JP4688144B2 - 除電装置 - Google Patents

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Description

本発明は、放電針への電圧印加によって生成されたイオンを、空気供給孔から供給された空気に乗せてイオン生成室に連通する空気放出口から除電対象物へ向けて放出する除電装置に関する。
この種の除電装置では、イオンを含んだ空気を空気放出口から前方に吹出すようにしていることから、設置状態において除電装置の正面方向に除電対象物が位置するようにしている。
特開2004−55397号公報
しかしながら、除電対象物が除電装置の正面に位置している場合は、除電対象物にイオンを含んだ空気を吹付けて除電することができるものの、除電対象物が除電装置の正面に位置していな場合は、確実な除電が困難となる。
このような場合、除電装置の空気放出口を任意の方向に変更可能に構成することが考えられるが、それでは、放電針に沿った空気流が空気放出口でその方向が変更されることになる。このため、空気放出口の壁面に空気が衝突し、空気の流れに乱れを生じ、円滑な空気流が形成されなくなることから、イオンが空気放出口付近に滞留しやすくなり、除電性能の低下を招くことになる。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、その目的は、空気放出口から吹出されるイオンを含んだ空気流の吹出方向を、除電性能が低下することなく変更することができる除電装置を提供することにある。
本発明は、放電針と、この放電針に電圧を印加する電圧印加手段と、空気供給孔を有し前記放電針が位置するイオン生成室とを備え、前記放電針への電圧印加によって生成されたイオンを、前記空気供給孔から供給された空気に乗せて前記イオン生成室に連通する空気放出口から除電対象物へ向けて放出する除電装置であって、前記放電針は、前記イオン生成室の壁面部に取付けられ当該イオン生成室と共にヘッドユニットを構成してなり、前記空気放出口は、前記放電針の先端前方において前記放電針の釘先方向と同方向に向けて開口するように設けられ、前記電圧印加手段は、前記本体部内に配置され、前記放電針は、前記電圧印加手段と導電性を有した摺動手段を介して導通されてなり、前記ヘッドユニットは、前記空気放出口から放出されるイオンを含んだ空気流の吹出方向を前記放電針の釘先方向と同方向に維持した状態で、前記空気流の吹出方向を所望の方向へ向くように前記本体部に対して可動可能に構成されているものである(請求項1)。
上記構成において、前記ヘッドユニットの組立状態で、前記接続端子と前記放電針側との間に介在され、付勢による接触状態によって前記接続端子と前記放電針とを導通させる導電性の付勢手段を備えていてもよい(請求項)。
また、前記本体部には、前記ヘッドユニットを回動可能に保持する中空状の軸体部が設けられ、前記軸体部は、前記空気供給孔を介して前記イオン生成室と連通して形成され、当該軸体部を介して空気供給されるように構成されていてもよい(請求項)。
また、前記軸体部または前記ヘッドユニットの何れかに装着され、前記軸体部と前記ヘッドユニットとの間を気密に閉鎖するシール手段を備え、前記シール手段は、ゴム製のOリングと、このOリングの外周または内周に設けられ、表面の摩擦係数が前記Oリングの表面の摩擦係数よりも小さい弾性変形可能な樹脂製のリング部材とから構成されていてもよい(請求項)。
また、前記軸体部の外周部にはネジ部が形成され、前記ヘッドユニットは、前記軸体部に螺着される螺着部材及びカバー部材を備え、前記軸体部は、前記ネジ部に前記螺着部材が前記本体部と当接するまで螺着されることによって、前記本体部に対してネジ締め固定されてなり、前記ネジ部に前記カバー部材が螺着されることによって、前記放電針の周囲を被うように前記イオン生成室を形成するようにしてもよい(請求項)。
また、前記カバー部材は、前記軸体部に取り付けられた状態で前記螺着部材の周囲を被うような形状に形成されているようにしてもよい(請求項)。
また、前記カバー部材は、前記軸体部に取り付けられた状態で前記螺着部材と接触しないような形状に形成されているようにしてもよい(請求項)。
また、前記カバー部材は、導電性の対向電極からなり、前記軸体部に螺着された状態で前記本体部のグランドラインと導通接触する接触部を有した形状に形成されているようにしてもよい(請求項)。
また、前記ヘッドユニットを複数備え、各ヘッドユニットは、個別に前記空気放出口から放出されるイオンを含んだ空気流の放出方向を前記放電針の釘先方向と同方向に維持した状態で可動可能に構成されていてもよい(請求項)。
請求項1の発明によれば、放電針の針先方向とイオン生成室の空気放出口とが同方向となるように維持した状態で可動可能としたので、釘先付近で空気流を円滑に流しながら空気流の放出方向を変えることができる。従って、針先付近の気流を一定に保てるので、安定したコロナ放電を実現して除電性能を維持しつつ、除電範囲を任意の方向に変更することが可能となる。
また、可動側となる放電針を有したヘッドユニットと固定側となる電圧印加手段とは導電性の摺動手段を介して導通しているので、可動側が可動しても摺動手段によって導通状態が維持される。これにより、ヘッドユニットの方向が変更されるにしても、放電針と電圧印加手段との導電状態を維持することができる。
請求項の発明によれば、放電針を交換した場合、ヘッドユニットの組立状態では、放電針の設置位置が微妙にずれることが起こり得るが、ヘッドユニットの組立状態では、導電性の付勢手段が接続端子と放電針側との間に介在され、付勢による接触状態によって接続端子と放電針とを導通させるので、放電針の設定位置が微妙にずれても放電針への導通状態を確実に確保することができる。
請求項の発明によれば、ヘッドユニットを可動させる構成とヘッドユニットに空気を供給する構成とを共通化することができるので、ヘッドユニットの小型化を図ることができる。
請求項の発明によれば、例えば軸体部にOリングを装着する構成の場合、そのOリングの外周に設けられたリング部材の外周面がOリングにより押圧されてヘッドユニットに弾性変形状態で圧接しているので、軸体部とヘッドユニットとの間のシールを図ることができる。
ここで、リング部材の外周面の摩擦係数は、Oリングの摩擦係数よりも低いので、Oリングがヘッドユニットに圧接した状態で軸体部の回転に伴って回転するにしても、リング部材が損傷してしまうことを防止することができる。
請求項の発明によれば、放電針のメンテナンス作業のために、カバー部材を外すにしても、螺着部材によって軸体部が本体部に取付け固定されているので、軸体部が可動することがなく、軸体部の角度を再度調整し直す必要がない。
請求項の発明によれば、軸体部を本体部に取付ける螺着部材がカバー部材により外方に露出していないので、カバー部材を外す作業の際に、螺着部材も一緒に外してしまうことを防止できる。
請求項の発明によれば、カバー部材と螺着部材とは非接触状態にあるので、カバー部材を外す力が螺着部材に及んで螺着部材が緩んでしまうことを防止できる。
請求項の発明によれば、カバー部材と対向電極とが共通化されており、部材のコストを低減することができる。また、対向電極は、本体部と接触することで、本体部と同電位(グランド電位)に導通を図ることができる。
請求項の発明によれば、異なる方向に位置する除電対象物を同時に除電することができる。
(第1実施例)
以下、本発明の第1実施例について図1ないし図3を参照して説明する。
図2は、除電装置全体の斜視図である。この図2において、除電装置1は、本体部2に2個のヘッドユニット3を設けて構成されており、それらのヘッドユニット3からイオンを含んだ空気流が前方に吹出されるようになっている。
本体部2は、本体ケース4に空圧部を組み付けて構成されており、その空圧部について説明する。
図1は、空圧部の横断面を示している。この図1において、メイン基板6には、高圧発生部をなす2個の昇圧トランス(電圧印加手段に相当)7(図では1方のみを図示)が搭載されており、その昇圧トランス7に図示しない外部結線コネクタを介して給電ラインを接続することにより給電されるようになっている。この場合、2個の昇圧トランス7及び2個の外部結線コネクタは2個のヘッドユニット3に対応するもので、外部結線コネクタを通じた昇圧トランス7に対する給電状態で対応するヘッドユニット3からイオンを含んだ空気流が放出されようになっている。
空圧部10は、中継ユニット11の両端に、首振りユニット12、電極(摺動手段、接続端子に相当)13、導入ユニット14、ワンタッチ継手15を連結して構成されている(但し、ワンタッチ継手15は一方のみ)。ワンタッチ継手15を除く部品には、空圧部10内部に空気通路を形成すべく内部に組付け方向に沿って貫通孔(各符号にaを付加して示す)が形成されている。尚、図1では、中継ユニット11の片側に接続された首振りユニット12、電極13、導入ユニット14のみを図示している。
詳述すると、中継ユニット11の両端には、首振りユニット12の一端がOリング(シール手段に相当)17による気密状態で挿入されている。このOリング17は、オゾン耐性を有するフッ素ゴム製のものが用いられている。
首振りユニット12には、組付け方向と直交する方向に中空状の軸体部18が突出形成されており、その軸体部18の外面にオネジ部が形成されている。この軸体部18の内周部は、首振りユニット12の貫通孔12aと連通している。首振りユニット12の他端には電極13がOリング19による気密状態で挿入されている。この場合、首振りユニット12の端部には六角形状の段部20が形成されていると共に、電極13の略中心にはナット部21が形成されており、電極13の一端が首振りユニット12に挿入された状態では電極13のナット部21が首振りユニット12の段部20に嵌合することにより首振りユニット12と電極13とが回り止め状態で一体化されている。
導入ユニット14には、電極13の他端がOリング17による気密状態で挿入されている。ここで、図1に示されている一方の導入ユニット14に関しては、他端にワンタッチ継手15が装着されて空圧部10への空気流入部として機能する。また、図示しない他方の導入ユニット14に関しては、他端に図示しない蓋部が装着されて空圧部10の閉鎖末端部として機能する。尚、他方の導入ユニット14は、蓋部の代わりに図示しない連結部を接続することにより、他の空圧部10との連結手段として機能させることも可能である。
以上のような構成により、一体化された首振りユニット12及び電極13の両端は、中継ユニット11及び導入ユニット14に回動可能に支持された形態に構成されている。
上記構成の空圧部10は、本体ケース4に組み付けられて本体部2を構成している。
一方、空圧部10の中継ユニット11には図示しない表示・圧力素子基板がネジ止めされている。この表示・圧力素子基板には電源表示灯、除電表示灯、エラー表示灯、圧力異常灯などからなる表示部が搭載されていると共に、その裏面には圧力素子が搭載されており、表示・圧力素子基板が中継ユニット11に取付けられた状態では、圧力素子は、空圧部10内の圧力を検出する。表示・圧力素子基板は、メイン基板6と図示しないリード線で接続され、その接続状態で表示部及び圧力素子が動作可能となる。
本体ケース4は、下ケース26と上ケース27(図2参照)とからなり、下ケース26に上記構成の空圧部10を位置決めした状態で、下ケース26の下方から空圧部10の中継ユニット11がネジ止めされている。昇圧トランス7の出力端子には電極バネ(摺動手段に相当)28の基端部がはんだ付けされ、その先端部が空圧部10の電極13の外周面に接触することにより昇圧トランス7が電極13に導通している(図3参照)。
下ケース26に上ケース27が抜け止め状態でワンタッチに取付けられ、これにより、基板部5及び空圧部10の導入ユニット14が下ケース26と上ケース27に挟持されて固定される。
ここで、下ケース26と上ケース27からなる本体ケース4の前面には2箇所の窓部29(図2参照)が形成されており、その窓部29から空圧部10における首振りユニット12の軸体部18が突出する。この窓部29は、首振りユニット12の回動範囲に合わせて形成されている。
上記構成の空圧部10における首振りユニット12の軸体部18にヘッドユニット3が装着されている。
図2に示すように本体部2にはシールド部30がネジ止めされ、そのシールド部30により本体部2内部のシールドが図られている。この場合、ネジ止めによりシールド部30は内部のグランドラインとの導通が諮られる。
ヘッドユニット3において、針ホルダ31に放電針32が圧入されており、その放電針32に圧縮コイルバネ(付勢手段に相当)33が巻装されると共にOリング34が装着された状態で気密に首振りユニット12の軸体部18に挿入されている。円筒形状の対向電極35は、内部に円筒形状の絶縁用のテフロン(登録商標)チューブ36が挿入された状態で首振りユニット12の軸体部18に螺着されている。
以上のような構成により、首振りユニット12にヘッドユニット3が装着されている。
首振りユニット12に挿入された電極13の外面の所定部位には座グリ部37が形成されており、その座グリ部37に導電性の圧縮コイルバネ33の一端が当接している。この圧縮コイルバネ33は、電極13と針ホルダ31ひいては放電針32との間の導通を図るためのものである。
ここで、圧縮コイルバネ33の自由長の長さ寸法は、針ホルダ31と電極13との間の寸法、特に組み立て時の位置ズレを見込んだ最大見込み寸法を十分に上回った寸法に設定されており、これにより、圧縮コイルバネ33が電極13及び針ホルダ31に押圧状態で接触している。
一方、空圧部10には、導入ユニット14から首振りユニット12、中継ユニット11を通じて反対側に位置する首振りユニット12、導入ユニット14まで連通する空気通路が各貫通孔14a,12a,11aにより形成されていると共に、首振りユニット12においてヘッドユニット3側に分岐する空気通路38が形成されている。ヘッドユニット3を構成する針ホルダ31において放電針32を囲繞する部位には複数の空気供給孔39が形成されており、その空気供給孔39が対向電極35内に形成されたイオン生成室40と連通している。この場合、イオン生成室40においてテフロンチューブ36で囲繞された部位に、針ホルダ31に固定された放電針32の先端部が位置している。また、対向電極35の開口部が空気放出口41として機能し、その空気放出口41がイオン生成室40と連通している。
また、メイン基板6の昇圧トランス7は、電極バネ28、電極13、圧縮コイルバネ33、針ホルダ31を通じた導通路により放電針32に導通している。この場合、電極バネ28及び電極13により本発明の摺動手段が構成されている。
次に、上記構成の作用について説明する。
ワンタッチ継手15に図示しない空気チューブを接続して空気を供給すると、空圧部10に空気が供給される。この空気は、空圧部10の内部を通過してヘッドユニット3に供給される。このとき、ヘッドユニット3を構成する針ホルダ31には、放電針32を囲繞するように空気供給孔39が形成されているので、放電針32に沿って流れる空気流が発生する。
一方、図示しない外部結線コネクタに電源ラインを接続して給電すると、メイン基板6の昇圧トランス7で交流の高電圧が発生し、電極バネ28、電極13、圧縮コイルバネ33、針ホルダ31を通じて放電針32に給電される。これにより、放電針32の先端部でコロナ放電が発生し、給電される電圧の正負に応じて放電針32の先端部の周囲に+イオン、−イオンが交互に発生するようになる。ここで、放電針32に沿って空気流が発生しているので、放電針32で発生したイオンは、空気流に乗ってヘッドユニット3の空気放出口41から前方に放出される。この場合、ヘッドユニット3の空気放出口41は、放電針32の釘先方向と同方向に開口しているので、イオンを含んだ空気流は空気放出口41から円滑に前方に吹出される。
そして、イオンを含んだ空気流が除電対象物に吹付けられると、除電対象物の帯電極性の反対極性のイオンが除電対象物に引き付けられて中和される。これにより、除電対象物を除電することができる。
尚、一方のヘッドユニット3のみを動作させたい場合は、メイン基板6に搭載された対応する外部結線コネクタのみに給電し、両方のヘッドユニット3を動作させたい場合は、両方の外部結線コネクタに給電することにより、除電対象物の位置或いは大きさに応じて適切に除電することができる。
ところで、除電装置1を設置した状態で、除電装置1からの空気流の吹出方向が適切でない場合は、除電対象物を適切に除電できないことから、空気流の吹出方向を調整する必要がある。
即ち、空圧部10の首振りユニット12は、本体部2に対して垂直方向に回動可能に構成されているので、首振りユニット12に装着されたヘッドユニット3を所望の角度に回動することができる。
ここで、本実施例では、次のようにしてヘッドユニット3の角度固定を図るようにしている。
即ち、本実施例では、軸体部18の外面にオネジ部が形成され、それに対応して対向電極35の内周面にメネジ部が形成されており、この軸体部18と対向電極35のネジ構造によって対向電極35を軸体部18に対して着脱可能としている。従って、例えば放電針32の交換作業を行う場合は、対向電極35を軸体部18から取り外し、放電針32を針ホルダ31ごと新しいものと交換する。このとき、軸体部18は自由に可動する状態であり、放電針32の針先方向がイオンの噴き出し方向に相当するので、放電針32の針先方向が所望の方向へ向くように軸体部18を可動させ、その状態で対向電極35を軸体部18へネジ締め固定する。これにより、対向電極35と軸体部18とがネジ締め固定されることから、対向電極35の先端が本体ケース4に当接し、その締め付け力によって対向電極35が本体ケース4に固定される。対向電極35を介して軸体部18と本体ケース4とが固定される。
この場合、対向電極35は金属から形成されており、テフロンチューブ36が内挿されていることから、テフロンチューブ36の弾性力によって軸体部18を首振りユニット12に当接させて確実に固定することが可能となる。
さて、上述のようにしてヘッドユニット3の角度を変更した場合、ヘッドユニット3が回転するのに伴って、当該ヘッドユニット3に一体化された首振りユニット12が一体で回転するので、放電針32の針先方向とヘッドユニット3の空気放出口41からの空気放出方向とが常に同一となり、放電針32に沿って流れる空気流を円滑に空気放出口41から前方に放出することができる。
このような構成によれば、空圧部10の首振りユニット12を回動自在に設け、その首振りユニット12にヘッドユニット3を装着し、放電針32の針先方向と同じ方向に空気放出口41が開口するようにしたので、ヘッドユニット3の角度を変更した場合であっても、空気供給孔39から供給された空気を放電針32に沿って空気放出口41から前方に円滑に放出することができる。従って、空気放出口の方向のみを変更することにより空気流の方向を変更する構成のものと違って、空気放出口41の付近にイオンが滞留してしまうことはないので、除電性能が低下することなく空気流の吹出方向を変更することができる。
また、空圧部10の電極13の外面に電極バネ28を接触させることにより放電針32への通電を図るようにしたので、ヘッドユニット3の角度が変更されるにしても、昇圧トランス7と放電針32との導通状態を維持することができる。
また、圧縮コイルバネ33を電極13と針ホルダ31との間に介在し、それらに押圧状態で接触させることにより昇圧トランス7から放電針32への通電を図るようにしたので、放電針32が一体化された針ホルダ31を交換した際に、針ホルダ31の設定位置が微妙にずれるにしても、針ホルダ31との接続状態ひいては放電針32への導通状態を確実に維持することができる。
さらに、空圧部10において、首振りユニット12の軸体部18にヘッドユニット3を装着するようにしたので、ヘッドユニット3を回動させる構成とヘッドユニット3に空気を供給する構成とを共通化することができ、全体の小型化を図ることができる。
加えて、各ヘッドユニット3の角度を独立して変更することができるので、異なる方向に位置する被除電対象物を同時に除電することができる。
(第2実施例)
次に、本発明の第2実施例について図4ないし図6を参照して説明するに、第1実施例と同一部分には同一符号を付して説明を省略する。この第2実施例は、ヘッドユニット3の角度固定をレバーにより実施したことを特徴とする。
除電装置1を斜視して示す図4において、本体部2には1対のヘッドユニット3に隣接して固定手段としての1対の操作レバー51が、本体ケース4の前面に形成された窓部52内に位置している。
要部の横断面を示す図5において、操作レバー51は軸51aを中心として回動可能に支持されて固定位置に位置しており、その固定位置に位置した状態では、操作レバー51の基端部が首振りユニット12の鍔部を外方から押圧している。これにより、首振りユニット12が中継ユニット11ひいては本体ケース4に対して固定され、ヘッドユニット3の角度固定が図られている。
さて、ヘッドユニット3の角度を変更する場合は、操作レバー51の先端部を固定位置から窓部52の前方に引出し操作することにより図6に示す解除位置に操作する。操作レバー51が解除位置に操作された状態では、操作レバー51による首振りユニット12に対する押圧状態が解除されるので、対向電極35を軸体部18から螺脱することによりヘッドユニット3の角度変更が可能となる。
一方、放電針32を交換する場合は、操作レバー51を固定位置に位置させた状態で対向電極35を軸体部18から螺脱する。この場合、操作レバー51による首振りユニット12に対する押圧状態が維持されているので、対向電極35を軸体部18から螺脱するにしても、首振りユニット12が回動してしまうことはない。従って、対向電極35を軸体部18に螺着することによりヘッドユニット3の角度が変化してしまうことなく放電針32の交換が可能となる。
このような構成によれば、操作レバー51によりヘッドユニット3の角度固定を図るようにしたので、ヘッドユニット3の角度変更を容易に行うことができると共に、放電針32を交換する際は、首振りユニット12が回動することなく実施できるので、第1実施例のようにヘッドユニット3の角度を再調整する必要がなく、使い勝手が優れている。
尚、固定手段としては、本体ケース4の側面にネジ孔を形成し、そのネジ孔にセットビスを螺着することにより首振りユニット12の角度固定を図るようにしてもよい。
また、首振りユニット12を本体ケース4の圧接部で挟み込み、その圧接部を固定手段により圧接することにより首振りユニット12の角度固定を図るようにしてもよい。
(第3実施例)
次に、本発明の第3実施例について図7及び図8を参照して説明する。この第3実施例は、中継ユニット11の両端に首振りユニット12を気密状態で支持するためのシール手段を改良したことに特徴を有する。
上記実施例では、中継ユニット11の両端に首振りユニット12の軸体部18を気密状態で支持するシール手段として、フッ素ゴム製のOリング17を用いるようにしたが、ヘッドユニット3の角度の調整に伴って首振りユニット12が中継ユニット11に対して回転した場合、Oリング17の表面と中継ユニット11の内周面との摩擦が大きいことから、長期間の使用によってはOリング17が損傷して気密機能が低下してしまう虞がある。この場合、摩擦による損傷を防止するには、グリスなどの油膜を形成するのが一般的であるものの、除電装置1から吹き出される空気に油分が混じると、除電対象物に油分が付着してしまう。
そこで、本実施例では、Oリング17の外周にフッ素樹脂製のリング部材を装着するようにした。
要部の横断面を示す図7においてにおいて、Oリング17の外周には、薄肉環状のリング部材(シール手段に相当)61が位置決め状態で装着されている。つまり、図8に示すようにリング部材61の内周面の両側にはリブ61aが内側に向けて突出形成されており、そのリブ61aの内側にOリング17の外周が嵌り込むようになっている。このリング部材61は、PTFE(ポリテトラフルオロエチレン)からなり、耐オゾン耐性を有すると共に弾性変形可能な特性を有する。本実施例では、Oリング17とリング部材61とからシール手段が構成されている。
尚、Oリング17の直径は、上記実施例で用いたものよりもリング部材61の厚さ寸法を見込んだ小さいものが用いられている。
このような構成により、Oリング17の外周がリング部材61の内周面に圧接し、それに伴ってリング部材61の外周面が中継ユニット11の内周面に圧接するので、軸体部18の外周と中継ユニット11との間の気密を図ることができる。
さて、首振りユニット12を回転すると、その回転に伴ってOリング17ひいては当該Oリング17の外周に装着されたリング部材61が一体で回転する。このとき、リング部材61の表面の摩擦係数は、Oリング17の表面の摩擦係数よりも十分に小さいので、リング部材61が中継ユニット11の内周面に圧接した状態で回転するにしても、その摩擦抵抗は小さく、長期間の使用にかかわらずリング部材61の表面が摩擦により損傷してしまうことを防止できる。
このような構成によれば、首振りユニット12と中継ユニット11との間の気密を図るためのフッ素ゴム製のOリング17の外周にフッ素樹脂製の弾性変形可能で摩擦抵抗が小さなリング部材61を装着したので、フッ素ゴムの弾性による気密効果とフッ素樹脂による摩擦低減効果を同時に得ることができる。従って、Oリング17のみで気密効果を図る上記実施例のものと違って、首振りユニット12の回転によりOリング17の損傷を防止できるので、Oリング17による気密機能が低減してしまうことを確実に防止できる。
(第4実施例)
次に、本発明の第4実施例について図9ないし図11を参照して説明する。この第4実施例は、対向電極35をヘッドユニット3から取り外した際に、軸体部18が可動してしまうことを防止したことを特徴とする。
要部の横断面を示す図9において、軸体部18の基端部にはナット(螺着部材に相当)71が螺着されており、そのナット71に続けて対向電極(カバー部材に相当)35が螺着されている。対向電極35の端部から所定範囲にわたって内周が座グリ形状のスカート部(接触部に相当)35aが形成されており、軸体部18にナット71及び対向電極35が螺着された状態でナット71の外周が対向電極35のスカート部35aの内周に対向するようになっている。
図10は、対向電極35及びナット71の斜視図である。この図10において、ナット71は、内周部にネジ部71aが形成されていると共に、外周に摘み用のルーレット71bが形成されている。
図9に戻って、軸体部18にナット71及び対向電極35が螺着された状態では、ナット71の外周と対向電極35のスカート部35aとの間には間隙が形成されており、ナット71の外周と対向電極35の内周とが接触しないと共に、スカート部35aの先端がシールド部30に当接するようになっている。
さて、放電針32のメンテナンス作業する場合は、対向電極35を回転して軸体部18から取り外す。このとき、軸体部18を本体部2にネジ締め固定しているナット71は対向電極35により覆われた状態で、対向電極35の内周とナット71の外周との間には間隙が設けられているので、対向電極35を回転するにしても、ナット71が対向電極35と共に回転してしまうことを防止しながら取り外すことができる(図11参照)。
そして、放電針32のメンテナンス作業が終了したときは、対向電極35を本体部2のシールド部30にスカート部35aが当接するまで軸体部18に螺着する。
このような構成によれば、ヘッドユニット3の構成として、軸体部18の基端部にナット71を螺着することによって、軸体部18を本体部2にネジ締め固定するようにしたので、対向電極35が取り外された軸体部18に力が作用するにしても、軸体部18が回転してしまうことを防止できる。従って、放電針32のメンテナンス作業中において、対向電極35が取り外された軸体部18を作業者が不用意に手で触ってしまった場合であっても、軸体部18が回転してしまうことはないので、除電装置1からの送風方向の調整を再度行う必要がなく、作業の効率を高めることができる。
しかも、このように優れた効果を奏するナット71を軸体部18の基端部に螺着するようにしたので、軸体部18を何ら改造することなく実施でき、容易に実施することができる。
本発明は、上記実施例に限定されることなく、次のように変形または拡張できる。
ヘッドユニット3を360°回転可能に構成するようにしてもよい。
本体部2にヘッドユニット3を3個以上設けるようにしてもよい。
ヘッドユニット3を本体部2に対して垂直方向に加えて水平方向にも可動可能に設けるようにしてもよい。
放電針32に針先方向と直交する突起を設け、その突起に圧縮コイルバネ33を直接接触させるようにしてもよい。
Oリング17を中継ユニット11の内周に装着すると共に、Oリング17の内周にリング部材61を装着するようにしてもよい。
Oリング17の外周または内周に摩擦係数の小さなリング部材を二色成型で一体成型するようにしてもよい。
本発明の第1実施例における空圧部を示す部分横断面図 除電装置の斜視図 電極バネの接触状態を示す電極の斜視図 本発明の第2実施例を示す図2相当図 操作レバーが固定位置に操作された状態で示す図1相当図 操作レバーが解除位置に操作された状態で示す図1相当図 本発明の第3実施例を示す図1相当図 リング部材の斜視図 本発明の第4実施例を示す図1相当図 対向電極及びナットの斜視図 対向電極を取り外した状態で示す図9相当図
符号の説明
図面中、1は除電装置、2は本体部、3はヘッドユニット、7は昇圧トランス(電圧印加手段)、13は電極(摺動手段、接続端子)、17はOリング(シール手段)、18は軸体部、28は電極バネ(摺動手段)、31は針ホルダ、32は放電針、33は圧縮コイルバネ(付勢手段)、35は対向電極(カバー部材)、35aはスカート部(接触部)、39は空気供給孔、40はイオン生成室、41は空気放出口、51は操作レバー、61はリング部材(シール手段)、71はナット(螺着部材)である。

Claims (9)

  1. 放電針と、この放電針に電圧を印加する電圧印加手段と、空気供給孔を有し前記放電針が位置するイオン生成室とを備え、前記放電針への電圧印加によって生成されたイオンを、前記空気供給孔から供給された空気に乗せて前記イオン生成室に連通する空気放出口から除電対象物へ向けて放出する除電装置であって、
    前記放電針は、前記イオン生成室に取付けられ当該イオン生成室と共にヘッドユニットを構成し、
    前記空気放出口は、前記放電針の先端前方において前記放電針の釘先方向と同方向に向けて開口するように設けられ、
    前記電圧印加手段は、前記本体部内に配置され、
    前記放電針は、前記電圧印加手段と導電性を有した摺動手段を介して導通されてなり、
    前記ヘッドユニットは、前記空気放出口から放出されるイオンを含んだ空気流の吹出方向を前記放電針の釘先方向と同方向に維持した状態で、前記空気流の吹出方向を所望の方向へ向くように前記本体部に対して可動可能に構成されていることを特徴とする除電装置。
  2. 前記放電針は、前記イオン生成室に対して着脱可能に取付けられてなり、
    前記本体部には、前記電圧印加手段と電気的に接続された導電性の接続端子が設けられ、
    前記ヘッドユニットの組立状態で、前記接続端子と前記放電針との間に介在され、付勢による接触状態によって前記接続端子と前記放電針とを導通させる導電性の付勢手段を備えたことを特徴とする請求項1記載の除電装置。
  3. 前記本体部には、前記ヘッドユニットを回動可能に保持する中空状の軸体部が設けられ、
    前記軸体部は、前記空気供給孔を介して前記イオン生成室と連通して形成され、当該軸体部を介して空気供給されるように構成されていることを特徴とする請求項1または2記載の除電装置。
  4. 前記軸体部または前記ヘッドユニットの何れかに装着され、前記軸体部と前記ヘッドユニットとの間を気密に閉鎖するシール手段を備え、
    前記シール手段は、
    ゴム製のOリングと、
    のOリングの外周または内周に設けられ、表面の摩擦係数が前記Oリングの表面の摩擦係数よりも小さい弾性変形可能な樹脂製のリング部材とから構成されていることを特徴とする請求項3記載の除電装置。
  5. 前記軸体部の外周部にはネジ部が形成され、
    前記ヘッドユニットは、前記軸体部に螺着される螺着部材及びカバー部材を備え、
    前記軸体部は、
    前記ネジ部に前記螺着部材が前記本体部と当接するまで螺着されることによって、前記本体部に対してネジ締め固定されてなり、
    前記ネジ部に前記カバー部材が螺着されることによって、前記放電針の周囲を被うように前記イオン生成室を形成することを特徴とする請求項3または4記載の除電装置。
  6. 前記カバー部材は、前記軸体部に取り付けられた状態で前記螺着部材の周囲を被うような形状に形成されていることを特徴とする請求項5記載の除電装置。
  7. 前記カバー部材は、前記軸体部に取り付けられた状態で前記螺着部材と接触しないような形状に形成されていることを特徴とする請求項5または6記載の除電装置。
  8. 前記カバー部材は、導電性の対向電極からなり、前記軸体部に螺着された状態で前記本体部のグランドラインと導通接触する接触部を有した形状に形成されていることを特徴とする請求項5ないし7の何れかに記載の除電装置。
  9. 前記ヘッドユニットを複数備え、
    各ヘッドユニットは、個別に前記空気放出口から放出されるイオンを含んだ空気流の放出方向を前記放電針の釘先方向と同方向に維持した状態で可動可能に構成されていることを特徴とする請求項ないし8の何れかに記載の除電装置。
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