JP4686147B2 - 画像データ処理装置 - Google Patents

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Description

本発明は、画像データ処理装置及び画像データ処理方法に係り、とくにX線CT(コンピュータ断層撮影)スキャナなどのモダリティで収集された3次元画像データに、後処理としての、画像ボケ低減のための補正を施すようした画像データ処理装置及び画像データ処理方法に関する。
近年、コンピュータ断層撮影(CT)装置として、X線CT装置が広く普及してきており、医療用のみならず、工業用にもその用途を広げている。
このX線CT装置の進歩は目覚しく、より高精細(高解像度)且つ広範囲に撮影したいという医療現場からの強い要望に応えて、近年、マルチスライスX線CT装置が開発され、これがかなり普及してきている。
このマルチスライスX線CT装置は、スライス方向(寝台の長手方向)に広がり幅を有するファンビームX線を曝射するX線源と、複数列(例えば4列、8列など)の検出素子列をスライス方向に並べた構造の2次元検出器とを備え、これをマルチスキャン又はヘリカルスキャンで動作させるスキャナである。これにより、シングルスライスX線CT装置に比べて、被検体の広範囲にわたる3次元画像データを高精度に且つ短時間のうちに得ることができる。
このようにして得られる3次元画像データは、単に表示させて観察するだけでは無く、近年では様々な用途がある。
例えば、医用の場合、血管の狭窄率や瑠の測定がある。具体的には、X線造影剤を被検体に投与してX線CT装置による撮影を行うことで、血管を流れる造影剤の分布状態を画像化した3次元画像データを得ることができる。このため、この3次元画像データに写り込んだ造影剤のCT値の分布から血管の狭窄率や瑠の大きさを測定することが行われている。例えば、狭窄率の測定の場合、3次元画像データ(ボリュームデータとも呼ばれる)から血管内壁(造影剤が占める範囲)の太さを測定し、正常と見做される部分の血管の太さと細くなっている部分の血管の太さとを比較して求められる。血管の太さの測定には、通常、CT値に対する閾値が設定される。
一方、X線CT装置に限らず、超音波診断装置や磁気共鳴イメージング装置などを含む様々な医用装置から得られた3次元画像データの他の処理例が特許文献1,2に示されている。特許文献1に記載のものは、表示画像に基づいて確実な血管計測を行うことを目的とし、血管の断層像上で血管壁を垂直に横切る関心領域を設定し、この領域における画素値のプロファイルに基づいて血管に関する寸法値を計測するようにしている。一方、特許文献2に記載のものは、MIP画像を利用して投影面と平行でない方向に曲率を有する関心対象(血管、腸など)の長さを正確に計測することを目的としている。
特開平11−342132号公報 特開2000−350726号公報
しかしながら、上述した血管の狭窄率や瑠の測定を行う場合、3次元画像データ自体に、X線スキャナで撮影(スキャン)を行うときのスキャナ自体の基本性能や撮影(スキャン)の条件に依存する空間分解能(具体的に、画素値の「ボケ」成分に因る空間分解能)の低下の問題がある。
例えばスライス厚の如何によって被検体の体軸方向(通常、寝台の長手方向:Z軸方向)の分解能が変化する。スライス厚を厚くすると、かかる体軸方向に「ボケ」が生じて、その体軸方向の分解能が低下し、画質が劣化する。「ボケ」は高X線吸収率の小粒をスキャンして空間周波数成分の振幅をPSF(point spread function)で調べることにより求められる。狭窄率の測定において、画像データに「ボケ」成分が生じていると、血管が実際の太さよりも太い値に測定されるので、狭窄率の測定値の誤差が大きくなって、測定に対する信頼度が低下していた。
しかも、上述したボケ成分に因る空間分解能は、上述したZ軸方向と、これに直交するX軸方向及びY軸方向とでは更に異なるという問題ある。つまり、X線CT装置により得られた3次元画像データに空間分解能の指向性が存在することから、誤差成分が方向に応じてばらついて、画質が不安定になっていた。
なお、前述した特許文献1,2においても、X線CT装置を含む医用装置で得られた3次元画像データを用いているにも関わらず、上述した「ボケ」成分に対する配慮はなされていない。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、異なる撮影装置や種々の撮影条件で撮影された3次元画像データであっても、その3次元画像データから各画素のボケ成分を確実に減らし、その3次元画像データに実施する画像処理の結果の高精度化及び高品質化を図ることを、その目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の1つの側面として、画像データ処理装置が提供される。この画像データ処理装置は、放射線CT装置を用いて、与えられた撮影パラメータの下で対象物である被検体をスキャンして収集されたデータを再構成して得た3次元画像データを処理する画像データ処理装置であり、前記撮影パラメータは、少なくともX線焦点サイズ、検出器開口幅、および焦点―中心間距離の1つを含む前記放射線CT装置の基本性能に関するパラメータと、前記データ収集時に任意に設定される、少なくとも再構成時のスライス厚、再構成アルゴリズムの種類、再構成条件、再構成関数、ピクセルサイズ、ヘリカルスキャン時のヘリカルピッチの少なくとも1つを含む撮影に関するパラメータとを有し、前記画像データの画素毎のボケを軽減するためのボケ関数を、前記放射線CT装置の基本性能に関するパラメータ、および前記データ収集時に任意に設定される撮影に関するパラメータの少なくとも一方に応じて、前記3次元画像データにおける前記被検体の体軸方向に設定するボケ関数設定手段と、このボケ関数設定手段により設定されたボケ関数を用いて前記画像データにボケ軽減のための補正処理を施す補正手段と、を備えたことを特徴とする。
前記撮影パラメータは、例えば、スキャン時及び再構成時のスライス厚、再構成アルゴリズムの種類、再構成条件、再構成関数、ピクセルサイズ、ヘリカルスキャン時のヘリカルピッチを含む。
また、本発明の別の態様に係る装置は、スキャンして得た画像データのボケを実質的に最小化する装置である。この装置は、既知の対象をスキャンして第1の画像データを生成するとともに関心対象をスキャンして第2の画像データを生成するスキャンユニットと、前記スキャンユニットに接続され、且つ、前記既知の対象からの前記第1の画像データに基づいてPSF(point spread function:点像分布関数)を決め、このPSFを、少なくとも前記スキャンを行う装置に依存した装置依存パラメータ、及び撮影条件パラメータを含むパラメータの組合せに応じて補正して改善されたPSFを生成し、この改善されたPSFで前記第2の画像データをデ・コンボリューションの処理に処して当該第2の画像データのボケを実質的に最小化するデータ処理ユニットと、を備え、前記装置依存パラメータは、スキャン時のX軸方向の焦点サイズを示すパラメータ、Z軸方向の焦点サイズを示すパラメータ、前記X軸方向における検出器開口を示すパラメータ、焦点と回転中心との間の距離を示すパラメータの少なくとも1つを有し、前記撮影条件パラメータは、検出器のコリメータによるスライス厚を示すパラメータ、再構成時のスライス厚を示すパラメータ、前記再構成用のコンボリューション・フィルタの種類を示すパラメータ、再構成モードの種類を示すパラメータ、画素サイズを示すパラメータ、及び、ヘリカルピッチを示すパラメータの少なくとも1つを有する、ことを特徴とする。
さらに、本発明の別の態様に係る装置は、画像データのボケを実質的に最小化する装置であり、既知の対象をスキャンして第1の3次元画像データを生成するとともに関心対象をスキャンして第2の3次元画像データを生成するスキャンユニットと、前記スキャンユニットに接続され、且つ、前記既知の対象からの前記第1の3次元画像データに基づいてPSF(point spread function:点像分布関数)を決め、このPSFを、少なくとも前記スキャンを行う装置に依存した装置依存パラメータ、及び撮影条件パラメータを含むパラメータの組合せに応じて補正して改善されたPSFを生成し、この改善されたPSFで前記第2の3次元画像データをデ・コンボリューションの処理に処して当該第2の3次元画像データのボケを実質的に最小化するデータ処理ユニットと、を備え、前記装置依存パラメータは、スキャン時のX軸方向の焦点サイズを示すパラメータ、Z軸方向の焦点サイズを示すパラメータ、前記X軸方向における検出器開口を示すパラメータ、焦点と回転中心との間の距離を示すパラメータの少なくとも1つを有し、前記撮影条件パラメータは、検出器のコリメータによるスライス厚を示すパラメータ、再構成時のスライス厚を示すパラメータ、前記再構成用のコンボリューション・フィルタの種類を示すパラメータ、再構成モードの種類を示すパラメータ n 、画素サイズを示すパラメータ、及び、ヘリカルピッチを示すパラメータの少なくとも1つを有する
一方、本発明に係る画像データ処理方法は、放射線CT装置を用いて、与えられた撮影パラメータの下で対象物である被検体をスキャンして収集されたデータを再構成して得た3次元画像データを処理する画像データ処理方法において、前記撮影パラメータは、少なくともX線焦点サイズ、検出器開口幅、および焦点―中心間距離の1つを含む前記放射線CT装置の基本性能に関するパラメータと、前記データ収集時に任意に設定される、少なくとも再構成時のスライス厚、再構成アルゴリズムの種類、再構成条件、再構成関数、ピクセルサイズ、ヘリカルスキャン時のヘリカルピッチの少なくとも1つを含む撮影に関するパラメータとを有し、前記画像データの画素毎のボケを軽減するためのボケ関数を、前記放射線CT装置の基本性能に関するパラメータ、および前記データ収集時に任意に設定される撮影に関するパラメータの少なくとも一方に応じて、前記3次元画像データにおける前記被検体の体軸方向に設定し、この設定されたボケ関数を用いて前記画像データにボケ軽減のための補正処理を施す、ことを特徴とする。
本発明は、以上のように、典型的な構成及び基本的な作用効果を有するが、その他の作用効果は添付の図面の記載及び以下に説明する発明の実施の形態を通して明らかになる。
本発明によれば、撮影された3次元画像データから、撮影装置の基本性能や撮影条件に因るボケ成分を画素毎に確実に減らし、その3次元画像データを用いる画像処理の結果を高精度化及び高品質化させることができる画像データ処理装置及び画像データ処理方法を提供することができる。
以下、本発明の1つの実施の形態を、図1〜3に基づいて説明する。
図1には、この実施形態に係る、放射線CT装置としての、X線CT装置の一形態であるマルチスライスCT装置の構成を示している。このマルチスライスCT装置は、マルチスライスのヘリカルスキャンを行うことができるのみならず、コンベンショナルスキャン(シングルスライススキャン及びマルチスライススキャン)を実行できるようになっている。
このマルチスライスCT装置10は、図1に示すように、被検体(例えば患者)Pを載置させる図示しない寝台と、被検体Pを挿入して診断を行うための診断用開口部OPを有し、被検体Pの投影データの収集を行う架台Gと、架台Gの全体の動作を制御するとともに、投影データを収集して画像再構成処理や画像表示等を行うデータ処理ユニットUとを備えている。
寝台は、図示しない寝台駆動部の駆動により、その長手方向にスライド可能な天板を有する。通常、被検体Pは、その体軸方向が長手方向に一致するように載置される。
架台Gは、その診断用開口部OPに挿入された被検体Pを挟んで対向配置された放射線源としてのX線管11と、放射線検出器としての2次元X線検出器12及びデータ収集装置(DAS13)を含むX線検出器システム14とを備えるほか、非接触のデータ伝送装置15、架台駆動部16、及びスリップリング17を備えている。
X線管11及びX線検出器システム14(X線検出器12及びDAS13を含む)は、架台G内で回転可能な回転リング21に設けられており、架台駆動部16からの駆動制御により回転リング21が回転する。これにより、X線管11及びX線検出器システム14は、架台Gの診断用開口OP内に挿入された被検体Pの体軸方向に平行な回転中心軸の周りに両者が一体で回転可能になっている。回転リング21は、1回転あたり1秒以下という高速速度で回転駆動される。
X線管11は、有効視野領域FOV内に載置された被検体Pに対してコーンビーム(四角錐)状又はファンビーム状のX線を発生する。X線管11には、X線の曝射に必要な電力(管電圧、管電流)が高電圧発生装置18からスリップリング17を介して供給される。これにより、X線管11は、回転中心軸に並行なスライス方向及びこのスライス方向に直交するチャンネル方向の2方向に広がる、いわゆるコーンビームX線又はファンビームX線を発生させることができる。通常の診断では、被検体Pが寝台の長手方向に沿って天板に載るので、スライス方向は被検体Pの体軸方向に一致する。
なお、架台G内において、X線管11と被検体Pとの間には、X線管11のX線焦点から曝射されたコーン状又はファン状のX線ビームを整形し、所要の大きさのX線ビームを形成するためのコリメータ19が設けられている。
また、データ処理ユニットUは、ホストコントローラ20を中心として、データ補正等の前処理を行う前処理装置21、記憶装置22、補助記憶装置23、データ処理装置24、再構成装置25、入力装置26、及び表示装置27がデータ/制御バス28を介して相互に接続されている。
さらに、このバス28は外部の画像処理装置30に接続されている。この画像処理装置30は、補助記憶装置31、データ処理装置32、再構成装置33、入力装置34、及び表示装置35を備えている。
X線検出器12による検出動作は、その1回転(約1秒)の間に、例えば1000回程度繰り返される。これにより、M×Nチャンネル分の膨大な2次元投影データが1秒(1回転)あたり例えば1000回発生する。そのため、この膨大でしかも高速に発生する2次元投影データを殆ど時間遅れなく伝送するために、DAS13及び非接触データ伝送装置15の動作は超高速で実行される。
データ処理装置Uに送られたデジタル量の投影データは前処理装置21に送られる。前処理装置21は、この投影データに感度補正やX線強度補正等を施す。前処理装置21で感度補正やX線強度補正等を受けた360゜分、例えば1000セット(1000ビュー)の2次元投影データは補助記憶装置23に一旦記憶される。再構成装置25は、補助記憶装置23に記憶された投影データにファンビーム再構成方式又はコーンビーム再構成方式の再構成処理を施して各スライスの断層像データを生成(再構成)する。これにより、実空間の3次元画像データが得られ、この3次元画像データが記憶装置22に格納される。
本実施形態にあっては、上述のように再構成された3次元画像データに対して、データ処理装置24が本発明に係るボケ軽減のための画像データ処理を後処理として実行するようになっている。
以下、この画像データ処理の内容を説明する。なお、今の説明では、かかる画像データ処理をマルチスライスCT装置10と一体のデータ処理装置24で実行するとしているが、この画像データ処理はマルチスライスCT装置10と一体の再構成装置25で実行するようにしてもよいし、さらには、外部の画像処理装置30におけるデータ処理装置32や再構成装置33で実行するようにしてもよい。さらに、かかる画像データ処理を、マルチスライスCT装置10とは別体のコンピュータ装置で実行するようにしてもよい。このため、これらのデータ処理装置24,32、再構成装置25,33、及び別体のコンピュータ装置は、本発明に係る画像データ処理装置を機能的に実現することができる。
図2に示すように、画像データ処理装置としてのデータ処理装置24は、まず、前述のように収集・保管されている、例えば造影剤投与の元で撮影された3次元画像データを記憶装置22から読み出す(ステップS1)。
次いで、データ処理装置24は、医用装置としてのマルチスライスCT装置10の基本性能を示す基本性能情報(例えばX線焦点サイズ、検出器開口幅、焦点−中心間距離など)及び撮影時に計画した撮影条件(例えばスキャン時及び再構成時のスライス厚、再構成アルゴリズムの種類、再構成条件、再構成関数、ピクセルサイズ、ヘリカルスキャン時のヘリカルピッチ、撮影対象が血管であるときの血管の角度などのパラメータを含む)を記憶装置22から読み出す(ステップS2)。このとき、撮影条件には、少なくともキャン時及び再構成時のスライス厚を表す情報が含まれることが好適である。さらに、この撮影条件には、少なくともスキャン時及び再構成時のスライス厚、及び、再構成アルゴリズムの種類を表す情報が含まれることが好適である。
この準備が済むと、データ処理装置24は、上述の如く読み込んだ基本性能情報及び撮影条件を反映させた画素毎のボケ補正関数を設定する。
ここで、「ボケ」とは前述したように、PSF(point spread function)でその程度を知ることができる空間分解能の状態を表している。
いま、ボケが無い真の3次元画像データD1を想定すると(図3(a)参照)、装置の基本性能や撮像条件の状態に応じて収集データにボケ成分が重畳(コンボリューション)し、このボケ成分を含んだ3次元画像データD2が得られていると考えられる(図3(c)参照:図3の矢印A1,A2参照)。このため、ボケ成分を含んだ3次元画像データD2に何等かのボケ成分除去用の補正処理を施すことができれば、ボケが無い(又はボケ成分が少ない)3次元画像データD1´を得ることができる筈である。しかし、かかる補正処理をどのように行うかが問題である。
本発明者は、X線CT装置で収集される3次元データは、体軸方向(Z軸方向)とアキシャル方向(X,Y軸方向)とで空間分解能が異なり、この空間分解能はX線CT装置の基本性能や撮影条件により変化するということに着目して、ボケ補正関数を、装置の基本性能情報及び撮影条件を反映させて画素毎に設定するようにした。
このボケ補正関数は、一種のフィルタリング関数であっても、撮影された3次元画像データを、このボケ補正関数で補正(具体的にはデコンボリューション)することで、装置の基本性能や撮影条件の如何に因って生じているボケ(blur)及び/又は染み(smear)が軽減された又は大幅に除去された画像を得るために設定される。
このボケ補正関数は、少なくとも被検体の体軸方向と一致させるZ軸方向を含み、好適には3次元のX,Y,Z軸方向にそれぞれに設定される。必要に応じて、Z軸方向のみであってもよい。
このボケ補正関数は、概念的には、例えば図3(b´)に示すように、各画素に高い重みを付けたものになる。
そこで図2に戻って説明を続けると、データ処理装置24は上述のように定義したボケ関数を用いて、再構成されている3次元画像データにデ・コンボリューション処理を施す(ステップS4)。これにより、装置の基本性能や撮影条件に因り生じていたボケ成分を含んだ3次元データD2からボケ成分が除去或いは大幅に軽減された3次元画像データD1´が得られる(図3の矢印B1、B2の流れ参照)。ボケ補正された3次元画像データD1´はた例えば記憶装置22に保管される。
さらに、データ処理装置24は、例えばユーザからの指令に応答して記憶装置22に保管されている3次元データD1´を読み出し、このD1´から血管の狭窄率や瑠の測定、骨(耳小骨)のサイズ測定などが実行される(ステップS5)。
このため、本実施形態によれば、血管の狭窄率や瑠の測定を行う場合、その測定対象となる画像データから装置の基本性能や撮影条件に因るボケ成分が少なくとも大幅に軽減されることから、かかる測定の精度が著しく向上し、その信頼性を高めることができる。
例えば、3次元画像データを構成するスライスの厚さがZ軸方向(被検体の体軸方向)において異なる場合でも、Z軸方向の各画素位置を考慮したボケ補正関数を設定すれば、かかるボケ補正により、少なくともスライス厚の影響に因るZ軸方向のボケ成分は大幅に軽減且つ均一化される。つまり、Z軸方向の誤差要因のばらつきも、ボケ成分が除去又は軽減されるのと一緒に、排除される。このため、心臓の血管のように3次元的に複雑な角度で走行する場合でも、3次元画像データからCurved MPR(断面変換)を行って得た断面画像には、その血管が少なくともZ軸方向には高精度に描出されている。当然に、かかるボケ補正をX軸及びY軸(すなわちXY断面)について行うことで、かかる複雑に走行する血管などが3次元の各方向に依存せずに高精度に描出される。
この結果、医用装置などで撮影した画像データから後処理により各種の計測を行う場合でも、その計測精度を格段に向上させて、より正確且つ迅速な診断に寄与するとともに、かかる計測に対する信頼性を向上させることができる。また、このような補正処理を行うことで、画像データ収集のやり直しも少なくなるので、患者の負担も軽減できる。
(別の実施形態)
図2及び図4を参照して、本発明に係る別の実施形態を説明する。この実施形態は、前述した実施形態を更に詳細に説明するものである。
ここで、前述した説明と一部重複するが、以下の説明で使用する用語を整理しておく。まず、「ボケ最小化関数(blur minimization function)」を、収集したCT画像データを再構成して得た3次元画像のボケ(blur)、染み(smear)、不明瞭さ(fuzziness)を実質的に最小化する「補正関数」(すなわち、「改善PSF(improved PSF)」)として定義する。また、「ボケ最小化処理(blur minimization process)」(すなわち、「デ・コンボリューション処理(de-convolution process)」)を、ボケ最小化関数を適用する処理として定義する。さらに、「ボケ関数(blur function)」及び「PSF」は同一の従来手法を指す同意語として使用し、「補正関数(corrective function)」、「ボケ補正関数(blur correction function)」、「ボケ最小化関数(blur minimization function)」、及び、「改善されたPSF(improved PSF)」は、本発明においては、同一手法を示す実質的に交換可能な用語であるとする。
ステップS3で、補正関数を決めるために、PSFを以下のパラメータのセットに基づいて改善する。このパラメータのセットは、一般に、基本情報及び撮影条件(scanning conditions)を含む2つのグループに分けられ、特定の3次元再構成画像に関連付けられる。これらのパラメータは通常、互いに独立しているが、各パラメータが必ずも独立していなくてもよい。
上述した基本情報は、画像データを収集する装置に依存した装置依存情報、すなわち特定のCT装置に本質的に関連する情報である。一例として、この基本情報には、X線焦点サイズ、検出器幅、及び焦点中心処理が含まれる。撮影条件は、特定の3次元再構成画像データのセットを収集するための条件である。一例として、この撮影条件には、スキャン時及び再構成時のスライス厚、使用する再構成アルゴリズムの種類、再構成条件、再構成関数、画素サイズ、ヘリカルスキャンのヘリカルピッチ、及び、対象が管状体であるときの角度が含まれる。好適な態様は、撮影条件が、最低限、再構成時及びスキャン時のスライス厚の情報を含むことである。別の態様は、撮影条件が、最低限、再構成用のアルゴリズムの種類のほかに、再構成時及びスキャン時のスライス厚の情報を含むことである。これらのパラメータを用いて、既知のPSFを改善する。この既知のPSFは、既知の対象を収集するトレーニング処理の間に事前にセットされる情報である。
上述した装置依存パラメータの例を表1に要約して示す。この表では、各パラメータについての詳細情報を示す。各パラメータは、表1において、パラメータ名として記述されている。このパラメータ名は変数として機能させる。各パラメータは、典型的なCTスキャナに対して設定された一定範囲の値を有している。この一定範囲はあくまで一例である。表1における個別重み指標は整数値を採り、この整数値は、対応レンジ及び関連重みを有する個別的なサブレンジを示している。このうち、関連する重みを用いて既知PSFが重み付けされ、この重み付けされた既知PSFを用いて、撮影されたCT画像データから再構成された3次元画像データのボケ、染み、又は不明瞭さが実質的に最小化される。この数値的なレンジ値はスキャナ装置が何であるかに拠るが、1つの好適な実施形態としては、サブレンジの数、すなわち個別的な重み指標の数は変わらないものと設定できる。
Figure 0004686147
前述した撮影条件パラメータの例を表2に要約して示す。この表では、各パラメータについての詳細情報を示す。各パラメータは、表2において、パラメータ名として記述されている。このパラメータ名は変数として機能させる。各パラメータは、典型的なCTスキャナ又は処理環境に対して設定された一定範囲の値を有している。個別重み指標は、対応レンジの個別的なサブレンジ、特定のアルゴリズム、又は特定の再構成モードを表す整数を採る。各個別重み指標は、特定の重み値とも関連付けられている。この関連付けられた重み値を用いて、既知のPSFを重み付けする。重み付けされた既知のPSFを用いて、撮影されたCT画像データから再構成された3次元画像データのボケ、染み、又は不明瞭さを実質的に最小化する。この数値的なレンジの値はスキャナ装置が何であるかに拠るが、1つの好適な実施形態としては、サブレンジの数、すなわち個別的な重み指標の数は変わらないものと設定できる。
Figure 0004686147
コンボリューションフィルタの種類は、パラメータ「typeconv.filter」により表されている。このパラメータは、スキャンされたCT画像データから3次元画像を再構成する方法であるアルゴリズムについて、約40個の既知のアルゴリズムを有している。これらのアルゴリズムは、3次元再構成を行なうときの画質を調整するフィルタとして機能する。例えば、スキャンされたボディ画像データの特定の部位には別のフィルタを使用できる。
再構成の種類は、パラメータ「treconstruction」により表されている。このパラメータは、予め定めた、3次元再構成が実行される4つの条件を有している。一例としては、ハーフ再構成モード、フル再構成モード、ファンビーム再構成モード、及びコーンビーム再構成モードの4つから成る。
ヘリカルピッチを表すパラメータは「Phelical」である。このパラメータは、ヘリカルピッチが1回転当たりの寝台の移動距離に等しいという仮定の元で設定されている。4枚のスライスを同時にヘリカルスキャンする場合、例えば、X線ビームは4mmとし、ビームピッチは0.5mm〜2mmの範囲で且つヘリカルピッチは2mm〜8mmの範囲に及ぶという仮定がなされる。
このため、改善PSFは上述した各パラメータを組み合わせて決定される。すなわち、改善PSFをPSFimprovedと表記すると、PSFimprovedはおよそ以下の(1)式で定義される。
[数1]
PSFimproved
=PSF(dfocus-x, dfocus-z, adct-x, dfocus to focus, tdetector collimation, treconstruction, typeconv.filter, typereconstruction, sizepixel, Phelical) ……(1)
この改善PSFを求める上で、PSFを重み付けするパラメータの組合せは任意であるが、撮影条件としては最低限、「再構成の種類」を表すパラメータ「treconstruction」を含むことが望ましい。また、別の好適な例は、撮影条件に、「コンボリューションフィルタの種類」を表すパラメータ「typeconv.filter」と「再構成の種類」を表すパラメータ「treconstruction」とを最低限、含めることである。
実際の重み付け処理は様々な方法で実行される。一例としては、上述したパラメータの夫々を、個別重み指標、及び、既知のPSFの効果を向上させるために使用する対応する重み値を記述した別々のテーブルを用いて導入することが好ましい。これらの重み値の組合せの合計数は、前述したパラメータの全てに対応した個別重み指標の数の積に等しい。
Figure 0004686147
Figure 0004686147
Figure 0004686147
この方法を反復実行することにより、誤差Eが最小にする対象画像Oが得られる。誤差Eの傾きに基づいて、補正ベクトルdE/dOが決められ、この補正ベクトルdE/dOを用いることで、以下の(5)式で表されるように、反復を実施していくにつれて対象画像Oを収束させることができる。
[数5]
N+1=(ON−a)dE/dO ……(5)
この(5)式において「a」は定数である。収束速度を最高値まで上げるには、「maximum diving method」や「conjugate gradient method」のような他の手法を用いて、定数a及び補正ベクトルを最適値に選択することが好ましい。その一方で、収束速度を上げるにつれて、収束、すなわちデ・コンボリューションには画像ノイズの影響を受け易くなるというマイナスの面もあるので、画質の収束速度とのバランスを考慮することは必要である。
図2の好適な例に示したように、本発明にしたがって3次元再構成画像データのボケ、染み、不明瞭さを実質的に除去する上述の処理において、改善PSF、すなわちボケ最小化関数が(3)式及び(4)式における「PSF」の代わりに用いられる。このPSFimproved、すなわちボケ最小化関数を使用すると、実質的に真の画像Oとも言える、コンボリューションされた画像O´上の不要なボケを最小化することができる。
上述では、撮影された画像データの3方向に均一に適用可能なPSFimprovedについて説明したが、このPSFimprovedはX,Y,Z軸方向それぞれに対して独立に設定してもよい。これは、通常、ボケの量がスキャンに関して方向依存性を有しているからである。このため、PSFimprovedに方向を表す別のパラメータを付加して、以下の(6)式のように、方向性を有したPSFimproved(x1, y1, z1)を設定するようにしてもよい。
[数6]
PSFimproved(xi, yi, zi)
=PSF(dfocus-x, dfocus-z, adct-x, dfocus to focus, tdetector collimation, treconstruction, typeconv.filter, typereconstruction, sizepixel, Phelical) ……(6)
この(6)式において、xi, yi, ziはそれぞれの座標位置、すなわち、換言すれば、スキャンの方向に対応する。さらに、既知のPSFに対する上述の改善法はまた、予め定めた斜め方向など、どのような方向を考慮して実施できる。すなわち、対象とする物体の真の画像は理想的な収集できず、それは機械的及び光学的な要素を含む各種の不正確さソースに因るものであることが分っている。このことは、PSFimprovedを用いると、以下の(7)式のように表記される。
[数7]
V(x、y、z)=PSFimproved(xi, yi, zi)|v(x、y、z) ……(7)
この(7)式において、v(x、y、z)は3次元の理想的、すなわち真の画像データであり、V(x、y、z)は収集された3次元画像データである。このため、この収集CT画像データV(x、y、z)から、殆ど理想に近くまで補正された3次元画像データv´(x、y、z)を決めることができ、この3次元画像データv´(x、y、z)は以下の式(8)のようにデ・コンボリューション処理を使って表される。
[数8]
v´(x、y、z)=PSFimproved -1(xi, yi, zi)|v(x、y、z) ……(8)
この式(8)は前述したようにノイズの影響を受け易い形であるが、適当な反復法を使うことで、ノイズの影響を実質的に無視でき、精度を上げることができる。また、前述したように、一例として、(8)式に基づく処理は画素毎に実行することが好ましい。
図4を参照して、収集されたCT画像データのボケを最小化するという基本的な効果を含む好適な処理を視覚的に総括する。
図4(a)は、あるPSFをワイヤーモデルのような既知の対象に基づいて決めるサブ処理を示している。例えば、2本のワイヤーの長さは、使用する特定のCTスキャナに搭載している検出器の空間解像度よりも小さい。このため、図4(b)に示す如く、X,Y,Z方向で3つのPSFから成るPSFの組が得られる。この3つのPSFはそれぞれ、かなり広い点分布範囲を呈するベル型の曲線を画いている。
次いで、同一のCTスキャナに血管などの対象をスキャンさせ、図4(e)に示されるような3次元画像を再構成させる。この血管の3次元再構成画像には、血管の物理的特性を測定するときにその不正確さを誘う傾向にあるボケ部分や染み部分が含まれている。このボケや染みを含む画像は、ボケ及び染みと対象とするオリジナル又は理想的な画像とのコンボリューションの結果であると考えられる。
上述した撮像された特定の画像データに供するため、一組の情報が収集され、保存される。この情報には、使用するCTスキャナの装置特性に関する情報、及び、特定の画像データを収集するために実行するスキャンの条件(撮影条件)に関する情報が含まれる。図4(c)に示すように、装置情報及び撮影条件の両方の情報をパラメータとして用いられ、血管のCT撮影画像上のボケや染みを実質的に消去するためのPSFが改善される。かかるパラメータには、前述した表1及び表2を用いて説明したように、dfocus-x, dfocus-z, adct-x, dfocus to focus, tdetector collimation, treconstruction, typeconv.filter, typereconstruction, sizepixel, 及び、Phelicalから成る組み合わせが含まれる。
この改善処理の結果として、図4(d)に模式的に示したように、図4(b)に示したPSFよりも狭い範囲を3つのPSFが得られる。この3つのPDFは、より狭い(限定された)点分布を示しており、空間解像度をより向上させている。この改善されたPDFを用いた、図4(e)に示した再構成3次元画像がデ・コンボリューション処理を受け、その結果、ボケや染みが実質的に消去される。
このボケ及び染みに対する実質的な消去(最小化)により、図4(f)に示すように、かかる血管の3次元再構成画像が明瞭は輪郭線を持って視覚化される。この結果、この血管像から物理的な特徴を測定したときに、その測定精度は格段に向上することになる。つまり、図4(e)に示すボケや染みのある血管像を用いるよりも、図4(f)に示す明瞭な改善された血管像を用いた方が遥かに優れた測定精度が得られる。
本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施することが可能である。なお、上述した実施形態は、本発明に係る画像データ処理法を医用装置に適用した場合について説明したが、リバースデザインなどの工業用の分野にも応用できる。なお、この医用装置についても、X線CTスキャナに限定されることなく、磁気共鳴イメージング装置や超音波診断装置なども含まれ、そのような医用モダリティから収集された画像データを本発明の処理の対象とすることができる。また、前述した改善PSFは、3次元画像データや3次元の再構成画像データのみならず、2次元画像データにも適用できるとともに、3次元及び2次元を組み合わせた画像データ処理法にも適用できる。
本発明の一つの実施形態に係るX線CT装置の概略構成を示すブロック図。 実施形態のX線CT装置において実行される、3次元画像データのボケ成分の補正処理の流れを示す概略フローチャート。 本発明で実施される3次元画像データのボケ成分の補正処理の原理を、実施形態の中で説明する図。 本発明で実施される3次元画像データのボケ成分の補正処理の原理を、別の実施形態の中で説明する図。
符号の説明
11 X線管
12 X線検出器
13 DAS(データ収集装置)
14 X線検出器システム
22 記憶装置
24、32 データ処理装置
25、33 再構成装置

Claims (18)

  1. 放射線CT装置を用いて、与えられた撮影パラメータの下で対象物である被検体をスキャンして収集されたデータを再構成して得た3次元画像データを処理する画像データ処理装置において、
    前記撮影パラメータは、
    少なくともX線焦点サイズ、検出器開口幅、および焦点―中心間距離の1つを含む前記放射線CT装置の基本性能に関するパラメータと、
    前記データ収集時に任意に設定される、少なくとも再構成時のスライス厚、再構成アルゴリズムの種類、再構成条件、再構成関数、ピクセルサイズ、ヘリカルスキャン時のヘリカルピッチの少なくとも1つを含む撮影に関するパラメータとを有し、
    前記画像データの画素毎のボケを軽減するためのボケ関数を、前記放射線CT装置の基本性能に関するパラメータ、および前記データ収集時に任意に設定される撮影に関するパラメータの少なくとも一方に応じて、前記3次元画像データにおける前記被検体の体軸方向に設定するボケ関数設定手段と、
    このボケ関数設定手段により設定されたボケ関数を用いて前記画像データにボケ軽減のための補正処理を施す補正手段と、を備えたことを特徴とする画像データ処理装置。
  2. 前記ボケ関数設定手段は、前記3次元画像データにおける前記被検体の体軸方向、及び、この体軸方向に直交する面に沿った2つの直交方向の合計3方向それぞれに前記ボケ関数を各別に設定するように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の画像データ処理装置。
  3. 前記撮影に関するパラメータは、再構成時のスライス厚、及び、再構成アルゴリズムの種類を少なくとも有することを特徴とする請求項1に記載の画像データ処理装置。
  4. 前記撮影に関するパラメータは、再構成時のスライス厚、再構成アルゴリズムの種類、再構成条件、再構成関数、ピクセルサイズ、ヘリカルスキャン時のヘリカルピッチを有することを特徴とする請求項3に記載の画像データ処理装置。
  5. 前記補正手段は、前記画像データに、前記ボケ関数に対応した特性のデ・コンボリューション処理を施す手段であることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  6. 放射線CT装置を用いて、与えられた撮影パラメータの下で対象物である被検体をスキャンして収集されたデータを再構成して得た3次元画像データを処理する画像データ処理方法において、
    前記撮影パラメータは、
    少なくともX線焦点サイズ、検出器開口幅、および焦点―中心間距離の1つを含む前記放射線CT装置の基本性能に関するパラメータと、
    前記データ収集時に任意に設定される、少なくとも再構成時のスライス厚、再構成アルゴリズムの種類、再構成条件、再構成関数、ピクセルサイズ、ヘリカルスキャン時のヘリカルピッチの少なくとも1つを含む撮影に関するパラメータとを有し、
    前記画像データの画素毎のボケを軽減するためのボケ関数を、前記放射線CT装置の基本性能に関するパラメータ、および前記データ収集時に任意に設定される撮影に関するパラメータの少なくとも一方に応じて、前記3次元画像データにおける前記被検体の体軸方向に設定し、
    この設定されたボケ関数を用いて前記画像データにボケ軽減のための補正処理を施す
    ことを特徴とする画像データ処理方法。
  7. スキャンして得た画像データのボケを実質的に最小化する装置において、
    既知の対象をスキャンして第1の画像データを生成するとともに関心対象をスキャンして第2の画像データを生成するスキャンユニットと、
    前記スキャンユニットに接続され、且つ、前記既知の対象からの前記第1の画像データに基づいてPSF(point spread function:点像分布関数)を決め、このPSFを、少なくとも前記スキャンを行う装置に依存した装置依存パラメータ、及び撮影条件パラメータを含むパラメータの組合せに応じて補正して改善されたPSFを生成し、この改善されたPSFで前記第2の画像データをデ・コンボリューションの処理に処して当該第2の画像データのボケを実質的に最小化するデータ処理ユニットと、
    を備え、
    前記装置依存パラメータは、スキャン時のX軸方向の焦点サイズを示すパラメータ、Z軸方向の焦点サイズを示すパラメータ、前記X軸方向における検出器開口を示すパラメータ、焦点と回転中心との間の距離を示すパラメータの少なくとも1つを有し、
    前記撮影条件パラメータは、検出器のコリメータによるスライス厚を示すパラメータ、再構成時のスライス厚を示すパラメータ、前記再構成用のコンボリューション・フィルタの種類を示すパラメータ、再構成モードの種類を示すパラメータ、画素サイズを示すパラメータ、及び、ヘリカルピッチを示すパラメータの少なくとも1つを有する、
    ことを特徴とする装置。
  8. 前記スキャンユニット及び前記データ処理ユニットに接続され、且つ、前記パラメータ、前記第1の画像データ、及び前記第2の画像データを格納するメモリユニットを備えたことを特徴とする請求項7に記載の装置。
  9. 前記データ処理ユニットは、前記改善されたPSFに基づいて前記第2の画像データの前記スキャン時のX軸方向のボケを実質的に最小化するように構成したことを特徴とする請求項7に記載の装置。
  10. 前記データ処理ユニットは、前記改善されたPSFに基づいて前記第2の画像データの前記スキャン時のY軸方向のボケを実質的に最小化するように構成したことを特徴とする請求項7に記載の装置。
  11. 前記データ処理ユニットは、前記改善されたPSFに基づいて前記第2の画像データの前記スキャン時のZ軸方向のボケを実質的に最小化するように構成したことを特徴とする請求項7に記載の装置。
  12. 前記データ処理ユニットは、前記改善されたPSFを前記第2の画像データの各画素に適用するように構成したことを特徴とする請求項7に記載の装置。
  13. 前記メモリユニットは、前記パラメータのそれぞれを重み付けする所定組の重み値を格納したことを特徴とする請求項8に記載の装置。
  14. 前記データ処理ユニットは、デ・コンボリューション処理を前記第2の画像データの各画素に適用するように構成したことを特徴とする請求項7に記載の装置。
  15. 前記スキャンユニットはX線CTスキャナである請求項7に記載の装置。
  16. 前記関心対象は人体であり、前記X線CTスキャナは前記人体をZ軸方向に沿った体軸方向にスキャンし、前記データ処理ユニットは前記改善されたPSFに基づいて前記Z軸方向のボケを実質的に最小化するように構成するユニットである請求項15に記載の装置。
  17. 前記データ処理ユニットは、前記改善されたPSFに基づいて前記Z軸方向に直交するX軸及びY軸の方向それぞれのボケを実質的に最小化するユニットである請求項16に記載の装置。
  18. 画像データのボケを実質的に最小化する装置において、
    既知の対象をスキャンして第1の3次元画像データを生成するとともに関心対象をスキャンして第2の3次元画像データを生成するスキャンユニットと、
    前記スキャンユニットに接続され、且つ、前記既知の対象からの前記第1の3次元画像データに基づいてPSF(point spread function:点像分布関数)を決め、このPSFを、少なくとも前記スキャンを行う装置に依存した装置依存パラメータ、及び撮影条件パラメータを含むパラメータの組合せに応じて補正して改善されたPSFを生成し、この改善されたPSFで前記第2の3次元画像データをデ・コンボリューションの処理に処して当該第2の3次元画像データのボケを実質的に最小化するデータ処理ユニットと、
    を備え、
    前記装置依存パラメータは、スキャン時のX軸方向の焦点サイズを示すパラメータ、Z軸方向の焦点サイズを示すパラメータ、前記X軸方向における検出器開口を示すパラメータ、焦点と回転中心との間の距離を示すパラメータの少なくとも1つを有し、
    前記撮影条件パラメータは、検出器のコリメータによるスライス厚を示すパラメータ、再構成時のスライス厚を示すパラメータ、前記再構成用のコンボリューション・フィルタの種類を示すパラメータ、再構成モードの種類を示すパラメータ、画素サイズを示すパラメータ、及び、ヘリカルピッチを示すパラメータの少なくとも1つを有する、
    ことを特徴とする装置。
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