ドライバー
39 差動レシーバー
40 パネル信号処理回路
41 パネル駆動回路
42 表示パネル
59 コモンモードチョークコイル
Claims (8)
- 一対の信号配線からなり、差動信号が伝送される差動伝送線路と、
前記差動伝送線路に沿って配置されており、その途中に変化点を有する、前記差動伝送線路のシグナルグランドと、
トランスと、
基準グランドとを備え、
前記トランスの一次側は、前記シグナルグランドの変化点の前後のうち一方において、前記一対の信号配線の電気的中点と前記シグナルグランドとの間に接続され、
前記トランスの二次側は、前記シグナルグランドの変化点の前後のうちもう一方において、前記一対の信号配線の電気的中点と前記シグナルグランドとの間に接続され、
前記基準グランドは、前記トランスの一次側の中性面となる点および前記トランスの二次側の中性面となる点に接続されている、コモンモード輻射抑止回路。 - 前記シグナルグランドの変化点の前後のそれぞれの側において、前記一対の信号配線の間にそれぞれ接続され、前記一対の信号配線の差動インピーダンスと実質上同一の抵抗値を有する第1の抵抗素子および第2の抵抗素子を備え、
前記シグナルグランドの変化点の前後のそれぞれの側における前記一対の信号配線の電気的中点は、前記第1の抵抗素子および前記第2の抵抗素子のそれぞれの抵抗値を2分する点である、請求項1に記載のコモンモード輻射抑止回路。 - 前記シグナルグランドの変化点の前後のそれぞれの側において、前記一対の信号配線の間にそれぞれ接続される第1の抵抗素子および第2の抵抗素子を備え、
前記第1の抵抗素子は、それぞれが前記一対の信号配線の差動インピーダンスの実質上1/2の抵抗値を有する、直列に接続された2つの抵抗素子であり、
前記第2の抵抗素子は、それぞれが前記一対の信号配線の差動インピーダンスの実質上1/2の抵抗値を有する、直列に接続された2つの別の抵抗素子であり、
前記シグナルグランドの変化点の前後の一方の側における前記一対の信号配線の電気的中点は、前記2つの抵抗素子同士の接続点であり、
前記シグナルグランドの変化点の前後のもう一方の側における前記一対の信号配線の電気的中点は、前記2つの別の抵抗素子同士の接続点である、請求項1に記載のコモンモード輻射抑止回路。 - 前記トランスの前記一次側の前記差動伝送線路は、前記シグナルグランドの、前記一次側の前記差動伝送線路に沿った部分とともに、プリント基板内に形成されており、
前記トランスの前記二次側の前記差動伝送線路は、前記シグナルグランドの、前記二次側の前記差動伝送線路に沿った部分とともに、ケーブルで形成されており、
前記シグナルグランドの変化点は、前記プリント基板と前記ケーブルとの接続点である、請求項1に記載のコモンモード輻射抑止回路。 - 前記トランスの前記一次側の中性面となる点は、前記プリント基板のグランドプレーンが接続されている前記グランドプレーン側の端点であり、
前記トランスの前記二次側の中性面となる点は、前記ケーブルのシグナルグランド配線が接続されている前記トランスの前記二次側の中点である、請求項4に記載のコモンモード輻射抑止回路。 - 前記基準グランドは、フレームグランドである、請求項1に記載のコモンモード輻射抑止回路。
- 前記シグナルグランドの変化点は、信号の伝送方向あたりのシグナルグランドの電気伝導度が変化する点である、請求項1から6のいずれかに記載のコモンモード輻射抑止回路。
- 請求項1から7のいずれかに記載のコモンモード輻射抑止回路を備えた電子機器。
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