JP4685432B2 - センサーユニットの取付方法及びセンサーユニット - Google Patents

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Description

本件の発明は,所定の取付方向性を有するセンサーを筐体に収容し,センサーの出力を筐体外部に出力することが可能なセンサーユニットと該センサーユニットの取付方法に関するものである。特に分電盤内に収容して用いるセンサーユニットに関するものである。
従来公知のセンサーユニットの例としては,特許文献1に示したように,既設の安全ブレーカの1個または複数個分のスペースで構成された筐体の内部に、震動を感知したときに動作するリレー回路等を組み込むとともに、この筐体の片側に電源端子を、またその反対側に警報端子をそれぞれ並設する安全ブレーカの端子と同側に位置するよう配置し、かつ筐体の内部に電子基板を多段に設け、導電性のピンで保持して電子基板どうしを電気的に接続したうえ、筐体の電源端子側の肩部の高さを並設する安全ブレーカの肩部の高さに対応させて、既設の安全ブレーカと差し替え可能として構成されたものがあった。該センサーユニットにおいては,該センサーユニット内への方向性を有するセンサーの配設において,センサーの所定の方向性を保つために,一つの配設状態のみ取り得るものであった。このため,特許文献1の図6に記載されているように,分電盤内にセンサーユニットを配設する場合においては,上下に2段に並設している分岐開閉器のうち,下側の分岐開閉器の部分に配設を行い使用していた。
特許第3046765号 (第6図)
しかしながら, 分電盤内にセンサーユニットを配設する場合においては,下側の分岐開閉器のスペースにのみ配置することが可能となっているため,取付場所及び方向が限定され,分岐開閉器の負荷側に接続されている負荷機器の使用電流によっては,相間のバランスが取れなくなるという課題があった。
また,上側の分岐開閉器スペースに空き回路が設けてあるような分電盤の場合には,施工時に置いて,一旦,下側の分岐開閉器を上側に移設し,壁側の配線も繋ぎかえる手間が発生し作業効率が低下するという課題があった。
また,センサーユニットを複数個用いるような場合においては,上側下側の分岐開閉器スペースのうち片側だけにセンサユニットを用いることで,相間のバランスがより崩れる方向となり,安定した電力の供給に支障が出る可能性があるという課題があった。
そこで本件の発明は,このような実情に鑑みてなされたものであり,所定の取付方向性を有するセンサーを含んで構成されたセンサーユニットを,該センサーの取付方向性に依存することなく,センサーユニット取付における天地方向を問わず,取付作業性よく取付けることを可能としたセンサーユニットの取付方法及びセンサーユニットを提供することを目的とする。また,天地方向を違えた取り付け状態においても,センサーの動作状態の表示や,動作確認の操作が違和感なく行うことが可能なセンサーユニットを提供する。
さらに,分電盤の内部に配設する場合においては上側下側どちらの分岐開閉器とも置き換えが可能であり,特に複数個のセンサーユニットの使用時において相間のバランスを崩すことがないセンサーユニットを提供することを目的とする。
本発明の再閉路機能付回路遮断器は,所定の取付方向性を有するセンサーと,該センサーを取付配置する第一の電子基板と,該電子基板を装着保持する筐体と,を含んで構成されるセンサーユニットの取付方法であって,前記第一の電子基板には,略同一の位置にて前記所定の取付方向性を有するセンサーを取付配置できるようセンサー取付部を二形態設けて基板のパターンを構成することにより,該センサーユニットの取付は,前記所定の取付方向性を有するセンサーを取付配置した第一の電子基板と,該第一の電子基板を装着保持した筐体からなる第一の取付け状態と,前記所定の取付方向性を有するセンサーの取付方向は第一の取付け状態における方向と同一で,該所定の取付方向性を有するセンサーを取付配置した第一の電子基板及び該第一の電子基板を装着保持した筐体は,センサーユニットから基板を臨む方向を軸として第一の取付け状態とは180度違えた第二の取付け状態との,二つの状態で取付を可能としたことを特徴としてセンサーユニットの取付方法を提供したものである。
これにより,センサーの所定の取付方向性を保ちながらもセンサーユニットの取付方向性は天地自在に設けることができるため,センサーユニットを設置する際において,取付自由度を持たせて取付を行うことができる。
また,二つの状態配置を実現する場合において,ユニットの筐体内で前記状態毎に別々の部品配置スペースを必要とせず,コンパクトな筐体構造を取り得るセンサーユニットを提供することができる。
前記センサーユニットは,該センサーユニットの動作状態を表示する表示手段と,動作確認を行う動作確認手段と,リセット動作を行うリセット手段とを配置して前記第一の電子基板と電気的に接続される第二の電子基板を備え,該表示手段,動作確認手段,リセット手段は,筐体の外部から露望して視認操作可能なように設けられるとともに,筐体には前記第一の取付け状態及び第二の取付け状態において,外部から表示手段,動作確認手段,リセット手段を視認操作する際の配置が同一となるよう,筐体内において第二の電子基板をセンサーユニットの取付方向を軸として180度違えて装着保持できるように,予め表示手段,動作確認手段,リセット手段の露望する位置に対称に孔部を設けて構成されたことを特徴としセンサーユニットとしてもよい。このようにすれば,第一の取付状態および第二の取付状態の二つの状態において,視認性と操作性を変えることなく,センサーユニットを構成でき,使用者側において視認性および操作性を損ねることがないセンサーユニットを提供することができる。
前記筐体の外形は,主開閉器及び該主開閉器と母線を介して電気的に接続された分岐開閉器等を収容した分電盤に用いられる分岐開閉器と置き換えて利用できるよう,該分岐開閉器と略同一に形成されるとともに,母線から駆動電源を取得できるよう分岐開閉器と同様な電源端子部を設けたことを特徴として請求項2記載のセンサーユニットを提供してもよい。また前記筐体の外形は,主開閉器及び該主開閉器と母線を介して電気的に接続された分岐開閉器等を収容した分電盤に用いられる分岐開閉器と置き換えて利用できるよう,該分岐開閉器と略同一に形成されるとともに,母線から駆動電源を取得できるよう分岐開閉器と同様な電源端子部を設けたことを特徴として請求項1記載のセンサーユニットの取付方法を提供してもよい。これにより,センサーユニットの電源を分電盤の母線から直接供給することができ,設置の際に電源線を配設する必要が不要とすることができ,施工性に優れたセンサーユニットの取付方法またはセンサーユニットを提供することができる。
また,分電盤内において上側下側二段に分岐開閉器が配設されてなる分電盤において,前記センサーユニットは,上側の分岐開閉器もしくは下側の分岐開閉器のどちらの分岐開閉器とも置き換えて使用が可能であることを特徴として請求項記載のセンサーユニットを提供してもよい。これにより,分電盤内に配設する場合において,上側下側関係なく,分岐回路の空きがある場所に配置することができるため,施工性をさらに向上することが可能なセンサーユニットを提供できる。
また,センサーユニットに用いられるセンサーは,震度に応じて出力信号を発生する感震センサーであることを特徴として請求項2乃至請求項記載の内何れか一項に記載のセンサーユニットを提供してもよい。またセンサーユニットに用いられるセンサーは,震度に応じて出力信号を発生する感震センサーであることを特徴として請求項1記載又は請求項6記載のセンサーユニットの取付方法を提供してもよい。これにより,感震センサーの取付方向性は適切に保ったまま,センサーユニットの取付方向性は天地自在に構成できるセンサーユニットの取付方法またはセンサーユニットを提供することができる。
所定の取付方向性を有するセンサーを含んで構成されたセンサーユニットを,該センサーの取付方向性に依存することなく,センサーユニット取付における天地方向を問わず,取付作業性よく取付けることを可能とし,また,天地方向を違えた取り付け状態においても,センサーの動作状態の表示や,動作確認の操作が違和感なく行うことが可能なセンサーユニットを提供でき,さらに,分電盤の内部に配設する場合においては上側下側どちらの分岐開閉器とも置き換えが可能であり,特に複数個のセンサーユニットの使用時において相間のバランスを崩すことがないセンサーユニットを提供することができる。
以下に本件発明の最良の実施の形態に係るセンサーユニットの取付方法,及びセンサーユニットについて,図面を参照しつつ詳細に説明する。
図1は本発明のセンサーユニットの外観斜視図を示したもので,図2は該センサーユニットの内部構造図を示したものである。
これらの図に示されるように,筐体は,第一の外側筐体11と,第二の外側筐体13と,該第一の外側筐体11と第二の外側筐体13の間に挟みこまれる内側筐体12とから構成されている。また,筐体の一方の端部には,分電盤の母線から電源を供給できるように,分岐開閉器と同様な構造の電源端子部A14及び電源端子部B15が設けられ,他方の端部には,センサーユニットからの出力信号を出力するための出力信号発生部16が設けられている。また,筐体の表面には,センサーユニットの動作情報表示部17が設けられている。
図2に示したように,センサーユニットの内部構造は,取付面側から視認側の方向に,第一の電子基板20,第二の電子基板21の二つの基板が略平行に配設される構造となっている。各々の基板はリード線を用いて電気的に接続されている。センサー30は第一の電子基板20に配設される。また,動作情報表示部17は,第二の電子基板21に配設される。
センサー30は所定の取付方向性を持っており,センサーユニットの取付時における天地方向に対して常に同一の方向を保って取付られる必要がある。図2においては,センサー30のa側が常に天地方向において上側に配置される。
図3には第一の電子基板20へのセンサー取付図を示している。センサー30は,電子基板への取付に際して,第一の取付脚部31と,第二の取付脚部33と,接点信号を出力するための第一の信号出力端子部32と,第二の信号出力端子部34とが設けられている。なお,センサー30の動作機構については,特開平4−116426号,特開平6−160165号等を参照されたい。
さて,第一の電子基板20には,図3(b)に示したように,前記第一の取付脚部31,第二の取付脚部33,第一の信号出力端子部32,第二の信号出力端子部34を取付けるための取付部が設けられている。2011,2010,2021,2022は取付脚部を取付けるための取付部であり,2012,2013,2023,2024は信号出力端子部を取付けるための取付部である。また,センサー30の信号出力端子部は,通常は接点が開放されたオープン状態となっており,地震を検出した場合,接点が短絡されたクローズ状態となり,ON/OFF信号を発生するようになっている。信号出力端子部からの信号には極性がない。
センサー30は第一の電子基板20に対して二つの状態を取り得るよう構成されており,第一の取付け状態のおいては,センサー30の取付脚部31を電子基板20の2011に,取付脚部33を電子基板20の2010に,信号出力端子部32を電子基板20の2013に,信号出力端子部34を電子基板20の2012に取付けて用いる。
また,第二の取付け状態のおいては,センサー30の取付脚部31を電子基板20の2022に,取付脚部33を電子基板20の2021に,信号出力端子部32を電子基板20の2024に,信号出力端子部34を電子基板20の2023に取付けて用いる。
即ち,第一の取付け状態と第一の取付け状態においては,電子基板に対して略同一の位置で,センサー30の方向が180度違えて配置されるように構成される。
第一の電子基板20の外形は略長方形状をしており,筐体1の内部で方向性なく支持しやすい形状としている。
図3(a)は第一の取付け状態を示したものでセンサー30のa側が天地方向に対して上側に位置する。また,図3(b)は第二の取付け状態を示したもので同じくセンサー30のa側が天地方向に対して上側に位置する。電子基板については方向性がないため,第一の取付け状態と第二の取付け状態においては上下違えた配置となっている。
次に,第二の電子基板21について説明を行う。第二の電子基板21には,センサーユニットの動作情報表示部17と対応した位置関係にある,動作状態を表示する動作状態表示手段40,動作確認(動作テスト)を行う動作確認手段41,動作のリセットを行うリセット手段42を備えている。
これら,動作状態を表示する動作状態表示手段40,動作確認(動作テスト)を行う動作確認手段41,動作のリセットを行うリセット手段42は,筐体1の外側から視認及び操作可能であるよう,図5に示したように筐体1の前面には,動作状態表示手段40,動作確認手段41,リセット手段42と対応する位置において孔部が設けられている。
また,第二の電子基板21は,長方形状に設けられており,センサーユニットの第一の取付け状態及び第二の取付け状態において,筐体1の内部で方向性なく支持しやすい形状としている。
さて,動作状態表示手段40,動作確認手段41,リセット手段42の第二の電子基板21における配置は,動作確認手段41とリセット手段42とが天地方向に対して略一直線に配置され,また,動作状態表示手段40とリセット手段42とが前記天地方向に対して直交する方向に略一直線上に配置される。
また,基板の中心からの距離は略等しくなるように設けられている。
図5には筐体1の情報表示部17を臨んだ図を示している。情報表示部17には貫通孔101,102,103,104が設けられている。これらの貫通孔は,前記第二の電子基板21に設けられた動作状態表示手段40,動作確認手段41,リセット手段42と各々対応し,筐体の外側から視認もしくは操作が可能なように設けられている。
動作状態表示手段40,動作確認手段41,リセット手段42と,貫通孔101,102,103,104の対応について説明すると,センサーユニットの第一の取付け状態においては,動作状態表示手段40は貫通孔103と対応し,動作確認手段41は貫通孔101と対応し,リセット手段42は貫通孔102と対応して配置される。センサーユニットの第二の取付け状態においては,動作状態表示手段40は貫通孔101と対応し,動作確認手段41は貫通孔103と対応し,リセット手段42は貫通孔104と対応して配置される。
このように,センサーユニットの第一の取付け状態,第二の取付け状態において,天地方向を違えて配置する場合においても,予め筐体1に第二の電子基板21に配置される動作状態表示手段40,動作確認手段41,リセット手段42の取り得る配置位置に対応した貫通孔を設けておくことにより,第二の電子基板21を180度回転させて筐体1内に配設できる構造とし,筐体1の外側から情報表示部17を臨んだ場合,視認性や操作性が第一の取付け状態,第二の取付け状態において違うことなく保持でき,使用者側にとって視認や操作をためらうことがない。
センサーユニットの第一の取付け状態,及び第二の取付け状態における,第一の電子基板20へのセンサー30の取付配置,及び情報表示部17への第二の電子基板21の取付配置をまとめると次のようになる。
第一の取付け状態においては,センサー30の第一の取付脚部31は,第一の電子基板20の取付部2011と対応し,センサー30の第二の取付脚部33は,第一の電子基板20の取付部2010と対応し,センサー30の第一の信号出力端子部32は,第一の電子基板20の取付部2013と対応し,センサー30の第二の信号出力端子部34は,第一の電子基板20の取付部2012と対応し,取付部2021,2022,2023,2024は不使用,筐体1の貫通孔103は,第二の電子基板21の動作状態表示手段40と対応し,筐体1の貫通孔102は,第二の電子基板21のリセット手段42と対応し,筐体1の貫通孔101は,第二の電子基板21の動作確認手段41と対応し,貫通孔104は不使用となるように設けられる。
また,第二の取付け状態においては,センサー30の第一の取付脚部31は,第一の電子基板20の取付部2022と対応し,センサー30の第二の取付脚部33は,第一の電子基板20の取付部2021と対応し,センサー30の第一の信号出力端子部32は,第一の電子基板20の取付部2024と対応し,センサー30の第二の信号出力端子部34は,第一の電子基板20の取付部2023と対応し,取付部2010,2011,2012,2013は不使用,筐体1の貫通孔101は,第二の電子基板21の動作状態表示手段40と対応し,筐体1の貫通孔104は,第二の電子基板21のリセット手段42と対応し,筐体1の貫通孔103は,第二の電子基板21の動作確認手段41と対応し,貫通孔102は不使用となるように設けられる。
第一の取付け状態と第二の取付け状態においては,センサーユニットの取り付け時の天地方向が各々逆になるよう設けられるが,感震センサーなど所定の取付方向性を持ったセンサーは常に所定の方向性を保ったまま取付けられることが可能となり,また,情報表示部17における視認性,操作性においては,図6および図7に示したように,常に同様な視認性,操作性を保ってセンサーユニットを提供できる。
図8には,分電盤に本発明のセンサーユニットを組み込んだ図を示している。
8は分電盤,81は主開閉器,82は分岐開閉器で上側下側2段に複数設けられる。主開閉器81と分岐開閉器82との間は電気的に,接続バー83と母線84を介して分岐線にて接続されている。母線84及び分岐線の充電部は,充電部カバーで被覆され,絶縁されている。
接続バー83は主開閉器81と母線84を中継するためのものである。母線84は分岐線を介して各々の分岐開閉器82に電力を供給する。接続バー83は,バーの他,被覆された電線を用いたり,予め形付けられた銅バーを樹脂製のケースで絶縁したユニットを用いて構成してもよい。
図8(a)においては,センサーユニットにおける第一の取付け状態を示したものであり,下側の分岐開閉器82の一部と本発明のセンサーユニットを置き換えて配置した図を示している。センサーユニットは分岐開閉器2個分の幅で構成されており,2個の分岐開閉器と置き換えて使用する。
図8(b)においては,センサーユニットにおける第二の取付け状態を示したものであり,上側の分岐開閉器82の一部と本発明のセンサーユニットを置き換えて配置した図を示している。(a)の場合と同じく,2個の分岐開閉器と置き換えて使用する。
施工に際しては,個々の分電盤の配電事情に応じて,接続された負荷機器のバランスを取りながら相バランスがより崩れにくい側への施工を行い,電力の供給が安定して行うことができるように施工する。
図8(c)においては,センサーユニットを2個取付けた図を示している。この場合は,上側及び下側の分岐開閉器と置き換えた配置を行い,相バランスを保つことができるように配置することが可能である。
分電盤には,将来の回路増設に備えて予備回路スペースが設けられていることが多い。該予備回路スペースが上側もしくは下側の分岐開閉器のどちら側の位置に設けられている場合においても,本発明のセンサーユニットを取付が可能であるため,取付現場における施工性,作業性を向上させることができる。
センサーユニットの動作について説明を行う。本発明のセンサーユニットにおいては,感震センサーからの出力信号があった場合,第二の電子基板に設けられたICにより内部処理を行い,センサーユニットに設けられた出力信号発生部16から外部に出力信号を発生させる。
出力信号発生部16においては,回路遮断器に接続される第一の出力系統と,外部警報装置に接続される第二の出力系統が備えられている。
第一の出力系統は回路遮断器を引外し動作させるトリップコイルと電気的に接続されており,センサーユニットからの出力信号を受けた回路遮断器は,該トリップコイルを駆動させることにより,引外し動作を行い,接点を開極するよう動作する。即ちセンサー,特に感震センサーが動作した場合には,所定の内部処理を行った後に,回路遮断器を動作させ,電力の供給を停止させることで電気火災を未然に防止することが可能である。
第二の出力系統は外部警報装置に接続されており,センサーユニットからの出力信号を受けた外部警報装置は例えば,音発生手段や音声発生手段を用いて音や音声により警報を発生させたり,もしくは発光手段や振動発生手段を用いて発光や振動で周囲に警報を発したり,また,公衆回線やインターネット等の電気通信回線との接続手段を用いて電気通信回線と接続させておくことにより,所定の電話番号に電話発信を行ったり,所定の宛先にメールを配信させることで,遠隔地への警報発信を行うよう構成することができる。
本発明で用いた感震センサーは,所定の大きさの加速度を検出した場合,センサー内部の接点が短絡されて通常状態のオープン状態からクローズ状態となるタイプのセンサーを用いている。従って地震発生により受けた加速度が所定の大きさに達したか/達しないかという2つの状態を検知できるものである。
即ちON/OFFの出力信号を発生するものであるが,加速度の大きさに応じて多段階もしくは無段階に出力信号を発生するタイプの感震センサーを使用して構成してもよい。この場合,所定の加速度の大きさに応じて,ICの内部処理により出力信号の送出先を分けた構成を行うことができる。
例えば,回路遮断器に接続される第一の出力系統を複数個設けることにより,受信した加速度の大きさに応じて,複数の回路遮断器を選択的に駆動させることができる。
また,外部警報装置に接続される第二の出力系統においては,該第二の出力系統を複数個設け,受信した加速度に応じて選択的に複数の外部警報装置への出力を行うことが可能である。
また,第二の出力系統は一つのままで,該第二の出力系統から送出する信号を加速度の大きさに応じた信号,例えば,パルス信号におけるHi−LoのHi信号の時間幅を加速度の大きさに応じて可変長に設定しておき,外部警報装置の側において,Hi信号の時間幅を受信処理することにより,発生した地震の大きさを把握させるよう構成してもよい。
もしくは,前記Hi−Lo信号におけるHi信号の単位時間当たりにおける個数を加速度の大きさに応じて増減させるよう予め定めておくことにより加速度の大きさを外部警報装置側で演算処理により求めるよう構成してもよい。
なお,センサーユニットにおけるICの内部処理において感震センサーから加速度に応じて出力される信号を演算処理し加速度を求めたり,該加速度から震度の大きさへの変換処理を行うように演算処理を行うよう構成してもよい。
また,感震センサーを小型のものを使用することにより,センサーユニットの幅方向の大きさを分岐開閉器1個分の幅に合わせた構成とすることにより,分電盤への取付において,置き換える分岐開閉器の個数を減らせることができ,より相バランスよく取付が行えるとともに,最大限の分岐回路数を保持できるセンサーユニットを提供することができる。
本発明におけるセンサーユニットの取付方法及びセンサーユニットは,所定の方向性を有するセンサーの所定の方向性を保持したまま適切にセンサーの使用が行えるため,筐体内部におけるセンサーの支持の自由度を増やすことで,天地方向のみならず,例えば標準分電盤に見られるように,分岐開閉器の並設方向が天地方向になされているような分電盤においてもセンサーユニットの適用が可能となる可能性がある。
本発明の実施の形態に係るセンサーユニットの外観構造図である。 同センサーユニットの内部構造図である。 基板とセンサーの取付構造図である。 基板と表示部の取付構成図である。 表示部の説明図である。 第一の取付け状態にある表示部の説明図である。 第二の取付け状態にある表示部の説明図である。 センサーユニットを分電盤に取付けた説明図である。 従来例を示した図である。
符号の説明
1 センサーユニット
11 第一の外側筐体
12 内部筐体
13 第二の外側筐体
14 電源端子部A
15 電源端子部B
16 出力信号発生部
17 動作情報表示部
20 第一の電子基板
21 第二の電子基板
30 センサー
31 第一の取付脚部
32 信号出力端子部
33 第二の取付脚部
34 第二の信号出力端子部
2011,2010,2021,2022 取付脚部を取付けるための取付部
2012,2013,2023,2024 信号出力端子部を取付けるための取付部
40 動作状態表示手段
41 動作確認手段
42 リセット手段
101,102,103,104 貫通穴
8 分電盤
81 主開閉器
82 分岐開閉器



Claims (7)

  1. 所定の取付方向性を有するセンサーと,該センサーを取付配置する第一の電子基板と,該電子基板を装着保持する筐体と,を含んで構成されるセンサーユニットの取付方法であって,
    前記第一の電子基板には,略同一の位置にて前記所定の取付方向性を有するセンサーを取付配置できるようセンサー取付部を二形態設けて基板のパターンを構成することにより,
    該センサーユニットの取付は,前記所定の取付方向性を有するセンサーを取付配置した第一の電子基板と,該第一の電子基板を装着保持した筐体からなる第一の取付け状態と,
    前記所定の取付方向性を有するセンサーの取付方向は第一の取付け状態における方向と同一で,該所定の取付方向性を有するセンサーを取付配置した第一の電子基板及び該第一の電子基板を装着保持した筐体は,センサーユニットから基板を臨む方向を軸として第一の取付け状態とは180度違えた第二の取付け状態との,
    二つの状態で取付を可能としたことを特徴とするセンサーユニットの取付方法。
  2. 前記センサーユニットは,該センサーユニットの動作状態を表示する表示手段と,動作確認を行う動作確認手段と,リセット動作を行うリセット手段とを配置して前記第一の電子基板と電気的に接続される第二の電子基板を備え,該表示手段,動作確認手段,リセット手段は,筐体の外部から露望して視認操作可能なように設けられるとともに,筐体には前記第一の取付け状態及び第二の取付け状態において,外部から表示手段,動作確認手段,リセット手段を視認操作する際の配置が同一となるよう,筐体内において第二の電子基板をセンサーユニットの取付方向を軸として180度違えて装着保持できるように,予め表示手段,動作確認手段,リセット手段の露望する位置に対称に孔部を設けて構成されたことを特徴とする請求項記載のセンサーユニット。
  3. 前記筐体の外形は,
    主開閉器及び該主開閉器と母線を介して電気的に接続された分岐開閉器等を収容した分電盤に用いられる分岐開閉器と置き換えて利用できるよう,該分岐開閉器と略同一に形成されるとともに,母線から駆動電源を取得できるよう分岐開閉器と同様な電源端子部を設けたことを特徴とする請求項2記載のセンサーユニット。
  4. 分電盤内において上側下側二段に分岐開閉器が配設されてなる分電盤において,前記センサーユニットは,上側の分岐開閉器もしくは下側の分岐開閉器のどちらの分岐開閉器とも置き換えて使用が可能であることを特徴とした請求項記載のセンサーユニット。
  5. センサーユニットに用いられるセンサーは,震度に応じて出力信号を発生する感震センサーであることを特徴とする請求項2乃至請求項記載の内何れか一項に記載のセンサーユニット。
  6. 前記筐体の外形は,
    主開閉器及び該主開閉器と母線を介して電気的に接続された分岐開閉器等を収容した分電盤に用いられる分岐開閉器と置き換えて利用できるよう,該分岐開閉器と略同一に形成されるとともに,母線から駆動電源を取得できるよう分岐開閉器と同様な電源端子部を設けたことを特徴とする請求項1記載のセンサーユニットの取付方法。
  7. センサーユニットに用いられるセンサーは,震度に応じて出力信号を発生する感震センサーであることを特徴とする請求項1又は請求項6記載のセンサーユニットの取付方法。
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